JPH0618488B2 - 播種装置付コンバイン - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は播種装置を備えたコンバインに関するものであ
る。

稲を収穫したあとの圃場へ稲や麦の種を播く場合、大規
模農家では播種装置を装着した移動農機と、耕耘機とを
用意し、移動農機を走行させて播種を行なったのち、耕
耘機で種の上を覆土するという方法が採られている。

しかしながら、従来におけるこの種の装置においては、
移動農機が蛇行したり、適正でない進路を直進したりし
て圃場の刈株上に播種することがあり、また覆土に際し
て耕耘機で掘り起こされた刈株が覆土とともに種の上へ
乗ることがあって種の発芽率が低下するばかりでなく、
収穫作業と播種作業とが別々に行なわれるので非能率的
であった。

本発明は以上のような点に鑑みてなされたもので、走行
フレームの後部に播種装置と除草剤散布装置および排わ
ら処理装置を装着し、機台後端部に設けた支持部材に、
播種装置の播種口と、開溝・覆土用耕耘機の耕耘爪と、
除草剤散布装置の散布口とを機台進行方向の前方から順
に配設し、排わら処理装置の排わら排出方向を散布口の
後方に指向させるとともに、播種口および散布口を刈取
機の分草体とほぼ同じ軌跡上を通過するように配置し、
かつ耕耘爪を刈取機で刈取られた刈株の上方を通過する
ように配置したことにより、刈取機の分草体で機台進行
方向を規制して収穫作業を行ないながら播種、開溝、覆
土、除草剤散布および排わら被覆をこの順で刈株条列に
したがって行なうことを可能にするとともに、種が刈株
上に播かれたりすることがなく、また従来一般的であっ
た刈株上に沿って播種していくものに比べ、播いた種の
上に大きな刈株が乗ったりすることも少なくなるように
し、播種の発芽率と作業能率の向上を計った播種装置付
コンバインを提供するものである。

以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。

第１図ないし第４図は本発明に係る播種装置付コンバイ
ンの実施例を示し、第１図はその側面図、第２図は背面
図、第３図は分解斜視図、第４図は播種装置等の配置を
説明するための平面図である。図においてコンバイン１
は、駆動輪２と、複数個の転輪３と、これらの回転輪に
張架された無端履帯４とからなる左右一対の走行クロー
ラ５を備えており、これら左右の走行クローラ５は、枠
組形成された走行フレム６に支持されている。走行フレ
ーム６上には、脱穀装置と選別装置とが収納された脱穀
機７が搭載されており、その前端下部から前方へ延びる
操作フレーム８上には、内部にエンジンが収納されたエ
ンジンルーム９が搭載されている。エンジンルーム９上
には、作業者が着座する操縦席１０が配設されており、
その前方には、各種の操作レバーや計器類を備えた操作
ボックス１１が設けられている。全体を符号１２で示す
ものは刈取機であって、脱穀機７の前端上部に枢支され
た揺動自在な刈取フレーム１３を備えており、刈取フレ
ーム１３から地面に沿って前方へ延びる複数個の各分草
杆１４の前端部には、複数個の分草体１５がそれぞれ固
定されている。この分草体１５は機台の進行とともに第
４図に符号１６で示す穀稈（刈取後は刈株１６となる）
の条列を掻き分けて隣接する分草杆１４間へ導くもので
あって、各分草体１５間の間隔は穀稈１６の条列間隔と
ほぼ同じに設定されている。１７は倒伏した穀稈を起立
させる引起し装置であって、分草体１５の後方に立設さ
れており、その下端後方には、引起された穀稈の根元部
を刈取るバリカン状の刈刃１８が地面に近接して機幅方
向に延設されている。刈刃１８の上方には、刈取穀稈の
穂先部と根元部とをそれぞれ保持して脱穀機７へ搬送す
る穂先搬送装置１９と、根元搬送装置２０とが斜め上方
へ向って延設されている。

一方、脱穀機７の側方には、脱穀後選別されて揚上搬送
される穀粒を貯留する籾タンク２１が配設されており、
その下端部には貯留された穀粒を排出するシャッタ付き
の排出口２２が設けられている。２３は排出口２２に装
着される籾袋を吊下する吊下杆であって脱穀機７の側板
から側方へ突出されており、排出口２２から排出される
穀粒は籾袋に袋詰される。また符号２４で示すものは、
脱穀機７の上端後部に張架されて脱穀済の穀稈すなわち
排わらを搬送する排わらチェーンであって、その下方に
は、外周部に多数の羽根を備え脱穀時に発生した軽いわ
ら屑等を回転によって機外へ排出する軸流ファン２５が
軸架されている。さらに脱穀機７の後端面には、排わら
処理装置２６が装着されている。この排わら処理装置２
６は、カバー２７の軸受に軸架されたカッタ軸２８上に
並列する複数個の円板状カッタ２９と、カッタ軸２８と
平行するロータ軸３０上に各カッタ２９と対向して並設
された複数個の掻込ロータ３１とを備えており、排わら
チェーン２４で排出された排わらを切断するように構成
されている。そして切断された排わらは、軸流ファン２
５により排塵口３２からわら屑などとともに排出される
が、その排出方向は、図に矢印Ａで示すように後述する
除草剤散布装置６９の散布口７１の後方に指向されてい
る。

脱穀機７が搭載された前記走行フレーム６には、枠状に
形成された脱穀機７の底部フレーム３３が一体的に設け
られており、その後端横材33aには、垂直状に形成され
た左右一対の支持部材33bと、Ｕ字状に形成された３個
の軸受33cとが溶着されている。そしてこのあと説明す
る播種装置とその付属装置全体はこの底部フレーム３３
の支持部材33bと軸受33cとに着脱自在に支持されてい
る。すなわち、播種用支持フレーム３４は、断面コ字状
の垂直部材34aとその上下に一対ずつ溶着された支持片3
4b,34cとからなる左右一対の支持部材と、左右の支持片
34cに溶着された長尺の支持パイプ34dとで一体形成され
ており、上部の支持片34bは、ピン３５によって支持部
材33bに着脱自在に装着されている。また支持パイプ34d
は、軸受33cの開口部から係入されてピン３６によって
着脱自在に支持されている。全体を符号３７で示すもの
は播種フレームであって、前記垂直部材34a下端の軸支
部に回動自在に軸支されてカラーで軸方向への移動を規
制された後パイプ37aと、このパイプ37aとの間を断面コ
字状に形成された４個のステー37bで連結された前パイ
プ37cとで一体形成されており、ステー37bの前端突出部
には、角筒状に形成された播種機取付バー３８が前パイ
プ37cの上方にこれと平行して支架されるように脚部を
固定されている。そして前記支持パイプ３４の中央部に
立設されて底部フレーム３３に固定された断面コ字状の
シリンダ受３９には、油圧シリンダ４０が枢支されてい
てそのピストンロッド40aの作用端は、播種フレーム３
７のステー37bを連結する回動自在なロッド37dに固定さ
れており、油圧シリンダ４０のピストンロッド40aを伸
縮させることにより、播種フレーム３７が後パイプ37a
の軸支部を中心にして回動するように構成されている。
播種機取付バー３８から前方へ突出する複数個のバー４
１には、内部に種が蓄えられた４個の播種機４２が支持
されており、各播種機４２には、付属のシャッタを開く
ことによって種を圃場へ排出させる播種口４３がそれぞ
れ垂設されている。そして４個の播種口４３はその配置
間隔が前記分草体１５の配置間隔と同じに設定されてお
り、かつ各播種口４３が各分草体１５を通る機台進行線
上にあるようにその機幅方向位置が設定されている。４
４は各播種機４３に設けられたシャッタを連結して機側
部へ延びるシャッタロッドであって、播種機バー３８に
設けた軸受４５に軸支されており、その軸受４５からの
突出端部上のスプロケットと、軸受４５側に固定された
チェーンケース４６下端部のスプロケットとの間には、
チェーンケース４６で覆われたチェーンが張架されてい
る。そして下端のスプロケットと同軸上には、地面に対
接する駆動輪４７が設けられており、機台の走行ととも
に駆動輪４７が地面上を転動して回転することにより、
チェーンとシャッタロッド４４とを介し各播種機４２の
シャッタが間欠的に開閉して播種口４３から所定の間隔
で播種が行なわれるように構成されている。

前記支持パイプ34dの一側端部には、エンジンベース４
８が後方へ突設されており、このエンジンベース４８上
には、エンジン４９が固定されている。エンジン４９の
出力軸と、支持パイプ34dの端部に固定されたベルトケ
ース５０内の中間軸５１とは、ベルトケース５０内にお
いてテンションクラッチを有するベルトで連結されてお
り、途中に自在接手５２を備えた中間軸５１の他端は、
後パイプ37aの端部と前パイプ37cの端部とを連結して設
けたチェーンケース５３に軸支されている。さらに、チ
ェーンケース５３の後端部に装着された軸受ケース５４
には、ロータリ駆動軸５５が軸支されており、中間軸５
１とロータリ駆動軸５５とは、チェーンケース５３内に
おいてチェーン連結されている。後パイプ37aの一端に
は耕耘用ロータリ５６の爪軸支持アーム５７が固定され
て斜め下方へ延設されており、また後パイプ37aの他端
である軸受ケース５４には、アーム５７と同長のチェー
ンケース５８が固定されて斜め下方へ延設されている。
爪軸支持アーム５７とチェーンケース５８との下端部に
は、爪軸５９が軸支されており、この爪軸５９と前記ロ
ータリ駆動軸５５とは、チェーンケース５８内において
チェーン連結されている。符号６０で示すものは、爪軸
５９上に並列して固定された４個の耕耘爪であって、地
面に溝を掘ってその掘った土を溝に隣接する地面へ上げ
る周知の構造を有しており、その位置は前記播種口４３
の機台進行方向後方に設定されている。また耕耘爪６０
は播種口４３と同間隔であってかつ播種口４３とはその
間隔のほぼ1/2だけ機幅方向へ位相を違えて配設されて
いる。すなわち機台の進行により播種口４３が隣接する
刈株１６間を通過してここへ播種すると、耕耘爪６０は
刈株１６上を通過してここを開溝するとともにその掘っ
た土を播種上へ上げて播種を覆うように構成されてい
る。図において６１は地面、６２は耕耘爪６０で掘った
溝を示している。さらに前記後パイプ37cからは左右一
対のアーム６３が後方へ突設されており、各アーム６３
の後端部に一体形成された垂直軸受６４には、外側の溝
６２に係入して転動するディスク６５の支軸６６が回動
調節自在に軸支されている。６６は耕耘爪６０の上方と
後方とを覆うカバーである。

一方、機台後端部に設けられた前記カバー２７の後端枠
部からは、Ｙ字状に形成された左右一対のブラケット６
７が後方へ向って突設されており、左右のブラケット６
３を連結する支持枠６８上には、除草剤散布装置６９に
設けられて内部に除草剤が蓄えられた４個の散布ユニッ
ト７０が機幅方向に並列して固定されている。各散布ユ
ニット７０には、付属のシャッタを開くことによって除
草剤を圃場へ排出させるホース状の散布口７１が開口端
を耕耘爪６０の後方に位置させて垂設されており、その
配設間隔は播種口４３と同間隔でかつ機幅方向に対し播
種口４３と同位相で配設されている。７２は各散布ユニ
ット７０の回転式シャッタを連結して機側部へ延設され
たシャッタロッドであって、一方のブラケット６７に回
動自在に軸支されており、このシャッタロッド７２と前
記播種機４２のシャッタロッド４４とは、ブラケット６
７と前記軸受４５とを連結する屈折自在なチェーンケー
ス７３，７４内に張架されたチェーンによって駆動連結
されている。こうすることにより、シャッタロッド４４
とシャッタロッド７２とが同期して回動し、播種機４２
のシャッタと除草ユニット７０のシャッタとが同時に開
閉して播種と除草剤散布とのタイミングが同期する。

第５図は耕耘ロータリ上下用油圧シリンダとエンジン用
スロットルアームとの連動機構の平面図であって、前記
ロータリ回転駆動用のエンジン４９は回動自在なスロッ
トルアーム７５を備えており、このスロットルアーム７
５は引張りばね７６によって図に矢印Ｂで示す増速側へ
の回動力を付与されている。一方前記耕耘ロータリ上下
用油圧シリンダ４０の外筒にはアウタパイプ７７で覆わ
れたワイヤ７８の一端が固定されており、ワイヤ７８の
他端はスロットルアーム７５に固定されている。またア
ウタパイプ７７の一端は油圧シリンダ４０のピストンロ
ッド40aと一体のロッド７９に固定されており、他端は
エンジン４９側に固定されたブラケット８０に固定され
ている。一方、スロットルアーム７５は、前記操縦席１
０に設けたスロットルレバーとの間をアウタパイプ８１
付きの別のワイヤ８２で接続されている。こうすること
により、油圧シリンダ４０のピストンロッド40aが伸長
している図の位置では、耕耘用ロータリ５６が下降して
耕耘作業が行なわれているとともに、ワイヤ７８はアウ
タパイプ７７との相対関係によりスロットルレバー７５
方向へ移動し、スロットルレバー７５が引張りばね７６
の引張り力で矢印Ｂ方向へ回動してエンジン４９が増速
されている。そして播種作業を終り油圧シリンダ４０の
ピストンロッド40aを収縮させると、耕耘用ロータリ５
６が上昇して遊休状態になるとともに、ワイヤ７８が油
圧シリンダ４０方向へ引張られ、スロットルレバー７５
が引張りばね７６の引張り力に抗してて図の時計方向へ
回動することによりエンジン４９の回転が減速されるよ
うに構成されている。

以上のように構成されたコンバインで収穫作業を行なう
場合には、図示のようにピン３５，３６を挿し、ブラケ
ット６７を取付けると、播種装置および耕耘用ロータリ
５６、除草剤散布装置６９等がすべて一体となって本機
に装着される。そこでエンジンルーム９内のエンジン
と、後部のエンジン４９とを始動して機台を前進させる
と、分草体１５が隣接する穀稈１６の間を進行して穀稈
１６の条列を掻き分ける。この穀稈１６は引起し装置１
７で引起されたのち根元部を刈刃１８で刈取られ、両搬
送装置１９，２０で脱穀機７へ搬送される。脱穀された
穀粒は選別後籾タンク２１内へ排出され、吊下杆２３に
吊下された籾袋内に詰められる。一方、機台の進行によ
り機台後部の駆動輪４７が地面を転動することにより、
チェーンケース４６，７３，７４内のチェーンが走行し
てシャッタロッド４４，７２が回転するので、各播種機
４２のシャッタが間欠的に開いて平坦な地面６１へ進行
方向に所定の間隔で播種が行なわれるとともに、各除草
剤散布ユニット７０のシャッタが間欠的に開き、除草口
７１から播種と同じ間隔で除草剤が散布される。さら
に、エンジン４９の回転によりベルトケース５０、チェ
ーンケース５３，５８内のベルトチェーンを介して爪軸
５９が回転し、耕耘爪６０が回転するので、溝６３が掘
られるとともに、掘られた土は進行方向に向って溝６３
の右側の平坦地へ上げられる。

以上のようにして収穫作業と同時に、播種，開墾，除草
剤散布，ならびに排わらの散布が行なわれるが、この場
合、前記各装置を進行方向に対しては前方から播種口４
３、耕耘爪６０、除草剤の散布口７１の順に配設し、ま
た機幅方向には播種口４３と散布口７１とを分草体１５
と同位相、耕耘爪６０を刈株１６と同位相に配設したの
で、分草体１５が隣接する刈株１６間を通るように機台
を前進させると、先ず隣接する刈株１６間の平坦地に播
種され、引続き刈株１６を通る機台進行線に沿って溝６
２が掘られる。掘られた土は播種された側の平坦地へ上
げられるので、播種がこの土によって覆われるとととも
に、引続き散布口７１が播種口４３に追従して同じ軌跡
を通るので、覆土された種の上へ除草剤が散布される。
一方脱穀済の排わらチェーン２４で搬送されたのち、排
わら処理装置２６で切断されて軸流ファン２５により排
塵口３２から放出されるが、その放出方向が第１図に矢
印Ａで示す散布口７１後方に指向されているので、切断
された排わらは、覆土と除草剤散布の終った播種箇所に
散布される。

このようにして収穫，播種作業を行なったのち、コンバ
イン１を倉庫に格納したり、播種なしの収穫作業を行な
う場合には、ピン３５，３６を抜き、ブラケット６７を
取外すことにより、播種装置，耕耘ロータリ等すべての
装置を容易に本機から取外すことができる。また、これ
らを装着したまま路上走行等をする場合には、油圧シリ
ンダ４０のピストンロッド40aを収縮させると、播種フ
レーム３７が後パイプ37aを中心にして回動し、播種装
置，耕耘用ロータリ５６、ディスク６５等が一体となっ
て上昇して地面６１から離間する。この場合、本実施例
においてはこれらの装置の上昇動作に連動してエンジン
４９の回動を減速させるようにしたので、耕耘爪６０の
回転が低速となり安全である。また、この状態で収穫作
業を行なっても本機用と播種，耕耘用とのエンジンが別
々に設けられているのでエンジン４９が低速となっても
収穫作業の能率を低下させることがない。

以上の説明から明らかなように本発明に係る播種装置付
コンバインによれば、コンバイン１の走行フレーム６の
後部に播種装置と除草剤散布装置６９および排わら処理
装置２６を装着し、機台後端部に設けた支持部材に、播
種装置の播種口４３と、開溝・覆土用ロータリの耕耘爪
６０と、除草剤散布装置６９の散布口７１とを機台進行
方向の前方から順に配設するとともに、排わら処理装置
２６の排わら排出方向を散布口７１の後方に指向させる
ことにより、刈取機の分草体１５の機台の進行方向を規
制して収穫作業を行ないながら、刈株条列間の平坦地に
播種を行なった後、耕耘爪６０で開溝した上げ土で播種
上を覆土し、さらにその上に除草剤と排わらとを散布す
ることができる。

特に、本発明によれば、播種口４３および散布口７１を
分草体１５とほぼ同じ軌跡上を通過するように配置し、
かつ耕耘爪６０を刈取機１２で刈取られた刈株１６の上
方を通過するように配置したことにより、種が刈株１６
上に播かれたりすることがなく、また従来装置のように
刈株上に沿って播種していくものよりは、播いた種の上
に大きな刈株１６が乗ったりすることも少なくなり、そ
の結果として種の発芽率が大幅に向上するとともに、収
穫と播種等との同時作業により作業能率が著しく向上す
る。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第５図は本発明に係る播種装置付コンバイ
ンの実施例を示し、第１図はその側面図、第２図は背面
図、第３図は分解斜視図、第４図は播種装置等の配置を
説明するための平面図、第５図は耕耘ロータリ上下用油
圧シリンダとエンジン用スロットルアームとの連動機構
との平面図である。 １……コンバイン、５……走行クローラ、６……走行フ
レーム、７……脱穀機、１２……刈取機、１６……刈
株、３４……播種用支持フレーム、３７……播種フレー
ム、４２……播種機、４３……播種口、５６……耕耘用
ロータリ、６０……耕耘爪、６１……地面、６２……
溝。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】走行クローラを支持し刈取機および脱穀機
   が搭載された走行フレームと、この走行フレームの機台
   進行方向後部に支持部材を介して支持された播種装置お
   よび除草剤散布装置と、前記脱穀機に付設された排わら
   処理装置とを備え、 前記播種装置の播種口と、前記走行フレーム側に支持さ
   れた開溝・覆土用耕耘機の耕耘爪と、前記除草剤散布装
   置の散布口とを機台進行方向の前方からこの順に配設
   し、前記排わら処理装置の排わら排出方向を前記散布口
   の後方に指向させるとともに、 前記播種口および散布口を前記刈取機の分草体とほぼ同
   じ軌跡上を通過するように配置しかつ前記耕耘爪を前記
   刈取機で刈取られた刈株の上方を通過するように配置し
   たことを特徴とする播種装置付コンバイン。