JPH0618228Y2 - 溶射方向可変型ランス用バ−ナ− - Google Patents
溶射方向可変型ランス用バ−ナ−Info
- Publication number
- JPH0618228Y2 JPH0618228Y2 JP5148786U JP5148786U JPH0618228Y2 JP H0618228 Y2 JPH0618228 Y2 JP H0618228Y2 JP 5148786 U JP5148786 U JP 5148786U JP 5148786 U JP5148786 U JP 5148786U JP H0618228 Y2 JPH0618228 Y2 JP H0618228Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- burner
- center line
- lance
- nozzle
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Nozzles (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は転炉や脱ガス炉、取鍋等の内面に補修材を溶射
するためのランスを対象としており、特にそのようなラ
ンスの先端部に設けられるバーナーに関する。
するためのランスを対象としており、特にそのようなラ
ンスの先端部に設けられるバーナーに関する。
(従来の技術) 従来、例えば転炉の補修を行う場合、転炉を水平に倒し
た状態でその開口から棒状ランスを差込み、ランス先端
のバーナーから転炉内面に向けて補修材を溶射を行う。
そして転炉の底壁を補修する場合には、ランスの長手方
向に溶射方向を設定した真直ぐなバーナーを使用し、転
炉の筒状周壁を補修する場合には、ランス長手方向に対
して溶射方向を傾斜させた屈曲型のバーナーを使用す
る。
た状態でその開口から棒状ランスを差込み、ランス先端
のバーナーから転炉内面に向けて補修材を溶射を行う。
そして転炉の底壁を補修する場合には、ランスの長手方
向に溶射方向を設定した真直ぐなバーナーを使用し、転
炉の筒状周壁を補修する場合には、ランス長手方向に対
して溶射方向を傾斜させた屈曲型のバーナーを使用す
る。
(参考技術実開昭60−73098) (考案が解決しようとする問題点) ところが従来の装置では、上述の如く2種類のバーナー
を準備・保管しておく必要があり、又溶射作業中にバー
ナーの交換作業が必要になるので、これらが溶射補修費
用の増加要因となつている。
を準備・保管しておく必要があり、又溶射作業中にバー
ナーの交換作業が必要になるので、これらが溶射補修費
用の増加要因となつている。
(問題点を解決するための手段) 上記問題を解決するために、本考案は、粉体通路を有す
る棒状のランス本体の先端に設けられるバーナーに、ラ
ンス本体の先端に固定されるバーナー本体と、バーナー
本体に連結機構を介して回転自在に連結されるノズル部
とを設け、バーナー本体の中心線とノズル部の基短部以
外の中心線が一致するように設け、連結機構の回転中心
線と同心のノズル部基短部の中心線をバーナー本体の中
心線に対して傾斜させたことを特徴としている。
る棒状のランス本体の先端に設けられるバーナーに、ラ
ンス本体の先端に固定されるバーナー本体と、バーナー
本体に連結機構を介して回転自在に連結されるノズル部
とを設け、バーナー本体の中心線とノズル部の基短部以
外の中心線が一致するように設け、連結機構の回転中心
線と同心のノズル部基短部の中心線をバーナー本体の中
心線に対して傾斜させたことを特徴としている。
(作用) 上記構成によると、連結機構の部分においてノズル部の
角度位置を変えることにより、溶射方向を、例えば概ね
ランス本体の中心線に沿う方向及びランス本体の中心線
に対して傾斜した方向のいずれにも設定できる。
角度位置を変えることにより、溶射方向を、例えば概ね
ランス本体の中心線に沿う方向及びランス本体の中心線
に対して傾斜した方向のいずれにも設定できる。
(実施例) 側面略図である第2図及び第3図において、棒状のラン
ス本体1の先端部にバーナー2が継手スリーブ3等を介
して固定されている。バーナー2はバーナー本体5とノ
ズル部6を備えており、バーナー本体5の基端部がラン
ス本体1に固定されている。バーナー本体5の先端部と
ノズル部6の基端部8とは後述する如く連結機構7を形
成している。ノズル部6はバーナー本体5に対して連結
機構7の回転中心線Aを軸にして回転自在である。回転
中心線Aはノズル部6の中心線Bならびにランス本体1
やバーナー本体5の中心線Cに対して傾斜しており、ノ
ズル部6の姿勢を第2図の姿勢及び第3図の姿勢のいず
れにも調整できるようになつている。第2図の姿勢で
は、ノズル部6の中心線Bとランス本体1の中心線Cと
は同芯(又は平行)であり、第3図の姿勢では、ノズル
部6の中心線Bはランス本体1の中心線Cに対して例え
ば60度の角度で傾斜している。
ス本体1の先端部にバーナー2が継手スリーブ3等を介
して固定されている。バーナー2はバーナー本体5とノ
ズル部6を備えており、バーナー本体5の基端部がラン
ス本体1に固定されている。バーナー本体5の先端部と
ノズル部6の基端部8とは後述する如く連結機構7を形
成している。ノズル部6はバーナー本体5に対して連結
機構7の回転中心線Aを軸にして回転自在である。回転
中心線Aはノズル部6の中心線Bならびにランス本体1
やバーナー本体5の中心線Cに対して傾斜しており、ノ
ズル部6の姿勢を第2図の姿勢及び第3図の姿勢のいず
れにも調整できるようになつている。第2図の姿勢で
は、ノズル部6の中心線Bとランス本体1の中心線Cと
は同芯(又は平行)であり、第3図の姿勢では、ノズル
部6の中心線Bはランス本体1の中心線Cに対して例え
ば60度の角度で傾斜している。
ノズル部6は補修材の粉体や火炎を先端から矢印F方向
に噴出するようになつている。この噴出方向Fはノズル
部6の中心線Bと概ね平行である。従つて、ノズル部6
の姿勢を変更することにより、溶射方向Fを、ランス本
体1の中心線Cと平行な方向及び中心線Cに対して傾斜
した方向のいずれにも設定できるようになつている。
に噴出するようになつている。この噴出方向Fはノズル
部6の中心線Bと概ね平行である。従つて、ノズル部6
の姿勢を変更することにより、溶射方向Fを、ランス本
体1の中心線Cと平行な方向及び中心線Cに対して傾斜
した方向のいずれにも設定できるようになつている。
第1図の如く、バーナー本体5は円筒状の外筒10と、
外筒10の先端部に固定されるボス11と、外筒10の
先端部の内側に設けられるプレート12と、外筒10の
内部に設けられる複数のパイプ13,14等により構成
されている。又これらの部材は溶接等により互いに強固
に固定されている。
外筒10の先端部に固定されるボス11と、外筒10の
先端部の内側に設けられるプレート12と、外筒10の
内部に設けられる複数のパイプ13,14等により構成
されている。又これらの部材は溶接等により互いに強固
に固定されている。
ボス11は前記回転中心線Aを中心にして環状に延びて
おり、バーナー本体5の中心線Cに対して傾斜してい
る。プレート12は回転中心線Aと概ね同芯かつ直角に
設けてあり、外周縁に設けたフランジ15がノズル部6
側に延びてボス11の内周部に連続している。プレート
12は外周寄りの部分及び内周寄りの部分にもフランジ
15と同方向に延びるフランジ16,17を回転中心線
Aと同芯に備えている。パイプ13は外筒10の内部を
屈曲した状態で延びており、先端がプレート12の中心
孔に嵌合して固定されている。パイプ14は先端がフラ
ンジ15の外面に固定されている。
おり、バーナー本体5の中心線Cに対して傾斜してい
る。プレート12は回転中心線Aと概ね同芯かつ直角に
設けてあり、外周縁に設けたフランジ15がノズル部6
側に延びてボス11の内周部に連続している。プレート
12は外周寄りの部分及び内周寄りの部分にもフランジ
15と同方向に延びるフランジ16,17を回転中心線
Aと同芯に備えている。パイプ13は外筒10の内部を
屈曲した状態で延びており、先端がプレート12の中心
孔に嵌合して固定されている。パイプ14は先端がフラ
ンジ15の外面に固定されている。
前記ノズル部6は全体が概ね円形断面のブロツク状であ
り、複数の部品の組立体で構成されている。ノズル部6
の基端部8は連結機構7の回転中心線Aと同芯に延びて
おり、それ以外の部分は中心線Bと同芯に延びている。
り、複数の部品の組立体で構成されている。ノズル部6
の基端部8は連結機構7の回転中心線Aと同芯に延びて
おり、それ以外の部分は中心線Bと同芯に延びている。
基端部8は中心部分21が外周部分22よりもプレート
12側へ突出しており、又中心部分21と外周部分22
の間には2段に突出した環状部分23,24が形成され
ている。外周部分22は前記ボス11の内周にシールを
介して嵌合しており、ボール25及びボルト26により
ボス11に対して固定されている。ボール25及びボル
ト26はボス11の円周方向複数箇所に形成した孔及び
ねじ孔に装着されており、ボルト26によりボール25
を外周部分22に押付けるようになつている。又ボス1
1の外周面にはボール25が入込む概ね半円形断面の溝
が環状に設けてある。ボルト26を緩めることにより、
ボール25の押付け力を解放して基端部8をボス11に
対して回すことができる。環状部分23,24はそれぞ
れフランジ16,17の先端部内周にシールを介して回
動自在に嵌合している。中心部分21の先端部はプレー
ト12の中心部の孔にシールを介して回転自在に嵌合し
ている。
12側へ突出しており、又中心部分21と外周部分22
の間には2段に突出した環状部分23,24が形成され
ている。外周部分22は前記ボス11の内周にシールを
介して嵌合しており、ボール25及びボルト26により
ボス11に対して固定されている。ボール25及びボル
ト26はボス11の円周方向複数箇所に形成した孔及び
ねじ孔に装着されており、ボルト26によりボール25
を外周部分22に押付けるようになつている。又ボス1
1の外周面にはボール25が入込む概ね半円形断面の溝
が環状に設けてある。ボルト26を緩めることにより、
ボール25の押付け力を解放して基端部8をボス11に
対して回すことができる。環状部分23,24はそれぞ
れフランジ16,17の先端部内周にシールを介して回
動自在に嵌合している。中心部分21の先端部はプレー
ト12の中心部の孔にシールを介して回転自在に嵌合し
ている。
前記パイプ13内の粉体通路POはノズル部6の中心部
に設けた粉体通路P1に接続し、粉体通路P1はノズル
部6先端部の粉体通路P2を介して粉体ノズルP3に接
続している。粉体ノズルP3はノズル部6の先端部に円
周方向に間隔を隔てて多数設けてあり、それぞれノズル
部6の先端面30に開口している。
に設けた粉体通路P1に接続し、粉体通路P1はノズル
部6先端部の粉体通路P2を介して粉体ノズルP3に接
続している。粉体ノズルP3はノズル部6の先端部に円
周方向に間隔を隔てて多数設けてあり、それぞれノズル
部6の先端面30に開口している。
前記パイプ14内の冷却水供給通路WOは図示されてい
ないノズル部6内部の通路を介してノズル部6先端部の
環状冷却水室W1に連通している。冷却水室W1はノズ
ル部6内部の冷却水戻り通路W2ならびにフランジ15
の先端部の通路W3(孔)等を介して外筒10の内部の
空間(冷却水戻り通路W4)に連通している。バーナー
本体5内の酸素通路(図示せず)はフランジ17の内側
の環状酸素通路O1ならびにノズル部6内部の酸素通路
O2等を介してノズル部6先端部の混合ガスノズルJに
接続している。バーナー本体5内のプロパンガス通路
(図示せず)はフランジ16の内側の環状プロパンガス
通路GOならびにノズル部6内部のプロパンガス通路G
1や細孔通路等を介して上記混合ガスノズルJに接続し
ている。なお上記各通路はいずれもランス本体1(第2
図)内の図示されていない通路に接続している。
ないノズル部6内部の通路を介してノズル部6先端部の
環状冷却水室W1に連通している。冷却水室W1はノズ
ル部6内部の冷却水戻り通路W2ならびにフランジ15
の先端部の通路W3(孔)等を介して外筒10の内部の
空間(冷却水戻り通路W4)に連通している。バーナー
本体5内の酸素通路(図示せず)はフランジ17の内側
の環状酸素通路O1ならびにノズル部6内部の酸素通路
O2等を介してノズル部6先端部の混合ガスノズルJに
接続している。バーナー本体5内のプロパンガス通路
(図示せず)はフランジ16の内側の環状プロパンガス
通路GOならびにノズル部6内部のプロパンガス通路G
1や細孔通路等を介して上記混合ガスノズルJに接続し
ている。なお上記各通路はいずれもランス本体1(第2
図)内の図示されていない通路に接続している。
(考案の効果) 以上説明した本考案の構成によると、連結機構7の部分
においてノズル部6の角度位置を変えることにより、溶
射方向Fを、例えば第2図の如く概ねランス本体1の中
心線Cに沿う方向、ならびに第3図の如くランス本体中
心線Cに対して傾斜した方向のいずれにも設定できる。
従つて、1種類のバーナー2だけで例えば炉の底壁及び
周壁の両方に対する溶射作業を行うことができ、従来の
如く2種類のバーナーを使用する場合に比べ、溶射作業
の能率を高めるとともに、作業費用を低減できる。
においてノズル部6の角度位置を変えることにより、溶
射方向Fを、例えば第2図の如く概ねランス本体1の中
心線Cに沿う方向、ならびに第3図の如くランス本体中
心線Cに対して傾斜した方向のいずれにも設定できる。
従つて、1種類のバーナー2だけで例えば炉の底壁及び
周壁の両方に対する溶射作業を行うことができ、従来の
如く2種類のバーナーを使用する場合に比べ、溶射作業
の能率を高めるとともに、作業費用を低減できる。
又連結機構7はバーナー先端のノズル部6だけを支持す
ればよいので、連結部7に要求される強度は小さく、従
つてバーナー2の小形軽量化を図ることができる。
ればよいので、連結部7に要求される強度は小さく、従
つてバーナー2の小形軽量化を図ることができる。
第1図は実施例の縦断面図、第2図、第3図はそれぞれ
異なる姿勢におけるバーナーの側面略図である。 1……ランス本体、2……バーナー 5……バーナー本体、6……ノズル部 7……連結機構、A……連結機構の回転中心線 C……ランス本体の中心線、F……ノズル部の溶射方向
異なる姿勢におけるバーナーの側面略図である。 1……ランス本体、2……バーナー 5……バーナー本体、6……ノズル部 7……連結機構、A……連結機構の回転中心線 C……ランス本体の中心線、F……ノズル部の溶射方向
Claims (1)
- 【請求項1】粉体通路を有する棒状のランス本体の先端
に設けられるバーナーに、ランス本体の先端に固定され
るバーナー本体と、バーナー本体に連結機構を介して回
転自在に連結されるノズル部とを設け、バーナー本体の
中心線とノズル部の基短部以外の中心線が一致するよう
に設け、連結機構の回転中心線と同心のノズル部基短部
の中心線をバーナー本体の中心線に対して傾斜させたこ
とを特徴としてなる溶射方向可変型ランス用バーナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5148786U JPH0618228Y2 (ja) | 1986-04-08 | 1986-04-08 | 溶射方向可変型ランス用バ−ナ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5148786U JPH0618228Y2 (ja) | 1986-04-08 | 1986-04-08 | 溶射方向可変型ランス用バ−ナ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62164600U JPS62164600U (ja) | 1987-10-19 |
JPH0618228Y2 true JPH0618228Y2 (ja) | 1994-05-11 |
Family
ID=30875795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5148786U Expired - Lifetime JPH0618228Y2 (ja) | 1986-04-08 | 1986-04-08 | 溶射方向可変型ランス用バ−ナ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0618228Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-04-08 JP JP5148786U patent/JPH0618228Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62164600U (ja) | 1987-10-19 |
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