JPH0618348A - 熱陰極型電離真空計 - Google Patents

熱陰極型電離真空計

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JPH0618348A
JPH0618348A JP29968791A JP29968791A JPH0618348A JP H0618348 A JPH0618348 A JP H0618348A JP 29968791 A JP29968791 A JP 29968791A JP 29968791 A JP29968791 A JP 29968791A JP H0618348 A JPH0618348 A JP H0618348A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 計器自体からのガス発生速度や消費電力を小
さくし、軟X線限界を改善する。 【構成】 円盤状フランジ10の中央部に半球形の凹部
11を設け、この半球形凹部の表面上に金メッキを施し
てリフレクター12を形成する。メッシュを球形に形成
し、その下端部にイオンコレクター40を配置した球形
グリッド20の下半部分を、上記の凹部11の中に収納
する。半円形状の熱フィラメント30をリフレクターに
対向するように球形グリッド20の上半部分の経線上に
配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空装置内の気体の分
子密度、即ち真空度を測定する熱陰極型電離真空計に関
し、特に、X線による圧力測定限界を向上させることの
出来る熱陰極型電離真空計の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、10ー5Pa(約10ー7Torr)
以下の超高真空領域の圧力の測定には、その信頼性が高
いことから、非磁界型熱陰極イオン化ゲージが最も広く
活用されている。このゲージの原理は、フィラメントか
ら飛び出した電子をアノード・グリッドの内外に振動さ
せ、その振動電子が真空系内の気体分子に衝突したとき
に作る陽イオンをコレクターに集め、得られるイオン電
流から気体の密度、すなわち圧力を求めるものである。
【0003】しかしながら、この振動電子は100eV
以上の運動エネルギーでグリッドに衝突するため、衝突
の際グリッド表面から軟X線が生成するが、その一部は
コレクターに照射してコレクターから光電子を発生させ
る。即ち、コレクターに陽イオンが流れ込むことと、コ
レクターから光電子が放出されることとは同じ向きの電
流として観測されるため、圧力が低くなってイオン電流
が小さくなったとしても、この光電流以下にはならない
現象、即ち、熱陰極型イオン化ゲージの軟X線限界(三
極管型イオンゲージでは、だいたい10ー5Pa(10ー7
Torr))が生じる。
【0004】かかる現象を初めて指摘し、従来の板状の
コレクターを線状にして軟X線の被照射量を著しく減ら
したのが、BayardとAlpertのゲージ、BA
型ゲージであり、これによって圧力測定の限界を大幅に
向上することが可能となった。
【0005】ところで、このBA型ゲージによる圧力測
定にも限界があり(約10ー9Pa(10ー11Tor
r))、さらに測定限界を改良すべく、例えば特開昭6
3−198840号公報等に示すように、球形に形成し
たアノード・グリッドを備えた熱陰極型電離真空計が同
発明者によって提案されている。すなわち、この熱陰極
型電離真空計では、球形のメッシュ状のグリッドの赤道
上に設けられたリング状のフィラメントから飛び出した
電子をアノード・グリッドの内外に振動させ、その振動
電子が真空系内の気体分子に衝突したときに作る陽イオ
ンをコレクターに集め、真空系内の圧力を求めるもので
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来技術による熱陰極型電離真空計においても、やは
り、リング状のフィラメントの周りの部材が赤外線を吸
収して加熱され、温度上昇によってガスを放出してしま
い、真空チェンバ内の減圧を妨げ、高真空が容易に得ら
れなくなる。また、この赤道上に配置されたリング状の
フィラメントから出た電子は球形アノード・グリッドの
内外に振動を繰り返すうちに、軸上を縦方向に振動する
ようになり、振動電子の分布密度は球形グリッドの軸
上、すなわち、北極と南極付近が最も高くなり、真空計
の高感度につながる。しかしながら、反面、この北極部
分からの軟X線の侵入が大きくなり、X線限界が低下す
る結果となってしまう。
【0007】そこで、本発明では、上記の従来技術にお
ける問題点に鑑み、特に、軟X線限界を改善し、高真空
が容易に得られ、かつ、小型で取り付け易い、改良され
た熱陰極型電離真空計を提供することをその目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明では、
上記の目的を達成するため、真空チェンバのポートに接
続するためのフランジと、熱電子を放出するフィラメン
トと、このフィラメントから放出された電子を振動させ
る略球形のメッシュ状のアノードグリッドと、前記電子
が真空系内の気体分子に衝突したときに作る陽イオンを
集めるイオンコレクターとを備えた熱陰極型電離真空計
において、前記フランジ表面に半球状の凹部を形成し、
この半球状の凹部表面に金属鏡面を形成してリフレクタ
ーを形成すると共に、前記球形のアノードグリッドのほ
ぼ下半部分を前記半球状の凹部内に収容し、かつ、半円
形状のフィラメントを前記リフレクターに対向するよう
にアノードグリッドの上半部分の経線上に配置したこと
を特徴とする熱陰極型電離真空計を提供する。
【0009】
【作用】上記本発明による熱陰極型電離真空計では、フ
ランジ表面に半球状の凹部を形成し、球形のアノードグ
リッドの下半部分を上記凹部内に収容することにより、
真空計全体の小型化、特に高さを低くすることが可能に
なる。また、本件発明者の実験によれば、前記半球状の
凹部表面に金属反射被覆を施してリフレクターを形成す
ると共に、上記フィラメントをこのリフレクターに対向
するようにアノードグリッドの上半部分の経線上に配置
することにより、電子の分布密度熱を球形グリッドの側
面に集中させることが可能であることが確認された。こ
れにより、軟X線のコレクターへの照射が抑制される。
さらに、前記リフレクターは、フィラメントから放出さ
れる熱電子や赤外線を反射し、周囲の部材の加熱を抑制
する。これにより、軟X線限界が改善され、かつ、周囲
の部材の加熱によるガスの放出が抑制されることから、
真空チェンバ内の減圧を妨げることがなく、消費電力も
少なくなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら詳細に説明する。まず、図1には、本発明の実
施例である熱陰極型電離真空計が、上下の方向に展開さ
れた状態で示されている。すなわち、図からも明らかな
ように、この熱陰極型電離真空計は、基本的に、円盤状
のフランジ10と、球形状のアノードグリッド(以下単
に、「グリッド」と称する)20と、半円形状のフィラ
メント30と、上記球形グリッドの下部に配置されたイ
オンコレクター(以下、単に、コレクター)40とから
構成されている。
【0011】上記のフランジ10は、例えばアルミニウ
ム、あるいはステンレスを円盤形状に形成してなり、さ
らに、その中央部には、例えば切削等によって、半球状
の凹部11が形成されている。この半球状の凹部11の
表面に金メッキ等が施され、金属鏡面が形成されてお
り、リフレクター12が一体に形成されている。このフ
ランジ10の下面から中空の円筒部13が延長して形成
されており、その内部には種々の配線などが収容される
ように構成されている。
【0012】グリッド20は、図にも示すように、針金
をメッシュ状にし、これを球形に形成して成るが、より
具体的には、例えば径が50μmのモリブデン(Mo)
の針金を30程度のメッシュにし、直径22mmの程度の
球形に形成して成り、その下側に直径5mm程度の開口部
21を形成している。また、この球形グリッド20の外
周にリム22が取り付けられている。上記フランジ10
の凹部11の半径は、上記球形グリッド20の半径より
も僅かに大きくなっており、その中に同グリッド20の
下半部分が収納されている。この状態でグリッド20と
リフレクター12の中心はほぼ一致している。フィラメ
ント30は、例えば線径0.125mmのレニウム線を直
径26mm程度の半円形状に曲げ、酸化トリウムを電着し
た酸化物フィラメントから成っている。さらに、この半
円形状のフィラメント30の両端に、例えば金属等の導
電部材を略「U」字形状に形成してなるサポート31、
31が接続されている。
【0013】コレクター40の先端は、球形グリッド2
0の下側開口部21付近からその中に挿入されている。
図2に示すように、このコレクター40は、尖らせた針
状の電極41の先端を、その周囲を取り囲むように設け
られた細いパイプ42の先端部に配置し、近似的に点状
のイオンコレクターとして構成されている。
【0014】さらに、図1において、上記円盤状のフラ
ンジ10には複数の貫通孔が形成されているが、貫通孔
14、14…は上記半円形状のフィラメント30を支持
するための上記「U」字状のサポート31、31を通す
ためのものである。すなわち、これらのサポート31、
31に接続された半円形状のフィラメント30は、上記
フランジ10の中央部に形成された半球形状の凹部11
の表面に形成された上記リフレクター12に対向するよ
うに、上記球形グリッド20の経線上に配置されてい
る。また、これらのサポート31、31は、これら貫通
孔14、14…内で、例えば絶縁セラミック等によって
シール固定されており、さらに、上記フィラメント30
へ供給する電流を通電する機能をも有している。
【0015】一方、上記円盤状のフランジ10の複数の
貫通孔の内、貫通孔15、15は、上記球形グリッド2
0を支持するための支持棒25、25を通すためのもの
であり、具体的には、これら支持棒25、25の先端は
上記球形グリッド20の外周に設けられたリム22に接
続されている。これらの支持棒25、25も、また、金
属等の導電性部材から形成され、上記貫通孔15、15
内で絶縁セラミック等によってシール固定されている。
同時に、これら支持棒25、25は、上記球形グリッド
20に、上記フィラメント30の電位に対して正の電位
を印加する働きを有している。
【0016】そして、上記円盤状のフランジ10の複数
の貫通孔の内、貫通孔16、16…は上記フランジ10
を例えば真空チェンバのポートに取り付けるためのスル
ーボルトを通す穴であり、また、中央部の貫通孔17
は、上記コレクター40を通すための貫通孔であり、こ
の貫通孔17内にシール固定されたコレクター40の先
端は、図にも示すように、上記球形グリッド20の下側
開口部21付近に、あるいは、その中心部まで延長して
配置される。
【0017】以上に説明した熱陰極型電離真空計を真空
チェンバに取り付けた状態が、図4に示されている。こ
の図において、上記円盤状のフランジ10が真空チェン
バ50の下側ポートのフランジ部51に当接され、スル
ーボルト52、52により固定されている。また、図に
おいて、符号18は絶縁シールであり、この絶縁シール
18を通し、上記球形グリッド20、フィラメント30
(具体的には、そのサポート31、31)、さらには、
上記コレクター40の電極等が電気的に外部に取り出さ
れている。
【0018】次いで、以上にその構成を説明した熱陰極
型電離真空計の動作について図を参照しながら説明す
る。先ず、上記の球形グリッド20には300V程度の
直流電圧を、フィラメント30には150V程度の直流
電圧を印加する。すると、このフィラメント30から飛
び出した電子(エレクトロン)は、上記球形グリッド1
0の内外にわたって振動し、この振動するエレクトロン
が真空装置内の気体分子に衝突して陽イオンを発生す
る。そして、この発生する陽イオンはコレクター40
(より具体的には、コレクター40の針状の電極41)
に流入し、これによって得られるイオン電流、すなわ
ち、上記コレクター40に流れる電流を、例えば電流計
等により測定することによって真空装置内の気体の分子
密度、すなわち圧力を求める。
【0019】ところで、上記の本発明による熱陰極型電
離真空計の構成によれば、フィラメント30から飛び出
して上記球形グリッド20の内外に振動する電子は、振
動を繰り返すうちに、横方向に振動するようになる。こ
のときの振動電子の分布密度は上記球形グリッド20の
側面、すなわち、上記半円形状のフィラメント30の中
心軸を貫く球形グリッドのリム22及びその周辺(図中
に、符号Aで示す)が最も高くなる。このことは、例え
ば電子衝撃脱ガス時(900V、60mA)の球形グリ
ッド20の赤熱する位置の分布から分かる。従来の熱陰
極型電離真空計では、球形グリッド20の北極付近の振
動電子分布密度が高かったことから、この振動電子が球
形グリッド20の表面に衝突して発生する軟X線は、上
記コレクター40の上方から照射されることとなり、そ
のため、軟X線の侵入が大きくなり、X線限界が低下す
る結果となっていた。これに対し、上記の本発明による
熱陰極型電離真空計の構成では、振動電子の分布密度
は、コレクター40の側面に位置する上記球形グリッド
20の側面が最も高くなることから、振動電子が上記球
形グリッド20の表面に衝突して軟X線を発生しても、
容易にはコレクター40の針状の電極41に到達しな
い。これによって、軟X線限界が改善される。
【0020】上記の軟X線限界の改善を具体的に示すた
め、本発明の構成による熱陰極型電離真空計によって実
際に真空測定を行った結果を図3に示す。この図のグラ
フの横軸は真空度、すなわち、測定される圧力を示して
おり、一方、その縦軸は得られたコレクター電流を示し
ている。この結果からも明らかなように、本発明の熱陰
極型電離真空計によれば、ほぼ1×10-10 Pa程度ま
で測定限界が改善される(従来では、ほぼ1×10-9
a程度)。
【0021】また、本発明の熱陰極型電離真空計によれ
ば、上記球形グリッド20をフランジ10に形成した半
球形状の凹部11の内部に収容する構造としたことか
ら、熱陰極型電離真空計をフランジ部と一体的に構成す
ることが出来、装置の小型化が可能になった。具体的に
は、本発明の構造により、特にその高さ方向において、
従来のBAゲージの1/5にその寸法を減少することが
可能である。これにより、真空装置に取り付ける位置等
の制約が緩和される。
【0022】さらに、本発明の熱陰極型電離真空計によ
れば、上記フランジ10に形成されたリフレクター12
は、球形グリッド20の経線上に対向して配置された半
円形状のフィラメント30から放出される熱電子やその
衝撃によって発生する赤外線を反射する。例えば、上記
の金メッキを施したリフレクターによれば、赤外線を9
5%以上も反射することが可能であり、そのため、例え
ばフランジ10など、上記フィラメントの周囲の部材が
輻射熱を吸収しにくく、そのため、これらの部材の温度
上昇による表面からのガスの放出を抑制することが可能
になり、真空チェンバの減圧を妨げることなく、高真空
が容易に得られる。このことを、表1により具体的に示
す。
【0023】この表1において、A:半球形凹部にメッ
キを施していないステンレスのフランジを採用した熱陰
極型電離真空計、B:半球形凹部に金メッキを施した
(すなわち、リフレクター付き)ステンレスのフランジ
を採用した熱陰極型電離真空計、C:半球形凹部にメッ
キを施していないアルミフランジを採用した熱陰極型電
離真空計、D:半球形凹部に金メッキを施したアルミフ
ランジを採用した熱陰極型電離真空計、E:従来技術に
よる熱陰極型電離真空計の各場合である。括弧の外の数
値は、各場合のガス放出速度(単位は10−9Pa・l
/s)を各々示しており、括弧内の数値は、各場合の時
の消費電力(W)を示している。
【0024】
【表1】 ───────────────────────────────── 電子電流 A B C D E ───────────────────────────────── 10mA 20.6 9.5 8.3 6.7 180 (5.4) (2.2) (3.4) (2.9) 5mA 13.7 6.2 2.3 0.7 40 (5.2) (1.9) (2.9) (2.5) 1mA 11.1 1.3 −0.7 −0.7 20 (3.9) (1.6) (2.3) (1.9) 0mA 1.0 0.5 −0.9 −0.9 5 ─────────────────────────────────
【0025】この表からも明かなように、本発明による
熱陰極型電離真空計の構造によれば、半球形凹部にメッ
キを施していないフランジを採用した場合にも、従来の
ものに比較しても、十分にそのガス放出速度を低減する
ことが可能であるが、さらに、フランジの半球形凹部に
金メッキを施すことにより、特に、フィラメントの消費
電力を著しく低減することが可能になることが分かる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明からも明らかな様に、本発明
によれば、軟X線限界を改善すると共に、計器自体から
のガス発生速度が小さく、それ故、真空装置の減圧を妨
げることなく、高真空を容易に得ることが可能で、その
消費電力をも低減することの可能な、小型で、かつ、実
用的にも極めて優れた熱陰極型電離真空計を提供するこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置実施例による熱陰極型電離真空計
の概略構造を示す展開斜視図である。
【図2】上記熱陰極型電離真空計のイオンコレクターの
詳細構造を示す一部断面拡大図である。
【図3】上記熱陰極型電離真空計による軟X線限界の改
善を示すための出力特性を示すグラフである。
【図4】上記図1の熱陰極型電離真空計を真空チェンバ
に取り付けた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
10 フランジ 20 球形アノードグリッド 21 下側開口部 22 リム 25 支持棒 30 半円形状のフィラメント 31 サポート 40 イオンコレクター 41 針状の電極 42 パイプ

Claims (3)

    【整理番号】 0910138−02 【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空チェンバのポートに接続するための
    フランジと、熱電子を放出するフィラメントと、このフ
    ィラメントから放出された電子を振動させる略球形のメ
    ッシュ状のアノードグリッドと、前記電子が真空系内の
    気体分子に衝突したときに作る陽イオンを集めるイオン
    コレクターとを備えた熱陰極型電離真空計において、前
    記フランジ表面に半球状の凹部を形成し、この半球状の
    凹部表面に金属鏡面を形成してリフレクターを形成する
    と共に、前記球形のアノードグリッドの下半部分を前記
    半球状の凹部内に収容し、かつ、半円形状のフィラメン
    トを前記リフレクターに対向するようにアノードグリッ
    ドのほぼ上半部分の経線上に配置したことを特徴とする
    熱陰極型電離真空計。
  2. 【請求項2】 上記請求項1において、前記イオンコレ
    クターを点状のイオンコレクターとし、これをアノード
    グリッドのほぼ中心に配置したことを特徴とする熱陰極
    型電離真空計。
  3. 【請求項3】 上記請求項1において、前記リフレクタ
    ーを形成する金属鏡面が金メッキ膜面であることを特徴
    とする熱陰極型電離真空計。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103762146A (zh) * 2013-12-24 2014-04-30 兰州空间技术物理研究所 电离规

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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