JPH0618339A - 電磁リターダにより発生されるブレーキングトルクの測定装置およびトルク調整装置 - Google Patents

電磁リターダにより発生されるブレーキングトルクの測定装置およびトルク調整装置

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JPH0618339A
JPH0618339A JP3323641A JP32364191A JPH0618339A JP H0618339 A JPH0618339 A JP H0618339A JP 3323641 A JP3323641 A JP 3323641A JP 32364191 A JP32364191 A JP 32364191A JP H0618339 A JPH0618339 A JP H0618339A
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retarder
measuring
torque
measuring device
stator
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JP3323641A
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English (en)
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Denis Even
エブン デニ
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Labavia SGE SARL
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L5/00Apparatus for, or methods of, measuring force, work, mechanical power, or torque, specially adapted for specific purposes
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P15/00Arrangements for controlling dynamo-electric brakes or clutches

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)
  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 動作中にブレーキングトルクの測定が可能
な、信頼性があり、安価な装置を実現する。 【構成】 リターダのロータ(2)の回転速度Vを測定
する手段(9)と、そのステータ(1)の2点間(Mと
NまたはMとP)であって、この2点はリターダの動作
期間におけるこの2点で電気的ポテンシャルが変化する
ことに関して互いに十分識別しうるものであり、この2
点間におけるリターダの動作期間中に発生される電気的
ポテンシャル差Uの変化を測定する手段(6)と、上記
変化の振幅Aを測定する手段(6)と、各一対の測定値
AおよびVと対応するトルクの値Cとが対応させるに適
したメモリ回路(10)と、上記値Cを表示または利用
する手段と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、固定2次側磁気回路
(ステータ)を有する車載電磁リターダ減速装置により
発生されるブレーキングトルクの測定装置に関する。こ
の発明は、また、上記トルクの測定に利用する装置に関
し、特に、問題となっているトルクを自動的に調整する
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この明細書において、明確に記載してい
なければ、ロータという用語は、回転する部分のみなら
ず、1次側磁気回路をも有するものとして、広く理解す
べきである。また、同様に、ステータという用語は、回
転しない部分のみならず、2次側磁気回路をも有するも
のとして、広く理解すべきである。
【0003】電磁リターダの動作時に、このリターダに
よって発生されるブレーキングトルクの値を知ることは
有用である。例えば、考慮中のリターダにおける故障ま
たは効率損失の検知に上記ブレーキングトルクの値が有
用となるであろう。
【0004】また、上記ブレーキングトルクの値は、例
えば、リターダの回転速度に無関係な所定の基準値と実
際のトルク値とが等しくなるように維持するために、瞬
間毎に実際のトルク値の調整を可能にする。これは、上
記基準値と瞬間毎に測定された実トルク値との差の関数
として、瞬間毎にリターダのロータコイルの少なくとも
一つに与えられる電気帰還電圧を訂正することにより、
行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】動作中にそのようなト
ルクの測定が可能な、信頼性があり、安価な装置はこれ
までは提案されてはいなかった。この発明は、車載電磁
リターダにより発生されるブレーキングトルクの測定に
好適な装置を提案するものであり、測定は実際の作動中
の瞬間毎に行われる。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、この発明のト
ルク測定装置は、リターダのロータの回転速度Vを測定
する手段と、そのステータの2点間であって、リターダ
の動作期間における電気的ポテンシャルが変化すること
に関して互いに十分識別しうる、この2点間におけるリ
ターダの動作期間中に発生される電気的ポテンシャル差
Uの変化を測定する手段と、上記変化の振幅Aを測定す
る手段と、各一対の測定値AおよびVにトルクの値Cを
対応させるに適したメモリ回路と、上記値Cを表示また
は利用する手段と、を備えたことを基本的な特徴として
いる。
【0007】
【作用】好適な実施例においては、以下の配置のうちの
1つ以上が利用される。ポテンシャル差Uが測定される
ステータの2点はリターダの軸に関して、同一の円上に
配置され、上記2点は上記軸に関して、ロータのポール
ピッチに対応する角度によって、角度的にオフセットさ
れている。ステータは、少なくとも部分的には円形的に
対称な円筒ドラムの形状となっており、ポテンシシャル
差Uが測定されるステータの2点は上記ドラムの同一軸
平面内に配置されるとともにその相対する軸端部に配置
される。
【0008】ステータは、少なくとも部分的には円形的
に対称なディスクの形状となっており、ポテンシャル差
Uが測定されるステータの2点は上記ディスクの同一軸
平面内に配置されるとともにその相対する半径端部に配
置される。表示装置は、問題としているリターダが取付
けられた車両のダッシュボードに位置されたビジュアル
な表示装置である。各瞬間に測定されるトルク値Cを利
用する手段は、基準トルク値Coを示すパラメータが与
えられるサーボ回路を備え、このサーボ回路は、上記基
準値Coと各瞬間にリターダによって発生されるトルク
の実測定値Cとの間に各瞬間に存在する差の関数として
リターダの1次側コイルの少なくとも1つの電気的励起
電圧を修正するように構成されており、上記修正は上記
差を解消させる方向の修正である。
【0009】さらに、上述した主な配置に加えて、この
発明は適切に組み合わせて利用される他の種々の配置を
含み、それらは、以下に詳細に記載される。
【0010】
【実施例】従来の方法において、図1および図2に示し
た電磁リターダは、軸Xに関して、円形的に対称な、強
磁性体の円筒ドラムによって構成されるステータ1に同
軸でありその内部にあるロータ2を備えている。この場
合、ロータ−2は、角度的に規則的に離間され、半径方
向に向いた8極のリングを備えており、各極は円筒形の
空隙eによってステータから離間され、各極自身がコイ
ルまたは電気巻線によって囲まれた磁性コアにより構成
されている。
【0011】ロータ2は、車両のトランスミッションシ
ステムの一部として構成される回転軸4上に角度的にキ
ーで固定されている。種々のコイルが適切な制御および
調整部材を介して直流源に接続されている。上記直流源
および部材はともにブロック5によって示されている。
上記のようなリターダは、例えば、本出願人の米国特許
第4864173号に記載されている。
【0012】ステータ1上の2点MとN(またはMと
P)は、リターダの動作期間中に2点のそれぞれに発生
する電気的ポテンシャルの変動が互いに識別可能なよう
に十分に異なるものが選択される。このため、問題とす
る2点MとNは、ロータの極ピッチに対応する角度だけ
軸Xに関して角度的にオフセットされていてもよい。図
2の点線の曲線3’は、ある瞬間でのステータ内のロー
タの種々の極3によって占有されるであろう位置を示し
ている。点Mは、ステータの磁気回路を構成するドラム
1のじく端部に都合良く配置されることを図2は又示し
ている。上述のような形状において、点Nの代わりに点
Mに付随させることができる点Pは、点Mの同軸平面上
にあり、軸Xから同距離にあって、ステータ1の軸方向
対向端部にある点であってもよい。
【0013】2点MおよびNまたはMおよびP間に存在
するポテンシャル差Uを連続的に測定するための手段が
提供される。このため、問題の2点は、導体7および8
を介して、ポテンシャル差測定装置6に接続される。導
体7および8は、半田のスポットによってドラム1上の
点MおよびNまたはMおよびPに与えられる2つの電極
として考えることができる。ロータ2が電気的に励起さ
れ回転されると、考慮中の2点間で測定されるポテンシ
ャル差Uが変化し、時間とともに図3のuで示す波形に
変化することを実験が示している。図3において、ポテ
ンシャル差UはX軸に沿った時間tの関数としてY軸に
示されている。
【0014】結果の波形uは、規則正しく、考慮中の各
点M、Nおよび/またはPを通り過ぎる連続した極3の
周波数に直接対応する反復周波数Fを有している。周波
数Fは、ロータ2の回転速度とロータ上の極3の数とに
比例する。図4のグラフの曲線gによって表す事が出来
る法則に従って、ピークツーピークで測定された波形u
の振幅Aはリターダによって発生されたトルクCに直接
関連していることが本出願人により観察された。各曲線
は、ロータ2の異なる回転速度Vに対応し、Aの値は、
トルクCの各与えられた値に対する速度の増加に伴って
増加する。曲線gは、車両へのリターダの取り付けに先
立って、工場にて確立することができる。
【0015】ロータ2の回転速度Vと上記のように定義
した振幅値Aとが、与えられた瞬間において分かってい
るのであれば、そのとき、上記曲線gは、その瞬間にリ
ターダによって発生されるトルクCの決定に利用するこ
とが出来る。この結果を達成するため、装置9は、適切
なタコメータによってシャフト5の速度Vの測定に用い
られ(任意的には、周波数Fの測定に基づく)、また、
メモリ回路10は、一対のパラメータAおよびVに基づ
いて、決定されたトルクCの値を生み出すために上記曲
線gに対応して法則を記憶するのに用いられる。
【0016】パラメータAおよびVの値をそれぞれ与え
る2つの装置6および9からの出力(通常は電圧の形態
である)は、回路10に与えられ、トルクCの値は、回
路10からの出力から得られる。これらの値は、例え
ば、m.daNで直接目盛られたスケールを有する、リ
ターダを含む車両のダッシュボードに配置された計器の
ポインタによって、ビジュアルな形で直接表示すること
ができる。
【0017】有効な変形例においては、この方法で発生
されたトルクCの値は、トルクを調整する目的に直接使
用される。これは、回路10の出力から得られる情報が
プロセッサ11に供給されている図1に示されている。
【0018】上記回路11によって行われる処理は、以
下に記載される。通常は、電磁リターダについては、ブ
レーキがかけられる軸の回転速度Vの関数であるブレー
キングトルクCの変動を示す曲線は、図5に示す形状で
あり、平均速度のピークに続いて速度の増加に伴って低
下していく。図5に示した種々の曲線hは、リターダに
与えられる異なる励起の量に対応し、それにより発生さ
れるトルクは、電源に接続されたコイルの数の増加に伴
って増加する。ある場合においては、図6のkで示され
た曲線に対応する速度Vの関数であるトルクCの変動を
示す曲線、即ち、水平状の直線部を有する曲線を得こと
が望ましい。換言すれば、速度に無関係な一定のトルク
を得ことが望ましい。
【0019】特に,フリクションブレーキング装置の製
造業者にとって、フリクションブレーキを既に取付けた
所定の車両に電磁リターダを追加しようとする場合に
は、上記応答が好ましい。リターダによって発生される
瞬間トルクは、上記手段によって知ることができ、サー
ボ制御システムは、速度の変化に拘らず一定のトルクを
保証するように設計し得る。これは、ブレーキングトル
クに付加される値Coを示す基準値(通常は、電圧の形
態である)を回路11に単に与えることにより、行うこ
とができる。したがって、基準値Coとその瞬間に測定
され回路10により供給される実値Cとの差に関連する
補正項を上記回路が常に発生することができる。このよ
うにして発生された補正または誤差信号は、この誤差信
号を解除する適切な方向で装置5により発生される励起
電圧の修正に容易に利用することができる。
【0020】変形例においては、上述の調整は、制御ハ
ンドルの各位置が、リターダの励起をリターダの発生し
うる全トルクの一定の所定パーセンテージに体系的に対
応するように制御するために使用しても良い。例えば、
もし、制御ハンドルが、リターダのコイルのうち2つ、
次に4つ、次に6つ、最後に8つを連続的にスイッチン
グしてリターダの増加する励起の量にそれぞれ対応する
4つの能動位置をとることができるのであれば、リター
ダの発生する最大トルクの4分の1、2分の1、4分の
3、および全部の値のトルクに各上記位置が対応するよ
うに回路11を構成することが可能である。
【0021】
【発明の効果】上述の測定は、また、リターダの効率の
考えられる損失を回復するために用いることが出来る。
したがって、リターダからの最大有効トルクが、効率の
損失によって初期の設計トルクの90%以下であるとし
ても、制御ハンドルの初めの3つの位置において最大ト
ルクの25%、50%、および75%のそれぞれに対応
するトルクの絶対値を維持するように、上記提案された
補正を利用することができる。
【0022】その結果、および説明のために用いられた
実施例に無関係に、電磁リターダによって発生されるブ
レーキングトルクの測定装置が得られ、かつ、その構
成、作用、および利点を有するトルクの調整装置を任意
的に得られることは、上述から明白である。当然なが
ら、および上述からわかるように、この発明は、特に上
述した適用分野および実施例に限定されることはない。
そして、この発明は他の修正例が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を利用した電磁リターダを極めて概念
的に示した図面であって、リターダによって発生される
ブレーキングトルクの測定装置と上記トルクの調整装置
が取り付けられた図。
【図2】この発明に従ってポテンシャル差を測定する点
の位置を示す、上記リターダのロータの斜視図。
【図3】この発明の原理を説明するグラフを示す図。
【図4】この発明の原理を説明するグラフを示す図。
【図5】この発明の原理を説明するグラフを示す図。
【図6】この発明の原理を説明するグラフを示す図。
【符号の説明】
1 ステータ 2 ロータ 6 ポテンシ
ャル差の変動検知手段 9 リターダのロータの回転速度測定手段 10
メモリ回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年11月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 電磁リターダにより発生されるブレー
キングトルクの測定装置およびトルク調整装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、固定2次側磁気回路
(ステータ)を有する車載電磁リターダ(減速装置)に
より発生されるブレーキングトルクの測定装置に関す
る。この発明は、また、上記トルクの測定に利用する装
置に関し、特に、問題となっているトルクを自動的に調
整する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この明細書において、明確に記載してい
なければ、ロータという用語は、回転する部分のみなら
ず、1次側磁気回路をも有するものとして、広く理解す
べきである。また、同様に、ステータという用語は、回
転しない部分のみならず、2次側磁気回路をも有するも
のとして、広く理解すべきである。
【0003】電磁リターダの動作時に、このリターダに
よって発生されるブレーキングトルクの値を知ることは
有用である。例えば、考慮中のリターダにおける故障ま
たは効率損失の検知に上記ブレーキングトルクの値が有
用となるであろう。
【0004】また、上記ブレーキングトルクの値は、例
えば、リターダの回転速度に無関係な所定の基準値と実
際のトルク値とが等しくなるように維持するために、瞬
間毎に実際のトルク値の調整を可能にする。これは、上
記基準値と瞬間毎に測定された実トルク値との差の関数
として、瞬間毎にリターダのロータコイルの少なくとも
一つに与えられる電気帰還電圧を訂正することにより、
行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】動作中にそのようなト
ルクの測定が可能な、信頼性があり、安価な装置はこれ
までは提案されてはいなかった。この発明は、車載電磁
リターダにより発生されるブレーキングトルクの測定に
好適な装置を提案するものであり、測定は実際の作動中
の瞬間毎に行われる。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、この発明のト
ルク測定装置は、リターダのロータの回転速度Vを測定
する手段と、そのステータの2点間であって、リターダ
の動作期間における電気的ポテンシャルが変化すること
に関して互いに十分識別しうる、この2点間におけるリ
ターダの動作期間中に発生される電気的ポテンシャル差
Uの変化を測定する手段と、上記変化の振幅Aを測定す
る手段と、各一対の測定値AおよびVにトルクの値Cを
対応させるに適したメモリ回路と、上記値Cを表示また
は利用する手段と、を備えたことを基本的な特徴として
いる。
【0007】
【作用】好適な実施例においては、以下の配置のうちの
1つ以上が利用される。ポテンシャル差Uが測定される
ステータの2点はリターダの軸に関して、同一の円上に
配置され、上記2点は上記軸に関して、ロータのポール
ピッチに対応する角度によって、角度的にオフセットさ
れている。ステータは、少なくとも部分的には円形的に
対称な円筒ドラムの形状となっており、ポテンシャル差
Uが測定されるステータの2点は上記ドラムの同一軸平
面内に配置されるとともにその相対する軸端部に配置さ
れる。
【0008】ステータは、少なくとも部分的には円形的
に対称なディスクの形状となっており、ポテンシャル差
Uが測定されるステータの2点は上記ディスクの同一軸
平面内に配置されるとともにその相対する半径端部に配
置される。表示装置は、問題としているリターダが取付
けられた車両のダッシュボードに位置されたビジュアル
な表示装置である。各瞬間に測定されるトルク値Cを利
用する手段は、基準トルク値Coを示すパラメータが与
えられるサーボ回路を備え、このサーボ回路は、上記基
準値Coと各瞬間にリターダによって発生されるトルク
の実測定値Cとの間に各瞬間に存在する差の関数として
リターダの1次側コイルの少なくとも1つの電気的励起
電圧を修正するように構成されており、上記修正は上記
差を解消させる方向の修正である。
【0009】さらに、上述した主な配置に加えて、この
発明は適切に組み合わせて利用される他の種々の配置を
含み、それらは、以下に詳細に記載される。
【0010】
【実施例】従来の方法において、図1および図2に示し
た電磁リターダは、軸Xに関して、円形的に対称な、強
磁性体の円筒ドラムによって構成されるステータ1に同
軸でありその内部にあるロータ2を備えている。この場
合、ロータ2は、角度的に規則的に離間され、半径方向
に向いた8極のリングを備えており、各極は円筒形の空
隙eによってステータから離間され、各極自身がコイル
または電気巻線によって囲まれた磁性コアにより構成さ
れている。
【0011】ロータ2は、車両のトランスミッションシ
ステムの一部として構成される回転軸4上に角度的にキ
ーで固定されている。種々のコイルが適切な制御および
調整部材を介して直流源に接続されている。上記直流源
および部材はともにブロック5によって示されている。
上記のようなリターダは、例えば、本出願人の米国特許
第4864173号に記載されている。
【0012】ステータ1上の2点MとN(またはMと
P)は、リターダの動作期間中に2点のそれぞれに発生
する電気的ポテンシャルの変動が互いに識別可能なよう
に十分に異なるものが選択される。このため、問題とす
る2点MとNは、ロータの極ピッチに対応する角度だけ
軸Xに関して角度的にオフセットされていてもよい。図
2の点線の曲線3′は、ある瞬間でのステータ内のロー
タの種々の極3によって占有されるであろう位置を示し
ている。点Mは、ステータの磁気回路を構成するドラム
1のじく端部に都合良く配置されることを図2は又示し
ている。上述のような形状において、点Nの代わりに点
Mに付随させることができる点Pは、点Mの同軸平面上
にあり、軸Xから同距離にあって、ステータ1の軸方向
対向端部にある点であってもよい。
【0013】2点MおよびNまたはMおよびP間に存在
するポテンシャル差Uを連続的に測定するための手段が
提供される。このため、問題の2点は、導体7および8
を介して、ポテンシャル差測定装置6に接続される。導
体7および8は、半田のスポットによってドラム1上の
点MおよびNまたはMおよびPに与えられる2つの電極
として考えることができる。ロータ2が電気的に励起さ
れ回転されると、考慮中の2点間で測定されるポテンシ
ャル差Uが変化し、時間とともに図3のuで示す波形に
変化することを実験が示している。図3において、ポテ
ンシャル差UはX軸に沿った時間tの関数としてY軸に
示されている。
【0014】結果の波形uは、規則正しく、考慮中の各
点M、Nおよび/またはPを通り過ぎる連続した極3の
周波数に直接対応する反復周波数Fを有している。周波
数Fは、ロータ2の回転速度とロータ上の極3の数とに
比例する。図4のグラフの曲線gによって表す事が出来
る法則に従って、ピークツーピークで測定された波形u
の振幅Aはリターダによって発生されたトルクCに直接
関連していることが本出願人により観察された。各曲線
は、ロータ2の異なる回転速度Vに対応し、Aの値は、
トルクCの各与えられた値に対する速度の増加に伴って
増加する。曲線gは、車両へのリターダの取り付けに先
立って、工場にて確立することができる。
【0015】ロータ2の回転速度Vと上記のように定義
した振幅値Aとが、与えられた瞬間において分かってい
るのであれば、そのとき、上記曲線gは、その瞬間にリ
ターダによって発生されるトルクCの決定に利用するこ
とが出来る。この結果を達成するため、装置9は、適切
なタコメータによってシャフト5の速度Vの測定に用い
られ(任意的には、周波数Fの測定に基づく)、また、
メモリ回路10は、一対のパラメータAおよびVに基づ
いて、決定されたトルクCの値を生み出すために上記曲
線gに対応して法則を記憶するのに用いられる。
【0016】パラメータAおよびVの値をそれぞれ与え
る2つの装置6および9からの出力(通常は電圧の形態
である)は、回路10に与えられ、トルクCの値は、回
路10からの出力から得られる。これらの値は、例え
ば、m.daNで直接目盛られたスケールを有する、リ
ターダを含む車両のダッシュボードに配置された計器の
ポインタによって、ビジュアルな形で直接表示すること
ができる。
【0017】有効な変形例においては、この方法で発生
されたトルクCの値は、トルクを調整する目的に直接使
用される。これは、回路10の出力から得られる情報が
プロセッサ11に供給されている図1に示されている。
【0018】上記回路11によって行われる処理は、以
下に記載される。通常は、電磁リターダについては、ブ
レーキがかけられる軸の回転速度Vの関数であるブレー
キングトルクCの変動を示す曲線は、図5に示す形状で
あり、平均速度のピークに続いて速度の増加に伴って低
下していく。図5に示した種々の曲線hは、リターダに
与えられる異なる励起の量に対応し、それにより発生さ
れるトルクは、電源に接続されたコイルの数の増加に伴
って増加する。ある場合においては、図6のkで示され
た曲線に対応する速度Vの関数であるトルクCの変動を
示す曲線、即ち、水平状の直線部を有する曲線を得たこ
とが望ましい。換言すれば、速度に無関係な一定のトル
クを得ことが望ましい。
【0019】特に、フリクションブレーキング装置の製
造業者にとって、フリクションブレーキを既に取付けた
所定の車両に電磁リターダを追加しようとする場合に
は、上記応答が好ましい。リターダによって発生される
瞬間トルクは、上記手段によって知ることができ、サー
ボ制御システムは、速度の変化に拘らず一定のトルクを
保証するように設計し得る。これは、ブレーキングトル
クに付加される値Coを示す基準値(通常は、電圧の形
態である)を回路11に単に与えることにより、行うこ
とができる。したがって、基準値Coとその瞬間に測定
され回路10により供給される実値Cとの差に関連する
補正項を上記回路が常に発生することができる。このよ
うにして発生された補正または誤差信号は、この誤差信
号を解除する適切な方向で装置5により発生される励起
電圧の修正に容易に利用することができる。
【0020】変形例においては、上述の調整は、制御ハ
ンドルの各位置が、リターダの励起をリターダの発生し
うる全トルクの一定の所定パーセンテージに体系的に対
応するように制御するために使用しても良い。例えば、
もし、制御ハンドルが、リターダのコイルのうち2つ、
次に4つ、次に6つ、最後に8つを連続的にスイッチン
グしてリターダの増加する励起の量にそれぞれ対応する
4つの能動位置をとることができるのであれば、リター
ダの発生する最大トルクの4分の1、2分の1、4分の
3、および全部の値のトルクに各上記位置が対応するよ
うに回路11を構成することが可能である。
【0021】
【発明の効果】上述の測定は、また、リターダの効率の
考えられる損失を回復するために用いることが出来る。
したがって、リターダからの最大有効トルクが、効率の
損失によって初期の設計トルクの90%以下であるとし
ても、制御ハンドルの初めの3つの位置において最大ト
ルクの25%、50%、および75%のそれぞれに対応
するトルクの絶対値を維持するように、上記提案された
補正を利用することができる。
【0022】その結果、および説明のために用いられた
実施例に無関係に、電磁リターダによって発生されるブ
レーキングトルクの測定装置が得られ、かつ、その構
成、作用、および利点を有するトルクの調整装置を任意
的に得られることは、上述から明白である。当然なが
ら、および上述からわかるように、この発明は、特に上
述した適用分野および実施例に限定されることはない。
そして、この発明は他の修正例が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を利用した電磁リターダを極めて概念
的に示した図面であって、リターダによって発生される
ブレーキングトルクの測定装置と上記トルクの調整装置
が取り付けられた図。
【図2】この発明に従ってポテンシャルを測定する点の
位置を示す、上記リターダのロータの斜視図。
【図3】この発明の原理を説明するグラフを示す図。
【図4】この発明の原理を説明するグラフを示す図。
【図5】この発明の原理を説明するグラフを示す図。
【図6】この発明の原理を説明するグラフを示す図。
【符号の説明】 1 ステータ 2 ロータ 6 ポテンシャル差の変動検知手段 9 リターダのロータの回転速度測定手段 10 メモリ回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定2次側磁気回路またはステータ
    (1)を有する車載電磁リターダによって発生されるブ
    レーキングトルクの測定装置であって、リターダのロー
    タ(2)の回転速度Vを測定する手段(9)と、そのス
    テータ(1)の2点間(MとNまたはMとP)であっ
    て、リターダの動作期間における電気的ポテンシャルが
    変化することに関して互いに十分識別しうる、この2点
    間におけるリターダの動作期間中に発生される電気的ポ
    テンシャル差Uの変化を測定する手段(6)と、上記変
    化の振幅Aを測定する手段(6)と、各一対の測定値A
    およびVにトルクの値Cを対応させるに適したメモリ回
    路(10)と、上記値Cを表示または利用する手段と、
    を備えるブレーキングトルクの測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の測定装置において、ポテ
    ンシヤル差Uを測定するステータの2点(MとN)はリ
    ターダの軸(X)に関して、同一の円上に配置され、上
    記2点は上記軸に関して、ロータ(2)のポールピッチ
    に対応する角度だけ、角度的にオフセットされているこ
    とを特徴としたブレーキングトルクの測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の測定装置において、ステ
    ータ(1)は、少なくとも部分的には円形的に対称な円
    筒ドラムの形状となっており、ポテンシャル差Uを測定
    するステータの2点(MとP)は上記ドラムの同一軸平
    面内に配置されるとともにその対抗する軸端部に配置さ
    れていることを特徴としたブレーキングトルクの測定装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の測定装置において、ステ
    ータは、少なくとも部分的には円形的に対称なディスク
    の形状となっており、ポテンシャル差Uを測定するステ
    ータの2点は上記ディスクの同一軸平面内に配置される
    とともにその相対する半径端部に配置されていることを
    特徴としたブレーキングトルクの測定装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の測定
    装置において、表示装置は、問題としているリターダが
    取付けられた車両のダッシュボードに位置されたビジュ
    アルな表示装置であることを特徴としたブレーキングト
    ルクの測定装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載の測定
    装置において、各瞬間に測定されるトルク値を利用する
    手段は、基準トルク値Coを示すパラメータが与えられ
    るサーボ回路(11)を備え、このサーボ回路は、上記
    基準値Coと各瞬間にリターダによって発生されるトル
    クの実測定値Cとの間に各瞬間に存在する差の関数とし
    てリターダの1次側コイルの少なくとも1つの電気的励
    起電圧を修正するように構成されており、上記修正は上
    記差を解消させる方向の修正であることを特徴としたブ
    レーキングトルクの測定装置。
JP3323641A 1990-10-05 1991-10-04 電磁リターダにより発生されるブレーキングトルクの測定装置およびトルク調整装置 Pending JPH0618339A (ja)

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EP (1) EP0479674B1 (ja)
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CA (1) CA2052366C (ja)
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