JPH06182174A - 流体混合装置 - Google Patents
流体混合装置Info
- Publication number
- JPH06182174A JPH06182174A JP34205792A JP34205792A JPH06182174A JP H06182174 A JPH06182174 A JP H06182174A JP 34205792 A JP34205792 A JP 34205792A JP 34205792 A JP34205792 A JP 34205792A JP H06182174 A JPH06182174 A JP H06182174A
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- Japan
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- pipe
- fluid
- swirl
- vanes
- wall
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】管内の閉塞を防止するとともに攪拌効果の高い
装置を提供する。 【構成】管11の内壁に管内の一部を遮るように固定さ
れる複数の旋回用羽根12a〜12fを有し、該旋回用
羽根12a〜12fにより管11内に流体を旋回させる
ための一つの連続する流路を形成してなる。
装置を提供する。 【構成】管11の内壁に管内の一部を遮るように固定さ
れる複数の旋回用羽根12a〜12fを有し、該旋回用
羽根12a〜12fにより管11内に流体を旋回させる
ための一つの連続する流路を形成してなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石油および化学工業、
食品工業、紙パルプ工業、繊維工業或いは水浄化装置な
どにおいて、気体、液体または懸濁粒子を含有する流体
中に固体分、繊維分等の異物を含む流体を管内で混合さ
せるための流体混合装置に関する。
食品工業、紙パルプ工業、繊維工業或いは水浄化装置な
どにおいて、気体、液体または懸濁粒子を含有する流体
中に固体分、繊維分等の異物を含む流体を管内で混合さ
せるための流体混合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記流体混合装置としては、例えば特開
昭63−75119号公報に示されるスタテイックミキ
サーが知られている。これを図4により説明する。図4
(A)は縦断面図、図4(B)は図4(A)のB−B線
に沿って矢印方向に見た断面図である。管1内には、旋
回板2a、2bが配設されており、旋回板2a、2b
は、それぞれが矩形の板材を180゜捻った形状をして
おり、旋回板2a、2bの複数個をそれぞれ90゜の角
度をなすように直列に配設し、旋回板2aにより管1内
を流れる流体に例えば右回りの旋回性を与えるように
し、また、旋回板2bにより左回りの旋回性を与えるよ
うにして、流体を混合させるようにしている。
昭63−75119号公報に示されるスタテイックミキ
サーが知られている。これを図4により説明する。図4
(A)は縦断面図、図4(B)は図4(A)のB−B線
に沿って矢印方向に見た断面図である。管1内には、旋
回板2a、2bが配設されており、旋回板2a、2b
は、それぞれが矩形の板材を180゜捻った形状をして
おり、旋回板2a、2bの複数個をそれぞれ90゜の角
度をなすように直列に配設し、旋回板2aにより管1内
を流れる流体に例えば右回りの旋回性を与えるように
し、また、旋回板2bにより左回りの旋回性を与えるよ
うにして、流体を混合させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の流体混合装置においては、旋回板2a、2bによっ
て、管1内は2つの流路1a、1bに分割されるため、
旋回板2a、2bの境界部において、流体中の固体分、
繊維分等の異物が付着、堆積し管内が閉塞に至るという
問題を有している。
来の流体混合装置においては、旋回板2a、2bによっ
て、管1内は2つの流路1a、1bに分割されるため、
旋回板2a、2bの境界部において、流体中の固体分、
繊維分等の異物が付着、堆積し管内が閉塞に至るという
問題を有している。
【0004】本発明は上記問題を解決するものであっ
て、管内の閉塞を防止するとともに攪拌効果の高い流体
混合装置を提供することを目的とする。
て、管内の閉塞を防止するとともに攪拌効果の高い流体
混合装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明の流体
混合装置は、管11の内壁に管内の一部を遮るように固
定される複数の旋回用羽根12a〜12fを有し、該旋
回用羽根12a〜12fにより管11内に流体を旋回さ
せるための一つの連続する流路を形成してなることを特
徴とする。なお、上記構成に付加した番号は、本発明の
理解を容易にするために図面と対比させるためのもの
で、これにより本発明の構成が何ら限定されるものでは
ない。
混合装置は、管11の内壁に管内の一部を遮るように固
定される複数の旋回用羽根12a〜12fを有し、該旋
回用羽根12a〜12fにより管11内に流体を旋回さ
せるための一つの連続する流路を形成してなることを特
徴とする。なお、上記構成に付加した番号は、本発明の
理解を容易にするために図面と対比させるためのもの
で、これにより本発明の構成が何ら限定されるものでは
ない。
【0006】
【作用】本発明においては、流体は、旋回用羽根に衝突
しこれに沿って旋回するように流れ、流体は攪拌、混合
される。このとき流体は1つの流路に沿って流れるた
め、流体中の固体分、繊維分等の異物が付着、堆積する
ことがなく、管内の閉塞が防止される。
しこれに沿って旋回するように流れ、流体は攪拌、混合
される。このとき流体は1つの流路に沿って流れるた
め、流体中の固体分、繊維分等の異物が付着、堆積する
ことがなく、管内の閉塞が防止される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本発明の流体混合装置の1実施例を示
し、図1(A)は一部断面を示す斜視図、図1(B)
は、旋回用羽根を側面から見た模式図、図1(C)は旋
回用羽根を正面から見た模式図、図1(D)は旋回用羽
根の他の配置例を示し、旋回用羽根を正面から見た模式
図である。
明する。図1は本発明の流体混合装置の1実施例を示
し、図1(A)は一部断面を示す斜視図、図1(B)
は、旋回用羽根を側面から見た模式図、図1(C)は旋
回用羽根を正面から見た模式図、図1(D)は旋回用羽
根の他の配置例を示し、旋回用羽根を正面から見た模式
図である。
【0008】図1(A)において、管11の内壁には、
管11内の一部を遮るように複数の旋回用羽根12a、
12b、12c、12d、12e、12fが設けられて
いる。旋回用羽根12a〜12fは、半円形状をなし、
その円周部が管11の内壁に溶着される。旋回用羽根1
2a〜12fの溶着は、管11を半割にし旋回用羽根1
2a〜12fを溶着した後、半割の管を溶接して管11
を製作する。
管11内の一部を遮るように複数の旋回用羽根12a、
12b、12c、12d、12e、12fが設けられて
いる。旋回用羽根12a〜12fは、半円形状をなし、
その円周部が管11の内壁に溶着される。旋回用羽根1
2a〜12fの溶着は、管11を半割にし旋回用羽根1
2a〜12fを溶着した後、半割の管を溶接して管11
を製作する。
【0009】第1の旋回用羽根12aは、図1(B)に
示すように、角度αで傾斜するように図1(A)で管1
1の内壁の一側に溶着され、第2の旋回用羽根12b
は、第1の旋回用羽根12aと接する位置で角度αで傾
斜するように、かつ、図1(C)に示すように、第1の
旋回用羽根12aとは角度β=180゜の関係になるよ
うに、管11の内壁の他側に溶着され、第3の旋回用羽
根12cは第1の旋回用羽根12aと同様に固定され、
第4の旋回用羽根12dは、第3の旋回用羽根12cと
平行に管11の内壁の他側に溶着され、第5の旋回用羽
根12eは、第4の旋回用羽根12dと接する位置で角
度αで傾斜するように管11の内壁の一側に溶着され、
以下、順次このパターンで複数の旋回用羽根が配設され
る。
示すように、角度αで傾斜するように図1(A)で管1
1の内壁の一側に溶着され、第2の旋回用羽根12b
は、第1の旋回用羽根12aと接する位置で角度αで傾
斜するように、かつ、図1(C)に示すように、第1の
旋回用羽根12aとは角度β=180゜の関係になるよ
うに、管11の内壁の他側に溶着され、第3の旋回用羽
根12cは第1の旋回用羽根12aと同様に固定され、
第4の旋回用羽根12dは、第3の旋回用羽根12cと
平行に管11の内壁の他側に溶着され、第5の旋回用羽
根12eは、第4の旋回用羽根12dと接する位置で角
度αで傾斜するように管11の内壁の一側に溶着され、
以下、順次このパターンで複数の旋回用羽根が配設され
る。
【0010】上記構成により管11内には、旋回用羽根
12a〜12fにより一つの連続する流路が形成され、
流体は、旋回用羽根12a〜12cに衝突しこれに沿っ
て矢印Rに示す如く右回りで旋回するように流れた後、
旋回用羽根12d〜12fに衝突しこれに沿って矢印L
に示す如く左回りで旋回するように流れ、流体は攪拌、
混合される。このように流体は1つの流路に沿って流れ
るため、流体中の固体分、繊維分等の異物が付着、堆積
することがなく、管内の閉塞が防止される。
12a〜12fにより一つの連続する流路が形成され、
流体は、旋回用羽根12a〜12cに衝突しこれに沿っ
て矢印Rに示す如く右回りで旋回するように流れた後、
旋回用羽根12d〜12fに衝突しこれに沿って矢印L
に示す如く左回りで旋回するように流れ、流体は攪拌、
混合される。このように流体は1つの流路に沿って流れ
るため、流体中の固体分、繊維分等の異物が付着、堆積
することがなく、管内の閉塞が防止される。
【0011】なお、旋回用羽根の傾斜角度αの範囲は、
0゜〜85゜、好ましくは0〜60゜である。また、隣
接する旋回用羽根の配置角度βの範囲は、5〜355
゜、好ましくは10〜180゜である。図1(D)は、
角度β=90゜の関係になるように配設した例を示して
いる。
0゜〜85゜、好ましくは0〜60゜である。また、隣
接する旋回用羽根の配置角度βの範囲は、5〜355
゜、好ましくは10〜180゜である。図1(D)は、
角度β=90゜の関係になるように配設した例を示して
いる。
【0012】図2は、旋回用羽根の形状の他の実施例を
示す正面図である。図2(A)は出っ張り型の旋回用羽
根13を示し、図2(B)は、スクリュー型の旋回用羽
根14を示し、図2(C)は三日月型の旋回用羽根15
を示している。開口部Oの断面積比は、5〜95%、好
ましくは30〜70%程度である。
示す正面図である。図2(A)は出っ張り型の旋回用羽
根13を示し、図2(B)は、スクリュー型の旋回用羽
根14を示し、図2(C)は三日月型の旋回用羽根15
を示している。開口部Oの断面積比は、5〜95%、好
ましくは30〜70%程度である。
【0013】図3は、旋回用羽根の配置パターンの他の
実施例を示し、旋回用羽根を側面から見た模式図であ
る。図3(A)は旋回用羽根12a〜12fを隣接させ
ながら交互に傾斜角度を変えて配置する例を示し、図3
(B)は、旋回用羽根12a〜12cを平行に、旋回用
羽根12d〜12fを傾斜角度を変えて平行に配置する
例を示し、図3(C)はV字型と逆V字型を交互に組み
合わせた配置例を示し、図3(D)は、略N字型の配置
例を示している。
実施例を示し、旋回用羽根を側面から見た模式図であ
る。図3(A)は旋回用羽根12a〜12fを隣接させ
ながら交互に傾斜角度を変えて配置する例を示し、図3
(B)は、旋回用羽根12a〜12cを平行に、旋回用
羽根12d〜12fを傾斜角度を変えて平行に配置する
例を示し、図3(C)はV字型と逆V字型を交互に組み
合わせた配置例を示し、図3(D)は、略N字型の配置
例を示している。
【0014】本発明による混合強度は、管径、羽根形
状、開口比およびα、βの組み合わせにより任意に設計
可能である。例えば、配管内径150mm、α=32
゜、β=180゜、羽根形状は半円型とした場合、水流
量46Ton/Hrで圧力損失は2m水柱=0.2kg
/cm2 となった。
状、開口比およびα、βの組み合わせにより任意に設計
可能である。例えば、配管内径150mm、α=32
゜、β=180゜、羽根形状は半円型とした場合、水流
量46Ton/Hrで圧力損失は2m水柱=0.2kg
/cm2 となった。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、管の内壁に管内の一部を遮るように固定される
複数の旋回用羽根を有し、該旋回用羽根により前記管内
に流体を旋回させるための一つの連続する流路を形成し
てなるため、管内の閉塞を防止するとともに攪拌効果の
高い流体混合装置を提供することができる。
よれば、管の内壁に管内の一部を遮るように固定される
複数の旋回用羽根を有し、該旋回用羽根により前記管内
に流体を旋回させるための一つの連続する流路を形成し
てなるため、管内の閉塞を防止するとともに攪拌効果の
高い流体混合装置を提供することができる。
【図1】本発明の流体混合装置の1実施例を示し、図1
(A)は一部断面を示す斜視図、図1(B)は、旋回用
羽根を側面から見た模式図、図1(C)は旋回用羽根を
正面から見た模式図、図1(D)は旋回用羽根の他の配
置例を示し、旋回用羽根を正面から見た模式図である。
(A)は一部断面を示す斜視図、図1(B)は、旋回用
羽根を側面から見た模式図、図1(C)は旋回用羽根を
正面から見た模式図、図1(D)は旋回用羽根の他の配
置例を示し、旋回用羽根を正面から見た模式図である。
【図2】旋回用羽根の形状の他の実施例を示す正面図で
ある。
ある。
【図3】旋回用羽根の配置パターンの他の実施例を示
し、旋回用羽根を側面から見た模式図である。
し、旋回用羽根を側面から見た模式図である。
【図4】従来のスタテイックミキサーを示し、図4
(A)は縦断面図、図4(B)は図4(A)のB−B線
に沿って矢印方向に見た断面図である。
(A)は縦断面図、図4(B)は図4(A)のB−B線
に沿って矢印方向に見た断面図である。
11…管、12a〜12f、13、14、15…旋回用
羽根
羽根
Claims (1)
- 【請求項1】管の内壁に管内の一部を遮るように固定さ
れる複数の旋回用羽根を有し、該旋回用羽根により前記
管内に流体を旋回させるための一つの連続する流路を形
成してなることを特徴とする流体混合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34205792A JPH06182174A (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 流体混合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34205792A JPH06182174A (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 流体混合装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06182174A true JPH06182174A (ja) | 1994-07-05 |
Family
ID=18350826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34205792A Pending JPH06182174A (ja) | 1992-12-22 | 1992-12-22 | 流体混合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06182174A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100481930B1 (ko) * | 1996-04-12 | 2005-07-18 | 술저 켐테크 악티엔게젤샤프트 | 저점성유체용믹서튜브 |
-
1992
- 1992-12-22 JP JP34205792A patent/JPH06182174A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100481930B1 (ko) * | 1996-04-12 | 2005-07-18 | 술저 켐테크 악티엔게젤샤프트 | 저점성유체용믹서튜브 |
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