JPH06181081A - シガープラグ装置 - Google Patents

シガープラグ装置

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JPH06181081A
JPH06181081A JP5007022A JP702293A JPH06181081A JP H06181081 A JPH06181081 A JP H06181081A JP 5007022 A JP5007022 A JP 5007022A JP 702293 A JP702293 A JP 702293A JP H06181081 A JPH06181081 A JP H06181081A
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JP
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cigar
plug body
cigar socket
terminal
plug
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JP5007022A
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Kazuhisa Hara
一寿 原
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シガーソケット装置の汚れや経時変化による
電気的接続の不安定性を解消して、信頼性及び使用寿命
の向上を図る。 【構成】 プラグ本体12の先端に、正極端子ピン7に
当接する端子部を設け、プラグ本体12の後方に、シガ
ーソケットケース3内壁を押圧して、プラグ本体12を
保持する一対の保持片28a及び28bを設け、端子部
に、合成樹脂にて一体に形成された第1のキャップ20
を設け、この第1のキャップ中、先端のフランジ部19
の表面に金属製キャップ22を取り付けて構成する。そ
して、端子部を、フランジ部19及び金属製キャップ2
2の軸方向に設けられた穴21及び22a内に挿入さ
れ、かつキャップ22と電気的に接続された電極片23
と、この電極片23の内部に挿入され、この電極片23
を常時プラグ本体12に対して突出する方向に付勢する
ばね24とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シガーソケット装置に
差し込んで、シガーソケット装置から供給される電源電
圧を例えば特定の電圧に変換して各種電子機器(例えば
携帯用電子機器)に供給するシガープラグ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、車載用のシガーライタは、図8
に示すように、自動車のインナーパネル(計器板)に組
み込まれたシガーソケット装置51と、このシガーソケ
ット装置51に差し込まれるライター装置52とから構
成されている。
【0003】シガーソケット装置51は、図示するよう
に、底部に穴53を有し、一端に負極端子板54が例え
ば金属板の切り起こし加工によって一体に形成された負
極となる筒状のシガーソケットケース55を有する。こ
のシガーソケットケース55の底部には、円形状の絶縁
板56がはめ込まれており、この絶縁板56の中心軸方
向に穿設された穴内に金属製の正極端子ピン57が嵌合
されている。この端子ピン57の後端部には、縦方向に
穴が形成されており、この穴内にL字状板材からなる正
極端子板58が取り付けられている。この正極端子板5
8は、端子ピン57の穴内における一方の内壁と絶縁板
56にて挟持されてこのシガーソケットケース55に保
持されている。
【0004】上記端子ピン57は、その前端部(シガー
ソケットケース55内に臨む端部)に、この端子ピン5
7本体の径よりも大とされたフランジ部57aが一体に
形成されている。
【0005】また、このシガーソケットケース55内に
は、バイメタルにて構成された一対の挟持板58a及び
58bが取り付けられている。この一対の挟持板58a
及び58bは、各先端がシガーソケットケース55の開
口側に延びるようにして形成されている。そして、この
一対の挟持板58a及び58bの連結部分は、上記端子
ピン57のフランジ部57aと絶縁板56とで挟持され
て、シガーソケットケース55に保持されている。
【0006】一方、ライター装置52は、人間の手で操
作されるノブ61を端部に有する金属製の内筒部62
と、この内筒部62を囲むようにかぶせられた外筒部6
3とを有する。内筒部62は、ノブ61の取付け部分に
外方に突出するリング状の突出部64が一体に設けられ
ており、また、その先端には、螺旋状に巻回された電熱
線(図示せず)を有するホルダ65が絶縁板66を介し
て取り付けられている。また、外筒部63は、その端部
に、内方及び外方に突出するリング状のフランジ部67
が一体に設けられており、更に先端側が、内方に折り曲
げられて、ストッパ片68を構成している。また、上記
内筒部62と外筒部63間のリング状の空間内には、圧
縮コイルばね69が取り付けられている。
【0007】そして、このライター装置を上記シガーソ
ケットケース55内に差し込んで、ノブ61を手で押す
ことにより、圧縮コイルばね69が外筒部63のストッ
パ片68と内筒部62の突出部64によって両側から押
圧され、それと共に、内筒部62の先端に取り付けられ
たホルダ65が前方に突出する。このとき、この突出し
たホルダ65が、シガーソケットケース55内の一対の
挟持片58a及び58bにて弾性的に挟持されることと
なる。即ち、ライター装置52は、ホルダ65が一対の
挟持片58a及び58bにて挟持された状態でシガーソ
ケット装置51に保持されることとなる。
【0008】ホルダ65が一対の挟持片58a及び58
bで挟持されることにより、シガーソケット装置51か
らの電源電圧がホルダ65の電熱線に供給され、電熱線
が発熱することになる。この電熱線の発熱によって、バ
イメタルにて構成された挟持片58a及び58bが互い
に開く方向に変形し、ホルダ65に対する挟持が開放さ
れる。この挟持片58a及び58bによる挟持の開放に
よって、圧縮コイルばね69が弾性復帰し、ホルダ65
及びノブ61が元の位置に復帰することとなる。そし
て、ノブ61を使ってこのライター装置52をシガーソ
ケット装置51から取り出すことにより、シガーライタ
ーとして使用することが可能となる。
【0009】このような、シガーソケット装置51及び
ライター装置52の構成を利用して、従来から上記シガ
ーソケット装置51の電源電圧を電気的に取り出して、
携帯用電子機器(例えば車載用若しくは携帯用テレビ
等)の電源として利用することが提案され、実用化に至
っている。そして、シガーソケット装置51の電源電圧
を電気的に取り出すものとして、シガープラグ装置があ
る。このシガープラグ装置としては、シガーソケット装
置51の電源電圧をそのまま電気的に取り出すタイプの
ものや、特定の電圧に変換して取り出すタイプのものが
あるが、現在、後者のタイプのものが一般に用いられて
いる。
【0010】従来のシガープラグ装置は、図9に示すよ
うに、人間の手で把持され、内部に電圧変換器が搭載さ
れた把持部71と、この把持部71から横方向に延び、
ほぼ円筒形の形状を有し、上記シガーソケットケース5
5内に差し込まれるプラグ本体72と、上記把持部71
からコード73を介して接続され、携帯用電子機器のD
C端子に差し込まれるDCプラグ74とから構成されて
いる。
【0011】特に、プラグ本体72は、先端に小径の円
筒部が一体に形成された段差付きの円筒形状に形成され
た合成樹脂製のケース75を有する。そして、このケー
ス75の先端に設けられた透孔に金属製の正極電極76
が挿通され、更にこの正極電極76内に圧縮コイルばね
77が挿入され、また、後方の把持部71内における電
圧変換器から導出された正極端子78と上記コイルばね
77間にフューズ79が介在されて構成されている。
【0012】また、上記ケース75の側面には、2つの
長穴80a及び80bが形成され、この長穴80a及び
80bを通してほぼコ字状の負極板81が取り付けられ
ている。この負極板81は弾性を有し、プラグ本体72
が上記シガーソケットケース55内に差し込まれたと
き、長穴80a及び80bから突出する部分81a及び
81bがシガーソケットケース55の内壁を押圧するか
たちとなる。そして、この負極板81は、把持部11内
の電圧変換器からの負極端子82に電気的に接続されて
いる。なお、正極電極76は、透孔からの抜け落ちを防
止するために、その後端がフランジ状に形成されてい
る。
【0013】このような構成により、このシガープラグ
装置を使用する場合は、まず、手で把持部71を握った
状態で、プラグ本体72をシガーソケット装置51のシ
ガーソケットケース55内に差し込む。そして、把持部
71をシガーソケットケース55側に押し込むことによ
り、プラグ本体72の先端における正極電極76と、シ
ガーソケット装置51における正極端子ピン57のフラ
ンジ部57aとを接触させる。このとき、プラグ本体7
2における負極板81の張り出し部分81a及び81b
がシガーソケットケース55の内壁を接触・押圧するこ
とから、シガーソケット装置51からの電源電圧がそれ
ぞれ正極電極76及び負極板81を通して電圧変換器に
おける正極端子78及び負極端子82に供給され、DC
プラグ74から特定の電圧が取り出されることになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシガープラグ装置においては、プラグ本体72とシ
ガーソケット装置51との電気的接点が、プラグ本体7
2における正極電極76とシガーソケット装置51にお
ける正極端子ピン57との接触点及びプラグ本体72に
おける負極板81とシガーソケット装置51におけるシ
ガーソケットケース55内壁との接触点のみであるた
め、自動車の振動等によって、シガープラグ装置がシガ
ーソケットケース55から抜け落ち易いという問題があ
る。
【0015】特に、シガーソケットケース55の径は、
世界的に統一されておらず、海外では、国産のものと比
べ1〜2mm程度大きいものが使用されている。従っ
て、上記シガープラグ装置を径の大きいシガーソケット
ケース55に差し込んだときは、負極板81(81a,
81b)の圧接力が不十分となり、その結果、シガープ
ラグ装置の保持が不安定になり、プラグ本体72におけ
る正極電極76とシガーソケット装置51における正極
端子ピン57との接触が不良になるという問題が生じ
る。
【0016】そこで、最近では、プラグ本体72におけ
る正極電極76に合成樹脂製の円盤状部材を設けて、プ
ラグ本体72をシガーソケットケース55内に差し込ん
だとき、シガーソケット装置51における一対の挟持板
58a及び58bで上記円盤状部材を弾性的に挟み込む
という構造のものが提案され、実用化されている(特開
昭64−57580号公報参照)。
【0017】ところで、シガーソケット装置51は、通
常、上記で示すライター装置52が差し込まれることか
ら、その正極端子ピン57のフランジ部57a先端に、
たばこの灰や燃えかすが付着している場合が少なくな
い。このような状況において、上記構成に係るシガープ
ラグ装置においても、図9で示すシガープラグ装置と同
様に、プラグ本体72とシガーソケット装置51との電
気的接点が、プラグ本体72における正極電極76とシ
ガーソケット装置51における正極端子ピン57との接
触点及びプラグ本体72における負極板81(81a,
81b)とシガーソケット装置51におけるシガーソケ
ットケース55内壁との接触点のみとなるため、上記の
ように、正極端子ピン57の先端に、たばこの灰や燃え
かすが付着している場合、接触不良を引き起こすという
問題が生じる。
【0018】また、このシガープラグ装置の使用頻度に
応じて、円盤状部材が挟持板58a及び58bによる挟
持によって摩耗し(いわゆるヘタリが生じる)、一対の
挟持板58a及び58bによる円盤状部材の挟持が十分
に行われなくなるという問題が生じる。これは、プラグ
本体72における正極電極76とシガーソケット装置5
1における正極端子ピン57との接触不良を引き起こ
す。このようなことから、従来においては、使用者にシ
ガーソケット装置51、特に正極端子ピン57のクリー
ニングを依頼して、上記不都合を回避しているのが現状
である。
【0019】本発明は、上記の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、シガーソケット装置の
汚れや経時変化による電気的接続の不安定性を解消する
ことができ、信頼性及び使用寿命の向上を図ることがで
きるシガープラグ装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、一方の極性を
有する筒状のシガーソケットケース3を有し、このシガ
ーソケットケース3の底部に、他方の極性を有する端子
7が設けられ、かつこの端子7から上記シガーソケット
ケース3の開口側に延びる一対の挟持片9a及び9bが
設けられたシガーソケット装置の上記シガーソケットケ
ース3内に差し込まれるプラグ本体12を有するシガー
プラグ装置において、プラグ本体12の先端に、上記端
子7に当接する端子部を設け、プラグ本体12の後方
に、シガーソケットケース3内面を押圧して、プラグ本
体12を保持する一対の保持片28a及び28bを設
け、端子部に、合成樹脂製の円盤状部材19を設け、こ
の円盤状部材19の表面に金属製キャップ22を取り付
けて構成する。
【0021】この場合、端子部を、円盤状部材19及び
金属製キャップ22の軸方向に設けられた穴21及び2
2a内に挿入され、上記キャップ22と電気的に接続さ
れた断面略U字状の電極片23と、この電極片23の内
部に挿入され、この電極片23を常時プラグ本体12に
対して突出する方向に付勢するばね24とで構成する。
【0022】また、端子部を、円盤状部材19の表面に
取り付けられた上記金属製キャップ22と、円盤状部材
19の軸方向に設けられた穴21内に挿入され、かつキ
ャップ22中、穴21に対応する部分22bを常時押圧
する方向に付勢するばね24とで構成するようにしても
よい。
【0023】また、本発明は、一方の極性を有する筒状
のシガーソケットケースを有し、このシガーソケットケ
ースの底部に、他方の極性を有する端子が設けられ、か
つこの端子から上記シガーソケットケースの開口側に延
びる一対の挟持片が設けられたシガーソケット装置の上
記シガーソケットケース内に差し込まれるプラグ本体を
有するシガープラグ装置において、上記プラグ本体の先
端に、上記端子に当接する端子部を設け、プラグ本体の
後方に、シガーソケットケース内面を押圧して、プラグ
本体を保持する一対の保持片を設け、端子部に、合成樹
脂製の円盤状部材を設け、この円盤状部材の円周表面
に、一方の端部が端子部と電気的に接続された金属製の
コイルバネを取り付けて構成する。
【0024】この場合、円盤状部材の内壁と端子部の外
周面との間に空隙を形成し、円盤状部材を、端子部には
め込まれ、かつ外径が円盤状部材の内径よりも大とされ
たロックリングとプラグ本体との間に取り付けて構成す
るようにしてもよい。
【0025】また、この場合においても、端子部を、円
盤状部材19及び金属製キャップ22の軸方向に設けら
れた穴21及び22a内に挿入され、上記キャップ22
と電気的に接続された断面略U字状の電極片23と、こ
の電極片23の内部に挿入され、この電極片23を常時
プラグ本体12に対して突出する方向に付勢するばね2
4とで構成するようにしてもよい。
【0026】
【作用】本発明に係るシガープラグ装置においては、ま
ず、プラグ本体12をシガーソケットケース3内に差し
込んで、プラグ本体12における端子部をシガーソケッ
ト装置における端子7に接触させる。このとき、円盤状
部材19がシガーソケット装置における一対の挟持片9
a及び9bによって弾性的に挟み込まれ、更に、プラグ
本体12における保持片28a及び28bがシガーソケ
ットケース3内面を押圧することから、プラグ本体12
はシガーソケット装置に対して機械的に強固に保持され
ることになる。即ち、プラグ本体12における端子部と
シガーソケット装置における端子7とが互いに接触した
状態でプラグ本体12がシガーソケットケース3内に保
持されることになる。
【0027】特に、本発明に係るシガープラグ装置にお
いては、円盤状部材19の表面に金属製キャップ22を
取り付けていることから、プラグ本体12とシガーソケ
ット装置との電気的接点が、プラグ本体12における端
子部とシガーソケット装置における端子7との接触点、
プラグ本体12における金属製キャップ22とシガーソ
ケット装置における一対の挟持片9a及び9bとの接触
点及び及びプラグ本体12における一対の保持片28a
及び28bとシガーソケット装置におけるシガーソケッ
トケース3内面との接触点の3種類の接触点となってそ
の接触点が増加するため、自動車の振動等によっても、
これら電気的接点の接触不良は生じなくなり、安定した
電気的接続を実現させることができる。
【0028】また、シガーソケット装置の端子7にたば
この灰や燃えかす等が付着していたとしても、金属製キ
ャップ22と挟持片9a及び9bとの接触点を通じて、
シガーソケット装置からの電源電圧が供給されることと
なる。また、円盤状部材19に金属製キャップ22を取
り付けているため、挟持片9a及び9bによる円盤状部
材19の摩耗はほとんど無視でき、経時変化による電気
的接続の不安定性を回避することができる。
【0029】次に、他の発明に係るシガープラグ装置に
おいても、プラグ本体12をシガーソケットケース3内
に差し込んで、プラグ本体12における端子部をシガー
ソケット装置における端子7に接触させる。このとき、
円盤状部材19がシガーソケット装置における一対の挟
持片9a及び9bによって弾性的に挟み込まれ、更に、
プラグ本体12における保持片28a及び28bがシガ
ーソケットケース3内面を押圧することから、プラグ本
体12はシガーソケット装置に対して機械的に強固に保
持されることになる。即ち、この場合においても、プラ
グ本体12における端子部とシガーソケット装置におけ
る端子7とが互いに接触した状態でプラグ本体12がシ
ガーソケットケース3内に保持されることになる。
【0030】そして、この他の発明に係るシガープラグ
装置においては、円盤状部材19の円周表面に金属製の
コイルバネが取り付けられていることから、プラグ本体
12とシガーソケット装置との電気的接点が、プラグ本
体12における端子部とシガーソケット装置における端
子7との接触点、プラグ本体12における金属製のコイ
ルバネとシガーソケット装置における一対の挟持片9a
及び9bとの接触点及び及びプラグ本体12における一
対の保持片28a及び28bとシガーソケット装置にお
けるシガーソケットケース3内面との接触点の3種類の
接触点となってその接触点が増加するため、自動車の振
動等によっても、これら電気的接点の接触不良は生じな
くなり、安定した電気的接続を実現させることができ
る。
【0031】また、シガーソケット装置の端子7にたば
この灰や燃えかす等が付着していたとしても、金属製の
コイルバネと挟持片9a及び9bとの接触点を通じて、
シガーソケット装置からの電源電圧が供給されることと
なる。また、円盤状部材19に金属製のコイルバネを取
り付けているため、挟持片9a及び9bによる円盤状部
材19の摩耗はほとんど無視でき、経時変化による電気
的接続の不安定性を回避することができる。
【0032】また、上記のように、円盤状部材の内壁と
上記端子部の外周面との間に空隙が形成されていること
から、挟持片が中心からずれて設けられていたとして
も、あるいは、プラグ本体を斜め方向に差し込んだとし
ても、プラグ本体がシガーソケットケース内へ差し込ま
れる際、円盤状部材がプラグ本体に対して僅かに移動
し、挟持片に誘導されるかたちで挿入されることとな
る。
【0033】通常、挟持片が中心からずれて設けられて
いた場合、あるいは、プラグ本体を斜め方向に差し込ん
だ場合は、円盤状部材によって局部的に大きな力が挟持
片に働き、結果的に、挟持片は、プラグ本体の差込みの
繰り返しによって塑性変形し、いわゆるへたる(弾性的
な押圧力(復帰力)が少しずつ減少する)ことになる。
【0034】しかし、この他の発明の場合は、上記のよ
うに、プラグ本体をシガーソケットケース内に差し込ん
だ際、円盤状部材がプラグ本体に対して僅かに移動し、
挟持片に誘導されるかたちで挿入されることとなるた
め、上記のような局部的な力は挟持片には働かなくな
り、挟持片のへたりは生じない。
【0035】また、上記コイルバネは、一方の端部が端
子部と電気的に接続されるように構成されているため、
その端部がコイルバネの円盤状部材からの抜け止めとし
て機能し、プラグ本体の差込みの繰り返しによって、コ
イルバネが円盤状部材から脱落するということがなくな
り、シガープラグ装置の信頼性を向上させることができ
る。
【0036】
【実施例】以下、本発明に係るシガープラグ装置の実施
例を図1〜図7を参照しながら説明する。
【0037】まず、この実施例に係るシガープラグ装置
が差し込まれる通常のシガーソケット装置について説明
すると、このシガーソケット装置は、図1に示すよう
に、底部に穴1を有し、一端に負極端子板2が例えば金
属板の切り起こし加工によって一体に形成された負極と
なる筒状のシガーソケットケース3を有する。このシガ
ーソケットケース3は自動車のインナーパネル(計器
板)4に取り付けられる。そして、このシガーソケット
ケース3の底部には、円形状の絶縁板5がはめ込まれて
おり、この絶縁板5の中心軸方向に穿設された穴6内に
金属製の正極端子ピン7が嵌合されている。この端子ピ
ン7の後端部には、縦方向に穴が形成されており、この
穴内にL字状板材からなる正極端子板8が取り付けられ
ている。この正極端子板8は、端子ピン7の穴内におけ
る一方の内壁と絶縁板5にて挟持されてシガーソケット
ケース3に保持されている。
【0038】上記端子ピン7は、その前端部(シガーソ
ケットケース3内に臨む端部)に、この端子ピン7本体
の径よりも大とされたフランジ部7aが一体に形成され
ている。
【0039】また、このシガーソケットケース3内に
は、バイメタルにて構成された一対の挟持板9a及び9
bが取り付けられている。この一対の挟持板9a及び9
bは、各先端がシガーソケットケース3の開口3a側に
延びるようにして形成されている。そして、この一対の
挟持板9a及び9bの連結部分は、上記端子ピン7のフ
ランジ部7aと絶縁板5とで挟持されて、シガーソケッ
トケース3に保持されている。
【0040】そして、本実施例に係るシガープラグ装置
は、図2に示すように、基本的には、従来から用いられ
ているシガープラグ装置とほぼ同様の構成を有する。即
ち、人間の手で把持され、内部に電圧変換器が搭載され
た把持部11と、この把持部11から横方向に延び、ほ
ぼ円筒形の形状を有し、上記シガーソケットケース3内
に差し込まれるプラグ本体12と、上記把持部11から
コード13を介して接続され、電子機器(例えば車載用
あるいは携帯用テレビなど)のDC端子に差し込まれる
DCプラグ14とから構成されている。
【0041】そして、本実施例に係るシガープラグ装置
は、プラグ本体12、特にその先端部分において特徴を
有する。即ち、プラグ本体12は、先端に小径の円筒部
15が一体に形成された段差付きの円筒形状に形成され
た合成樹脂製のケース16を有し、上記小径の円筒部1
5の円周にねじ溝が形成されている。このねじ溝には、
後部がケース16とほぼ同径の筒部17を有し、先端部
に首部18を介して円盤状のフランジ部19が形成され
た第1のキャップ20がねじ込まれる。第1のキャップ
20を構成する筒部17、首部18及びフランジ部19
は、合成樹脂にて一体に成形されて構成されている。
【0042】また、この第1のキャップ20には、軸方
向に透孔21を有する。そして、本例においては、この
第1のキャップ20の先端における円盤状のフランジ部
19に、このフランジ部19を覆うように金属製の第2
のキャップ22がかぶせられている。この第2のキャッ
プ22は、その中央部分が、内方に折り曲げられて一つ
の穴22aを構成している。この折り曲げ部分は、第1
のキャップ20における透孔21の内壁に沿って挿入さ
れている。
【0043】上記第2のキャップ22の穴及び透孔21
にかけて、金属製の正極電極23がはめ込まれている。
この電極23は、断面略U字状を有し、その後端部分2
3aは、外側に折り曲げられて一種のフランジ部を構成
している。このフランジ部23aは、電極23が第2の
キャップ22の穴22aを通して外部に抜け落ちないよ
うにするためのものである。また、この電極23内及び
第1のキャップ20の透孔21内にかけて圧縮コイルば
ね24が挿通されおり、このばね24と、上記把持部1
1内の電圧変換器からプラグ本体12の軸方向に導出さ
れた正極端子25との間にフューズ26が取り付けられ
ている。従って、電極23は、自然状態のとき、上記フ
ューズ26の存在及び圧縮コイルばね24による付勢に
よって、第2のキャップ22の穴22aから前方に突出
した状態で保持されることとなる。
【0044】また、上記プラグ本体12の側面には、そ
れぞれ対称の位置に軸方向に沿った2つの長穴27a及
び27bが形成され、これら長穴27a及び27b間に
ほぼコ字状の負極板28が取り付けられている。この負
極板28は弾性を有し、図3に示すように、プラグ本体
12が上記シガーソケットケース3内に差し込まれたと
き、長穴27a及び27bから突出する部分28a及び
28bがシガーソケットケース3の内壁を押圧するかた
ちとなる。従って、これら突出する部分28a及び28
bは、プラグ本体12のシガーソケットケース3に対す
る保持片として機能する。この負極板28は、把持部1
1内の電圧変換器からの負極端子29に電気的に接続さ
れている。
【0045】上記実施例に係るシガープラグ装置を使用
する場合は、図3に示すように、まず、手で把持部11
を握った状態で、プラグ本体12をシガーソケット装置
のシガーソケットケース3内に差し込む。そして、把持
部11をシガーソケットケース3側に押し込むことによ
り、プラグ本体12の先端における正極電極23と、シ
ガーソケット装置における正極端子ピン7のフランジ部
7aとを接触させる。
【0046】このとき、プラグ本体12の負極板28に
おける保持片28a及び28bがシガーソケットケース
3の内壁を接触・押圧することから、シガーソケット装
置からの電源電圧がそれぞれ正極電極23及び負極板2
8を通して電圧変換器における正極端子25及び負極端
子29に供給され、DCプラグ14から特定の電圧が取
り出されることになる。
【0047】また、このとき、第1のキャップ22がか
ぶせられた第1のキャップ20のフランジ部19がシガ
ーソケット装置における一対の挟持片9a及び9bによ
って弾性的に挟み込まれることから、プラグ本体12は
シガーソケット装置に対して機械的に強固に保持される
ことになる。即ち、プラグ本体12における正極電極2
3とシガーソケット装置における正極端子ピン7のフラ
ンジ部7aとが互いに接触した状態でプラグ本体12が
シガーソケットケース3内に保持されることになる。
【0048】特に、本実施例に係るシガープラグ装置に
おいては、フランジ部19の表面に金属製の第2のキャ
ップ22を取り付けていることから、プラグ本体12と
シガーソケット装置との電気的接点が、プラグ本体12
における正極電極23とシガーソケット装置における正
極端子ピン7との接触点、プラグ本体12における第2
のキャップ22とシガーソケット装置における一対の挟
持片9a及び9bとの接触点及びプラグ本体12におけ
る一対の保持片28a及び28bとシガーソケット装置
におけるシガーソケットケース3内壁との接触点の3種
類の接触点となって、従来よりも接触点が増加し、しか
も、上記正極電極23のほかに第2のキャップ22の先
端部分が正極端子ピン7のフランジ部7aに接触して、
その接触面積が増大するため、自動車の振動等によって
も、これら電気的接点の接触不良は生じなくなり、安定
した電気的接続を実現させることができる。
【0049】また、シガーソケット装置の正極端子ピン
7のフランジ部7aにたばこの灰や燃えかす等が付着し
ていたとしても、プラグ本体12の正極端子ピン7のフ
ランジ部7aへの接触面積が広くなっていることと、ま
た、第2のキャップ22と挟持片9a及び9bとが接触
していることから、これら接触部分を通じて、シガーソ
ケット装置からの電源電圧が供給されることとなり、上
記付着による接触不良を回避することができる。また、
第1のキャップ20のフランジ部19に金属製の第1の
キャップ22を取り付けているため、挟持片9a及び9
bによる上記フランジ部19の摩耗はほとんど無視で
き、経時変化による電気的接続の不安定性を回避するこ
とができる。
【0050】次に、上記実施例のいくつかの変形例を図
4〜図7に基づいて説明する。なお、図1〜図3に対応
するものについては同符号を記す。
【0051】まず、第1の変形例に係るシガープラグ装
置は、図4に示すように、上記実施例とほぼ同じ構成を
有するが、プラグ本体12の先端に正極電極23がない
こと、及び第2のキャップ22が第1のキャップ20の
フランジ部19全体(透孔21を含む全体)にわたって
かぶせられていることで異なる。この場合、透孔21内
に挿入された圧縮コイルばね24による付勢よって、第
2のキャップ22の中央部分22bが幾分前方に突出さ
れることになる。
【0052】この第1の変形例に係るシガープラグ装置
においては、図5に示すように、シガーソケット装置の
シガーソケットケース3内に、先端の第2のキャップ2
2における中央部分22bが正極端子ピン7のフランジ
部7aに接触するまで差し込むことになる。
【0053】このとき、第1のキャップ20におけるフ
ランジ部19が第2のキャップ22と共に一対の挟持片
9a及び9bにて挟み込まれると共に、負極板28にお
ける一対の保持板28a及び28bがシガーソケットケ
ース3内壁を押圧することから、この変形例に係るプラ
グ本体12は、上記実施例と同様に、先端の第2のキャ
ップ22における中央部分22bが正極端子ピン7のフ
ランジ部7aに接触した状態で、シガーソケットケース
3内に機械的に強固に保持されることになる。特に、こ
の変形例においては、正極電極が不要となり、また、第
2のキャップの加工が容易であることから、製造コスト
の低廉化を図ることができる。
【0054】また、この第1の変形例においても、第2
のキャップ22によって、一対の挟持片9a及び9bの
挟み込みによるフランジ部19の摩耗を回避することが
できるため、経時変化による電気的接続の不安定性を防
止することができる。
【0055】次に、第2の変形例に係るシガープラグ装
置について図6及び図7を参照しながら説明する。な
お、図2〜図5と対応するものについては同符号を記
す。
【0056】この第2の変形例に係るシガープラグ装置
は、図6にその要部を示すように、上記実施例とほぼ同
じ構成を有するが、以下の点で異なる。即ち、ケース1
6にねじ込まれるキャップ20の構成が、筒部17及び
首部18並びにこの首部の前方に一体に形成された取付
け部31にて構成されている。取付け部31は、その外
径が首部18の外径よりも小とされており、その軸方向
中央に透孔21に通じる穴31aが形成されている。そ
して、この穴31a及び透孔21にかけて、金属製の正
極電極23がはめ込まれている。なお、この変形例にお
いては、上記実施例及び第1の変形例で示すフランジ部
19は形成されていない。
【0057】そして、この第2の変形例においては、内
径が取付け部31の外径よりも僅かに大とされた合成樹
脂製のリング部材32がはめ込まれている。このリング
部材32は、プラグ本体12をシガーソケットケース3
内に差し込み易いように、その先端外周面がテーパ状に
形成されている。また、このリング部材32は、図7に
示すように、その一部に例えば縦方向に貫通する穴32
aが形成されている。また、取付け部31には、その一
部に、上記穴32aに連通する切欠き31bが形成され
ており、従って、中央に配置された正極電極23の側部
が上記切欠き31bを通して穴32a内に突出する形と
なっている。
【0058】また、上記リング部材32の円周表面に
は、環状溝33が形成され、その溝33に沿って1ター
ンのコイルバネ34が取り付けられている。このコイル
バネ34は、その一方の端部34aが折り曲げられ、そ
の折り曲げられた端部34aが上記リング部材32に形
成された穴32a内に差し込まれるようにして、リング
部材32に取り付けられている。また、この差し込まれ
たコイルバネ34の端部34aは、穴32a内に突出す
る正極電極23の側面に常時接触されて、電気接点aを
構成している。
【0059】上記リング部材32は、その内径が取付け
部31の外径よりも僅かに大に設定されているため、単
に取付け部材31にはめ込んだだけでは、簡単に取付け
部材31から抜け落ちることになる。従って、本例で
は、取付け部31に、リング部材32をはめ込んだあ
と、このはめ込んだリング部材32の前方に、外径がリ
ング部材32の内径よりも大とされた金属製のOリング
35をはめ込んで、上記リング部材32の抜け落ちを防
止するようにしている。このOリング35は、リング部
材32とOリング35の互いに対向する面との間に僅か
な空隙ができるような位置にはめ込まれる。従って、リ
ング部材32に局部的に力が加わっても、リング部材3
2が僅かに斜め方向に変位してその力を吸収し、上記胸
部的な力が直接プラグ本体12側に伝わるのを防ぐこと
ができる。
【0060】なお、上記局部的な力が加わらなくなった
場合、上記リング部材32は、コイルバネ34の弾性復
帰力によって元の状態に復帰する。
【0061】このように、上記第2の変形例に係るシガ
ープラグ装置においては、リング部材32がシガーソケ
ット装置における一対の挟持片9a及び9bによって弾
性的に挟み込まれ、更に、プラグ本体12における保持
片28a及び28bがシガーソケットケース3内面を押
圧することから、プラグ本体12はシガーソケット装置
に対して機械的に強固に保持されることになる。即ち、
この場合においても、プラグ本体12における正極電極
23とシガーソケット装置における端子7とが互いに接
触した状態でプラグ本体12がシガーソケットケース3
内に保持されることになる。
【0062】そして、リング部材32の円周表面に金属
製のコイルバネ34が取り付けられていることから、プ
ラグ本体12とシガーソケット装置との電気的接点が、
プラグ本体12における正極電極23とシガーソケット
装置における端子7との接触点、プラグ本体12におけ
る金属製のコイルバネ34とシガーソケット装置におけ
る一対の挟持片9a及び9bとの接触点及び及びプラグ
本体12における一対の保持片28a及び28bとシガ
ーソケット装置におけるシガーソケットケース3内面と
の接触点の3種類の接触点となってその接触点が増加す
るため、自動車の振動等によっても、これら電気的接点
の接触不良は生じなくなり、安定した電気的接続を実現
させることができる。
【0063】また、シガーソケット装置の端子7にたば
この灰や燃えかす等が付着していたとしても、コイルバ
ネ34と挟持片9a及び9bとの接触点を通じて、シガ
ーソケット装置からの電源電圧が供給されることとな
る。また、リング部材32にコイルバネ34を取り付け
ているため、挟持片9a及び9bによるリング部材32
の摩耗はほとんど無視でき、経時変化による電気的接続
の不安定性を回避することができる。
【0064】また、上記のように、リング部材32の内
壁と取付け部31の外周面との間に空隙tが形成される
ことから、挟持片9a及び9bが中心からずれて設けら
れていたとしても、あるいは、プラグ本体12を斜め方
向に差し込んだとしても、プラグ本体12がシガーソケ
ットケース3内へ差し込まれる際、リング部材32がプ
ラグ本体12に対して僅かに移動し、挟持片9a及び9
bに誘導されるかたちで挿入されることとなる。
【0065】通常、挟持片9a及び9bが中心からずれ
て設けられていた場合、あるいは、プラグ本体12を斜
め方向に差し込んだ場合は、リング部材32によって局
部的に大きな力が挟持片9a及び9bに働き、結果的
に、挟持片9a及び9bは、プラグ本体12の差込みの
繰り返しによって塑性変形し、いわゆるへたる(弾性的
な押圧力(復帰力)が少しずつ減少する)ことになる。
【0066】しかし、この第2の変形例の場合は、上記
のように、プラグ本体12をシガーソケットケース3内
に差し込んだ際、リング部材32がプラグ本体12に対
して僅かに移動し、挟持片9a及び9bに誘導されるか
たちで挿入されることとなるため、上記のような局部的
な力は挟持片9a及び9bには働かなくなり、挟持片9
a及び9bのへたりは生じない。
【0067】また、上記コイルバネ34は、一方の端部
34aが正極電極23と電気的に接続されるように構成
されているため、その端部34aがコイルバネ34のリ
ング部材32からの抜け止めとして機能し、プラグ本体
12の差込みの繰り返しによって、コイルバネ34がリ
ング部材32から脱落するということがなくなり、シガ
ープラグ装置の信頼性を向上させることができる。
【0068】
【発明の効果】上述のように、本発明に係るシガープラ
グ装置によれば、プラグ本体の先端に、上記端子に当接
する端子部を設け、プラグ本体の後方に、シガーソケッ
トケース内面を押圧して、プラグ本体を保持する一対の
保持片を設け、端子部に、合成樹脂製の円盤状部材を設
け、円盤状部材の表面に金属製キャップを取り付けるよ
うにしたので、シガーソケット装置の汚れや経時変化に
よる電気的接続の不安定性を解消することができ、信頼
性及び使用寿命の向上を図ることができる。
【0069】また、本発明に係るシガープラグ装置によ
れば、プラグ本体の先端に、上記端子に当接する端子部
を設け、プラグ本体の後方に、シガーソケットケース内
面を押圧して、プラグ本体を保持する一対の保持片を設
け、端子部に、合成樹脂製の円盤状部材を設け、この円
盤状部材の円周表面に、一方の端部が端子部と電気的に
接続された金属製のコイルバネを取り付けるようにした
ので、シガーソケット装置の汚れや経時変化による電気
的接続の不安定性を解消することができ、信頼性及び使
用寿命の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシガープラグ装置の実施例(以
下、実施例に係るシガープラグ装置と記す)が差し込ま
れるシガーソケット装置の構成を示す断面図である。
【図2】本実施例に係るシガープラグ装置の構成を一部
破断して示す側面図である。
【図3】本実施例に係るシガープラグ装置をシガーソケ
ット装置に差し込んだ状態を一部破断して示す側面図で
ある。
【図4】本実施例の第1の変形例に係るシガープラグ装
置の構成を一部破断して示す側面図である。
【図5】本実施例の第1の変形例に係るシガープラグ装
置をシガーソケット装置に差し込んだ状態を一部破断し
て示す側面図である。
【図6】本実施例の第2の変形例に係るシガープラグ装
置の要部の構成を一部破断して示す側面図である。
【図7】図6におけるA−A線上の断面図である。
【図8】従来から用いられているシガーソケット装置と
ライター装置の構成を示す断面図である。
【図9】従来例に係るシガープラグ装置をシガーソケッ
ト装置に差し込んだ状態を一部破断して示す側面図であ
る。
【符号の説明】
2 負極端子板 3 シガーソケットケース 4 インナーパネル 5 絶縁板 7 正極端子ピン 7a フランジ部 8 正極端子板 9a,9b 挟持片 11 把持部 12 プラグ本体 13 コード 14 DCプラグ 16 ケース 17 筒部 18 首部 19 フランジ部 20 第1のキャップ 21 透孔 22 第2のキャップ(金属製キャップ) 23 正極電極 24 圧縮コイルばね 25 正極端子 26 フューズ 27a,27b 長穴 28 負極板 28a,28b 保持片 29 負極端子 31 取付け部 31a 穴 31b 切欠き 32 リング部材 32a 穴 33 環状溝 34 コイルバネ 34a 一方の端部 35 Oリング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の極性を有する筒状のシガーソケッ
    トケースを有し、このシガーソケットケースの底部に、
    他方の極性を有する端子が設けられ、かつこの端子から
    上記シガーソケットケースの開口側に延びる一対の挟持
    片が設けられたシガーソケット装置の上記シガーソケッ
    トケース内に差し込まれるプラグ本体を有するシガープ
    ラグ装置において、 上記プラグ本体の先端に、上記端子に当接する端子部が
    設けられ、 上記プラグ本体の後方に、上記シガーソケットケース内
    面を押圧して、上記プラグ本体を保持する一対の保持片
    が設けられ、 上記端子部に、合成樹脂製の円盤状部材が設けられ、 上記円盤状部材の表面に金属製キャップが取り付けられ
    ていることを特徴とするシガープラグ装置。
  2. 【請求項2】 上記端子部は、上記円盤状部材の表面に
    取り付けられた上記キャップと、上記円盤状部材の軸方
    向に設けられた穴内に挿入され、かつ上記キャップ中、
    上記穴に対応する部分を常時押圧する方向に付勢するば
    ねとで構成されることを特徴とする請求項1記載のシガ
    ープラグ装置。
  3. 【請求項3】 一方の極性を有する筒状のシガーソケッ
    トケースを有し、このシガーソケットケースの底部に、
    他方の極性を有する端子が設けられ、かつこの端子から
    上記シガーソケットケースの開口側に延びる一対の挟持
    片が設けられたシガーソケット装置の上記シガーソケッ
    トケース内に差し込まれるプラグ本体を有するシガープ
    ラグ装置において、 上記プラグ本体の先端に、上記端子に当接する端子部が
    設けられ、 上記プラグ本体の後方に、上記シガーソケットケース内
    面を押圧して、上記プラグ本体を保持する一対の保持片
    が設けられ、 上記端子部に、合成樹脂製の円盤状部材が設けられ、 上記円盤状部材の円周表面に、一方の端部が上記端子部
    と電気的に接続された金属製のコイルバネが取り付けら
    れていることを特徴とするシガープラグ装置。
  4. 【請求項4】 上記円盤状部材の内壁と上記端子部の外
    周面との間に空隙が形成され、上記円盤状部材は、上記
    端子部にはめ込まれ、かつ外径が上記円盤状部材の内径
    よりも大とされたロックリングと上記プラグ本体との間
    に取り付けられていることを特徴とする請求項3記載の
    シガープラグ装置。
  5. 【請求項5】 上記端子部は、上記円盤状部材及び上記
    キャップの軸方向に設けられた穴内に挿入され、上記キ
    ャップと電気的に接続された断面略U字状の電極片と、
    この電極片の内部に挿入され、この電極片を常時プラグ
    本体に対して突出する方向に付勢するばねとで構成され
    ることを特徴とする請求項1、3又は4記載のシガープ
    ラグ装置。
JP5007022A 1992-10-14 1993-01-19 シガープラグ装置 Withdrawn JPH06181081A (ja)

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JP5007022A JPH06181081A (ja) 1992-10-14 1993-01-19 シガープラグ装置

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JP4-300590 1992-10-14
JP30059092 1992-10-14
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014527696A (ja) * 2011-08-19 2014-10-16 キャスコ プロダクツ コーポレイション 電気シガーライタ、万能電源ソケット、および付属プラグ
US9096149B2 (en) 2011-08-19 2015-08-04 Casco Products Corporation Electric cigar lighter, universal power socket and accessory plug

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