JPH06190212A - ろ過乾燥装置 - Google Patents

ろ過乾燥装置

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JPH06190212A
JPH06190212A JP34846492A JP34846492A JPH06190212A JP H06190212 A JPH06190212 A JP H06190212A JP 34846492 A JP34846492 A JP 34846492A JP 34846492 A JP34846492 A JP 34846492A JP H06190212 A JPH06190212 A JP H06190212A
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filtration
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Michimasa Anakura
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本体1内からケーキを排出するためのケーキ
排出口31を側方から覆うケーキ回収シュート2を設
け、このケーキ回収シュート2には、蓋開閉用液圧シリ
ンダ36によって駆動される開閉蓋38を設ける一方、
ケーキ回収シュート2内を滅菌洗浄するためのシュート
内ブローノズル41を配設する。 【効果】 ケーキ回収シュート2を本体1に常時接続し
た状態として、ろ過・乾燥とその後のケーキの回収とを
繰返し行うことができ、また、ケーキ回収シュート2の
滅菌洗浄も、これを取り外さずに行うことができるの
で、生産性が向上すると共に、周囲の雰囲気からは隔離
された密閉系での処理状態とすることができるので、よ
り高い純度の製品を生産することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医薬品等の製造工程に
おいて、スラリー状の原液をろ過乾燥するために使用さ
れるろ過乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記のようなろ過乾燥装置としての具体
例が、例えば特開昭61−21708号公報に記載され
ている。その装置は、図9に示すように、ろ過装置本体
71の底部側にろ過板72を設け、本体71の上部から
注入されるスラリー状の原液をろ過板72でろ過するよ
うになっている。ろ液は、本体71の下側を覆う底板7
3に設けられている排液管74を通して本体71外に排
出される。
【0003】上記のようなろ過処理によって生ずるろ過
板72上のケーキは、その後、本体71の上部からシャ
ワー状に噴射される洗浄液によって洗浄され、さらに、
乾燥ガスを本体71内に供給することによって乾燥され
る。乾燥ケーキは、本体71内に設けられている撹拌羽
根75を回転させながら下降させることによって、本体
71の中央部に掻き集められ、ろ過板72および底板7
3の中央部を貫通して下方に延びるケーキ排出管76を
通して外部に回収される。このケーキ排出管76内に
は、ろ過・乾燥処理時には閉弁状態で保持される一方、
回収時に開弁される開閉弁77が設けられている。
【0004】ところで、上記のようにろ過板72の中央
部にケーキ排出管76を設けた構造ではこの部分をろ過
領域とはなし得ず、その分、有効ろ過面積が小さくなっ
てろ過効率が低下する。このため、例えば図10に示す
ように、本体81の側部に、着脱自在な密閉蓋82で覆
われるケーキ排出口83を設けた構造のろ過乾燥装置
も、従来より知られている。このような装置において
は、本体81内の断面全体にほぼ匹敵するろ過板85を
底板84上に設けることが可能となり、広いろ過面積を
得ることができて、ろ過効率が向上する。
【0005】上記装置においては、前記の従来例とほぼ
同様に本体81内に原液を注入してろ過・乾燥が行われ
ると、その後、密閉蓋82を外してケーキ回収シュート
(図示せず)がケーキ排出口83に取付けられる。そし
て、撹拌羽根86を回転させながら下降させることによ
って、ろ過板85上に堆積したケーキが側方へと掻き出
され、これによって、ケーキは、ケーキ排出口83を通
して、上記のケーキ回収シュートへと排出され、回収さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記装
置においては、ろ過・乾燥が完了する毎に行われるケー
キ回収シュートの取付け、取り外しに多くの時間と労力
とを要するために、充分な生産性が得られないという問
題を生じている。さらに、密閉蓋82を外したときに
は、周囲の雰囲気中の塵埃が本体81内に流入し、或い
はケーキ回収シュート内も同様の雰囲気であるために、
ケーキの清浄度が低下し、これによって、純度の高い製
品が得られないという問題も生じている。特に、装置全
体が例えばクリーンルーム内に設けられているとして
も、ケーキ回収シュートの取付け、取り外しが、塵埃の
発生源である人手によって行われるために、清浄度を充
分には向上し得ないものとなっている。
【0007】本発明は、上記した従来の問題点に鑑みな
されたものであって、その目的は、清浄度を高めること
が可能であると共に、生産性を向上し得るろ過乾燥装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の請求項1記載のろ過乾燥装置は、略密閉
状の本体内にろ過板が配設されると共に、本体に注入さ
れる原液のろ過を行うことにより上記ろ過板上に生ずる
ケーキを本体の側方に排出すべく、本体の胴壁にこれを
貫通するケーキ排出口を設けて成るろ過乾燥装置であっ
て、上記ケーキ排出口を側方から覆うと共に、このケー
キ排出口を通して本体内から排出されるケーキを回収す
るためのケーキ回収シュートが設けられ、このケーキ回
収シュートには、上記ケーキ排出口を開閉すべく蓋駆動
手段によって駆動される開閉蓋が設けられる一方、ケー
キ回収シュート内を滅菌洗浄して乾燥するための滅菌液
および乾燥ガスを噴射する噴射ノズルが上記ケーキ回収
シュート内に配設されていることを特徴としている。
【0009】請求項2記載のろ過乾燥装置は、上記請求
項1記載の装置において、上記蓋駆動手段がケーキ回収
シュート内を貫通して開閉蓋に接続される軸部を備える
と共に、この軸部がケーキ回収シュート内を往復動する
領域に、この軸部を囲う伸縮自在な耐蝕性材料より成る
カバー部材が設けられていることを特徴としている。
【0010】請求項3記載のろ過乾燥装置は、上記請求
項2記載の装置において、上記ケーキ排出口に、ケーキ
回収シュート側ほど径大となるテーパ状の弁座面が設け
られると共に、上記開閉蓋の先端側に、この開閉蓋が上
記駆動手段によって本体側に押動されたとき、上記弁座
面に全周にわたって密着してケーキ排出口を閉状態とす
るテーパ状の弁部が設けられていることを特徴としてい
る。
【0011】請求項4記載のろ過乾燥装置は、上記請求
項3記載の装置において、上記ケーキ排出口に開閉蓋が
近接したときに生じるケーキ排出口と開閉蓋との間の隙
間に乾燥ガスを噴射して、付着粉を剥離させるためのガ
スブロー手段が設けられていることを特徴としている。
【0012】
【作用】上記請求項1記載のろ過乾燥装置においては、
本体の側方に設けらるケーキ回収シュートは、これを本
体に常時接続した状態として、開閉蓋を作動することに
より、原液のろ過乾燥とその後のケーキの回収とを繰返
し行うことができる。したがって、生産性が向上すると
共に、ろ過・乾燥からケーキの回収に至るまで、周囲の
雰囲気からは隔離された密閉系での処理を行うことがで
きるので、周囲の雰囲気からの塵埃の混入を生じず、こ
れにより、より高い純度の製品を生産することができ
る。
【0013】さらに、上記では、ケーキ回収シュート
は、その内部を滅菌洗浄して乾燥するための滅菌液およ
び乾燥ガスを噴射する噴射ノズルが設けられているの
で、このケーキ回収シュート内を清浄度の高い状態で維
持するための滅菌処理も本体から取り外さずに行うこと
ができ、この結果、このケーキ回収シュートの滅菌処理
に要する時間も短縮されて、稼働率の低下が抑制される
ので、これによっても、生産性を向上させることができ
る。
【0014】請求項2記載のろ過乾燥装置においては、
駆動手段の軸部は、ケーキ回収シュート内では伸縮自在
な耐蝕性材料より成るカバー部材で囲われているので、
往復動する上記軸部の表面から発生する塵埃や潤滑油分
等がケーキ回収シュート内に飛散することはなく、これ
によって、このケーキ回収シュート内へと回収されるケ
ーキを高純度に維持することができる。
【0015】請求項3記載のろ過乾燥装置においては、
ケーキ排出口のテーパ状の弁座面に、開閉蓋の弁部が全
周にわたって面当たりすることで、このケーキ排出口が
閉状態となって本体を密閉させる構造である。このよう
な開閉部分のシールを、例えばOリング等で行う場合に
は、このOリングが嵌入されるOリング溝を設ける必要
があり、このような凹入状の溝を設けると、これに侵入
したケーキや滅菌液等が残留し、時間経過と共に劣化し
て清浄度が低下する。これに対し、上記のようにテーパ
状の面当たりでシールを行うようにすることによって、
凹入溝等を設ける必要がないので、これにより、高い清
浄度を維持することができる。
【0016】請求項4記載のろ過乾燥装置においては、
ケーキ排出口に開閉蓋が近接したときに、ガスブロー手
段から噴射される乾燥ガスは、開閉蓋の外周面と、ケー
キ排出口の内周面とのテーパ状の隙間に沿って、全周に
わたってらせん状に本体内へと流れることとなる。この
ガス流によって、特に、ケーキ排出口の弁座面および開
閉蓋の弁部との各テーパ状のシール面に粉体が付着して
いる場合にはこれが除去され、本体内に送られる。これ
により、その後の閉状態での弁部と弁座面との密着面に
おけるシール性を確実に維持することができる。この結
果、シール不良によって運転を停止させることによる稼
働率の低下が抑制されるので、これによっても生産性を
向上させることができる。
【0017】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図8に
基づいて説明すれば、以下の通りである。本実施例のろ
過乾燥装置は、図3に示すように、スラリー状の原液を
ろ過乾燥するための本体1と、ろ過乾燥後に本体1内か
ら排出されるケーキを回収するためのケーキ回収用シュ
ート(以下、シュートと略記する)2とを備えている。
【0018】本体1は、円筒状の本体胴板3aと上部鏡
板3bとを一体的に連ねたベルジャー形状の本体胴壁部
3を設けて構成され、この本体胴壁部3の下端部には、
その開口を下側から覆う底板4が取付けられている。本
体胴板3aの外側には、上記シュート2の取付部位を除
いてジャケット胴板3cが同心状に設けられており、こ
のジャケット胴板3cと本体胴板3aとの間に、本体1
内を所定の温度に保持することが必要なときに、加熱又
は冷却媒体が循環される加熱又は冷却媒体循環用流路3
dが形成されている。なお、本体胴壁部3の下端部は、
底板4が下側からねじ締結されるリング状の底板取付部
5として形成され、この底板取付部5の上面内周側に本
体胴板3aの下端部が、また、上面外周側にジャケット
胴板3cの下端部がそれぞれ接合されている。
【0019】本体1内には、その底部側に略円板状のろ
過板6が水平に取付けられ、このろ過板6の上方には撹
拌羽根7が配設されている。この撹拌羽根7は、上部鏡
板3bの中心箇所を上下に貫通する撹拌軸7aの下端部
に取付けられており、撹拌軸7aは、上部鏡板3bの上
側に設けられた撹拌羽根駆動部8によって支持されてい
る。
【0020】駆動部カバー9で覆われている上記撹拌羽
根駆動部8には、上部鏡板3bに近接する部位に、本体
1内の気密性を保持して撹拌軸7aを回転自在かつ上下
動自在に支持するメカニカルシール部8aが設けられ、
また、このメカニカルシール部8aの上方に、撹拌軸7
aを回転駆動するための液圧モータ8bが設けられてい
る。さらに、図4に示すように、撹拌軸7aを上下動さ
せる撹拌羽根用液圧シリンダ8c・8cが設けられ、こ
れら液圧シリンダ8c・8cを作動することによって、
図3に示すように、撹拌羽根7が、ろ過板6の上面に上
方から近接する下限位置と、図中二点鎖線で示す上方位
置との間を昇降する。なお、撹拌羽根駆動部8内を摺接
しながら回転かつ上下動される撹拌軸7aから、潤滑油
分や塵埃等が本体1内へ飛散するのを防止するため、本
体1内における撹拌羽根駆動部8の下端面と撹拌羽根7
との間に、撹拌軸7aを囲う伸縮自在なベローズ7bが
設けられている。このベローズ7bは、例えばステンレ
ス等の耐熱耐蝕性材料で構成されている。
【0021】上部鏡板3bには、図5に示すように、前
記駆動部カバー9の周囲に、原液供給管11、乾燥用ガ
ス供給管12、洗浄液供給管13・13、スチーム供給
管14が取付けられており、これらを通して、スラリー
状の原液、窒素ガス或いはエアー等の乾燥用ガス、洗浄
液、本体1内を滅菌するためのピュアスチームが、それ
ぞれ本体1内に供給される。なお、上部鏡板3bには、
上方から本体1内を視認するための上部覗窓15・15
等がさらに設けられている。
【0022】一方、ジャケット胴板3cの外面には、前
記加熱又は冷却媒体循環用流路3dに外部から加熱又は
冷却媒体を循環させるための供給管16aと排出管16
bとが取付けられると共に、さらに、相対向する部位
に、各々二本ずつの据付け用アーム17…が側方に水平
に延びる形状で取付けられている。これら据付け用アー
ム17…の各先端部に、図4に示すように下方に延びる
柱状の本体脚部18…がそれぞれ連結されており、これ
によって、本体1は、据え付け床面から所定の高さ位置
に持ち上げられた状態で保持されている。
【0023】本体1内の底部側に配設されている前記ろ
過板6は、図6(a)(b)に示すように、環形状をなす
ろ過板リング体(ろ過材支持部材)21の上面開口を覆
うように、薄板形状のろ過材22を張設した構造で形成
されている。また、ろ過板リング体21の内方には、ろ
過材22を下側から支持するリブ23…が格子状に設け
られている。
【0024】ろ過材22は、平均孔径5μm程度の多孔
性材料、例えばステンレス(SUS316)の焼結体か
ら成り、厚さ2mm程度の薄板状に形成されている。一
方、図7に示すように、ろ過板リング体21の上面には
外周縁側をわずかに残して下方に凹入させた形状のろ過
材取付面21aが形成されている。ろ過材22は、ろ過
材取付面21aに外周側を上方から嵌入させた状態で、
外周端が溶接にてろ過板リング体21に接合され、さら
に、ろ過材22とろ過板リング体21における外周側の
上端面とが面一状となるように仕上げられている。
【0025】上記構造においては、ろ過材22における
ろ過板リング体21の内周面よりも内側の面域が、この
ろ過材22を通して上方から下方へと液体が流下し得る
ろ過領域となる。そして、上記ではろ過板リング体21
の内周面より外側にもろ過領域が形成されるように、前
記のろ過材取付面21aには、ろ過材22の下面に空間
部を形成すべく、さらに下方に凹入するろ過域形成溝2
1bが設けられ、また、このろ過域形成溝21bからろ
過板リング体21の内周面に至るろ液回収溝21cが形
成されている。これら溝21b・21cの各底面は、一
体的に連なって内方へと下り傾斜する形状で形成されて
いる。上記のろ過域形成溝21bは、図6(a)に示す
ように、ろ過板リング体21の全周にわたる円形状で形
成され、また、ろ液回収溝21c…は、円周方向に適当
な間隔を置いて放射状に設けられている。
【0026】上記ろ過板リング体21の上面外周側は、
図7に示すように、テーパ角が45°程度のテーパ状被
押圧面21dとして形成され、この被押圧面21dに
は、Oリング溝21eが環状に設けられている。一方、
ろ過板リング体21の下端面には、図6(a)にも示す
ように、上方に向けて穿設されたろ過板取付用ねじ穴2
1f…が周方向に適当な間隔で複数形成されている。
【0027】前記底板4は、図3に示すように、外周側
に環状の底板リング体24を備え、この底板リング体2
4の内周面に、中心側が下方に湾曲した下側鏡板面25
を連設して形成されている。この下側鏡板面25の中心
部には、本体1内に連通すると共に下方に延びるろ液排
出管26が設けられ、また、下側鏡板面25の下面にお
けるろ液排出管26の周囲に、下端にそれぞれキャスタ
ー27a…を備える四本の底板脚部27…が取付けられ
ている。
【0028】上記形状の底板4が、その上面に前記ろ過
板6を載置した状態で、前記本体胴壁部3下端の底板取
付部5に下側から取付けられており、次に、この取付構
造について、図8を参照して説明する。
【0029】同図に示すように、底板取付部5の内周面
は、前記本体胴板3aにおける内周面の下端位置から、
それぞれ下広がり形状の二段のテーパ面、すなわち、テ
ーパ角が約45°程度のテーパ状押圧面5aと、テーパ
角が3°程度のテーパ状嵌合面5bとの二段のテーパ面
を順次連ねた形状で形成されている。なお、底板取付部
5の上端内周側には前記本体胴板3aの下端部が溶接さ
れており、この溶接接合強度がテーパ状押圧面5aを形
成するためのテーパ加工により低下しないように、テー
パ状押圧面5aは、底板取付部5への本体胴板3aの溶
接ラインを外してわずかに下側の位置に設けられてい
る。この結果、テーパ状押圧面5aの上端部は、内方突
起部5cとして本体胴板3aの内周面からわずかに中心
側に突出した形状となっている。
【0030】一方、底板4の前記底板リング体24は、
略矩形断面形状のろ過板載置部24aと、このろ過板載
置部24aの下端側で径方向外方に延びるフランジ部2
4bとを有する形状に形成されている。ろ過板載置部2
4aは前記ろ過板リング体21に対応する内外径を有
し、したがって、ろ過板6は、これをろ過板載置部24
aの上面に載置し、そして、ろ過板載置部24aの下側
から挿通させたろ過板締結ねじ28の先端部を、ろ過板
リング体21のろ過板取付用ねじ穴21fに螺着させる
ことによって、底板4上に固定される。
【0031】上記のようにろ過板6が固定された底板4
は、本体胴壁部3の底板取付部5におけるテーパ状嵌合
面5b内にろ過板載置部24aを下側から嵌挿させた状
態で、フランジ部24bに挿通させた底板締結ねじ29
により、底板取付部5の下端面に締結され固定される。
この固定状態において、ろ過板6における上面外周側の
前記被押圧面21dが、底板取付部5のテーパ状押圧面
5aに下側から密着すると共に、被押圧面21dにテー
パ状押圧面5aから下方向への押圧力が作用するよう
に、底板取付部5の上下方向の寸法に対するろ過板6の
ろ過板リング体21の形状および底板4の底板リング体
24の形状が設定されている。また、この状態におい
て、ろ過板6の上面は、底板取付部5における上端部の
前記内方突起部5cの上面と面一状になるように設定さ
れている。
【0032】なお、本体胴壁部3の外周には、図5に示
すように、四本の底板昇降シリンダ44…がそれぞれ上
下方向に向けて取付けられている。これら底板昇降シリ
ンダ44…の各下端部には、図3に示すように、本体1
の中心側に向けられた底板支持具44a…が各々取付け
られており、これら底板支持具44a…上に前記底板4
が載置されている。これにより、前記の底板締結ねじ2
9を外した状態で上記の底板昇降シリンダ44…を作動
することによって、底板4は本体胴壁部3下端への締結
位置からその下方へと下降する。
【0033】一方、本体胴壁部3には、図1に示すよう
に、この本体胴壁部3の底部側の壁面を横方向に貫通す
るように、円形開口状のケーキ排出口31が形成されて
いる。このケーキ排出口31は、その下縁部が、ろ過板
6の上面と面一となる位置に設けられている。そして、
このケーキ排出口31を側方から覆うように、前記シュ
ート2のシュートケーシング32が本体胴板3aに取付
けられている。このシュートケーシング32内は、上記
のケーキ排出口31を通して本体1内に連通するケーキ
回収室33として形成され、シュートケーシング32の
下端部にはケーキ取出口32aが設けられている。この
ケーキ取出口32aには、ケーキ取り出し作業時以外の
ときに盲蓋として機能するキャップ34が取付けられて
いる。
【0034】シュートケーシング32には、ケーキ排出
口31に対向する側方の位置に、さらに蓋開閉ユニット
ケーシング35が取付けられ、この蓋開閉ユニットケー
シング35内には、図5に示すように、中央部に蓋開閉
用液圧シリンダ(蓋駆動手段)36が、また、この蓋開
閉用液圧シリンダ36の両側に案内ロッド37・37
が、それぞれ設けられている。
【0035】案内ロッド37・37と、図1に示す蓋開
閉用液圧シリンダ36のシリンダロッド(軸部)36a
とは、シュートケーシング32を貫通してケーキ回収室
33内を本体1側に延びており、それらの先端部には、
ケーキ排出口31を開閉するための開閉蓋38が取付け
られている。この開閉蓋38は、蓋開閉用液圧シリンダ
36によって、ケーキ排出口31に対する接離方向にケ
ーキ回収室33内を水平に駆動される。なお、蓋開閉用
液圧シリンダ36のシリンダロッド36aと案内ロッド
37・37とは、開閉蓋38とシュートケーシング32
との間に架設された伸縮自在なステンレス薄板等の耐熱
・耐蝕性材料から成るベローズ(カバー部材)36b・
37a・37a(図2参照)でそれぞれ覆われており、
これによって、シリンダロッド36aおよび案内ロッド
37・37の表面を、ケーキ回収室33内で露出させな
い構造となっている。
【0036】開閉蓋38における本体1側には、図1に
示すように、本体1側ほど径小となるテーパ形状の弁部
38aが設けられている。そして、ケーキ排出口31に
は、本体1側に、上記の弁部38aの先端側が全周にわ
たって嵌合するテーパ状の弁座面31aが形成されてい
る。これにより、前記蓋開閉用液圧シリンダ36を作動
して開閉蓋38を前進させ、弁部38aが弁座面31a
に全周にわたって密着することで、ケーキ排出口31が
閉状態となる。なお、弁部38aを含む開閉蓋38の本
体1側の表面には、例えばPFA(Tetrafluoroethylen
e-perfluoroalkylether copolymer)ライニング38bが
施されており、これによって、弁部38aと弁座面31
aとの面当たり状態でのシール性を良好に維持すると共
に、開閉蓋38表面に付着する粉体を容易に除去し得る
ようになっている。
【0037】また、ケーキ排出口31における弁座面3
1aよりもケーキ回収室33側は、弁部38aよりもや
や径大なテーパ形状の離間部31bとして形成されて、
ケーキ回収室33側に開口している。これによって、ケ
ーキ排出口31の下縁部は、本体1の内周面側からケー
キ回収室33側に向かって全体が下り傾斜した形状とな
っている。また、前記の閉状態において、離間部31b
は、開閉蓋38の外周面からわずかに離間する形状とな
っており、この離間部31bに、外方からエアーやスチ
ームを導いて噴射させるための排出口ブローパイプ(ガ
スブロー手段)39の噴射口が開口している。
【0038】一方、図2に示すように、シュートケーシ
ング32の内周面には、中央の蓋開閉用液圧シリンダ3
6のシリンダロッド36a等を囲うように、噴射方向の
調整可能なシュート内ブローノズル(噴射ノズル)41
…が例えば5個設けられており、シュートケーシング3
2の外面に設けられている噴射ガス導入パイプ42にエ
アーが供給されると、シュートケーシング32の外面に
沿うガス案内路43(図1参照)を通して各シュート内
ブローノズル41…へとエアーが導かれて、これらノズ
ル41…からシュートケーシング32内に噴射される。
【0039】上記構成のろ過乾燥装置において、まず、
ろ過乾燥処理での動作状態について説明する。この処理
を行う場合には、図3に示すようにろ過板6を載置した
底板4を本体胴壁部3の底部に固定し、また、シュート
2における開閉蓋38を前進位置に位置させて、ケーキ
排出口31を閉状態とする。一方、撹拌羽根7は、図中
二点鎖線で示す上方位置に位置させる。
【0040】この状態で、所定量のスラリー状の原液
が、前記原液供給管11を通して本体1内に注入される
と、この原液は、ろ過材22によってろ過される。ろ過
材22を通して流下するろ液は、底板4のろ液排出管2
6を通して本体1内から排出され、図示しないろ液回収
タンクへと送られる。
【0041】このろ過は、ろ過材22におけるろ過板リ
ング体21の内周面よりも内側の領域の他、ろ過板リン
グ体21上の周縁側でも、ろ過域形成溝21bの上方部
分でろ過が行われ、ろ液は、ろ過域形成溝21b・ろ液
回収溝21cを通して、ろ過板リング体21の内周面内
側の空間へと流れていく。このように、ろ過板リング体
21上の領域においてもろ過が行われ、有効ろ過面積が
広くなっているので、より短時間でろ過を終了すること
が可能となり、効率的なろ過が行われる。
【0042】上記のろ過処理がほぼ終了すると、ろ過板
6上には、粉体の堆積物、いわゆるケーキが残留する。
そして、無塵・無菌処理の施された洗浄液が前記洗浄液
供給管13を通して本体1内にシャワー状に供給され、
これによって、上記ケーキが洗浄される。その後、所定
の温度に加熱された無塵・無菌の窒素ガスもしくはエア
ーが、乾燥用ガス供給管12を通して、本体1内にその
上方から供給され、ろ過板6上のケーキおよびろ過材2
2を通してろ液排出管26から本体1外へと排出され
る。この温風送風を所定時間継続することによって、ケ
ーキの乾燥が行われる。
【0043】上記の乾燥処理の終了後、本体1内からの
ケーキ回収処理に移行する。このとき、シュート2下端
部の前記ケーキ取出口32aからキャップ34を外し、
このキャップ34に代えて、ケーキ取出口32aには、
例えばポリエチレンシート等から成る回収袋が装着され
る。そして、前記蓋開閉用液圧シリンダ36を作動し
て、開閉蓋38を後退させ、ケーキ排出口31を開状態
にする。同時に、撹拌羽根7の回転を開始すると共に、
上方位置から徐々に下降させる。この撹拌羽根7がろ過
板6上のケーキの位置まで達すると、ケーキはその上層
側から側方へと掻き出され、これによって、ケーキ排出
口31を通してシュート2内へと排出される。シュート
2内に排出されたケーキは、シュートケーシング32内
を自重落下して、ケーキ取出口32aに装着されている
前記回収袋内に回収される。
【0044】撹拌羽根7が下限位置まで下降されて、本
体1内のケーキの回収が終了すると、本体1内で新たに
ろ過乾燥処理を行う前に、シュート2内におけるシュー
トケーシング32の内面や、開閉蓋38およびベローズ
36b・37aの外面等に付着している粉体を剥離させ
るために、前記のシュート内ブローノズル41を通し
て、無塵・無菌エアーを噴射させる。これによって、シ
ュートケーシング32の表面から剥離した粉体は、前記
同様にケーキ取出口32a方向に落下して回収袋に回収
される。
【0045】ケーキの回収を終了すると、開閉蓋38を
前進させてケーキ排出口31が閉状態にされ、この後、
本体1内への原液注入からの処理が繰返される。なお、
上記のように開閉蓋38を前進させてケーキ排出口31
が閉状態になる直前までの間、前記排出口ブローパイプ
39を通してのエアーブローが行われる。このときのエ
アー流によって、特に、弁部38aとケーキ排出口31
における弁座面31aとの各表面に粉体が付着している
場合にはこれが除去される。しかも、開閉蓋38が閉弁
状態に近づくにつれて、隙間の間隔が狭くなり、これに
より、ブローエアーの流速が速くなるので、付着粉体を
より確実に除去することが可能となり、その後の閉状態
での弁部38aと弁座面31aとの密着面におけるシー
ル性が確実に維持される。
【0046】なお、上記のようなろ過乾燥処理を行う前
に、前記スチーム供給管14やシュート内ブローノズル
41を通して、本体1およびシュート2内にピュアスチ
ームを供給し、装置内部の滅菌処理を行うことによっ
て、ろ過乾燥装置内の高い清浄度が維持される。
【0047】以上の説明のように、上記実施例において
は、特に、ケーキ排出口31には、これを開閉する開閉
蓋38を備えたシュート2が取付けられており、本体1
内でのろ過・乾燥処理が完了すると、引き続いて、上記
の開閉蓋38を開弁して本体1内からのケーキの回収を
行えるようになっている。これによって、作業性が大幅
に改良され、生産性が向上すると共に、特に、ろ過・乾
燥処理から回収まで、外部雰囲気に触れることのない密
閉系の中で行われるようになっているので、これによ
り、清浄度の高い製品の生産を行うことができる。
【0048】また、上記のシュート2は、ピュアースチ
ームを噴射するシュート内ブローノズル41を備えると
共に、蓋開閉用液圧シリンダ36のシリンダロッド36
aや案内ロッド37等のケーキ回収室33内の摺動部品
はベローズ36b・37aで囲った構成となっているの
で、本体1に取付けたまま、内部の滅菌処理を行うこと
が可能であり、これによって、滅菌作業等の作業性が大
幅に向上すると共に、高い清浄度を維持することができ
る。また、滅菌処理に要する時間も短縮されて稼働率が
向上し、これによっても、生産性を向上し得るものとな
っている。
【0049】さらに、ケーキ排出口31の閉状態は、開
閉蓋38のテーパ状の弁部38aが全周にわたって面当
たりして得られる構造であり、この場合、このシール部
にOリング用の凹入溝等を設ける必要がなく、この結
果、凹入部に残存するケーキや滅菌液による汚染を生じ
ないので、高い清浄度を維持することができる。
【0050】また、上記シール部には、ケーキの回収後
に、排出口ブローパイプ39を通して乾燥ガスを噴射さ
せて付着粉体を除去するようになっているので、シール
性を確実に維持することができ、この結果、シール不良
によって運転を停止させることによる稼働率の低下が抑
制されるので、これによっても、生産性を向上すること
ができる。
【0051】一方、底板4上に載置されているろ過板6
のろ過板リング体21は、テーパ状の被押圧面21d
を、本体胴壁部3のテーパ状押圧面5aと底板4とで挟
圧した状態で本体1内に組付けられる構成となっている
ので、ろ過板リング体21と本体胴壁部3の内周面との
間に隙間を生じず、このため、従来、この部位における
嵌合隙間に生じていた残存液に起因する汚染が解消さ
れ、清浄度の高い処理装置となっている。
【0052】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
ろ過乾燥装置は、略密閉状の本体内にろ過板が配設され
ると共に、本体に注入される原液のろ過を行うことによ
り上記ろ過板上に生ずるケーキを本体の側方に排出すべ
く、本体の胴壁を貫通するケーキ排出口を側方から覆う
ケーキ回収シュートが設けられ、このケーキ回収シュー
トには、上記ケーキ排出口を開閉すべく蓋駆動手段によ
って駆動される開閉蓋が設けられる一方、ケーキ回収シ
ュート内を滅菌洗浄して乾燥するための滅菌液および乾
燥ガスを噴射する噴射ノズルが上記ケーキ回収シュート
内に配設されている構成である。
【0053】これにより、ケーキ回収シュートを本体に
常時接続した状態として、上記の開閉蓋を作動すること
によって、原液のろ過・乾燥とその後のケーキの回収と
を繰返し行うことができる。したがって、生産性が向上
すると共に、ろ過・乾燥からケーキの回収に至るまで、
周囲の雰囲気からは隔離された密閉系での処理状態とす
ることができるので、雰囲気からの塵埃の混入を生じ
ず、これにより、より高い純度の製品を生産することが
できる。さらに、ケーキ回収シュートは、その内部を滅
菌洗浄して乾燥するための滅菌液および乾燥ガスを噴射
する噴射ノズルが設けられているので、このケーキ回収
シュート内の清浄度を高い状態で維持するための滅菌処
理も本体から取り外さずに行うことができ、この結果、
ケーキ回収シュートの滅菌処理に要する時間も短縮され
て、稼働率の低下が抑制されるので、これによっても、
生産性を向上させることができるという効果を奏する。
【0054】請求項2記載のろ過乾燥装置は、上記蓋駆
動手段がケーキ回収シュート内を貫通して開閉蓋に接続
される軸部を備えると共に、この軸部がケーキ回収シュ
ート内を往復動する領域に、この軸部を囲う伸縮自在な
耐蝕性材料より成るカバー部材が設けられている構成で
ある。
【0055】これにより、ケーキ回収シュート内で往復
動する軸部の表面から発生する塵埃や潤滑油分等がケー
キ回収シュート内に飛散することはなく、この結果、こ
のケーキ回収シュート内へと回収されるケーキを高純度
に維持することができるという効果を奏する。
【0056】請求項3記載のろ過乾燥装置は、上記ケー
キ排出口に、ケーキ回収シュート側ほど径大となるテー
パ状の弁座面が設けられると共に、上記開閉蓋の先端側
に、この開閉蓋が上記駆動手段によって本体側に押動さ
れたとき、上記弁座面に全周にわたって密着してケーキ
排出口を閉状態とするテーパ状の弁部が設けられている
構成である。
【0057】これにより、ケーキ排出口は開閉蓋とのテ
ーパ状の面当たりでシールされるので、このシール部に
凹入溝等を設ける必要がなく、この結果、凹入部に残存
するケーキや滅菌液による汚染を生じないので、高い清
浄度を維持することができるという効果を奏する。
【0058】請求項4記載のろ過乾燥装置は、上記ケー
キ排出口に開閉蓋が近接したときに生じるケーキ排出口
と開閉蓋との間の隙間に、乾燥ガスを噴射して付着粉を
剥離させるためのガスブロー手段が設けられている構成
である。
【0059】これにより、ケーキ排出口の弁座面および
開閉蓋の弁部との各テーパ状のシール面への付着粉は、
ガスブロー手段から噴射される乾燥ガスによって除去さ
れる。これにより、その後の閉状態での弁部と弁座面と
の密着面におけるシール性を確実に維持することがで
き、この結果、シール不良によって運転を停止させるこ
とによる稼働率の低下が抑制されるので、これによって
も、生産性を向上させることができるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のろ過乾燥装置におけるケー
キ排出口側を示す要部断面図である。
【図2】上記ろ過乾燥装置におけるケーキ排出口側を示
す一部切欠側面図である。
【図3】上記ろ過乾燥装置の全体構成を示す縦断面図で
ある。
【図4】上記ろ過乾燥装置の一部切欠側面図である。
【図5】上記ろ過乾燥装置の一部切欠平面図である。
【図6】上記ろ過乾燥装置に組込まれているろ過板を示
すものであって、同図(a)は平面図、同図(b)は縦
断面図である。
【図7】上記ろ過板の外周側の構造を示す拡大断面図で
ある。
【図8】上記ろ過乾燥装置における本体胴壁部への底板
およびろ過板の取付構造を示す部分断面図である。
【図9】従来のろ過乾燥装置を示す縦断面図である。
【図10】従来の他のろ過乾燥装置を示す部分断面図で
ある。
【符号の説明】
1 本体 2 シュート(ケーキ回収シュート) 3 本体胴壁部 6 ろ過板 31 ケーキ排出口 31a 弁座面 36 蓋開閉用液圧シリンダ(蓋駆動手段) 36a シリンダロッド(軸部) 36b ベローズ(カバー部材) 38 開閉蓋 38a 弁部 39 排出口ブローパイプ(ガスブロー手段) 41 シュート内ブローノズル(噴射ノズル)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 24/44 29/94 7112−4D B01D 29/42 C

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略密閉状の本体内にろ過板が配設されると
    共に、本体に注入される原液のろ過を行うことにより上
    記ろ過板上に生ずるケーキを本体の側方に排出すべく、
    本体の胴壁にこれを貫通するケーキ排出口を設けて成る
    ろ過乾燥装置であって、 上記ケーキ排出口を側方から覆うと共に、このケーキ排
    出口を通して本体内から排出されるケーキを回収するた
    めのケーキ回収シュートが設けられ、このケーキ回収シ
    ュートには、上記ケーキ排出口を開閉すべく蓋駆動手段
    によって駆動される開閉蓋が設けられる一方、ケーキ回
    収シュート内を滅菌洗浄して乾燥するための滅菌液およ
    び乾燥ガスを噴射する噴射ノズルが上記ケーキ回収シュ
    ート内に配設されていることを特徴とするろ過乾燥装
    置。
  2. 【請求項2】上記蓋駆動手段がケーキ回収シュート内を
    貫通して開閉蓋に接続される軸部を備えると共に、この
    軸部がケーキ回収シュート内を往復動する領域に、この
    軸部を囲う伸縮自在な耐蝕性材料より成るカバー部材が
    設けられていることを特徴とする請求項1記載のろ過乾
    燥装置。
  3. 【請求項3】上記ケーキ排出口に、ケーキ回収シュート
    側ほど径大となるテーパ状の弁座面が設けられると共
    に、上記開閉蓋の先端側に、この開閉蓋が上記駆動手段
    によって本体側に押動されたとき、上記弁座面に全周に
    わたって密着してケーキ排出口を閉状態とするテーパ状
    の弁部が設けられていることを特徴とする請求項2記載
    のろ過乾燥装置。
  4. 【請求項4】上記ケーキ排出口に開閉蓋が近接したとき
    に生じるケーキ排出口と開閉蓋との間の隙間に乾燥ガス
    を噴射して、付着粉を剥離させるためのガスブロー手段
    が設けられていることを特徴とする請求項3記載のろ過
    乾燥装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN118326735A (zh) * 2024-06-14 2024-07-12 江苏凯序金原纸塑包装有限公司 一种多次换水纸浆搅拌装置

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