JPH06191120A - ディジタル複写機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 手紙の複写、封筒の宛名書、郵便料金添付の
機能を有するデジタル複写機。 【構成】 機械制御システムはホストＣＰＵ１２、スキ
ャン／プリント・プリント配線基板（ＰＷＢ）１３、ペ
ージバッファー１４、及び縮小／拡大（Ｒ／Ｅ）プロセ
ッサー１５を包含している。データチャンネル１７は、
スキャン／プリントＰＷ１３、ページバッファ１４、及
びＵＩ１０と連結されている。マルチポートＩ／Ｏセク
ション１８はデータチャンネル１７をディスク１１のよ
うな他の外部のシステムデータ源と連結させる。サーバ
ー６２５は、郵便料金計算伝達のため電話回線２５と、
また印刷のために画像データをスキャンプリント基板に
向けるため、データチャンネル１７と接続される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は郵便物準備用の複写機に
関する。

【０００２】

【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現行の
ディジタル複写機、即ち電子表示を引き出すために感光
装置で画像を走査する複写機は、標準複写機の機能性を
提供するために非常に有益である。それらは通常、文書
内容の編集のための提供に際して、追加的な特定の機能
性を提供する。しかしながら今までのところ、特定作業
の複雑さを減らすために、最大限に活用する方法で特定
の機能を果たす特定の能力が欠けている。

【０００３】郵便物を準備する際に、数ステップが実行
されなければならない。通常差出人と宛先についての情
報と共に、タイプライター、ワードプロセッサー、また
はワードプロセシング機能のついたコンピューターで手
紙を作成し、印刷する。長期のハードコピー保持のため
その手紙のコピーを複写機で作成する。差出人と宛先の
住所を明記した封筒を、タイプライターまたは封筒を印
刷するために使用されるプリンターで準備する。手紙の
重量に基づいた郵便料金メーターで郵便料金を該封筒に
貼らねばならない。郵便料金はメーターで計算しなけれ
ばならない。特定の郵便（メール）サービス機能、例え
ば燐光インク、郵便コードまたはジップコードのバーコ
ードを添付しても良いであろう。これらのステップのい
くつかを単一装置に結合させることが望ましいと思われ
る。

【０００４】先行技術による郵便物準備システムには、
米国特許第4,800,505 号及び米国特許第4,800,506 号が
あり、一片の郵便物に関するＯＣＲ情報を引き出すため
の走査部分を包含した郵便物準備システムが示されてい
る。Baggarly他による米国特許第4,797,830 号、Pinsto
v 他による米国特許第4,829,443 号、Fougere による米
国特許第4,760,534 号は各々自動化された郵便料金メー
タリング（計量）システムと郵便料金計算システムを示
している。

【０００５】本発明によれば、他に可能な機能と共に手
紙の複写、封筒の宛名書き、郵便料金添付等の機能を、
このような機能に適用されるシングルディジタル複写機
に結合することができる。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明によれば、郵便物
準備機能を備えたディジタル複写機には、文書入力スキ
ャナと関連する走査位置に置かれた原稿の電子表示を引
き出す文書入力スキャナーと；原稿の中で住所を含む領
域を識別するため、ユーザーインターフェイスからのオ
ペレーターのコマンドに応答する文書編集装置と；識別
された領域からの画像を予め記憶された封筒の画像と結
合させるための文書作成装置と；シートと封筒の出所
（ソース）と；前記出所からプリンターにシートと封筒
を選択的に供給する手段と；作成された封筒の画像に従
って、選択されたシートまたは封筒上に画像を作成する
ため、プリンターを制御する手段が含まれる。

【０００７】本発明の別の態様によれば、上記のような
メールルームアプリケーション（郵便室適用業務）を備
えたディジタル複写機は、郵便料金総額をはじき出すた
め文書の重量についての受領済み情報に応答する郵便料
金総額生成手段と；郵便料金総額の画像を表示するデー
タを作成するため、郵便料金総額生成手段に応答する文
字発生装置と；郵便料金総額を含んだ封筒画像を生成す
るため、文字発生装置からの画像データを封筒画像と結
合させる文書作成装置と；を追加的に包含することもで
きる。

【０００８】本発明の更に別の態様によれば、上記のよ
うなメールルームアプリケーションを備えたディジタル
複写機は、郵便料金総額の現行の合計を維持するため
に、予め設定した郵便料金総額から封筒に印刷された金
額を差し引く郵便料金総額生成手段に応答する郵便料金
計算手段を追加的に包含することもできる。

【０００９】更に本発明の別の態様によれば、上記のよ
うなメールルームアプリケーションを備えたディジタル
複写機は、電気通信施設を経由して原稿のファクシミリ
画像を伝送するディジタル画像伝送手段を追加的に包含
することもできる。

【００１０】

【実施例】図１から４において、本発明の郵便物準備シ
ステムを含むタイプの多機能複写機、プリンター、及び
ファクシミリ機５を例によって示している。しかしなが
ら、ここに記述される郵便物準備システムは、他の静電
複写プリンタまたはインクジェットプリンター型にも使
用できることが理解されるであろう。機械５はレーザー
プリンター７、文書スキャナー９、及び機械操作の制御
・プログラミングのためのタッチパネル型ユーザーイン
ターフェイス（ＵＩ）１０を有しており、これは本発明
に関連してより詳細に記述される。ハードディスク１１
は機械制御と画像データを格納するためのメモリーを提
供し、画像データはビデオ画像信号の形態をとってい
る。機械制御システムはホストＣＰＵ１２、スキャン／
プリント・プリント配線基板（ＰＷＢ）１３、ページバ
ッファー１４、及び縮小／拡大（Ｒ／Ｅ）プロセッサー
１５を包含している。制御データとビデオ画像信号用伝
送通路を提供するデータチャネル１７は、スキャン／プ
リントＰＷＢ１３、ページバッファー１４、及びＵＩ１
０と連結されている。マルチポートＩ／Ｏセクション１
８はデータチャネル１７をディスク１１のような他の外
部のシステムデータ源と連結させる。データチャネル１
７を電話回線２５などの適当なデータリンクと連結させ
るファックスＰＷＢ１９が、ファクシミリ送信と受信を
可能にする。機械５はシングルワークステーション、マ
ルチワークステーション、またはローカルエリアネット
ワークとの接続が行われた場合、プリンターとして機能
するよう接続できる。サーバー６２５は、郵便料金計算
伝達のため電話回線２５と、また印刷のために画像デー
タをスキャンプリント基板に向けるため、データチャネ
ル１７と接続される。

【００１１】プリンター７は外部表面２２が、光導電性
材料出被覆された光受容体（例えば感光体）ドラム２
０、及びイメージング（画像形成）準備に際してドラム
光導電性表面２２を帯電させるための電荷（帯電）コロ
トロンを有している。ドラム２０は機械フレーム（図示
せず）内での回転のため適切にジャーナル支持され、ま
たドラム２０はその光導電性表面がプリンター７の露光
ステーション３２、現像剤ステーション３４、転写ステ
ーション３６を通過するようにするために、矢印で示さ
れる方向に回転する。

【００１２】実施されるゼログラフィーの工程におい
て、ドラム２０の光導電性表面２２は帯電コロトロン２
８によってまず均一に帯電され、次に帯電した光導電性
表面２２は露光ステーション３２でイメージングビーム
４０によって露光され、ドラム２０の光導電性表面２２
上に静電潜像が作り出される。

【００１３】更に図９において、イメージングビーム４
０はスキャン／プリントＰＷＢ１３からのビデオ画像信
号に従って変調される半導体レーザー４２から引き出さ
れる。画像信号はスキャナー９、ディスク１１による
か、あるいは適当な外部ソースからマルチポートＩ／Ｏ
セクション１８、ファックスＰＷＢ１９，または他の適
切な相互接続手段等を経由して提供される。半導体レー
ザー４２による変調されたイメージングビーム４０の出
力は、露光ステーション３２でドラム２０の光導電性表
面２２を横切ってビームをスウィープ（掃引）する、回
転する多面を持ったポリゴン４６の小面に衝突する。Ｌ
ＥＤバー装置を含むその他の露光系は公知であり代用で
きる。

【００１４】露光に引続き、ドラム２０の表面２２と現
像関係にある回転可能な磁気ブラシロール５０を備えた
一成分磁気ブラシ現像システムによって、ドラム２０の
光導電性表面２２上の静電潜像が現像剤ステーションに
おいて現像される。一成分現像剤は現像剤ハウジング５
２から磁気ブラシロール５０に供給される。二成分現像
剤システムも公知であり、代用できる。

【００１５】プリントまたはコピーは適当な支持材、例
えばコピーシート６８とか封筒６８ａ等に行われる。支
持材の供給はトレイ７０、７２、７４によって行われ、
各トレイはトレイの中のシートまたは封筒の束（スタッ
ク）から一度に一枚のシートまたは封筒を一組のピンチ
ロール７８に供給するフィードロール７６を備えてお
り、ピンチロール７８においてドラム２０に現像された
画像とシートまたは封筒が見当合せ（位置合せ）され
る。見当合せされた後、シートまたは封筒は転写ステー
ション３６に送られ、そこで現像された画像が光導電性
表面２２からシートまたは封筒に転写される。転写に引
き続いて、トナー像を帯びたシートまたは封筒はドラム
２０の光導電性表面２２から分離され、定着ステーショ
ン８０に送られ、そこでヒューザーロール８２が転写さ
れたパウダー像をシートまたは封筒に溶融、即ち定着さ
せる。溶融後、完成した材料はプリントディスチャージ
（排紙）ロール８４によってプリントアウトプット（出
力）トレイ８６に送られる。このアプリケーションと同
様に作用する同等なシートフィーダーや封筒フィーダー
が数多く存在する。そうした封筒フィーダーの一つの例
として、Zoltner による米国特許第5,139,250 号が挙げ
られる。あるプリンターにおいては、粘着性またはバー
スト可能なストックが取り付けられた封筒を備えたフォ
ームフィーディング（用紙送り）り装置も利用できる。

【００１６】転写後ドラム２０の光導電性表面２２に残
留する残留トナー粒子は、適当なクリーニング機構（図
示せず）によって除去される。

【００１７】インライン蛍光インクプリンターが用紙の
通路に沿って便利な位置に備えられるが、この場合は、
適切な郵便料金総額と組み合わされた記憶された消印画
像に従って、無料配達または消印を押す目的でポスト
（郵便）ヒューザーを利用する。一つの態様において、
インラインプリンターは、例えばTaylor他による１９９
２年５月１日に出願された米国特許出願第07/877,502号
に示されているような、米国郵政公社の法的要件を満足
する蛍光インクを備えた小型のインクジェットプリンタ
ーアレイであって良い。郵政公社がこれらの要件を緩和
する場合は、他のインクが使用できることはもちろんで
ある。公知のインクジェットプロセスの一つは、紙に直
接印刷し、耐熱素子を通ってインクを一連のプリンティ
ングオリフィスに供給するためのインク用貯蔵器を備え
ている。画像のビットマップに基づいて耐熱素子のいず
れかに制御信号を送るとすぐに、蒸発したインクの拡散
する泡がオリフィスからインクを紙に向けて押し出す。

【００１８】郵政公社による使用可能な第二のカラーを
印刷する代替方法もあり、それにはツーパス現像剤ハウ
ジング交換型機械、３レベルプロセスまたは実質的にス
カベンジレス現像システムを備えた露光・現像・再帯電
・露光・現像プロセスを使用するシングルパスハイライ
トカラー機械を含む電子写真による消印方法がある。第
二の画像を形成する他の電子写真方法もある。

【００１９】他の実施例では、プリンター自身はインク
ジェットプリンターからなり、必要な蛍光インクは封筒
全体の画像を印刷するために使用される。この装置は疑
いもなくより高価であり、プリンター上での望ましくな
いカラーインク印刷を行う結果となるが、それでもなお
本発明を利用することのできる簡単な態様である。

【００２０】次に図４において、ドキュメントスキャナ
ー９はデュアルモードスキャナーであり、走査されるド
キュメント１１０が透明なプラテン１０１に手動で置か
れる手動走査、あるいは走査される１つかそれ以上のド
キュメントが傾斜したドキュメントフィードトレイ１０
３に置かれる自動走査のいずれもが可能となる。スキャ
ナー９は移動可能スキャンキャリッジ１０５に配置され
たＣＣＤタイプのコンタクトアレイ１０２を有してい
る。キャリッジ１０５はプラテン１０１の下で前後に往
復運動をする走査運動のために適切に支持され、キャリ
ッジ１０５はプラテン１０１の片方の端に隣接するホー
ムポジションまたはパークポジション１０７から反対の
端へと移動し戻ってくる。キャリッジ１０５上のランプ
１１１は走査されるドキュメントラインを照明する。蝶
番（ヒンジ）のついたカバーが手動走査の間プラテン１
０１を閉じるため、そして使用しない時にプラテンをカ
バーし保護するために備えられている。

【００２１】自動スキャニング操作のため、スキャンキ
ャリッジ１０５がパークポジション１０７に保持され、
傾斜したドキュメントフィードトレイ１０３に置かれた
走査されるドキュメントが、ドキュメントフィードロー
ル１１３、１１４、１１５によってアレイ１０２を通っ
て一枚づつ搬送される。フィードロール１１３、１１
４、１１５はスキャンポイントの上流・下流にニプを形
成するために協働する。走査されたドキュメントはディ
スチャージトレイ１１６（図１に示されている）に置か
れて取り除かれる。

【００２２】図５において、スキャナー９のアレイ１０
２により出力される信号はバッファ２００によって緩衝
される一方、信号は処理されて、信号がＡ／Ｄ変換器２
０２によってディジタルに変換される。スキャナー９の
局部制御は自動制御装置２０５によって行われる。スキ
ャナー９は通信ポート２０８とビデオ出力ポート２１０
によってスキャン／プリントＰＷＢとインターフェース
され、後者はビデオ画像データと共にピクセルクロック
信号、ライン同期信号、ページ同期信号を送る。

【００２３】図６と７において、スキャナー９によって
出力されるビデオ画像信号は、スキャン／プリントＰＷ
Ｂ１３のデュアルポートラインバッファー２１２の片側
に次々に格納される。プロセッサーバス２１４はバッフ
ァー２１２の他方の側に結び付けられる。スキャナー９
からの各画像ラインが完成すると、割り込み制御装置２
１６が応答し、ライン２１７を介して割り込み信号をト
ランスピューター２１８の内部ＤＭＡインターフェイス
２１９に出力し、トランスピューター２１８にバッファ
ー２１２からの画像ラインを読み取らせる。

【００２４】画像ラインはトランスピューター２１８内
に作られた「リンク」プロトコールによって、ページバ
ッファー１４のバッファー２２０に送られる。リンクプ
ロトコールはプロセッサーオーバーヘッドなしで、多量
のビデオデータを自動的かつ非同期的に送ることを可能
にする。分離したリンク２３２、２３４をページバッフ
ァー自動制御装置２３５の下で使用し、片方は画像デー
タをスキャナー９からページバッファー１４に転送し、
他方は画像データをページバッファー１４からトランス
ピュター２３６（図８に示されている）を通してプリン
ター７に転送することにより、非常に高度な画像データ
転送率が達成され、プリンター７及びスキャナー９の両
方を同時に操作することが可能となる。更に、リンク２
３２と２３４の非同期性によって、プリンター７とスキ
ャナー９を異なる速度と画像サイズで動作することが可
能となる。

【００２５】図７から９において、画像データがスキャ
ナー９から受け取られるのと実質的に同じ方法で、画像
データはページバッファー１４からリンク２３４を通し
てプリンター７に出力される。ページが要求されると、
プリンター７は循環して、ピクセルクロック、ライン同
期、ページ同期信号を発信する。各ライン同期信号の間
に、トランスピュター２３６は割り込みライン２３８を
介しての割り込み制御装置２３９からの割り込み信号に
応答して、内部ＤＭＡインターフェイス２３７のプログ
ラムを作成し、ページバッファー１４から特定数の画像
信号バイトをデュアルポートラインバッファー３２０の
片側に読み込む。バッファー３２０から、本発明のプロ
セスコントロール装置３３０に画像信号が入力され、そ
こで画像の濃淡度（グレイレベル）が調節される。

【００２６】コントロール装置３３０によって出力され
る処理されたビデオ画像信号は、ピクセルクロック、ラ
イン同期、ページ同期信号と共にプリンター７に送ら
れ、ビデオ出力ポート３２１と制御回路３３３を通して
ダイオード４２に送られる。プリンター７に対する制御
情報は自動制御装置３３５から通信ポート３２２を通っ
てプリンターコントロール装置３２８に送られる。プリ
ンターコントロール装置３２８は全ての紙の処理、プリ
ンター７のゼログラフィー及びビデオの制御機能をコン
トロールする。それに加えて、診断及び構成要素制御機
能にアクセスされる。一度ページが要求されると、プリ
ンター７は循環（サイクルアップ）し、ドラム２０にイ
メージングするためレーザー４２に送られるビデオ画像
信号を同期化するための出力として、ピクセルクロッ
ク、ライン同期、ページ同期信号を提供する。

【００２７】図６から８に示されるように、トランスピ
ューター２１８、２３６及びページバッファー２２０は
バス３６０とバスインテーフェイス３６１、３６２、３
６３を通して、パーソナルコンピューター（ＰＣ）のよ
うな外部のデータソースあるいはプリンターとインター
フェースされてもよい。スキャンプリントＰＷＢ１３の
割り込み制御装置２１６、２３９により、トランスピュ
ーター２１８、２３６が外部のソースからの実時間イベ
ント要求（ライン同期、スキャン同期、ページ同期、通
信等）に応答することが可能になる。各々の割り込みは
スキャナーまたはプリンターの割り込みを締め出すため
に、ハードウェア内にマスク可能である。

【００２８】図１０において、ＵＩ１０にはＣＲＴディ
スプレイ４００が含まれる。ディスプレイ４００はオペ
レーターセレクション（選択）と機械操作データを像、
絵文字、文字数字式の文字等の形態で表示する。これら
は機械５をプログラミングするための種々のオペレータ
ーセレクションや、機械の故障を認識したり、診断命令
を提供する等の情報メッセージや指示を提供する。その
上、随意に走査画像がＣＲＴディスプレイ４０２に表示
される。それに加えて、キーボード４０４がオペレータ
ーの命令を入力するために備えられる。追加的な制御と
情報の表示及び／又は他の種類の表示が企図され得る。
プラテンを囲む測定表面に関連して、封筒の画像を形成
するために、宛先の住所及び／又は差出人の住所の位置
を記述する位置的な情報がＵＩ１０で入力される。その
代わりに、画像がＣＲＴディスプレイ４０２に表示され
る場合、封筒の画像形成のための位置的情報の入力のた
め、マウスタイプのカーソルコントロール、及び公知の
対応するマウスドライブソフトウェアを、宛先の住所及
び／又は差出人の住所の位置を選ぶために使用されても
よい。

【００２９】領域指定の別の方法において、住所の指定
のために作られた手紙のコピー上に、印刷された画像の
色としてインクを単に探知するのではなく、スキャナー
が感知できるインクを使用したペンで住所を囲ってもよ
い。このような感知装置は、カラー検出及び／又は認識
装置について記載したCooleyによる米国特許第5,027,19
5 号にあるように公知である。この参照事例に含蓄され
ているのは、マーカーの多色、従って多くの円で囲った
領域が認識されることである。Russelによる米国特許第
4,777,510 号に記載されているように、このようなマー
キングの検出は複写機そしておそらくディジタル複写機
における編集のプログラミングに有益である。Tuhro に
よる米国特許第4,471,386 号に記載されているように、
選択領域を囲むかまたは部分的に囲っている逆反射マー
キングも、それら独得の光学的反応に基づいて領域を明
確にする時に検出され得る。

【００３０】ソフトウェアプログラムがフロッピーディ
スクの機構を通してハードディスクに書き込まれるか、
またはハードディスクから読み出されことを可能にする
ために、適切なＲ／Ｗヘッドを備えた適切なフロッピー
ディスクドライブ４１４が提供される。フロッピーディ
スクを用いて、ユーザーはネットワークによらずに、直
接プリントジョブを入力することができる。それに加え
て、システムソフトウェアの更新、フォント、カスタム
ドライバーズ等もフロッピーディスクによってロードさ
れる。

【００３１】本発明によれば、ディジタル複写機も郵便
物処理に使用できる。図５に戻って説明すれば、郵便物
準備機能の選択、及び元の手紙または書状の原稿の走査
が終われば、スキャナー９のアレイ１０２によって出力
された信号がバッファー２００によってバッファされる
一方、信号は処理されてＡ／Ｄ変換器２０２によってデ
ィジタル信号に変換される。スキャナー９は通信ポート
２０８とビデオ出力ポート２１０によってスキャン／プ
リントＰＷＢ１３とインターフェースされ、後者はビデ
オ画像データに加えてピクセルクロック、ライン同期、
ページ同期信号を送る。次に図６において、スキャナー
９によって出力されるビデオ画像信号は、スキャン／プ
リントＰＷＢ１３のデュアルポートラインバッファー２
１２の片側に順次記憶される。プロセッサーバス２１４
はバッファー２１２の他方の側に結び合される。スキャ
ナー９からの各画像ラインが完成すると、割り込み制御
装置２１６が応答し、ライン２１７を介して割り込み信
号をトランスピューター２１８の内部ＤＭＡインターフ
ェイス２１９に出力し、トランスピューター２１８にバ
ッファー２１２からの画像ラインをページバッファー１
４へ読み取らせる。図７において、画像ビデオデータが
ページバッファー１４から、ページバッファー制御装置
とＣＰＵの内部ＤＭＡインターフェイス２３５を通し
て、ＰＣバスインターフェイス３６２及びＰＣバス３６
０に複写され、そこでディスプレイ４０６で表示するた
めに、ビデオバッファー４１０（図１０に示されてい
る）に記憶される。

【００３２】一度表示されると、オペレーターはキーボ
ード４０４を介して手紙画像の住所領域を識別する。こ
の識別はＰＣＪＰ９バスインターフェイス３６２を介し
てページバッファー制御装置とＣＰＵの内部ＤＭＡイン
ターフェイス２３５に戻され、そこでページバッファー
１４から画像の識別された部分がリンクバッファー２３
４を介してプリンターに読み込まれる。画像データはペ
ージバッファー１４からリンク２３４を介してプリンタ
ー７に出力される。封筒が要求されると、プリンター７
は循環して、（今では封筒の大きさを反映する期間を有
した）ピクセルクロック、ライン同期、ページ同期信号
を発信する。各ライン同期信号の間に、トランスピュタ
ー２３６は割り込みライン２３８を介しての割り込み制
御装置２３９からの割り込み信号に応答して、内部ＤＭ
Ａインターフェイス２３７をプログラムし、ページバッ
ファー１４から特定数の画像信号バイトをデュアルポー
トラインバッファー３２０の片側に読み込む。コントロ
ール装置３３０によって出力された処理済みビデオ画像
信号は、ピクセルクロック、ライン同期、ページ同期信
号と共にプリンター７に送られ、ビデオ出力ポート３２
１及び制御回路３３３を通してダイオード４２に送られ
る。プリンター７に対する制御情報は制御装置３３５か
ら通信ポート３２２を通ってプリンターコントロール装
置３２８に送られる。プリンターコントロール装置３２
８はプリンター７の全ての紙の処理、ゼログラフィー及
びビデオの制御機能をコントロールする。それに加え
て、診断及び構成要素制御機能がアクセスされる。一度
封筒が要求されると、プリンター７は循環し、ドラム２
０にイメージングするためレーザー４２に送られるビデ
オ画像信号を同期させるための出力として、ピクセルク
ロック、ライン同期、ページ同期信号を提供する。

【００３３】ドラム２０上のイメージングに続いて、そ
のトナー画像は郵便物準備コマンドに答えて、封筒トレ
イから選択的に供給される封筒に転写される。ヒューザ
ー８０での溶融（定着）に引き続いて、封筒はインライ
ンインクジェットプリンター９０を通り、郵政公社（Ｐ
ｏｓｔａｌ Ｓｅｒｖｉｃｅ）の基準を満たすインクで
印刷される。インクジェットプリンター９０は、特別な
画像のために作成することが望ましい、予め記憶してい
た郵便料金マークと、日付と郵便料金総額を表す数字文
字のセットとを組み合わせた画像を印刷する。

【００３４】参照によりここに挿入したBaggarly他によ
る米国特許第4,797,830 号には、可能な郵便料金印刷と
計算システムが記載されている。次に図１１において、
安全ユニット６２５は以後「サーバー」と称する。サー
バー６２５にはカリフォルニア州サンタクララにあるイ
ンテル・コーポレーション社のインテル８０８５プロセ
ッサーのようなユーザープロセッサー６２４が備えられ
ている。プロセッサー６２４に記憶装置６２６が接続さ
れている。記憶装置６２６は持久記憶装置（ＮＶＭ）で
あることが望ましい。更にプロセッサー６２４にはＲＡ
Ｍ６３２、消印ＲＯＭ６３４、エンクリプター（暗号
器）６３５及びクロック６３６が接続されている。ＲＯ
Ｍ６３４は信号を構成し、サーバー６２５の機能を制御
するための一連のプログラムを格納する情報を保持し、
ＲＡＭ６３２は実時間のデータを保持及び供給し、消印
ＲＡＭ６３３はスキャナー１０から記憶されたか、また
はＵＩ１０において画像操作ソフトウェアで作られた消
印のビットマップ表示、または郵便の捺印の部分または
不変である画像を記憶し、クロック６３６は時間と日付
の画像を提供し、エンクリプター６３５は降順レジスタ
ー設定機能のために必要なコードを記憶する。エンクリ
プター６３５は米国商務省、規格基準局によって１９７
７年１月１５日付で発行されている、FIPS P4B 46 に記
載されているデータエンクリプション基準（Ｄａｔａ
Ｅｎｃｒｙｐｔｉｏｎ Ｓｔａｎｄａｒｄｓ）を使用す
る装置を含む、多数ある暗号化装置のいずれであっても
良い。入力プロセッサー６３８はユーザープロセッサー
６２４に接続されており、それによって郵便物を処理す
るのに必要なデータを提供する目的で、データがユーザ
ープロセッサー６２４に供給される。

【００３５】サーバー６２５は郵便料金メーターの多く
の特徴と共に、後述される違いをも有している。郵便料
金メーターは小包や封筒を扱う政府または民間の運送業
者向けに、定義された単位価格を印刷するための大量生
産された装置である。郵便料金メーターという言葉は更
に、納税印紙メーターのように単位価格印刷を提供する
装置等の他の同様の装置も含んでいる。郵便料金メータ
ーはメーター内に記憶された郵便料金値の表示のために
計算内部計算装置を含んでいる。計算装置は追加の郵便
料金値で行うメーターの再賦課と、メーター印刷機構に
よる郵便料金の印刷の両方に対して計算する。メーター
により印刷される郵便料金の計算に、外部の独立した計
算システムは使用できない。従って、郵便料金メーター
は高度の信頼性を有し、メーター内に記憶され、郵便料
金の印刷によって手数を省くことのできるユーザーまた
は政府の資金の損失を避けるものでなければならない。

【００３６】インラインインクジェットプリンター４０
はサーバー６２５のユーザープロセッサー６２４、及び
入力プロセッサー６３８と連絡を保ち、そこを通過する
封筒等の郵便物に印刷することができる。このシステム
において、サーバー６２５は取り外し可能なデータ装置
６５０と連絡を保つために適用される入力ポート６４９
を含んでいる。取り外し可能なデータ装置６５０は、
「スマートなクレジットカード」タイプの構造、あるい
はカートリッジまたはヴォールト等のような大きな囲い
タイプの構造をしたものであって良く、本明細書及び請
求の範囲の目的のため、集合的に「カード」と称する。
カード６５０はプライベートバス５４によって複数の内
部構成要素に接続されたマイクロコンピューター５２を
物理的に支援し、保護するために提供される。マイクロ
コンピューター６５２はバス６５４を介して、マイクロ
コンピューター６５２用の操作プログラムを包含する読
み取り専用記憶装置（ＲＯＭ）６５６に接続される。Ｒ
ＯＭ６５６の中にあるプログラムはマイクロコンピュー
ター６５２の操作を制御するだけでなく、マイクロコン
ピューターがサーバー２６５と連絡する操作命令をも提
供する。代替案として、マイクロコンピューターはサー
バーの内部にあっても良いし、サーバーと一体型であっ
ても良く、「カード」は符号化されたユーザー情報を保
持する簡単な磁気記憶装置であって良い。

【００３７】更に、マイクロコンピューター６５２はバ
ス６５４を介してランダムアクセス記憶装置（ＲＡＭ）
６５８、または他のオペレーティング記憶装置に接続さ
れ、操作中の動的なデータ記憶を行う。電気的に消去可
能なプログラム読み取り専用記憶装置（ＥＥＰＲＯＭ）
等の持久記憶装置（ＮＶＭ）６６０は重大な計算データ
を持久的に記憶する。重大な計算データには、しばしば
降順レジスター値、昇順レジスター値、部分計算値等が
含まれる。例えば修理等による停電の間、保持すること
が望まれる計算データまたはその他のデータも持久記憶
装置６６０にファイルすることができる。更に、持久記
憶装置６６０は、異なる必要条件を持った様々な国にお
いて、また異なる構成を持った様々なシステムにおい
て、サーバー６２５が操作できるように、サーバー６２
５の番号と共に様々な構成（コンフィギュレーション）
データを包含する。マイクロコンピューター６２５はバ
ス６５４を介してセッティング装置６６２と接続されて
いる。

【００３８】ユーザーあるいはカード６５０の外部にあ
る装置からはアクセスできないプライベートバス６５４
と対照的に、パブリックバス６６４はサーバー６２５を
カード６５０と接続するために提供される。サーバー６
２５の周辺にある他の装置、例えば付加的なプリンタ
ー、ディスプレイ、通信装置等はパブリックバス６６４
に接続できる。パブリックバス６６４はサーバー６２５
とカード６５０内の構成要素との間、及びカード６５０
の装置間の連絡ができるための、一般目的のバスであ
る。このように、カード６５０は請求書作成発行業務を
含み、ユーザー位置から中央郵便局等にデータを運ぶ役
割をする。

【００３９】サーバー６２５には図示されていない外部
電源から電力が供給され、通常の操作中は、マイクロコ
ンピューター６５２と共に、ＲＯＭ６５６、ＲＡＭ６５
８、ＮＶＭ６６０、セッティング装置６６２等、バス６
６４を介してマイクロコンピューターに接続できるカー
ド６５０の様々な構成要素にエネルギーを与えるために
電力が供給されるということを認識しておく必要があ
る。図示されていないが、電子郵便料金メーターオペレ
ーティング電圧変化感知システムに関するMullerによる
米国特許第4,285,050 号に記載されているような電力感
知サーキットリーは、電力の下降を感知し、マイクロコ
ンピューター６５２にＲＯＭ６５６に記憶されているパ
ワーダウンサブルーチンを呼び出させ、進行中のオペレ
ーションを完了して、計算データをＮＶＭ（持久記憶装
置）６６０に記憶させる。

【００４０】郵便料金値は公認されたソースとの通信を
通してカードのＮＶＭ６６０に送られる。この通信は電
話回線２５を介してサーバー６２５を通して行われても
よい。マイクロコンピューター６５２の指令の下で、情
報はサーバー６２５の入力／プロセッサー６３８を通し
てユーザーによって供給されてもよい。サーバー６２５
に対する全ての機能は、ポート６４９に挿入されたパブ
リックバス６６４により、ＮＶＭ６６０内の郵便料金値
の再設定中に、入力／プロセッサー６３８の指令下にお
いて無力化される。カード６５０のＮＶＭ６６０に帰さ
れる郵便料金値の総額は以前に参照された遠隔リセッテ
ィング組織において成し遂げられる。ＮＶＭ６６０のこ
のようなリフレッシングと共に、郵便料金値は必要に応
じて他の複写機に転送することができる。これは、入力
／プロセッサー６３８の指令を通して、サーバー６２５
とマイクロコンピューター６５２間の通信によって達成
される。こうした情報には、サーバーの番号、ＮＶＭ６
２６とサーバー６２５に帰される総額、クロック６３６
によって指示される時間等が含まれる。財源が振り込ま
れると、サーバー６２５のＮＶＭ６２６にある郵便料金
値の選択された総額がカード６５０のＮＶＭ６６０から
転送され、ＮＶＭ６６０に対する降順及び昇順レジスタ
ーが新しくされる。明らかに多くの、サーバー６２５は
カード６５０によってクレジットされる郵便料金値を有
している。これには、ユーザーが信用貸しされた郵便料
金値を持っていても、一度郵便局との連絡により、引き
続いて多くのサーバー６２５の郵便料金値を上げること
ができるという利点がある。

【００４１】郵便料金値は種々の方法で入力できること
が期待される。他のソースから郵便料金に関する知識を
持っているオペレーターは、「メールプリパレーション
（郵便準備）」を選び、ＵＩに表示された質問に答えて
郵便料金値を直接入力することができる。その代わり
に、郵便物部分から封筒と共にある重量のシートの枚数
を知っている機械によって計算を行ってもよい。最後
に、郵便料金総額を引き出すために、準備される封筒に
加えて複写される各アイテムの重さを測るために、イン
ラインスケールが使用されてもよい。

【００４２】要約すると、スキャナーとプリンターを備
えたディジタル複写機５は、住所を含む原稿をスキャン
する手段（９）、住所部分を識別する手段、プリンター
によって封筒上に印刷するための画像を作成するため、
住所部分を用いて新しい封筒像を形成する手段（７）、
シートと封筒のソース（供給源）、画像を受け取るため
該ソースからプリンター９にシートと封筒を選択的に供
給する手段（７０、７２、７４）、から構成されてい
る。住所画像作成の機能性と共に、ディジタル複写機
は、印刷のために郵便料金総額と共に消印を表す消印画
像を作り出す消印発生手段を備えていてもよい。封筒印
刷装置に組み合わせて、使用郵便料金を計算するための
手段が提供される。

【００４３】郵便物準備機能もここで記述されるファク
シミリ機能の選択可能なオプション機能であることは疑
いもなく認識されるであろう。従って、ハードコピー確
認のため、ファクシミリ伝送の選択に関連して「メール
プリパレーション」が選択された場合、伝送のためファ
クシミリを走査後、オペレーターはファクシミリの原稿
を郵送するための封筒を準備するため、ＵＩ１０におい
て画像の住所部分を識別する機会が与えられる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のメールルームアプリケーションを利用
するよう適合させたタイプの多機能複写機、プリンタ
ー、ファクシミリ機の重要な構成要素を示す図である。

【図２】図１に示された機械のレーザプリンターの細部
を示す横断図である。

【図３】図１に示された機械の重要な運転回路を示すブ
ロック線図である。

【図４】図１に示された機械の文書入力スキャナーのよ
り詳細な図である。

【図５】文書入力スキャナーのスキャンコントロールサ
ーキットリーの細部を示すブロック線図である。

【図６】文書入力スキャナーによる画像信号出力処理の
ためのサーキットリーのブロック線図である。

【図７】画像信号を保存するためのページバッファーサ
ーキットリーのブロック線図である。

【図８】プリンターによる印刷のため画像信号を処理す
るサーキットリーのブロック線図である。

【図９】プリンターを操作するためのスキャンコントロ
ールサーキットリーの細部を示すブロック線図である。

【図１０】図１に示された機械のユーザーインターフェ
イスの重要な構成要素を示すブロック線図である。

【図１１】消印作成、郵便料金産出、及び計算システム
の細部を示す概略線図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 郵便物準備機能を備えたディジタル複写
   機であって、 文書が入力スキャナーと関連する走査位置に置かれた
   時、その走査された画像に含まれる宛先の住所が書かれ
   た元の手紙の原稿の電子表示を引き出す、文書入力スキ
   ャナーと；走査された画像の中で宛先の住所を含む部分
   を識別するため、ユーザーインターフェイスからオペレ
   ーターの命令に応答する文書編集装置と；宛先の住所画
   像部分から封筒の住所画像を作成する文書作成装置と；
   上に印刷された画像を受け取るシートと封筒の供給源
   と；前記供給源からプリンターに封筒を選択的に供給す
   る手段と；作成された封筒の画像に従って封筒上に画像
   を作成するため、前記プリンターを制御する手段と；か
   ら成るディジタル複写機。