JPH06189286A - ディジタルビデオ信号符号化装置および復号化装置 - Google Patents

ディジタルビデオ信号符号化装置および復号化装置

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JPH06189286A
JPH06189286A JP34242692A JP34242692A JPH06189286A JP H06189286 A JPH06189286 A JP H06189286A JP 34242692 A JP34242692 A JP 34242692A JP 34242692 A JP34242692 A JP 34242692A JP H06189286 A JPH06189286 A JP H06189286A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディジタルビデオ信号を3次元以上の直交変
換により符号化する方式で、変換係数を効率よく符号化
する装置及びその復号化装置を提供する。 【構成】 符号化装置は、入力ディジタルビデオ信号に
3次元以上の直交変換を施し、その変換係数を2次元ブ
ロック毎に1次元走査して、走査された係数のうち非零
値に対して、その値とその値までの零値のシーケンスの
長さを示す可変長符号と2次元ブロックの終わりを示す
符号を出力する。復号化装置は、入力された可変長符号
から非零値とその値までの零値のシーケンスの長さを
得、かつ2次元ブロックの終わりを検出して、零値を含
むデータ列を復元して2次元ブロックを再構成し、かつ
2次元ブロックを複数合わせて3次元以上のブロックを
復元して、復元された3次元以上のブロックに対し逆直
交変換を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルビデオ信号
を直交変換を用いて符号化する装置およびその復号化装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタルビデオ信号を符号化す
る装置として、特開平1ー253382号公報及び米国
特許出願第4,394,774号に示すものがあった。
以下、これらの公報を例にとり説明する。
【0003】図9は特開平1ー253382号公報に示
された従来のディジタルビデオ信号符号化装置であり、
図において、1は主要運動評価回路、2は走査変換回
路、3は3次元直交変換回路、4は量子化・正規化回
路、5は符号化回路、6は速度制御メモリである。
【0004】次に動作について説明する。主要運動評価
回路1は、先行画像に対して、映像対映像の差が最小で
あるような主要変位ベクトルを各映像に対して規定し、
走査変換回路2と符号化回路5に入力する。走査変換回
路2は、映像平面の8ラインとライン当り8個の画素か
ら2次元ブロックを構成し、そして、4つの連続する映
像の4つの2次元ブロックより3次元ブロックを構成す
る。各3次元ブロックにおいて、8画素×8ラインの4
個の2次元ブロックは主要運動評価回路1から出力され
た各映像についての変位ベクトルにより、1つの映像か
ら次の映像にわたって空間的にシフトされている。走査
変換回路2から出力された3次元ブロックは、3次元直
交変換回路3において直交変換される。量子化・正規化
回路4は、3次元直交変換回路3から出力された係数の
正規化と量子化を実行している。正規化動作は、速度制
御メモリ6の充填速度及び係数自身と関連するパラメー
タにより、係数を乗算したり、割り算したりすることに
よって、係数を加重している。量子化は浮動点で表現さ
れた各係数の正規化された値を整数値に変換する。
【0005】量子化・正規化回路4の出力は符号化回路
5に入力され、符号化回路5は各非零値に対して、一方
ではハフマン符号として示されかつメモリに蓄積され
た、あらかじめ規定されたワードの内の1つのワード
を、他方では符号化された値のアドレスを表わす別のワ
ードを伝送している。このアドレスは零値のシーケンス
の長さを符号化することにより3次元ブロックの1次元
走査とともに規定されている。そのような符号化回路の
構成例を図10に示す。図10の符号化回路はその各々
が符号化すべき全ての値を受信するような並列のm個の
通路を備えている。これらの値は通路にしたがってメモ
リ化回路11aから11mに入力され、この回路はそれ
自身フリップフロップとして機能する2つのメモリを備
えている。与えられた3次元ブロックに対して値はこれ
ら2つのメモリの1つに書き込まれ、一方、先行ブロッ
クの値は新しい走査に対応する順序で他のメモリで読み
とられる。図11(a)と図11(b)はこの読み取り
動作の2つの走査のタイプを示している。図11(a)
に示されたタイプは静止画のブロックのレートを最小化
し、一方、図11(b)に示されたタイプは動きのある
部分に適している。各メモリ化回路11aから11mの
出力は結合回路12aから12mに入力され、この結合
回路は米国特許出願第4,394,774号に記載され
た態様で可変長符号化を実現する符号化回路である。回
路12aから12mの各出力は計数・選択回路13に入
力される。この回路は各3次元ブロックに対して各走査
によりブロックを符号化するために使用されたビット数
を計数し、それから各3次元ブロックのレートを最小化
する走査を決定し、種々の符号化回路からのビットを蓄
積する分岐回路14の出力を制御し、かつ分岐回路14
から多重化回路15に3次元ブロックの最良符号化に対
応するビットの転送を保証している。多重化回路15は
選ばれた走査インデックスにこれらのビットを多重化す
る。この走査インデックスはブロックの再構成のために
復号装置に伝送しなければならない。また、この多重化
回路15は4個の映像の各グループの開始においてこれ
らの映像を決定する主要変位ベクトルの伝送も行なう。
【0006】符号化装置は符号化回路5の出力に速度制
御メモリ6を備え、このメモリは出力レートが一定であ
ることを保証し、かつそれは米国特許出願第4,39
4,774号に記載された態様で実現されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のディジタルビデ
オ信号符号化装置は、以上のように構成されており、3
次元直交変換後の係数を1次元走査する際、静止部分に
対しては図11(a)の走査タイプ、動いている部分に
対しては図11(b)の走査タイプを選択することによ
り、非零値から非零値までの長さが短くなるようにし、
零値のシーケンスの長さと非零値の組合せの生起確率に
偏りを生じさせ、ハフマン符号により、符号量の削減を
図っている。
【0008】しかしながら、ほとんど静止に近い部分で
も、時間方向の高次係数のところどころに非零値が出て
くる場合が多く、特に空間内の周波数が低い場合には、
図11(a)の1次元走査では長い零値シーケンスの
後、非零値が出てくることが多くなる。この場合、零値
シーケンスの長さが一定でないため、零値シーケンスの
長さと非零値の組合せは多様にあり、ひとつひとつの生
起確率は低いため、これを表わすハフマン符号長が長く
なるという問題があった。一方、これを図11(b)の
1次元走査で走査すると、非零値が連続しにくいという
問題があった。
【0009】また、従来の構成のまま、この問題を解決
しようとすると、1次元走査の異なるタイプを増やすこ
とが必要で、走査インデックスのビット数が増えるとい
う問題があった。
【0010】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、3次元の変換係数を、効率よく符
号化する符号化装置およびその復号化装置を提供するこ
とを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るディジタル
ビデオ信号符号化装置は、入力ディジタルビデオ信号を
3次元以上のブロックに構成するブロック化回路と、こ
のブロック化回路の出力に3次元以上の直交変換を施す
直交変換回路と、直交変換後の変換係数を2次元ブロッ
ク毎に1次元走査する走査回路と、この走査回路から出
力される係数のうち非零値に対して、その値とその値ま
での零値のシーケンスの長さを示す可変長符号を出力
し、かつ2次元ブロックの終わりを示す符号を出力する
可変長符号器とを備えたものである。
【0012】また、本発明に係るディジタルビデオ複合
化装置は、動画、静止画に関わらず、2次元ブロック毎
に1次元走査された変換係数を得て、3次元ブロックを
復元するよう構成されるので、動画と静止画に応じた複
数の1次元走査に対応して複数の復号器を用意する必要
がなく、回路構成が簡単になる。
【0013】
【作用】本発明におけるディジタルビデオ信号符号化装
置は、3次元直交変換の係数を、2次元ブロック毎に走
査するので、非零値の分布の3次元的特性に関わらず、
可変長符号化の効率を上げることができる。
【0014】
【実施例】実施例1.以下、本発明の一実施例を図につ
いて説明する。図1において、21はY,R−Y,B−
Y信号をディジタル信号に変換するA/D変換器、22
はA/D変換器21から出力されるディジタル信号を、
それぞれ、8画素×8ライン×8フィールドの3次元ブ
ロックに構成してブロック毎に出力するブロック化回
路、23はブロック化回路22から出力される各ブロッ
クに3次元の直交変換を施す3次元直交変換回路、24
は3次元直交変換回路23から出力される3次元の変換
係数を量子化する量子化器、25は量子化器24から出
力される3次元の変換係数を2次元ブロック毎に1次元
走査し出力する走査回路、26は走査回路25から出力
される信号を可変長符号化する可変長符号器であり、上
記A/D変換器21から可変長符号器26まではディジ
タルビデオ信号符号化装置100を構成する。27は以
上のように符号化された信号を入力とし可変長符号の復
号を行なう復号器、28は復号器27の出力を3次元ブ
ロックに構成する走査変換回路、29は走査変換回路2
8から出力される信号を逆量子化する逆量子化器、30
は逆量子化器29から出力される変換係数に逆直交変換
を施す3次元逆直交変換回路、31は3次元逆直交変換
回路30から出力される3次元ブロックを記憶し、フィ
ールド毎に出力するメモリ、32はメモリ31の出力を
アナログ信号に変換するD/A変換器であり、上記復号
器27からD/A変換器32までは復号化装置101を
構成する。
【0015】次に動作について説明する。入力された
Y,R−Y,B−Y信号は、A/D変換器21でディジ
タル信号に変換され、ブロック化回路22において、そ
れぞれ、1フィールド当り水平方向に8画素、垂直方向
に8画素を集めてブロック化し、さらにこの2次元ブロ
ックを8フィールド分集めて、8画素×8ライン×8フ
ィールドの3次元ブロックが構成される。ブロック化回
路22から出力される各ブロックは、3次元直交変換回
路23において、直交変換が施される。直交変換として
は例えば離散コサイン変換(DCT)を用いる。DCT
やアダマール変換などの直交変換は、画像ブロックを周
波数領域に変換し、各周波数帯における電力に相当する
係数値を与えることが知られている。3次元直交変換回
路23から出力される変換係数は、量子化器24におい
て量子化される。量子化された係数は走査回路25にお
いて2次元ブロック毎に図2のようにジグザグに走査さ
れ、可変長符号器26において、この2次元ブロックを
単位として、各非零値に対して、その値とそのアドレス
を示すハフマン符号を伝送する。このアドレスはその非
零値までの零値のシーケンスの長さで与えられる。
【0016】図3は量子化器24から出力される3次元
の変換係数の一例を示している。図において、iは水平
方向、jは垂直方向、kはフィールド方向を示す。ブロ
ックが静止画に近い場合、フィールド方向の高次係数は
ほぼ0となる。ただし、完全な静止画であっても、ノイ
ズやA/D変換器21の精度の問題などにより、フィー
ルド方向の高次係数もところどころ非零となることが多
い。とくに、フィールド単位でブロックを構成した場
合、第1フィールドと第2フィールドの垂直位置がずれ
るため、完全な静止画であっても、k=1,3,5,7
の成分は必ずしも0とならない。特にk=7の係数は比
較的大きな値を持つ。図3は8画素×8ライン×8フィ
ールドの静止画に近いブロックを3次元DCTした場合
の変換係数の例である。
【0017】このような変換係数が走査回路25で図の
ように走査され、可変長符号器26で2次元ブロックを
単位として、各非零値に対して、その値とその値までの
零値の数の組がハフマン符号で伝送される。すなわち、
まずk=0の2次元ブロックについて、(120,
0),(10,0),(13,0),(9,0),
(2,0),(5,0),(1,2),(7,0),
(3,0),(1,2)を示すハフマン符号が順に伝送
され、そしてブロックの終わりを示すEOB(End
of Block)に対応するハフマン符号が伝送され
る。次にk=1の2次元ブロックについて、(3,
0),(1,0),(2,1),EOBに対応するハフ
マン符号が順に伝送される。k=2からk=6の2次元
ブロックは係数がすべて0なので、いずれもEOBを示
すハフマン符号のみが伝送される。最後にk=7の2次
元ブロックについて、(3,0),(1,1),(1,
2),EOBを示すハフマン符号が伝送される。
【0018】このように伝送すると、2次元空間周波数
内で水平、垂直の低域周波数に電力が集中するという画
像の性質を利用して、符号量を減少させることができ
る。ここで、2次元ブロック毎にEOBを送っているの
で、従来の符号化装置の図11(a)のように3次元ブ
ロックのまま符号化を行なうと、k=0の2次元ブロッ
クからk=1の2次元ブロックに移るところで、零値の
シーケンスの長さが長くなり、長いハフマン符号になる
という問題が解決される。このとき、従来の構成に比べ
EOBの数が8倍に増えるが、ハフマン符号は生起確率
が高いほど短い符号を割り当てるので、EOBを示すハ
フマン符号を短くすることができ、EOBの符号量は増
加しない。また、2次元ブロック内の変換係数がすべて
0でEOBだけを伝送する場合には、複数のEOBが連
続するので、連続するEOBに対しては何個のEOBが
連続したかを示す別の符号を用意し、複数のEOBを1
つの符号で伝送するよう構成してもよい。
【0019】図4は量子化器24から出力される3次元
の変換係数の他の例を示している。図において、iは水
平方向、jは垂直方向、kはフィールド方向を示す。ブ
ロックが動画である場合、フィールド方向の高次係数も
非零となりやすい。図4は8画素×8ライン×8フィー
ルドの動きのあるブロックを3次元DCTした場合の変
換係数の例である。
【0020】このような変換係数が量子化器24から出
力された場合も、走査回路25で2次元ブロック毎に走
査され、可変長符号器26は2次元ブロックを単位とし
て可変長符号化を行なう。すなわち、まずk=0の2次
元ブロックについて、(133,0),(9,0),
(10,0),(7,0),(2,0),(3,0),
(1,0),(2,2),(1,1),(1,1),E
OBを示すハフマン符号を順に出力する。次にk=1の
2次元ブロックについて、(11,0),(3,0),
(7,0),(5,0),(1,0),(1,1),
(2,1),EOBを示すハフマン符号を順に出力す
る。さらに、k=2の2次元ブロックについて(5,
0),(1,0),(2,0),(1,2),(1,
1),(1,0),EOB、k=3の2次元ブロックに
ついて(2,0),(1,1),(1,0),(1,
1),(1,1),EOB、k=4の2次元ブロックに
ついて(1,0),(1,1),(1,2),(1,
2),(1,0),EOB、k=5の2次元ブロックに
ついて(1,0),(1,1),(1,1),EOB、
k=6の2次元ブロックについて(2,0),(1,
1),(1,2),(1,2),EOB、k=7の2次
元ブロックについて(5,0),(2,0),(3,
0),(1,2),(1,1),(1,1),EOBに
対応するハフマン符号を順に出力する。
【0021】このように動画の場合も、2次元空間周波
数内で水平、垂直の低域周波数に電力が集中するという
画像の性質を利用して、2次元ブロック単位の可変長符
号化で符号量を減少させることができる。
【0022】以上が符号化装置100の動作である。図
5は実際にこの符号化装置にハイビジョンのY信号を入
力した時に、可変長符号器26において出現する、非零
値と零値のシーケンスの長さの組の生起確率を示してい
る。一方、図8は同じ信号を従来の符号化装置に入力し
た時に出現する、非零値と零値のシーケンスの長さの組
の生起確率を示している。図5と図8を比較すると、本
発明の符号化装置では、2次元ブロック毎に1次元走査
する走査回路を用いたことにより、生起確率が(0、
0)付近に集中する度合が強くなり、ハフマン符号によ
る符号量低減効果が大きくなることが分かる。実際、本
発明による符号化装置では、従来のものに比べ、符号量
が約4%減少する。
【0023】復号器27からD/A変換器32までの復
号化装置101は、上記のA/D変換器21から可変長
符号器26までの符号化装置100と全く逆の動作をす
る。まず復号器27は上記のように符号化されたデータ
を受け取り、2次元ブロックに相当する64個のデータ
を復元する。すなわち、入力された各ハフマン符号が示
す非零値とその値までの零値の長さをもとに、零値を含
むデータ列を復元し、EOBを示すハフマン符号を受け
取ると、復元されたデータ列の長さが64になるまで0
を挿入し、そのデータ列を出力する。例えば、入力され
たハフマン符号が順に、(120,0),(10,
0),(13,0),(9,0),(2,0),(5,
0),(1,2),(7,0),(3,0),(1,
2),EOBを示しているとすると、120,10,1
3,9,2,5,0,0,1,7,3,0,0,1,
0,0,0,...,0という64個のデータを出力す
る。
【0024】走査変換回路28は復号器27から出力さ
れる64個のデータ列を、図2に示した走査回路25の
走査順にしたがって、もとの8画素×8ラインの2次元
ブロックに戻し、かつ、8個の2次元ブロックを集めて
8画素×8ライン×8フィールドの3次元ブロックとし
て出力する。走査変換回路28から出力される3次元の
変換係数は、逆量子化器29において逆量子化され,3
次元逆直交変換回路30において逆直交変換が施され
る。
【0025】メモリ31は、3次元逆直交変換回路30
から出力される3次元ブロックを記憶し、フィールド毎
に出力する。メモリ31の出力はD/A変換器32にお
いてアナログ信号に変換されて出力される。
【0026】図6は上記の符号化装置100と復号化装
置101を用いたNTSCコンポジット信号の磁気記録
再生装置の一例を示している。入力されたNTSCコン
ポジット信号はNTSCデコーダ40においてY、R−
Y、B−Y信号に変換され、符号化装置100において
上述のように圧縮して、符号化される。符号化装置10
0の出力は、誤り訂正符号化回路41において誤り訂正
符号が付加され、変調器42においてディジタル変調さ
れて、記録ヘッド43で磁気テープ44に記録される。
磁気テープ44に記録された画像信号は、再生ヘッド4
5で検出され、復調器46でディジタル復調される。デ
ィジタル復調された再生信号は、誤り訂正復号化回路4
7において誤り訂正された後、復号化装置101におい
て上述のように復号され、NTSCエンコーダ48にお
いてNTSC信号に変換される。
【0027】実施例2.なお、上記実施例においては、
図2のような2次元ブロックの1次元走査を用いたが、
画像の2次元周波数特性によって異なる1次元走査を用
いてもよい。特に、2次元ブロックがフィールド単位で
構成されている場合、水平よりも垂直方向の周波数に電
力が分散する傾向が強いので、図7のように垂直方向の
走査を優先する1次元走査が適している。また、多様な
画像に対応するため、複数の1次元走査を用意し、ブロ
ック毎に使用する1次元走査を切り換えるように構成し
てもよい。
【0028】実施例3.上記実施例においては、フィー
ルド内で水平8画素、垂直8ラインを集めて8画素×8
ラインの2次元ブロックを構成し、この2次元ブロック
を8フィールド分集めて8画素×8ライン×8フィール
ドの3次元ブロックを構成したが、3次元ブロックはフ
レーム単位で構成してもよい。すなわち、フレーム内で
水平8画素、垂直8ラインを集めて8画素×8ラインの
2次元ブロックを構成し、この2次元ブロックを8フレ
ーム分集めて8画素×8ライン×8フレームの3次元ブ
ロックを構成する場合も同様の効果が得られる。
【0029】実施例4.また、上記の実施例において
は、非零値とその値までの零値のシーケンスの長さをハ
フマン符号で符号化しているが、算術符号など他の可変
長符号を用いてもよい。
【0030】実施例5.また、上記実施例においては、
直交変換を3次元DCTとしたが、直交変換はDCTに
限定されるものではなく、また3次元に限らず、例えば
複数の信号を第4の次元として一緒にブロッキングする
場合など、3次元以上のブロックにおける直交変換にも
適用できる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、3次元
以上の直交変換で得られた変換係数を2次元ブロック毎
に1次元走査し、2次元ブロック単位で、各非零値毎に
その値とその非零値までの零値のシーケンスの長さの組
合せを可変長符号化するので、非零値の分布の3次元的
特性に関わらず、可変長符号化の効率を上げることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるディジタルビデオ信号
符号化復号化装置を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例における走査回路の動作を示
す概念図である。
【図3】本発明の一実施例における可変長符号器の動作
を説明するための3次元変換係数の1例を示す図であ
る。
【図4】本発明の一実施例における可変長符号器の動作
を説明するための3次元変換係数の他の例を示す図であ
る。
【図5】本発明の一実施例における可変長符号器の内部
データを示す図である。
【図6】本発明の一実施例によるディジタルビデオ信号
符号化復号化装置を用いたNTSC信号の磁気記録再生
装置を示すブロック図である。
【図7】本発明の他の実施例における走査回路の動作を
示す概念図である。
【図8】従来のディジタルビデオ信号符号化装置の内部
データを示す図である。
【図9】従来のディジタルビデオ信号符号化装置を示す
ブロック図である。
【図10】従来のディジタルビデオ信号符号化装置にお
ける符号化回路の構成を示すブロック図である。
【図11】従来のディジタルビデオ信号符号化装置にお
ける1次元走査を示す概念図である。
【符号の説明】
22 ブロック化回路 23 3次元直交変換回路 25 走査回路 26 可変長符号器 27 復号器 28 走査変換回路 30 3次元逆直交変換回路
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】また、本発明に係るディジタルビデオ信号
複号化装置は、動画、静止画に関わらず、2次元ブロッ
ク毎に1次元走査された変換係数を得て、3次元ブロッ
クを復元するよう構成されるので、動画と静止画に応じ
た複数の1次元走査に対応して複数の復号器を用意する
必要がなく、回路構成が簡単になる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力ディジタルビデオ信号を3次元以上
    のブロックに構成するブロック化回路と、このブロック
    化回路の出力に3次元以上の直交変換を施す直交変換回
    路と、直交変換後の変換係数を2次元ブロック毎に1次
    元走査する走査回路と、この走査回路から出力される係
    数のうち非零値に対して、その値とその値までの零値の
    シーケンスの長さを示す可変長符号を出力し、かつ2次
    元ブロックの終わりを示す符号を出力する可変長符号器
    とを備えたディジタルビデオ信号符号化装置。
  2. 【請求項2】 ディジタルビデオ信号を3次元以上のブ
    ロックに構成し、3次元以上の直交変換を施し、その変
    換係数を2次元ブロック毎に1次元走査し、走査された
    係数のうち非零値に対して、その値とその値までの零値
    のシーケンスの長さをしめす可変長符号を出力し、かつ
    2次元ブロックの終わりを示す符号を出力することによ
    り符号化されたデータの復号化装置であって、入力され
    た可変長符号から非零値とその値までの零値のシーケン
    スの長さを得、かつ2次元ブロックの終わりを検出する
    復号器と、この復号器の出力から零値を含むデータ列を
    復元して2次元ブロックを再構成し、かつ2次元ブロッ
    クを複数合わせて3次元以上のブロックを復元する走査
    変換回路と、復元された3次元以上のブロックに対し逆
    直交変換を施す逆直交変換回路とを備えたことを特徴と
    する復号化装置。
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