JPH0618061U - 特殊車輌用サスペンションシート - Google Patents

特殊車輌用サスペンションシート

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JPH0618061U
JPH0618061U JP5564092U JP5564092U JPH0618061U JP H0618061 U JPH0618061 U JP H0618061U JP 5564092 U JP5564092 U JP 5564092U JP 5564092 U JP5564092 U JP 5564092U JP H0618061 U JPH0618061 U JP H0618061U
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JP
Japan
Prior art keywords
self
synthetic resin
rotary shaft
base frame
spring support
Prior art date
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Pending
Application number
JP5564092U
Other languages
English (en)
Inventor
繁 森口
崇 大木
吉美 杉野
謙一 立松
篤樹 佐々木
昌靖 玉腰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転手の体格や体重に合わせて最適のサスペ
ンション状態を容易かつ確実に調整し確保することがで
きる特殊車輌用サスペンションシートを提供すること。 【構成】 シート本体1がベースフレーム4に対してリ
ンク4aとショックアブソーバ8とねじ付きの回転シャフ
ト5の回転により上下位置調節可能なバネ支持体6に吊
り下げられた引張ばね7とにより弾性支持されている特
殊車輌用サスペンションシートにおいて、前記ばね支持
体6と回転シャフト5との螺合面の少なくとも一方が自
己潤滑性を有する合成樹脂により形成され且つ前記回転
シャフト5をベースフレーム4に支持させている部分に
も自己潤滑性を有する合成樹脂製ワッシャ11を介在させ
たもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、フォークリフト等の特殊車輌に用いられる特殊車輌用サスペンショ ンシートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
フォークリフト等の特殊車輌には、例えば、実開昭58−126236号公報 、実開昭63−128138号公報等に見られるように、シート本体のフレーム を固定のベースフレームに対してリンクと、ショックアブソーバと、ねじ付きの 回転シャフトの回転により上下位置調節可能なばね支持体に吊り下げられた引張 ばねとにより弾性支持させて運転手の体格や体重に合わせて最適のサスペンショ ン状態を確保できるように前記引張ばねの引張強度を調整できるようにした特殊 車輌用サスペンションシートが広く採用されている。
【0003】 ところが、従来のこの種特殊車輌用サスペンションシートにおけるばね強度の 調整機構は、ばね支持体と回転シャフトとの間の摩擦力が大きく該回転シャフト の回転に極めて大きな回動トルクが必要となり、ばね強度の調整作業を困難なも のにしているという問題点があった。また、ばね支持体および回転シャフトの磨 耗が激しく耐久性が劣り長期間使用することができないという問題点や、グリス 塗り等の頻繁なメンテナンス作業を強いられるという問題点もあった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記のような従来の問題点を解決して、ばね支持体と回転シャフトと の間の摩擦力を極力小さくすることにより、ばね強度の調整作業を容易に行える ようにして運転手の体格や体重に合わせて最適のサスペンション状態を容易かつ 確実に確保できるとともに、ばね支持体および回転シャフトの磨耗もなく長期間 にわたって使用することができ、また、グリス塗り等のメンテナンス作業も省略 化することができる特殊車輌用サスペンションシートを提供することを目的とし て完成されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた本考案の特殊車輌用サスペンションシー トは、シート本体がベースフレームに対してリンクとショックアブソーバとねじ 付きの回転シャフトの回転により上下位置調節可能なバネ支持体に吊り下げられ た引張ばねとにより弾性支持されている特殊車輌用サスペンションシートにおい て、前記ばね支持体と回転シャフトとの螺合面の少なくとも一方が自己潤滑性を 有する合成樹脂により形成され且つ前記回転シャフトをベースフレームに支持さ せている部分に自己潤滑性を有する合成樹脂製ワッシャを介在させたことを特徴 とするものである。
【0006】
【実施例】
次に、本考案を図示の実施例について詳細に説明する。 図中1はシート本体、2はこのシート本体1のフレーム、3は車体に固定され た基台、4は前記シート本体1のバック側において基台3に立設されたベースフ レームである。シート本体1はリンク4a を介してベースフレーム4に連結され るとともに、ベースフレーム4の上端より垂設したねじ付の回転シャフト5に螺 合されたばね支持体6に上端部を支持されている引張ばね7と、所要箇所に設け たショックアブソーバ8とにより弾性支持されており、これらの点は従来のこの 種特殊車輌用サスペンションシートと同様である。なお、図中9は前記回転シャ フト5が挿入されたスライド式のスリーブであって、連結竿10によりシート本 体1の背面と連結され、該シート本体1を所定位置に保持している。
【0007】 前記ばね支持体6は回転シャフト5に遊嵌されたキャップ体6aの内側に自己 潤滑性を有する合成樹脂製のナット6bを嵌合したもので、ばね支持体6はその キャップ体6aが合成樹脂製のナット6bを介してねじ付きの回転シャフト5上 を自在に昇降することにより引張ばね7の引張強度を調整するよう構成されてい る。即ち、回転シャフト5のハンドル5a を回動すると、回転シャフト5の雄ね じに螺合されている合成樹脂製のナット6bが昇降動されこれにキャップ体6a が追従されるもので、このキャップ体6aに上端部が支持されている引張ばね7 はシート本体1のフレーム2に突設したブラケット12に下端部が固定されてい るため、キャップ体6aとナット6bとよりなるばね支持体6の昇降動によって その引張強度が自在に調整されることとなるのである。この場合、回転シャフト 5の雄ねじと螺合しているのは自己潤滑性を有する合成樹脂製のナット6bであ るので、摩擦力が極めて小さくハンドル5a の回動操作は小さな回動トルクで容 易に行うことが可能となる。また、ベースフレーム4の上端において回転シャフ ト5を支持している部分にも自己潤滑性を有する合成樹脂製ワッシャ11を通常 の金属製座金13に加えて介在させてあり、前記引張ばね7の引張強度の調整作 業をより小さな回動トルクで行うことができるように構成されている。
【0008】 前記の自己潤滑性を有する合成樹脂としてはフッ素樹脂、ナイロン樹脂、ポリ アセタール樹脂、超高分子ポリエチレン樹脂等の熱可塑性樹脂から任意に選択す ることができ、特に摺動性、加工性あるいは機械的強度等を考慮するとフッ素樹 脂が好ましい。また、自己潤滑性を有するフィラーを充填した合成樹脂を用いる こともでき、例えば、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂等の熱硬 化性樹脂やポリカーボネート樹脂、ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポリフェニ レンサルファイド樹脂、ポリスルフォン樹脂等の自己潤滑性を有しない熱可塑性 樹脂に自己潤滑性を有するMoS2、カーボン、グラファイト、層状鉱物等のフィラ ーを充填したものを用いることもできる。また、ナット6b全体を自己潤滑性を 有する合成樹脂により成形することなく、雌ねじ部のみを自己潤滑性を有する合 成樹脂により形成したものであってもよい。 なお、前記の自己潤滑性を有する合成樹脂製のナット6bや合成樹脂製ワッシ ャ11の係合部分に不揮発性のグリース等を併用することも勿論可能であり、更 にはねじ付きの回転シャフト5自体を上記のような自己潤滑性を有する合成樹脂 で構成することもできる。
【0009】 図2はその他の実施例を示すものであり、シート本体1がバック側においてリ ンク4b によってベースフレーム4に支持されている点と、ベースフレーム4に 回転シャフト5を支持させる部分がベースフレーム4の上端でなくベースフレー ム4の下方部に続かせた軸受ブラケット12a に対して行われている点を除けば 図1に示した実施例と基本的には同様であり、ばね支持体6には自己潤滑性を有 する合成樹脂製のナット6bが装着されているとともに、回転シャフト5の下端 の受け部分にも自己潤滑性を有する合成樹脂製ワッシャ11が介在された構造と なっている。
【0010】
【作用】
このように構成されたものにおいては、引張ばね7とショックアブソーバ8と により適度なサスペンション状態となるよう弾性支持され運転手に対して疲労感 を発生しないよう考慮されているものであり、前記サスペンション状態の調整は ハンドル5a を回し回転シャフト5のねじに沿ってばね支持体6を昇降動させる ことにより、引張ばね7の引張強度を自在に調整して行われるものである点は従 来のこの種特殊車輌用サスペンションシートと同様であるが、ばね支持体6の内 側には摩擦抵抗の小さな自己潤滑性を有する合成樹脂製のナット6bが装着され ているので、図3の体重調節目盛り(kg)と起動トルク(kgf・cm) の関係を示すグ ラフに示されるようにナット11と回転シャフトとの螺合は極めて滑らかな状態 となり、小さな回動トルクによって前記引張ばね7の引張強度を自在に調整でき ることとなるうえ微妙な調整であっても極めて容易に行うことが可能となり、運 転手の体格や体重に合わせた最適のポジションがセットできる。また、ベースフ レーム4に回転シャフト5を支持させている部分にも自己潤滑性を有する合成樹 脂製ワッシャ11を介在させてあるので、前記の調整作業をより小さな回動トル クで行うことができることとなる。 なお、自己潤滑性を有する合成樹脂製のナット6bとしてフッ素入りのPPS 樹脂やPPSベースの摺動樹脂等からなるものを装着した場合において、スラス ト荷重200kgf に対する起動トルクを測定した結果は18kgf.cmであり、従来 の金属製ナットを使用した場合の同荷重に対する起動トルクが48kgf.cmである のに比べて回動トルクを約60%小さくできることが判り、本考案の優れた効果 が確認できた。
【0011】
【考案の効果】
以上の説明からも明らかなように、本考案はばね支持体と回転シャフトとの間 の摩擦力を極力小さくすることにより、ばね強度の調整作業を容易に行えるよう にして運転手の体格や体重に合わせて最適のサスペンション状態を容易かつ確実 に確保できるとともに、ばね支持体および回転シャフトの磨耗もなく長期間にわ たって使用することができ、また、グリス塗り等のメンテナンス作業も省略化す ることができるものである。 よって本考案は従来の問題点を一掃した特殊車輌用サスペンションシートとし て、その実用的価値は極めて大きいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す一部切欠側面図である。
【図2】その他の実施例を示す一部切欠側面図である。
【図3】本考案の実施例における体重調節目盛りと起動
トルクの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 シート本体 4 ベースフレーム 4a リンク 5 回転シャフト 6 ばね支持体 6b 自己潤滑性を有する合成樹脂製のナット 7 引張ばね 8 ショックアブソーバ 11 自己潤滑性を有する合成樹脂製ワッシャ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 杉野 吉美 三重県四日市市山之一色町2269番地の1 (72)考案者 立松 謙一 愛知県豊田市泉町3丁目2番地77 (72)考案者 佐々木 篤樹 愛知県名古屋市熱田区青池町3丁目83番地 (72)考案者 玉腰 昌靖 愛知県豊田市本町大富51番地 誠和寮

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート本体(1) がベースフレーム(4) に
    対してリンク(4a)とショックアブソーバ(8) とねじ付き
    の回転シャフト(5) の回転により上下位置調節可能なバ
    ネ支持体(6) に吊り下げられた引張ばね(7) とにより弾
    性支持されている特殊車輌用サスペンションシートにお
    いて、前記ばね支持体(6) と回転シャフト(5) との螺合
    面の少なくとも一方が自己潤滑性を有する合成樹脂によ
    り形成され且つ前記回転シャフト(5) をベースフレーム
    (4) に支持させる部分に自己潤滑性を有する合成樹脂製
    ワッシャ(11)を介在させたことを特徴とする特殊車輌用
    サスペンションシート。
JP5564092U 1992-08-07 1992-08-07 特殊車輌用サスペンションシート Pending JPH0618061U (ja)

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Cited By (2)

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JP2006312450A (ja) * 2005-05-03 2006-11-16 Soc Industrielle & Commerciale De Materiel Aeronautique Sicma Aero Seat 航空機用安全シート
CN111387986A (zh) * 2020-03-19 2020-07-10 田九振 一种婴幼儿身长体重测量仪

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JPS5642440B2 (ja) * 1977-03-15 1981-10-05
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

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Effective date: 19991210