JPH06192649A - 吸収冷凍機用吸収液 - Google Patents
吸収冷凍機用吸収液Info
- Publication number
- JPH06192649A JPH06192649A JP34487892A JP34487892A JPH06192649A JP H06192649 A JPH06192649 A JP H06192649A JP 34487892 A JP34487892 A JP 34487892A JP 34487892 A JP34487892 A JP 34487892A JP H06192649 A JPH06192649 A JP H06192649A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vapor pressure
- additive
- evaporator
- triethylene glycol
- glycol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/27—Relating to heating, ventilation or air conditioning [HVAC] technologies
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
- Y02B30/62—Absorption based systems
Landscapes
- Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 吸収冷凍機で使用する吸収液の吸水性能を向
上する。 【構成】 吸収液を、臭化リチウム水溶液にトリエチレ
ングリコールやテトラエチレングリコールを2〜8重量
%添加したものにする。溶液の結晶限界温度が低下して
晶析現象が抑制されると共に、蒸気圧が低下して蒸発器
1と吸収器2との間の蒸気圧差が大きくなり、吸水性能
が向上する。また、添加剤たるトリエチレングリコール
やテトラエチレングリコールは分子量が大きいため、発
生器3から凝縮器4への添加剤の拡散率が小さくなり、
蒸発器1への添加剤の混入に起因した沸点上昇による性
能劣化が防止される。
上する。 【構成】 吸収液を、臭化リチウム水溶液にトリエチレ
ングリコールやテトラエチレングリコールを2〜8重量
%添加したものにする。溶液の結晶限界温度が低下して
晶析現象が抑制されると共に、蒸気圧が低下して蒸発器
1と吸収器2との間の蒸気圧差が大きくなり、吸水性能
が向上する。また、添加剤たるトリエチレングリコール
やテトラエチレングリコールは分子量が大きいため、発
生器3から凝縮器4への添加剤の拡散率が小さくなり、
蒸発器1への添加剤の混入に起因した沸点上昇による性
能劣化が防止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸収冷凍機用の吸収液
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】吸収冷凍機は、図1に示す如く、蒸発器
1と吸収器2と発生器3と凝縮器4とで構成され、吸収
器2内の吸収液に水分を吸収させて蒸発器1内の水を蒸
発させ、この蒸発の潜熱によって蒸発器1内のコイル1
aに流す水を冷却し、一方、吸収熱による吸収液の温度
上昇を吸収器2内のコイル2aに流す冷却水で抑制する
と共に、水分の吸収で希釈化した吸収液を発生器3に送
り、発生器3内のコイル3aに流す加熱蒸気で吸収液を
加熱して水分を蒸発させ、これにより吸収液を元の濃度
に戻して吸収器2に還流させ、更に、発生器3で蒸発し
た水分を凝縮器4に送り、凝縮器4内のコイル4aに流
す冷却水により水分を凝縮させて蒸発器1に還流させる
ようにしている。図中1bは蒸発器1内の水をコイル1
aに散布するポンプ、2bは吸収器2内の吸収液をコイ
ル2aに散布するポンプ、3bは吸収器2の吸収液を発
生器3に送るポンプ、5は発生器3に送られる吸収液と
発生器3から還流される吸収液との間での熱交換を行う
熱交換器である。ここで、上記吸収液としては吸水性に
優れた臭化リチウム水溶液が一般に用いられており、更
に、この水溶液の欠点である晶析現象による吸水性能の
低下を避けるため、臭化リチウム水溶液にエチレングリ
コールを添加したものも知られている(社団法人日本冷
凍協会発行の「冷凍」第47巻第532号(昭和47年
2月)、第56巻第642号(昭和56年4月)参
照)。
1と吸収器2と発生器3と凝縮器4とで構成され、吸収
器2内の吸収液に水分を吸収させて蒸発器1内の水を蒸
発させ、この蒸発の潜熱によって蒸発器1内のコイル1
aに流す水を冷却し、一方、吸収熱による吸収液の温度
上昇を吸収器2内のコイル2aに流す冷却水で抑制する
と共に、水分の吸収で希釈化した吸収液を発生器3に送
り、発生器3内のコイル3aに流す加熱蒸気で吸収液を
加熱して水分を蒸発させ、これにより吸収液を元の濃度
に戻して吸収器2に還流させ、更に、発生器3で蒸発し
た水分を凝縮器4に送り、凝縮器4内のコイル4aに流
す冷却水により水分を凝縮させて蒸発器1に還流させる
ようにしている。図中1bは蒸発器1内の水をコイル1
aに散布するポンプ、2bは吸収器2内の吸収液をコイ
ル2aに散布するポンプ、3bは吸収器2の吸収液を発
生器3に送るポンプ、5は発生器3に送られる吸収液と
発生器3から還流される吸収液との間での熱交換を行う
熱交換器である。ここで、上記吸収液としては吸水性に
優れた臭化リチウム水溶液が一般に用いられており、更
に、この水溶液の欠点である晶析現象による吸水性能の
低下を避けるため、臭化リチウム水溶液にエチレングリ
コールを添加したものも知られている(社団法人日本冷
凍協会発行の「冷凍」第47巻第532号(昭和47年
2月)、第56巻第642号(昭和56年4月)参
照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く臭化リチウ
ム水溶液にエチレングリコールを添加しても、エチレン
グリコールは分子量が62と小さいため発生器で水分と
一緒に蒸発して凝縮器に拡散し易く、時間の経過と共に
蒸発器にエチレングリコールが混入して沸点が上昇する
ため性能が劣化してしまう。本発明は、以上の点に鑑
み、時間の経過による吸収液の性能劣化を可及的に抑制
し得るようにすることをその目的としている。
ム水溶液にエチレングリコールを添加しても、エチレン
グリコールは分子量が62と小さいため発生器で水分と
一緒に蒸発して凝縮器に拡散し易く、時間の経過と共に
蒸発器にエチレングリコールが混入して沸点が上昇する
ため性能が劣化してしまう。本発明は、以上の点に鑑
み、時間の経過による吸収液の性能劣化を可及的に抑制
し得るようにすることをその目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明吸収液は、臭化リチウム水溶液にトリエチレ
ングリコール又はテトラエチレングリコールを2〜8重
量%添加したことを特徴とする。
め、本発明吸収液は、臭化リチウム水溶液にトリエチレ
ングリコール又はテトラエチレングリコールを2〜8重
量%添加したことを特徴とする。
【0005】
【作用】トリエチレングリコールやテトラエチレングリ
コールは臭化リチウム水溶液の結晶限界温度を低下させ
て晶析現象を抑制する効果があり、而も分子量がトリエ
チレングリコールで150、テトラエチレングリコール
で194と大きいため発生器から凝縮器への拡散率が小
さく、長時間使用しても性能が劣化しない。然し、トリ
エチレングリコールやテトラエチレングリコールの添加
量が2重量%未満であると、結晶限界温度の低下効果が
悪くなり、一方、8重量%を超えると吸収液の動粘度が
高くなり、循環のためのポンプ動力が増大する。また、
吸収の推進力となる蒸発器と吸収器との蒸気圧差を大き
くするために吸収液系の蒸気圧を低下させることが望ま
れるが、この蒸気圧の低下効果を得るためにもトリエチ
レングリコールやテトラエチレングリコールの添加量は
2〜8重量%にする必要がある。
コールは臭化リチウム水溶液の結晶限界温度を低下させ
て晶析現象を抑制する効果があり、而も分子量がトリエ
チレングリコールで150、テトラエチレングリコール
で194と大きいため発生器から凝縮器への拡散率が小
さく、長時間使用しても性能が劣化しない。然し、トリ
エチレングリコールやテトラエチレングリコールの添加
量が2重量%未満であると、結晶限界温度の低下効果が
悪くなり、一方、8重量%を超えると吸収液の動粘度が
高くなり、循環のためのポンプ動力が増大する。また、
吸収の推進力となる蒸発器と吸収器との蒸気圧差を大き
くするために吸収液系の蒸気圧を低下させることが望ま
れるが、この蒸気圧の低下効果を得るためにもトリエチ
レングリコールやテトラエチレングリコールの添加量は
2〜8重量%にする必要がある。
【0006】
【実施例】臭化リチウム(LiBr)の66重量%水溶
液をベース液とし、このベース液にトリエチレングリコ
ールを種々の割合で添加したものと、ベース液にテトラ
エチレングリコールを種々の割合で添加したものとを用
意し、夫々について系の蒸気圧と、結晶限界温度と、動
粘度とを測定した。尚、蒸気圧と動粘度とは液温を50
℃にして測定した。
液をベース液とし、このベース液にトリエチレングリコ
ールを種々の割合で添加したものと、ベース液にテトラ
エチレングリコールを種々の割合で添加したものとを用
意し、夫々について系の蒸気圧と、結晶限界温度と、動
粘度とを測定した。尚、蒸気圧と動粘度とは液温を50
℃にして測定した。
【0007】蒸気圧の測定結果は図2に示す通りであ
り、トリエチレングリコールとテトラエチレングリコー
ルとの両者共に添加量が2〜8重量%のときに蒸気圧の
有効な低下が認められ、3〜6重量%特に4〜5重量%
で蒸気圧が最も低下した。
り、トリエチレングリコールとテトラエチレングリコー
ルとの両者共に添加量が2〜8重量%のときに蒸気圧の
有効な低下が認められ、3〜6重量%特に4〜5重量%
で蒸気圧が最も低下した。
【0008】結晶限界温度の測定結果は図3に示す通り
であり、トリエチレングリコールとテトラエチレングリ
コールとの両者共に添加量の増加に伴って結晶限界温度
が低下し、一方、動粘度は、図4に示す通り添加量の増
加に伴って増加した。
であり、トリエチレングリコールとテトラエチレングリ
コールとの両者共に添加量の増加に伴って結晶限界温度
が低下し、一方、動粘度は、図4に示す通り添加量の増
加に伴って増加した。
【0009】以上の測定結果から、トリエチレングリコ
ールやテトラエチレングリコールの添加量を2〜8重量
%にすれば、蒸気圧の低下効果と結晶限界温度の低下効
果とを共に得られて吸水性能が向上し、且つ動粘度の増
加によるポンプ動力の増大も抑制できることが分かる。
ールやテトラエチレングリコールの添加量を2〜8重量
%にすれば、蒸気圧の低下効果と結晶限界温度の低下効
果とを共に得られて吸水性能が向上し、且つ動粘度の増
加によるポンプ動力の増大も抑制できることが分かる。
【0010】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、吸水性能が向上すると共に、添加剤がトリエ
チレングリコールやテトラエチレングリコールという分
子量の大きなものであるため、発生器から凝縮器への添
加剤の拡散率が小さくなり、時間の経過による性能劣化
が抑制される効果を有する。
によれば、吸水性能が向上すると共に、添加剤がトリエ
チレングリコールやテトラエチレングリコールという分
子量の大きなものであるため、発生器から凝縮器への添
加剤の拡散率が小さくなり、時間の経過による性能劣化
が抑制される効果を有する。
【図1】 吸収冷凍機のブロック図
【図2】 添加量と蒸気圧との関係を示すグラフ
【図3】 添加量と結晶限界温度との関係を示すグラフ
【図4】 添加量と動粘度との関係を示すグラフ
フロントページの続き (72)発明者 柿崎 真二 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 川口 昇 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】 臭化リチウム水溶液にトリエチレングリ
コール又はテトラエチレングリコールを2〜8重量%添
加したことを特徴とする吸収冷凍機用吸収液。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34487892A JPH06192649A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 吸収冷凍機用吸収液 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34487892A JPH06192649A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 吸収冷凍機用吸収液 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06192649A true JPH06192649A (ja) | 1994-07-12 |
Family
ID=18372694
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34487892A Pending JPH06192649A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 吸収冷凍機用吸収液 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06192649A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5766504A (en) * | 1995-06-30 | 1998-06-16 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Absorbent composition for an absorption refrigeration system |
CN104165485A (zh) * | 2014-08-07 | 2014-11-26 | 山东北辰机电设备股份有限公司 | 溴化锂吸收式制冷循环稀释熔晶方法及装置 |
-
1992
- 1992-12-24 JP JP34487892A patent/JPH06192649A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5766504A (en) * | 1995-06-30 | 1998-06-16 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Absorbent composition for an absorption refrigeration system |
CN104165485A (zh) * | 2014-08-07 | 2014-11-26 | 山东北辰机电设备股份有限公司 | 溴化锂吸收式制冷循环稀释熔晶方法及装置 |
CN104165485B (zh) * | 2014-08-07 | 2016-06-01 | 山东北辰机电设备股份有限公司 | 溴化锂吸收式制冷循环稀释熔晶方法及装置 |
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