JPH06190011A - 盲人用方位指示器 - Google Patents

盲人用方位指示器

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Publication number
JPH06190011A
JPH06190011A JP3289063A JP28906391A JPH06190011A JP H06190011 A JPH06190011 A JP H06190011A JP 3289063 A JP3289063 A JP 3289063A JP 28906391 A JP28906391 A JP 28906391A JP H06190011 A JPH06190011 A JP H06190011A
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JP
Japan
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case
hall
blind
hall elements
output
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Application number
JP3289063A
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English (en)
Inventor
Fumiya Furuno
二三也 古野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 盲人が主として歩行する際に,自分自身が現
在向いている方向を知りこれから進むべき方向を決める
ために,聴覚または触覚によって東西南北の方位を知
る。 【構成】 ケース1,互いに一定の角度をなして配置さ
れた複数個のホール素子3a,3b,3c,これらホー
ル素子のホール起電力を処理する電子回路4,この回路
の出力によって動作する出力素子5などからなる。 【動作】 ケース1の尖端部1aを特定の方位例えば北
に向けたときのみ出力素子5例えばブザー,触覚刺激素
子が動作する。または尖端部1aが向いている方位をた
とえばスピーカ,触覚刺激素子で告知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,盲人が主として歩行す
る際に,自分自身が現在向いている方向を知り,これか
ら進むべき方向を決めるために,聴覚または触覚によっ
て東西南北の方位を知ることのできる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から用いられている盲人用指北磁針
は蓋付きのケースに入っており,蓋が閉じられている時
には内部の磁針は尖軸を軸として自由に回動可能であ
り,蓋を開けるとこの磁針はケースに固定される構造に
なっている。方位を知りたい場合には,先ず尖軸が鉛直
になるように数秒間静止してケースを保持し,その後静
かに蓋を開ける。この時磁針は北を指したまま固定され
ているので,この磁針を触手することにより北方位を知
ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の盲人用指北
磁針は取扱が不便であり,また方位を誤認識しやすい。
即ち (1)最初,磁針の振動が止まるまでケースを数秒間水
平に静かに保持せねばならぬ。 (2)蓋を開けつつあるときも,ケースを動かしてはい
けないなど細心の注意を必要とする。 (3)指先で磁針の方向を確認する際,強く触れると磁
針が動く恐れがある。 (4)本質的に地磁気の偏角(日本国内では西へ5°〜
9°程度)だけの方位誤差を生ずる。
【0004】この発明は以上の問題点を解決し,取扱が
簡単で方位を誤認識することが少ない盲人用方位指示器
を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明では,地磁気セ
ンサとして磁針の代わりにホール素子を用いている。実
施例を図面に基ずいて説明すれば次の通りである。
【0006】図1はこの装置の一例を上から見た断面図
である。1は尖端部1aをもつ棒状のケース,2はプリ
ント配線基板であり,その上には複数個(図では3個)
のホール素子3a,3b,3c,これらホール素子のホ
ール起電力を増幅し比較し演算などの処理をして出力素
子を駆動する電子回路4,ブザー,触覚刺激素子などの
出力素子5,電源スイッチ6が搭載されている。7は電
池である。8はケース1の中心軸,9はホール素子の方
向の基準軸である。矢印10は地磁気の方向であり,θ
は地磁気の偏角を示す。
【0007】
【作用】図2はこの装置の基本動作原理を示す図であ
る。横軸は地磁気の北方向を0°とした上記基準軸9が
向いている方位であり,縦軸はホール素子3a,3b,
3cのホール起電力を増幅してこれら3個のホール素子
の磁気感度が互いに等しくなるように合わせ込んだ増幅
回路の出力電圧Va,Vb,Vcを示す。この例ではホ
ール素子3aは,ケースの尖端部1aが北を向いたとき
に,即ち3aが地磁気の北方向を向いたときに,ホール
起電力が最大になるように配設されている。またホール
素子3bおよび3cは,尖端部1aが北方向から例えば
それぞれ西へ20°,東へ20°の方向を向いていると
きにホール起電力が最大になるように配設されている。
原理上及び図2からわかるように,尖端部1aを水平に
回動させるに従ってホール起電力は正弦波状に変化し,
Va,Vb,Vcの間に下記の関係式が成り立てば尖端
部1aは真北から±10°の範囲にあることが知れる。 Va≧Vb,Vc
【0008】図3はこの装置の回路構成とその動作の例
を示す図である。3個のホール素子3a,3b,3cの
ホール起電力は電子回路4の中の増幅器40,41,4
2で増幅され,出力電圧Va,Vb,Vcを得る。これ
らはコンパレータ43,44で比較され,43の出力が
高く44の出力が低い場合のみダイオード45が導通し
てブザー,触覚刺激素子などの出力素子5を作動させ
る。
【0009】以上の説明ではホール素子を3個用いた例
を示したが,ホール素子は2個でもよい。この場合の基
本動作原理を図4により示す。即ち方位に対するホール
起電力を増幅後の出力電圧Vb,Vcの間につぎの関係
があるときのみ出力素子は作動する。 |Vb−Vc|≦k(kは一定値) かつ Vb≧0
【0010】図5はこの装置の回路構成とその動作の他
の例を示す図である。11はA/D変換回路,12はマ
イクロコンピュータ,13は音声記憶IC,14はスピ
ーカなどの出力素子である。増幅器41,42の出力電
圧Vb,VcをA/D変換回路11でディジタル量に変
換してマイクロコンピュータ12に取り込む。マイクロ
コンピュータは入力値を演算することにより装置の尖端
部1aが向いている方位を求め,音声記憶IC13に記
憶されている「なんなんせい」「きたから にしより
15ど」などの音声を選んでスピーカから告知する。
【0011】出力素子はスピーカに限らず触覚刺激素子
でもよく,この場合方位と触覚刺激素子の振動周波数を
対応させておくか,方位と複数個の触覚刺激素子を1対
1に対応させておく。この場合には音声記憶ICは不要
である。
【0012】以上の説明ではこの装置の方位の基準部は
尖端部としたが,後部やあらかじめ決めた特定の部位で
もよい。
【0013】また図1の例ではブザーが作動する方位を
北としたが,軸8と9とのなす角θを適当に決めること
によって任意の方位にすることができる。
【0014】
【発明の効果】従来の盲人用指北磁針は取扱が不便であ
り,また方位を誤認識しやすい。この発明になる装置に
よれば容易な取扱で方位を知ることができると共に,地
磁気の偏角を補正した正しい方位を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる盲人用方位指示器の一例を上か
ら見た断面図である。
【図2】盲人用方位指示器の基本動作原理を示す図であ
る。
【図3】盲人用方位指示器の回路構成とその動作の例を
示す図である。
【図4】ホール素子を2個用いた場合の基本動作原理を
示す図である。
【図5】盲人用方位指示器の回路構成とその動作の他の
例を示す図である。
【符号の説明】
1 ケース 1a ケースの尖端部 2 プリント配線基板 3a,3b,3c ホール素子 4 電子回路 40,41,42 増幅器 43,44 コンパレータ 45 ダイオード 5 出力素子 6 電源スイッチ 7 電池 8 ケースの中心軸 9 ホール素子の方向の基準軸 10 地磁気の方向 11 A/D変換回路 12 マイクロコンピュータ 13 音声記憶IC 14 出力素子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに一定の角度をなして配置された複
    数個のホール素子,これらホール素子のホール起電力を
    処理する電子回路,この回路の出力によって動作するブ
    ザーまたは触覚刺激素子及びこれらを収納するケースか
    らなり,このケースの特定部位を特定方位にむけるとブ
    サーまたは触覚刺激素子が作動し,これにより方位を知
    ることができる盲人用方位指示器。
  2. 【請求項2】 互いに一定の角度をなして配置された複
    数個のホール素子,これらホール素子のホール起電力を
    処理する電子回路,この回路の出力を演算するマイクロ
    コンピュータ,このマイクロコンピュータによって動作
    する音声記憶ICとスピーカまたは触覚刺激素子及びこ
    れらを収納するケースからなり,このケースの特定部位
    が向いている方位を音声または触覚刺激素子によって知
    ることができる盲人用方位指示器。
JP3289063A 1991-08-16 1991-08-16 盲人用方位指示器 Pending JPH06190011A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3289063A JPH06190011A (ja) 1991-08-16 1991-08-16 盲人用方位指示器

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Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06190011A true JPH06190011A (ja) 1994-07-12

Family

ID=17738347

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JP3289063A Pending JPH06190011A (ja) 1991-08-16 1991-08-16 盲人用方位指示器

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JP (1) JPH06190011A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5816277A (en) * 1995-10-25 1998-10-06 Techn-O-Tape, Bv White stick for blind persons

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5816277A (en) * 1995-10-25 1998-10-06 Techn-O-Tape, Bv White stick for blind persons

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