JPH06189906A - 視線方向計測装置 - Google Patents

視線方向計測装置

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JPH06189906A
JPH06189906A JP4358364A JP35836492A JPH06189906A JP H06189906 A JPH06189906 A JP H06189906A JP 4358364 A JP4358364 A JP 4358364A JP 35836492 A JP35836492 A JP 35836492A JP H06189906 A JPH06189906 A JP H06189906A
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JP
Japan
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image
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Withdrawn
Application number
JP4358364A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Saito
浩 斎藤
Masao Sakata
雅男 坂田
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2213/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B2213/02Viewfinders
    • G03B2213/025Sightline detection

Landscapes

  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Eye Examination Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 被験者が注視している物体までの距離が異
なってもTVカメラの観測する映像上に注視点を正確に
マッピングをできるようにする。 【構 成】 被験者31の頭の動きを3次元磁気センサ
33で計測し、頭に対する眼の動きをアイカメラ32で
計測し、両計測結果から頭部運動を補正した被験者31
の絶対視線方向を絶対視線方向計測手段35で算出し、
絶対視線方向の俯角を俯角算出手段37で算出し、絶対
視線方向にある部位をTVカメラ38で映し出された2
次元映像に表示し、俯角が所定以下のとき、TVカメラ
38側に表示点を所定量平行移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両運転者の眼球の
視線方向を非接触で計測して、映像手段で映し出された
映像に視線方向をマッピングする視線方向計測装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】車両運転者の視線方向を検出する従来の
視線方向計測装置としては、たとえば眼球に照射された
光の反射率が白目と黒目で違うことを利用した、強膜反
射法により眼球の向いている方向を計測するようにした
ものがある。
【0003】すなわち、図5はその眼球の水平方向の位
置を算出する場合の原理的構成を示し、図6は眼球の垂
直方向の位置を算出する場合の原理的構成を示してい
る。まず、図5において、光源1から眼球2に光を照射
し、眼球2からの反射光を2つの受光素子3、4で受光
する。両方の受光素子の出力を差動増幅器5で差動増幅
して眼球の水平方向の位置を算出する。また、図6にお
いては、光源6から眼球2に光を照射して、眼球2から
の反射光を受光素子7、8で受光する。そして、受光素
子7、8の出力を合成器9に入力して合成および増幅し
て眼球の垂直方向の位置を算出するようにしている。
【0004】一方、眼球運動の計測に当たっては、図7
に示すように、あらかじめ校正作業を行うようにしてい
る。この図7において、既知の位置に置かれた指標10
の中に複数の発光ダイオ−ド(LED)を取り付けた校
正点11a〜11dを眼球2が注視し、図示しない被験
者の頭部に装着された上述したようなアイカメラの注視
位置の出力と眼球の注視位置と対応させて校正作業を行
う。
【0005】このような校正作業を終了した後に、眼球
の視線方向の計測作業を開始する。この視線方向計測
は、被験者の頭部に装着したアイカメラの出力から指標
位置における視点位置を算出し、その視点位置を前方風
景を撮影、すなわち観測する既知位置に設置されたテレ
ビ(以下、TVという)カメラの映像上にマッピングす
ることによって行う。
【0006】図8は、この視線方向計測装置の原理を説
明するための説明図であり、指標上の視点位置をTVカ
メラにマッピングする状態を示している。この図8にお
いて、12は被験者、13は遠方の視線方向、14は近
距離の視線方向を示している。既知の位置の3次元座標
の原点を焦点15aの位置に置かれたTVカメラ15が
車両前方風景を観測しており、指標位置16における視
点位置を被験者12の視線方向としてTVカメラ15の
映像上にマッピングするようにしている。この計測結果
として、ある時刻の前方画像とそこに合成された視点位
置が得られることになる。
【0007】なお、上記のような計測による場合には、
被験者の頭の動き(ヘッドモ−ション)があると、その
影響で真の視線方向が計測されないこととなるため、図
9に示すような3次元磁気センサを用いてヘッドモ−シ
ョンを計測し、アイカメラの出力を補正可能としたシス
テムも、たとえば,株式会社ナック製アイマ−クレコ−
ダEMR−600として提供されている。
【0008】このシステムでは、コンピユ−タ17によ
りドライブ回路18の駆動制御を行い、ドライブ回路1
8から直交コイルからなるセンサ19に交流電流を供給
して励磁し、磁界20を発生させる。この磁界20中に
直交コイルを備える3次元磁気センサ21を配置し、磁
界20により3次元磁気センサ21にセンサ電流を誘起
させる。このセンサ電流は検出回路22で検出され、そ
の検出出力をコンピユ−タ17に送出し、コンピユ−タ
17でセンサ電流の大きさを処理することにより、位置
デ−タと角度デ−タとを出力する。
【0009】このうち、位置デ−タは、位置座標を示す
ものであり、ソ−ス19を原点としたときのセンサ19
の位置を示すものである。また、角度デ−タは、ソ−ス
19から見た余弦とセンサ座標系の傾きを示すオイラ−
角である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の視線方向計測装置にあっては、被験者12
の視線方向14が指標位置16上を交わる点を、TVカ
メラ15で観測した映像上にマッピングするという構成
になっているため、被験者12が無限遠点のような遠方
を見ていると、TVカメラ15の映像を示す図10から
も明らかなように、被験者12の実際の視点位置23に
対して計測される視点位置24との間にマッピング結果
の誤差が大きくなるという問題点があった。
【0011】この発明は、このような従来の問題点を除
去するためになされたものであり,被験者が注視してい
る被験者から物体までの距離が変化してもTVカメラの
観測する映像上のマッピングを正確にすることができ、
視線方向の計測を高精度に行うことができる視線方向計
測装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、被験者の頭の動きを計測する頭部運動
計測手段と、被験者の頭に対する眼の動きを計測する眼
球運動計測手段と、この眼球運動計測手段の出力と前記
頭部運動計測手段の出力から被検者の頭部運動を補正し
た絶対視線方向を計測する絶対視線方向計測手段と、被
験者の前方に向けて設置され被験者の前方の映像を映し
出す映像手段と、前記の絶対視線方向計測手段によって
計測された被験者の絶対視線方向にある部位を映像手段
によって映し出された2次元の映像上に表示点として表
示するとともに絶対視線方向計測手段により計測された
被験者の絶対視線方向の俯角を算出する俯角算出手段を
有し、この俯角算出手段によって算出された絶対視線方
向の俯角が所定角度よりも小さい場合前記映像手段によ
り映し出された映像の前記表示点を映像手段側に所定量
移動して表示する表示手段とを備えるものとした。
【0013】
【作用】この発明によれば、頭部運動計測手段により被
験者の頭部の動きを計測するとともに、眼球運動計測手
段により被験者の頭に対する眼の動きを計測し、この眼
球運動計測手段で計測された被験者の眼の動きと頭部運
動計測手段で計測された被験者の頭の動きとから、絶対
視線方向計測手段により被験者の頭部運動を補正した絶
対視線方向を計測する。また、絶対視線方向計測手段に
よって計測された前記被験者の絶対視線方向にある部位
を映像手段により映し出された被験者の前方の2次元の
映像上に表示点として表示し、表示手段に含まれる俯角
算出手段により被験者の視線方向の俯角を算出し、この
俯角が所定角度よりも小さい場合には、映像手段により
映し出された被験者の前方の映像の前記表示点を映像手
段側に所定量移動させて表示する。
【0014】
【実施例】以下、この発明の視線方向計測装置の実施例
について図面に基づき説明する。図1は、実施例の構成
を示すブロック図である。 被験者31の頭部には、ア
イカメラ32と3次元磁気センサ33が図示しない所定
の装着手段を介して固定されている。3次元磁気センサ
33は、たとえば、図9で述べたのと同様のものが使用
されている。この3次元磁気センサ33が磁界を検出す
るために、被験者31の前方の所定位置に磁気発生源3
4が配置されている。
【0015】前記3次元磁気センサ33は、被験者31
の頭の動きを検出するための頭部運動計測手段となるも
のであり、また、前記カメラアイ32は、図5、図6に
説明したと同様の原理で作動し、後述する視線方向計測
手段36とともに被験者31の頭の動きに対する眼の動
きを検出する眼球運動計測手段を構成するものである。
前記3次元磁気センサ33の出力信号は絶対視線方向計
測手段35に送出するようになっており、アイカメラ3
2の出力信号は被験者31の視線方向を算出する視線方
向計測手段36に送出されるようになっている。この視
線方向計測手段36の出力信号は前記絶対視線方向計測
手段35に送出されるようになっており、この絶対視線
方向計測手段35は被験者31の絶対視線方向(被験者
31の頭部運動を補正した視線方向)を算出するもので
あり、その出力信号が俯角算出手段37に送出される。
【0016】一方、被験者31の前方の風景を撮影する
映像手段としてのTVカメラ38が設けられ、このTV
カメラ38で撮影した映像信号が画像合成手段39に送
出される。この画像合成手段39には、前記俯角算出手
段37の出力信号も入力されるようになっている。画像
合成手段39は被験者31の視線方向をTVカメラ上に
マッピングするものであり、その出力信号は、VTR
(ビデオテ−プレコ−ダ)などの記録手段40に送出す
るようになっている。これらの俯角算出手段37、画像
合成手段39、記録手段40とにより表示手段を構成し
ている。
【0017】また、前記アイカメラ32の前方には、指
標41が配置されている。この指標41は、アイカメラ
32の出力信号の校正を行うためのものであり、図2の
平面図からも明らかなように、所定個所、たとえば、図
示のごとくマトリックス状に複数のLEDなどを埋め込
み、その発光面が露出するように配置した校正点42が
設けられている。
【0018】次に、上記構成における動作について説明
する。ここでは、(A)校正過程と、(B)計測過程の
二つの動作が行われ、その際、全体位置を示すワ−ルド
座標系(X,Y,Z)と、被験者31の頭部に固定され
ている3次元磁気センサ33の座標系(xh ,yh ,z
h )の二つの座標系が用いられる。
【0019】ワ−ルド座標系(X,Y,Z)の原点
「O」はTVカメラ38の焦点距離fの焦点38aに置
き、TVカメラ38の光軸とY軸が一致している。ま
た、38bはTVカメラ38の受光面を示す。上記、3
次元磁気センサ33の磁気発生源34はワ−ルド座標系
(X,Y,Z)のS点(a,b,c)に置かれ、そのと
きの3次元磁気センサ33の相対位置ベクトルで表わさ
れる頭部位置(S→Oh)および3次元磁気センサ33
の座標系(xh ,yh ,zh )とワ−ルド座標系(X,
Y,Z)とのずれ角θ,ψ,ρが3次元磁気センサ33
の出力として得られる。この場合の頭部位置(S→O
h)=(l,m,n)とする。
【0020】ここで、3次元磁気センサ33の座標系
(xh ,yh ,zh )のxh 軸は被検者31の視軸Lと
平行になるようにあらかじめ調整して設置し、また、y
h 軸は被験者31の眼球の水平方向に一致するようにあ
らかじめ調整して設置する。さらに、眼球位置Eoと3
次元磁気センサ33の位置Ohの相対位置は既知である
とする。ここでは、相対位置(Oh→Eo)=(s,
t,u)であるとする。
【0021】まず、(A)校正過程について説明する。
被験者31から一定距離D離れた所に図1のごとく指標
41を設置し、校正点42を所定の順序に点灯させる。
被験者31はこれらの校正点42を注視し、そのときの
アイカメラ32の出力が視線方向計測手段36に入力さ
れる。この視線方向計測手段36では、水平出力Eh、
垂直出力Evを計測する。この際、被験者31と各校正
点42の位置関係を基に、この計測により点灯した校正
点42の位置とアイカメラ32の出力との関係が得ら
れ、たとえば、アイカメラ32の出力と校正点42の位
置の特性を最小2乗近似するなどして、最終的には、ア
イカメラ32の出力と指標41上の注視点の位置関係を
算出することができる
【0022】具体的には、被験者31の前方Dの所で視
軸Lに直交する平面と視線ベクトルとの交点Gと、視軸
と平面との交点Hの変移量を水平方向Py,垂直方向P
zとしたとき、これらは、次の(1)式、(2)式で与
えられる。 Py=KyEh・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(1) Pz=KzEv・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2) ここで、Ky,Kzはそれぞれ校正によって決定したア
イカメラ32の出力と指標41上の変位の換算係数の水
平成分、垂直成分である。
【0023】次に(B)計測過程について説明する。3
次元磁気センサ33からは、頭部位置(S→Oh)=
(l,m,n)および3次元磁気センサ33の座標系と
ワ−ルド座標系のずれ角θ,ψ,ρが出力される。これ
らのずれ角θ,ψ,ρは、それぞれX軸、Y軸、Z軸回
りの回転角である。
【0024】また、アイカメラ32の出力信号は、視線
方向計測手段36に送出され、そこで処理され、水平出
力Eh,垂直出力Evが視線方向計測手段36から出力
される。このときの視線ベクトルEのxh 軸,yh 軸,
zh 軸の各方向成分のうち、xh 軸方向成分はD、yh
軸方向成分は次の(3)式で、zh 軸方向成分は(4)
式で表わされる。
【数1】
【数2】
【0025】次に、絶対視線方向計測手段35には、3
次元磁気センサ33から出力される頭部位置(S→O
h)=(l,m,n)および3次元磁気センサ33の座
標系とワ−ルド座標系のずれ角θ,ψ,ρが入力され
る。そして、視線方向計測手段36から出力される視線
ベクトルEのxh 軸,yh 軸,zh 軸の各方向成分のう
ち、xh 軸方向はD、yh 軸方向は前記(3)式の値が
入力され、zh 軸方向成分は前記(4)式の値が入力さ
れることになる。
【0026】この絶対視線方向計測手段35において
は、オイラ−の公式を用いて、視線ベクトルEをワ−ル
ド座標系での成分表示に変換する。このときの求めるベ
クトルを(EX ,EY ,EZ )とすると、次の(5)式
で表わされる。
【数3】 前記視線ベクトルEの始点Eoは、ワ−ルド座標系にお
いては、(a+l+s,b+m+t,c+n+μ)
(EoX ,EoY ,EoZ )となる。
【0027】前記絶対視線方向計測手段35で求めた視
線ベクトルEのワ−ルド座標系でのX軸,Y軸,Z軸成
分のベクトル(EX ,EY ,EZ )と視線ベクトルEの
ワ−ルド座標系の始点位置Eoを求めて、俯角算出手段
37に出力する。この俯角算出手段37においては、次
の(6)式により、前記ベクトル(EX,EY ,EZ )
のXY平面となす角度が俯角Wとして求められる。
【数4】
【0028】このようにして俯角算出手段37で視線方
向の俯角Wが求められると、その算出結果が画像合成手
段39に送出される。この画像合成手段39において、
俯角算出手段37で算出された俯角Wの視線方向をTV
カメラ38上にマッピングする。ここでは、俯角Wの大
きさによってマッピングの態様が制御される。すなわ
ち、車両運転者の視線を計測する場合を考えてみると、
一般に被験者はメ−タパネルをのぞき込む動作とフロン
トガラスを通して遠方を見る動作を繰り返して行ってい
る。
【0029】したがって、前者の場合は、視点位置が近
傍にあるから、指標41上の視点位置がTVカメラ38
にマッピングされる。また、後者の場合は視点位置が無
限遠点にあるものとみなして、TVカメラ38へのマッ
ピングが行なわれる。車両運転者がどちらを見ているか
は、視線方向の俯角を求めることにより、割り出すこと
ができる。
【0030】この場合、前記俯角Wが負で、かつ絶対値
が所定値Woよりも大きいときには、運転者がメ−タパ
ネルをみているものと判断し、校正を行った指標41上
に視点があるものとしてマッピングを行う。また、俯角
Wが負で、その絶対値がWoよりも小さい場合には、運
転者がフロントガラスを通して見ているものと判断し
て、無限遠点に視点があるものとしてマッピングを行
う。このマッピングした結果の画像のデ−タは記録手段
40に記録する。
【0031】次にマッピングの手順について説明する。 (1)指標上に視点が有る場合 視軸Lに直交し、視点位置Eoから距離D離れた平面の
式(指標面の式)は、次の(7)式となる。 M11(X−Xc)+M21(Y−Yc)+M31(Z−Zc) =0・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(7) ここで、Xc=M11D/A+EoX Yc=M21D/A+EoY Zc=M31D/A+EoZ であり、Aはつぎの(8)式で表わされる。
【数5】
【0032】この平面と視線Sとの交点を(Xd,Y
d,Zd)とすると、Xd,Yd,Zdはそれぞれ Xd=AP1 D/Q+EoX ・・・・・・・・・・・(9) Yd=AP2 D/Q+EoY ・・・・・・・・・・・(10) Zd=AP3 D/Q+EoZ ・・・・・・・・・・・(11) となる。 ここで、P1 =M11K1 +M12K2 +M13K3 P2 =M21K1 +M22K2 +M23K3 P3 =M31K1 +M32K2 +M33K3 Q =M11P1 +M21P2 +M31P3 である。
【0033】この平面と視線との交点(Xd,Yd,Z
d)とワ−ルド座標系の原点0を通る直線がTVカメラ
38の受光面38bと交わる点が求めるべきマッピング
点である。この受光面38b上に図4に示す座標系をと
ると、求めるマッピング点M1 (xm1、ym1)は、次の
(12)式、(13)式で与えられる。この図4におけ
るYはワ−ルド座標系のY軸であり、αはワ−ルド座標
系の原点である。
【数6】
【数7】 この(12)式、(13)式において、p,qはそれぞ
れTVカメラ38の受光素子一つの水平方向サイズ、垂
直方向サイズを示す。
【0034】(2)無限遠点に視点がある場合 絶対視線の方向ベクトルは(EX ,EY ,EZ )で与え
られるから、ワ−ルド座標系(X,Y,Z)の原点0を
通り、方向ベクトル(EX ,EY ,EZ )を持つ直線が
TVカメラ38の受光面38bと交わる点が求めるマッ
ピング点M2 (xm2,ym2)である。
【0035】図4の座標系でこれを求めると、次の(1
4)式、(15)式のようになる。
【数8】
【数9】 この(14)式、(15)式において、p、qは前記し
たように、TVカメラ38の受光素子一つの水平方向サ
イズ、垂直方向サイズである。このようにして、TVカ
メラ38の撮影した映像に視点位置をマッピングしたデ
−タはVTRなどの記録手段40に記録される。
【0036】以上のように本実施例では、被験者31に
固定した3次元磁気センサ33とTVカメラ32の出力
から絶対視線方向計測手段35で被験者の絶対視線方向
の俯角の大きさを計測し、この俯角の大きさによりTV
カメラ38の映像に視点位置をマッピング状態を変える
ようにしているから、被験者が注視している物体までの
距離が変化してもTVカメラの映像上のマッピングを正
確にすることができるという効果が得られる。
【0037】なお、上記第1の実施例では、視線方向の
俯角によって視点が無限遠点にあるか否かの判断を行う
ようにしているが、これは校正時にあらかじめ複数の距
離のところに指標を置いて校正を行っておき、さらに、
被験者の俯角とそのときのメ−タまでの距離を計測して
おけば、視線方向に応じて、より一層の高精度なマッピ
ング結果を得ることができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、その構成を被験者に固定した頭部運動計測手段で被
験者の頭の動きを計測するとともに、この被験者に固定
した眼球運動計測手段で被験者の頭に対する眼の動きを
計測し、この両者の計測結果から被験者の頭部の動きを
補正した被験者の絶対視線方向を絶対視線方向計測手段
で計測し、この絶対視線方向の俯角の大きさによって映
像手段によって映し出された被験者の前方の映像の表示
点を所定量平行移動するようにしたため、被検者が近く
を見ている場合と遠くをみている場合とでマッピングの
仕方を変えることになり、被験者が注視している物体ま
での距離が異なっても映像手段上のマッピングを正確に
することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の視線方向計測装置の実施例の構成を示
すブロック図である。
【図2】実施例に使用される指標の平面図である。
【図3】実施例の動作を説明するための座標系を示す説
明図である。
【図4】TVカメラの受光面座標系を示す説明図であ
る。
【図5】強膜反射法による眼球の水平方向の検出原理の
説明図である。
【図6】強膜反射法による眼球の垂直方向の検出原理の
説明図である。
【図7】従来の視線方向計測装置における校正過程の説
明図である。
【図8】従来の視線方向計測装置の動作説明図である。
【図9】被験者の頭の動きを検出して頭の動きの影響を
補正するためのシステムの説明図である。
【図10】図8の視線方向計測装置におけるTVカメラ
に映し出される実際の視点位置と計測される視点位置と
の相違を示す説明図である。
【符号の説明】
31 被験者 32 アイカメラ 33 3次元磁気センサ 34 磁気発生源 35 絶対視線方向計測手段 36 視線方向計測手段 37 俯角算出手段 38 TVカメラ 39 画像合成手段 40 記録手段 41 指標 42 校正点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被験者の頭の動きを計測する頭部運動計
    測手段と、前記被検者の頭に対する眼の動きを計測する
    眼球運動計測手段と、該眼球運動計測手段の出力と前記
    頭部運動計測手段の出力から前記被験者の頭部運動を補
    正した絶対視線方向を計測する絶対視線方向計測手段
    と、前記被験者の前方に向けて設置され被験者の前方の
    映像を映し出す映像手段と、前記絶対視線方向計測手段
    によって計測された前記被験者の絶対視線方向にある部
    位を前記映像手段によって映し出された2次元の映像上
    に表示点として表示するとともに、前記絶対視線方向計
    測手段により計測された前記被験者の絶対視線方向の俯
    角を算出する俯角算出手段を有し、この俯角算出手段に
    よって算出された絶対視線方向の俯角が所定角度よりも
    小さい場合前記映像手段により映し出された映像上の前
    記表示点を前記映像手段側に所定量移動して表示する表
    示手段とを備えたことを特徴とする視線方向計測装置。
JP4358364A 1992-12-26 1992-12-26 視線方向計測装置 Withdrawn JPH06189906A (ja)

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JP (1) JPH06189906A (ja)

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