JPH06183199A - 平箔の長い模様付け方法 - Google Patents
平箔の長い模様付け方法Info
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- JPH06183199A JPH06183199A JP4104631A JP10463192A JPH06183199A JP H06183199 A JPH06183199 A JP H06183199A JP 4104631 A JP4104631 A JP 4104631A JP 10463192 A JP10463192 A JP 10463192A JP H06183199 A JPH06183199 A JP H06183199A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱圧転写型転写シート使用且つホットメルト
接着剤塗材の印捺ロールによる模様状塗工方式の平箔模
様付け法において、従来なし得なかった長い絵柄の模様
付けを汎用直径の印捺ロールの適用の下、平箔基材シー
トに旨く施し得る方法を開発する。 【構成】 本発明は、得ようとする長い模様の絵柄的な
まとまりについての単位領域を長さ方向に2以上に区分
けしたと仮定し、その区分け絵柄対応数の版に分かれた
複数の印捺ロール2で、平箔基材シート或いは転写シー
トaにホットメルト接着剤塗材の塗工の模様付けをし、
各ロールを同シートに対し所定時、所定の順で遊離させ
る或いは遊離及び印捺ロールをシートを再接触させる仕
様の下、同シートを進行させて、前記複数印捺ロールで
の印捺模様付けの集積で前記単位領域の印捺模様を現
す、或いは印捺ロール個々ではそれによる印捺模様付け
を飛び模様とし、複数印捺ロール群ではそれらによる印
捺模様付けの集積で前記単位領域の印捺模様を現すこと
を特徴としている。
接着剤塗材の印捺ロールによる模様状塗工方式の平箔模
様付け法において、従来なし得なかった長い絵柄の模様
付けを汎用直径の印捺ロールの適用の下、平箔基材シー
トに旨く施し得る方法を開発する。 【構成】 本発明は、得ようとする長い模様の絵柄的な
まとまりについての単位領域を長さ方向に2以上に区分
けしたと仮定し、その区分け絵柄対応数の版に分かれた
複数の印捺ロール2で、平箔基材シート或いは転写シー
トaにホットメルト接着剤塗材の塗工の模様付けをし、
各ロールを同シートに対し所定時、所定の順で遊離させ
る或いは遊離及び印捺ロールをシートを再接触させる仕
様の下、同シートを進行させて、前記複数印捺ロールで
の印捺模様付けの集積で前記単位領域の印捺模様を現
す、或いは印捺ロール個々ではそれによる印捺模様付け
を飛び模様とし、複数印捺ロール群ではそれらによる印
捺模様付けの集積で前記単位領域の印捺模様を現すこと
を特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は平箔の長い模様付け方
法、特に、熱圧転写型の転写シートを用いる形式で、且
つ印捺ロールによりホットメルト型接着剤塗材の模様状
塗工を行う形式の平箔の長い模様付け方法に関する。
法、特に、熱圧転写型の転写シートを用いる形式で、且
つ印捺ロールによりホットメルト型接着剤塗材の模様状
塗工を行う形式の平箔の長い模様付け方法に関する。
【0002】本明細書において、本発明に関し「印捺ロ
ール」とは、文字通りの印捺ロール、印捺ロータリスク
リーンを指す。このことは、特許請求の範囲及び以下の
記載についても同じである。
ール」とは、文字通りの印捺ロール、印捺ロータリスク
リーンを指す。このことは、特許請求の範囲及び以下の
記載についても同じである。
【0003】本発明に係る「平箔」とは、引箔や経箔な
どの切箔(箔糸と同義)を得るためのストリップ、金ま
たは銀切箔と同様な用途に供せられる切箔のためのスト
リップ、ふすま紙、びよう風紙、壁紙、これらに類する
シート状物の総称のことである。ここで、ふすま紙、び
よう風紙、壁紙における「紙」とは、後記の「平箔基
材」と同義のシート或いはシート状物をいう。
どの切箔(箔糸と同義)を得るためのストリップ、金ま
たは銀切箔と同様な用途に供せられる切箔のためのスト
リップ、ふすま紙、びよう風紙、壁紙、これらに類する
シート状物の総称のことである。ここで、ふすま紙、び
よう風紙、壁紙における「紙」とは、後記の「平箔基
材」と同義のシート或いはシート状物をいう。
【0004】
【従来の技術】従来、印捺ロールやロータリスクリーン
による機械的技法で、ホットメルト型接着剤塗材を転写
対象物に施し得る、当該塗材による印捺模様の絵柄的な
まとまりについての単位領域、即ち同じ印捺ロール或い
はロータリスクリーンで印捺を続けて繰り繰した結果と
して連続模様となる印捺模様付けではない、1印捺模様
付けの単位領域は、長くとも1m程度、一般的にはほぼ
600mm以下であった。それは、印捺ロールやロータ
リスクリーンなどの版が、1mを超える長さの印捺模様
付けの単位領域に対応する大径の場合には、実用に適さ
ない程、著しくコスト高となる、またコスト高の点を無
視するとしても、一印捺が終了しない間に、版面のホッ
トメルト型接着剤塗材が乾き、或いは半乾きとなり、印
捺対象物に対するホットメルト型接着剤塗材の移着つま
り印捺に支障を来すことによる。
による機械的技法で、ホットメルト型接着剤塗材を転写
対象物に施し得る、当該塗材による印捺模様の絵柄的な
まとまりについての単位領域、即ち同じ印捺ロール或い
はロータリスクリーンで印捺を続けて繰り繰した結果と
して連続模様となる印捺模様付けではない、1印捺模様
付けの単位領域は、長くとも1m程度、一般的にはほぼ
600mm以下であった。それは、印捺ロールやロータ
リスクリーンなどの版が、1mを超える長さの印捺模様
付けの単位領域に対応する大径の場合には、実用に適さ
ない程、著しくコスト高となる、またコスト高の点を無
視するとしても、一印捺が終了しない間に、版面のホッ
トメルト型接着剤塗材が乾き、或いは半乾きとなり、印
捺対象物に対するホットメルト型接着剤塗材の移着つま
り印捺に支障を来すことによる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、前述
した方式の技法において、従来なし得なかった長い絵柄
模様の模様付けを実用に適した直径の印捺ロールの適用
の下、平箔基材シートに旨く施すことができる方法を開
発するにある。
した方式の技法において、従来なし得なかった長い絵柄
模様の模様付けを実用に適した直径の印捺ロールの適用
の下、平箔基材シートに旨く施すことができる方法を開
発するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の平箔の長い模様
付け方法は、ホットメルト型接着剤を模様状に施した
平箔基材シートに、熱圧転写型の転写シートを用いて転
写法により模様付けする方法、或いはホットメルト型
接着剤を転写膜の面に模様状に施した熱圧転写型の転写
シートを用いて、平箔基材シートに転写法により模様付
けする方法であって、当該の模様付け方法における平
箔基材シート、の模様付け方法における転写シートに
次のものを充てることを最も主要な特徴としている。
付け方法は、ホットメルト型接着剤を模様状に施した
平箔基材シートに、熱圧転写型の転写シートを用いて転
写法により模様付けする方法、或いはホットメルト型
接着剤を転写膜の面に模様状に施した熱圧転写型の転写
シートを用いて、平箔基材シートに転写法により模様付
けする方法であって、当該の模様付け方法における平
箔基材シート、の模様付け方法における転写シートに
次のものを充てることを最も主要な特徴としている。
【0007】平箔基材シート;模様付けしようとする長
い模様の絵柄的なまとまりについての単位領域を長さ方
向に二つ以上に区分けしたと仮定し、その区分け絵柄に
対応する所要数の版に分かれた複数の印捺ロールによっ
て、平箔基材シートに対するホットメルト型接着剤塗材
の印捺模様付けを行い、且つ各印捺ロールを平箔基材シ
ートに対し或いはその逆に、所定時、所定の順で遊離さ
せる、或いは遊離させる及び印捺ロールと平箔基材シー
トを再接触させる仕様の下に、平箔基材シートを進行さ
せて、複数の印捺ロールによる塗材の印捺模様付けの集
積で以って、前記単位領域の塗材塗工の印捺模様を現し
たもの、或いは印捺ロールの個々ではそれによる塗材の
印捺模様付けを飛び模様とし、複数の印捺ロールの群と
しては、それら印捺ロールによる塗材の印捺模様付けの
集積で以って、前記単位領域の塗材塗工の印捺模様を現
したもの。
い模様の絵柄的なまとまりについての単位領域を長さ方
向に二つ以上に区分けしたと仮定し、その区分け絵柄に
対応する所要数の版に分かれた複数の印捺ロールによっ
て、平箔基材シートに対するホットメルト型接着剤塗材
の印捺模様付けを行い、且つ各印捺ロールを平箔基材シ
ートに対し或いはその逆に、所定時、所定の順で遊離さ
せる、或いは遊離させる及び印捺ロールと平箔基材シー
トを再接触させる仕様の下に、平箔基材シートを進行さ
せて、複数の印捺ロールによる塗材の印捺模様付けの集
積で以って、前記単位領域の塗材塗工の印捺模様を現し
たもの、或いは印捺ロールの個々ではそれによる塗材の
印捺模様付けを飛び模様とし、複数の印捺ロールの群と
しては、それら印捺ロールによる塗材の印捺模様付けの
集積で以って、前記単位領域の塗材塗工の印捺模様を現
したもの。
【0008】転写シート;模様付けしようとする長い模
様の絵柄的なまとまりについての単位領域を長さ方向に
二つ以上に区分けしたと仮定し、その区分け絵柄に対応
する所要数の版に分かれた複数の印捺ロールによって、
転写膜面に対するホットメルト型接着剤塗材の印捺模様
付けを行い、且つ各印捺ロールを転写シートに対し或い
は、その逆に、所定時、所定の順で遊離させる、或いは
遊離させる及び印捺ロールと転写シートを再接触させる
仕様の下に、転写シートを進行させて、複数の印捺ロー
ルによる塗材の印捺模様付けの集積で以って、前記単位
領域の塗材塗工の印捺模様を現したもの、或いは印捺ロ
ールの個々ではそれによる塗材の印捺模様付けを飛び模
様とし、複数の印捺ロールの群としては、それら印捺ロ
ールによる塗材の印捺模様付けの集積で以って、前記単
位領域の塗材塗工の印捺模様を現したもの。
様の絵柄的なまとまりについての単位領域を長さ方向に
二つ以上に区分けしたと仮定し、その区分け絵柄に対応
する所要数の版に分かれた複数の印捺ロールによって、
転写膜面に対するホットメルト型接着剤塗材の印捺模様
付けを行い、且つ各印捺ロールを転写シートに対し或い
は、その逆に、所定時、所定の順で遊離させる、或いは
遊離させる及び印捺ロールと転写シートを再接触させる
仕様の下に、転写シートを進行させて、複数の印捺ロー
ルによる塗材の印捺模様付けの集積で以って、前記単位
領域の塗材塗工の印捺模様を現したもの、或いは印捺ロ
ールの個々ではそれによる塗材の印捺模様付けを飛び模
様とし、複数の印捺ロールの群としては、それら印捺ロ
ールによる塗材の印捺模様付けの集積で以って、前記単
位領域の塗材塗工の印捺模様を現したもの。
【0009】上記「模様の絵柄的なまとまり」とは、絵
柄構成要素が連なって或いは断続して或いは展開して、
一つの絵柄を構成する状態のことをいう。このことは、
特許請求の範囲及び以下の記載についても同じである。
柄構成要素が連なって或いは断続して或いは展開して、
一つの絵柄を構成する状態のことをいう。このことは、
特許請求の範囲及び以下の記載についても同じである。
【0010】上記「平箔基材シート」としては、次のも
のを有利に使用できる。
のを有利に使用できる。
【0011】和紙などの紙、プラスチックシート、表面
に印捺適性を持たせた布(例えば、レーヨンなどの人造
繊維布、ナイロン、テトロンなどの合成繊維布、混合繊
維布)などの単体或いはそれらの二つ以上の積層体から
なるシート、または当該シートを構成要素として包含す
るシート状物。
に印捺適性を持たせた布(例えば、レーヨンなどの人造
繊維布、ナイロン、テトロンなどの合成繊維布、混合繊
維布)などの単体或いはそれらの二つ以上の積層体から
なるシート、または当該シートを構成要素として包含す
るシート状物。
【0012】前記布の表面印捺適性付与は、適当な方
法、例えば樹脂、好ましくは柔軟性に富む樹脂を布帛表
面にコーティングする、或いは全体または表層部に含浸
させることにより行えばよい。
法、例えば樹脂、好ましくは柔軟性に富む樹脂を布帛表
面にコーティングする、或いは全体または表層部に含浸
させることにより行えばよい。
【0013】
【作用】上記のように本発明では、印捺ロールでホット
メルト型接着剤塗材の長い模様状の塗工を行うのに、当
該長い模様の絵柄的なまとまりについての単位領域を長
さ方向に二つ以上に区分けしたと仮定し、その区分け絵
柄に対応する所要数の版に分かれた複数の印捺ロールに
よる塗材の印捺模様の集積で以って、前記単位領域の塗
材印捺模様を現す方法を執っている。これによると、そ
れら複数の印捺ロールが、当該単位領域模様の塗材印捺
を分担的に行うことになる。このため、それら印捺ロー
ルに実用に適した直径のものを用い、前記単位領域の塗
材印捺模様が1mを超える長さのものでも、これら印捺
ロールの分担する模様付けの集積で、ホットメルト型接
着剤塗材の乾きまたは半乾きなしに、これを現すことが
できる。
メルト型接着剤塗材の長い模様状の塗工を行うのに、当
該長い模様の絵柄的なまとまりについての単位領域を長
さ方向に二つ以上に区分けしたと仮定し、その区分け絵
柄に対応する所要数の版に分かれた複数の印捺ロールに
よる塗材の印捺模様の集積で以って、前記単位領域の塗
材印捺模様を現す方法を執っている。これによると、そ
れら複数の印捺ロールが、当該単位領域模様の塗材印捺
を分担的に行うことになる。このため、それら印捺ロー
ルに実用に適した直径のものを用い、前記単位領域の塗
材印捺模様が1mを超える長さのものでも、これら印捺
ロールの分担する模様付けの集積で、ホットメルト型接
着剤塗材の乾きまたは半乾きなしに、これを現すことが
できる。
【0014】また本発明に係る斯様な分担的模様付けに
よると、区分け絵柄と区分け絵柄とを、各印捺ロール
に、それら区分け絵柄の隣り合う端部に相当する部位の
網点が所要の密度及び/または大きとされたものを充
て、ホットメルト型接着剤塗材塗工の印捺の階調が次第
に濃く或いは淡くなるぼかし模様としてつなげるという
遣り方で、境目の目立たないものとしても集積できる。
よると、区分け絵柄と区分け絵柄とを、各印捺ロール
に、それら区分け絵柄の隣り合う端部に相当する部位の
網点が所要の密度及び/または大きとされたものを充
て、ホットメルト型接着剤塗材塗工の印捺の階調が次第
に濃く或いは淡くなるぼかし模様としてつなげるという
遣り方で、境目の目立たないものとしても集積できる。
【0015】即ち本発明によれば、前述した方式の転写
法において、従来法でなし得なかった長い絵柄の模様付
けを実用に適した直径の印捺ロールを用いて、平箔基材
シートに旨く施し得るのである。延いては、低コストで
良好な品質の長い模様の平箔が得られる。
法において、従来法でなし得なかった長い絵柄の模様付
けを実用に適した直径の印捺ロールを用いて、平箔基材
シートに旨く施し得るのである。延いては、低コストで
良好な品質の長い模様の平箔が得られる。
【0016】本発明に係る前記課題解決手段のうち、請
求項2,4の方法に相当する仕様の模様付けでは、印捺
ロール群での塗材塗工模様の集積からなる長い単位領域
模様の発現を繰り返すときは、その繰り返し模様の同じ
部位の塗材塗工による模様転写能が同じであることは自
明である。このため本発明では、当該仕様に従って得ら
れた繰り返し転写模様付きの平箔を該模様繰り返しの適
当スパン数宛に分断し、それら分断平箔を横に並列すれ
ば、各分断平箔の隣り合う部位の転写模様が揃うという
好ましい結果が得られる。換言すると、かかる長い模様
付けの平箔は、上下に長くて、横に大きく広がる壁面を
飾る壁紙、すふま紙、びよう風紙として極めて好適であ
る。
求項2,4の方法に相当する仕様の模様付けでは、印捺
ロール群での塗材塗工模様の集積からなる長い単位領域
模様の発現を繰り返すときは、その繰り返し模様の同じ
部位の塗材塗工による模様転写能が同じであることは自
明である。このため本発明では、当該仕様に従って得ら
れた繰り返し転写模様付きの平箔を該模様繰り返しの適
当スパン数宛に分断し、それら分断平箔を横に並列すれ
ば、各分断平箔の隣り合う部位の転写模様が揃うという
好ましい結果が得られる。換言すると、かかる長い模様
付けの平箔は、上下に長くて、横に大きく広がる壁面を
飾る壁紙、すふま紙、びよう風紙として極めて好適であ
る。
【0017】
【実施例】次に本発明法の実施例を図面を参照して説明
する。
する。
【0018】図で1が平箔基材シート或いは転写シート
aを巻いたビーム、2が平箔基材シートaに或いは転写
シートaの転写膜面にホットメルト型接着剤を模様状に
印捺する積極回転型のロール、3が該ロール2のための
圧胴としてのゴムロールである。
aを巻いたビーム、2が平箔基材シートaに或いは転写
シートaの転写膜面にホットメルト型接着剤を模様状に
印捺する積極回転型のロール、3が該ロール2のための
圧胴としてのゴムロールである。
【0019】前記ロール2は、シートaに施すべき前記
塗材の塗工による長い印捺模様の絵柄的なまとまりにつ
いての単位領域を長さ方向に二つ以上に区分けしたと仮
定し、その区分け絵柄に対応する所要数の版に分かれた
ものを用いる。図示の場合、ロール2は三つ、即ち前記
単位領域が長さ方向に3区分された区分け絵柄に対応す
る数の版に分けられている。
塗材の塗工による長い印捺模様の絵柄的なまとまりにつ
いての単位領域を長さ方向に二つ以上に区分けしたと仮
定し、その区分け絵柄に対応する所要数の版に分かれた
ものを用いる。図示の場合、ロール2は三つ、即ち前記
単位領域が長さ方向に3区分された区分け絵柄に対応す
る数の版に分けられている。
【0020】平箔基材シート或いは転写シートaは、そ
れにホットメルト型接着剤塗材の塗工による所要の長い
模様付けが前記複数の印捺ロール2の群で施されるのに
相当する長尺のもの、即ちロール版面周長を超える間隔
で、ロール2の個々による前記塗材の印捺飛び模様が施
されるのに即応する長いものである。
れにホットメルト型接着剤塗材の塗工による所要の長い
模様付けが前記複数の印捺ロール2の群で施されるのに
相当する長尺のもの、即ちロール版面周長を超える間隔
で、ロール2の個々による前記塗材の印捺飛び模様が施
されるのに即応する長いものである。
【0021】ビーム1からシートaを繰り出して、これ
を第1の送りロール4,4のニップ、ガイドロール5を
経て、ロール2及び3の各組を通過させ、必要に応じ乾
燥炉6を通し、ホットメルト型接着剤を乾燥させた後、
第2の送りロール7,7のニップを経て、ビーム8に巻
き取る。
を第1の送りロール4,4のニップ、ガイドロール5を
経て、ロール2及び3の各組を通過させ、必要に応じ乾
燥炉6を通し、ホットメルト型接着剤を乾燥させた後、
第2の送りロール7,7のニップを経て、ビーム8に巻
き取る。
【0022】シート2に、一番目のロール2での印捺に
より一番目の区分け絵柄(図示せず)、例えば風景絵柄
の近景(または遠景)に相当する区分け絵柄を、二番目
のロール2により二番目の区分け絵柄(図示せず)、例
えば風景絵柄の中景に相当する区分け絵柄を、三番目の
ロール2では三番目の区分け絵柄(図示せず)、例えば
風景絵柄の遠景(または近景)に相当する区分け絵柄を
印捺即ち模様付けする。
より一番目の区分け絵柄(図示せず)、例えば風景絵柄
の近景(または遠景)に相当する区分け絵柄を、二番目
のロール2により二番目の区分け絵柄(図示せず)、例
えば風景絵柄の中景に相当する区分け絵柄を、三番目の
ロール2では三番目の区分け絵柄(図示せず)、例えば
風景絵柄の遠景(または近景)に相当する区分け絵柄を
印捺即ち模様付けする。
【0023】各ロール2及び3の組において、所要の時
点で、シートa′からロール2を浮かせる、或いはロー
ル2に対しゴムロール3を浮かせることにより、実質的
に走行シートa′との間にロール2を遊離させる。ゴム
ロール3を浮かせた場合、走行シートa′が、そのテン
ションによりロール2らら遊離する。
点で、シートa′からロール2を浮かせる、或いはロー
ル2に対しゴムロール3を浮かせることにより、実質的
に走行シートa′との間にロール2を遊離させる。ゴム
ロール3を浮かせた場合、走行シートa′が、そのテン
ションによりロール2らら遊離する。
【0024】ホットメルト型接着剤塗材が粘性の低いも
のの場合には、各印捺ロール2に、一部周面に前記塗材
のない領域、即ちホットメルト型接着剤塗材が付着しな
い不活性な領域を設けたものを充て、この無塗材領域の
個所が走行しているシートa′に面する時点で、シート
a′に対する実質的な印捺ロール2の遊離を行うのがよ
い。これによると、版面の個所で印捺ロールをシートか
ら離した場合に生じる塗材の滲み広がりがない。
のの場合には、各印捺ロール2に、一部周面に前記塗材
のない領域、即ちホットメルト型接着剤塗材が付着しな
い不活性な領域を設けたものを充て、この無塗材領域の
個所が走行しているシートa′に面する時点で、シート
a′に対する実質的な印捺ロール2の遊離を行うのがよ
い。これによると、版面の個所で印捺ロールをシートか
ら離した場合に生じる塗材の滲み広がりがない。
【0025】上記シートa′に対する各ロール2の遊離
は、シートaに施すべき長い印捺模様の絵柄的なまとま
りについての単位領域長さ以上に亘るシートaの範域に
相当する間中、続ける。この遊離の間、ロール2の回転
及びシートa′の進行は続ける。
は、シートaに施すべき長い印捺模様の絵柄的なまとま
りについての単位領域長さ以上に亘るシートaの範域に
相当する間中、続ける。この遊離の間、ロール2の回転
及びシートa′の進行は続ける。
【0026】シートa′対し実質的にロール2が遊離し
た状態下で、シートa′が所要長さ進行した時、前記浮
かせたロール2或いはゴムロール3を元に戻し、実質
上、ロール2にシートa′を再接触させ、印捺を再開す
る。
た状態下で、シートa′が所要長さ進行した時、前記浮
かせたロール2或いはゴムロール3を元に戻し、実質
上、ロール2にシートa′を再接触させ、印捺を再開す
る。
【0027】シートa′に対するロール2の再接触は、
ロール2の版面でない領域の個所において行うことが好
ましい。これによると、該再接触による塗材の印捺再開
時には、既に印圧など印捺条件が好ましいものになって
いる。
ロール2の版面でない領域の個所において行うことが好
ましい。これによると、該再接触による塗材の印捺再開
時には、既に印圧など印捺条件が好ましいものになって
いる。
【0028】複数の版に分かれた各ロール2は、予めそ
れ自体公知の方法で定めたところに従い、所定時点、所
定順で上記遊離及び再接触を行わせる。
れ自体公知の方法で定めたところに従い、所定時点、所
定順で上記遊離及び再接触を行わせる。
【0029】シートa′が前記遊離状態で進行する間、
その遊離進行領域が模様の飛んだ領域となる。
その遊離進行領域が模様の飛んだ領域となる。
【0030】こうして、平箔基材シートa或いは転写シ
ートaに、所要数の版に分かれた複数の印捺ロール2に
よるホットメルト型接着剤塗材の印捺模様付けが該シー
トaの長さ方向につき、集積してなされ、それによって
長い模様の絵柄的なまとまりについての単位領域の印捺
模様付けが得られる。
ートaに、所要数の版に分かれた複数の印捺ロール2に
よるホットメルト型接着剤塗材の印捺模様付けが該シー
トaの長さ方向につき、集積してなされ、それによって
長い模様の絵柄的なまとまりについての単位領域の印捺
模様付けが得られる。
【0031】印捺模様を施したものが平箔基材シートで
あれば、通常の熱圧転写型の転写シートを用いて、該平
箔基材シートに、それ自体公知の転写法に従い模様を転
写つまり模様付けする。
あれば、通常の熱圧転写型の転写シートを用いて、該平
箔基材シートに、それ自体公知の転写法に従い模様を転
写つまり模様付けする。
【0032】印捺模様を施したものが転写シートのとき
は、その転写シートを用いて、一般的な平箔基材シート
に、それ自体公知の転写法に従い模様を転写即ち模様付
けする。
は、その転写シートを用いて、一般的な平箔基材シート
に、それ自体公知の転写法に従い模様を転写即ち模様付
けする。
【0033】以上に述べた本発明の実施例は、請求項
2,4の発明の態様に係るものである。請求項1,3の
発明に係る実施の態様例は、印捺ロール2の個々による
模様付けを所定間隔の飛ばし模様で繰り返さない場合も
包含する点において、請求項2,4の発明に係る上述の
実施態様と異なるだけである。請求項1,3の発明の実
施態様例が、請求項2,4の発明の実施態様例に関する
先の記述に実質的に開示されていることは自明である。
従って、請求項1,3の発明についての実施態様例は、
改めて述べない。
2,4の発明の態様に係るものである。請求項1,3の
発明に係る実施の態様例は、印捺ロール2の個々による
模様付けを所定間隔の飛ばし模様で繰り返さない場合も
包含する点において、請求項2,4の発明に係る上述の
実施態様と異なるだけである。請求項1,3の発明の実
施態様例が、請求項2,4の発明の実施態様例に関する
先の記述に実質的に開示されていることは自明である。
従って、請求項1,3の発明についての実施態様例は、
改めて述べない。
【0034】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明によれば冒頭に述べた方式の技法において、
従来なし得なかった長い絵柄の模様付けを実用に適した
直径の印捺ロールの適用の下、平箔基材シートに旨く施
すことができる効果が奏される。
に、本発明によれば冒頭に述べた方式の技法において、
従来なし得なかった長い絵柄の模様付けを実用に適した
直径の印捺ロールの適用の下、平箔基材シートに旨く施
すことができる効果が奏される。
【図1】本発明の実施に使用する装置の一例を示す立面
図である。
図である。
a 平箔基材シート或いは転写シート 2 印捺を行うロール 3 圧胴としてのゴムロール 4 第1の送りロール 5 ガイドロール 6 乾燥炉 7 第2の送りロール 9 テンションロール
Claims (4)
- 【請求項1】 ホットメルト型接着剤を模様状に施した
平箔基材シートに、熱圧転写型の転写シートを用いて転
写法により模様付けする方法であって、その平箔基材シ
ートに次のもの即ち、模様付けしようとする長い模様の
絵柄的なまとまりについての単位領域を長さ方向に二つ
以上に区分けしたと仮定し、その区分け絵柄に対応する
所要数の版に分かれた複数の印捺ロールによって、平箔
基材シートに対するホットメルト型接着剤塗材の印捺模
様付けを行い、且つ各印捺ロールを平箔基材シートに対
し或いはその逆に、所定時、所定の順で遊離させる仕様
の下に、平箔基材シートを進行させて、複数の印捺ロー
ルによる塗材の印捺模様付けの集積で以って、前記単位
領域の塗材塗工の印捺模様付けを現したものを充てるこ
とを特徴とする平箔の長い模様付け方法。 - 【請求項2】 ホットメルト型接着剤を模様状に施した
平箔基材シートに、熱圧転写型の転写シートを用いて転
写法により模様付けする方法であって、その平箔基材シ
ートに次のもの即ち、模様付けしようとする長い模様の
絵柄的なまとまりについての単位領域を長さ方向に二つ
以上に区分けしたと仮定し、その区分け絵柄に対応する
所要数の版に分かれた複数の印捺ロールによって、基材
シートに対するホットメルト型接着剤塗材の印捺模様付
けを行い、且つ各印捺ロールを平箔基材シートに対し或
いはその逆に、所定時、所定の順で遊離させる及び印捺
ロールと平箔基材シートを再接触させる仕様の下に、平
箔基材シートを進行させることによって、印捺ロールの
個々ではそれによる塗材の印捺模様付けを飛び模様と
し、複数の印捺ロールの群としては、それら印捺ロール
による塗材の印捺模様付けの集積で以って、前記単位領
域の塗材塗工の印捺模様を現したものを充てることを特
徴とする平箔の長い模様付け方法。 - 【請求項3】 ホットメルト型接着剤を転写膜の面に模
様状に施した熱圧転写型の転写シートを用いて、平箔基
材シートに転写法により模様付けする方法であって、そ
の転写シートに次のもの即ち、模様付けしようとする長
い模様の絵柄的なまとまりについての単位領域を長さ方
向に二つ以上に区分けしたと仮定し、その区分け絵柄に
対応する所要数の版に分かれた複数の印捺ロールによっ
て、転写膜面に対するホットメルト型接着剤塗材の印捺
模様付けを行い、且つ各印捺ロールを転写シートに対し
或いはその逆に、所定時、所定の順で遊離させる仕様の
下に、転写シートを進行させて、前記複数の印捺ロール
による塗材の印捺模様付けの集積で以って、前記単位領
域の塗材塗工の印捺模様を現したものを充てることを特
徴とする平箔の長い模様付け方法。 - 【請求項4】 ホットメルト型接着剤を転写膜の面に模
様状に施した熱圧転写型の転写シートを用いて、平箔基
材シートに転写法により模様付けする方法であって、そ
の転写シートに次のもの即ち、模様付けしようとする長
い模様の絵柄的なまとまりについての単位領域を長さ方
向に二つ以上に区分けしたと仮定し、その区分け絵柄に
対応する所要数の版に分かれた複数の印捺ロールによっ
て、転写膜面に対するホットメルト型接着剤塗材の印捺
模様付けを行い、且つ各印捺ロールを転写シートに対し
或いはその逆に、所定時、所定の順で遊離させる及び印
捺ロールと転写シートを再接触させる仕様の下に、転写
シートを進行させることによって、印捺ロールの個々で
はそれによる塗材の印捺模様付けを飛び模様とし、複数
の印捺ロールの群としては、それら印捺ロールによる塗
材の印捺模様付けの集積で以って、前記単位領域の塗材
塗工の印捺模様を現したものを充てることを特徴とする
平箔の長い模様付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4104631A JPH0751397B2 (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 平箔の長い模様付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4104631A JPH0751397B2 (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 平箔の長い模様付け方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06183199A true JPH06183199A (ja) | 1994-07-05 |
JPH0751397B2 JPH0751397B2 (ja) | 1995-06-05 |
Family
ID=14385799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4104631A Expired - Fee Related JPH0751397B2 (ja) | 1992-04-23 | 1992-04-23 | 平箔の長い模様付け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0751397B2 (ja) |
-
1992
- 1992-04-23 JP JP4104631A patent/JPH0751397B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0751397B2 (ja) | 1995-06-05 |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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