JPH06189233A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH06189233A
JPH06189233A JP34244592A JP34244592A JPH06189233A JP H06189233 A JPH06189233 A JP H06189233A JP 34244592 A JP34244592 A JP 34244592A JP 34244592 A JP34244592 A JP 34244592A JP H06189233 A JPH06189233 A JP H06189233A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal display
display image
display
posture
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Pending
Application number
JP34244592A
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English (en)
Inventor
Chikahiko Murata
親彦 村田
Katsuya Mizukata
勝哉 水方
Yukihiro Nakahara
征洋 中原
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Priority to DE1993620929 priority patent/DE69320929T2/de
Priority to EP19930310424 priority patent/EP0604216B1/en
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    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09FDISPLAYING; ADVERTISING; SIGNS; LABELS OR NAME-PLATES; SEALS
    • G09F9/00Indicating arrangements for variable information in which the information is built-up on a support by selection or combination of individual elements
    • G09F9/30Indicating arrangements for variable information in which the information is built-up on a support by selection or combination of individual elements in which the desired character or characters are formed by combining individual elements
    • G09F9/35Indicating arrangements for variable information in which the information is built-up on a support by selection or combination of individual elements in which the desired character or characters are formed by combining individual elements being liquid crystals

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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 表示画面に対する液晶の配向性が定まった単
一のパネルによって、視角が相違する位置において正立
画像を良好に観測可能な視角領域で観測できるようにす
る。 【構成】 表示パネル4に互いに対して180゜回転し
ている2種の表示画像14a、14bを形成し、装置本
体1を上下方いずれかの設定位置(b)(c)に任意に
位置設定可能とするとともに、前記表示画像14a、1
4bの態様に対応して装置本体を180゜位相の異なる
2位置に姿勢変位可能とした構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種機器類の表示部と
して好適に使用される液晶表示装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は旧来の陰極線管を用いた
表示装置と比較して表示画面の大小に関わらず奥行を薄
く形成することができ、しかも軽量である上に消費電力
が少なくて済むなどの優れた利点を有しているが、反
面、液晶分子が特有の配向性を有しているため、観測可
能な視角領域が著しく制限されるという弱点がある。
【0003】即ち、この種液晶表示装置を構成する表示
素子として例えばTN方式を用いたものでは、良好な表
示コントラストを得るために、ガラス基板の配向処理を
量産性に富むラビング法によって施すとともに、該基板
間に封入される液晶材料として、前記配向処理によって
基板表面に形成されたマイクログループ構造のベクトル
と相補的なTN配向の捩れ(カイラリティ)を有するも
のを用いていた。
【0004】ところが、前記配向処理において、基板表
面はラビング方向によって液晶分子の配列方向が規制さ
れることになり、またカイラリティも液晶材料によって
定まるため、良好な表示コントラストが得られる視角領
域は自ずから限定され、それ以外の視角、特に前記良好
な視角領域の反対側に視角をとると可視範囲が極端に狭
くなって、実質的に観測不可能となる。
【0005】この視角領域を拡大する方策としては、液
晶材料や配向技術の改良が挙げられるが、現状では陰極
線管のように視角を選ばず、どの角度からも視認可能な
装置は開発されるに至っていない。このため、液晶表示
装置を作製するにあたっては、良好な視角領域を最も観
測頻度の高い視角方向へ一致させることが不可欠となっ
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来では同一
機能、同一形状、寸法をもつ機種、つまり同一機種の液
晶表示装置を量産する場合にも、観測点に対する装置の
設置位置に対応して、表示画面に対する液晶の配向性を
正方向に処理した画像表示パネル(液晶表示手段)だけ
では、該パネルの可視範囲の反対側となる視角からは視
認することができないため、反対側の視角から視認可能
なパネル、つまり表示画面に対する液晶の配向性を逆方
向に処理したパネルも作製しなければならず、都合2種
類のパネルが必要であった。
【0007】その具体例として車載用途の液晶表示装置
においては、目線より下方にある中央コンソール部付近
に装着する場合は6時視角のパネル、目線より上方にあ
る天井部から吊り下げる場合は12時視角のパネルとい
うように、観測点と装置の設置位置間で決まる視角に対
応して使い分けしていた。
【0008】このように従来では、同一機種の液晶表示
装置であっても、2種類のパネルを準備しておく必要が
あるため、製造工程、製品管理、あるいはコスト面の問
題が大きいだけでなく、設置しようとする位置では視認
できない装置を誤って購入した使用者に不利不便を与え
るという不都合があった。
【0009】本発明は、上記のような問題点を一挙に解
決するもので、一つの液晶表示手段によって、相反する
視角となる設置位置のいずれにおいても良好に視認する
ことが可能な液晶表示装置を提供することを目的とする
ものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の液晶表示装置は、装置本体と、この装置本体
の位置決め手段及び該装置本体の姿勢保持手段を具備し
たものとしている。
【0011】前記装置本体は、複数の信号電極と該信号
電極に交差する複数の走査電極とを有する液晶表示手段
と、この液晶表示手段をドライブするドライブ手段とを
備えている。
【0012】該ドライブ手段は液晶表示手段に映像信号
に基づいた第1表示画像を形成することができるととも
に、前記第1表示画像中の所定の点を中心として該第1
表示画像を略180゜回転した第2表示画像を形成する
ように液晶表示手段をドライブするものであって、例え
ば複数の信号電極をスキャンするソースドライブ回路
と、複数の走査電極をスキャンするゲートドライブ回路
と、前記ソースドライブ回路及びゲートドライブ回路の
スキャン方向を反転させる反転制御回路とを具備した構
成とすることができる。
【0013】前記位置決め手段は、観測点から前記液晶
表示手段の表示画像を観測する視角が該液晶表示手段の
液晶配向性に基づく観測可能視角領域中に含まれる第1
位置と、前記第2表示画像が第1表示画像と一致するよ
うに前記液晶表示手段を略180゜回転させた状態にお
いて前記観測点からの観測視角が該液晶表示手段の前記
観測可能視角領域中に含まれる第2位置とに前記液晶表
示手段を選択的に固定可能に構成されている。
【0014】また、姿勢保持手段は、前記位置決め手段
に支持され、且つ前記液晶表示手段を第1姿勢と、該第
1姿勢に対し略180゜回転させた第2姿勢との両方で
姿勢保持可能に構成されている。
【0015】
【作用】上記構成によると、液晶表示手段を位置決め手
段によって第1位置に固定するとともに、姿勢保持手段
によって例えば第1姿勢に保持した上で、ドライブ手段
によって液晶表示手段に第1表示画像を形成すれば、観
測点から液晶表示手段を観測したときの視角は観測可能
視角領域内に含まれるので、良好な映像を観測すること
ができる。
【0016】また、液晶表示手段を位置決め手段によっ
て第2位置に固定するとともに、姿勢保持手段によって
第1姿勢に対し略180゜回転した第2姿勢に保持する
と、観測点から該液晶表示手段の表示画像を視認すると
きの視角が観測可能視角領域内に含まれる点で前記第1
位置に設置した場合と相対的に対応する。この場合、ド
ライブ手段によって液晶表示手段に第1表示画像に対し
略180゜回転している第2表示画像を形成すれば、該
第2表示画像を第1表示画像と同じ向きで良好に視認で
きる。
【0017】
【実施例】図1〜図8は本発明を大画面の液晶表示装置
に適用した実施例を示している。図1に概略的に示すよ
うに本実施例装置は、装置本体1と、該装置本体1の位
置決め手段2とを備えている。前記装置本体1は図2に
おいて模式的に示すように、本体外殻3内に液晶表示手
段としての表示パネル4及び各種制御部や操作部(図示
せず)等を装備したものである。
【0018】表示パネル4はアクティブマトリクス型T
FT(薄膜トランジスタ)方式の液晶表示素子により構
成されている。即ち、表示パネル4は2枚のガラス基板
5a、5bを対向配置し、パネル前面側の基板5aの対
向面に透明電極からなるコモン電極6を設け、背面側の
基板5bの対向面にTFTスイッチ・マトリクス7を設
けるとともに、これらコモン電極6とTFTスイッチ・
マトリクス7と対面する状態で前記基板5a、5b間に
ネマティック液晶層8を封入し、更に、必要に応じて背
面側基板5bの背後にバックライト手段9を配設してな
るものである。
【0019】前記TFTスイッチ・マトリクス7は図3
にその要部を概略的に示すように、背面側基板5b上に
複数の信号電極Sと、この信号電極Sと直交する複数の
走査電極Gとをマトリクス状に配設するとともに、信号
電極Sと走査電極Gの各交点付近にそれぞれ絵素電極P
と、該絵素電極Pへの印加電圧を断続するTFTスイッ
チTとを配設したものである。
【0020】このTFTスイッチTは半導体薄膜10を
チャンネルとし、この半導体薄膜10の両端にソース電
極となる信号電極Sと、ドレイン電極となる絵素電極P
とを接続するとともに、走査電極Gから延びるゲート電
極11を絶縁膜12を介して対向させたものである。
【0021】図4は表示素子及びそのドライブ手段13
の電気的構成を模式的に示し、図5はTFTスイッチ・
マトリクス7の各電極S、G、P及びTFTスイッチT
の配列を模式的に示している。更に、図6は後述するド
ライブ手段13によって表示パネル4に形成された第1
表示画像14aを示し、図7はこの第1表示画像14a
中の所定の点(O)を中心として該第1表示画像を18
0゜回転した第2表示画像14bを示している。具体的
には図7に示した第2表示画像14bは第1表示画像1
4aの中心点(O)に関して180゜回転させたもので
あり、画面の上下中心線L1に関して上下対称な画像と
なっている。
【0022】図4において、34は図3に示すような構
造で、且つ、画素が図6に示すような配列となっている
TFT液晶パネルである。このTFT液晶パネル34は
図5に示すように、複数の平行に並んだ信号電極S1
n(以下、ソースバスラインと呼ぶ)と、それに直交
した複数の平行に並んだ走査電極G1〜Gm(以下、ゲー
トバスラインと呼ぶ)が駆動用スイッチング素子T11
mn(TFT)を介して接続された、いわゆるマトリク
ス状に並んだ複数の絵素電極P11〜Pmnからなってい
る。
【0023】駆動系は映像信号を処理する映像信号処理
回路31と、この映像信号処理回路31から出力された
映像信号に基づいてソースバスラインS1〜Snを制御す
るソースドライバ32と、ゲートバスラインG1〜Gm
順次水平期間パルスをサイクリックに出力するゲートド
ライバ33と、G1〜Gmの走査順序及びS1〜Snの映像
信号順序の反転制御を行う反転制御回路35とからなっ
ている。
【0024】ゲートバスラインにTFTをONさせるパ
ルスが印加されると、該TFTに印加されている電圧が
絵素電極に加わり、これと対向した共通電極に印加され
ている電圧との電位差によって、液晶を駆動することに
より、光が制御される。
【0025】従って、図5によれば、ゲートドライバ3
3からゲートバスラインG1に、1水平周期に対応した
パルス(水平期間パルス)が加わっている間に、ソース
バスラインS1からSnに印加されている映像信号電圧
が、共通電極電圧との電位差により、順次1行目の絵素
電極に書き込まれ、次の水平周期にはゲートバスライン
2に水平期間パルスが加わることによって、2行目の
TFTがONされ、その間にまたS1からSnに印加され
た信号電圧が2行目の絵素電極に書き込まれる。そし
て、同様にGnまで繰り返されることによって、液晶パ
ネルに1枚の絵を表示させることができる。
【0026】このとき反転制御回路35によってソース
バスラインSn→S1の順番で映像信号電圧を与え、また
m→G1の順番で1水平周期に対応したTFT駆動用の
パルスを加えることによって、画像を逆さに表示させる
ことができる。なお、反転制御回路35は操作キーの操
作に応答して動作を開始するようになっているものとす
る。
【0027】ここで信号電極と走査電極のスキャン反転
について、図5の液晶表示装置の絵素配列概略図で説明
する。なお、同図はアクティブ・マトリクス型のTFT
方式、ソース、ゲートドライバ片側置き、ストライプ配
列のものであるが、本発明はこれ以外の液晶駆動方式、
ドライバ配置方式、絵素配列方式にも応用できる。
【0028】通常、絵素電極P11〜Pmnを介して液晶に
与えられる液晶駆動信号電圧は、ソースドライバからソ
ースバスラインS1〜Snに与えられる映像信号電圧と、
ゲートドライバからゲートバスラインG1〜Gmに与えら
れる走査信号のタイミングにより、P11→P12……→P
1・n-1→P1n→P21→P22……→P2・n-1→P2n……→P
m・n-1→Pmnの順で加えられるが、ソースドライバ及び
ゲートドライバのスキャン方向をそれぞれSn→S1、G
m→G12次側スコロトロン11することで、Pmn→P
m・n-1……→Pm2→Pm1→Pm-1・n→Pm-1・n-1……→P
m-1・2→Pm-1・1……→P12→P11の順で加えられること
になり、画像は上下左右反転となる。
【0029】従って、ソースドライバ、ゲートドライバ
のシフトレジスタに双方向カウンタ機能をもたせ、スイ
ッチ等で切り換えることにより、画像の上下左右反転は
実現できる。
【0030】ところで、上記構成の表示パネル4を構成
する表示素子は、従来技術の項で述べたように、ガラス
基板5a、5bに配向処理を施してあり、液晶層8は配
向処理によって基板表面に形成されたマイクログループ
構造のベクトルと相補的なカイラリティを有する液晶材
料により構成されている。従って、液晶層8の液晶分子
の配列方向は基板5a、5bの配向処理によって規制さ
れており、良好な表示コントラストが得られる視角領域
は限定されたものとなる。
【0031】図1に挿入した円形パターンE1、E2は
その視角領域を模式的に示すものである。いま、表示パ
ネル4の良好に観測可能な視角領域が全視野に対して斜
線で示す範囲に限定されているとすると、表示パネル4
を観測点(a)より視角θbで観測可能な第1位置とし
ての上方設定位置(b)に設置するとし、そのときの良
好に観測可能な視角領域A1がパターンE1で示す全視
野中の下半部となるように該表示パネル4の向きを設定
したとする。
【0032】これに対し、該表示パネル4を観測点
(a)より視角θcに対応する第2位置としての下方設
定位置(c)に設置した場合、この下方設定位置(c)
では表示パネル4を180゜回転させることによりパタ
ーンE2に示した視角領域A2も視角領域A1とは逆向
きとなって良好な映像が観測可能になることが分かる。
【0033】本実施例装置はこの点に着目して構成した
もので、上下方いずれの位置にも装置本体1を設置で
き、しかもいずれの位置においても良好に観測可能な視
角領域でもって観測できるようにしている。
【0034】図1において、前記位置決め手段2は、本
体外殻3の上下面に取り付けられた第1、第2接続部材
15a、15bと、長さの異なる第1、第2支柱部材1
6a、16bとにより構成されている。
【0035】これらの支柱部材16a、16bは装置本
体1の取付位置に対応して使い分けされるもので、長い
方の第1支柱部材16aは上方設定位置(b)で、また
短い方の第2支柱部材16bは下方設定位置(c)でそ
れぞれ装置本体1を支持できるように寸法設定されい
る。また、これら支柱部材16a、16bは装置本体1
の重量を支えるに十分な強度を有する断面角形乃至円形
状の中実材または管材により形成され、床面等に起立姿
勢で適宜な固定手段によって固定されるものである。
【0036】一方、前記第1、第2接続部材15a、1
5bはそれぞれ個別にブロック片状に成形して本体外殻
3の上下面中央部に固着するか、または該本体外殻3の
上下面中央部に一体に形成されており、本実施例では後
述するように姿勢保持手段の機能を兼ねさせた構成とし
ている。この第1、第2支柱部材16a、16bの各上
端部と、接続時において該上端部と対接させる第1、第
2接続部材15a、15bの端面とには、それぞれ該支
柱部材16aまたは16bと接続部材15aまたは15
bとを接続するための接続手段が形成されている。
【0037】この接続手段は例えば図8に示すように、
第1、第2接続部材15a、15bの端面に蟻溝17
a、17bを設け、第1、第2支柱部材16a、16b
の上端部に該蟻溝17aまたは17bに嵌合する蟻ほぞ
18a、18bを設けるとともに、該蟻溝17aまたは
17bと蟻ほぞ18aまたは18b内に両者の完全嵌合
状態において係合する抜け止め突起19及び係止凹部2
0を形成したものとすることができる。
【0038】なお、該接続手段の態様は上記のような構
成に限定されるものではなく、その他の係止構造、ある
いは一方をねじ孔とし、他方をボルトとしたねじによる
締結構造を有するものなど諸種の態様のものが実施可能
である。
【0039】上記のように構成した本実施例装置では、
装置本体1を上方設定位置(b)、下方設定位置(c)
のいずれにも設置することができる。即ち、上方設定位
置(b)に設置するときは、長い方の第1支柱部材16
aを該上方設定位置(b)下方の床面上に起立姿勢で固
定し、この第1支柱部材16aの蟻ほぞ18aと第1接
続部材15aの蟻溝17aとを嵌合することにより、装
置本体1を上方設定位置(b)で固定、支持できる。
【0040】このように装置本体1を上方設定位置
(b)に設置したときは、観測点(a)から表示パネル
4の表示画像を見上げて観測する視角θbが該表示パネ
ル4の液晶配向性に基づく観測可能視角領域A1中に含
まれる高さ位置となる。また、この場合、ドライブ手段
13を操作して表示パネル4には常に図6に示した正立
画像である第1表示画像14aが形成されるようにセッ
トしておく。
【0041】また、下方設定位置(c)に設置するとき
は、短い方の第2支柱部材16bを床面上に起立姿勢で
固定するとともに、装置本体1を上下反転させ、該第2
支柱部材16bの蟻ほぞ18bと第2接続部材15bの
蟻溝17bとを嵌合することにより、装置本体1を上方
設定位置(b)に設置したときとは逆転、つまり180
゜回転させた姿勢で下方設定位置(c)で固定、支持で
きる。
【0042】このように装置本体1を下方設定位置
(c)に設置したときは、観測点(a)から表示パネル
4の表示画像を見下ろして観測する視角θcが逆転させ
た表示パネル4の観測可能視角領域A2中に含まれる高
さ位置となる。
【0043】また、この場合、表示パネル4に第1表示
画像14aを形成すると、画像が上下逆転して視認され
るため、ドライブ手段13を操作して図7に示した第2
表示画像14bを形成するようにする必要がある。第2
表示画像14bは第1表示画像14aの逆転画像である
ため、これを逆転させた表示パネル4に形成すると正立
画像として観測できる。
【0044】上記したように第1、第2接続部材15
a、15bはそのいずれか一方を支柱部材16aまたは
16bに接続手段を介して結合することにより、装置本
体1を例えば第1姿勢としての第1表示画像14aが正
立状態で観測できる姿勢と、該第1姿勢に対し180゜
回転させた第2姿勢との両方で保持できるものであり、
従って姿勢保持手段の機能を兼備した構成を有するもの
である。
【0045】上記構成を備えた本実施例によれば、位置
決め手段2として長短一組の支柱部材16a、16bを
選択的に使用することにより、上下いずれか所望の設定
位置(b)(c)に装置本体1を配することができる。
なお、支柱部材16a、16bは床面の他、天井面に取
り付けて装置本体1を吊り下げ状態で支持するようにし
てもよい。
【0046】図9は本発明の他の実施例の要部を概略的
に示しており、この図に示すものでは位置決め手段2と
して床面等に起立姿勢で立設されるガイド部材19を設
け、装置本体外殻3を該ガイド部材19に昇降可能に支
持させたものとしている。
【0047】即ち、ガイド部材19は装置本体1を上方
設定位置(b)で支持可能な高さを有する一対のガイド
支柱20a、20bを床面等から起立姿勢で平行に立設
し、これらガイド支柱20a、20bの対向面側にガイ
ド溝21a、21bを形成する一方、本体外殻3の背面
側にスライド板22を設けて、このスライド板22の背
面に前記各ガイド溝21a、21bにスライド昇降自在
に係合する係合片23a、23bを突設し、更にガイド
溝21a、21bの上方設定位置(b)と下方設定位置
(c)とに対応する位置に、その位置で係合片23a、
23bを保持する適宜な位置保持手段24a、24bを
設けている。
【0048】このような構成の位置決め手段2では、装
置本体1をガイド部材19に沿って上昇させ、上方の位
置保持手段24aを操作することにより、該装置本体1
を上方設定位置(b)で固定支持でき、また、装置本体
1をガイド部材19に沿って下降させ、下方の位置保持
手段24bを操作することにより、該装置本体1を下方
設定位置(c)で固定支持できるものである。
【0049】また、この実施例では姿勢保持手段を位置
決め手段2とは別に構成している。即ち、この姿勢保持
手段25は本体外殻3の背面中央部に円形凸部26を突
設する一方、スライド板22に該円形凸部26とほぼ同
径の嵌合孔27を形成して、このスライド板22の嵌合
孔27を本体外殻3の円形凸部26に回転可能に嵌合
し、更に該円形凸部26と嵌合孔27の一方の適宜部位
に係止突起28とこの係止突起28を突没させる操作部
29を設けるとともに、他方の180゜位相の異なる2
個所に係止孔30a、30bを穿設したものである。
【0050】このような構成の姿勢保持手段25では、
装置本体1が上方設定位置(b)に位置するときは、一
方の係止孔30aに係止突起28を突入係止させること
により、装置本体1を正立姿勢に保持する。また、装置
本体1が下方設定位置(c)に位置するときは、係止部
29を操作して係止突起28と一方の係止孔30aとの
係合を解除した上で、装置本体1を円形凸部26周りに
180゜回転させ、しかる後、再度、操作部29を操作
して係止突起28を他方の係止孔30bに突入係止させ
ることにより、装置本体1を倒立姿勢に保持するもので
ある。
【0051】このように構成した実施例によれば、装置
本体1の取付位置が上下2個所のいずれかを選択できる
設置空間を有する設備に装備する際に有効である。な
お、この実施例装置の一部態様を変更することにより、
装置本体1を左右2位置に位置設定するタイプのものに
も適用できる。
【0052】このタイプの装置では第1、第2表示画像
が例えば図10、図11に示すような上下対称像であっ
て、且つ左右の方向性を特に問題としない場合に好適な
ものである。この場合、図10に示す第1表示画像14
aに対し、画像中心点(O)に関して180゜回転させ
た画像となる図11に示す第2表示画像14bは、画面
の左右中心線L2に関して対称な左右反転画像となる。
【0053】そして、このような左右反転画像を形成す
るために表示パネル4の液晶配向方向を観測可能視角領
域が左右に存する態様とするとともに、ガイド部材19
を水平方向に配置すれば、前記他の実施例でもって左右
変位タイプの装置を容易に構成できる。
【0054】なお、本発明の構成要件である位置決め手
段及び姿勢保持手段は、上記各実施例の他、多様な変形
態様が可能である。また、上記各実施例において、ドラ
イブ手段13を表示画像の上下判別手段を内蔵したもの
とし、この上下判別手段を姿勢保持手段と連動させるこ
とにより、自動的に表示画像を180゜回転できるよう
にしてもよい。
【0055】この場合、初めの実施例に示したものでは
第1、第2接続部材15a、15bの一方を支柱部材1
6aまたは16bに接続したとき、表示パネル4には自
動的に第1表示画像14aが形成され、他方を接続した
とき第2表示画像14bが形成されるように上下判別手
段を構成する。また、他の実施例に示したものでは、姿
勢保持手段25の係止孔30aまたは30bの一方に係
止突起28が突入したとき、自動的に第1表示画像14
aが形成され、他方に突入したとき第2表示画像14b
が形成されるように上下判別手段を構成する。
【0056】更に、他の実施例においては、外部リモー
トコントロール装置と、この外部リモートコントロール
装置からの信号の方向により第1、第2位置を検出する
位置検出手段と、この位置検出手段の信号に基づいて姿
勢保持手段25を駆動する駆動手段と、前記位置検出手
段の信号に基づいてドライブ手段13を駆動する手段と
を備え、外部リモートコントロール装置を操作するだけ
で、自動的に装置本体1を回転させるとともに、第1、
第2表示画像14a、14bの切り換えを行える構成と
することができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の液晶表示
装置によるときは、液晶表示手段に互いに対して180
゜回転している2種の表示画像を形成でき、しかも装置
本体を第1、第2位置のいずれかに任意に位置設定可能
であるとともに、前記表示画像の態様に対応して装置本
体を180゜位相の異なる2位置に姿勢変位可能に構成
しているので、上下または左右の2位置のいずれにおい
ても、正立した良好な画像を観測することができる。
【0058】従って、同一機種であっても、表示画面に
対する液晶の配向性を変えた2種類のパネルを要した従
来装置とは異なり、単一のパネルでもって、使用位置が
異なる、つまり視角が相違する位置において共通に使用
することができる。このため、液晶表示手段の配向処理
が簡単になって作業効率が著しく向上し、その結果、製
造工程、製品管理が大幅に簡略化できるだけでなく、コ
ストダウンに寄与できる。その上、購入者に設置場所を
勘案して選択させるという不都合をなくすことができる
等の優れた効果を奏するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す概略側面図。
【図2】 装置本体を模式的に示す断面図。
【図3】 表示パネルの構造を模式的に示す要部拡大
斜視図。
【図4】 表示パネルとそのドライブ手段の電気的構
成を示す概略配線図。
【図5】 表示パネルの絵素配列を示す概略図。
【図6】 第1表示画像を形成した表示パネル画面を
示す概略正面図。
【図7】 第2表示画像を形成した表示パネル画面を
示す概略正面図。
【図8】 位置決め手段と姿勢保持手段の一例を示す
分解斜視図。
【図9】 本発明の他の実施例を示す概略斜視図。
【図10】 表示態様の他の例における第1表示画像を
示す概略正面図。
【図11】 その第2表示画像を示す概略正面図。
【符号の説明】
1 装置本体 2 位置決め手段 4 液晶表示手段 14a 第1表示画像 14b 第2表示画像 13 ドライブ手段 25 姿勢保持手段 G 走査電極 S 信号電極 (a) 観測点 (b) 第1位置 (c) 第2位置 (O) 所定の点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09G 3/20 J 7335−5G 3/36 7319−5G

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の信号電極と該信号電極に交差する
    複数の走査電極とを有する液晶表示手段と、前記液晶表
    示手段に映像信号に基づいた第1表示画像を形成するこ
    とができるとともに前記第1表示画像中の所定の点を中
    心として該第1表示画像を略180゜回転した第2表示
    画像を形成するように前記液晶表示手段をドライブする
    ドライブ手段とを備えた装置本体と、 観測点から前記液晶表示手段の表示画像を観測する視角
    が該液晶表示手段の液晶配向性に基づく観測可能視角領
    域中に含まれる第1位置と、前記第2表示画像が第1表
    示画像と一致するように前記液晶表示手段を略180゜
    回転させた状態において前記観測点からの観測視角が該
    液晶表示手段の前記観測可能視角領域中に含まれる第2
    位置とに前記装置本体を選択的に固定可能な位置決め手
    段と、 前記位置決め手段に支持され、且つ前記装置本体を第1
    姿勢と、該第1姿勢に対し略180゜回転させた第2姿
    勢との両方で保持可能な姿勢保持手段と、 を具備することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 ドライブ手段は、複数の信号電極をスキ
    ャンするソースドライブ回路と、複数の走査電極をスキ
    ャンするゲートドライブ回路と、前記ソースドライブ回
    路及びゲートドライブ回路のスキャン方向を反転させる
    反転制御回路とを具備している請求項1の液晶表示装
    置。
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DE69320929D1 (de) 1998-10-15
EP0604216B1 (en) 1998-09-09
EP0604216A2 (en) 1994-06-29
EP0604216A3 (en) 1995-12-06

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