JPH06184783A - 固体高分子水電解セル構造体 - Google Patents
固体高分子水電解セル構造体Info
- Publication number
- JPH06184783A JPH06184783A JP43A JP33822792A JPH06184783A JP H06184783 A JPH06184783 A JP H06184783A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 33822792 A JP33822792 A JP 33822792A JP H06184783 A JPH06184783 A JP H06184783A
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- JP
- Japan
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- cell
- solid polymer
- sides
- separators
- end flanges
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- Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、セルとセパレータとの接触性を従
来に比べて向上できることを主要な目的とする。 【構成】固体高分子電解質膜を用いたセル(11)と、前記
セル(11)の両面側に夫々配置されて該セル(11)と一体に
積層されたセパレータ（12a,12b)と、前記セル(11)とセ
パレータと(12a,12b) の積層体を挟むエンドフランジ(1
4a,14b) と、前記エンドフランジ(14a,14b) の両端に締
結された締付け用ボルト(15)とを具備する固体高分子電
解セル構造体において、前記エンドフランジ(14a,14b)
の中央付近にセル押付けねじ(18)を設けたことを特徴と
する固体高分子水電解セル構造体。
来に比べて向上できることを主要な目的とする。 【構成】固体高分子電解質膜を用いたセル(11)と、前記
セル(11)の両面側に夫々配置されて該セル(11)と一体に
積層されたセパレータ（12a,12b)と、前記セル(11)とセ
パレータと(12a,12b) の積層体を挟むエンドフランジ(1
4a,14b) と、前記エンドフランジ(14a,14b) の両端に締
結された締付け用ボルト(15)とを具備する固体高分子電
解セル構造体において、前記エンドフランジ(14a,14b)
の中央付近にセル押付けねじ(18)を設けたことを特徴と
する固体高分子水電解セル構造体。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は固体高分子水電解セル
構造体に関し、特に固体高分子電解質を用いた電気化学
的セル構造体例えばソーダ電解に適用される。
構造体に関し、特に固体高分子電解質を用いた電気化学
的セル構造体例えばソーダ電解に適用される。
【０００２】
【従来の技術】従来、固体高分子水電解セル構造体とし
ては、例えば図２（Ａ），（Ｂ）に示すものが知られて
いる。ここで、図２（Ａ）は固体高分子水電解セル構造
体の正面図、図２（Ｂ）は図２（Ａ）の側面図を示す。
ては、例えば図２（Ａ），（Ｂ）に示すものが知られて
いる。ここで、図２（Ａ）は固体高分子水電解セル構造
体の正面図、図２（Ｂ）は図２（Ａ）の側面図を示す。
【０００３】図中の符号１は固体高分子電解質膜を用い
たセルを示し、両サイドに配置されたセパレータ２ａ，
２ｂと積層されて積層体が構成されている。この積層体
は、両側に配置されたエンドフランジ３ａ，３ｂにより
挟まれている。これらのエンドフランジ３ａ，３ｂは前
記積層体より一回り大きく、両エンドフランジ３ａ，３
ｂの４隅はセル締付け用ボルト４とこのボルト４と螺合
するナット５により締結されている。前記エンドフラン
ジ３ａ，３ｂには、夫々端子板６ａ，６ｂが取り付けら
れている。前記エンドフランジ３ａの所定の位置には、
Ｈ2 Ｏ入口７、Ｈ2 出口８、Ｏ2 出口９が夫々設けられ
ている。
たセルを示し、両サイドに配置されたセパレータ２ａ，
２ｂと積層されて積層体が構成されている。この積層体
は、両側に配置されたエンドフランジ３ａ，３ｂにより
挟まれている。これらのエンドフランジ３ａ，３ｂは前
記積層体より一回り大きく、両エンドフランジ３ａ，３
ｂの４隅はセル締付け用ボルト４とこのボルト４と螺合
するナット５により締結されている。前記エンドフラン
ジ３ａ，３ｂには、夫々端子板６ａ，６ｂが取り付けら
れている。前記エンドフランジ３ａの所定の位置には、
Ｈ2 Ｏ入口７、Ｈ2 出口８、Ｏ2 出口９が夫々設けられ
ている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
固体高分子水電解セル構造体によれば、セル１が大面積
化すると、エンドフランジ３ａ，３ｂの中央部７が歪
み、セル１とセパレータ２ａ，２ｂとの接触性が悪くな
る。
固体高分子水電解セル構造体によれば、セル１が大面積
化すると、エンドフランジ３ａ，３ｂの中央部７が歪
み、セル１とセパレータ２ａ，２ｂとの接触性が悪くな
る。
【０００５】この発明はこうした事情を考慮してなされ
たもので、セルとセパレータとの積層体を挟むエンドフ
ランジに改良を施すことにより、セルとセパレータとの
接触性を従来に比べて向上しえる固体高分子水電解セル
構造体を提供することを目的とする。
たもので、セルとセパレータとの積層体を挟むエンドフ
ランジに改良を施すことにより、セルとセパレータとの
接触性を従来に比べて向上しえる固体高分子水電解セル
構造体を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は、固体高分子
電解質膜を用いたセルと、前記セルの両面側に夫々配置
されて該セルと一体に積層されたセパレータと、前記セ
ルとセパレータとの積層体を挟むエンドフランジと、前
記エンドフランジの両端に締結された締付けボルトとを
具備する固体高分子電解セル構造体において、前記エン
ドフランジの中央付近にセル押付け用のねじ部材を設け
たことを特徴とする固体高分子水電解セル構造体であ
る。
電解質膜を用いたセルと、前記セルの両面側に夫々配置
されて該セルと一体に積層されたセパレータと、前記セ
ルとセパレータとの積層体を挟むエンドフランジと、前
記エンドフランジの両端に締結された締付けボルトとを
具備する固体高分子電解セル構造体において、前記エン
ドフランジの中央付近にセル押付け用のねじ部材を設け
たことを特徴とする固体高分子水電解セル構造体であ
る。
【０００７】
【作用】この発明においては、エンドフランジの中央付
近にセル押付け用のねじ部材を設けることにより、セル
の中央部の押え付け力が得られ、セルとセパレータとの
接触性を従来に比べて向上する。
近にセル押付け用のねじ部材を設けることにより、セル
の中央部の押え付け力が得られ、セルとセパレータとの
接触性を従来に比べて向上する。
【０００８】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図１（Ａ），
（Ｂ），（Ｃ）を参照して説明する。ここで、図１
（Ａ）はこの実施例に係る固体高分子電解セル構造体の
正面図、図１（Ｂ）は図１（Ａ）の側面図、図１（Ｃ）
は図１（Ｂ）を部分的に拡大した図を示す。
（Ｂ），（Ｃ）を参照して説明する。ここで、図１
（Ａ）はこの実施例に係る固体高分子電解セル構造体の
正面図、図１（Ｂ）は図１（Ａ）の側面図、図１（Ｃ）
は図１（Ｂ）を部分的に拡大した図を示す。
【０００９】図中の符号11は固体高分子電解質膜を用い
たセル（面積：４０cm×４０cm）を示し、両サイドに配
置されたセパレータ12ａ，12ｂと積層されて積層体が構
成されている。この積層体は、両側に絶縁板13ａ，13ｂ
を介して夫々配置されたエンドフランジ14ａ，14ｂによ
り挟まれている。これらのエンドフランジ14ａ，14ｂは
前記積層体より一回り大きく、両エンドフランジ14ａ，
14ｂの４隅はセル締付け用ボルト15とこのボルト15と螺
合するナット16により締結されている。前記エンドフラ
ンジ14ａ，14ｂには、夫々端子板17ａ，17ｂが取り付け
られている。前記端子板17ａ，17ｂの夫々の周囲の前記
エンドフランジ14ａ，14ｂの中央付近にはネジ穴18が設
けられ、これらネジ穴18に押付けねじ19が螺合されてい
る。前記エンドフランジ14ａの所定の位置には、Ｈ2 Ｏ
入口20、Ｈ2 出口21、Ｏ2 出口22が夫々設けられてい
る。
たセル（面積：４０cm×４０cm）を示し、両サイドに配
置されたセパレータ12ａ，12ｂと積層されて積層体が構
成されている。この積層体は、両側に絶縁板13ａ，13ｂ
を介して夫々配置されたエンドフランジ14ａ，14ｂによ
り挟まれている。これらのエンドフランジ14ａ，14ｂは
前記積層体より一回り大きく、両エンドフランジ14ａ，
14ｂの４隅はセル締付け用ボルト15とこのボルト15と螺
合するナット16により締結されている。前記エンドフラ
ンジ14ａ，14ｂには、夫々端子板17ａ，17ｂが取り付け
られている。前記端子板17ａ，17ｂの夫々の周囲の前記
エンドフランジ14ａ，14ｂの中央付近にはネジ穴18が設
けられ、これらネジ穴18に押付けねじ19が螺合されてい
る。前記エンドフランジ14ａの所定の位置には、Ｈ2 Ｏ
入口20、Ｈ2 出口21、Ｏ2 出口22が夫々設けられてい
る。
【００１０】図１の固体高分子電解セル構造体によれ
ば、セル11とセパレータ12ａ，12ｂからなる積層体を絶
縁板13ａ，13ｂを介して挟むエンドフランジ14ａ，14ｂ
の中央部付近に、押付けねじ19を夫々設けた構成になっ
ているため、絶縁板13ａ，13ｂを介してセパレータ12
ａ，12ｂを両側から押さえ付けることができ、もってセ
ル11とセパレータ12ａ，12ｂとの接触性を従来に比べて
向上できる。
ば、セル11とセパレータ12ａ，12ｂからなる積層体を絶
縁板13ａ，13ｂを介して挟むエンドフランジ14ａ，14ｂ
の中央部付近に、押付けねじ19を夫々設けた構成になっ
ているため、絶縁板13ａ，13ｂを介してセパレータ12
ａ，12ｂを両側から押さえ付けることができ、もってセ
ル11とセパレータ12ａ，12ｂとの接触性を従来に比べて
向上できる。
【００１１】事実、面積４０cm×４０cmの大きさのセル
とセパレータの接触抵抗は、従来のセル構造体の場合３
０ｍΩであったのに対し、この発明の場合１６ｍΩとな
り、従来のセル構造体に比べ１４ｍΩ向上していること
が明らかとなった。
とセパレータの接触抵抗は、従来のセル構造体の場合３
０ｍΩであったのに対し、この発明の場合１６ｍΩとな
り、従来のセル構造体に比べ１４ｍΩ向上していること
が明らかとなった。
【００１２】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
セルとセパレータとの積層体を挟むエンドフランジに改
良を施すことにより、セルとセパレータとの接触性を従
来に比べて向上しえる固体高分子水電解セル構造体を提
供できる。
セルとセパレータとの積層体を挟むエンドフランジに改
良を施すことにより、セルとセパレータとの接触性を従
来に比べて向上しえる固体高分子水電解セル構造体を提
供できる。
【図１】この発明の一実施例に係る固体高分子電解セル
構造体を示し、図１（Ａ）はこのセル構造体の正面図、
図１（Ｂ）は図１（Ａ）の側面図、図１（Ｃ）は図１
（Ｂ）の部分拡大図。
構造体を示し、図１（Ａ）はこのセル構造体の正面図、
図１（Ｂ）は図１（Ａ）の側面図、図１（Ｃ）は図１
（Ｂ）の部分拡大図。
【図２】従来の固体高分子電解セル構造体を示し、図２
（Ａ）はこのセル構造体の正面図、図２（Ｂ）は図２
（Ａ）の側面図。
（Ａ）はこのセル構造体の正面図、図２（Ｂ）は図２
（Ａ）の側面図。
11…セル、 12ａ，12ｂ…セパレータ、 13
ａ，13ｂ…絶縁板、14ａ，14ｂ…エンドフランジ、
15…セル締付け用ボルト、16…ナット、
17…ネジ穴、 18…押付けねじ。
ａ，13ｂ…絶縁板、14ａ，14ｂ…エンドフランジ、
15…セル締付け用ボルト、16…ナット、
17…ネジ穴、 18…押付けねじ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田島 英彦 長崎県長崎市深堀町５丁目717番１号 三 菱重工業株式会社長崎研究所内
Claims (1)
- 【請求項１】 固体高分子電解質膜を用いたセルと、前
記セルの両面側に夫々配置されて該セルと一体に積層さ
れたセパレータと、前記セルとセパレータとの積層体を
挟むエンドフランジと、前記エンドフランジの両端に締
結された締付けボルトとを具備する固体高分子電解セル
構造体において、前記エンドフランジの中央付近にセル
押付け用のねじ部材を設けたことを特徴とする固体高分
子水電解セル構造体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4338227A JP3040621B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 固体高分子水電解セル構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4338227A JP3040621B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 固体高分子水電解セル構造体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06184783A true JPH06184783A (ja) | 1994-07-05 |
| JP3040621B2 JP3040621B2 (ja) | 2000-05-15 |
Family
ID=18316129
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4338227A Expired - Lifetime JP3040621B2 (ja) | 1992-12-18 | 1992-12-18 | 固体高分子水電解セル構造体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3040621B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108367948A (zh) * | 2016-01-15 | 2018-08-03 | 安克信水技术公司 | 具有增加的污染物去除速率的用于废水处理的电化学电池 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002292370A (ja) * | 2001-01-23 | 2002-10-08 | Silver Seiko Ltd | オゾン水製造装置 |
| CH707059A1 (de) * | 2012-10-04 | 2014-04-15 | Biostel Schweiz Ag | Elektrolyszelle. |
-
1992
- 1992-12-18 JP JP4338227A patent/JP3040621B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN108367948A (zh) * | 2016-01-15 | 2018-08-03 | 安克信水技术公司 | 具有增加的污染物去除速率的用于废水处理的电化学电池 |
| CN108367948B (zh) * | 2016-01-15 | 2022-02-01 | 安克信水技术公司 | 具有增加的污染物去除速率的用于废水处理的电化学电池 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3040621B2 (ja) | 2000-05-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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