JPH0617993U - 複色同時塗り分け用フェルトペン - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 一本のペン軸の同一端から二種類の色芯を出
しておくことで、単色と混色の塗り分け作業を簡便に
し、混色の同時塗り分けもでき、広告制作や版下校正の
他、各種マーキングなどの塗り分け作業を効率よくする
フェルトペン。 【構成】 二種類の色芯２と色芯３を、軸２の同一端か
ら出しておくことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、軸の同一端から二種類の色芯が出ている複色同時塗り分け用 フェルトペンに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、軸の両端または一端に単色の色芯が出ているフェルトペンがあった 。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは次のような欠点があった。 （イ）軸の両端に色芯がついている場合は、長時間使用しているうちに、 軸内部のインクが一端に集中して、片端の色芯からインクが出なく なる。 （ロ）色芯の先端部分から上部へのインクの揮発を防ぐため、フェルトペ ンを持ち替える度に、使用しない色芯には蓋をしなくてはならない 。 （ハ）重ね塗りして違う色を出すためには、別のフェルトペンを持ち替え て、再度塗り分けなければならない。 本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

二種類の色芯２と色芯３を、軸１の同一端から出す。

【０００５】

【作用】

筆記面に対して、軸１を垂直にあてて使用すると、色芯２と色芯３の混 合色や複色の塗り分けができ、筆記面に対して、軸１を斜めにして色芯 ２、または色芯３の一方だけをあてて使用すると、単色で塗り分けがで きる。

【０００６】

【実施例】

本案の実施例として説明すると、二種類の色芯２と色芯３を、軸１の同 一端から出す。 色芯２と色芯３の種類は、それぞれ違う色にするだけに限らず、形や太さ の違う組み合わせもできる。

【０００７】

【考案の効果】

以上のような構造なので、筆記面に対して軸１を垂直にあてて使用すると 色芯２と色芯３の混合色の塗り分けや、色芯２と色芯３の二色を同時に塗 り分けることができる。 また、筆記面に対して軸１を斜めにあてて使用すると、色芯２または色芯 ３の単色のフェルトペンになる。 このように、頻繁にフェルトペンを持ち替えて蓋の開け閉めを繰り返さな くても、一本の軸１を回し持つだけで、複色および単色の塗り分けができ 、本考案は、広告制作や版下校正、および各種マーキングの塗り分け作業 を簡便にするものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の斜視図である。

【図２】 本考案の他の実施例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１ 軸 ２ 色芯 ３ 色芯

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 軸１の同一端から、色芯２と色芯３の二
   種類の色芯が出ている複色同時塗り分け用フェルトペ
   ン。