JPH06192233A - アロマターゼ阻害剤 - Google Patents

アロマターゼ阻害剤

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JPH06192233A
JPH06192233A JP5250257A JP25025793A JPH06192233A JP H06192233 A JPH06192233 A JP H06192233A JP 5250257 A JP5250257 A JP 5250257A JP 25025793 A JP25025793 A JP 25025793A JP H06192233 A JPH06192233 A JP H06192233A
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JP
Japan
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mhz
yield
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Withdrawn
Application number
JP5250257A
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English (en)
Inventor
Buee Harutoman Rorufu
ヴェー ハルトマン ロルフ
Anton Buehiteru Gerarudo
アントン ヴェヒテル ゲラルド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Tanabe Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Tanabe Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式 【化1】 (式中、Rは水素原子、炭素数1乃至4の低級アルコキ
シル基、ニトロ基又は炭素数1乃至4の低級アルコキシ
カルボニル基を表し、XYがともに水素原子若しくは一
緒になって酸素原子を表すときZは水素原子を、破線は
任意に結合を表し、Xが水素原子を表すときYZは一緒
になって単結合を表し、nは0又は1の整数を表す。)
で示されるベンゾシクロアルカン化合物。 【効果】本発明化合物は、強力で、かつ、選択的なアロ
マターゼ阻害作用を有し、乳癌、子宮癌又は卵巣癌等の
エストロゲン依存性の癌、前立腺肥大、男性の女性化乳
房及び子宮内膜症の治療剤として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベンゾシクロアルカン
化合物に関する。詳しくは、アロマターゼ阻害作用を有
するベンゾシクロアルカン化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】アロマターゼは、コレステロールの側鎖
切断から始まる一連のステロイドホルモン生合成系の最
後に位置するチトクロームP−450系の酵素であり、
アンドロゲンを基質として、エストロゲンを生成する。
このため、アロマターゼ剤は、エストロゲンの生合成を
抑制し、乳癌、子宮癌又は卵巣癌等のエストロゲン依存
性の癌、前立腺肥大、男性の女性化乳房及び子宮内膜症
等の治療に使用することができる。
【0003】アロマターゼ阻害剤としては、アミノグル
テチミド(以下「AG」という。)が知られており、既
に乳癌の治療に用いられている。しかしながら、AG
は、デスモラーゼ(コレステロール側鎖切断酵素)をも
阻害することから、副腎のステロイドホルモン産生を抑
制し、コルチコステロイドとの併用を避けることができ
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、アロマ
ターゼ阻害作用を有し、デスモラーゼ阻害活性を有さな
い化合物につき鋭意研究を重ねた結果、強力で、かつ、
選択的なアロマターゼ阻害作用を有すベンゾシクロアル
カン化合物を見出し本発明を完成した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、下記一
般式で示されるベンゾシクロアルカン化合物(以下「本
発明化合物」という。)が提供される。
【0006】
【化2】
【0007】(式中、Rは水素原子、炭素数1乃至4の
低級アルコキシル基、ニトロ基又は炭素数1乃至4の低
級アルコキシカルボニル基を表し、XYがともに水素原
子若しくは一緒になって酸素原子を表すときZは水素原
子を、破線は任意に結合を表し、Xが水素原子を表すと
きYZは一緒になって単結合を表し、nは0又は1の整
数を表す。)本発明化合物には、種々の異性体が存在す
る。例えば、本発明化合物は、2位に不斉炭素を有して
おり光学異性体が存在する。また、本発明化合物中のイ
ミダゾール環について互変異性に由来する2種類の異性
体、すなわち、イミダゾール環に関する4位置換化合物
及び5位置換化合物が存在する。また、YZが一緒にな
って単結合を表すときにはエンド体及びエキソ体の、破
線が結合を表すときにはE体及びZ体の幾何異性体が存
在しうる。本発明化合物には、これらの異性体及びこれ
らの異性体の混合物の全てが包含される。
【0008】また、本発明化合物は常法により生理学的
に許容される塩とすることができる。塩としては、例え
ば、塩酸塩、臭素水素酸塩及び硫酸塩等の無機酸塩、メ
タンスルホン酸塩、酢酸塩、シュウ酸塩、クエン酸塩、
コハク酸塩、酒石酸塩及びフマル酸塩等の有機酸塩が挙
げられる。
【0009】本発明化合物とは、以下の工程により製造
される化合物B、化合物C、化合物D及び化合物Eをい
う。
【0010】
【化3】
【0011】なお、式中、R及びnは前記と同義であ
る。
【0012】〔第1工程〕ベンゾシクロアルカノン(化
合物A)とイミダゾール−4(5)−カルボアルデヒド
(以下「イミダゾール−4−カルボアルデヒド」とい
う。またイミダゾリル基についても同様に4位置換体と
して表示するが5位置換体を含むものである。)とをア
ルドール縮合反応により不飽和ケトン(化合物B)とす
る工程である。
【0013】反応は酸又は塩基の存在下に、適当な溶媒
中でベンゾシクロアルカノンとイミダゾール−4−カル
バルデヒドとを反応させることにより行われる。酸とし
ては、塩酸、硫酸、硝酸等の無機酸、ギ酸、酢酸、シュ
ウ酸、メタンスルホン酸、トシル酸等の有機酸が挙げら
れる。塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム等の金属水酸化物、ナトリウムメトキシド、ナトリウ
ムエトキシド、カリウム tert-ブトキシド等の金属アル
コキシド、ピロリジン、ピペリジン、モルホリン、等の
有機アミンが挙げられる。溶媒としては、反応を阻害し
ないものであれば特に限定はないが、水、メタノール、
エタノール及びプロパノール等のアルコール類、ジエチ
ルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン及びグラ
イム等のエーテル類、ジクロロメタン、クロロホルム等
のハロゲン化炭化水素類並びにこれらの混合液が挙げら
れる。
【0014】〔第2工程〕化合物Bを接触還元反応に付
し、飽和ケトン(化合物C)とする工程である。
【0015】反応は触媒の存在下に、適当な溶媒中で計
算量の水素を吸収させることにより行われる。触媒とし
ては、パラジウム、ニッケル、コバルト、ルテニウム、
ロジウム及び白金等の貴金属触媒が挙げられる。これら
の貴金属触媒は、微粒子状の金属単独で使用されるか、
活性炭、ケイソウ土、シリカ若しくはアルミナ上に担持
されて使用されるか、又はトリス(トリフェニルホスフ
ィン)ロジウムクロリド、ヒドリドカルボニルトリス
(トリフェニルホスフィン)ロジウム等のような均一系
錯体触媒として使用される。溶媒としては、反応を阻害
しないものであれば特に限定はないが、水、メタノー
ル、エタノール及びプロパノール等のアルコール類、ジ
エチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン及び
グライム等のエーテル類、ジクロロメタン、クロロホル
ム等のハロゲン化炭化水素類並びにこれらの混合液が挙
げられる。また、反応を促進する目的で、塩酸若しくは
酢酸等の酸又はアンモニア若しくはトリエチルアミン等
の塩基を添加することもできる。水素圧は、1気圧乃至
100気圧、好ましくは1気圧乃至10気圧である。反
応温度、反応時間等の反応条件は、使用する原料化合
物、溶媒により異なるが、反応温度は、0乃至200
℃、好ましくは室温乃至100℃であり、30分乃至数
日間反応を行う。
【0016】〔第3工程〕化合物Cをウォルフ−キシュ
ナー(Wolff-Kishner )還元反応に付し、化合物Dとす
る工程である。
【0017】反応は、塩基の存在下に、化合物Cに対し
てヒドラジンを作用させることにより行われる。塩基と
しては水酸化ナトリウム若しくは水酸化カリウム等の金
属水酸化物又はナトリウムメトキシド若しくはカリウム
tert-ブトキシド等の金属アルコキシドが挙げられる。
溶媒としては、反応を阻害しないものであれば特に限定
はないが、水、メタノール、エタノール、プロパノー
ル、ブタノール、 tert-ブチルアルコール、エチレング
リコール、ジエチレングリコール及びトリエチレングリ
コール等のアルコール類、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、グライム、ジグライム及びトリグライム等のエー
テル類、DMF、DMSO及びHMPA等の非プロトン
性双極性溶媒並びにこれらの混合液が挙げられるが、好
ましくはアルコール類、特に好ましくはエチレングリコ
ールである。ヒドラジンとしては、ヒドラジンヒドラー
ト又は無水ヒドラジンを使用することができるが、ヒド
ラジンヒドラートが好ましく、化合物Cに対して1等量
乃至100等量、好ましくは5乃至50等量を使用す
る。反応温度、反応時間等の反応条件は、使用する原料
化合物、溶媒により異なるが、反応温度は、0乃至30
0℃、好ましくは100乃至250℃であり、1時間乃
至数日間反応を行う。
【0018】化合物Dは、化合物Cとヒドラジンとの縮
合体であるヒドラゾン化合物を単離して、これに塩基を
作用させることにより、又は、化合物Bを接触還元反応
又は金属水素化物による還元反応に付すことによっても
得ることができる。
【0019】〔第4工程〕化合物Bをヒドラジンと反応
させて、化合物Eを得る工程である。
【0020】反応は、塩基の存在下に、化合物Bに対し
てヒドラジンを作用させることにより行われる。塩基と
しては水酸化ナトリウム若しくは水酸化カリウム等の金
属水酸化物又はナトリウムメトキシド若しくはカリウム
tert-ブトキシド等の金属アルコキシドが挙げられる。
溶媒としては、反応を阻害しないものであれば特に限定
はないが、水、メタノール、エタノール、プロパノー
ル、ブタノール、 tert-ブチルアルコール、エチレング
リコール、ジエチレングリコール及びトリエチレングリ
コール等のアルコール類、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、グライム、ジグライム及びトリグライム等のエー
テル類、DMF、DMSO及びHMPA等の非プロトン
性双極性溶媒並びにこれらの混合液が挙げられるが、好
ましくはアルコール類、特に好ましくはエチレングリコ
ールである。ヒドラジンとしては、ヒドラジンヒドラー
ト又は無水ヒドラジンを使用することができるが、ヒド
ラジンヒドラートが好ましく、化合物Cに対して1等量
乃至100等量、好ましくは5乃至50等量を使用す
る。反応温度、反応時間等の反応条件は、使用する原料
化合物、溶媒により異なるが、反応温度は、0乃至30
0℃、好ましくは100乃至250℃であり、1時間乃
至数日間反応を行う。
【0021】
【発明の効果】本発明ベンゾシクロアルカン化合物は、
強力でかつ選択的なアロマターゼ阻害活性を示す。以下
に本発明化合物の代表的な化合物の薬理作用を示す。
【0022】〔in vitroにおけるヒト胎盤アロマターゼ
の阻害〕 アロマターゼの調製;アロマターゼは、Thompson及びSi
iteri の方法(J. Biol. Chem., vol.249, 5364 (197
4))に従って分娩後の新鮮な胎盤組織のミクロゾーム分
画から得た。分離したミクロゾームは極小量のリン酸緩
衝液(0.05M,pH7.4)に懸濁し、−30℃で
保存した。4月間以内では失活は認められなかった。
【0023】阻害試験;芳香環化中に〔1β,2β− 3
H〕テストステロンから生成される 32 Oを測定する
ことにより酵素活性をモニタリングするGraves及びSalh
anick らの方法(Endocrinology, vol.105, 52 (1979)
)に準じて行った。各インキュベイション・チューブ
には、0.225μCiの〔1β,2β− 3H〕テスト
ステロン、2.5μMの非標識テストステロン、2mM
のグルコース−6−ホスフェート(glucose-6-phosphat
e) 、1EUのグルコース−6−ホスフェートデヒドロ
ゲナーゼ(glucose-6-phosphate dehydrogenase) 及びリ
ン酸緩衝液(0.05M,pH7.4)に溶解した阻害
剤(0.250μM)を入れた。被験物質は予めエタノ
ールに溶解し、緩衝液で希釈した。対照及び阻害剤培養
液の最終エタノール濃度は2%であった。各チューブは
30℃の水浴中で5分間プレインキュベートし、ミクロ
ゾーム・タンパク(0.5mg)を添加して反応を開始
させた。各培養液は総量0.5mlとした。0、7、1
4、21分目に100μlの部分試料を採取し、試料を
ピペットで冷却した1mM塩化水銀HgCl2 溶液200μ
lに注ぐことにより反応を終了させた。これに200μ
lの水性デキストランでコートした活性炭(DCC)懸
濁液(2%)を添加した後、バイアルを20分間振盪
し、1500gで5分間遠心分離し、活性炭に吸着した
ステロイドを分離した。上澄液の部分試料は、Beckman
液体シンチレーション分光光度計(LS8000)を用
いてシンチレーション混液中で計数することにより 3
2 Oを測定した。
【0024】結果を〔表1〕に示す。
【0025】
【表1】
【0026】〔in vitroにおけるウシ副腎デスモラーゼ
の阻害〕 デスモラーゼの調製;デスモラーゼは、Hochbergらの方
法(Biochemistry, vol.13, 603(1974) )に従ってウシ
副腎皮質のミトコンドリア分画から得た。分離したミト
コンドリアは最小容量の緩衝剤としてショ糖を用いた緩
衝液に再懸濁した後、−70℃で保存した。3月間以内
では、デスモラーゼ活性は安定していた。
【0027】阻害試験;ミトコンドリア懸濁液を解凍し
た後、マイクロチップを用いて0℃で3回(1回10秒
で1分間隔)超音波処理した。得られた懸濁液を800
0gで15分間遠心分離し、透明化した。上澄液を用い
て下記の試験を行った。基質として〔26−14C〕コレ
ステロールを用い、放出される〔14C〕イソカプロン酸
(isocaproic acid) を測定するHochbergらの方法と類似
の方法で酵素活性を測定した。各インキュベイション・
チューブには、0.168μCiの〔26−14C〕コレ
ステロール、10μgのTween80、1mgのミト
コンドリア・タンパク及びTris−HCl緩衝液
(0.1M塩化水銀,0.01M,pH7.4)に溶解
した阻害剤(0又は25μM)を入れた。被験物質は予
めエタノールに溶解し、緩衝液で希釈した。対照及び阻
害剤培養液の最終エタノール濃度は1%であった。各チ
ューブは30℃の水浴中で振り混ぜながら3分間プレイ
ンキュベートし、NADP(1mM)及びNADP産生
系(10mMのグルコース−6−ホスフェートと1EU
のグルコース−6−ホスフェートデヒドロゲナーゼ)を
添加して反応を開始させた。各培養液は総量1mlとし
た。0、3、6、9分目に200μlの部分試料を採取
し、試料をピペットで1.5mlの冷却グリシン−塩化
水銀緩衝液(0.05M,塩化水銀1mM,pH9.
5)に入れることにより反応を停止させた。次にこの希
釈検体を、グラスウールで栓をしたパスツール・ピペッ
トに500±100mgのアルミナ(中性、薄層グレー
ド、メッシュ<40μm、メルク社製、Darmatadt,FRG)
をつめて調製したアルミナマイクロカラムにより濾過し
た。濾過は翌朝までに完了した。溶出液の部分試料をシ
ンチレーション混液に分注し、計数した。
【0028】結果を〔表2〕に示す。
【0029】
【表2】
【0030】〔糖質コルチコイド及び鉱質コルチコイド
産生阻害(in vitro;ラット副腎切片;アルドステロン
及びコルチコステロンの測定)〕 アロマターゼ阻害剤によるコルチコステロン及びアルド
ステロンの生合成阻害を、Hausler らの方法(J. Stero
id Biochem. vol.34, 567(1989) )を一部変更した方法
で実施した。雄性SDラット14匹から副腎を摘出し、
それぞれ8つに切って、培養培地2ml〔Krebs-riger-
bicarbonate salt溶液に8.4mMのグルコースを加
え、O2 /CO2 で飽和(95/5)させたもの、pH
7.6〕を入れたインキュベイション・チューブに移し
た(チューブ1本当り8切片を入れる)。プレインキュ
ベーション後(振盪水浴中37℃で1時間)、培養培地
をコルチコイド生成を刺激するため副腎皮質刺激ホルモ
ン(ACTH1-24;1μg/ml)及びアロマターゼ阻
害を含有する新鮮な培地と交換し、前述の条件で2時間
培養した。上澄液のコルチコステロン及びアルドステロ
ン含量は、抽出を行わないラジオイムノアッセイ(DRG
Instruments, Marburg, Germany のキットを使用)によ
り測定した。IC50値はACTH刺激した対照との比較
により、対数率を内挿することにより計算した。
【0031】結果を〔表3〕に示す。
【0032】
【表3】
【0033】本発明において、テトラヒドロナフラレン
化合物は、通常の製剤担体を配合することにより、錠
剤、ハード若しくはソフトカプセル剤、顆粒剤、散剤、
細粒剤若しくは坐剤等の固形製剤又は注射剤、シロップ
剤、水剤、懸濁剤若しくは乳剤等の液剤に調製すること
ができる。固形製剤にあっては、腸溶性製剤又は徐放性
製剤等に調製してもよい。配合する製剤担体としては、
所望の剤型に応じ例えば、賦形剤、結合剤、崩壊剤、滑
沢剤、被覆剤、溶解補助剤、乳化剤、懸濁化剤、界面活
性剤、吸収助剤、安定化剤又は溶剤等が挙げられる。
【0034】
【実施例】
物理的性質;融点をコフラー(Kofler)融点測定装置に
より測定した(未補正)。
【0035】1H−NMRスペクトルをブルカー(Bruke
r)AW−80により、内部標準物質にTMSを用いて
測定した。
【0036】IRスペクトルをパーキン−エルマー(Pe
rkin-Elmer)398により測定した。
【0037】[実施例1] E−2−(4−イミダゾリルメチレン)−1−テトラロ
ン(化合物−1);1−テトラロン(14.6g,0.
10モル)及びイミダゾール−4−カルバルデヒド
(9.6g,0.10モル)を40%硫酸(75ml)
中、80−90℃で20時間加熱した。反応液を氷中に
注ぎ込み、濃アンモニア水を加えて中和した。析出した
黄色の沈澱を濾取し十分に水洗後、五酸化リン上で乾燥
した。この粗生成物を石油エーテルで洗浄し、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィー(アセトン)で精製後、ア
セトン−ヘキサンから再結晶することにより融点135
−137℃の黄色結晶としてE−2−(4−イミダゾリ
ルメチレン)−1−テトラロンを12.8g(収率57
%)得た。
【0038】1H−NMR(80MHz;DMSO−d6
):2.75−3.15(m,2H),3.15−
3.60(m,2H),7.05−7.90(m,6
H),7.95−8.20(m,1H),12.1(s
(br),1H). IR(KBr):3115,3060,2920,26
20,1668,1605,1595,1305,62
5,613,490。
【0039】[実施例2] E−2−(4−イミダゾリルメチレン)−5−メトキシ
−1−テトラロン(化合物−2);5−メトキシ−1−
テトラロン及びイミダゾール−4−カルバルデヒドから
実施例1の方法に準じて合成した。黄色結晶、融点19
1−193℃、収率51%。
【0040】1H−NMR(80MHz;DMSO−d6
):2.70−3.03(m,2H),3.11−
3.55(m,2H),3.84(s,1H),7.0
5−7.73(m,5H),7.85(s,1H),1
2.4(s(br),1H). IR(KBr):3115,3005,2955,28
40,2665,2610,1668,1610,15
85,750,620,605。
【0041】[実施例3] E−2−(4−イミダゾリルメチレン)−6−メトキシ
−1−テトラロン(化合物−3);6−メトキシ−1−
テトラロン及びイミダゾール−4−カルバルデヒドから
実施例1の方法に準じて合成した。黄色結晶、融点15
7−158℃、収率43%。
【0042】1H−NMR(80MHz;DMSO−d6
):2.77−3.08(m,2H),3.21−
3.62(m,2H),3.84(s,3H),6.7
8−7.02(m,2H),7.47−7.65(m,
2H),7.74−8.08(m,2H),12.5
(s(br),1H). IR(KBr):3110,3010,2930,28
40,2665,2600,1665,1612,15
93,1100,625,595。
【0043】[実施例4] E−2−(4−イミダゾリルメチレン)−7−メトキシ
−1−テトラロン(化合物−4);7−メトキシ−1−
テトラロン及びイミダゾール−4−カルバルデヒドから
実施例1の方法に準じて合成した。黄色結晶、融点16
2−164℃、収率53%。
【0044】1H−NMR(80MHz;DMSO−d6
):2.72−3.04(m,2H),3.20−
3.58(m,2H),3.80(s,3H),7.0
2−7.51(m,3H),7.47−7.68(m,
2H),7.83(s,1H),11.8(s(br),1
H). IR(KBr):3110,3015,2925,28
45,2180,2120,1668,1602,14
03,1030,825,615。
【0045】[実施例5] E−2−(4−イミダゾリルメチレン)−7−メトキシ
カルボニル−1−テトラロン(化合物−5);7−メト
キシカルボニル−1−テトラロン及びイミダゾール−4
−カルボアルデヒドから実施例1の方法に準じて合成し
た。黄色結晶、融点190−193℃、収率35%。
【0046】1H−NMR(80MHz;DMSO−d6
):2.89−3.15(m,2H),3.31−
3.59(m,2H).3.89(s,3H),7.4
0−7.72(m,3H),8.07(dd,J=2.
1,8.0Hz,1H).8.50(d,J=2.1H
z,1H),8.50(s,1H). IR(KBr):3475,2955,2850,17
40,1710,1668,1613,1445,98
8,757,622,412。
【0047】[実施例6] E−2−(4−イミダゾリルメチレン)−7−ニトロ−
1−テトラロン(化合物−6);7−ニトロ−1−テト
ラロン及びイミダゾール−4−カルボアルデヒドから実
施例1の方法に準じて合成した。黄色結晶、融点250
℃以上、収率30%。
【0048】1H−NMR(80MHz;DMSO−d6
/TFA):3.09−3.26(m,4H),7.
54−7.85(m,2H),8.14(s,1H),
8.14(dd,J=8.5,2.5Hz,1H),
8.60(d,J=2.5Hz,1H),9.15
(s,1H). IR(KBr):3145,3110,2990,16
70,1613,1605,1520,1350,13
40,1078,853,740,625,610。
【0049】[実施例7] E−2−(4−イミダゾリルメチレン)−1−インダノ
ン(化合物−7);1−インダノン及びイミダゾール−
4−カルバルデヒドから実施例1の方法に準じて合成し
た。黄色結晶、融点203−206℃、収率65%。
【0050】1H−NMR(80MHz;DMSO−d6
):4.02(s,2H),7.26−8.10
(m,7H),12.6(s(br),1H). IR(KBr):3125,2955,2915,28
65,1670,1615,1600,1088,74
2,625。
【0051】[実施例8] E−2−(4−イミダゾイルメチレン)−4−メトキシ
−1−インダノン(化合物−8);4−メトキシ−1−
インダノン及びイミダゾール−4−カルボアルデヒドか
ら実施例1の方法に準じて合成した。黄色結晶、融点2
25−227℃、収率71%。
【0052】1H−NMR(80MHz;DMSO−d6
):3.78−4.06(m,5H),7.15−
7.61(m,4H),7.71(s,1H),7.9
0(s,1H),12.5(s(br),1H). IR(KBr):3130,2970,2920,28
40,1695,1645,1635,1490,12
80,1270,742,660,620,570。
【0053】[実施例9] E−2−(4−イミダゾイルメチレン)−5−メトキシ
−1−インダノン(化合物−9);5−メトキシ−1−
インダノン及びイミダゾール−4−カルボアルデヒドか
ら実施例1の方法に準じて合成した。黄色結晶、融点2
22−223℃、収率64%。
【0054】1H−NMR(80MHz;DMSO−d6
):3.88(s,3H),3.98(s,2H),
6.98(dd,J=9Hz,1H),7.08−7.
24(m,1H),7.40(s,1H),7.55−
7.76(m,2H),7.86(m,1H),12.
1(s(br),1H). IR(KBr):3110,2975,2840,16
95,1640,1600,1342,770,62
5。
【0055】[実施例10] E−2−(4−イミダゾイルメチレン)−6−メトキシ
−1−インダノン(化合物−10);6−メトキシ−1
−インダノン及びイミダゾール−4−カルボアルデヒド
から実施例1の方法に準じて合成した。黄色結晶、融点
198−201℃、収率84%。
【0056】1H−NMR(80MHz;DMSO−d6
):3.82(s,3H),3.92(s,2H),
7.12−7.34(m,2H),7.40−7.75
(m,3H),7.88(s,1H),12.2(s(b
r),1H). IR(KBr):3140,2970,2880,16
95,1630,1495,1035,625。
【0057】[実施例11] 2−(4−イミダゾリルメチル)−1−テトラロン(化
合物−11);化合物−1(11.2g,50ミリモ
ル)及びPd−炭素(0.5g)をメタノール(200
ml)に懸濁し、1気圧で計算量の水素を吸収するまで
攪拌した。触媒を取り除き、溶媒を留去して得られた粗
生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精
製し、次いでアセトン−ヘキサンから再結晶することに
より融点158−160℃の無色結晶として2−(4−
イミダゾリルメチル)−1−テトラロンを7.00g
(収率62%)得た。
【0058】1H−NMR(80MHz;DMSO−d6
):1.26−3.32(m,7H),6.80
(s,1H),7.17−7.69(m,4H),7.
78−8.03(m,1H),11.6(s(br),1
H). IR(KBr):3115,3060,2950,29
25,2835,1690,1600,1220,95
0,660。
【0059】[実施例12] 2−(4−イミダゾリルメチル)−5−メトキシ−1−
テトラロン(化合物−12);化合物−2から実施例1
1の方法に準じて合成した。無色結晶、融点150−1
53℃、収率64%。
【0060】1H−NMR(80MHz;DMSO−d6
):1.32−3.31(m,7H),3.81
(s,3H),6.81(s,1H),7.06−7.
63(m,4H),11.7(s(br),1H). IR(KBr):3100,3045,2835,25
85,1685,1600,1582,1265,94
5,665。
【0061】[実施例13] 2−(4−イミダゾリルメチル)−6−メトキシ−1−
テトラロン(化合物−13);化合物−3から実施例1
1の方法に準じて合成した。無色結晶、融点148−1
50℃、収率67%。
【0062】1H−NMR(80MHz;DMSO−d6
):1.36−3.33(m,7H),3.81
(s,3H),6.68−7.04(m,4H),7.
50(s,1H),7.85(d,J=10Hz,1
H),11.8(s(br),1H). IR(KBr):3290,3110,2995,29
40,2840,2590,1678,1600,11
60,665。
【0063】[実施例14] 2−(4−イミダゾリルメチル)−7−メトキシ−1−
テトラロン(化合物−14);化合物−4から実施例1
1の方法に準じて合成した。無色結晶、融点161−1
62℃、収率86%。
【0064】1H−NMR(80MHz;CDCl
3 ):1.73−2.41(m,3H),2.57−
3.15(m,4H),3.82(s,3H),4.8
(s(br),1H),6.83(s,1H),6.90−
7.30(m,2H),7.42−7.61(m,2
H). IR(KBr):3110,2995,2950,29
30,2835,1680,1615,1500,13
00,1040,635。
【0065】[実施例15] 2−(4−イミダゾリルメチル)−1−インダノン(化
合物−15);化合物−5から実施例11の方法に準じ
て合成した。無色結晶、融点160−163℃、収率6
7%。
【0066】1H−NMR(80MHz;DMSO−d6
):2.29−3.50(m,5H),6.78
(s,1H),7.20−7.86(m,5H),1
1.5(s(br),1H). IR(KBr):3060,3000,2840,26
30,1715,1605,1595,760,62
5。
【0067】[実施例16] 2−(4−イミダゾリルメチル)−4−メトキシ−1−
インダノン(化合物−16);化合物−6から実施例1
1の方法に準じて合成した。無色結晶、融点160−1
62℃、収率73%。
【0068】1H−NMR(80MHz;DMSO−d6
):2.36−3.31(m,5H),3.84
(s,3H),6.77(s,1H),7.00−7.
70(m,3H),10.5(s(br),1H). IR(KBr):3130,3065,2970,29
40,2905,2840,1712、1602,15
96,1487,1258,780,662。
【0069】[実施例17] 2−(4−イミダゾリルメチル)−5−メトキシ−1−
インダノン(化合物−17);化合物−7から実施例1
1の方法に準じて合成した。無色結晶、融点166−1
67℃、収率80%。
【0070】1H−NMR(80MHz;DMSO−d6
):2.34−3.38(m,5H),3.83
(s,3H),6.69−7.12(m,4H),7.
44−7.73(m,2H),10.6(s(br),1
H). IR(KBr):3075,3010,2970,28
90,2840,2635,1695,1610,15
95,1262,818,622。
【0071】[実施例18] 2−(4−イミダゾリルメチル)−6−メトキシ−1−
インダノン(化合物−18);化合物−8から実施例1
1の方法に準じて合成した。無色結晶、融点150−1
53℃、収率68%。
【0072】1H−NMR(80MHz;DMSO−d6
):2.45−3.31(m,5H),3.79
(s,3H),6.77(s,1H),7.04−7.
47(m,3H),7.50(s,1H),10.5
(s(br),1H). IR(KBr):3070,2940,2845,17
12,1620,1493,1163,1028,85
5,629。
【0073】[実施例19] 2−(4−イミダゾリルメチル)−1,2,3,4−テ
トラヒドロナフタレン(化合物−21);化合物−11
(3.40g,15ミリモル)、水酸化カリウム(1
3.1g,234ミリモル)及びヒドラジンヒドラート
(12.4g,247ミリモル)をジエチレングリコー
ル(200ml)中、1.5時間加熱還流した。生成し
た水及び残存しているヒドラジンヒドラートを留去し、
温度を195−200℃まで上昇させた。窒素の発生が
止むところで、反応を終了させた。反応液を600gの
砕いた氷中にあけ、塩化メチレンで抽出した。抽出物を
水洗し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留
去して得られた粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーに付し、アセトン−ヘキサンから再結晶して融
点117−119℃の2−(4−イミダゾリルメチル)
−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレンを1.60
g(収率50%)得た。
【0074】1H−NMR(80MHz;CDCl
3 ):1.12−2.90(m,9H),3.5(s,
(br),1H),6.74(s,1H),6.92−7.
11(m,4H),7.49(s,1H). IR(KBr):3200,3060,2920,29
00,2840,2600,1595,1582,14
97,1483,1110,950,818,663。
【0075】[実施例20] 2−(4−イミダゾリルメチル)−5−メトキシ−1,
2,3,4−テトラヒドロナフタレン(化合物−2
2);化合物−12から実施例19の方法に準じて合成
した。無色結晶、融点157−159℃、収率56%。
【0076】1H−NMR(80MHz;DMSO−d6
):1.00−2.87(m,9H),3.72
(s,3H),6.42−7.17(m,4H),7.
51(s,1H),11.8(s(br),1H). IR(KBr):3180,3055,2935,28
40,2590,1590,1470,1265,11
00,945,772,665。
【0077】[実施例21] 2−(4−イミダゾリルメチル)−6−メトキシ−1,
2,3,4−テトラヒドロナフタレン(化合物−2
3);化合物−13から実施例19の方法に準じて合成
した。無色結晶、融点100−102℃、収率48%。
【0078】1H−NMR(80MHz;CDCl
3 ):1.14−2.93(m,9H),3.73
(s,3H),5.19(s(br),1H),6.59
(s,1H),6.52−7.00(m,3H),7.
52(s,1H). IR(KBr):3200,3120,2925,28
35,1614,1505,1270,1235,10
38,826,662。
【0079】[実施例22] 2−(4−イミダゾリルメチル)−7−メトキシ−1,
2,3,4−テトラヒドロナフタレン(化合物−2
4);化合物−14から実施例19の方法に準じて合成
した。無色結晶、融点113−114℃、収率42%。
【0080】1H−NMR(80MHz;CDCl
3 ):1.00−2.92(m,9H),3.73
(s,3H),6.58(s,1H),6.65−7.
06(m,3H),7.4(s(br),1H),7.55
(s,1H). IR(KBr):3110,3055,2990,28
35,2585,1613,1503,1260,10
43,948,662。
【0081】[実施例23] エキソ−1−(4−イミダゾリル)−1a,2,3,7
b−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ〔a〕ナフタレ
ン(化合物−31);化合物−1を実施例19に準じて
ヒドラジンと反応させてエキソ−1−(4−イミダゾリ
ル)−1a,2,3,7b−テトラヒドロ−1H−シク
ロプロパ〔a〕ナフタレンを合成した。無色ガラス状、
融点60−65℃、収率82%。
【0082】1H−NMR(80MHz;DMSO−d6
):1.41−2.80(m,7H),6.75
(s,1H),6.85−7.40(m,4H),7.
45(s,1H),8.8(s(br),1H). IR(KBr):3020,2925,2855,16
05,1580,1493,1460,750,62
8。
【0083】[実施例24] エキソ−1−(4−イミダゾリル)−4−メトキシ−1
a,2,3,7b−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ
〔a〕ナフタレン(化合物−32);化合物−2から実
施例23の方法に準じて合成した。無色結晶、融点18
6−187℃、収率30%。
【0084】1H−NMR(80MHz;DMSO−d6
):1.01−3.11(m,7H),3.73
(s,3H),6.59−7.21(m,4H),7.
46(s,1H),11.7(s(br),1H). IR(KBr):3080,2940,2910,28
55,1603,1598,1475,1268,11
15,1076,630。
【0085】[実施例25] エキソ−1−(4−イミダゾリル)−5−メトキシ−1
a,2,3,7b−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ
〔a〕ナフタレン(化合物−33);化合物−3から実
施例23の方法に準じて合成した。無色結晶、融点15
5−157℃、収率67%。
【0086】1H−NMR(80MHz;CDCl
3 ):1.58−2.42(m,5H),2.43−
2.79(m,2H),3.74(s,3H),6.5
5−6.85(m,3H),7.14(d,1H,J=
8Hz),7.48(s,1H),7.9(s(br),1
H). IR(KBr):3115,3080,3025,30
00,2935,2850,1615,1583,15
05,1248,1040,760,630。
【0087】[実施例26] エキソ−1−(4−イミダゾリル)−6−メトキシ−1
a,2,3,7b−テトラヒドロ−1H−シクロプロパ
〔a〕ナフタレン(化合物−34);化合物−4から実
施例23の方法に準じて合成した。クロマトグラフィー
により精製し,無色油状物として表題化合物を得た(収
率85%)。
【0088】1H−NMR(80MHz;CDCl
3 ):1.47−2.79(m,7H),3.73
(s,3H),6.50−7.06(m,5H),7.
4(s(br),1H),7.47(s,1H).この遊離
の塩基をアセトンに溶解し、過剰量の10%シュウ酸−
アセトン溶液で処理した。沈澱した塩をアセトンから2
回再結晶して、融点199−203℃の無色粉末を得た
(化合物−4からの収率は37%であった。)。
【0089】1H−NMR(80MHz;DMSO−d6
/TFA):1.40−2.71(m,7H),3.
71(s,3H),6.54−7.11(m,3H),
7.47(s,1H),8.93(s,1H)。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 233/64 101 102 106

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 (式中、Rは水素原子、炭素数1乃至4の低級アルコキ
    シル基、ニトロ基又は炭素数1乃至4の低級アルコキシ
    カルボニル基を表し、XYがともに水素原子若しくは一
    緒になって酸素原子を表すときZは水素原子を、破線は
    任意に結合を表し、Xが水素原子を表すときYZは一緒
    になって単結合を表し、nは0又は1の整数を表す。)
    で示されるベンゾシクロアルカン化合物及びその塩。
JP5250257A 1992-10-06 1993-10-06 アロマターゼ阻害剤 Withdrawn JPH06192233A (ja)

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JP4-267130 1992-10-06
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004528313A (ja) * 2001-03-21 2004-09-16 アラーガン、インコーポレイテッド α2Bまたは2B/2Cアドレナリン受容体に選択的な作動剤としてのイミダゾール誘導体およびその使用

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004528313A (ja) * 2001-03-21 2004-09-16 アラーガン、インコーポレイテッド α2Bまたは2B/2Cアドレナリン受容体に選択的な作動剤としてのイミダゾール誘導体およびその使用

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