JPH06180585A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH06180585A
JPH06180585A JP4353150A JP35315092A JPH06180585A JP H06180585 A JPH06180585 A JP H06180585A JP 4353150 A JP4353150 A JP 4353150A JP 35315092 A JP35315092 A JP 35315092A JP H06180585 A JPH06180585 A JP H06180585A
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JP
Japan
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portamento
musical instrument
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JP4353150A
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Yoshiue Nakano
喜植 中野
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Kawai Musical Instrument Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自然楽器に近いポルタメントをかけることが
可能な電子楽器を提供できるようすることを目的とす
る。 【構成】 キー度数検出手段1、オフセット量算出手段
2、オフセット量加算手段3およびポルタメント処理手
段4を設け、ポルタメントをかける場合には上記キー度
数検出手段1により第1のキーと第2のキーとの開き具
合(度数)を検出し、その度数情報S3に応じて上記オ
フセット量算出手段2がオフセット量を算出するととも
に、上記オフセット量加算手段3が上記オフセット量に
基づいてポルタメント開始周波数を求めることにより、
ポルタメントをかける場合には上記第1のキーと第2の
キーとの間の周波数から、上記第2のキーへ向かって周
波数を変化させるようにして、周波数変化の態様を自然
楽器に近いものにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子楽器に係わり、特
に、電子楽器のポルタメント効果に関するものであり、
より自然楽器に近いポルタメントをかけるようにする装
置に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、電子オルガン、シンセサイ
ザ等の電子楽器においては、ポルタメント効果を付加す
る装置が設けられている。従来の電子楽器において行わ
れているポルタメント効果は、スピードは可変できるよ
うに構成されているものの、キーオンから次のキーオン
に向かって均等にかかるように成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、例えば低
A音(220HZ)から高A音(880HZ)のノート
ナンバーにポルタメントをかけた場合、ポルタメントを
かけた時点で低A音(220HZ)から高A音(880
HZ)に向かって周波数が刻々と高くなっていき、最後
に880HZに到達した時に周波数が一定となるように
していた。
【0004】したがって、従来のポルタメント付加装置
の場合には、自然楽器においては不可能なポルタメント
をかけてしまうことがあった。すなわち、例えば自然楽
器のバイオリンは、4本の弦(低G,D,A,E高)を
有しているが、Gの弦またはDの弦からAの弦に向かっ
てポルタメントをかけることは不可能である。
【0005】また、例えばA音から2オクターブ上のA
音のように、同一弦上でポルタメントをかけるような奏
法は現実的にはない。しかしながら、従来の電子楽器の
場合には、上記したようにキーオンから次のキーオンに
向かって均等にポルタメントをかけるようにしていたの
で、自然楽器にはない不自然なポルタメントをかけてし
まう場合があった。本発明は上述の問題点にかんがみ、
自然楽器に近いポルタメントをかけることができる電子
楽器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電子楽器は、第
1のキーオン情報を受け付けて発音しているときに第2
のキーオン情報が与えられた時、上記第1のキーオン情
報に対応する周波数情報を刻々と上記第2のキーオン情
報に対応する周波数情報に向けて書換える動作を開始
し、上記書換え中の周波数情報が上記第2のキーオン情
報に対応する周波数に到達した時点で一定の周波数とな
るようにするポルタメントをかける電子楽器において、
上記第1のキーと第2のキーとの間隔を検出するキー度
数検出手段を持ち、上記キー度数検出手段によって検出
された度数に対応して予め設定された度数を上記第1の
キーに加えることにより得られる周波数からポルタメン
トをかける動作を開始し、上記第2のキーに対応する周
波数に向かうようなポルタメントをかけるようにしてい
る。
【0007】また、本発明の他の特徴とするところは、
第1のキーオン情報を受け付けて発音しているときに第
2のキーオン情報が与えられた時、上記第1のキーオン
情報に対応する周波数情報を刻々と上記第2のキーオン
情報に対応する周波数情報に向けて書換える動作を開始
し、上記書換え中の周波数情報が上記第2のキーオン情
報に対応する周波数に到達した時点で一定の周波数とな
るようなポルタメントをかけるようにした電子楽器にお
いて、上記第1のキーと第2のキーとの間隔を検出する
ために設けられたキー度数検出手段と、上記第1のキー
と第2のキーとの間隔に応じて予め設定されている大き
さのオフセット量を算出するオフセット量算出手段と、
上記オフセット量算出手段によって算出されたオフセッ
ト量を上記第1のキーオン情報に対応する周波数加算し
てポルタメントをかけ始める時の周波数を計算するオフ
セット量加算手段と、上記ポルタメント開始周波数から
上記第2のキーに対応する周波数に向けて周波数を変化
させる処理を行うポルタメント処理手段とを具備してい
る。
【0008】
【作用】本発明の電子楽器は上記技術手段を有するの
で、ポルタメントがかけられる場合には、第1のキーオ
ン情報と第2のキーオン情報との開き具合(度数)に応
じて算出されるオフセット量が上記第1のキーオン情報
に対応する周波数加算され、上記第1のキーに対応する
周波数と第2のキーに対応する周波数との途中において
ポルタメントをかけ始める時の周波数が計算され、第1
のキー情報に対応する周波数と第2のキー情報に対応す
る周波数との間から、上記第2のキー情報に対応する周
波数に向かって周波数を常に変化させることができるよ
うになり、周波数変化の態様が自然楽器に近いポルタメ
ントをかけることが可能になる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の電子楽器の一実施例を図面を
参照して説明する。図1は、本発明の一実施例を示す電
子楽器の機能構成図である。図1において、1はキー度
数検出手段、2はオフセット量算出手段、3はオフセッ
ト量加算手段、4はポルタメント処理手段、5はアサイ
ナ(楽音制御手段)である。
【0010】キー度数検出手段1は、第1のキーオン情
報S1を受け付けて発音しているときに第2のキーオン
情報S2が与えられた時に、第1のキーと第2のキーと
の間隔、すなわち度数を検出するために設けられてい
る。
【0011】また、オフセット量算出手段2は、第1の
キーと第2のキーとの間隔に応じた大きさのオフセット
量を算出するために設けられており、オフセット量加算
手段3は、オフセット量算出手段2によって算出された
オフセット量を第1のキーに対応する周波数に加算して
ポルタメントをかけ始める時の周波数を計算するための
ものである。
【0012】また、ポルタメント処理手段4は、オフセ
ット量加算手段3によって求められたポルタメント開始
周波数から第2のキーに対応する周波数に向かって周波
数を変化させる処理を行うために設けられているもので
あり、これらのオフセット量加算手段3およびポルタメ
ント処理手段4にもアサイナ5からのキー情報S1、S
2が与えられている。
【0013】次に、図2のフローチャートを参照して本
実施例のポルタメント付加装置の動作を説明する。先
ず、ステップP1においてアサイナ5のキースキャンが
行われ、ステップP2においてポルタメントスイッチ
(図示せず)の状態が検出される。
【0014】そして、ステップP2における状態検出の
結果、ポルタメントスイッチがOFFの場合はリターン
となり、ONの場合はステップP3に進む。ステップP
3においては、キー度数検出手段1によって第1のキー
情報に対応する周波数と第2のキー情報に対応する周波
数との間隔、すなわち、度数の検出が行われる。
【0015】キー度数検出手段1による度数検出が終了
すると、キー度数検出手段1からオフセット量算出手段
2に度数情報S3が導出される。次に、ステップP4に
進み、オフセット量が算出されるとともに、算出された
オフセット量を第1のキーに対応する周波数に加算する
処理が行われる。
【0016】なお、オフセット量を算出する手段として
は種々の手段を用いることができる。例えば、図3に示
すようなテーブル6をオフセット量算出手段2に用意し
ておく。そして、キー度数検出手段1から与えられる度
数情報に基づいてテーブル6を検索することにより、度
数に応じた大きさのオフセット量を簡単に求めることが
できる。
【0017】このようにして求められたオフセット量情
報S4は、オフセット量算出手段2からオフセット量加
算手段3に与えられる。オフセット量加算手段3は、与
えられた大きさのオフセット量を第1のキーに対応する
周波数に加算してポルタメントをかけ始める時の周波数
を計算する。
【0018】オフセット量加算手段3によってポルタメ
ントをかけ始めるときの周波数を求めたら、次に、ステ
ップP5に進んでポルタメント演算処理を行う。この演
算処理は、ポルタメント処理手段4により行われる処理
であり、上述したようにポルタメント演算処理が行われ
ると、ポルタメント開始周波数から第2のキーに対応す
る周波数に向けて周波数が変化させられる。
【0019】図4は、ポルタメントをかける時の周波数
を簡単に説明するための図である。図4に示したよう
に、本実施例においてはオフセット量10を算出し、第
1のキーに対応する周波数7と第2のキーに対応する周
波数8との間に、ポルタメント開始周波数9を求めてい
る。そして、このポルタメント開始周波数9からポルタ
メント12をかけるようにしている。
【0020】一方、従来の電子楽器においては、11で
示したように、第1のキーに対応する周波数7からポル
タメントを直接かけていたので、自然楽器を演奏してい
るときにはあり得ないようなポルタメントをかけてしま
う不都合があった。しかし、本実施例においては、この
ような不都合を確実に無くすことができ、自然楽器によ
り近いポルタメント効果を得ることができる。
【0021】
【発明の効果】本発明は上述したように、ポルタメント
をかける場合に、第1のキーと第2のキーとの開き具合
(度数)に応じてオフセット量を算出するとともに、上
記オフセット量に応じてポルタメント開始周波数を求
め、上記ポルタメント開始周波数からポルタメントをか
け始めるようにしたので、周波数変化の態様を自然楽器
に近づけることができ、自然楽器の演奏に近くて、より
音楽性に富んだポルタメント効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電子楽器の機能構成図
である。
【図2】実施例の電子楽器の動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図3】オフセット量を算出する手段の一例を示すデー
タテーブルの説明図である。
【図4】度数と周波数との関係を示す図である。
【符号の説明】
1 キー度数検出手段 2 オフセット量算出手段 3 オフセット量加算手段 4 ポルタメント処理手段 5 アサイナ 6 テーブル 7 第1のキー情報に対応する周波数 8 第2のキー情報に対応する周波数 9 ポルタメント開始周波数 10 オフセット量 11 従来のポルタメント 12 実施例のポルタメント S1 第1のキー情報 S2 第2のキー情報 S3 度数情報 S4 オフセット量情報 S5 ポルタメント開始周波数情報

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のキーオン情報を受け付けて発音し
    ているときに第2のキーオン情報が与えられた時、上記
    第1のキーオン情報に対応する周波数情報を刻々と上記
    第2のキーオン情報に対応する周波数情報に向けて書換
    える動作を開始し、上記書換え中の周波数情報が上記第
    2のキーオン情報に対応する周波数に到達した時点で一
    定の周波数となるようにするポルタメントをかける電子
    楽器において、 上記第1のキーと第2のキーとの間隔を検出するキー度
    数検出手段を持ち、上記キー度数検出手段によって検出
    された度数に対応して予め設定された度数を上記第1の
    キーに加えることにより得られる周波数からポルタメン
    トをかける動作を開始し、上記第2のキーに対応する周
    波数に向かうようなポルタメントをかけることを特徴と
    する電子楽器。
  2. 【請求項2】 第1のキーオン情報を受け付けて発音し
    ているときに第2のキーオン情報が与えられた時、上記
    第1のキーオン情報に対応する周波数情報を刻々と上記
    第2のキーオン情報に対応する周波数情報に向けて書換
    える動作を開始し、上記書換え中の周波数情報が上記第
    2のキーオン情報に対応する周波数に到達した時点で一
    定の周波数となるようなポルタメントをかけるようにし
    た電子楽器において、 上記第1のキーと第2のキーとの間隔を検出するために
    設けられたキー度数検出手段と、 上記第1のキーと第2のキーとの間隔に応じて予め設定
    されている大きさのオフセット量を算出するオフセット
    量算出手段と、 上記オフセット量算出手段によって算出されたオフセッ
    ト量を上記第1のキーオン情報に対応する周波数に加算
    してポルタメントをかけ始める時の周波数を計算するオ
    フセット量加算手段と、 上記ポルタメント開始周波数から上記第2のキーに対応
    する周波数に向けて周波数を変化させる処理を行うポル
    タメント処理手段とを具備することを特徴とする電子楽
    器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007298790A (ja) * 2006-05-01 2007-11-15 Casio Comput Co Ltd 演奏装置および演奏処理のプログラム
JP2009042387A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Roland Corp 電子楽器
JP2009063602A (ja) * 2007-09-04 2009-03-26 Roland Corp 電子楽器

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JP2009042387A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Roland Corp 電子楽器
JP2009063602A (ja) * 2007-09-04 2009-03-26 Roland Corp 電子楽器

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