JPH06182679A - リンク式ロボットの制御装置 - Google Patents

リンク式ロボットの制御装置

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JPH06182679A
JPH06182679A JP4136258A JP13625892A JPH06182679A JP H06182679 A JPH06182679 A JP H06182679A JP 4136258 A JP4136258 A JP 4136258A JP 13625892 A JP13625892 A JP 13625892A JP H06182679 A JPH06182679 A JP H06182679A
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joint
robot
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JP4136258A
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Inventor
Nobuaki Ozawa
信明 小澤
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 リンク式(2足歩行脚式移動)ロボットの制
御装置であって傾斜角(速)度を検出し、股関節の駆動
制御値を補正すると共に、その補正特性の極性を片脚支
持期と両脚支持期とで同一に設定する。 【効果】 股関節を補正することから全期間を通じて姿
勢安定化能力が高まり、また脚の干渉も防止することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はリンク式ロボットの制
御装置、より具体的には脚式移動ロボットの歩行制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、移動ロボットに関する技術として
は車輪式、クローラ式、脚式などのロボットが提案され
ている。その中で、脚式移動ロボットの制御技術に関す
るものとして、1脚のロボットに関する技術(Raibert,
M.H., Brown, Jr.H.B.,"Experiments in Balance With
a 2D One-Legged Hopping Machine", ASME, J of DSM
C,vol.106, pp.75-81 (1984)), 2脚のロボットに関す
る技術(日本ロボット学会誌vol,l, no.3, pp.167-203,
1983)、4脚のロボットに関する技術(日本ロボット学
会誌vol.9, no.5, pp.638-643, 1991)、6脚のロボット
に関する技術(Fischeti, M.A.,"Robot Do the Dirty W
ork,"IEEE, spectrum, vol.22. no.4, pp.65-72 (198
5). Shin-Min Song, Kenneth J. Waldron, "Machines T
hat Walk; TheAdaptive Suspension Vehicle", The MIT
Press Cambridge, Massachusetts, London. England)
が多数提案されている。更には、比較的低自由度のロボ
ットでリアルタイムに力学的に安定な移動(歩行)パタ
ーンを生成する技術(下山、”竹馬型2足歩行ロボット
の動的歩行”、日本機械学会論文集C篇、第48巻、第 4
33号、pp.1445-1454, 1982. および"Legged Robots on
Rough Terrain; Experiments in Adjusting Step Lengt
h", by Jessica Hodgins. IEEE, 1988) や、比較的多自
由度のロボットでオフラインで安定な移動(歩行)パタ
ーンを生成する技術(特開昭62−97006号)も提
案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この様な脚
式移動ロボットにとっては、常に安定した姿勢で歩行す
ることが最重要関心事となる。そこで本出願人は先に特
願平2−336,419号において傾斜角度、傾斜角速
度を足関節にフィードバックして脚式移動ロボットの歩
行の安定化を向上する技術を提案し、それによって脚式
移動ロボットの安定な歩行を実現した例を挙げている。
【0004】従って、この発明の目的は先に提案した技
術を改良することにあり、姿勢の安定化を一層効果的に
行う様にした脚式移動ロボットなどのリンク式ロボット
の制御装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ためにこの発明は例えば請求項1項に示す如く、複数本
のリンクとそれらが結合される基部とを有するリンク式
ロボットの制御装置において、前記ロボットの運動パタ
ーンを生成する生成手段、ロボットの任意の状態量を検
出する状態量検出装置、前記状態量に応じて関節駆動に
関する操作量を決定する操作量決定手段、及び前記操作
量に応じて関節を制御駆動する関節制御手段ならびに装
置、を備え、前記状態量に応じて操作量が決定され駆動
される関節を、基部とリンクを結合する関節とする様に
構成した。
【0006】
【作用】ロボッットの任意の状態量に応じて操作、駆動
される関節を、基部とリンクを結合する関節としたの
で、ロボットに作用する外乱に抗するために発生できる
トルクを増加させることができ、より大きな外乱にも対
抗できて、安定化能力を向上させることができる。
【0007】
【実施例】以下、リンク式ロボットとして2足歩行の脚
式移動ロボットを例にとって、この発明の実施例を説明
する。図1はそのロボット1を全体的に示す説明スケル
トン図であり、左右それぞれの脚部リンク2に6個の関
節を備える(理解の便宜のために各関節をそれを駆動す
る電動モータで示す)。該6個の関節は上から順に、腰
の脚部回旋用(z軸まわり)の関節10R,10L(右
側をR、左側をLとする。以下同じ)、腰のロール方向
(x軸まわり)の関節12R,12L、同ピッチ方向
(y軸まわり)の関節14R,14L、膝部のピッチ方
向の関節16R,16L、足首部のピッチ方向の関節1
8R,18L、同ロール方向の関節20R,20Lとな
っており、その下部には足平22R,22Lが取着され
ると共に、最上位には筐体(上体)24が設けられ、そ
の内部には制御ユニット26が格納される。
【0008】上記において股関節は関節10R(L),
12R(L),14R(L)から構成され、また足関節
は、関節18R(L),20R(L)から構成される。
また、腰関節と膝関節との間は大腿リンク32R,32
Lで、膝関節と足関節との間は下腿リンク34R,34
Lで連結される。ここで、脚部リンク2は左右の足につ
いてそれぞれ6つの自由度を与えられ、歩行中にこれら
の6×2=12個の関節(軸)をそれぞれ適宜な角度に
駆動することで、足全体に所望の動きを与えることがで
き、任意に3次元空間を歩行することができる様に構成
される。先に述べた様に、上記した関節は電動モータか
らなり、更にはその出力を倍力する減速機などを備える
が、その詳細は先に本出願人が提案した出願(特願平1
−324218号、特開平3−184782号)などに
述べられており、それ自体はこの発明の要旨とするとこ
ろではないので、これ以上の説明は省略する。
【0009】図1に示すロボット1において、足首部に
は公知の6軸力センサ36が設けられ、足平を介してロ
ボットに伝達されるx,y,z方向の力成分Fx,F
y,Fzとその方向まわりのモーメント成分Mx,M
y,Mzとを測定し、足部の着地の有無と支持脚に加わ
る力の大きさと方向とを検出する。また足平22R
(L)の四隅には静電容量型の接地スイッチ38(図1
で図示省略)が設けられて、足平の接地の有無を検出す
る。更に、筐体24には傾斜センサ40が設置され、x
−z平面内とy−z平面内のz軸に対する、即ち、重力
方向に対する傾斜角度と傾斜角速度を検出する。また各
関節の電動モータには、その回転量を検出するロータリ
エンコーダが設けられる。更に、図1では省略するが、
ロボット1の適宜な位置には傾斜センサ40の出力を補
正するための原点スイッチ42と、フェール対策用のリ
ミットスイッチ44が設けられる。これらの出力は前記
した筐体24内の制御ユニット26に送られる。
【0010】図2は制御ユニット26の詳細を示すブロ
ック図であり、マイクロ・コンピュータから構成され
る。そこにおいて傾斜センサ40などの出力はA/D変
換器50でデジタル値に変換され、その出力はバス52
を介してRAM54に送られる。また各電動モータに隣
接して配置されるエンコーダの出力はカウンタ56を介
してRAM54内に入力されると共に、接地スイッチ3
8などの出力は波形整形回路58を経て同様にRAM5
4内に格納される。制御ユニット内にはCPUからなる
第1、第2の演算装置60,62が設けられており、第
1の演算装置60は後述の如くROM64に格納されて
いる歩行パターンを読み出して目標関節角度(関節駆動
パターン)を算出してRAM54に送出する。また第2
の演算装置62は後述の如くRAM54からその目標値
と検出された実測値とを読み出し、後で述べる様に傾斜
補正制御などを行いつつ各関節の駆動に必要な制御値を
算出し、D/A変換器66とサーボアンプを介して各関
節を駆動する電動モータに出力する。
【0011】続いて、この制御装置の動作を説明する。
【0012】図3は図1に示したロボットについて、筐
体24の重力方向に対する傾斜角度と傾斜角速度のフィ
ードバック制御が対象とする股関節10,12,14R
(L)と足関節18,20R(L)のみを取り出してモ
デル化したものとその制御ブロック線図である。この制
御において特徴的なことは、傾斜角度、傾斜角速度を股
関節の運動にフィードバックすると共に、フィードバッ
クするときの極性を、図4に示す如く、片脚支持期と両
脚支持期とで同一にしたことである。その結果、然らざ
る場合に比し、極性の切り替えとそれに伴って安定化性
能が低下する期間がなくなり、歩行中の全ての時刻にお
いて十分に高いゲインで安定化制御を行うことができ、
左右の脚の相対角度が、歩行パターンで決定される左右
の脚の相対角度から実質的に変化しない様にあるいは接
触しない様に、左右の股関節を駆動することができる。
これにより、左右の脚の干渉を未然に防止して意図しな
い歩幅や歩隔の変化も防止することができる。尚、ここ
で「左右の脚の相対角度」は、左右の大腿リンク28
R,28Lの間の相対角度を意味する。
【0013】以上を前提として以下図5、図6フロー・
チャートを参照して詳細に説明する。尚、図5は図2に
示す制御ユニット26の動作、より具体的には第2の演
算装置62の動作を示すフロー・チャートの前半部、図
6は後半部である。
【0014】先ず図5のS10で装置各部をイニシャラ
イズした後、S12に進んで歩行パターンi θcomm
(t)を検索する。これはロボット1が理想的に平坦で
かつ硬さも均一な路面を歩行するときの各関節角の目標
値を示す。ここで添字i は関節の番号を示し、添字は時
刻tのときの角度を示す。関節の番号は下から順に、2
0R=1,20L=2,..とする(図3ではi=1か
ら4を”ankle ”、7から12を”hip ”と示した)。
これらの時系列データは先に述べた様にロボット1を剛
体モデルで近似した上、予め大型コンピュータで算出し
ておき、前記した制御ユニット内のマイクロ・コンピュ
ータのROM64に格納しておく。
【0015】続いてS14に進んでパラメータ、例えば
フィードバックゲインkpos,kv... を入力する。続い
てS16に進んでタイマ値t、カウンタ値Count 及び関
節番号(カウンタ)値を零にリセットし、S18に進ん
で歩行を開始し、S20に進んで関節番号iをカウント
するカウンタ値を1にセットする。次いでS22に進ん
でセットした関節番号に該当する関節角度iθcomm
(t)(i=1)などをROM64から読み出す。尚、
図示のiθcomm(t+1 )は現在の時刻tの次の時刻、
即ち次回のプログラム起動時の目標関節角度を示す。ま
たθDtは目標傾斜角度を、ωDtは目標傾斜角速度を示
す。またFt(C)は着地衝撃吸収制御期を示すフラグであ
り、当該期間にあるときそのビットが1にセットされ
る。
【0016】次いで、S24に進んでセンサ検出値を読
み込む。ここでiθact はi番目の関節の実際の関節角
度を、θrobot act はロボットの傾斜角度を、ωrobot
actはロボットの傾斜角速度を、Mは足部に加わる実際
のモーメントを示す。次いでS26に進んで関節角度の
指令値iθcommと実際の関節角度iθact との偏差に位
置フィードバック制御ゲインkpos を乗じて、アンプに
指令される速度指令値のうちの位置フィードバック制御
成分iV1を算出する。次いでS28に進んで、現在の時
刻をtとすれば、時刻t+1における関節角度の指令値
i θcomm(t+1)と現在の時刻tにおける関節角度指
令値iθcomm(t)の差分にゲインkvを乗じることに
よってアンプに指令される速度指令値のうちの速度フィ
ードフォワード制御成分iV2を算出する。
【0017】続いてS30に進んで関節番号iが5また
は6か否か、即ち膝関節か否か判断し、否定されるとき
は足関節18,20R(L)または股関節10,12,
14R(L)ということになるので、S32に進んで図
示の如くアンプに指令される速度指令値のうちの傾斜制
御成分iV3を算出する。具体的には、ロボットの傾斜
角度の目標値と検出値との差に制御ゲインkθankle(ま
たはhip)を乗じて得た値と、ロボットの傾斜角速度の目
標値と検出値との差に制御ゲインkωankle (またはhi
p )を乗じて得た値との和から第3の制御成分iV3を算
出する。即ち、検出した傾斜角度ないしは傾斜角速度が
目標値から逸脱したときはロボットが転倒する可能性が
あると判断し、着地している側の足関節と股関節とを駆
動して接地反力を生じさせてロボットの姿勢の崩れを回
復する様にした。検出した傾斜角度ないしは傾斜角速度
とそれに応じた関節駆動方向とは図7ないし図10に示
す様に約束する。ここで図7は両脚支持期における左右
方向(y方向)の、図8は両脚支持期における前後方向
(x方向)の、図9は片脚支持期における左右方向の、
図10は片脚支持期における前後方向の修正を示す。
尚、足関節の修正については先に本出願人が提案した内
容と本質的な相違はない。この発明においては、傾斜角
度ないしは傾斜角速度に応じて股関節10,12,14
R(L)の関節駆動制御値を補正することを特徴とす
る。また、先にも述べた通り、この制御ゲインは図4に
示す如く、足関節のゲインkθankle,kωankle につい
ては先の出願と同様に片脚支持期と両脚支持期とで図示
の如く極性を反転させると共に、股関節のゲインkθhi
p,kωhip については片脚支持期と両脚支持期とで極性
を同一とする。
【0018】図5フロー・チャートの説明に戻ると、次
いでS34に進んで関節番号iが5以上か否か、即ち、
膝から上の関節か否か判断し、否定されるときは足関節
18,20R(L)であるので、図6のS36に進んで
着地衝撃吸収制御を実行するか否かをフラグFt(C)によ
って判断する。この着地衝撃吸収制御は図11に示す様
に、足平22R(L)について力学モデルを仮想し、足
平全体が足関節を中心にばねレートkcompをもったつる
巻ばねで吊られているものとし、6軸力センサ36を介
して検出した足首にかかるモーメントの大きさに比例し
た回転変位を行うものと仮想して行う。そしてS36で
フラグのビットが1であるときは着地衝撃吸収制御を実
行するものとしてS38に進んでコンプライアンス制御
ゲインkc を図示の如く算出する。ここでゲインkc
は、所定の値kcompと1から0までCount によって変化
するf(Count) の積であり、S40に進んでこれに基づ
いてアンプに指令する速度指令値のうちコンプライアン
ス制御成分iV4を算出する。次いでS42に進んで着地
しているか否かを判断し、着地しているときはS44に
進んでCount をインクリメントし、然らざるときはS4
4をスキップする。よって、ゲインkc は図12に示す
様に変化する。尚、S36でフラグのビットが1ではな
いと判断されるときはS46に進んでiV4を零にすると
共に、S48に進んでCount を零にする。またS30で
肯定されるときはS50に進んでiV3を零にすると共
に、S34で肯定されるときはS52に進んでiV4を零
にする。
【0019】続いてS54に進んで算出した全ての制御
値を加算して総和iVCOMMを求めてサーボアンプに出力
し、S56に進んで関節番号カウンタをインクリメント
し、S58に進んで最終関節か否か判断し、肯定される
ときはS60に進んで次の目標関節角度iθcomm(t+
1 )を検索するためにタイマ値tをインクリメントし、
S62において歩行終了と判断されるまで、上記した作
業を繰り返す。
【0020】この実施例は上記の如く、股関節にも傾斜
角度、角速度フィードバック制御を行うと共に、股関節
の傾斜制御ゲインを片脚支持期と両脚支持期とで極性を
同一にした。これを足関節の傾斜制御ゲインの如く片脚
支持期と両脚支持期とで極性を切り替える様にすると、
その間を滑らかにつなぐために片脚支持期と両脚支持期
の境界域でゲインを一旦零にする必要があり、その付近
で安定化能力が低下する不都合がある。また股関節を補
正すれば前にも述べた通り大きな外乱にも対抗できて安
定化能力が増す反面、左右の脚が接触し合う干渉が生じ
る恐れがあり、また予定の着地位置に対する着地精度が
低下して階段昇降など着地位置が制約を受ける環境では
実施し難いなどの問題も生じる恐れがある。駆動範囲に
制限を設ける、安定化のゲインを小さくするなど、自ら
の性能に制限を加える様にすれば、その不都合は解消す
ることができるが、それでは股関節に傾斜制御を行う意
味を減じてしまう。しかしながら、この制御においては
制御ゲインを片脚支持期と両脚支持期とで同一にした結
果、安定化能力が低下する期間をなくすことができ、更
に極性を同一としたことで、左右の脚の干渉を未然に防
止すると共に、所期の位置に正確に着地させて意図しな
い歩幅や歩隔の変化を防止することができる。即ち、片
脚支持期であると両脚支持期であるとを問わず、全ての
時刻において、姿勢の安定化能力を大幅に向上させるこ
とができる。
【0021】尚、上記において、傾斜角度、角速度フィ
ードバック制御と共に着地衝撃吸収制御をも行う例を示
したが、それに限られるものではなく、傾斜角度、角速
度フィードバック制御のみを行っても良く、また傾斜制
御についても股関節のみならず足関節についても行う例
を示したが、股関節のみについて行っても良い。
【0022】更に、上記において、傾斜制御について傾
斜角度と傾斜角速度とを共に検出して補正する例を示し
たが、いずれか一方のみを用いても良い。
【0023】更に、上記において、歩行パターンとして
予め設定しておく場合に適用する例を示したが、それに
限られるものではなく、歩行のときリアルタイムに求め
る様にした技術に適用させても良い。
【0024】更に、上記において、2足歩行の脚式移動
ロボットを例にとって説明してきたが、それに限られる
ものではなく、3足以上の脚式移動ロボットにも妥当す
るものである。
【0025】
【発明の効果】請求項1項にあっては、複数本のリンク
とそれらが結合される基部とを有するリンク式ロボット
の制御装置において、前記ロボットの運動パターンを生
成する生成手段、ロボットの任意の状態量を検出する状
態量検出装置、前記状態量に応じて関節駆動に関する操
作量を決定する操作量決定手段、及び前記操作量に応じ
て関節を制御駆動する関節制御手段ならびに装置、を備
え、前記状態量に応じて操作量が決定され駆動される関
節を、基部とリンクを結合する関節とする如く構成した
ので、外乱に抗するために発生できるトルクを増加させ
ることができ、より大きな外乱にも対抗できて、安定化
能力を向上させることができる。
【0026】請求項2項にあっては、複数本のリンクと
それらが結合される基部とを有するリンク式ロボットの
制御装置において、前記ロボットの運動パターンを生成
する生成手段、ロボットの任意の状態量を検出する状態
量検出装置、前記状態量に応じて関節駆動に関する操作
量を決定する操作量決定手段、及び前記操作量に応じて
関節を制御駆動する関節制御手段ならびに装置、を備
え、前記状態量に応じて操作量が決定され駆動される関
節を、基部とリンクの任意の回転軸まわりの相対変位を
決定する関節とする如く構成したので、外乱に抗するた
めの発生できるトルクを増加させることができ、より大
きな外乱にも対抗できて、安定化能力を向上させること
ができる。
【0027】請求項3項にあっては、複数本のリンクと
それらが結合される基部とを有するリンク式ロボットの
制御装置において、前記ロボットの運動パターンを生成
する生成手段、ロボットの任意の状態量を検出する状態
量検出装置、前記状態量に応じて関節駆動に関する操作
量を決定する操作量決定手段、及び前記操作量に応じて
関節を制御駆動する関節制御手段ならびに装置、を備
え、少なくとも2本のリンクの、それぞれのリンク上に
ある任意の2点を結ぶ直線を少なくとも1つの任意の平
面に投影した直線が、同一方向に回転する様に前記操作
量を決定する様に構成したので、安定化能力を向上させ
ることができると共に該リンク同士の干渉を発生させに
くくすることができる。尚、請求項3項に記載の装置の
方が4項に記載の装置よりも拘束が弱いので、安定化制
御に関しては自由度の高い制御が可能となる。
【0028】請求項4項の装置にあっては、複数本のリ
ンクとそれらが結合される基部とを有するリンク式ロボ
ットの制御装置において、前記ロボットの運動パターン
を生成する生成手段、ロボットの任意の状態量を検出す
る状態量検出装置、前記状態量に応じて関節駆動に関す
る操作量を決定する操作量決定手段、及び前記操作量に
応じて関節を制御駆動する関節制御手段ならびに装置、
を備え、少なくとも2本のリンクの、それぞれのリンク
上にある任意の2点を結ぶ直線を少なくとも1つの任意
の平面に投影した直線が、同一方向に実質的に同一角度
回転する様に前記操作量を決定する様に構成したので、
安定化能力を向上させることができると共に該リンク同
士の干渉を未然に防止することができる。また、予期せ
ぬ歩幅の変化も未然に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るリンク式ロボットの制御装置を
全体的に示す概略図である。
【図2】図1に示す制御ユニットの説明ブロック図であ
る。
【図3】図2に示す傾斜制御を含む制御ユニットの動作
を示すブロック線図である。
【図4】図3の傾斜制御のゲインの特性を示すグラフ図
である。
【図5】図3に示すブロック線図の動作を示すフロー・
チャートの前半部である。
【図6】図3に示すブロック線図の動作を示すフロー・
チャートで、図5のフロー・チャートに続く後半部であ
る。
【図7】図5フロー・チャートの傾斜制御動作を両脚支
持期の左右方向について示す説明図である。
【図8】図5フロー・チャートの傾斜制御動作を両脚支
持期の前後方向について示す説明図である。
【図9】図5フロー・チャートの傾斜制御動作を片脚支
持期の左右方向について示す説明図である。
【図10】図5フロー・チャートの傾斜制御動作を片脚
支持期の前後方向について示す説明図である。
【図11】図5フロー・チャートの着地衝撃吸収のため
のコンプライアンス制御を説明する説明図である。
【図12】図5フロー・チャートの着地衝撃吸収のため
のコンプライアンス制御ゲインのの経時的特性を示すタ
イミング・チャートである。
【符号の説明】
1 脚式移動ロボット(2足歩行ロボ
ット) 2 脚部リンク 10R,10L 脚部回旋用の関節 12R,12L 股部のロール方向の関節 14R,14L 股部のピッチ方向の関節 16R,16L 膝部のピッチ方向の関節 18R,18L 足首部のピッチ方向の関節 20R,20L 足首部のロール方向の関節 22R,22L 足平 24 筐体 26 制御ユニット 36 6軸力センサ 40 傾斜センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のリンクとそれらが結合される基
    部とを有するリンク式ロボットの制御装置において、 a.前記ロボットの運動パターンを生成する生成手段、 b.ロボットの任意の状態量を検出する状態量検出装
    置、 c.前記状態量に応じて関節駆動に関する操作量を決定
    する操作量決定手段、及び d.前記操作量に応じて関節を制御駆動する関節制御手
    段ならびに装置、を備え、前記状態量に応じて操作量が
    決定され駆動される関節を、基部とリンクを結合する関
    節としたことを特徴とするリンク式ロボットの制御装
    置。
  2. 【請求項2】 複数本のリンクとそれらが結合される基
    部とを有するリンク式ロボットの制御装置において、 a.前記ロボットの運動パターンを生成する生成手段、 b.ロボットの任意の状態量を検出する状態量検出装
    置、 c.前記状態量に応じて関節駆動に関する操作量を決定
    する操作量決定手段、及び d.前記操作量に応じて関節を制御駆動する関節制御手
    段ならびに装置、を備え、前記状態量に応じて操作量が
    決定され駆動される関節を、基部とリンクの任意の回転
    軸まわりの相対変位を決定する関節としたことを特徴と
    するリンク式ロボットの制御装置。
  3. 【請求項3】 複数本のリンクとそれらが結合される基
    部とを有するリンク式ロボットの制御装置において、 a.前記ロボットの運動パターンを生成する生成手段、 b.ロボットの任意の状態量を検出する状態量検出装
    置、 c.前記状態量に応じて関節駆動に関する操作量を決定
    する操作量決定手段、及び d.前記操作量に応じて関節を制御駆動する関節制御手
    段ならびに装置、を備え、少なくとも2本のリンクの、
    それぞれのリンク上にある任意の2点を結ぶ直線を少な
    くとも1つの任意の平面に投影した直線が、同一方向に
    回転する様に前記操作量を決定する様にしたことを特徴
    とするリンク式ロボットの制御装置。
  4. 【請求項4】 複数本のリンクとそれらが結合される基
    部とを有するリンク式ロボットの制御装置において、 a.前記ロボットの運動パターンを生成する生成手段、 b.ロボットの任意の状態量を検出する状態量検出装
    置、 c.前記状態量に応じて関節駆動に関する操作量を決定
    する操作量決定手段、及び d.前記操作量に応じて関節を制御駆動する関節制御手
    段ならびに装置、を備え、少なくとも2本のリンクの、
    それぞれのリンク上にある任意の2点を結ぶ直線を少な
    くとも1つの任意の平面に投影した直線が、同一方向に
    実質的に同一角度回転する様に前記操作量を決定する様
    にしたことを特徴とするリンク式ロボットの制御装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999054095A1 (fr) * 1998-04-20 1999-10-28 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Controleur pour robot mobile muni de jambes
US6881278B2 (en) 1998-06-10 2005-04-19 Showa Denko K.K. Flux for solder paste
JP2009297892A (ja) * 2000-09-19 2009-12-24 Toyota Motor Corp 移動体搭載用のロボット及びこれを搭載した移動体

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