JPH0618473Y2 - 鏡餅容器 - Google Patents
鏡餅容器Info
- Publication number
- JPH0618473Y2 JPH0618473Y2 JP1987037246U JP3724687U JPH0618473Y2 JP H0618473 Y2 JPH0618473 Y2 JP H0618473Y2 JP 1987037246 U JP1987037246 U JP 1987037246U JP 3724687 U JP3724687 U JP 3724687U JP H0618473 Y2 JPH0618473 Y2 JP H0618473Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- rice cake
- container body
- kagami
- shaped
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Food Preservation Except Freezing, Refrigeration, And Drying (AREA)
- Cereal-Derived Products (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鏡餅容器に関する。
近時、プラスチックス製の鏡餅容器内に溶融状の餅素材
を充填密封し、容器ごと鏡餅として神棚等に供えるとい
うことが行われている。
を充填密封し、容器ごと鏡餅として神棚等に供えるとい
うことが行われている。
この従来の鏡餅容器は、第4図に示すように、底部が開
口した鏡餅容器の容器体1と、その容器体1の底部を閉
鎖する蓋体2とからなる。
口した鏡餅容器の容器体1と、その容器体1の底部を閉
鎖する蓋体2とからなる。
容器体1は開口した底部の外側縁は三方の鏡餅載置面の
輪郭形状に合致する略正方形状または容器体の底部に沿
って等巾に延設した円形の外側輪郭を有するフランジ1
0を備えており、蓋体2はフランジ10の外側輪郭と略
同形同寸の板状体からなる。
輪郭形状に合致する略正方形状または容器体の底部に沿
って等巾に延設した円形の外側輪郭を有するフランジ1
0を備えており、蓋体2はフランジ10の外側輪郭と略
同形同寸の板状体からなる。
そして、第4図に示すように容器体1を倒立して底部よ
り溶融状の餅素材を充填した後、蓋体2で覆いフランジ
10と接する部分でヒートシールして密封し、次いで、
全体をボイル殺菌して長期の常温保存を可能にしてい
る。
り溶融状の餅素材を充填した後、蓋体2で覆いフランジ
10と接する部分でヒートシールして密封し、次いで、
全体をボイル殺菌して長期の常温保存を可能にしてい
る。
しかし、長期保存のため鏡餅容器内の餅が固化している
から鏡餅容器を剥がして餅をとりだしても、消費者が包
丁で切断することは難しく、また餅の形状がダルマ状で
厚みがあるため無理に切断しようとすると刃物で負傷す
る危険もあった。
から鏡餅容器を剥がして餅をとりだしても、消費者が包
丁で切断することは難しく、また餅の形状がダルマ状で
厚みがあるため無理に切断しようとすると刃物で負傷す
る危険もあった。
その対策として、例えば実願昭59−2588号(実開
昭60−114685号)のマイクロフイルムに記載さ
れているように、鏡餅容器内に餅を充填する際、餅が剥
がれやすい材質の仕切板を備えた器具を餅の中に嵌挿す
ることが提案されている。
昭60−114685号)のマイクロフイルムに記載さ
れているように、鏡餅容器内に餅を充填する際、餅が剥
がれやすい材質の仕切板を備えた器具を餅の中に嵌挿す
ることが提案されている。
上述の仕切板を餅の中に嵌挿する公知の方式は、鏡餅容
器を剥がしてとりだした餅を仕切板から剥がせば、二つ
割り、三つ割りなど嵌挿されている仕切板の枚数によっ
て、餅を幾つかに容易に分割できるという利便性があっ
た。
器を剥がしてとりだした餅を仕切板から剥がせば、二つ
割り、三つ割りなど嵌挿されている仕切板の枚数によっ
て、餅を幾つかに容易に分割できるという利便性があっ
た。
しかし、上述の方式では、二つ割りの場合には鏡餅の中
央に1枚の仕切板を縦に嵌挿し、三つ割り、または四つ
割りの場合には、3枚または4枚の仕切板を立てて中央
から放射状に配した構成の器具を嵌挿するものであるか
ら鏡餅は、いずれも放射状に割れて団塊状を呈し、食す
るのに適した切餅形状ではなかったし、大型の鏡餅で
は、さらに包丁で細分割しなければならないという欠点
があった。
央に1枚の仕切板を縦に嵌挿し、三つ割り、または四つ
割りの場合には、3枚または4枚の仕切板を立てて中央
から放射状に配した構成の器具を嵌挿するものであるか
ら鏡餅は、いずれも放射状に割れて団塊状を呈し、食す
るのに適した切餅形状ではなかったし、大型の鏡餅で
は、さらに包丁で細分割しなければならないという欠点
があった。
上記のような問題点を解決するため本考案は鏡餅容器
を、容器体の開口した底部から容器体内に、リング状の
縁部を備え、その縁部から起立した複数の板状の仕切板
を所要の間隔を存して平行に立設したスライス具を挿入
したものとして構成した。
を、容器体の開口した底部から容器体内に、リング状の
縁部を備え、その縁部から起立した複数の板状の仕切板
を所要の間隔を存して平行に立設したスライス具を挿入
したものとして構成した。
この考案の鏡餅容器においては、溶融状で充填された餅
素材は仕切板により仕切られてスライス状に固化する。
素材は仕切板により仕切られてスライス状に固化する。
図により本考案の一実施例を説明すると、第1図は本考
案に係わる鏡餅容器Aを倒立させた状態を示す縦断面図
である。
案に係わる鏡餅容器Aを倒立させた状態を示す縦断面図
である。
鏡餅容器Aは、共押し出し法による積層されたポリプロ
ピレン/ポリ酢酸ビニルアルコール/ポリプロピレンの
積層物からなる容器体1及び蓋体2と、ポリプロピレン
製のスライス具3とからなる。
ピレン/ポリ酢酸ビニルアルコール/ポリプロピレンの
積層物からなる容器体1及び蓋体2と、ポリプロピレン
製のスライス具3とからなる。
容器体1と蓋体2とは第4図に示す通常の鏡餅容器と殆
ど同じであり、ただフランジ10の内側に段部11を形
成してある。
ど同じであり、ただフランジ10の内側に段部11を形
成してある。
スライス具3は、第2図に示すように、リング状の縁部
30の内側部分300に複数枚の仕切板31を一体に成
形したものである。
30の内側部分300に複数枚の仕切板31を一体に成
形したものである。
内側部分300の外周側には、容器体1の段部11に嵌
入する外側部分301を延設してある。
入する外側部分301を延設してある。
複数枚の仕切板31はそれぞれが板状をなし、スライス
すべき餅の厚さの間隔を隔てて平行に配置してある。
すべき餅の厚さの間隔を隔てて平行に配置してある。
各仕切板31は、外側部分301を段部11に嵌入して
スライス具3を容器体1に取り付けた際に、それぞれの
先端が容器体1の内面から若干離れるような長さに形成
している。
スライス具3を容器体1に取り付けた際に、それぞれの
先端が容器体1の内面から若干離れるような長さに形成
している。
使用に当たっては、先ず、第1図に示すように容器体1
及びスライス具3を倒立させて容器体1内にスライス具
3を挿入する。
及びスライス具3を倒立させて容器体1内にスライス具
3を挿入する。
その際、スライス具3の外側部分301を容器体1の段
部11に嵌入してスライス具3を容器体1に固定する。
部11に嵌入してスライス具3を容器体1に固定する。
次に、容器体1内に溶融状の餅素材を注入する。
次いで、蓋体2をフランジ10の上面に載置してヒート
シールした後、ボイルして殺菌し、鏡餅として販売、使
用に供する。
シールした後、ボイルして殺菌し、鏡餅として販売、使
用に供する。
鏡餅として供える期間の経過後は、蓋体2を容器体1か
ら剥がす。
ら剥がす。
次いで、スライス具3を容器体1から引き出した後、餅
を容器体1から取り出す。
を容器体1から取り出す。
餅はスライス具3の仕切板31により仕切られて、第3
図に示すように、スライス状よなっている。そのため、
そのまま網焼きして食することができる。
図に示すように、スライス状よなっている。そのため、
そのまま網焼きして食することができる。
本考案は上述の実施例に限定されるものではなく、縁部
30を容器体1に固定する手段はいかなるものであって
もよい。
30を容器体1に固定する手段はいかなるものであって
もよい。
また、蓋体2により容器体1を密封できれば、蓋体2及
び容器体1の素材、構造及び蓋体2の容器体1への取付
方法等は如何なるものであってもよい。
び容器体1の素材、構造及び蓋体2の容器体1への取付
方法等は如何なるものであってもよい。
また、スライス具3をポリエチレン製としてもよい。
本考案は上述のように構成され、容器体の開口した底部
から容器体内に、リング状の縁部を備え、その縁部から
起立する複数の板状の仕切板をスライスする餅の厚さに
相当する間隔を存して平行に配したスライス具を挿入し
たことにより、溶融状で充填された餅素材はスライス具
の仕切板により仕切られてスライス状に固化する。その
ため、鏡餅として長期保存できると共に、長期保存によ
り餅が固化しても鏡餅容器を剥がして取り出した餅を手
で少し押圧しただけでスライスした餅がえられ、従来の
ように固くなった鏡餅を包丁等で苦労して切る必要がな
く、そのまま網焼きして食することができる。
から容器体内に、リング状の縁部を備え、その縁部から
起立する複数の板状の仕切板をスライスする餅の厚さに
相当する間隔を存して平行に配したスライス具を挿入し
たことにより、溶融状で充填された餅素材はスライス具
の仕切板により仕切られてスライス状に固化する。その
ため、鏡餅として長期保存できると共に、長期保存によ
り餅が固化しても鏡餅容器を剥がして取り出した餅を手
で少し押圧しただけでスライスした餅がえられ、従来の
ように固くなった鏡餅を包丁等で苦労して切る必要がな
く、そのまま網焼きして食することができる。
また、スライス具を容器体に取り付けた際に仕切板の先
端が容器体の内面から若干離れるような長さに仕切板を
形成すれば、鏡餅として供えているときにスライス具を
透けて見えるということがなく、立派な鏡餅として使用
することができる。
端が容器体の内面から若干離れるような長さに仕切板を
形成すれば、鏡餅として供えているときにスライス具を
透けて見えるということがなく、立派な鏡餅として使用
することができる。
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、第1図は
倒立した状態を示す縦断面図、第2図はスライス具の斜
視図、第3図は本考案の鏡餅容器より取り出された餅の
斜視図、第4図は従来の鏡餅容器の倒立した状態を示す
斜視図である。 1…容器体、2…蓋体 3…スライス具、10…フランジ 11…段部、30…縁部 31…仕切板、300…内側部分 301…外側部分
倒立した状態を示す縦断面図、第2図はスライス具の斜
視図、第3図は本考案の鏡餅容器より取り出された餅の
斜視図、第4図は従来の鏡餅容器の倒立した状態を示す
斜視図である。 1…容器体、2…蓋体 3…スライス具、10…フランジ 11…段部、30…縁部 31…仕切板、300…内側部分 301…外側部分
Claims (1)
- 【請求項1】底部が開口した鏡餅形状の容器体(1)と、
前記底部を閉鎖する蓋体(2)とを備えた鏡餅容器におい
て、前記容器体(2)の開口した底部から容器体内に、リ
ング状の縁部(30)を備え、その縁部から起立する複数の
板状の仕切板(31)を平行に立設したスライス具(3)を挿
入してなることを特徴とする鏡餅容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987037246U JPH0618473Y2 (ja) | 1987-03-16 | 1987-03-16 | 鏡餅容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987037246U JPH0618473Y2 (ja) | 1987-03-16 | 1987-03-16 | 鏡餅容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63145488U JPS63145488U (ja) | 1988-09-26 |
JPH0618473Y2 true JPH0618473Y2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=30848404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987037246U Expired - Lifetime JPH0618473Y2 (ja) | 1987-03-16 | 1987-03-16 | 鏡餅容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0618473Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60114685U (ja) * | 1984-01-12 | 1985-08-02 | 椎名 ふく | 仕切り板を内臓した包装餅 |
-
1987
- 1987-03-16 JP JP1987037246U patent/JPH0618473Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63145488U (ja) | 1988-09-26 |
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