JPH06181572A - スクランブル伝送方式 - Google Patents
スクランブル伝送方式Info
- Publication number
- JPH06181572A JPH06181572A JP4332881A JP33288192A JPH06181572A JP H06181572 A JPH06181572 A JP H06181572A JP 4332881 A JP4332881 A JP 4332881A JP 33288192 A JP33288192 A JP 33288192A JP H06181572 A JPH06181572 A JP H06181572A
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- JP
- Japan
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- transmission
- filter
- characteristic
- amplitude
- signal
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- Pending
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- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 映像,音声または情報を伝送する際の有料化
に好適なスクランブル伝送方式であり、送信部2に挿入
された回路の振幅または位相特性、あるいはこれら両方
の特性をスクランブルの程度に合わせて変化させること
により、映像,音声または情報を変化させてスクランブ
ルをかけ、伝送する。そして受信側でのデスクランブル
は、伝送路と逆の周波数特性を持たせた回路によって復
元する。 【効果】 従来の方式に比べ極めて回路構成が簡易であ
り低廉化が図れると共に、各種周波数特性の組合わせに
より安全性を高めることができる。
に好適なスクランブル伝送方式であり、送信部2に挿入
された回路の振幅または位相特性、あるいはこれら両方
の特性をスクランブルの程度に合わせて変化させること
により、映像,音声または情報を変化させてスクランブ
ルをかけ、伝送する。そして受信側でのデスクランブル
は、伝送路と逆の周波数特性を持たせた回路によって復
元する。 【効果】 従来の方式に比べ極めて回路構成が簡易であ
り低廉化が図れると共に、各種周波数特性の組合わせに
より安全性を高めることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、共同受信施設などにお
いても安価かつ容易に、映像,音声,その他の情報の秘
匿性伝送を可能とし、かつ、秘匿性信号を復元するため
の情報が容易には得られないスクランブル伝送方式に関
するものである。
いても安価かつ容易に、映像,音声,その他の情報の秘
匿性伝送を可能とし、かつ、秘匿性信号を復元するため
の情報が容易には得られないスクランブル伝送方式に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、本格的なスクランブル技術を用い
た有料放送のひとつとして、衛星放送が知られている。
このスクランブル方式では、放送局側で映像にラインロ
ーテーション(走査線入換え)またはラインパーミテイ
ション(走査線移転)を施し、音声にはPN(疑似ラン
ダムノイズ)信号を付加することによりスクランブルを
かけて放送し、加入者ごとに配信されたキーデータから
専用デコーダにより映像および音声をデスクランブルす
るものであって、大規模なシステムとなる。
た有料放送のひとつとして、衛星放送が知られている。
このスクランブル方式では、放送局側で映像にラインロ
ーテーション(走査線入換え)またはラインパーミテイ
ション(走査線移転)を施し、音声にはPN(疑似ラン
ダムノイズ)信号を付加することによりスクランブルを
かけて放送し、加入者ごとに配信されたキーデータから
専用デコーダにより映像および音声をデスクランブルす
るものであって、大規模なシステムとなる。
【0003】また、有線系においては、CATVのヘッ
ドエンドでテレビ放送を受信・検波し、再送信する際に
同期圧縮方式(同期信号を抑圧する方式)によりスクラ
ンブルをかけ、音声搬送波の振幅変調によりキーデータ
を付加して伝送している。そして、専用デコーダにより
音声搬送波からAM検波を行ってキーデータを抽出し、
そのデータにより映像信号に同期のタイミングを合わ
せ、デスクランブルする方式が用いられている。この方
式では、再変調による信号特性の劣化,音声信号の残留
AM分によるSN比の劣化要因が有るほか、スクランブ
ルおよびデスクランブル設備が比較的高価となる。
ドエンドでテレビ放送を受信・検波し、再送信する際に
同期圧縮方式(同期信号を抑圧する方式)によりスクラ
ンブルをかけ、音声搬送波の振幅変調によりキーデータ
を付加して伝送している。そして、専用デコーダにより
音声搬送波からAM検波を行ってキーデータを抽出し、
そのデータにより映像信号に同期のタイミングを合わ
せ、デスクランブルする方式が用いられている。この方
式では、再変調による信号特性の劣化,音声信号の残留
AM分によるSN比の劣化要因が有るほか、スクランブ
ルおよびデスクランブル設備が比較的高価となる。
【0004】しかしながら、上述した従来の有料放送を
受信する場合、図3(B)に示すように、一部の中小規
模の共同受信施設においては加入者ごとにケーブルを並
列分配するシステムが採られている。このシステムで
は、個別受信者宅以外にある分配盤で分配ケーブルごと
にノッチフィルタを挿入し、信号レベルを低減させるこ
とにより個別受信者ごとにスクランブルをかけている。
受信する場合、図3(B)に示すように、一部の中小規
模の共同受信施設においては加入者ごとにケーブルを並
列分配するシステムが採られている。このシステムで
は、個別受信者宅以外にある分配盤で分配ケーブルごと
にノッチフィルタを挿入し、信号レベルを低減させるこ
とにより個別受信者ごとにスクランブルをかけている。
【0005】ところが、上記以外のほとんどの共同受信
施設は、図3(A)に示すように直列ユニットによる直
列分配方式が使用されており、信号出力端子が各受信者
宅内にあるため、加入者ごとにスクランブルをかけるこ
とができない。
施設は、図3(A)に示すように直列ユニットによる直
列分配方式が使用されており、信号出力端子が各受信者
宅内にあるため、加入者ごとにスクランブルをかけるこ
とができない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の有料放
送では、放送系またはCATV系でのスクランブル装置
が大規模となり、デスクランブラーも比較的高価であ
る。また、スクランブルを利用した有料方式は小規模の
直列分配システムには導入できないという欠点がある。
送では、放送系またはCATV系でのスクランブル装置
が大規模となり、デスクランブラーも比較的高価であ
る。また、スクランブルを利用した有料方式は小規模の
直列分配システムには導入できないという欠点がある。
【0007】よって本発明の目的は、すべての共同受信
施設において、受信システム形態および伝送方式に拘り
なく、伝送信号にスクランブルをかけて秘匿性を持たせ
ることができ、電源を必要としない簡単な回路構成で低
廉なスクランブラーとデスクランブラーが実現でき、さ
らに、秘匿性信号を復元するための情報が容易には得ら
れない、いわゆる安全性を高くできるスクランブル伝送
方式を提供することにある。
施設において、受信システム形態および伝送方式に拘り
なく、伝送信号にスクランブルをかけて秘匿性を持たせ
ることができ、電源を必要としない簡単な回路構成で低
廉なスクランブラーとデスクランブラーが実現でき、さ
らに、秘匿性信号を復元するための情報が容易には得ら
れない、いわゆる安全性を高くできるスクランブル伝送
方式を提供することにある。
【0008】なお、上述した“秘匿性”および“安全
性”に関する意味については、一般的に以下に列挙する
定義が知られているので、ここに述べておく。
性”に関する意味については、一般的に以下に列挙する
定義が知られているので、ここに述べておく。
【0009】秘匿性…スクランブルされた映像または
音声の内容の秘匿(かくしておくこと)効果が放送用と
して十分なこと。
音声の内容の秘匿(かくしておくこと)効果が放送用と
して十分なこと。
【0010】安全性…正規の関連情報を用いずにスク
ランブルされた信号を復元することが困難であること。
ランブルされた信号を復元することが困難であること。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は映像,音声またはその他の情報に所定の
信号処理を施して送信し、伝送路を介して該映像,音声
またはその他の情報を再生するスクランブル伝送方式に
おいて、所定帯域内において振幅特性もしくは位相特
性、あるいは、これらの両特性を変化させる特性変化手
段を介して、前記映像,音声またはその他の情報を送信
し、受信側では、送信側で用いられた特性変化手段とは
逆の入出力特性を有する手段を介して伝送信号を再生す
ることにより、前記伝送信号に秘匿性を持たせたもので
ある。
めに、本発明は映像,音声またはその他の情報に所定の
信号処理を施して送信し、伝送路を介して該映像,音声
またはその他の情報を再生するスクランブル伝送方式に
おいて、所定帯域内において振幅特性もしくは位相特
性、あるいは、これらの両特性を変化させる特性変化手
段を介して、前記映像,音声またはその他の情報を送信
し、受信側では、送信側で用いられた特性変化手段とは
逆の入出力特性を有する手段を介して伝送信号を再生す
ることにより、前記伝送信号に秘匿性を持たせたもので
ある。
【0012】例えば、送信側ではフィルタのスロープ部
分を用いて振幅,位相特性を変化させ、受信側では送信
側と逆の特性を持つフィルタを用いることにより、スク
ランブル/デスクランブルを行うことが可能となる。
分を用いて振幅,位相特性を変化させ、受信側では送信
側と逆の特性を持つフィルタを用いることにより、スク
ランブル/デスクランブルを行うことが可能となる。
【0013】
【作用】本発明は、映像,音声および情報を伝送する際
の有料化に好適なスクランブル伝送方式であり、送信部
に挿入された回路の振幅または位相特性、あるいはこれ
ら両方の特性をスクランブルの程度に合わせて変化させ
ることにより、映像,音声または情報を変化させてスク
ランブルをかけ、伝送する。そして受信側でのデスクラ
ンブル処理は、伝送路と逆の周波数特性を持たせた回路
によって復元するものである。
の有料化に好適なスクランブル伝送方式であり、送信部
に挿入された回路の振幅または位相特性、あるいはこれ
ら両方の特性をスクランブルの程度に合わせて変化させ
ることにより、映像,音声または情報を変化させてスク
ランブルをかけ、伝送する。そして受信側でのデスクラ
ンブル処理は、伝送路と逆の周波数特性を持たせた回路
によって復元するものである。
【0014】すなわち、本発明では映像,音声または情
報を変化させ伝送しており、元の情報が完全になくなっ
てしまうわけではないので逆特性の回路を通すことによ
り、元の映像,音声または情報が復元できるものであ
る。
報を変化させ伝送しており、元の情報が完全になくなっ
てしまうわけではないので逆特性の回路を通すことによ
り、元の映像,音声または情報が復元できるものであ
る。
【0015】本発明の構成は、従来の方式に比べ極めて
回路構成が簡易であり低廉化が図れると共に、各種周波
数特性の組合わせにより安全性を高めることができる。
回路構成が簡易であり低廉化が図れると共に、各種周波
数特性の組合わせにより安全性を高めることができる。
【0016】すなわち本発明の上記構成によれば、例え
ば共同受信施設のヘッドエンドに伝送帯域内振幅,位相
特性を変化させるための回路を挿入し、スクランブルを
かけたいチャンネルの信号を変化させて伝送する。そし
て、スクランブルを解除したい受信者は、送り側と逆の
特性を持つ回路を受信機の前に挿入することにより、ス
クランブルのかかっていないチャンネルを変化させるこ
となく、スクランブルのかかったチャンネルの信号を復
元し、受信することができる。
ば共同受信施設のヘッドエンドに伝送帯域内振幅,位相
特性を変化させるための回路を挿入し、スクランブルを
かけたいチャンネルの信号を変化させて伝送する。そし
て、スクランブルを解除したい受信者は、送り側と逆の
特性を持つ回路を受信機の前に挿入することにより、ス
クランブルのかかっていないチャンネルを変化させるこ
となく、スクランブルのかかったチャンネルの信号を復
元し、受信することができる。
【0017】したがって、共同受信施設の全てを対象
に、容易に有料方式を導入することができ、特に衛星放
送受信用BS−IFマンション共同受信施設への導入に
有効である。
に、容易に有料方式を導入することができ、特に衛星放
送受信用BS−IFマンション共同受信施設への導入に
有効である。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施例によるスクラン
ブル伝送方式の装置構成を示す。ここでは、使用される
伝送方式に対応した周波数特性を持つフィルタ(図2参
照)を送信部2に挿入し、スクランブルをかける信号帯
域の振幅,位相特性またはこれら両方の特性を変化させ
て伝送する。
ブル伝送方式の装置構成を示す。ここでは、使用される
伝送方式に対応した周波数特性を持つフィルタ(図2参
照)を送信部2に挿入し、スクランブルをかける信号帯
域の振幅,位相特性またはこれら両方の特性を変化させ
て伝送する。
【0020】デスクランブルを行うには、受信機10の
前に、スクランブルされた信号帯域特性と逆の特性を持
つフィルタ6(このフィルタがデスクランブラーとな
る)を挿入して、送信部での振幅,位相特性の変化を復
元し、受信機10で受信できるようにする。
前に、スクランブルされた信号帯域特性と逆の特性を持
つフィルタ6(このフィルタがデスクランブラーとな
る)を挿入して、送信部での振幅,位相特性の変化を復
元し、受信機10で受信できるようにする。
【0021】次に、図2を参照して、伝送方式ごとのス
クランブルの設定例を説明する。
クランブルの設定例を説明する。
【0022】FM方式の場合 テレビジョン衛星放送で採用されているFM方式では、
中心周波数に対して位相特性を表わす群遅延時間特性を
約100ns/4MHz持たせることにより完全に映
像,音声を乱し、十分な秘匿性を得ることができる。ま
た、中心周波数から5.73MHz離れた周波数を中心
に、約1.3MHz帯域の群遅延時間特性を約100n
s/1.3MHz変化することによって、音声のみを劣
化させ、十分な秘匿性を得ることができる。これは、F
M変調波がフィルタの位相特性によりFM−PM変換さ
れることに起因して、信号が変化する効果を利用してい
る。また、振幅の周波数特性を変化させることにより、
相乗効果を持たせることができる。
中心周波数に対して位相特性を表わす群遅延時間特性を
約100ns/4MHz持たせることにより完全に映
像,音声を乱し、十分な秘匿性を得ることができる。ま
た、中心周波数から5.73MHz離れた周波数を中心
に、約1.3MHz帯域の群遅延時間特性を約100n
s/1.3MHz変化することによって、音声のみを劣
化させ、十分な秘匿性を得ることができる。これは、F
M変調波がフィルタの位相特性によりFM−PM変換さ
れることに起因して、信号が変化する効果を利用してい
る。また、振幅の周波数特性を変化させることにより、
相乗効果を持たせることができる。
【0023】AM方式の場合 NTSCテレビ信号では、映像搬送波周波数(fv)付
近の振幅,位相特性を変化させることにより、同期信号
を乱すことができる。さらに、fv+3.58MHzの
振幅,位相特性を変化させてカラー信号を変化させるこ
とができる。また、faを音声搬送波として、fa=f
v+4.5MHzにも同様な特性を与えることにより、
音声信号を変化させることができる。これらの同期信
号,カラー信号,音声信号の変化を組み合わせてスクラ
ンブルがかけられ、この場合の一例を図2のAMに示
す。
近の振幅,位相特性を変化させることにより、同期信号
を乱すことができる。さらに、fv+3.58MHzの
振幅,位相特性を変化させてカラー信号を変化させるこ
とができる。また、faを音声搬送波として、fa=f
v+4.5MHzにも同様な特性を与えることにより、
音声信号を変化させることができる。これらの同期信
号,カラー信号,音声信号の変化を組み合わせてスクラ
ンブルがかけられ、この場合の一例を図2のAMに示
す。
【0024】PCM方式の場合 伝送帯域内の位相特性を変化させることによりビット誤
り率を変化させ、情報にスクランブルをかけることがで
きる。
り率を変化させ、情報にスクランブルをかけることがで
きる。
【0025】本実施例に使用するフィルタとしては、例
えば誘電体フィルタを採用することにより小型化,低廉
化が可能となる。
えば誘電体フィルタを採用することにより小型化,低廉
化が可能となる。
【0026】すなわち、送り側フィルタの振幅,位相特
性が変化するスロープの部分を使用してスクランブルを
かけ、受信側では、送り側と逆特性のフィルタの振幅,
位相特性が変化するスロープの部分を使用する。また、
送信側と受信側のフィルタ特性を逆にしてもよい。
性が変化するスロープの部分を使用してスクランブルを
かけ、受信側では、送り側と逆特性のフィルタの振幅,
位相特性が変化するスロープの部分を使用する。また、
送信側と受信側のフィルタ特性を逆にしてもよい。
【0027】スクランブルの安全性を高めるには、フィ
ルタ特性の振幅,位相特性のそれぞれの組合わせを様々
用意すればよい。
ルタ特性の振幅,位相特性のそれぞれの組合わせを様々
用意すればよい。
【0028】また、受信側で送り側の周波数特性を知る
ことは不可能であるため、受信側のフィルタ特性を公開
しない限り、安全性が保たれる。
ことは不可能であるため、受信側のフィルタ特性を公開
しない限り、安全性が保たれる。
【0029】さらに、受信フィルタをモールド化するこ
とやフィルタ特性の種類を増やすことにより、安全性を
より高めることができる。
とやフィルタ特性の種類を増やすことにより、安全性を
より高めることができる。
【0030】また、本発明では、送信側と受信側とが互
いに逆の特性を有すればよいのであるから、実施例に記
載のフィルタに限られることなく種々のフィルタやその
他の特性変化手段でもよいことはもちろんである。
いに逆の特性を有すればよいのであるから、実施例に記
載のフィルタに限られることなく種々のフィルタやその
他の特性変化手段でもよいことはもちろんである。
【0031】
【発明の効果】共同受信施設に導入する有料方式につい
て、CATVで用いられている同期圧縮方式では、信号
特性の劣化要因があること、コスト面で高価であるこ
と、また集合住宅での共同受信施設では、その大部分を
占めている直列ユニットによる信号分配方式には導入で
きないことの問題点があった。
て、CATVで用いられている同期圧縮方式では、信号
特性の劣化要因があること、コスト面で高価であるこ
と、また集合住宅での共同受信施設では、その大部分を
占めている直列ユニットによる信号分配方式には導入で
きないことの問題点があった。
【0032】本発明では、送・受信伝送路および共同受
信システム伝送路において、伝送方式の所要帯域内の振
幅,位相特性またはそれら両方の周波数特性を映像,音
声または情報の変化度合に合わせて変化させた様々の特
性をあらかじめ決めておき、これらの特性の組合わせに
より、伝送特性を送り側で設定して、通常は受信品質を
低下させ、特定の受信機では送り側で設定された特性と
逆の特性を付加することにより使用伝送方式の所要帯域
内における振幅,位相特性を復元して、元の映像,音声
または情報を受信できるようにしているので、以下に列
挙する格別な効果を得ることができる。
信システム伝送路において、伝送方式の所要帯域内の振
幅,位相特性またはそれら両方の周波数特性を映像,音
声または情報の変化度合に合わせて変化させた様々の特
性をあらかじめ決めておき、これらの特性の組合わせに
より、伝送特性を送り側で設定して、通常は受信品質を
低下させ、特定の受信機では送り側で設定された特性と
逆の特性を付加することにより使用伝送方式の所要帯域
内における振幅,位相特性を復元して、元の映像,音声
または情報を受信できるようにしているので、以下に列
挙する格別な効果を得ることができる。
【0033】1) 本発明のスクランブル伝送方式で
は、共同受信施設の形態・伝送方式によらないで、映
像,音声または情報をその伝送帯域内の振幅,位相特性
またはそれら両方の特性を組合わせ様々設定することに
より、安全性を高めることができ、容易にスクランブル
をかけることができる。スクランブラーやデスクランブ
ラーは、回路構成上小型化・低廉化が図れ、有料方式の
導入が容易となる。
は、共同受信施設の形態・伝送方式によらないで、映
像,音声または情報をその伝送帯域内の振幅,位相特性
またはそれら両方の特性を組合わせ様々設定することに
より、安全性を高めることができ、容易にスクランブル
をかけることができる。スクランブラーやデスクランブ
ラーは、回路構成上小型化・低廉化が図れ、有料方式の
導入が容易となる。
【0034】2) その結果、マンション等の共同受信
施設では、視聴したくない受信者のためにマンション組
合での受信設備の公平負担の点から導入ができない場
合、美観上・防災上アンテナのベランダ設置ができない
場合、分配システム上従来の方式では導入できない場合
に、本方式を用いることにより、導入が促進される。ま
た、衛星放送の導入についても適用できる。
施設では、視聴したくない受信者のためにマンション組
合での受信設備の公平負担の点から導入ができない場
合、美観上・防災上アンテナのベランダ設置ができない
場合、分配システム上従来の方式では導入できない場合
に、本方式を用いることにより、導入が促進される。ま
た、衛星放送の導入についても適用できる。
【図1】本発明の一実施例を示すブロック構成図であ
る。
る。
【図2】本実施例に用いるフィルタの説明図である。
【図3】従来技術の説明図である。
2 スクランブル送信部 4 伝送路 6 デスクランブラー 8,10 テレビジョン受信機
Claims (2)
- 【請求項1】 映像,音声またはその他の情報に所定の
信号処理を施して送信し、伝送路を介して該映像,音声
またはその他の情報を再生するスクランブル伝送方式に
おいて、 所定帯域内において振幅特性もしくは位相特性、あるい
は、これらの両特性を変化させる特性変化手段を介し
て、前記映像,音声またはその他の情報を送信し、 受信側では、送信側で用いられた特性変化手段とは逆の
入出力特性を有する手段を介して伝送信号を再生するこ
とにより、 前記伝送信号に秘匿性を持たせたことを特徴とするスク
ランブル伝送方式。 - 【請求項2】 請求項1において、送信側ではフィルタ
のスロープ部分を用いて振幅,位相特性を変化させ、受
信側では送信側と逆の特性を持つフィルタを用いること
を特徴とするスクランブル伝送方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4332881A JPH06181572A (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | スクランブル伝送方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4332881A JPH06181572A (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | スクランブル伝送方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06181572A true JPH06181572A (ja) | 1994-06-28 |
Family
ID=18259844
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4332881A Pending JPH06181572A (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | スクランブル伝送方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06181572A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110161544A1 (en) * | 2009-12-29 | 2011-06-30 | Juniper Networks, Inc. | Low latency serial memory interface |
-
1992
- 1992-12-14 JP JP4332881A patent/JPH06181572A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110161544A1 (en) * | 2009-12-29 | 2011-06-30 | Juniper Networks, Inc. | Low latency serial memory interface |
US8452908B2 (en) * | 2009-12-29 | 2013-05-28 | Juniper Networks, Inc. | Low latency serial memory interface |
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