JPH06180311A - 皮膚刺激能の評価方法 - Google Patents

皮膚刺激能の評価方法

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JPH06180311A
JPH06180311A JP3721192A JP3721192A JPH06180311A JP H06180311 A JPH06180311 A JP H06180311A JP 3721192 A JP3721192 A JP 3721192A JP 3721192 A JP3721192 A JP 3721192A JP H06180311 A JPH06180311 A JP H06180311A
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JP3721192A
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Mary Ann Perkins
メアリー、アン、パーキンズ
Rosemarie Osborne
ローズマリー、オズボーン
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    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/48Biological material, e.g. blood, urine; Haemocytometers
    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
    • G01N33/5005Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving human or animal cells
    • G01N33/5008Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving human or animal cells for testing or evaluating the effect of chemical or biological compounds, e.g. drugs, cosmetics
    • G01N33/5014Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing involving human or animal cells for testing or evaluating the effect of chemical or biological compounds, e.g. drugs, cosmetics for testing toxicity

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ヒト皮膚刺激の前臨床スクリーンとして使用し
うるインビトロ皮膚培養系において一連のアッセイを提
供する。 【構成】本方法は、ヒト皮膚刺激予測に関してドレイズ
ウサギ皮膚刺激試験に代わる又は追加しうるインビトロ
代替方法で、このインビトロモデルは医用グレードのナ
イロンメッシュ上に接種されたケラチン細胞及び繊維芽
細胞の三次元ヒト皮膚同時培養物(HuK/F)からな
る。細胞毒性及び前炎症終点を用いた一連の皮膚刺激予
測アッセイが用いられる。これらのアッセイは皮膚と接
触する組成物、特にアニオン系、カチオン系及び非イオ
ン系界面活性剤を刺激ポテンシャルの順序について評価
するために用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】技術分野 成分及び市販製品の皮膚刺激能の評価に関する皮膚培養
物の使用は動物試験に代わる実施可能な代替法を提供す
る。刺激能は細胞生存率、細胞毒性、グルコース利用率
及び前炎症媒介物質PGE2(プロスタグランジンE
2)の放出の試験を用いてヒトケラチン細胞及び繊維芽
細胞の同時培養物で測定される。
【0002】発明の背景 すべての市販製品は毒性障害を生じる可能性を有する。
多くの様々な製品及び成分が皮膚と直接的又は間接的に
接触する。これらの製品成分及び処方物が皮膚刺激を生
じる可能性の評価はそれらの安全性のキー要素である。
安全性評価に対する多くのアプローチが開発されたが、
ほとんどの方法は動物モデルを用いて、動物からヒトま
で推断している。皮膚刺激試験のケースにおいて、ドレ
イズ(Draize)ウサギスキンパッチ試験はヒト接触前に物
質の刺激ポテンシャルを位置付ける上で歴史的な選択モ
デルであった。動物試験を禁じる工業及び取締者におけ
る現在の社会政治的圧力は、予測代替インビトロ方法が
特に皮膚及び眼刺激試験の分野で開発されることを要求
している〔Thompson,R.C.,Reducing the Need for Anim
al Testing,FDA Consumer,1988〕。消費者の安全性を確
保し続ける上でインビトロ代替試験に対する不可欠の必
要性がある。
【0003】インビトロ方法は、それらが刺激ポテンシ
ャルに関して物質を評価する上で短期間で非動物的な代
替方法を提供しかつ皮膚刺激のメカニズムを良く理解さ
せうることから興味ある〔Rowan,A.N.,Perspectives on
Alternatives to CurrentAnimal Testing Techniques
in Preclinical Toxicology (前臨床毒物学に関する現
動物試験技術に対する代替法の前途),Ann.Rev.Pharmaco
l.Toxicol.,25:225-47(1985)〕。典型的には、インビト
ロモデル開発は経験的アプローチであったが、興味ある
器官の構造及び機能の理解よりもむしろ相互関係に依存
している。しかしながら、ヒト皮膚細胞の培養方法に関
する最近の進歩のおかげで、再生ヒト皮膚に対する刺激
物質の効果を調べることは現在可能である。入手しうる
ヒト皮膚に最も近いインビトロアナログである市販培養
系が開発された。これらの培養物は有糸分裂的及び代謝
的に活性な真皮繊維芽細胞、天然分泌I及びIII 型コラ
ーゲン並びにラミニン及びIV型コラーゲン含有基底膜ゾ
ーンからなる多層真皮を含んでいる。多層表皮も同時培
養物中に存在する。
【0004】ヒト皮膚細胞単層及び同時培養“皮膚相当
物”で細胞毒性及び刺激能終点を利用した皮膚刺激の一
連の客観的定量バイオマーカーの開発が本発明の焦点で
ある。予測終点は評価基準を確立するため化学クラス内
で既知毒性に関して物質のランク付けを確立して、関連
新規物質の毒性を予測するために用いることができる。
更に、培養系はヒト皮膚刺激の絶対レベルを予測しうる
可能性を有している。終点は市販品のヒト皮膚培養物の
有用性を評価するために用いることもできる。皮膚相当
物は紅斑及び浮腫、例えば前炎症媒介物質としてPGE
2(プロスタグランジンE2)の放出のメカニズムに関
連した皮膚毒性情報を提供する。これらの系からの刺激
能データは調節機関に受容されるであろう。
【0005】本発明の目的は以下の通りである: 1)ヒト皮膚刺激の前臨床スクリーンとして使用しうる
インビトロ皮膚培養系において一連のアッセイを提供す
ること。これらのアッセイとしては細胞生存率、細胞毒
性、グルコース利用率及び前炎症媒介物質PGE2の放
出の測定がある。 2)インビトロにおける刺激物質ポテンシャルをランク
付けしてヒトインビボ皮膚刺激データとの相関関係を調
べるために、アニオン系、カチオン系及び非イオン系界
面活性剤及び他の刺激物質へのヒト皮膚培養物応答性を
評価する上でこの一連のアッセイを適用すること。 3)単層培養物におけるヒト皮膚ケラチン細胞及び繊維
芽細胞の応答性を同時培養ヒト皮膚繊維芽細胞/ケラチ
ン細胞と比較すること。 これらの及び他の目的は以下の記載から明らかになるで
あろう。
【0006】発明の要旨 本発明は2つの技術:1)生細胞のリソソーム中への生
体色素ニュートラルレッドの取込み;及び2)コンピテ
ントミトコンドリアを有した細胞の呼吸電子輸送鎖によ
るテトラゾリウム塩(MTT)からホルマザン色素への
還元、による細胞生存率の評価を含む。皮膚と接触する
界面活性剤、界面活性剤含有製品及び他の物質の刺激ポ
テンシャルを測定する細胞毒性終点としては、ダメージ
のある細胞から培地への細胞質酵素乳酸デヒドロゲナー
ゼ(LDH)の放出及びリソソーム酵素N‐アセチルグ
ルコサミニダーゼ(NAGS)の放出がある。プロスタ
グランジンE2(PGE2)も前炎症状態のマーカーと
して測定できる。皮膚細胞によるグルコース利用率は代
謝活性の指標として用いられる。皮膚感受性及び皮膚上
における紫外線の効果もその方法で測定できる。
【0007】発明の具体的な説明 細胞培養物:不活性な医用グレードのナイロンメッシュ
上に接種されたヒト新生児包皮繊維芽細胞及びケラチン
細胞からなるヒト皮膚細胞同時培養物が用いられる。こ
れらはマロー‐テック(Marrow-Tech) 〔10933 ノ
ース・トリー・パインズ・ロード,ラジョラ,カリフォ
ルニア 92037(10933 NorthTorrey Pines Road,La
Jolla,California 92037) 〕から入手できる。フィルタ
ー上のコラーゲンマトリックスで増殖された同様の培養
物はオルガノゲネシス(Organogenesis) 〔83 ロジャ
ース・ストリート,ケンブリッジ,マサチュセッツ02
142(83 Rogers Street,Cambridge,Massachusetts 02
142)〕から入手できる。クローンティクス(Clonetics)
〔9620 チェサピーク・ドライブ,サンジエゴ,カ
リフォルニア92123(9620 Chesapeake Drive,San D
iego,LaJolla,California 92123) 〕はヒト皮膚ケラチ
ン細胞及び真皮繊維芽細胞単層細胞培養モデルを有す
る。細胞同時培養物は空気と相互接触された場合に皮膚
と似た角質層を含むことができる。この層は分化したケ
ラチン細胞を有しており、皮膚相当物である。皮膚相当
培養物は、それらが攻撃性界面活性剤又はそれを含有し
た製品の経皮吸収モデルとして使用できることから、最
も好ましい。
【0008】ここで用いられる“HuK/F”とはこれ
らのヒト皮膚新生児包皮ケラチン細胞及び繊維芽細胞同
時培養物を意味する。ここで用いられる“HuK”とは
ヒトケラチン細胞の細胞培養物を意味する。ここで用い
られる“HuF”とはヒト繊維芽細胞の細胞培養物を意
味する。
【0009】ヒト皮膚同時培養系は、それが形態学的に
ヒト皮膚に類似しているという点で、他の市販皮膚毒性
試験系以上の利点を有する。これは特に角質層を含む場
合にあてはまる。インビトロモデルに固有の1つの問題
は、細胞が増殖及び処理される水性培地において試験化
合物の溶解度、安定性及び生物物理学的効果に関する物
理的問題を細胞培養物が生じることである。角質層含有
皮膚培養物によれば細胞層の表面に試験物質を適用する
ことができる。毛細管チャンネル含有培養内皮細胞も細
胞の補給及びバイオマーカー放出のサンプリングのため
に培養物中に配合させることができる。メラニン細胞及
び肥満細胞のような炎症プロセスに関与する細胞も更に
良い応答性のため培養物中に配合してよい。
【0010】予備実験において、新生児(包皮)又は成
人(胸)皮膚いずれかの細胞を含有したHuK/F培養
物の応答性が比較された。新生児細胞は成人細胞の場合
よりもドデシル硫酸ナトリウムに対して一貫した応答性
を示した。ミキシング実験では、ケラチン細胞の増殖を
支持しうる成人真皮繊維芽細胞の能力に関してドナー毎
に変化があることを示唆した。この理由から、新生児H
uK/Fがより首尾一貫したモデルであり、したがって
好ましい。
【0011】皮膚刺激毒性学上における1つの大きな利
点はインビトロデータとの比較のためヒトデータの利用
可能性である。ヒト皮膚刺激データは主観的終点(即
ち、紅斑及び浮腫に関する視覚的皮膚等級付け、0〜4
グレード)に基づいている。我々の比較に用いられたデ
ータはNixon,G.A.,Bannon,E.A.,Gaynor,T.W.,Johnston,
D.H. and Griffith,J.F.,Evaluation of Modified Moth
ods for Determing SkinIrritation in Animals(動物
において皮膚刺激を測定するための修正法の評価),Regu
latory Toxicol.Pharmacol.,1990(印刷中)及びプロク
ター&ギャンブル(Proctor & Gamble)からの未公開のデ
ータを含めた様々な出典に基づく。ヒトスコアは用量濃
度に換算された。HuK/F培養物で測定された細胞毒
性終点とヒト皮膚応答性との相互関係は界面活性剤とし
て知られている種類の物質に対するヒト皮膚応答性に関
しての予測可能性を示す。図4及び5参照。
【0012】細胞培養物は下記のように維持できる:培
養物は、非必須アミノ酸〔ギブコ(Gibco) カタログ#3
20‐114AG、1×最終濃度〕、L‐グルタミン
〔セルグロ(Cellgro) カタログ#25‐005‐L1、
1×最終濃度〕、抗生物質/抗真菌剤(ギブコカタログ
#600‐5240‐AG、1×最終濃度)及びウルト
ロサー‐G(Ultroser-G)代替血清(IBF、カタログ#
259501、1‐10mlボトル/500ml培地)を含
有した修正イーグル培地が加えられたダルベッコ修正イ
ーグル培地(セルグロカタログ#15‐013‐LM)
からなる培地(2ml/ウェル)を含んだ24ウェルプレ
ート〔コーニング(corning) カタログ#25820〕中
に無菌的に入れられる。すべての培養物は実験全体にわ
たり37℃で5%二酸化炭素(CO)下湿潤雰囲気中
〔フィッシャー(Fisher)COインキュベーターモデル
#610〕で維持される。培地は処理前に2日毎で無菌
的〔ベーカー・フード(Baker Food)〕に変えられる(2
ml増殖培地/ウェル)。通常、培養物は業者から到着後
1週間以内に実験に用いられる。これらの増殖培地は当
業界で周知であり、それは細胞生存及び細胞増殖を維持
するために使用できる培地を決定する上で生物学者の技
術的範囲内に属する。培地は必須細胞栄養素を含有して
いる。一部の試験において同時培養物は不要である。ヒ
ト繊維芽細胞培養物又はヒトケラチン細胞培養物が使用
可能である。これらの培養物を使用する前に、細胞スト
ックはトリプシンで処理され、継代培養される。
【0013】ヒト新生児繊維芽細胞は10%牛胎児血清
(FBS)(マロウ‐テック製)で補充されたダルベッ
コ修正イーグル培地(DMEM)で増殖される。この維
持培地は前記同時培養物に関して記載されたものと同様
の処方であるが、但し2%ウルトロサー‐G培地の代わ
りに10%FBSを用いる。処理24時間前に繊維芽細
胞はPBS洗浄細胞上に0.25%トリプシン(ギブ
コ、トリプシンEDTA、カタログ#610‐5200
AG)〕2mlを入れることでトリプシン処理される。約
1分間後にトリプシンは吸引され、細胞は培養皿からの
回収及び放出のために顕微鏡で観察される。放出された
細胞はトリプシンを中和するため10%FBS/DME
M含有50ml円錐管中に洗い出され、200gで10分
間遠心される。培地は吸引され、細胞ペレットはコール
ター・マルチサイザー(CoulterMultisizer) でカウント
するため再懸濁される。細胞は10%FBS/DMEM
で更に希釈され、24ウェルコーニング培養プレートに
入れられる(約33,000細胞/試験ウェル)。ヒト
新生児包皮ケラチン細胞は表皮増殖因子、インシュリ
ン、ヒドロコルチゾン、抗真菌剤で完成されたケラチン
細胞増殖培地‐KGMで増殖され、牛下垂体抽出物で補
充される(この培地はクローンティクスから入手でき
る)。培養物は実験全体にわたり37℃で5%二酸化炭
素下湿潤雰囲気中で維持される。処理4日前にケラチン
細胞はトリプシン処理され、継代培養される。KGM培
地が用いられ、クローンティクス試薬及び方法がそれら
の標準プロトコールどおりに用いられる。細胞は24ウ
ェルコーニング培養プレートに約33,000細胞/ウ
ェルの密度で入れられる。
【0014】皮膚モデルでの評価用に選択される終点の
一部は、動物及びヒト皮膚及び皮膚培養物に関して、他
の研究者により、関連していることが示された〔Gibso
n,W.T.and Teal,M.R.,Interactions of C12 Surfactant
s with the Skin:Changes inEnzymes and Visible Hist
ological Featurea of Rat Skin Treated withSodium L
auryl Sulfate (C12界面活性剤と皮膚との相互作
用:酵素に関する変化及びラウリル硫酸ナトリウムで処
理されたラット皮膚の視覚組織学的特徴),Fd.Chem.Toxi
c.,21:587-594,1983;Csato',M.,Rosenbach,T,Grabbe,J.
andCzarnetski,B.M.,Epidermal Scales;Are They a Was
tebasket of InflammatoryMediators or Active Partic
ipants in Epidermal Inflammation ?(表皮スケール:
それらは表皮炎症における炎症媒介物質又は活性関係物
質のくずかごか?),Int.J.Derm.,28:86-89,1989 〕。
【0015】本発明において用いられる“PGE2”と
はプロスタグランジンE2を意味する。PGE2の場
合、我々の研究では、マウス皮膚モデルにおいて、この
エイコセノイドが、独特な非侵襲性サンプリング技術を
用いてドデシル硫酸ナトリウムにより処理された完全な
マウス皮膚で検出されうることを示した。同様のサンプ
リング技術を用いたヒト皮膚臨床試験では、ヒト皮膚に
おけるPGE2レベルが界面活性剤接触で増加すること
を示した。このデータは、PGE2がヒト臨床結果と直
接関連した優れたインビトロバイオマーカーであること
を示している。界面活性剤への応答性に関するPGE2
産生の促進は、その培養物が刺激物質誘導皮膚炎症の分
子及び細胞経路を研究する上で有用であり、したがって
皮膚刺激を評価する機械的アプローチを提供しうること
を示している。
【0016】ヒト表皮ケラチン細胞(HuK)、真皮繊
維芽細胞(HuF)及びHuK/F同時培養物又は“皮
膚相当物”に関する細胞毒性及び刺激能終点を利用した
皮膚刺激の一連の客観的定量バイオマーカーの開発は、
界面活性剤、即ち、多くのクリーニング及び皮膚ケア製
品中の重要な成分、で処理された皮膚培養物からの細胞
及び培地の評価に基づいている。細胞生存率に関するM
TTアッセイ(機能性ミトコンドリアによるテトラゾリ
ウム色素の還元に基づく)は生細胞のリソソーム中への
NR色素の取込みに基づくニュートラルレッドアッセイ
(以下、“NR”と称される)よりも好ましい。その優
越性はMTTの大きな最大取込み及びMTT対NRに関
するナイロンメッシュへの色素の低い非特異的結合性に
基づく。プロトタイプ原型界面活性剤のドデシル硫酸ナ
トリウムに対する応答性は処理後4時間ほどの早期でみ
られ、24〜48時間で最大であり、72時間以内にわ
たり維持される。“処理の有効時間”は結果をみる上で
必要な時間の量である。これは通常4〜72時間であ
る。最大の結果は通常24〜48時間で明らかである。
48時間処理されたHuK/F培養物において、試験さ
れた物質との応答により細胞生存率(MTT取込み)、
細胞毒性(乳酸デヒドロゲナーゼ‐LDH及びN‐アセ
チルグルコサミニダーゼ‐NAGS放出)、グルコース
利用率及びプロスタグランジンE2(PGE2)産生に
関して用量依存的変化がある。界面活性剤との応答性に
関する終点の間に、及び界面活性剤に対するインビトロ
応答性とヒト皮膚刺激応答性との間に密接な相関関係が
ある(図4及び5)。HuK及びHuF細胞は、これら
の細胞はHuK/F培養物よりも約10倍感受的であっ
たが、細胞生存率に関し用量依存的に減少してドデシル
硫酸ナトリウムに応答した。これらのデータは、ケラチ
ン細胞及び繊維芽細胞が各々HuK/F同時培養物で観
察された応答性に一部関与していることを示す。
【0017】ここで記載された方法は皮膚と接触する様
々な物質を試験するために用いることができる。これら
には界面活性剤(アニオン系、カチオン系又は非イオン
系)とこれらの界面活性剤を含有した製品、例えばシャ
ンプー、洗剤、布帛柔軟剤、コンディショナー、食器洗
浄液、スキンクレンザー、クリーニング剤及びスキンケ
ア品目がある。皮膚と接触する他の物質及び製品も試験
できる。これらにはパーマネントウェーブ溶液、直毛
剤、毛染め剤、化粧品、保湿剤と、化粧品、クリーニン
グ剤、日焼け止め剤及び日焼け剤で用いられる着色剤及
び色素がある。これらの物質はすべて皮膚刺激を起こす
可能性を有する。アッセイ及び試験方法に関する以下の
記載は界面活性剤で説明される。しかしながら、方法論
の記載から明らかなように、それは皮膚と接触する他の
成分又は製品に適用してもよい。
【0018】試験物質調製 0.01%ドデシル硫酸ナトリウム〔ドデシル硫酸ナト
リウム、シグマ(Sigma) #L‐4509〕の陽性コント
ロールは各試験プレートの陽性内部コントロールとして
含有される。ドデシル硫酸ナトリウム100mgを無菌脱
イオン蒸留水〔ラボ‐5‐テクニック(Lab-5-Technic)
〕10mlに攪拌しながら溶解し、0.2ミクロンフィ
ルター〔ナルゲン(Nalgene) 、150ml〕を用いて無菌
濾過する。1%ストックを適量の培地で(1:100)
希釈して、0.01%ドデシル硫酸ナトリウム処理溶液
を得る。各試験物質の無菌ストック溶液を培地で調製す
る。サンプルを必要に応じ高速で攪拌又は音波処理して
試験物質を溶解し、しかる後細胞処理前37℃に前加温
する。試験溶液希釈液を適切な希釈倍率でマロウ‐テッ
ク中にて、又は無菌ストック溶液からの類似細胞培地中
にて調製する。最高濃度の試験溶液のpH〔オリオン・
モデル(Orion Model) EA920pH電極〕及び浸透圧
〔ウェスコー(Wescor)5500蒸気圧浸透圧計で測定さ
れる〕を記録する。
【0019】処理 各HuK/F実験のため、24ウェルプレートにおいて
1試験物質を4濃度(各濃度につき4ウェル)で評価す
る。加えて、4ウェルは培地コントロールとして、4ウ
ェルはドデシル硫酸ナトリウム陽性コントロールとして
使う。評価される各物質に関して、用量範囲調査研究
は、細胞生存率のMTTアッセイで最少及び最大細胞毒
性を示す濃度について調べるため0.001、0.0
1、0.1及び1.0%(w/v) 濃度で行われる。用量範
囲調査研究に基づき、試験物質濃度の範囲は、細胞生存
率のMTTアッセイで最少及び最大細胞毒性を示す濃度
について調べるために選択される。用量範囲調査研究に
基づき、濃度は最大細胞毒性レベル及び最少レベルでか
つこれらの濃度間において21/3 log間隔で選択され
る(例えば、最大毒性が1%であり、細胞毒性又は細胞
死が0.1%でみられなかった場合には、その後で評価
される濃度は0.1、0.3、0.6及び1%にな
る)。処理日に、増殖培地を無菌的に吸引し、細胞メッ
シュを2ml試験培地/ウェルで処理する。培地単独は無
処理コントロールとして働き、0.01%ドデシル硫酸
ナトリウムは陽性コントロールとして働いた(n=4ウ
ェル/群)。すべての試験プレートを37℃で5%二酸
化炭素下4〜72時間インキュベートする。観察(例え
ば、培地の色に関する変化)は処理期間中にわたり行
う。
【0020】サンプル回収及び分析 処理期間(通常48時間)後に培地サンプルを集め(2
ml/ウェル)、個別的に標識された冷凍管(コーニング
カタログ#25702から入手できる)内に1mlずつ2
つに分ける。1mlサンプルは日立705自動分析機で自
動化されたベーリンガー・マンハイム・バイオケミカル
ズ(Boehringer-Mannheim biochemicals)を用いて乳酸デ
ヒドロゲナーゼ、N‐アセチルグルコサミニダーゼ及び
グルコースに関して分析する。第二の1mlサンプルは窒
素でパージし、直ちにドライアイス上におき、−70℃
で凍結貯蔵する。次いでこれらのサンプルをラジオイム
ノアッセイ〔アドバンスド・マグネチックス(Advanced
Magnetics)キット#6001〕によりプロスタグランジ
ンE2に関して分析する。
【0021】細胞生存率アッセイ HuK/F同時培養物での予備実験において、細胞生存
率を測定する2つの生体色素アッセイが使用できる。ニ
ュートラルレッドアッセイでは生細胞のリソソーム中へ
のニュートラルレッドの取込みについて測定する。MT
Tアッセイでは生細胞のミトコンドリアにおける電子輸
送によるテトラゾリウム色素の還元、しかる後ホルマザ
ン生成物の細胞内捕捉について測定する。 1.MTTアッセイはMossmann,T.,Rapid Colorimetric
Assay for CellularGrowth and Survival:Application
to proliferation and cytotoxicity assays(細胞増
殖及び生存に関する急速比色定量アッセイ:増殖及び細
胞毒性アッセイへの適用),Journal of Immunological M
ethods,65:55-63(1983) で記載された方法から適合化さ
れた。それは細胞生存率の測定であり、それは培地回収
直後にすべての処理メッシュ上で行われる。MTTアッ
セイでは機能性ミトコンドリアの電子輸送鎖で紫色ホル
マザン色素に還元される黄色テトラゾリウム色素の還元
しかる後捕捉について定量する。簡単にいえば、MTT
(3‐〔4,5‐ジメチルチアゾール‐2‐イル〕‐
2,5‐ジフェニルテトラゾリウムブロミド;シグマカ
タログ#M‐2128)粉末を細胞培地で希釈し(0.
5mg/ml)、使用前に37℃まで前加温する。この色素溶
液1mlを各メッシュ上で等分し、しかる後メッシュを3
7℃で5%CO下3時間インキュベートする。インキ
ュベート後、MTTを吸引し、純粋イソプロパノール2
mlを用いて室温で2時間かけ還元された色素を抽出す
る。メッシュを培養ウェルから除去し、抽出溶媒を吸光
度読取りのため等分化前に攪拌して混ぜる。各抽出物の
吸光度はバイオテック(Biotek)EL‐312(96ウェ
ル)スペクトル測定器において540nmで読取る。
【0022】2.ニュートラルレッドバイオアッセイ
Borenfreund,E.and Puerner,J.,A Simple Quantitative
Procedure Using Monolayer Cultures forCytotoxicit
y Assays(HTD/NR-90)(細胞毒性アッセイのために単層
培養物を用いる簡単な定量操作),J.Tissue Cult.Meth.,
9(1):7-9(1984)で記載されている。それは無血清条件下
で増殖された正常ヒト表皮ケラチン細胞(NHEK又は
HuK)に対する試験物質の毒性を定量測定するように
考えられている。ニュートラルレッドは細胞の形質膜を
通過して生細胞のリソソーム中に取り込まれる水溶性色
素である。ニュートラルレッド(3‐アミノ‐7‐ジメ
チルアミノ‐2‐メチルフェナジン塩酸、シグマカタロ
グ#N2889)は同時培養物のとき細胞培地で又はケ
ラチン単層細胞の場合にはKGM培地で調製される(5
0μg/ml)。細胞は標準ニュートラルレッドアッセイ法
を用いて評価される。同時培養物の場合このアッセイは
Borenfreund博士により記載されたように行われるが、
但しMTTアッセイに関して前記されたような修正、例
えばメッシュの除去が行われる。
【0023】ニュートラルレッド取込み(NR)をコン
トロール培養物におけるMTTと比較し、培養物を0.
01%ドデシル硫酸ナトリウム又は濃度1%の塩化ベン
ザルコニウム、塩化ベンゼトニウム及びツイーン20で
処理する。これらの濃度は最大細胞毒性となるように選
択した。用いられた条件下における(双方のアッセイに
関して直線的)吸光度読取りに基づく色素取込みの比較
では、MTT取込みがコントロール培養物におけるNR
よりも5〜6倍多いことを示した。界面活性剤処理培養
物において、NR取込みはMTTよりも2.2倍多く、
NR又はMTT取込みのこのレベルはメッシュ単独(細
胞なし)に対する色素のバックグラウンド結合に相当し
た。MTTアッセイはそのアッセイの大きな動的範囲の
ために(色素のより高い最大取込み及びナイロンメッシ
ュ基質に対するより低い非特異的結合のために)NRア
ッセイよりも好ましい。
【0024】培養物の処理に関して最適の時間を決定す
るため、ドデシル硫酸ナトリウムに対するHuK/F培
養物の応答性を試験する時間推移実験を行った。有意の
応答は処理後4時間でみられた。MTT取込み、グルコ
ース利用率及びPGE2合成に関してドデシル硫酸ナト
リウムに対するHuK/F応答は24時間でほぼ最大で
あり、48時間では維持されているか又は更に大きくな
った。48時間が好ましい処理期間であるが、その理由
は一般に最大応答がこの時間で生じたためである。Hu
K/F培養物において、試験された界面活性剤との応答
で細胞生存率(MTT取込み)、細胞毒性、グルコース
利用率及びPGE2産生に関して用量依存的変化があっ
た。PGE2の場合、更に高濃度の一部界面活性剤はこ
の分析を妨げうることがわかった。処理細胞の培地で評
価される他の生化学終点としては全タンパク質、アルカ
リホスファターゼ、酸ホスファターゼ、カルシウム、カ
リウム及びナトリウム濃度の測定があるが、但しこれら
の終点は化学的接触に応答して変化しなかった。
【0025】MTT及びLDH終点の場合には、界面活
性剤に対するヒト皮膚刺激応答とよく一致した(図4及
び5)。ヒトケラチン細胞単層培養物(クローンティク
スから入手できる)はケラチン細胞の細胞骨格を優先的
に染色するフルオレセイン標識抗サイトケラチン抗体を
用いて特徴付けた。この染色から細胞が性質上上皮であ
ることを確認する。HuK及びHuF細胞はNRアッセ
イで証明されるように細胞生存率に関して用量依存的に
減少してドデシル硫酸ナトリウムに応答したが、HuK
/F培養物よりも約10倍感受的である。HuK細胞に
おけるPGE2放出はコントロールよりも約2.5倍有
意に増加した。これらの細胞はPGE2放出に関してH
uK/F培養物よりも約10倍感受的であった。表1〜
3は様々な界面活性剤に関するこれらの方法の使用につ
いて証明している。
【0026】 表1 試験物質に関するMTT‐50計算 界面活性剤 MTT‐50終点 (濃度w/v) 塩化ベンザルコニウム 0.0007% 塩化ベンゼトニウム 0.0014% ドデシル硫酸ナトリウム 0.0057% C12.3 LAS* H 0.0070% C11.8 LAS 0.0073% C12 DDAO 0.018 % NH4CNAE6.5S 0.019 % NH4CNAE12S 0.025 % ツイーン20 0.18% ツイーン80 0.43%
【0027】 表2 乳酸デヒドロゲナーゼ放出(U/L) 処理(%濃度w/v) 界面活性剤 コントロール 0.01 0.03 0.06 0.1 NH4CNAE6.5S Avg 35.5 43.5 1637.0+ 1586.0+ 1644.0+ NH4CNAE12S Avg 43.3 41.8 1005.5+ 1414.0+ 1487.5+ C12 DDAO Avg 50.3 116.0+ 1270.0+ 1261.5+ 1196.0+ コントロール 0.1 0.3 0.6 1.0 ツイーン20 Avg 13.8 264.3+ 1404.3+ 1503.5+ 1495.5+* ツイーン80 Avg 46.3 130.0 335.0+ 1022.5+* 1105.8+ コントロール 0.001 0.003 0.006 0.01 SDS Avg 92.5 47.5+ 62.8 796.0+ 1496.0+ 塩化ベンゼトニウム Avg 22.0 433.5+ 1408.0+* 1344.0+* 1471.5+ コントロール 0.0005 0.001 0.005 0.01 塩化ベンザルコニウム Avg 34.0 138.5+ 1032.0+* 1334.5+* 1236.0+* コントロール 0.001 0.003 0.006 0.01 C11.8 LAS Avg 48.5 54.5 62.0 371.3+ 1459.5+ C12.3 LAS* H Avg 32.3 29.3 38.0 389.3+ 1584.0+* 4つではなく、3つのサンプルを用いた。 +コントロールから統計学的な有意差を示す(p<0.
005)。
【0028】 表3 N‐アセチルグルコサミニダーゼ放出(U/L) 処理(%濃度w/v) 界面活性剤 コントロール 0.01 0.03 0.06 0.1 NH4CNAE6.5S Avg 14.38 14.28 28.30+ 31.50+ 24.73+ NH4CNAE12S Avg 14.40 14.13 29.15+ 31.15+ 29.8+ C12 DDAO Avg 17.03 21.15 23.53+ 23.33+ 26.90+ コントロール 0.1 0.3 0.6 1.0 ツイーン20 Avg 15.45 20.45+ 41.88+ 42.85+ 40.85+* ツイーン80 Avg 14.03 22.08+ 34.88+ 43.18+* 43.33+ コントロール 0.001 0.003 0.006 0.01 SDS Avg 13.93 14.05 14.00 17.28+ 16.58+ 塩化ベンゼトニウム Avg 14.65 21.20+ 37.63+* 37.10+* 21.73+* コントロール 0.0005 0.001 0.005 0.01 塩化ベンザルコニウム Avg 13.98 14.95+ 18.08+* 19.93+* 11.98+* コントロール 0.001 0.003 0.006 0.01 C11.8 LAS Avg 13.03 11.8 12.58 13.75 17.18+ C12.3 LAS* H Avg 14.65 13.95 14.80 16.85 21.43+ 表4〜7は様々な市販界面活性剤含有組成物に関するこ
れらの測定の使用について証明している。すべての分析
は4サンプルで行ったが、値は4サンプルの平均値を表
す。ドデシル硫酸ナトリウムも陽性サンプルとして含め
た。
【0029】 表4 MTT生存率アッセイ吸光度(540nm) 処理(%濃度w/v) 処方 コントロール 0.001 0.01 0.1 1.0 液体洗剤A 1.3498 1.2350 1.2535 0.0683+ 0.0615+ コントロール 0.01 0.03 0.06 0.1 液体洗剤A 1.4605 1.3925 1.1613 0.0615+ 0.0613+ コントロール 0.001 0.003 0.006 0.01 0.03 ドデシル硫酸Na 1.2450 1.4313 1.5723+ 1.5820+ 0.0768+ 0.0653+ コントロール 0.001 0.01 0.1 1.0 液体洗剤B 0.9997 1.1538 1.3233 0.0875 0.0650+ 固形石鹸A 1.6960 1.6700 1.3368 0.8510+ 0.1005+ 固形石鹸B 1.5055 1.1750 1.4715 0.0920+ 0.0698+ シャンプーA 1.1190 0.8563 1.0930 0.0778+ 0.0773+ シャンプーB 0.9843 0.7638 0.6215 0.0593+ 0.0638+ 液体洗剤C 1.0603 1.0865 1.2018 0.0787+ 0.0725+ コントロール 0.01 0.03 0.06 0.1 液体洗剤C 1.1720 1.1795 1.8773 0.0760+ 0.0728+ コントロール 0.001 0.01 0.1 1.0 シャンプーA 1.0158 1.3185 1.5805 0.0658+ 0.0658+ コントロール 0.03 0.06 0.1 0.6 1.0 シャンプーA 1.4770 1.6673 0.0945+ 0.0608+ 0.0600+ 0.0585+ コントロール 0.001 0.01 0.1 1.0 顆粒洗剤A 1.1160 1.1102 1.0543 0.2430+ 0.0658+ コントロール 0.01 0.03 0.06 0.1 顆粒洗剤A 1.1633 0.9563 1.1100 0.0758+ 0.0740+
【0030】 表5 乳酸デヒドロゲナーゼ放出(U/L) 処理(%濃度w/v) 処方 コントロール 0.001 0.01 0.1 1.0 液体洗剤A 18.3 20.5 15.3 513.8+ 0.00+ コントロール 0.01 0.03 0.06 0.1 液体洗剤A 34.8 51.0 77.0 934.5+ 962.3+ コントロール 0.001 0.003 0.006 0.01 0.03 ドデシル硫酸Na 24.5 24.0 29.8 101.0+ 754.0+ 1.3+ コントロール 0.001 0.01 0.1 1.0 液体洗剤B 18.0 17.0 16.0 17.3 32.3 固形石鹸A 26.0 22.8 25.0 261.3+ 28.5 固形石鹸B 20.3 19.3 21.5 405.0+ 5.8+ シャンプーA 23.0 22.0 23.5 358.8+ 0.0+ シャンプーB 19.3 23.0 162.0+ 277.8+ 0.0+ 液体洗剤C 61.5 54.5 58.3 522.0+ 0.0+ コントロール 0.01 0.03 0.06 0.1 液体洗剤C 41.3 41.8 400.0+ 816.8+ 200.3+ コントロール 0.001 0.01 0.1 1.0 シャンプーC 17.3 14.3 13.5 296.8+ 0.0+ コントロール 0.03 0.06 0.1 0.6 1.0 シャンプーC 27.5 64.3+ 732.3+ 483.5+ 0.3+ 0.0+ コントロール 0.001 0.01 0.1 1.0 顆粒洗剤 12.0 13.0 15.8 503.0+ 0.0+ コントロール 0.01 0.03 0.06 0.1 顆粒洗剤 36.5 36.3 225.3+ 895.3+ 586.0+
【0031】 表6 N‐アセチルグルコサミニダーゼ放出(U/L) 処理(%濃度w/v) 処方 コントロール 0.001 0.01 0.1 1.0 液体洗剤A 11.35 11.30 11.45 14.13+ 8.70+ コントロール 0.01 0.03 0.06 0.1 液体洗剤A 11.80 11.38 11.33 16.15+ 15.30+ コントロール 0.001 0.003 0.006 0.01 0.03 ドデシル硫酸Na 11.25 10.88 11.45 12.95+ 16.65+ 9.35+ コントロール 0.001 0.01 0.1 1.0 液体洗剤B 11.98 12.13 11.95 11.98 10.25+ 固形石鹸A 11.18 12.18 11.93 13.65+ 4.18+ 固形石鹸B 11.40 11.40 11.53 11.25 3.17+ シャンプーA 11.13 11.07 10.95 11.15 8.50+ シャンプーB 11.08 11.23 11.93+ 11.23 8.57+ 液体洗剤C 11.75 12.10 11.68 12.40 8.40+ コントロール 0.01 0.03 0.06 0.1 液体洗剤C 11.53 11.45 14.00+ 15.43+ 10.83+ コントロール 0.001 0.01 0.1 1.0 シャンプーA 11.80 11.80 11.48 13.33+ 8.80+ コントロール 0.03 0.06 0.1 0.6 1.0 シャンプーA 11.93 13.10+ 16.03+ 13.32+ 8.85+ 8.43+ コントロール 0.001 0.01 0.1 1.0 顆粒洗剤A 11.55 11.53 11.35 16.80+ 8.95+ コントロール 0.01 0.03 0.06 0.1 顆粒洗剤A 11.90 11.13 12.18 14.68+ 13.38+
【0032】 表7 マロウ‐テック全厚皮膚培養物グルコース利用率 に関する洗剤処方物の評価(MG/DL) 処理(%濃度w/v) 処方 コントロール 0.001 0.01 0.1 1.0 液体洗剤A 270.8 268.0 239.8 450.8+ 457.3+ コントロール 0.01 0.03 0.06 0.1 液体洗剤A 211.5 175.5+ 217.8 389.5+ 405.0+ コントロール 0.001 0.003 0.006 0.01 0.03 ドデシル硫酸Na 242.8 241.5 226.8 259.3 397.3+ 415.5+ コントロール 0.001 0.01 0.1 1.0 液体洗剤B 268.5 259.5 227.0 258.5 417.3+ 固形石鹸A 270.8 263.5 266.3 298.0 391.5+ 固形石鹸B 237.8 264.3+ 246.3 397.0+ 339.8+ シャンプーA 253.5 279.0 236.5 416.3+ 422.5+ シャンプーB 280.0 293.5 325.0+ 425.8+ 427.3+ 液体洗剤C 248.8 248.8 247.3 409.8+ 411.8+ コントロール 0.01 0.03 0.06 0.1 液体洗剤C 243.5 236.3+ 279.0 402.3+ 418.8+ コントロール 0.001 0.01 0.1 1.0 シャンプーC 260.8 257.5 248.3 423.0+ 430.3+ コントロール 0.03 0.06 0.1 0.6 1.0 シャンプーC 237.0 258.8 374.3+ 411.8+ 425.5+ 425.3+ コントロール 0.001 0.01 0.1 1.0 顆粒洗剤A 262.8 263.3 273.8 341.0+ 436.5+
【0033】分析方法メッシュ上における24ウェル全厚皮膚培養物に関する
MTTアッセイプロトコール 1.メッシュに対するMTTのバックグラウンド非特異
的結合(NSB)を調べかつ絶対ブランクとして作用さ
せるため、1つの未処理プレカットメッシュ(無細胞)
を1以上のウェルに入れる。残りのウェルには1メッシ
ュ/ウェルで繊維芽細胞/ケラチン細胞同時培養物を入
れる。試験キットと共に供給されるアッセイ培地2mlを
加える(マロウ‐テックが培地を供給する)。 2.各ウェルから培地を除去し、アッセイ培地で希釈さ
れた試験物質を2ml/ウェルで加える。アッセイ培地と
共に未処理コントロールメッシュ及び無細胞のメッシュ
を再供給する。 3.5%二酸化炭素雰囲気下37℃で48時間インキュ
ベートする。 4.アッセイ培地中で0.5mg/ml MTT(シグマ・ケ
ミカル社カタログ#M‐2128)の溶液を調製する。
MTT/培地を3000rpm で5分間遠心して未溶解結
晶をペレット化し、しかる後37℃水浴でMTTを前加
温する。 5.使われた培地を除去する。乳酸デヒドロゲナーゼ、
N‐アセチルグルコサミニダーゼ及びグルコースについ
て分析するため1mlアリコートを用いる;1mlは後でP
GE2分析のために−70℃で窒素下で保存することが
できる。 6.MTT/培地溶液を1ml/ウェルで加える。絶対ブ
ランクウェルにはMTTなしで培地を加える。5%二酸
化炭素下37℃で3時間にわたり培養物をインキュベー
トする。 7.MTT/培地を除去し、カルシウム及びマグネシウ
ム含有のダルベッコリン酸緩衝液(PBS)1mlで各メ
ッシュを2回にわたり各々約2〜5分間かけて洗浄す
る。 8.第二PBS洗液を除去し、2mlイソプロパノール/
ウェルを室温で2時間かけて加える。これは細胞のミト
コンドリアから上澄中にホルマザンを抽出する(注意:
細胞培養物に取り込まれた後に溶媒抽出で放出されたM
TTの量は培養物内における生細胞の数と比例してい
る)。試験ウェルからメッシュを除去し、振盪渦巻ミキ
サーで攪拌する。 9.各ウェルから青色が薄まった溶媒を200μLずつ
96ウェル微量滴定プレートに移し、絶対ブランクにと
って空白な540nmで吸光度を読取る(ウェルはMTT
と接触しない)。NSBメッシュ含有ウェルの吸光度は
下記計算を行う前に試験ウェル吸光度から差し引かれる
べきである。
【0034】MTT‐50及びNR‐50計算 試験物
質の毒性を報告するために用いられたMTT及びNR細
胞毒性アッセイの終点は、未処理コントロール値と比較
した場合にMTT又はNR色素取込みのいずれかに関し
て50%減少(即ち、MTT‐50又はNR‐50)を
起こす試験物質の濃度である。計算は下記のように行っ
た: 1)未処理コントロールウェルの平均OD540(54
0nmの光学密度)を計算する。注意:アッセイが培養物
メッシュで行われた場合には、非特異的結合(NSB)
コントロールを評価して、この値を各コントロール及び
処理吸光度から差し引く。 2)各濃度の試験物質に関して4ウェルの平均OD54
0を計算する。 3)各平均OD540に関して未処理コントロールの%
を計算する: 片対数グラフにおいて、未処理コントロールの%をy軸
上にプロットし、試験物質の濃度をx軸上にプロットし
て、各試験物質に関する用量応答曲線を確立する。統計
学的プログラムに組み込まれる同様の三角法を用いた計
算を各試験物質用量応答曲線に関して行い、NR‐50
又はMTT‐50処理濃度を調べた。NR‐50又はM
TT‐50は細胞生存率が未処理コントロール値の50
%まで減少した場合の試験物質濃度(x軸)を表す。M
TT及びNRアッセイでは生存細胞数を測定する。細胞
はほとんど又は全くの無効果から全細胞の死滅までの範
囲の応答性を調べるためいくつかの用量の攻撃物質、即
ち界面活性剤で処理される。化学クラスの試験物質に関
するMTT‐50はそれらの相対的毒性をランク付ける
ために用いられる。
【0035】統計 統計は分散技術の分析を用いて実施された。分散の均一
性のバートレット試験が有意でなかったときには、処理
群は最小有意差(LSD)基準を用いてコントロール群
と又は互いに比較された。バートレット試験が有意であ
ったときには、比較はウィルコクソンのランク合計試験
及び非均等分散を斟酌するt検定技術を用いて実施され
た。すべての統計試験は5%の2サイドリスクレベルで
実施された。
【0036】他の用途 細胞生存率と細胞同時培養物からの乳酸デヒドロゲナー
ゼ、N‐アセチルグルコサミニダーゼ及びグルコースの
放出に関する利用は皮膚に対する他の刺激剤又は物質の
効果を測定するためにも使用できる。例えば、この系は
UV(紫外線)照射の効果、非化学的刺激としてUV光
の効果を測定するため又は光毒性スクリーニングのため
に使用できる。系は刺激に対するヒト皮膚に応答した皮
膚感作、年齢感作又は体部位差を研究するためにも使用
できる。経皮吸収研究及び細胞増殖研究もこの方法を用
いて研究できる。細胞増殖研究は皮膚発癌原性を予測し
うる短時間アッセイである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る生物の形態を示す顕微鏡写真であ
る。ヒト新生児包皮繊維芽細胞及びケラチン細胞からな
るヒト皮膚細胞同時培養物はナイロンメッシュ上で増殖
された繊維芽細胞の基層を含んでいる。培養物の表面の
図(倍率250×)(図1)では編成ナイロンメッシュ
フィラメント間のスペースで増殖する多数の細胞につい
て示している。図1の場合のようなメッシュ表面の位相
差顕微鏡検査は培養物の細胞性を確認するため日常的に
用いられた。
【図2】市販(マロウ‐テック)培養物の断面概略図で
ある。この図では、ナイロンフィラメント(2)への繊
維芽細胞(1)付着、コラーゲン(3)及び細胞から分
泌される細胞外マトリックス成分(4)の存在並びに繊
維芽細胞/ナイロン基層上の層で増殖する表皮ケラチン
細胞(5)について示している。脂肪細胞(6)及びメ
ラニン細胞(7)もこの図に含まれているが、それらは
用いられる培養物の成分ではなかった。
【図3】本発明に係る生物の形態を示す顕微鏡写真であ
る。例中で用いられるタイプの市販(マロウ‐テック)
培養物の組織断面(倍率400×)(図3)では約5細
胞層のヒト新生児包皮繊維芽細胞、1層の基底ケラチン
細胞及び最上にある2〜3層の平坦層状ケラチン細胞に
ついて示す。
【図4】ヒト研究の結果と本方法で試験された同一物質
の結果との比較について示すグラフである。
【図5】ヒト研究の結果と本方法で試験された同一物質
の結果との比較について示すグラフである。図4及び5
において、試験された界面活性剤は以下のものであっ
た: 1.ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート(ツ
イーン20)、シグマ・ケミカル社、カタログ#P‐1
379 3.ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエート(ツ
イーン80)、シグマ・ケミカル社、カタログ#P‐1
754 5.ドデシルジメチルアミンオキシド(C12DDA
O)、プロクター&ギャンブル、31.0%活性 7.アンモニウムココナツアルキルエトキシレート6.
5サルフェート(NH4CnAE6.5S)、プロクタ
ー&ギャンブル、67.5%活性 9.アンモニウムココナツアルキルエトキシレート12
サルフェート(NH4CnAE12S)、プロクター&
ギャンブル、63.91%活性 11.ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)、シグマ・ケ
ミカル社、カタログ#L‐4509 13.C12.3アルカンベンゼンスルホネート(C1
2.3LAS)、プロクター&ギャンブル、96.46
%活性 15.C11.8アルカンベンゼンスルホネート(C1
1.8LASH)、プロクター&ギャンブル、97.
03%活性 17.塩化ベンザルコニウム、シグマ・ケミカル社、カ
タログ#B‐1383 19.塩化ベンゼトニウム、シグマ・ケミカル社、カタ
ログ#B‐8879
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ローズマリー、オズボーン アメリカ合衆国オハイオ州、オックスフォ ード、インディアン、クリーク、ロード、 2575

Claims (46)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)ヒト皮膚ケラチン細胞及び繊維芽細
    胞同時培養物を有効量の時間にわたり試験物質で攻撃す
    る;及び(2)テトラゾリウム塩(MTT)からホルマ
    ザン色素への還元により細胞生存率を測定する;ことか
    らなる、組成物の刺激ポテンシャルの測定方法。
  2. 【請求項2】細胞培地中への乳酸デヒドロゲナーゼの放
    出も測定される、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】細胞培地中へのN‐アセチルグルコサミニ
    ダーゼの放出も測定される、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】細胞培地中へのN‐アセチルグルコサミニ
    ダーゼの放出も更に測定する、請求項2に記載の方法。
  5. 【請求項5】試験物質がアニオン系、非イオン系及びカ
    チオン系界面活性剤の群から選択される界面活性剤であ
    り、攻撃時間が4〜72時間である、請求項1に記載の
    方法。
  6. 【請求項6】試験物質がアニオン系、非イオン系及びカ
    チオン系界面活性剤の群から選択される界面活性剤であ
    り、攻撃時間が4〜72時間である、請求項2に記載の
    方法。
  7. 【請求項7】試験物質がアニオン系、非イオン系及びカ
    チオン系界面活性剤の群から選択される界面活性剤であ
    り、攻撃時間が4〜72時間である、請求項3に記載の
    方法。
  8. 【請求項8】グルコース利用率が測定される、請求項2
    に記載の方法。
  9. 【請求項9】グルコース利用率が測定される、請求項4
    に記載の方法。
  10. 【請求項10】グルコース利用率が測定される、請求項
    6に記載の方法。
  11. 【請求項11】(1)ヒト皮膚ケラチン細胞及び繊維芽
    細胞同時培養物を有効量の時間にわたり試験物質で攻撃
    する;及び(2)ニュートラルレッド色素を細胞中に取
    り込ませることで細胞生存率を測定する;ことからな
    る、組成物の刺激ポテンシャルの測定方法。
  12. 【請求項12】細胞培地中への乳酸デヒドロゲナーゼの
    放出が測定される、請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】細胞培地中へのN‐アセチルグルコサミ
    ニダーゼの放出もを更に測定する、請求項11に記載の
    方法。
  14. 【請求項14】細胞培養物のグルコース利用率も更に測
    定する、請求項12に記載の方法。
  15. 【請求項15】細胞培地中へのN‐アセチルグルコサミ
    ニダーゼの放出もを更に測定する、請求項12に記載の
    方法。
  16. 【請求項16】細胞培養物のグルコース利用率も更に測
    定する、請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】試験物質がアニオン系、非イオン系及び
    カチオン系界面活性剤の群から選択される界面活性剤で
    あり、攻撃時間が4〜72時間である、請求項11に記
    載の方法。
  18. 【請求項18】試験物質がアニオン系、非イオン系及び
    カチオン系界面活性剤の群から選択される界面活性剤で
    あり、攻撃時間が4〜72時間である、請求項12に記
    載の方法。
  19. 【請求項19】試験物質がアニオン系、非イオン系及び
    カチオン系界面活性剤の群から選択される界面活性剤で
    あり、攻撃時間が4〜72時間である、請求項13に記
    載の方法。
  20. 【請求項20】細胞同時培養物が分化したケラチン細胞
    からなる角質層も有する、請求項1に記載の方法。
  21. 【請求項21】細胞同時培養物が分化したケラチン細胞
    からなる角質層も有する、請求項2に記載の方法。
  22. 【請求項22】細胞同時培養物が分化したケラチン細胞
    からなる角質層も有する、請求項3に記載の方法。
  23. 【請求項23】細胞同時培養物が分化したケラチン細胞
    からなる角質層も有する、請求項11に記載の方法。
  24. 【請求項24】細胞同時培養物が分化したケラチン細胞
    からなる角質層も有する、請求項12に記載の方法。
  25. 【請求項25】細胞同時培養物が分化したケラチン細胞
    からなる角質層も有する、請求項14に記載の方法。
  26. 【請求項26】(1)ヒト皮膚ケラチン細胞又は繊維芽
    細胞培養物を有効量の時間にわたり試験物質で攻撃す
    る;及び(2)ニュートラルレッド色素を細胞中に取り
    込ませることで細胞生存率を測定する;ことからなる、
    組成物の刺激ポテンシャルの測定方法。
  27. 【請求項27】(1)ヒト皮膚ケラチン細胞又は繊維芽
    細胞培養物を有効量の時間にわたり試験物質で攻撃す
    る;及び(2)テトラゾリウム塩(MTT)からホルマ
    ザン色素への還元により細胞生存率を測定する;ことか
    らなる、組成物の刺激ポテンシャルの測定方法。
  28. 【請求項28】プロスタグランジンE2の放出も更に測
    定する、請求項26に記載の方法。
  29. 【請求項29】プロスタグランジンE2の放出も更に測
    定する、請求項27に記載の方法。
  30. 【請求項30】プロスタグランジンE2の放出も更に測
    定する、請求項8に記載の方法。
  31. 【請求項31】プロスタグランジンE2の放出も更に測
    定する、請求項1に記載の方法。
  32. 【請求項32】プロスタグランジンE2の放出も更に測
    定する、請求項2に記載の方法。
  33. 【請求項33】プロスタグランジンE2の放出も更に測
    定する、請求項3に記載の方法。
  34. 【請求項34】プロスタグランジンE2の放出も更に測
    定する、請求項9に記載の方法。
  35. 【請求項35】プロスタグランジンE2の放出も更に測
    定する、請求項11に記載の方法。
  36. 【請求項36】プロスタグランジンE2の放出も更に測
    定する、請求項12に記載の方法。
  37. 【請求項37】プロスタグランジンE2の放出も更に測
    定する、請求項15に記載の方法。
  38. 【請求項38】プロスタグランジンE2の放出も更に測
    定する、請求項14に記載の方法。
  39. 【請求項39】プロスタグランジンE2の放出も更に測
    定する、請求項21に記載の方法。
  40. 【請求項40】刺激ポテンシャルが皮膚感作の測定であ
    る、請求項39に記載の方法。
  41. 【請求項41】(1)ヒト新生児ケラチン細胞及び繊維
    芽細胞同時培養物を有効量の時間にわたり紫外線で攻撃
    する;及び(2)テトラゾリウム塩からホルマザン色素
    への還元により細胞生存率を測定する;及び(3)細胞
    培地中への乳酸デヒドロゲナーゼの放出を測定する;こ
    とからなる、ヒト皮膚における紫外線の効果の測定方
    法。
  42. 【請求項42】(1)ヒト新生児ケラチン細胞及び繊維
    芽細胞同時培養物を有効量の時間にわたり紫外線で攻撃
    する;及び(2)テトラゾリウム塩からホルマザン色素
    への還元により細胞生存率を測定する;及び(3)細胞
    培地中へのN‐アセチルグルコサミニダーゼの放出を測
    定する;ことからなる、皮膚における紫外線の効果の測
    定方法。
  43. 【請求項43】(1)ヒトケラチン単層細胞培養物又は
    ヒト繊維芽単層細胞培養物を4〜48時間にわたり界面
    活性剤で処理する;及び(2)ニュートラルレッド色素
    アッセイで細胞生存率を測定する;ことからなる、皮膚
    刺激に関する界面活性剤のスクリーニング方法。
  44. 【請求項44】PGE2放出も皮膚刺激の測定としてヒ
    トケラチン細胞モデルで測定される、請求項43に記載
    の方法。
  45. 【請求項45】細胞同時培養物が分化したケラチン細胞
    からなる角質層を有する、請求項41に記載の方法。
  46. 【請求項46】細胞同時培養物が分化したケラチン細胞
    からなる角質層を有する、請求項42に記載の方法。
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