JPH06188623A - ゴースト対策双ループアンテナ - Google Patents
ゴースト対策双ループアンテナInfo
- Publication number
- JPH06188623A JPH06188623A JP33590092A JP33590092A JPH06188623A JP H06188623 A JPH06188623 A JP H06188623A JP 33590092 A JP33590092 A JP 33590092A JP 33590092 A JP33590092 A JP 33590092A JP H06188623 A JPH06188623 A JP H06188623A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- antenna
- twin loop
- induced current
- wave
- reception
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 アンテナ背面からの反射波を低減すると共に
地上反射波をも低減する。 【構成】 受信周波数に共振している2組の1λ双ルー
プアンテナ1,2を1/4λ間隔に配置することによ
り、2組の1λ双ループアンテナ1,2間の誘起電流に
90°の位相差を持たせる。双ループアンテナ1の直接
波受信による誘起電流Id1および反射波受信による誘起
電流Ir1−90°を3dBカプラの入力端#1に入力
し、双ループアンテナ2の直接波受信による誘起電流I
d2−90°および反射波受信による誘起電流Ir2を3d
Bカプラの入力端#2に入力すると、3dBカプラの特
性から出力端#3には反射波受信による誘起電流I
r1が、出力端#4には直接波受信による誘起電流Id1の
みが現れる。
地上反射波をも低減する。 【構成】 受信周波数に共振している2組の1λ双ルー
プアンテナ1,2を1/4λ間隔に配置することによ
り、2組の1λ双ループアンテナ1,2間の誘起電流に
90°の位相差を持たせる。双ループアンテナ1の直接
波受信による誘起電流Id1および反射波受信による誘起
電流Ir1−90°を3dBカプラの入力端#1に入力
し、双ループアンテナ2の直接波受信による誘起電流I
d2−90°および反射波受信による誘起電流Ir2を3d
Bカプラの入力端#2に入力すると、3dBカプラの特
性から出力端#3には反射波受信による誘起電流I
r1が、出力端#4には直接波受信による誘起電流Id1の
みが現れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受信アンテナにおいて
ゴーストの原因となるアンテナ背面からの受信電波強度
を低減したアンテナに関する。
ゴーストの原因となるアンテナ背面からの受信電波強度
を低減したアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアンテナシステムとしては、一般
に図3のように八木宇田アンテナ21を垂直面多段スタ
ックとしてブランチフィーダ22及び分配器23で結合
したものを2組用いて1/4λ間隔に配置し、その誘起
電流を3dBカプラ3により合成し、アンテナ背面から
の反射波を低減していた。
に図3のように八木宇田アンテナ21を垂直面多段スタ
ックとしてブランチフィーダ22及び分配器23で結合
したものを2組用いて1/4λ間隔に配置し、その誘起
電流を3dBカプラ3により合成し、アンテナ背面から
の反射波を低減していた。
【0003】この従来のアンテナシステムでは、アンテ
ナ背面からの受信電波強度を低減したゴースト対策アン
テナを構成する場合、2組以上の複数のアンテナ、ブラ
ンチフィーダ及び分配器が必要であった。
ナ背面からの受信電波強度を低減したゴースト対策アン
テナを構成する場合、2組以上の複数のアンテナ、ブラ
ンチフィーダ及び分配器が必要であった。
【0004】なお、他の従来の技術として、地上反射波
の影響を低減するため、地上反射波到来方向に反射板を
設置する方法も採用されていた。
の影響を低減するため、地上反射波到来方向に反射板を
設置する方法も採用されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
の上記欠点を改良して、アンテナの構成を簡単にし、ア
ンテナ背面からの反射波を低減すると共に地上反射波を
も低減しようとするものである。
の上記欠点を改良して、アンテナの構成を簡単にし、ア
ンテナ背面からの反射波を低減すると共に地上反射波を
も低減しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、受信周波数に
共振した2組の双ループアンテナを1/4λ間隔に配置
し、その90°の位相差を持つ誘起電流をカプラ特性を
利用して合成、相殺し、アンテナ背面からの反射波を低
減すると共に、双ループアンテナの特徴である垂直面鋭
指向性により地上反射波をも低減する。
共振した2組の双ループアンテナを1/4λ間隔に配置
し、その90°の位相差を持つ誘起電流をカプラ特性を
利用して合成、相殺し、アンテナ背面からの反射波を低
減すると共に、双ループアンテナの特徴である垂直面鋭
指向性により地上反射波をも低減する。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例について図1及び図2
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0008】図1は、本発明の一実施例のゴースト対策
双ループアンテナの構成図である。
双ループアンテナの構成図である。
【0009】受信周波数に共振している2組の1λ双ル
ープアンテナ1,2を1/4λ間隔に配置することによ
り、2組の1λ双ループアンテナ1,2間の誘起電流に
90°の位相差を持たせる。
ープアンテナ1,2を1/4λ間隔に配置することによ
り、2組の1λ双ループアンテナ1,2間の誘起電流に
90°の位相差を持たせる。
【0010】双ループアンテナ1の直接波受信による誘
起電流Id1および反射波受信による誘起電流Ir1−90
°を3dBカプラの入力端#1に入力し、双ループアン
テナ2の直接波受信による誘起電流Id2−90°および
反射波受信による誘起電流Ir2を3dBカプラの入力端
#2に入力すると、3dBカプラの特性から出力端#3
には反射波受信による誘起電流Ir1が、出力端#4には
直接波受信による誘起電流Id1のみが現れる。
起電流Id1および反射波受信による誘起電流Ir1−90
°を3dBカプラの入力端#1に入力し、双ループアン
テナ2の直接波受信による誘起電流Id2−90°および
反射波受信による誘起電流Ir2を3dBカプラの入力端
#2に入力すると、3dBカプラの特性から出力端#3
には反射波受信による誘起電流Ir1が、出力端#4には
直接波受信による誘起電流Id1のみが現れる。
【0011】また、双ループアンテナはその動作特性上
1/2λ水平ダイポールアンテナの垂直スタックとなる
ため、その垂直面鋭指向性を利用し、受信アンテナ垂直
面斜め下方向から進入する地上反射波を低減した。
1/2λ水平ダイポールアンテナの垂直スタックとなる
ため、その垂直面鋭指向性を利用し、受信アンテナ垂直
面斜め下方向から進入する地上反射波を低減した。
【0012】図2は、本発明の一実施例のゴースト対策
双ループアンテナを使用した状態である。
双ループアンテナを使用した状態である。
【0013】送信アンテナ12から輻射された電波は、
受信アンテナ11に対して水平、垂直方向から複数到達
する。これは、直接波15と、建造物等13による建造
物等反射波16及び地上14による地上反射波17との
間に、到達距離の差異があり、この到達距離の差異が、
受像機の受像管上にゴーストを生じる原因となる。
受信アンテナ11に対して水平、垂直方向から複数到達
する。これは、直接波15と、建造物等13による建造
物等反射波16及び地上14による地上反射波17との
間に、到達距離の差異があり、この到達距離の差異が、
受像機の受像管上にゴーストを生じる原因となる。
【0014】この事から、ゴーストを抑えるためには、
受信アンテナの水平指向性における前後利得向上および
垂直指向性における鋭指向性が必要となる。
受信アンテナの水平指向性における前後利得向上および
垂直指向性における鋭指向性が必要となる。
【0015】そこで、受信アンテナ11の後方からの反
射波に対しては、3dBカプラ3により反射波を相殺
し、また垂直方向からの地上反射波に対しては双ループ
アンテナの特徴である垂直面鋭指向性により地上反射波
を低減する。
射波に対しては、3dBカプラ3により反射波を相殺
し、また垂直方向からの地上反射波に対しては双ループ
アンテナの特徴である垂直面鋭指向性により地上反射波
を低減する。
【0016】2L双ループアンテナと同等の垂直面鋭指
向性を八木宇田アンテナの垂直多段スタックで得る場
合、0.27λ間隔で4段必要となる。
向性を八木宇田アンテナの垂直多段スタックで得る場
合、0.27λ間隔で4段必要となる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、2組の双
ループアンテナとカプラを用いた簡単な構成により、ア
ンテナ背面からの反射波を低減すると共に地上反射波を
も低減する効果を有する。
ループアンテナとカプラを用いた簡単な構成により、ア
ンテナ背面からの反射波を低減すると共に地上反射波を
も低減する効果を有する。
【図1】本発明の一実施例のゴースト対策双ループアン
テナの正面図である。
テナの正面図である。
【図2】本発明の一実施例のゴースト対策双ループアン
テナを実施した状態を示す。
テナを実施した状態を示す。
【図3】従来の八木宇田アンテナを4本使用したゴース
ト対策アンテナの斜視図である。
ト対策アンテナの斜視図である。
1 1λ双ループアンテナ 2 1λ双ループアンテナ 3 3dBカプラ 4 吸収抵抗 5 給電線 6 直接波 7 反射波 11 受信アンテナ 12 送信アンテナ 13 建造物等 14 地上 15 直接波 16 建造物等反射波 17 地上反射波 21 八木宇田アンテナ 22 ブランチフィーダ 23 分配器
Claims (1)
- 【請求項1】 1/4λ間隔に配置した、2組の垂直面
鋭指向性を有する双ループアンテナと2組のアンテナの
誘起電流を合成するカプラから構成されることを特徴と
するゴースト対策双ループアンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33590092A JPH06188623A (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | ゴースト対策双ループアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33590092A JPH06188623A (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | ゴースト対策双ループアンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06188623A true JPH06188623A (ja) | 1994-07-08 |
Family
ID=18293628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33590092A Withdrawn JPH06188623A (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | ゴースト対策双ループアンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06188623A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6501436B1 (en) | 1998-12-25 | 2002-12-31 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Antenna apparatus and wireless apparatus and radio relaying apparatus using the same |
JP2007129551A (ja) * | 2005-11-04 | 2007-05-24 | Dx Antenna Co Ltd | アンテナ |
-
1992
- 1992-12-16 JP JP33590092A patent/JPH06188623A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6501436B1 (en) | 1998-12-25 | 2002-12-31 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Antenna apparatus and wireless apparatus and radio relaying apparatus using the same |
JP2007129551A (ja) * | 2005-11-04 | 2007-05-24 | Dx Antenna Co Ltd | アンテナ |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000307 |