JPH06181914A - Nmr血管図作成方法 - Google Patents

Nmr血管図作成方法

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JPH06181914A
JPH06181914A JP5209033A JP20903393A JPH06181914A JP H06181914 A JPH06181914 A JP H06181914A JP 5209033 A JP5209033 A JP 5209033A JP 20903393 A JP20903393 A JP 20903393A JP H06181914 A JPH06181914 A JP H06181914A
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    • G01R33/44Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
    • G01R33/48NMR imaging systems
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    • G01R33/56Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 静止しているスピンからの信号を充分に抑制
し、良好な血管図画像データを作成することができる。 【構成】 第1の90゜RFパルス320と、180゜
RFパルス321と、第1モーメントをもっている動き
エンコード用双極勾配323乃至325と、第2の90
゜RFパルス322とで構成される予備的シーケンスの
後に、1組の高速NMRパルスを含む第1ショットを行
ない、また、動きエンコード用双極勾配が異なる第1モ
ーメントを持つこと以外は第1ショットの場合と同じ予
備的シ−ケンスを行なった後、第1ショットと同じ組の
高速NMRパルスシーケンスを含む第2ショットを行な
って、2つのショットから得られたNMRデータを減算
処理して、血管図画像データを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、核磁気共鳴画像方法お
よびシステムの分野に関し、特に、高速NMRパルスシ
ーケンスで得られたデータを用いて血管図(angiograms)
を作成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気モーメントを持つ核は、磁場の中に
置かれると磁場の方向に整列しようとする。しかしなが
ら、この際、核は、磁場の強さと特定の核種の性質(核
の磁気回転定数γ)に依存する特性角周波数(ラーモア周
波数)で磁場方向の周りを歳差運動する。この現象を示
す核を、以下では“スピン”と呼ぶ。
【0003】人体組織のような物が一様な磁場(極性場
0)を受けると、組織内の個々のスピンの磁気モーメン
トは、この極性場と整列しようとするが、この極性場の
周りに各々の特性ラーモア周波数で無秩序に歳差運動す
る。極性場の方向には、正味の磁気モーメントMzが生
じるが、縦横の面(x−y面)内における無秩序な方位の
磁気成分は、互いに打ち消し合う。しかしながら、この
物,すなわち組織が、ラーモア周波数に近い周波数をも
つx−y面内の磁場(励起場B1)を受けると、x−y面
に向けて正味の整列モーメントMzが回転し,すなわち
“傾いて”、x−y面において、ラーモア周波数で回
転,すなわちスピンする正味の横磁気モーメントMt
生じる。正味の磁気モーメントMzが傾く度合,すなわ
ち正味の横磁気モーメントMtの大きさは、励起場B1
大きさと励起場B1の印加時間長とに主に依存する。
【0004】この現象の実用的な価値は、励起場B1
印加した後、励起されたスピンによって放射される信号
にある。簡単なシステムでは、励起されたスピンによっ
て、振動するサイン波信号を受信コイルに誘導する。こ
の信号の周波数はラーモア周波数であり、また、その初
期振幅A0は横磁気モーメントMtの大きさで決まる。
【0005】本発明に特に関連したNMR測定は、“パ
ルスNMR測定”と呼ばれるものである。このようなN
MR測定は、RF励起期間と信号放射期間とに分割され
て行われる。また、このようなNMR測定は、各サイク
ルごとに異なるデータを蓄積するために、すなわち、被
測定物中の異なる位置ごとで同じ測定を行なうために、
何度も繰り返しサイクリックに行なわれる。また、大き
さ,印加時間,方向を変化させた1つ以上のRF励起パ
ルス(B1)を印加するなどの多様な予備励起技術が知ら
れている。このような励起パルスは、狭い周波数スペク
トル(選択的励起パルス)をもつものでも良いし、あるい
は、横磁化Mtを共鳴周波数の範囲にわたって生じさせ
る広い周波数スペクトル(非選択的励起パルス)をもつも
のであっても良い。従来では、特定のNMR現象を利用
してNMR測定における特定の問題を克服するように設
計された励起技術が提案されている。
【0006】NMRを利用して画像を作成するとき、被
測定物の特定の位置からNMR信号を得る技術が用いら
れる。典型的には、使用される特定の局所化方法に応じ
て変わる一連のNMR測定サイクルで、画像化されるべ
き領域(関心のある領域)を走査する。受信されたNMR
信号の組を、デジタル化して処理し、良く知られた再構
成技術を用いて、画像を再構成する。このような走査を
行なうためには、もちろん、被測定物の特定の位置から
NMR信号を引き出す必要がある。被測定物の特定の位
置からNMR信号を引き出すには、極性場B0と同じ方
向を持ち、かつ、x,y,z軸のそれぞれに沿ってある
勾配を持っている磁場(Gx,Gy,Gz)を用いることに
よって行なうことができる。すなわち、これらの勾配の
強さを各NMRサイクルごとに制御することによって、
スピン励起の空間的な分布を制御することができ、その
結果得られるNMR信号の位置を識別することができ
る。
【0007】画像を構成するためのNMRデータを集め
るには、多くの既存の技術のうちの1つを用いることが
できる。このような技術では、順次に行われる複数の観
測(views)からなる1つのパルスシーケンスを用いてい
る。各観測(view)は1つあるいはそれ以上のNMR実験
を含んでおり、各NMR実験は、空間的な情報をNMR
信号にエンコードするために、少なくとも1つのRF励
起パルスと磁場勾配パルスとを用いている。
【0008】NMR画像データを短時間のうちに取得す
るという概念は、エコープラナーパルスシーケンスが著
者「Peter Mansfield」により文献「J.Phys.C.10: L
55−L58,1977年」において1977年に提案
されて以来知られている。このエコープラナーパルスシ
ーケンスは、標準的なパルスシーケンスとは異なり、R
F励起パルスの各々について1組のNMR信号を生成す
る。これらのNMR信号を別々に位相エンコード(phase
encode)して、64観測点(views)全体の走査を、20m
秒乃至100m秒の期間の単一のパルスシーケンスで得
ることができる。また、エコープラナーパルスシーケン
スの他の例は、米国特許第4,678,996号; 第4,
733,188号; 第4,716,369号; 第4,35
5,282号; 第4,588,948号; 第4,752,7
35号に開示されている。
【0009】NMR画像データを迅速に取得するために
用いられる他のパルスシーケンスは、高速スピンエコー
(FSE)シーケンスとして一般に知られている。このよ
うなFSEパルスシーケンスの一つとして知られている
“Rapid Acquisition Relaxation Enhanced”(RAR
E)シーケンスは、著者「J.Hennig」等による文献「“R
ARE Imaging:A Fast Imaging Method For Clinical M
R.”,Magnetic Resonancein Medicine、3,823−
833, 1986年」に記載されている。RAREシー
ケンスとEPIシーケンスとは、エコー信号を生成する
仕方において異なっている。RAREシーケンスは、カ
ールパーセルメイブームジル( Carr-Purcell-Meiboom-G
ill)CPMGシーケンスから発生したRF再集束(refoc
used)エコーを利用しているが、EPI法では、勾配再
呼出(recalled)エコーを用いている。
【0010】また、NMR画像データを迅速に取得する
ために使われるさらに他のパルスシーケンスは、高速勾
配エコーパルスシーケンスとして一般に知られており、
FLASH,GRASS,Turbo−FLASH,Tu
rbo−GRASS,SPGR,Turbo−SPGR,
Ultrafast−SPGRのような様々な用語で知
られている。このような高速勾配エコーシーケンスは、
著者「Haase」等による文献「“FLASH Imaging: Rapid
NMR Imaging Using Low Flip Angle Pulses”,J.Magn.
Res. 6: 258-266; 1986年 」に記載されており、各位
相エンコード観測結果(view)を取得した後に、横磁化を
なくし、次の観測結果(view)の取得に先立って新しいR
F励起パルスを印加するという点でEPI方式と異なっ
ている。
【0011】使用される高速パルスシーケンスにかかわ
らず、一般に、1回の走査は、いくつかの“ショット(s
hots)”としてなされ、これにより、1組のNMR信号
(例えば、16個の信号)が取得される。例えば、1回の
走査が行われる間に、128個の別々の位相エンコード
観測結果(view)が取得されるとすると、8ショット(す
なわち、128/16)で1組の完全な画像データを取
得することができる。
【0012】関心のある領域内でのスピンの動き,すな
わち流れ(flow)を測定するのに、良く知られた多くのN
MR技術がある。これらの技術の中には、“タイムオブ
フライト”(time-of-flight)法があり、この方法では、
1かたまり(bolus)のスピンは、上流の特定位置を通過
するとき励起され、その結果生じる横磁化の状態を下流
位置で調べ、1かたまりのスピンの速度を決定する。こ
の方法は、パイプ中の流れを測定するのに従来より使用
されており、近年では、人間の手足の血流を測定するの
に使用されている。この方法の例は、米国特許第3,5
59,044号;第3,191,119号; 第3,419,7
93号; 第4,777,957号に開示されている。
【0013】また、第2の流れ測定技術としては、イン
フロー/アウトフロー法があり、この方法では、局所化
された単一のかたまり(volume)またはスライス(slice)
におけるスピンを励起し、その結果生じる横磁化の変化
を調べ、少し後で、上記かたまりまたはスライスから流
出した励起スピンの効果と、上記かたまりまたはスライ
スに流入した種々の励起スピンの効果とを測定する。こ
の方法の例は、米国特許第4,574,239号; 第4,
532,474号; 第4,516,582号に開示されて
いる。
【0014】動き(流れ)を測定するための第3の技術
は、磁場勾配を通過するスピンによって生じるNMR信
号が、速度に比例した位相シフトを経験するという事実
に基づいている。この技術は、”位相変調”技術と呼ば
れている。測定サイクルの間、ほぼ一定の速度をもつ流
れに対して、NMR信号の位相の変化は次式で与えられ
る。
【0015】
【数1】Δφ=γM1
【0016】ここで、M1は磁場勾配の第1モーメント
であり、γは磁気回転比であり、vはスピンの速度であ
る。異なる磁場勾配第1モーメントで2回の走査を行な
うことによって、1つの血管図(angiogram)を作成する
ことができる。このような血管図を作成するのに、多く
の異なった手順があるが、本質的には、再構成画像にお
いて、静止しているスピンが暗く表われ、動いているス
ピンが明るく表われるように、2回の走査で得られた信
号の減算処理がなされる。
【0017】高速NMRパルスシーケンスを用いて血管
図を作成するのに、多くの技術が提案されている。例え
ば、著者「D. N. Guilfoyle」らによる文献「“Real Ti
me Flow Measurements Using Echo Planar Imaging”,
Magnetic Resonance in Medicine 18, 1-8 ,1991年」に
は、EPIパルスシーケンスに先立って予備的シーケン
スを行なう技術が記載されている。EPIパルスシーケ
ンスに先立ってなされる予備的シーケンスでは、流れて
いるスピンからの磁化成分(Mv sinθ)、または、流れ
ているスピンからの磁化の成分に静止しているスピンか
らの磁化の成分を加えた成分(Mv sinθ+Mstatic)
を、3つのRFパルスと動きエンコード勾配とスポイラ
(spoiler)勾配とを印加することによって、消失させ
る。また、この予備的シーケンスは、静止しているスピ
ンに関連した磁化を抑制する一方、高速スピンエコーシ
ーケンスあるいは高速勾配エコーシーケンスに適用され
るときに、誘発エコーがこの予備的シーケンスによって
誘導されて、画像が作成される。なお、静止しているス
ピンによって生じた信号は、このシーケンスによって
は、良好な血管図を得るのに充分には抑制されない。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主な目的は、
血管図を作成するのに使用される高速勾配エコーパルス
シーケンスにおいて、エコー時間TEを減少させること
である。この目的は、後述のように、動きエンコード用
勾配を各パルスシーケンスに含めるのではなく、高速勾
配エコーパルスシーケンスのショットに先立って行われ
る予備的シーケンスにおいて動きエンコード用勾配を用
いることによって達成される。
【0019】本発明の他の目的は、高速NMRパルスシ
ーケンスを用いて作成される血管図において、静止して
いる組織の抑制を高めることにある。各ショットのデー
タ取得の間、静止しているスピンからの縦磁化は、その
ショットにおいて、後に得られるNMRデータ中の信号
成分を回復し生成する機会を持っている。これらの信号
は、ショットごとに異なる動きエンコード用勾配(動き
エンコード用勾配が0の場合をも含む)でショットを繰
り返し行ない、対応するNMRデータを減算することに
より消去される。
【0020】さらに、本発明の目的は、予備的パルスシ
ーケンスによって誘導される誘発エコーによって生じる
像(artifacts)を減少させることにある。この目的は、
後述のように、予備的パルスシーケンスにおける180
゜RFパルスの後に動きエンコード用双極勾配を発生さ
せることによって達成される。
【0021】本発明のさらに他の目的は、患者の動きに
よって生じる像(artifacts)を減少させることにある。
各ショットを心拍でゲートし、減算されるべき一対のシ
ョットを継続する心臓周期の同じ位相において得る。か
くして、静止している組織は、各ショットにおいて同様
の場所に位置し、減算処理によってより正確に消去され
る。
【0022】本発明の他の目的は、心臓周期中の一点で
捕えられるNMRデータによってゴースト像(artifact)
を減少させることにある。
【0023】本発明のさらに他の目的は、小さな第1モ
ーメントを持った流れエンコード用勾配を用いて、心臓
収縮期のピーク中のNMRデータを得ることにより、動
脈信号と静脈信号との分離を改善することにある。
【0024】本発明のさらに他の目的は、心臓周期を通
して大きなままのNMR信号を得ることによって、激し
く脈動する血管(highly pulsatile vessels)の視覚化を
容易にすることにある。
【0025】本発明のさらに他の目的は、一回の息止め
期間内に全データを取得することの可能な高速NMRパ
ルスシーケンスを用いて、血管画像データを得ることに
ある。市販されている標準的なNMR画像システムにお
いて首尾良く使用されている高速パルスシーケンスを用
いるが、全体の走査時間を、各高速NMRパルスシーケ
ンスにおいて短縮するのでなく、1組のこのようなパル
スシーケンスに先立って行われる動きエンコード用勾配
を用いて短縮するのが良い。例えば、16個の高速NM
Rパルスシーケンスからなる1つのショットに対して、
1つの予備的シーケンスを用いるのが望ましい。
【0026】本発明の上述した目的あるいは他の目的,
利点は以下の説明から明らかになる。
【0027】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
高速NMRパルスシーケンスを用いて血管図を作成する
NMR血管図作成方法であって、 a) 関心のある領域のスピンに極性磁場を加える工程
と、 b) 予備的パルスシーケンスと、この後の1組の高速
NMRパルスシーケンスとにより第1のデータ取得を行
なう工程とを有し、各高速NMRパルスシーケンスは、
関心のある領域のスピンにRFパルスを加える手順と、
関心のある領域のスピンに位相エンコード用勾配パルス
を加えて各高速NMRパルスシーケンスごとに異なる観
測結果を画定する手順と、NMR信号を取得する手順を
含んでおり、また、前記予備的パルスシーケンスは、関
心のある領域のスピンに第1の90°RFパルスを加え
る手順と、関心のある領域のスピンに180°RFパル
スを加える手順と、関心のある領域のスピンに第2の9
0°RFパルスを加える手順と、前記第2の90°RF
パルスを加えるに先立って、選択された第1モーメント
をもつ動きエンコード用双極磁場勾配を関心のある領域
のスピンに加える手順と、前記第2の90°RFパルス
を加えた後、関心のある領域のスピンにデフェーズ用勾
配パルスを加える手順とを含んでおり、 c) さらに、予備的パルスシーケンスと、この後の1
組の高速NMRパルスシーケンスとにより、第2のデー
タ取得を行なう工程を有し、該第2のデータ取得では、
動きエンコード用双極磁場勾配が第1のデータ取得時の
第1モーメントと異なる第1モーメントをもつように
し、 d) さらに、前記第1および第2のデータ取得のうち
の一方のNMR信号の組と他方のNMR信号の組との対
応するもの同士を減算して差データの組を生成する工程
と、 e) 差データから血管図を作成する工程とを有してい
ることを特徴としている。
【0028】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載のNMR血管図作成方法において、前記動きエンコー
ド用双極磁場勾配を、180°RFパルスと第2の90
°RFパルスとの間の時間間隔中に発生することを特徴
としている。
【0029】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載のNMR血管図作成方法において、各高速NMRパル
スシーケンス中に加えられるRFパルスが、180°R
F再集束パルスであることを特徴としている。
【0030】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載のNMR血管図作成方法において、各高速NMRパル
スシーケンスが、勾配再呼出エコーNMR信号を発生
し、各高速NMRパルスシーケンスには、前記NMR信
号の取得期間中には一の極性をもち、前記NMR信号を
取得する直前には前記一の極性と反対の極性をもつ読み
出し用勾配パルスを関心のある領域のスピンに加える手
順が含まれていることを特徴としている。
【0031】また、請求項5記載の発明は、請求項1記
載のNMR血管図作成方法において、第1および第2の
データ取得が、高速NMRパルスシーケンスの前記組の
一部分であるショットに分割されてなされ、予備的なパ
ルスシーケンスは、各ショットに先立って繰返しなされ
ることを特徴としている。
【0032】また、請求項6記載の発明は、請求項5記
載のNMR血管図作成方法において、各ショットが、関
心のある領域において、患者の心臓周期を示す信号によ
ってトリガされてなされることを特徴としている。
【0033】また、請求項7記載の発明は、請求項6記
載のNMR血管図作成方法において、前記第2のデータ
取得におけるショットは、前記第1のデータ取得の対応
するショットと同じ心臓周期の点でなされることを特徴
としている。
【0034】また、請求項8記載の発明は、請求項1記
載のNMR血管図作成方法において、第1および第2の
データ取得における高速NMRパルスシーケンスが、よ
り低いオーダーの位相エンコード用勾配パルスを用いる
高速パルスシーケンスを先に行なうというように順序付
けされることを特徴としている。
【0035】
【作用】本発明は、高速NMRパルスシーケンスを用い
て血管図(angiogram)を作成する方法に関し、高速NM
Rパルスをショット(shots)にグループ化し、各ショッ
トに先立って、動き(motion)を鋭敏にする予備的シーケ
ンスを行なう。より詳しくは、縦の磁化を横の面に傾け
る90゜RFパルスと、180゜RFパルスと、動いて
いるスピンによって生じる横磁化と静止しているスピン
によって生じる横磁化とを分離する第1モーメントをも
っている動きエンコード用双極勾配と、動いているスピ
ンによって生じる横磁化の成分を縦軸に傾ける第2の9
0゜RFパルスとによって構成される予備的シーケンス
を行なった後に、1組の高速NMRパルスを含む第1シ
ョットを行なう。また、次のショットは、動きエンコー
ド用双極勾配が異なる第1モーメントを持つこと以外は
第1ショットの場合と同じ予備的シ−ケンスを行なった
後、第1ショットと同じ組の高速NMRパルスシーケン
スを用いて行われる。上記2つのショットから得られた
NMRデータを、減算処理して、静止しているスピンか
らの信号を充分に抑制し、良好な血管図画像データを作
成することができる。
【0036】ここで、本発明では、動きエンコード用勾
配を各パルスシーケンスに含めるのではなく、高速勾配
エコーパルスシーケンスのショットに先立って行われる
予備的シーケンスにおいて動きエンコード用勾配を用い
ることによって、血管図を作成するのに使用される高速
勾配エコーパルスシーケンスにおいて、エコー時間TE
を減少させることができる。
【0037】また、ショットごとに異なる動きエンコー
ド用勾配(動きエンコード用勾配が0の場合をも含む)で
ショットを繰り返し行ない、対応するNMRデータを減
算することによって高速NMRパルスシーケンスを用い
て作り出される血管図において、静止している組織の抑
制を高めることができる。
【0038】また、予備的パルスシーケンスにおける1
80゜RFパルスの後に動きエンコード用双極勾配を発
生させることによって、予備的パルスシーケンスによっ
て誘導される誘発エコーによって生じる像(artifacts)
を減少させることができる。
【0039】また、各ショットを心拍でゲートし、減算
されるべき一対のショットを継続する心臓周期の同じ位
相において得ることにより、患者の動きによって生じる
像(artifacts)を減少させることができる。
【0040】また、心臓周期中の一点で捕えられるNM
Rデータによってゴースト像(artifact)を減少させるこ
とができる。
【0041】また、小さな第1モーメントを持った流れ
エンコード用勾配を用いて、心臓収縮期のピーク中のN
MRデータを得ることにより、動脈信号と静脈信号との
分離を改善することができる。
【0042】また、心臓周期を通して大きなままのNM
R信号を得ることによって、激しく脈動する血管(highl
y pulsatile vessels)の視覚化を容易にすることができ
る。
【0043】また、一回の息止め期間内に全データを取
得することの可能な高速NMRパルスシーケンスを用い
て、血管画像データを得ることができる。
【0044】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。
【0045】先ず、図1および図2は、ゼネラルエレク
トリック社(General Electric Company)によって商標
“SIGNA”の下に市販されている好適なNMRシス
テムの主要な要素を示すブロック図である。このNMR
システムの全体の動作は、メインコンピュータ101
(例えば、データゼネラル(Data General)社製MV78
00)を含むホストコンピュータシステム100の制御
の下に行われる。コンピュータは、これと関連してイン
ターフェイス102を有しており、該インターフェイス
102を介して複数のコンピュータ周辺機器および他の
NMRシステム要素が接続されている。コンピュータ周
辺機器の中には磁気テープ駆動装置104があり、磁気
テープ駆動装置104は、患者データと画像を記録する
ために、メインコンピュータの管理下で使用される。ま
た、処理された患者データは、画像ディスク記憶装置1
10に格納される。画像プロセッサ108の機能は、例
えば、拡大,画像比較,グレースケール調整,リアルア
イムデータ表示のような、互いに影響しあう画像表示処
理を行なうことである。コンピュータシステムには、デ
ィスクデータ記憶システム112を利用して生データ
(すなわち、画像構成前のデータ)を記憶するための手段
が設けられている。また、オペレータコンソール116
は、インターフェイス102を介してコンピュータに接
続されており、患者の検査に関するデータ,並びに、走
査の較正,開始,終了のようなNMRシステムの適切な
操作に必要な追加データを入力する手段をオペレータに
提供する。オペレータコンソールは、また、ディスクや
磁気テープに記録された画像を表示するのにも用いられ
る。
【0046】コンピュータシステム100は、システム
コントロール部118と勾配増幅器システム128とに
よってNMRシステム全体の制御を行なう。コンピュー
タ100は、当業者によく知られた仕方で、リンク10
3を介してシステムコントロール部118と通信を行な
う。システムコントロール118部には、パルス制御モ
ジュール(PCM)120,アレイプロセッサ106,
ラジオ周波数(RF)トランシーバ122,状態制御モジ
ュール(SCM)124,各要素に電源を供給するため
の電源部126などのいくつかのサブシステムが設けら
れている。PCM120は、メインコンピュータ101
によって与えられた制御信号を用いて、勾配コイルへの
励起を制御する例えばデジタル波形のデジタルタイミン
グ制御信号を発生するとともに、RF励起パルスを変調
するためにトランシーバ122において利用されるRF
包絡波形を発生する。
【0047】勾配波形は、基本的にGx増幅器130,
Gy増幅器132,Gz増幅器134を備えた勾配増幅器
システム128に与えられる。各増幅器130,13
2,134は、マグネットアセンブリ146の一部であ
る勾配コイルアセンブリ136内の対応する勾配コイル
を励起するのに用いられる。電源が供給されると、勾配
コイルは、磁場勾配Gx,Gy,Gzをメイン極性磁場と
同じ方向に発生する。ここで、これらの勾配は、カーテ
シアン座標系の相互に直交したx−,y−,z−軸方向
に向けられている。すなわち、z方向における総合磁場
をBzとすると、メインマグネット(図示せず)によって
発生した磁場B0がz方向に向いているならば、Gx=∂
Bz/∂x,Gy=∂Bz/∂y,Gz=∂Bz/∂zであ
り、任意の点(x,y,z)における磁場は、B(x,
y,z)=B0+GxX+GyY+GzZで与えられる。
【0048】勾配磁場は、空間的情報を患者の検査領域
から放射するNMR信号にエンコードするために、トラ
ンシ−バ122,RFパワー増幅器123,RFコイル
138によって発生されるラジオ周波数パルスと組み合
せて利用される。パルス制御モジュール120によって
提供される波形および制御信号は、RFキャリアを変調
しモード制御を行なうために、トランシ−バサブシステ
ム122によって利用される。送信モードにおいて、ト
ランシ−バ122は、制御信号に従って変調されたラジ
オ周波数波形をRFパワー増幅器123に与え、次い
で、RFパワー増幅器123は、メインマグネットアセ
ンブリ146内に配置されているRFコイル138を付
勢する。患者の体内で励起された核によって放射される
NMR信号は、上記と同じRFコイルによって検出され
るか、あるいは、送信用に用いられる上記RFコイルと
は異なるRFコイルによって検出されて、プリアンプ1
39により増幅される。
【0049】NMR信号は、トランシーバ122の受信
部において、増幅され,復調され,フィルタ処理され,
デジタル化される。処理されたNMR信号は、一方向性
リンク105を介してアレイプロセッサ106に送られ
る。
【0050】PCM120とSCM124とは、独立し
たサブシステムであって、両者は、いずれもメインコン
ピュータ101や患者位置決め用システム152などの
周辺システムと通信し、シリアル通信リンク103によ
って互いに通信する。PCM120とSCM124は、
各々、メインコンピュータ101からのコマンドを処理
するための16ビットマイクロプロセッサ(例えば、イ
ンテル 80286)によって構成されている。SCM124
には、患者検査台位置と、移動可能な患者アライメント
(位置合わせ)用扇形光ビ−ム(図示せず)の位置とに関す
る情報を得るための手段が設けられている。この情報
は、画像の表示,再構成パラメータを修正するためにメ
インコンピュータ101によって使用される。SCM1
24は、また、患者の移動,位置合わせ用システムの作
動のような機能を起動する。
【0051】勾配コイルアセンブリ136とRF送信/
受信コイル138は、極性磁場を作り出すのに使用され
る磁石の孔内に取り付けられている。この磁石は、患者
アライメント(位置合わせ)システム148を含むメイン
マグネットアセンブリの一部を形成している。シム(sh
im)電源140は、メインマグネットと協働して極性磁
場の非一様性を補正するのに用いられるシム(shim)コ
イルを付勢するのに利用される。抵抗性(resistive)
磁石の場合、メインマグネット電源142は、磁石にエ
ネルギーを連続して供給するのに利用される。超伝導磁
石の場合、メインマグネット電源142は、磁石によっ
て作り出される極性場を適当な作動強さにするのに用い
られ、次いで、磁石から切り離される。永久磁石の場合
には、電源142は必要でない。患者アライメントシス
テム148は、患者検査台移動システム150および患
者位置決め用システム152と協働して、作動する。外
部からの干渉を最小限に抑えるため、メインマグネット
アセンブリ,勾配コイルアセンブリ,RF送信/受信コ
イル,患者操作装置などのNMRシステムの構成要素
は、RF遮蔽された室144内に置かれている。
【0052】特に、図2および図3を参照すると、トラ
ンシーバ122は、パワー増幅器123を介してコイル
138AにRF励起場B1を作り出す要素と、その結果
コイル138Bに誘導されたNMR信号を受信する要素
とを含んでいる。RF励起場の基本周波数,すなわちキ
ャリアの周波数は、メインコンピュータ101からの1
組のデジタル信号CFを通信リンク103を介して受け
取る周波数シンセサイザ200の制御の下に作り出され
る。これらのデジタル信号は、出力201で作り出され
るRFキャリア信号の周波数および位相を指示する。R
Fキャリアのコマンドは、変調器202に加えられ、変
調器202において、RFキャリアのコマンドは、PC
M120からバス103を介して受け取られる信号R
(t)に応じて変調される。信号R(t)は、包絡線を画定
する。すなわち、発生されるべきRF励起パルスの帯域
幅を画定する。信号R(t)は、PCM120において所
望する包絡線を表わす一連の16ビットのデジタル値を
パルス波形索引テ−ブルから順次に読み出すことによっ
て、作り出される。索引テ−ブルに記憶されているこれ
らのデジタル値は、RF励起パルスが生成される時に、
1MHzのクロック信号によって読み出され、また、こ
れらのデジタル値はコンピュータ100によって変更す
ることができ、任意所望のRFパルス包絡線を作り出す
ことが可能になっている。
【0053】ライン205から出力されるRF励起パル
スの大きさは、メインコンピュータ101から通信リン
ク103を介してデジタル信号TAを受け取る伝達減衰
回路206によって減衰される。減衰されたRF励起パ
ルスは、RF送信コイル138Aを駆動するパワー増幅
器123に加わる。トランシーバ122のこの部分につ
いては、1990年8月28日発行の米国特許第4,9
52,877号にさらに詳細に説明されている。
【0054】図2,図3をさらに参照すると、被測定物
によって作り出されたNMR信号は受信コイル138B
によって検出され、レシ−バ207に加えられる。レシ
−バ207は、NMR信号を増幅し、このNMR信号
は、メインコンピュータ101からリンク103を介し
て受け取られるデジタル減衰信号RAによって決められ
た量だけ減衰される。レシ−バ207は、また、現在行
われている特定のデ−タ取得によって要求される時間間
隔にわたってだけNMR信号が得られるように、PCM
120からのライン211を介した信号によってオン,
オフされる。
【0055】受信されたNMR信号は、ラーモア周波数
あるいはラ−モア周波数の付近にあり、好適な実施例に
おいて、約63.86MHzである。この高周波信号
は、復調器208において、先ず、NMR信号をライン
201上のキャリア信号と混合し、次いで、その結果得
られた差信号をライン204上の2.5MHzの参照信
号と混合するという2つの処理工程で復調される。その
結果、ライン212上に復調されたNMR信号は、18
7.5kHzを中心周波数として125kHzの帯域幅
を有している。復調されたNMR信号は、アナログ−デ
ジタル(A/D)変換器209に入力し、A/D変換器
209では、アナログ信号を250kHzのレートでサ
ンプリングしてデジタル化する。A/D変換器209の
出力は、デジタル直角成分検出器210に加わり、デジ
タル直角成分検出器210では、受信されたデジタル信
号に対応する16ビットの同相成分(I)値と16ビッ
トの直角成分(Q)値とを作り出す。受信されたNMR
信号について上記のようにデジタル化されたI値および
Q値は、バス105を介してアレイプロセッサ106に
出力され、アレイプロセッサ106において、デジタル
化されたI値およびQ値は、主に画像を再構成するため
に用いられる。
【0056】受信されたNMR信号に含まれている位相
情報を保存するために、送信部の変調器202と受信部
の復調器208とは、両方とも共通の信号で作動され
る。より詳しくは、周波数シンセサイザ200の出力2
01におけるキャリア信号と参照周波数発生器203の
出力204における2.5MHzの参照信号とを、変調
と復調の両方の処理に用いる。かくして、位相整合性が
維持され、復調された受信NMR信号における位相変化
は、励起されたスピンによって生じた位相変化を正確に
指示する。2.5MHzの参照信号は、5MHz,10
MHz,60MHzの参照信号とともに、10MHzの
共通のクロック信号から、参照周波数発生器203によ
って作り出される。ここで、5MHz,10MHz,6
0MHzの参照信号は、出力201上のキャリア信号を
作り出すために周波数シンセサイザ200により用いら
れる。さらに詳細なレシ−バの説明は、米国特許第4,
992,736号においてなされている。
【0057】図4を参照すると、当該分野において2D
FT RAREシ−ケンスと呼ばれる従来の高速エコー
NMRパルスシーケンスが示されており、この高速エコ
ーパルスシーケンスでは、16個のNMRエコー信号が
得られる。簡単のために、図4には4つのエコー信号3
01のみが示されているが、実際には、さらに12個の
エコー信号が作り出され、得られる。これらのNMRエ
コー信号は、スライス選択用Gz勾配パルス306があ
るときに、縦磁化を横平面に傾けるために生成される9
0゜RF励起パルス305によって作り出される。
【0058】この横磁化は、16個の選択的180゜R
F再集束(refocus)パルス307の各々によって再集束
されてNMRスピンエコー信号301を発生するが、こ
のNMRスピンエコー信号301は、読み出しGx勾配
パルス308があるときに取得される。好適な実施例で
は、180゜RF再集束パルス307は、6.4m秒毎
に発生し、第1番目の180゜RF再集束パルスの中心
は、90゜RF励起パルス305の中心から3.2m秒
後に発生する。各NMRスピンエコー信号301は、位
相エンコード用Gyパルス309乃至313の各々によ
って、別々に位相エンコードされる。各位相エンコード
用パルスの大きさは、異なっており、1回の走査中12
8個の別々の観測結果(views)を得るのに128個の値
が与えられている。各NMRスピンエコー信号は、各信
号の256個のサンプルをデジタル化することによって
得られる。その結果、1つの画像に対する1回の走査が
完了した時点では、図4のパルスシ−ケンスの8ショッ
ト(128/16=8)が実行されて、128x256
個の複素数による要素配列が得られる。この画像データ
配列に2Dフーリエ変換を施こし、その結果得られた各
複素数の要素の絶対値を計算することによって、画像が
再構成される。かくして、変換された配列における対応
する要素の大きさによって各画素の明るさが決められる
128x256画素の画像が作成される。
【0059】また、図5に示すように、本発明において
用いることの可能な他の高速NMRパルスシーケンス
は、勾配再呼出(recalled)エコー高速パルスシーケンス
である。勾配再呼出エコー高速パルスシーケンスは、ス
ライス選択Gz勾配パルス315のあるときに作り出さ
れるRF励起パルス314を含んでいる。その結果生じ
る横磁化を、位相エンコード用Gy勾配パルス316を
加えることによって位置エンコードする。スライス選択
勾配における負のローブ317によって、選択されたス
ライスにおける静止スピンを良く知られた仕方でリフェ
−ズ(rephase)する。次いで、負のデフェ−ズ(dephase)
用ローブ318の後に正の周波数エンコード用ローブ3
19がある読み出しGx磁場勾配を印加する。この読み
出し勾配によって、時間TEでNMRエコー信号304
が発生し、この信号304は、周波数エンコード用読み
出し勾配319が加わっている間、非対称に得られる。
信号が得られた後、位相エンコードパルス316と同じ
大きさではあるが逆の極性の位相エンコードリワインダ
ー(rewinder)パルス316’を加える。そして、信号を
得た後残っている全ての横磁化を消去するためにクラッ
シャー(crusher)勾配パルス317’を印加する。
【0060】図5のパルスシ−ケンスにおいて、2.8
m秒の非常に短い時間TEは、勾配パルスをできるだけ
短かくし、NMRエコ−信号304のピークをデータ取
得ウインドウの先端エッジにシフトしてNMRエコー信
号304を非対称に得ることによって達成される。RF
パルス314において、15゜乃至25゜の傾き角を用
い、各ショットに16個のパルスシーケンスを含ませる
ことによって最良の結果が得られる。
【0061】図4または図5の高速パルスシーケンスを
用い、本発明に従って血管図を作成するために、16個
の画像パルスシーケンスの各ショットは、静止している
スピンの縦磁化を抑制する予備的パルスシーケンスの後
に行われる。特に、図6を参照すると、この予備的パル
スシーケンスは、1組の3つのRF励起パルス320,
321,322を含んでいる。1番目のRFパルス32
0と最後のRFパルス322は、90゜パルスであり、
最初のRFパルス320の位相はy軸に沿って整列し、
最後のRFパルス322の位相はx軸に沿って整列して
いる。RFパルス320とRFパルス322とは、8.
5m秒乃至9.0m秒の間隔を隔てている。180゜R
Fパルス321は、RFパルス320と322との中間
に置かれ、その位相は、−y軸に整列している。
【0062】動きエンコード用双極磁場勾配は、180
゜RFパルス321と90゜RFパルス322との間に
おいて作り出される。この双極磁場勾配の大きさと方向
をかなり変化させることができるが、好適な実施例で
は、正の第1モーメントを持っている同じ双極勾配ロー
ブ323乃至325をx,y,z軸に沿ってそれぞれ加
える。当該分野で良く知られいるように、双極磁場勾配
323乃至325の第1モーメントM1の値は、そのロ
ーブの面積(area)と、双極磁場勾配323乃至325間
の時間間隔によって決定される。第1モーメントM1
極性は、点線323’乃至325’によって示されるよ
うに、その双極ローブの極性の順序によって決定され
る。すなわち、正の第1モーメント+M1は、正のロー
ブの後に続く負のローブによって作り出され、負の第1
モーメント−M1は、負のローブの後に続く正のローブ
によって作り出される。
【0063】予備的パルスシーケンスは、x,y,z軸
に沿ってそれぞれデフェーズ(dephase)用勾配パルス3
30乃至332を加えることで終了する。これらのパル
ス330乃至332は、約4m秒の持続期間を持ち、第
3のRFパルス322に続いて検査領域に存在する可能
性のある全ての横磁化をデフェーズするのに充分な大き
さを持っている。
【0064】予備的なパルスシーケンスは、動いている
スピンと関連している磁化成分を正または負の縦軸(好
適な実施例では±z軸)に沿って整列させ、静止してい
るスピンと関連している磁化成分を横平面(好適な実施
例ではx−y平面)に整列させるように機能する。第1
の90゜RFパルス320は、全ての縦磁化を横平面に
傾け、180゜RFパルス321はこの横磁化を反転さ
せる。次いで、動きエンコード用双極勾配323乃至3
25は、x,y,z軸それぞれに沿った速度を持つスピ
ンと関連した磁化の位相を変化させ、最後の90゜RF
パルス322は、動いているスピンと関連した磁化成分
を縦軸に傾け直す。静止しているスピンと関連した磁化
は、横面に残っており、勾配パルス330乃至332に
よってデフェーズされる。予備的パルスシーケンスの後
に縦軸に沿って残っている磁化の大きさと極性は、関心
のある領域において動いているスピンの方向および速度
と、動きエンコード用双極勾配323乃至325によっ
て作り出される第1モーメントM1の大きさおよび極性
とによって決められる。従って、所定のスピンシステム
について、双極勾配の第1モーメントの極性を逆にする
時、動いているスピンに起因する正味の縦磁化の極性は
反転するが、静止しているスピンに起因する残留縦磁化
は反転しない。従って、本発明では、16個の位相エン
コード観測(view)の各ショットを2回実行するが、この
際、各ショットに先立って、各ショット毎に異なる第1
モーメントをもつ運動エンコード用双極勾配323乃至
325を用いた予備的パルスシーケンスを行なうことに
よって、静止している組織からの信号をさらに抑制する
ことができる。このような2回のショットでそれぞれ得
られたNMR信号は減算され、血管図画像を再構成する
のに用いられる。好適な実施例においては、生の”k−
空間”データの複素減算処理を行なうが、画像データを
生成し、2つの画像データ配列における対応する点の位
相を減算して方向の情報を保存することも可能である。
【0065】好適な実施例では、第1モーメントM1
極性を逆にして所要の差信号を得ているが、第1モーメ
ントの大きさのみを変えることによっても、良好な差信
号を得ることができる。例えば、1回目のショットの準
備を、第1モーメントM1で行ない、2回目のショット
の準備を、0に等しい第1モーメントで(すなわち、双
極勾配を加えずに)行なうことができる。いずれの場合
にも、静止しているスピンによって得られる信号は、2
回のショットにおいて変わらず、これらは、減算処理に
よって消去される。
【0066】多くの場合において、パルスシーケンスの
ショットについての規則(order)は差程重要ではない
が、心臓のような器官の血管図を作成するときには、シ
ョットに規則を設け(order)、また、各ショット内での
観測(view)に規則を設ける(order)ことにより、画像の
品質を更に改良することができる。例えば、図7を参照
すると、流れてはいないが、動いている組織が両方のデ
−タ取得で同じに現れるように、継続する心臓周期の同
じ点で一対の各ショットを行なうことができる。心拍ゲ
ート信号を作って心臓周期の開始を指示する場合、流れ
ない組織が所望の位置にあるときのデータを捕らえるた
めに、“正の”予備的パルスシーケンスを用いたショッ
トを、心臓周期の任意所望の位相で行ない、次いで、
“負の”予備的パルスシーケンスを用いた他のショット
を、次の心臓周期内の同じ位相点で行なうと、流れない
組織が両方のデ−タ取得で同じに現れる。その結果、一
対の各ショットで得られたデータを減算するとき、流れ
ない組織に起因する磁化は、両方のショットで実質上同
じであるので、消去される。図7に示されているよう
に、各心臓周期において予備的パルスシーケンスを用い
た1つ以上のショットを行なう時、動きエンコード用勾
配の第1モーメントの極性を交互に変えるのが良い。最
大信号を得ることが目的である場合には、各心臓周期で
は、1つのショットのみを行ない、予備的パルスシーケ
ンスを心臓収縮のピークで行なう。
【0067】再構成された画像において流れているスピ
ンの明るさは、各ショットにおける位相エンコード観測
(view)を順序付ける(reorder)ことによって改良され
る。特に、中心のオーダー,あるいは、低いオーダーの
位相エンコード観測結果(view)は、画像に重要な影響を
与えるので、これらの観測結果(view)を各ショットにお
いて最初に得るのが良い。これに対し、信号が、高速ス
ピンエコー信号シーケンスにおけるT2崩壊によって、
あるいは、高速勾配再呼出エコーパルスシーケンスにお
ける飽和によって、減衰するとき、各ショットにおい
て、中心のオーダー,低いオーダーの観測結果の後によ
り高いオーダーの観測結果(view)を得る。この位相エン
コードの順序付けは、また、最も低いオーダーの位相エ
ンコード値の取得中、静止している組織からの信号が最
も小さくなることを保証する。
【0068】なお、上述の実施例は、本発明の単なる例
示に過ぎず、特許請求の範囲を逸脱しない限り、種々の
変形が可能である。
【0069】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、縦の磁化を横の面に傾ける90゜RFパルスと、1
80゜RFパルスと、動いているスピンによって生じる
横磁化を静止しているスピンによって生じる横磁化から
分離する第1モーメントをもっている動きエンコード用
双極勾配と、動いているスピンによって生じる横磁化の
成分を縦軸に傾ける第2の90゜RFパルスとで構成さ
れる予備的シーケンスの後に、1組の高速NMRパルス
を含む第1ショットを行ない、また、動きエンコード用
双極勾配が異なる第1モーメントを持つこと以外は第1
ショットの場合と同じ予備的シ−ケンスを行なった後、
第1ショットと同じ組の高速NMRパルスシーケンスを
含む第2ショットを行なって、2つのショットから得ら
れたNMRデータを減算処理することで、静止している
スピンからの信号を充分に抑制して良好な血管図画像デ
ータを作成することができる。
【0070】本発明では、動きエンコード用勾配を各パ
ルスシーケンスに含めるのではなく、高速勾配エコーパ
ルスシーケンスのショットに先立って行われる予備的シ
ーケンスにおいて動きエンコード用勾配を用いることに
よって、血管図を作成するのに使用される高速勾配エコ
ーパルスシーケンスにおいて、エコー時間TEを減少さ
せることができる。
【0071】また、ショットごとに異なる動きエンコー
ド用勾配(動きエンコーデ用勾配が0の場合をも含む)で
ショットを繰り返し行ない、対応するNMRデータを減
算することによって高速NMRパルスシーケンスを用い
て作り出される血管図において、静止している組織の抑
制を高めることができる。
【0072】また、予備的パルスシーケンスにおける1
80゜RFパルスの後に動きエンコード用双極勾配を発
生させることによって、予備的パルスシーケンスによっ
て誘導される誘発エコーによって生じる像(artifacts)
を減少させることができる。
【0073】また、各ショットを心拍でゲートし、減算
されるべき一対のショットを継続する心臓周期の同じ位
相において得ることにより、患者の動きによって生じる
像(artifacts)を減少させることができる。
【0074】また、心臓周期中の一点で捕えられるNM
Rデータによってゴースト像(artifact)を減少させるこ
とができる。
【0075】また、小さな第1モーメントを持った流れ
エンコード用勾配を用いて、心臓収縮期のピーク中のN
MRデータを得ることにより、動脈信号と静脈信号との
分離を改善することができる。
【0076】また、心臓周期を通して大きなままのNM
R信号を得ることによって、激しく脈動する血管(highl
y pulsatile vessels)の視覚化を容易にすることができ
る。
【0077】また、一回の息止め期間内に全データを取
得することの可能な高速NMRパルスシーケンスを用い
て、血管画像データを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るNMRシステムの一実施例のブロ
ック図である。
【図2】本発明に係るNMRシステムの一実施例のブロ
ック図である。
【図3】図1のNMRシステムにおけるトランシーバの
ブロック図である。
【図4】図1のNMRシステムに用いられる高速スピン
エコーパルスシーケンスを示す図である。
【図5】図1のNMRシステムに用いられる高速勾配再
呼出エコーパルスシーケンスを示す図である。
【図6】本発明の予備的パルスシーケンスの一例を示す
図である。
【図7】予備的パルスシーケンスと1つのショット内の
1組の高速パルスシーケンスの一例を示す図である。
【符号の説明】
100 コンピュータシステム 101 CPU 102 インターフェイス 104 磁気テープ駆動装置 106 アレイプロセッサ 108 画像プロセッサ 110 画像ディスク 112 生データディスク 116 オペレータコンソール 118 システムコントロール部 120 パルス制御モジュール 122 トランシーバ 123 RF増幅器 124 状態制御モジュール 126 電源部 128 勾配増幅器システム 130 GX増幅器 132 GY増幅器 134 GZ増幅器 136 勾配コイルアセンブリ 138 RF送信/受信コイル 140 シム電源 142 メインマグネット電源 146 メインマグネットアセンブ
リ 148 アライメントシステム 200 周波数シンセサイザ 202 変調器 203 参照周波数発生器 206 伝達減衰器 207 レシーバ 208 復調器 209 A/D変調器 210 デジタル直角成分検出器 301 エコー信号 305 RF励起パルス 306 スライス選択勾配パルス 307 RF再集束パルス 308 読み出し勾配パルス 309乃至313 位相エンコード用パルス 304 NMRエコー信号 314 RF励起パルス 315 スライス選択勾配パルス 316 位相エンコード用勾配パル
ス 320,321,322 RF励起パルス 323乃至325 双極勾配ローブ 330乃至332 デフェーズ用勾配パルス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フランク アール. コロセク アメリカ合衆国 53713 ウイスコンシン マデイソン ウイスパリング パインズ ウエイ 1302 (72)発明者 デイビツド エム. ウエーバー アメリカ合衆国 53562 ウイスコンシン ミドルトン #303 バレー リツジ ロード 3406 (72)発明者 トーマス エム. グリスト アメリカ合衆国 53711 ウイスコンシン マデイソン マニトウ ウエイ 4150

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速NMRパルスシーケンスを用いて血
    管図を作成するNMR血管図作成方法において、 a) 関心のある領域のスピンに極性磁場を加える工程
    と、 b) 予備的パルスシーケンスと、この後の1組の高速
    NMRパルスシーケンスとにより第1のデータ取得を行
    なう工程とを有し、各高速NMRパルスシーケンスは、 関心のある領域のスピンにRFパルスを加える手順と、 関心のある領域のスピンに位相エンコード用勾配パルス
    を加えて各高速NMRパルスシーケンスごとに異なる観
    測結果を画定する手順と、 NMR信号を取得する手順とを含んでおり、 また、前記予備的パルスシーケンスは、 関心のある領域のスピンに第1の90°RFパルスを加
    える手順と、 関心のある領域のスピンに180°RFパルスを加える
    手順と、 関心のある領域のスピンに第2の90°RFパルスを加
    える手順と、 前記第2の90°RFパルスを加えるに先立って、選択
    された第1モーメントをもつ動きエンコード用双極磁場
    勾配を関心のある領域のスピンに加える手順と、 前記第2の90°RFパルスを加えた後、関心のある領
    域のスピンにデフェーズ用勾配パルスを加える手順とを
    含んでおり、 c) さらに、予備的パルスシーケンスと、この後の1
    組の高速NMRパルスシーケンスとにより、第2のデー
    タ取得を行なう工程を有し、該第2のデータ取得では、
    動きエンコード用双極磁場勾配が第1のデータ取得時の
    第1モーメントと異なる第1モーメントをもつように
    し、 d) さらに、前記第1および第2のデータ取得のうち
    の一方のNMR信号の組と他方のNMR信号の組との対
    応するもの同士を減算して差データの組を生成する工程
    と、 e) 差データから血管図を作成する工程とを有してい
    ることを特徴とするNMR血管図作成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のNMR血管図作成方法に
    おいて、前記動きエンコード用双極磁場勾配を、180
    °RFパルスと第2の90°RFパルスとの間の時間間
    隔中に発生することを特徴とするNMR血管図作成方
    法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のNMR血管図作成方法に
    おいて、各高速NMRパルスシーケンス中に加えられる
    RFパルスは、180°RF再集束パルスであることを
    特徴とするNMR血管図作成方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のNMR血管図作成方法に
    おいて、各高速NMRパルスシーケンスは、勾配再呼出
    エコーNMR信号を発生し、各高速NMRパルスシーケ
    ンスには、前記NMR信号の取得期間中には一の極性を
    もち、前記NMR信号を取得する直前には前記一の極性
    と反対の極性をもつ読み出し用勾配パルスを関心のある
    領域のスピンに加える手順が含まれていることを特徴と
    するNMR血管図作成方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のNMR血管図作成方法に
    おいて、第1および第2のデータ取得は、高速NMRパ
    ルスシーケンスの前記組の一部分であるショットに分割
    されてなされ、予備的なパルスシーケンスは、各ショッ
    トに先立って繰返しなされることを特徴とするNMR血
    管図作成方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のNMR血管図作成方法に
    おいて、各ショットは、関心のある領域において、患者
    の心臓周期を示す信号によってトリガされてなされるこ
    とを特徴とするNMR血管図作成方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のNMR血管図作成方法に
    おいて、前記第2のデータ取得におけるショットは、前
    記第1のデータ取得の対応するショットと同じ心臓周期
    の点でなされることを特徴とするNMR血管図作成方
    法。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のNMR血管図作成方法に
    おいて、第1および第2のデータ取得における高速NM
    Rパルスシーケンスは、より低いオーダーの位相エンコ
    ード用勾配パルスを用いる高速パルスシーケンスを先に
    行なうというように順序付けがなされることを特徴とす
    るNMR血管図作成方法。
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