JPH0618350B2 - 光ファイバセンサ装置 - Google Patents

光ファイバセンサ装置

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JPH0618350B2
JPH0618350B2 JP62231174A JP23117487A JPH0618350B2 JP H0618350 B2 JPH0618350 B2 JP H0618350B2 JP 62231174 A JP62231174 A JP 62231174A JP 23117487 A JP23117487 A JP 23117487A JP H0618350 B2 JPH0618350 B2 JP H0618350B2
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JP
Japan
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optical
optical fiber
measurement
signal
sensor
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JPS6474832A (en
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春茂 浦田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は光ファイバを伝送路とする光ファイバセンサ装
置に関する。
[従来の技術] 従来、光ファイバを伝送路とする光ファイバセンサ装置
として、光学式センサ方式によるものとピックアッププ
ローブ形センサ方式によるものとがある(大越孝敬編
著、「光ファイバセンサ」、オーム社、PP126 〜127 、
1986年7 月)。
このうち、光学式センサ方式による光ファイバセンサ装
置は、例えば光源からの光信号を光ファイバを介して光
センサに送出し、光センサにおいて計測信号に応じて光
線を変調し、この変調された光線を光ファイバを介して
光検出器に導いて計測信号を検出するものである。
他方のピックアッププロープ形センサ方式による光ファ
イバセンサ装置は、例えば、光源からの光信号を光ファ
イバを介して光センサヘッドから計測対象に放射し、そ
の計測特性に応じて反射・散乱された光信号を上述の光
センサヘッドでピックアップして光ファイバを介して光
検出器に導いて計測信号を検出するものである。
[発明が解決しようとする問題点] 従って、いずれの方式の光ファイバセンサ装置において
も1個の計測対象に対して1本もしくは2本の光ファイ
バが必要であった。
そのため、計測対象が多くなれば、それに伴ない光ファ
イバも多く必要となり、光ファイバケーブルが太くなる
等、装置全体が複雑、大型化するという問題があった。
本発明は、以上の点を考慮してなされたもので、1本の
光ファイバを用いて複数の計測対象について計測するこ
とのできる簡易な構成の光ファイバセンサ装置を提供し
ようとするものである。
[問題点を解決するための手段] かかる問題点を解決するため、本発明においては、光フ
ァイバセンサ装置を以下にように構成した。
すなわち、伝送路として1本の光ファイバを用い、当該
光ファイバの片端に、n個の通過形光センサとn個の光
遅延線とを交互に、かつ、直列に接続し、その終端に反
射手段を備えた光センサ端末を接続する。また、光ファ
イバの他端に、光ファイバに光信号を送出すると共に、
光ファイバを介して到来する光センサ端末からの後方散
乱光に基づき、各光センサの計測信号の内容を検出する
後方散乱光測定系を接続した。
[作用] 後方散乱光測定系は光信号を光ファイバを介して光セン
サ端末に送出する。この光信号の進行に伴い、光センサ
及び光遅延線の各部から後方散乱光が後方散乱光測定系
に与えられる。
ここで、後方散乱光の時間変化は後方散乱光を発した位
置に対応しており、後方散乱光測定系は光センサの位置
に対応した時点の後方散乱光に基づき光センサの計測信
号の内容を検出する。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を参照しながら詳述す
る。
ここで、第1図はこの実施例の構成を示すブロック図、
第2図は計測対象がn+1個の場合におけるこの実施例
の後方散乱光の受光量(電力)分布を示す略線図であ
る。
第1図において、後方散乱光測定系1は、1本の光ファ
イバ2を介してn+1個の光センサ11〜1(n+1)
を有する光センサ端末3に接続されている。
後方散乱光測定系1は、計測用光信号の射出及び計測情
報の検出処理を行なう制御監視部4を備える。制御監視
部4は、計測動作時に電気・光変換器5に対して電気パ
ルス信号Stを与えてこの電気・光変換器5から光パル
ス信号Ltを射出させるようになされている。
方向性結合器6は、例えば電気・光変換器5からの光パ
ルス信号Ltを直進させて光ファイバ2に送出すると共
に、光ファイア2からの後方散乱光Lrを析曲して光・
電気変換器7に与えるものである。光・電気変換器7
は、この後方散乱光Lrを電気信号Srに変換して制御
監視部4に与える。
制御監視部4は、この後方散乱光Lrに応じた電気信号
Srの伝搬時間に対する電力PSrの分布(第2図参
照)からn+1個の光センサ11〜1(n+1)の計測
信号S1〜S(n+1)の内容を捉えるものである。
光センサ端末3においては、n+1個の光センサ11〜
1(n+1)がそれぞれ、光パルス信号Ltを所定時間
だけ遅延させるn個の光遅延線21〜2nを介して交互
に、かつ直列に接続されている。すなわち、光ファイバ
2側から光センサ11−光遅延線21−光センサ12−
光遅延線22…光遅延線2n−光センサ1(n+1)の
順に接続されている。
ここで、光ファイバ2側のn個の光センサ11〜1nは
それぞれ、通過形光センサで構成されており、計測信号
S1〜Snが論理「1」のとき所定の光減衰率を示し、
計測信号S1〜Snが論理「0」のとき光センサの挿入
損失を0とするものである。
また、最終段の光センサ1(n+1)は、反射形光セン
サで構成され、計測信号S(n+1)が論理「1]のと
き所定の反射率を示し、計測信号S(n+1)が論理
「0」のとき無反射状態となるものである。
次に、以上の構成を有する光ファイバセンサ装置の動作
について説明する。
計測動作モードになると、電気パルス信号Stが制御監
視部4から電気・光変換器5に与えられ、この電気・光
変換器5において光パルス信号Ltに変換された後、方
向性結合器6を介して光ファイバ2及び光センサ端末3
に向けて射出される。
この光パルス信号Ltの進行に伴ない、光ファイバ2、
光センサ11〜1(n+1)、光遅延線21〜2nの各
部から後方散乱光Lrが後方散乱光測定系1に向けて与
えられる。このようにして後方散乱光測定系1に与えら
れた後方散乱光Lrは、方向性結合器6を介して光・電
気変換器7に与えられる。
ここで、後方散乱光計測系1に近い位置から発せられた
後方散乱光Lrは、当該後方散乱光計測系1に早く到達
する。従って、変換された電気信号Srにおける受光電
力PSrの時間変化は、第2図に示すように、後方散乱
光計測系1から光ファイバ2、光センサ11〜1(n+
1)、光遅延線21〜2nまでの距離に応じたものとな
る。
後方散乱光Lrは、伝搬距離が長いほど損失の影響を強
く受けるので、受光電力PSrは第2図に示すように時
間の経過に従い徐々に低下する。また、光センサ11〜
1nは、計測信号S1〜Snが論理「1」のとき所定の
減衰率をとるので、計測信号S1〜Snが論理「1」の
光センサの前後の位置からの後方散乱光Lrは急激に変
化し、第2図に示すように計測信号が論理「1」の光セ
ンサに対応した受光電力PSrは急激に低下する。さら
に、光センサ1(n+1)は計測信号S(n+1)が論
理「1」のとき所定の反射率をとるので、計測信号S
(n+1)が論理「1」のときにはその光センサ1(n
+1)からの受光電力PSrは、その直後の受光電力P
Srに比べて急激に大きくなり、計測信号S(n+1)
が論理「0」のときにはその光センサ1(n+1)から
の受光電力PSrは、その直前の受光電力PSrとほぼ
同様となる。
制御監視部4は、電気パルス信号Stを送出してから各
光センサ11〜1(n+1)に対応した時間だけ経過し
た時点に到来する電気信号Srにおける受光電力PSr
に変化があるが否かを検出して、その光センサ11〜1
(n+1)の計測信号S1〜S(n+1)の状態を検出
する。
なお、第2図は、計測信号S1が論理「1」、計測信号
S2が論理「0」、計測信号S3が論理「1」、…計測
信号Snが論理「0」、計測信号S(n+1)が論理
「1」の場合を示している。
第3図は、第1図に示す光ファイバセンサ装置を計測対
象が3個のシステムに適用した場合における計測信号S
1〜S3の論理状態と受光電力PSrとの関係を示した
ものである。この第3図から明らかなように、受光電力
PSrは計測信号S1〜S3の論理状態を組合せによっ
て異なる変化を呈し、この受光電力PSrの変化を様子
から計測信号S1〜S3の論理状態を捉えられることが
分かる。
従って、上述の実施例によれば、電気的多重化方式によ
らずに1本の光ファイバ2を用いて複数の計測対象の状
態を計測することができる。
なお、上述の実施例においては、計測信号S1〜S(n
+1)によって光センサ11〜1(n+1)の反射率及
び減衰率をデジタル的に変化させるものを示したが、本
発明はこれに限らず、連続的に変化する計測信号S1〜
S(n+1)に応じで反射率及び減衰率が連続的に変化
させるようにしても良い。
また、上述の実施例においては、光パルス信号Ltの伝
送系の最終端に反射形の光センサ1(n+1)を設けた
ものを示したが、伝送系の最終端に単なる反射ミラーを
設けるようにしても良い。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、複数の光センサと光遅
延線とを交互に直列的に接続し、かかる構成の光センサ
端末に対して1本の光ファイバを介して光パルス信号を
送出し、センサ端末からの後方散乱光の時間変化に基づ
き計測信号の状態を検出するようにしたので、電気的な
多重化方式によらずに1本の光ファイバを用いた簡易な
構成によって複数の計測信号を伝送し得る光ファイバセ
ンサ装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による光ファイバセンサ装置の一実施例
を示すブロック図、第2図はその後方散乱光の受光量
(電力)分布を示す略線図、第3図は第1図の装置にお
いて計測対象が3個の場合の計測信号と後方散乱光に対
応する電力分布との関係を示す略線図である。 1……後方散乱光計測系、2……光ファイバ、3……光
センサ端末、4……制御監視部、5……電気・光変換
器、6……方向性結合器、7……光・電気変換器、11
〜1(n+1)……光センサ、21〜2n……光遅延
線。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝送路として1本の光ファイバを用い、当
    該光ファイバの片端に、n個の通過形光センサとn個の
    光遅延線とを交互に、かつ、直列に接続し、その終端に
    反射手段を備えた光センサ端末を接続し、 上記光ファイバの他端に、上記光ファイバに光信号を送
    出すると共に、上記光ファイバを介して到来する上記光
    センサ端末からの後方散乱光に基づき、上記各光センサ
    の計測信号の内容を検出する後方散乱光測定系を接続し
    たことを特徴とする光ファイバセンサ装置。
  2. 【請求項2】上記反射手段として反射形光センサを用い
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の光フ
    ァイバセンサ装置。
JP62231174A 1987-09-17 1987-09-17 光ファイバセンサ装置 Expired - Lifetime JPH0618350B2 (ja)

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