JPH06179396A - 舟の転覆防止装置 - Google Patents
舟の転覆防止装置Info
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- JPH06179396A JPH06179396A JP4295498A JP29549892A JPH06179396A JP H06179396 A JPH06179396 A JP H06179396A JP 4295498 A JP4295498 A JP 4295498A JP 29549892 A JP29549892 A JP 29549892A JP H06179396 A JPH06179396 A JP H06179396A
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Abstract
大風で舟が転覆することを防止することが目的である。 【構 成】この装置は、平常は舟首横側の左右に浮袋を
先端に取付けた細長の腕と補強腕等が集納されてある
が、大嵐、大波、大風等で海上または水上が荒れた時に
は、左右の腕と補強腕等を舟体の両横側に広げて、固定
し舟の転覆を防止するものである。
Description
魚業用小形舟、中形舟、及び大形船舶などを海上または
水上において大波、大嵐、大風等で舟体の転覆を防ぐこ
とにある。この装置は使用しない時、つまり平常は舟首
横側に四本の細長の腕と、その先端に取り付けてある浮
袋と集納されているが、使用時には約90度角前後に開
いて危険時に不安定な舟の転覆を防止するものである。
て舟の転覆を防ぐことは、重心を高くしないこと、海水
または水を舟内に入れないように、舟艙に蓋、またはお
おいをすることであって、理論的にも物理的にせよ、気
安めにしかならず決して安全性を伴うものではなく幾多
の遭難を起してきた重大な欠点があった。例えば、日本
特許出願昭63−218155には、船に沈没や転覆の
危険が発生したときに、気球を即時に膨らませて船に浮
力を与えることにより、短時間での沈没や転覆をなく
し、その後の救助活動を容易にすると示されている。こ
れは大嵐に舟が出合った時にその舟が万一、沈没の事態
が発生した時の乗客や乗員の舟からの脱出に、重きをお
いた装置であり、本発明は何ら抵触しているものではな
いのである。
形船舶のベンチレーションの構造と示されている、第一
のベンチレーションパイプの上端開口部とを、舟体中心
線を挟んで互いに反対側に少なくとも一方を船の横転時
の喫水面より上方に位置するように配置することによ
り、ベンチレーション機能を良好に保ちつつベンチレー
ションパイプから水が浸入するのを確実に防止する。こ
れは舟が180度転覆してしまった後の処置の構造であ
る。上記記載の装置は本発明の装置の構造とはまったく
違うものである。
示されている内容は舟外板に直接袋体を複数個で舟の外
板全周囲に取付け、使用時に空気を送入してその袋体を
ふくらませて舟の転覆を防止するというものである。こ
の方法は例えば、舟の中心から舟壁に固定された袋体の
中心までの距離が短く例えば、テコの原理でテコの支え
を舟の中心に当てそのテコの先端をふくらんでいる袋体
の中心に当て、そのテコの他の先端を上に持ち上げた場
合舟の中心から袋体の中心までの距離が短いより長い方
が、その舟を転覆させることが困難であることからみ
て、この方法は効果はうすいものといえる。本発明は、
この文献に何ら抵触してはいないのである。
会っても少しも慌てることなく、舟体の左右に装置され
ている浮袋付きの四本の腕を、90度角度に開いて固定
しておけば、大嵐や大波にもまれることはあるが、その
大嵐の中でも近くの港に航行して避難することができる
ものである。
水上での大波、大嵐、大風に遭遇した小形舟、中形舟ま
たは大形船舶などを転覆の危険から救うことにある。
図面と共にわかりやすく説明すると、図3に示すように
舟首近くの舟内底部に台座52を図2に示すように約2
0度斜めにリベット68で舟体1に固定する。次に側壁
を補強銅材8と内側補強銅材板10台座53等を共に密
着させて締め付けボルト55を差し込んで、締め付けナ
ット62で固定する。
は舟内側腕3の基点の一部の広大図であり、砲金リング
40は腕3の縦幅より1mm長くしてある。図3の腕3
は砲金リング40と共に図11の軸ボルト42を差込む
穴86を通して台座53の下端まで差込む。その下端で
締め付けナット56を締め込んで、キーボルト57でゆ
るまぬように締め付ける。また砲金リング40を介在さ
せることによって鉄同しの錆付きを防止できる。
銅材リング48が固着されてあり軸ボルト7が銅材リン
グ48を通して、腕3の下面まで差し込まれて下面と銅
材リング48とに固着されている。尚、銅材リング48
の取付け構造は、この装置の左右全く同じである。
3の先端はギア歯が刻み込まれてあるワッシャGは軸ボ
ルト12の頭に固着されてある。その軸ボルト12はギ
ア9とワッシャSを通して台座53の上面で少し段差を
造ってあり、台座53の下面でスプリングワッシャUと
共に締め付けナット59でギア9が回動自在にして締め
付けナット59で固定しキーボルト60で締め付けてあ
る。またギア9は腕3のギア歯と噛み合っている。
ャGが固着してあり、その下方にギア13を差し込み軸
ボルト45とギア13はキーを差し込んで固定する。そ
の下にワッシャSを通す、台座53の縦幅より1mm長
いリングNが差し込まれてワッシャSとワッシャWとで
挟んである。次に軸ボルト45を台座53の下面に出る
ように差し込んで締め付けナット59で固定し次にキー
ボルト60でゆるまぬように締め付ける。次に軸ボルト
45の他の先は操作ハンドル46を差し込んで、キーを
差し込み締め付けナット47で固定する。ギア13はギ
ア9と右側腕の先端のギア歯と噛み合って左右両腕3が
舟首方向に90度角前後に、操作ハンドル46を回すこ
とで回動が自在である。
やすく図1、2、3、11、16、20、21で説明す
ると図16のL形固定台座16は台座53に固着され頑
丈であり、図2、図16に示す軸ボルト41の下端が、
L形固定台座16の下面まで通して固着されている軸ボ
ルト41には、つる巻バネ39が通してあり、図2、1
1、16、21のアングル形固定板17が軸ボルト41
に通してある。図11、16のボルト38で僅かにアン
グル形固定板17の一端が上下に開閉可能に取付けてあ
る。
面には、左右の腕3の角度規定部材71が固着されてあ
り、外側にギア歯が刻まれてある。軸ボルト41にハン
ドル15がねじこまれてある。
めると、つる巻バネ39ではね上がり角度規定部材71
のギア歯が左右の腕3の、先端部のギア歯から僅かに離
れる。次に図1、3、の操作ハンドル46を回動させ、
左右の腕3を定めた角度位置にして次にハンドル15を
回動させてアングル形固定板17で腕3の舟内側先端部
を固定する。また腕3を90度角に開く時は、アングル
形固定板17を上げて操作ハンドル46を回動させる
と、自動的に図20に示すようにアングル形固定板17
に銅鉄材リング48が接触して左右の腕3の開きの角度
が決まる。次にハンドル15を回動させアングル形固定
板17で固定する。この場合角度規定部材71の歯と腕
3の歯が噛み合っている。また舟内左右の軸ボルト42
を基点として、左右の腕3は 全く同じ回動であ
る。
に示す腕3の舟内側先部に図8に示す軸ボルト42の取
付け銅鉄部品を固着し、他の先端には図15に示す銅鉄
部品30が腕3に固着されている。尚腕3、補強腕4等
は図12に示す11−11のように長方形の銅鉄材で内
外共に亜鉛引である。次に腕3の他の先端の浮袋28の
取付け構造をわかり安く説明すると、図9、10、15
に示す取付け部材30はP、K、四面で腕3と固着され
ている。図13に示す軸ボルト18にはワッシャ20と
補強板11Vが固着され、その下方に浮袋取付け板2が
固着されている。
部材30に差し込み砲金リング35を差し込む。この砲
金リング35の縦幅は取付け部材30の縦幅より1mm
長くなっている。次に厚めのワッシャ20を入れて締め
付けナット31で締め付け、ゆるまぬように図1、2、
3に示すキーボルト33で締め付ける。
ム素材で、図1、2、10、13、14に示すように腕
3補強腕4等の舟外先端に取付けて舟の転覆を防止する
ものである。この浮袋28は図14に示すように、浮袋
取付け部材2に下方から容易に着脱可能にするため浮袋
28の中間部に細長の穴を設け、その穴に浮袋体と同じ
厚さの輪ゴム状のゴム輪を差し込み上下の切り口を押し
広げ圧力を加えて浮袋体に固着する。次に適当な位置に
空気出し入れ用のゴム管6を圧力を加えて固着する。次
に浮袋28を取付け部材2の下方から浮袋28の中間部
の穴に差し込むと同時にゴム管6を補強板11Vにあら
かじめ開けてある穴に差し込み外部に引出し、浮袋28
の上方が図10、13に示す補強板11Vに当るまで差
し込む。次に下方の補強板11を取付け部材2の下面に
押し当て締め付けボルト21で締め付ける。この取付け
構造は舟の左右全く同じである。
構造をわかりやすく説明すると、補強腕4の舟内側先端
部は図18に示すFのように細長の空間部になってい
て、図3に示す軸ボルト7を細長の空間部Fに差し入
れ、あつめのワッシャ54を入れてハンドル44をねじ
込む。次に図1、2に示すように腕3の取付け方法と全
く同じで、軸ボルト5に補強腕4の先端部を差し込んで
ワッシャを入れて締め付けナット36で締め付けてキー
ボルト32を差し込んで締め付ける。これは舟の左右の
この装置の取付け方法は全く同じである。また腕3と補
強腕4の弓曲角度は、各その舟の使用上の構造によって
替えることができる。
に位置し舟壁に沿って補強板79と共に締め付けボルト
80とリベット82で固定する。その上に集納台座26
を固着する、集納台座26に軸ボルト27が固着されて
いる。この集納台座26は舟内左右、全く同じ装置であ
る。軸ボルト27には、つる巻きスプリング77を通
し、その上に締め付け具76を通し締め付けハンドル2
5を捩じ込む。
2、3、4、16、18、20、21等々に示すよう
に、この装置の腕3補強腕4等が、舟体の両側に開いて
固定された状態を舟首両横側に集納する行程から、わか
りやすく説明すると、まず図1に示す締め付けハンドル
25をゆるめて締め付け具76を舟内縦にする。次に締
め付けハンドル15をゆるめる。次に締め付けハンドル
44をゆるめる。次に操作ハンドル46を回動させて左
右の腕3と補強腕4等を集納台座26の上に乗せる。次
に締め付けハンドル15で図21に示すアングル形固定
板17を押さえ締め付け固定する。
れた浮袋28の集納角度がハンドル44で自由に調節で
きるので少なくとも舟壁から6cm前後離して締め付け
ハンドル44で固定する。次に締め付け具76の突起部
Eをあらかじめ集納台座26に開けてある穴に差し込み
締め付けハンドル25で固定する。また使用時に腕3、
並びに補強腕4等を90度角開く時は上記の反対の操作
をすればよいのである。
管6をわかりやすく説明すると、浮袋28固着の空気送
入管6は補強板11Vを経て引出され、腕3の一部中を
通して、舟1の内壁に沿って舟内の機関20に他の端を
導き、舟の機関20の一部品として、つながっている空
気送圧ポンプ14に接続してある。尚、左右の腕3の一
部中を通した空気送入管6は左右の舟内壁にそれぞれ沿
って適当な箇所で固定されている。
の近くに空気圧力計が取り付けられている。空気送圧ポ
ンプ14は舟のエンジン(機関)とクラッチで切離する
ことができ、空気圧力計に従って送気量を決めることが
でき空気送圧ポンプ14を停止させると近くに装置され
てある空気流通自動停止弁が作動して空気の流通は止ま
ることになる。尚、図1に示す空気の流通を止める手動
弁Rで、ハンドルを回動させて止めて置けばよい。また
手動弁Rで空気送入管6は、着脱が可能である。上記空
気送圧ポンプ14は真空操作が可能であり、図10、1
7に示すように、集納台座26に集納する時は、浮袋2
8Hのように空気を一気圧前後抜くことによって港での
停泊がより便利である。
び浮心が構造上の安定基準に沿った舟を使用したもので
ある。この実験に使用した腕及び補強腕等に取り付ける
浮袋を自由に移動できるようにして固定した後で実験を
行った。
々風速が強い時には、頂点が風圧によってばらばらにな
リ真白に空気がまざってなるものである。従ってこの真
白の部分は波としての力は、あまりないものであり真白
の部分は、波力には入れない、舟を転覆させる波は2m
〜3mといった半円形の波である。半円形の頂点で真白
になる波は、舟に当った時点でしぶきとなって、舟内に
入り込む嫌いがある。
する。 次に最大の大波、大嵐を舟幅135cm総重量
5.000kgの、舟体の側舷に受けた時の反対側の傾
き排水重量kg数は、500kg〜1.000kgであ
ることがわかった。これは浮袋を取り付けずに行った実
験である。
0kgの舟体の側舷に横幅66cm長さ145cmの浮
袋を、くっつけて取付け、2m〜3mの高波を舟体に受
けてみた。つまり、舟体の中心点から側舷にくっつけた
横幅66cmの浮袋の中心点までの距離は約1mである
が、転覆の危険があり高い波の乗り越え実験は、一回だ
けで中止せざるを得なかった。
舟の中心点に当て、テコの先端部を舟壁にくっつけて取
り付けた浮袋の中心点に当て、テコの他の端を上に押し
上げた場合、テコの支え点から浮袋の中心点の押え点ま
での距離が短いものより、テコの支え点から浮袋の押え
点までの距離が長ければ長い程、その舟を転覆させるこ
とはできないものである。
に、同じ容積の浮袋を、舟の中心点から292cmの距
離に取付け固定して、高波を受けてみた。ここでは前記
のような舟体の転覆の状態は全く示さなかった。
腕先に、同じ容積の浮袋を取付け固定して3m〜4mの
高い波を舟に受けてみた。ここでは前記のような舟体の
転覆の状態は全く示さなかったのである。しかも舟の喫
水線が20cm〜30cm上がることが時々あった。こ
の現象は、その舟体の総重量トン数に対し左右の腕先に
固定されている、浮袋体の容積が充分な浮力を持ってい
ることを示している。
は、舟尾及び舟首方向からの斜め追波、追風及び斜め向
い波、向い風であり、うっかりしていて重心を高くして
航行している舟などは、簡単に瞬時にして転覆させられ
るものであるが、この装置を装備している限り、ここで
の実験の結果、舟尾、舟首いかなる方向からの高波や大
嵐の風速にも全く転覆の危険状態は示さなかったのであ
る。
40度〜50度、極限ともいえる傾きがあったが、しか
し舟が転覆の状態は、全く示さなかったのである。これ
は傾き側の浮袋が海面下2m〜3mと海中に沈むに従っ
て、2倍〜3倍と云う水圧力で浮袋が押し上げられるか
らである。上記のような舟の傾きがあった場合は、かえ
って舟は20cm〜30cmも喫水線から浮上がってく
るのである。また浮袋の容積を増すことに制限はなく、
仮に浮袋の容積を2倍に増した場合、何らかの手違い
で、その舟の重心が基準より高くても、また最大高波に
襲われて舟の傾きが50度〜60度になっても、まず転
覆の恐れはありえないと思われる。その理由は、舟体の
傾き角度が増すごとに傾いた側の浮袋が、海中深く入る
ごとに水圧力が強くなってくるからである。
g以上の舟体は実験できなかったが、前記実験から次に
示す計数で表示することができる。ここでの距離は、舟
の中心点から浮袋の中心点まで、舟幅135cm、総重
量5,000kg〜15,000kgまでの舟体に使用
する腕、並びに補強腕の長さは、225cmで浮袋の直
径が66cm長さ145cmで舟体の転覆を防止するこ
とが充分であると思われる。
6,000kg〜25,000kgまでの舟体に使用す
る腕、及び補強腕の長さは285cmで、浮袋の直径が
85cm及び長さ170cmで充分であると思われる。
次に舟幅285cmで総重量26,000kg〜50,
000kgまでの舟体に使用する腕、及び補強腕等の長
さは325cmで、浮袋の直径が110cm及び長さ1
95cmで充分であると思われる。
0、13、14、17に示す総重量トン数5,000k
gまでの舟に使用する浮袋28の厚さは、合成ゴム素材
で7mmで充分であると思われる。それ以上30,00
0kgまではゴム素材の厚さは1cm、それ以上10
0,000kgまでは1.5cmで充分水圧に耐え得る
ものと思われる。総重量トン数が100,000kg以
上の船舶に使用する場合はゴム素材にかわって銅鉄材、
または錆びない銅ステンレスかジュラルミン素材等々で
空洞タンクが最適と思われる。その理由は大型船は、港
内で密集停泊がなく舟幅の制限がないからである。
0度前後の傾きが度々あった。しかし舟が転覆の状態は
全く示さなかった。それ以上の高波が起こる水域、また
は舟の構造上、または積物の関係で重心が高く浮心の低
い舟の場合は、腕3、補強腕4等をより長く伸ばすか、
または浮袋体の容積を増すとよいのである。または、そ
の両方を同じに増すことにすれば、最大高波、最大の大
風を舟体に受けて40度〜50度傾いても舟が転覆する
ことは、全くないものと思われる。
り、常にシートを舟内に用意しておく必要がある。その
シートはあらかじめその舟の構造に合わせて造っておく
ことである。図2に示すように舟壁に銅鉄パイプ22を
取り付けておき、シートにはワンタッチでバネなどを利
用して適当に距離をおいて、必要時にその取付け金具を
パイプに引き掛けて行く一度引き掛けたら、引っ張って
も決して外れることがないような構造の取付け金具にす
る必要がある。
方から受けた時には場合によっては、反対側の浮袋28
は、水面下2m〜3m沈下することがあるので、浮袋2
8内の空気量を一気圧〜二気圧程度多く送入しておいた
方が、浮力もよりよくまた水圧で変形が無く、より大き
な効果が得られると思われる。図5、6、7は線図で示
す浮袋28Lは、使用時には20%程度水面下に浸して
おくとよい。これは、海面すれすれにセットすると、常
に急激な波の叩き抵抗を受け続ける嫌いがあるからであ
る。
5、6、7に示すように腕3、補強腕4等を40度〜4
3度前後にセットして航行するとよい。つまり、嵐が納
まってもしばらくは危険であるから浮袋を海面、水面よ
り約20cm〜25cm上げて、セットしておくこと
で、不規則な大波大風が突然襲って思わぬ時に舟を転覆
させる危険を防ぐためである。この現象は嵐の始まる前
と嵐がおさまりかけた頃に起ることが多い。
てはもう一組同じ装置を舟尾にも取付けることもできる
のである。また舟幅が特に広い舟体に、この装置を装備
する場合は、ギア9を1個、2個、3個、4個と増して
一列に空間を埋めて連結するかまたは、操作ハンドル4
6を左右2個にして、別々に腕を操作するとよいのであ
る。また、必要とあれば舟内の台座52をもっと舟首近
くに寄せて取り付けることも可能である。また台座52
と舟首間の空間部には、常備の工具類及び波しぶき排除
用のシートなどの集置場所とすることも合理的なことで
ある。
きることである。
できることである。
である。
て固定する時間が、三分〜四分程度で用意(セット)す
ることが簡単にできることである。
限定されたものではなく、その舟の総重量トン数に合わ
せて、浮袋の容積をより小さくすることも、また大きく
することができ、荒天気にその舟に充分な浮力を即座に
補うことができる。
トン数の負担にはあまりならない。
転覆の危険がある舟を救うことができる。以上記載の船
の転覆防止装置は、昼夜に渡って常に海上での作業に従
事する漁業関係の舟には、特に数多くの有利な点があ
り、日本の今後の社会発展のために、この装置を提供す
るものである。
た平面図である。
図である。
側面線図である。
である。
材2、及び補強腕11V及び浮袋及びその真空状態H等
々の断面図である。
である。
る。
部材2等の側面断面図である。
斜視平面図である。
け部の斜視図である。
面図である。
である。
る。
る。
平面図である。
る。
業用小形舟、中形舟、及び大形船舶などを海上または水
上において大波、大嵐、大風等で舟体の転覆を防ぐこと
にある。この装置は使用しない時、つまり平常は舟首横
側に四本の細長の腕と、その先端に取り付けてある浮袋
と集納されているが、使用時には約90度角前後に開い
て危険時に不安定な舟の転覆を防止するものである。
て舟の転覆を防ぐことは、重心を高くしないこと、海水
または水を舟内に入れないように、舟艙に蓋、またはお
おいをすることであって、理論的にも物理的にせよ、気
安めにしかならず決して安全性を伴うものではなく幾多
の遭難を起してきた重大な欠点があった。例えば、日本
特許出願昭63−218155には、船に沈没や転覆の
危険が発生したときに、気球を即時に膨らませて船に浮
力を与えることにより、短時間での沈没や転覆をなく
し、その後の救助活動を容易にすると示されている。
形船舶のベンチレーションの構造と示されている、第一
のベンチレーションパイプの上端開口部とを、舟体中心
線を挟んで互いに反対側に少なくとも一方を船の横転時
の喫水面より上方に位置するように配置することによ
り、ベンチレーション機能を良好に保ちつつベンチレー
ションパイプから水が浸入するのを確実に防止する。
示されている内容は舟外板に直接袋体を複数個で舟の外
板全周囲に取付け、使用時に空気を送入してその袋体を
ふくらませて舟の転覆を防止するというものである。
会っても少しも慌てることなく、舟体の左右に装置され
ている浮袋付きの四本の腕を、90度角度に開いて固定
しておけば、大嵐や大波にもまれることはあるが、その
大嵐の中でも近くの港に航行して避難することができる
ものである。
での大波、大嵐、大風に遭遇した小形舟、中形舟または
大形船舶などを転覆の危険から救うことにある。
と共にわかりやすく説明すると、図3に示すように舟首
近くの舟内底部に台座52を図2に示すように約20度
斜めにリベット68で舟体1に固定する。次に側壁を補
強銅材8と内側補強銅材板10台座53等を共に密着さ
せて締め付けボルト55を差し込んで、締め付けナット
62で固定する。
は舟内側腕3の基点の一部の広大図であり、砲金リング
40は腕3の縦幅より1mm長くしてある。図3の腕3
は砲金リング40と共に図11の軸ボルト42を差込む
穴86を通して台座53の下端まで差込む。その下端で
締め付けナット56を締め込んで、キーボルト57でゆ
るまぬように締め付ける。また砲金リング40を介在さ
せることによって鉄同しの錆付きを防止できる。
銅材リング48が固着されてあり軸ボルト7が銅材リン
グ48を通して、腕3の下面まで差し込まれて下面と銅
材リング48とに固着されている。尚、銅材リング48
の取付け構造は、この装置の左右全く同じである。
3の先端はギア歯が刻み込まれてあるワッシャGは軸ボ
ルト12の頭に固着されてある。その軸ボルト12はギ
ア9とワッシャSを通して台座53の上面で少し段差を
造ってあり、台座53の下面でスプリングワッシャUと
共に締め付けナット59でギア9が回動自在にして締め
付けナット59で固定しキーボルト60で締め付けてあ
る。またギア9は腕3のギア歯と噛み合っている。
ャGが固着してあり、その下方にギア13を差し込み軸
ボルト45とギア13はキーを差し込んで固定する。そ
の下にワッシャSを通す、台座53の縦幅より1mm長
いリングNが差し込まれてワッシャSとワッシャWとで
挟んである。次に軸ボルト45を台座53の下面に出る
ように差し込んで締め付けナット59で固定し次にキー
ボルト60でゆるまぬように締め付ける。次に軸ボルト
45の他の先は操作ハンドル46を差し込んで、キーを
差し込み締め付けナット47で固定する。ギア13はギ
ア9と右側腕の先端のギア歯と噛み合って左右両腕3が
舟首方向に90度角前後に、操作ハンドル46を回すこ
とで回動が自在である。
やすく図1、2、3、11、16、20、21で説明す
ると図16のL形固定台座16は台座53に固着され頑
丈であり、図2、図16に示す軸ボルト41の下端が、
L形固定台座16の下面まで通して固着されている軸ボ
ルト41には、つる巻バネ39が通してあり、図2、1
1、16、21のアングル形固定板17が軸ボルト41
に通してある。図11、16のボルト38で僅かにアン
グル形固定板17の一端が上下に開閉可能に取付けてあ
る。
面には、左右の腕3の角度規定部材71が固着されてあ
り、外側にギア歯が刻まれてある。軸ボルト41にハン
ドル15がねじこまれてある。
めると、つる巻バネ39ではね上がり角度規定部材71
のギア歯が左右の腕3の、先端部のギア歯から僅かに離
れる。次に図1、3、の操作ハンドル46を回動させ、
左右の腕3を定めた角度位置にして次にハンドル15を
回動させてアングル形固定板17で腕3の舟内側先端部
を固定する。また腕3を90度角に開く時は、アングル
形固定板17を上げて操作ハンドル46を回動させる
と、自動的に図20に示すようにアングル形固定板17
に銅鉄材リング48が接触して左右の腕3の開きの角度
が決まる。次にハンドル15を回動させアングル形固定
板17で固定する。この場合角度規定部材71の歯と腕
3の歯が噛み合っている。また舟内左右の軸ボルト42
を基点として、左右の腕3は全く同じ回動である。
に示す腕3の舟内側先部に図8に示す軸ボルト42の取
付け銅鉄部品を固着し、他の先端には図15に示す銅鉄
部品30が腕3に固着されている。尚腕3、補強腕4等
は図12に示す11−11のように長方形の銅鉄材で内
外共に亜鉛引である。次に腕3の他の先端の浮袋28の
取付け構造をわかり安く説明すると、図9、10、15
に示す取付け部材30はP、K、四面で腕3と固着され
ている。図13に示す軸ボルト18にはワッシャ20と
補強板11Vが固着され、その下方に浮袋取付け板2が
固着されている。
部材30に差し込み砲金リング35を差し込む。この砲
金リング35の縦幅は取付け部材30の縦幅より1mm
長くなっている。次に厚めのワッシャ20を入れて締め
付けナット31で締め付け、ゆるまぬように図1、2、
3に示すキーボルト33で締め付ける。
ム素材で、図1,2、10、13、14に示すように腕
3補強腕4等の舟外先端に取付けて舟の転覆を防止する
ものである。この浮袋28は図14に示すように、浮袋
取付け部材2に下方から容易に着脱可能にするため浮袋
28の中間部に細長の穴を設け、その穴に浮袋体と同じ
厚さの輪ゴム状のゴム輪を差し込み上下の切り口を押し
広げ圧力を加えて浮袋体に固着する。次に適当な位置に
空気出し入れ用のゴム管6を圧力を加えて固着する。次
に浮袋28を取付け部材2の下方から浮袋28の中間部
の穴に差し込むと同時にゴム管6を補強板11Vにあら
かじめ開けてある穴に差し込み外部に引出し、浮袋28
の上方が図10、13に示す補強板11Vに当るまで差
し込む。次に下方の補強板11を取付け部材2の下面に
押し当て締め付けボルト21で締め付ける。この取付け
構造は舟の左右全く同じである。
構造をわかりやすく説明すると、補強腕4の舟内側先端
部は図18に示すFのように細長の空間部になってい
て、図3に示す軸ボルト7を細長の空間部Fに差し入
れ、あつめのワッシャ54を入れてハンドル44をねじ
込む。次に図1、2に示すように腕3の取付け方法と全
く同じで、軸ボルト5に補強腕4の先端部を差し込んで
ワッシヤを入れて締め付けナット36で締め付けてキー
ボルト32を差し込んで締め付ける。これは舟の左右の
この装置の取付け方法は全く同じである。また腕3と補
強腕4の弓曲角度は、各その舟の使用上の構造によって
替えることができる。
に位置し舟壁に沿って補強板79と共に締め付けボルト
80とリベット82で固定する。その上に集納台座26
を固着する、集納台座26に軸ボルト27が固着されて
いる。この集納台座26は舟内左右、全く同じ装置であ
る。軸ボルト27には、つる巻きスプリング77を通
し、その上に締め付け具76を通し締め付けハンドル2
5を捩じ込む。
2、3、4、16、18、20、21等々に示すよう
に、この装置の腕3補強腕4等が、舟体の両側に開いて
固定された状態を舟首両横側に集納する行程から、わか
りやすく説明すると、まず図1に示す締め付けハンドル
25をゆるめて締め付け具76を舟内縦にする。次に締
め付けハンドル15をゆるめる。次に締め付けハンドル
44をゆるめる。次に操作ハンドル46を回動させて左
右の腕3と補強腕4等を集納台座26の上に乗せる。次
に締め付けハンドル15で図21に示すアングル形固定
板17を押さえ締め付け固定する。
れた浮袋28の集納角度がハンドル44で自由に調節で
きるので少なくとも舟壁から6cm前後離して締め付け
ハンドル44で固定する。次に締め付け具76の突起部
Eをあらかじめ集納台座26に開けてある穴に差し込み
締め付けハンドル25で固定する。また使用時に腕3、
並びに補強腕4等を90度角開く時は上記の反対の操作
をすればよいのである。
管6をわかりやすく説明すると、浮袋28固着の空気送
入管6は補強板11Vを経て引出され、腕3の一部中を
通して、舟1の内壁に沿って舟内の機関20に他の端を
導き、舟の機関20の一部品として、つながっている空
気送圧ポンプ14に接続してある。尚、左右の腕3の一
部中を通した空気送入管6は左右の舟内壁にそれぞれ沿
って適当な箇所で固定されている。
の近くに空気圧力計が取り付けられている。空気送圧ポ
ンプ14は舟のエンジン(機関)とクラッチで切離する
ことができ、空気圧力計に従って送気量を決めることが
でき空気送圧ポンプ14を停止させると近くに装置され
てある空気流通自動停止弁が作動して空気の流通は止ま
ることになる。尚、図1に示す空気の流通を止める手動
弁Rで、ハンドルを回動させて止めて置けばよい。また
手動弁Rで空気送入管6は、着脱が可能である。上記空
気送圧ポンプ14は真空操作が可能であり、図10、1
7に示すように、集納台座26に集納する時は、浮袋2
8Hのように空気を一気圧前後抜くことによって港での
停泊がより便利である。
び浮心が構造上の安定基準に沿った舟を使用したもので
ある。この実験に使用した腕及び補強腕等に取り付ける
浮袋を自由に移動できるようにして固定した後で実験を
行った。
々風速が強い時には、頂点が風圧によってばらばらにな
り真白に空気がまざってなるものである。従ってこの真
白の部分は波としての力は、あまりないものであり真白
の部分は、波力には入れない舟を転覆させる波は2m〜
3mといった半円形の波である。半円形の頂点で真白に
なる波は、舟に当った時点でしぶきとなって、舟内に入
り込む嫌いがある。
する。 次に最大の大波、大嵐を舟幅135cm総重量
5.000kgの、舟体の側舷に受けた時の反対側の傾
き排水重量kg数は、500kg〜1.000kgであ
ることがわかった。これは浮袋を取り付けずに行った実
験である。
0kgの舟体の側舷に横幅66cm長さ145cmの浮
袋を、くっつけて取付け、2m〜3mの高波を舟体に受
けてみた。つまり、舟体の中心点から側舷にくっつけた
横幅66cmの浮袋の中心点までの距離は約1mである
が、転覆の危険があり高い波の乗り越え実験は、一回だ
けで中止せざるを得なかった。
舟の中心点に当て、テコの先端部を舟壁にくっつけて取
り付けた浮袋の中心点に当て、テコの他の端を上に押し
上げた場合、テコの支え点から浮袋の中心点の押え点ま
での距離が短いものより、テコの支え点から浮袋の押え
点までの距離が長ければ長い程、その舟を転覆させるこ
とはできないものである。
に、同じ容積の浮袋を、舟の中心点から292cmの距
離に取付け固定して、高波を受けてみた。ここでは前記
のような舟体の転覆の状態は全く示さなかった。
腕先に、同じ容積の浮袋を取付け固定して3m〜4mの
高い波を舟に受けてみた。ここでは前記のような舟体の
転覆の状態は全く示さなかったのである。しかも舟の喫
水線が20cm〜30cm上がることが時々あった。こ
の現象は、その舟体の総重量トン数に対し左右の腕先に
固定されている、浮袋体の容積が充分な浮力を持ってい
ることを示している。
は、舟尾及び舟首方向からの斜め追波、追風及び斜め向
い波、向い風であり、うっかりしていて重心を高くして
航行している舟などは、簡単に瞬時にして転覆させられ
るものであるが、この装置を装備している限り、ここで
の実験の結果、舟尾、舟首いかなる方向からの高波や大
嵐の風速にも全く転覆の危険状態は示さなかったのであ
る。
40度〜50度、極限ともいえる傾きがあったが、しか
し舟が転覆の状態は、全く示さなかったのである。これ
は傾き側の浮袋が海面下2m〜3mと海中に沈むに従っ
て、2倍〜3倍と云う水圧力で浮袋が押し上げられるか
らである。上記のような舟の傾きがあった場合は、かえ
って舟は20cm〜30cmも喫水線から浮上がってく
るのである。また浮袋の容積を増すことに制限はなく、
仮に浮袋の容積を2倍に増した場合、何らかの手違い
で、その舟の重心が基準より高くても、また最大高波に
襲われて舟の傾きが50度〜60度になっても、まず転
覆の恐れはありえないと思われる。その理由は、舟体の
傾き角度が増すごとに傾いた側の浮袋が、海中深く入る
ごとに水圧力が強くなってくるからである。
g以上の舟体は実験できなかったが、前記実験から次に
示す計数で表示することができる。ここでの距離は、舟
の中心点から浮袋の中心点まで、舟幅135cm、総重
量5,000kg〜15,000kgまでの舟体に使用
する腕、並びに補強腕の長さは、225cmで浮袋の直
径が66cm長さ145cmで舟体の転覆を防止するこ
とが充分であると思われる。
6,000kg〜25,000kgまでの舟体に使用す
る腕、及び補強腕の長さは285cmで、浮袋の直径が
85cm及び長さ170cmで充分であると思われる。
次に舟幅285cmで総重量26,000kg〜50,
000kgまでの舟体に使用する腕、及び補強腕等の長
さは325cmで、浮袋の直径が110cm及び長さ1
95cmで充分であると思われる。
0、13、14、17に示す総重量トン数5,000k
gまでの舟に使用する浮袋28の厚さは、合成ゴム素材
で7mmで充分であると思われる。それ以上30,00
0kgまではゴム素材の厚さは1cm、それ以上10
0,000kgまでは1.5cmで充分水圧に耐え得る
ものと思われる。総重量トン数が100,000kg以
上の船舶に使用する場合はゴム素材にかわって銅鉄材、
または錆びない銅ステンレスかジュラルミン素材等々で
空洞タンクが最適と思われる。その理由は大型船は、港
内で密集停泊がなく舟幅の制限がないからである。
0度前後の傾きが度々あった。しかし舟が転覆の状態は
全く示さなかった。それ以上の高波が起こる水域、また
は舟の構造上、または積物の関係で重心が高く浮心の低
い舟の場合は、腕3、補強腕4等をより長く伸ばすか、
または浮袋体の容積を増すとよいのである。または、そ
の両方を同じに増すことにすれば、最大高波、最大の大
風を舟体に受けて40度〜50度傾いても舟が転覆する
ことは、全くないものと思われる。
り、常にシートを舟内に用意しておく必要がある。その
シートはあらかじめその舟の構造に合わせて造っておく
ことである。図2に示すように舟壁に銅鉄パイプ22を
取り付けておき、シートにはワンタッチでバネなどを利
用して適当に距離をおいて、必要時にその取付け金具を
パイプに引き掛けて行く一度引き掛けたら、引っ張って
も決して外れることがないような構造の取付け金具にす
る必要がある。
方から受けた時には場合によっては、反対側の浮袋28
は、水面下2m〜3m沈下することがあるので、浮袋2
8内の空気量を一気圧〜二気圧程度多く送入しておいた
方が、浮力もよりよくまた水圧で変形が無く、より大き
な効果が得られると思われる。図5、6、7は線図で示
す浮袋28Lは、使用時には20%程度水面下に浸して
おくとよい。これは、海面すれすれにセットすると、常
に急激な波の叩き抵抗を受け続ける嫌いがあるからであ
る。
5、6、7に示すように腕3、補強腕4等を40度〜4
3度前後にセットして航行するとよい。つまり、嵐が納
まってもしばらくは危険であるから浮袋を海面、水面よ
り約20cm〜25cm上げて、セットしておくこと
で、不規則な大波大風が突然襲って思わぬ時に舟を転覆
させる危険を防ぐためである。この現象は嵐の姶まる前
と嵐がおさまりかけた頃に起ることが多い。
てはもう一組同じ装置を舟尾にも取付けることもできる
のである。また舟幅が特に広い舟体に、この装置を装備
する場合は、ギア9を1個、2個、3個、4個と増して
一列に空間を埋めて連結するかまたは、操作ハンドル4
6を左右2個にして、別々に腕を操作するとよいのであ
る。また、必要とあれば舟内の台座52をもっと舟首近
くに寄せて取り付けることも可能である。また台座52
と舟首間の空間部には、常備の工具類及び波しぶき排除
用のシートなどの集置場所とすることも合理的なことで
ある。
きることである。
できることである。
である。
て固定する時間が、三分〜四分程度で用意(セット)す
ることが簡単にできることである。
限定されたものではなく、その舟の総重量トン数に合わ
せて、浮袋の容積をより小さくすることも、また大きく
することができ、荒天気にその舟に充分な浮力を即座に
補うことができる。
トン数の負担にはあまりならない。
転覆の危険がある舟を救うことができる。以上記載の船
の転覆防止装置は、昼夜に渡って常に海上での作業に従
事する漁業関係の舟には、特に数多くの有利な点があ
り、日本の今後の社会発展のために、この装置を提供す
るものである。
た平面図である。
図である。
側面線図である。
である。
材2、及び補強腕11V及び浮袋及びその真空状態H等
々の断面図である。
である。
る。
部材2等の側面断面図である。
斜視平面図である。
け部の斜視図である。
面図である。
である。
る。
る。
平面図である。
る。
業用小形舟、中形舟、及び大形船舶などを海上または水
上において大波、大嵐、大風等で舟体の転覆を防ぐこと
にある。この装置は使用しない時、つまり平常は舟首横
側に四本の細長の腕と、その先端に取る付けてある浮袋
と集納されているが、使用時には約90度角前後に開い
て危険時に不安定な舟の転覆を防止するものである。
って舟の転覆を防ぐことは、重心を高くしないこと、海
水または水を舟内に入れないように、舟艙に蓋、または
おおいをすることであって、理論的にも物理的にせよ、
気安めにしかならず決して安全性を伴うものではなく幾
多の遭難を起してきた重大な欠点があった。例えば、日
本特許出願昭63−218155には、船に沈没や転覆
の危険が発生したときに、気球を即時に膨らませて船に
浮力を与えることにより、短時間での沈没や転覆をなく
し、その後の救助活動を容易にすると示されている。
形船舶のベンチレーションの構造と示されている、第一
のベンチレーションパイプの上端開口部とを、舟体中心
線を挟んで互いに反対側に少なくとも一方を船の横転時
の喫水面より上方に位置するように配置することによ
り、ベンチレーション機能を良好に保ちつつベンチレー
ションパイプから水が浸入するのを確実に防止する。
示されている内容は舟外板に直接袋体を複数個で舟の外
板全周囲に取付け、使用時に空気を送入してその袋体を
ふくらませて舟の転覆を防止するというものである。
会っても少しも慌てることなく、舟体の左右に装置され
ている浮袋付きの四本の腕を、90度角度に開いて固定
しておけば、大嵐や大波にもまれることはあるが、その
大嵐の中でも近くの港に航行して避難することができる
ものである。
水上での大波、大嵐、大風に遭遇した小形舟、中形舟ま
たは大形船舶などを転覆の危険から救うことにある。
図面と共にわかりやすく説明すると、図3に示すように
舟首近くの舟内底部に台座52を図2に示すように約2
0度斜めにリベット68で舟体1に固定する。次に側壁
を補強鋼材8と内側補強鋼材板10台座53等を共に密
着させて締め付けボルト55を差し込んで、締め付けナ
ット62で固定する。
は舟内側腕3の基点の一部の広大図であり、砲金リング
40は腕3の縦幅より1mm長くしてある。図3の腕3
は砲金リング40と共に図11の軸ボルト42を差込む
穴86を通して台座53の下端まで差込む。その下端で
締め付けナット56を締め込んで、キーボルト57でゆ
るまぬように締め付ける。また砲金リング40を介在さ
せることによって鉄同しの錆付きを防止できる。
鋼材リング48が固着されてあり軸ボルト7が鋼材リン
グ48を通して、腕3の下面まで差し込まれて下面と鋼
材リング48とに固着されている。尚、鋼材リング48
の取付け構造は、この装置の左右全く同じである。
3の先端はギア歯が刻み込まれてあるワッシャGは軸ボ
ルト12の頭に固着されてある。その軸ボルト12はギ
ア9とワッシャSを通して台座53の上面で少し段差を
造ってあり、台座53の下面でスプリングワッシャUと
共に締め付けナット59でギア9が回動自在にして締め
付けナット59で固定しキーボルト60で締め付けてあ
る。またギア9は腕3のギア歯と噛み合っている。
ャGが固着してあり、その下方にギア13を差し込み軸
ボルト45とギア13はキーを差し込んで固定する。そ
の下にワッシャSを通す、台座53の縦幅より1mm長
いリングNが差し込まれてワッシャSとワッシャWとで
挟んである。次に軸ボルト45を台座53の下面に出る
ように差し込んで締め付けナット59で固定し次にキー
ボルト60でゆるまぬように締め付ける。次に軸ボルト
45の他の先は操作ハンドル46を差し込んで、キーを
差し込み締め付けナット47で固定する。ギア13はギ
ア9と右側腕の先端のギア歯と噛み合って左右両腕3が
舟首方向に90度角前後に、操作ハンドル46を回すこ
とで回動が自在である。
やすく図1、2、3、11、16、20、21で説明す
ると図16のL形固定台座16は台座53に固着され頑
丈であり、図2、図16に示す軸ボルト41の下端が、
L形固定台座16の下面まで通して固着されている軸ボ
ルト41には、つる巻バネ39が通してあり、図2、1
1、16、21のアングル形固定板17が軸ボルト41
に通してある。図11、16のボルト38で僅かにアン
グル形固定板17の一端が上下に開閉可能に取付けてあ
る。
面には、左右の腕3の角度規定部材71が固着されてあ
り、外側にギア歯が刻まれてある。軸ボルト41にハン
ドル15がねじこまれてある。
めると、つる巻バネ39ではね上がり角度規定部材71
のギア歯が左右の腕3の、先端部のギア歯から僅かに離
れる。次に図1、3、の操作ハンドル46を回動させ、
左右の腕3を定めた角度位置にして次にハンドル15を
回動させてアングル形固定板17で腕3の舟内側先端部
を固定する。また腕3を90度角に開く時は、アングル
形固定板17を上げて操作ハンドル46を回動させる
と、自動的に図20に示すようにアングル形固定板17
に鋼鉄材リング48が接触して左右の腕3の開きの角度
が決まる。次にハンドル15を回動させアングル形固定
板17で固定する。この場合角度規定部材71の歯と腕
3の歯が噛み合っている。また舟内左右の軸ボルト42
を基点として、左右の腕3は 全く同じ回動であ
る。
に示す腕3の舟内側先部に図8に示す軸ボルト42の取
付け鋼鉄部品を固着し、他の先端には図15に示す鋼鉄
部品30が腕3に固着されている。尚腕3、補強腕4等
は図12に示す11−11のように長方形の鋼鉄材で内
外共に亜鉛引である。次に腕3の他の先端の浮袋28の
取付け構造をわかり安く説明すると、図9、10、15
に示す取付け部材30はP、K、四面で腕3と固着され
ている。図13に示す軸ボルト18にはワッシャ20と
補強板11Vが固着され、その下方に浮袋取付け板2が
固着されている。
部材30に差し込み砲金リング35を差し込む。この砲
金リング35の縦幅は取付け部材30の縦幅より1mm
長くなっている。次に厚めのワッシャ20を入れて締め
付けナット31で締め付け、ゆるまぬように図1、2、
3に示すキーボルト33で締め付ける。
ム素材で、図1,2、10、13、14に示すように腕
3補強腕4等の舟外先端に取付けて舟の転覆を防止する
ものである。この浮袋28は図14に示すように、浮袋
取付け部材2に下方から容易に着脱可能にするため浮袋
28の中間部に細長の穴を設け、その穴に浮袋体と同じ
厚さの輪ゴム状のゴム輪を差し込み上下の切り口を押し
広げ圧力を加えて浮袋体に固着する。次に適当な位置に
空気出し入れ用のゴム管6を圧力を加えて固着する。次
に浮袋28を取付け部材2の下方から浮袋28の中間部
の穴に差し込むと同時にゴム管6を補強板11Vにあら
かじめ開けてある穴に差し込み外部に引出し、浮袋28
の上方が図10、13に示す補強板11Vに当るまで差
し込む。次に下方の補強板11を取付け部材2の下面に
押し当て締め付けボルト21で締め付ける。この取付け
構造は舟の左右全く同じである。
構造をわかりやすく説明すると、補強腕4の舟内側先端
部は図18に示すFのように細長の空間部になってい
て、図3に示す軸ボルト7を細長の空間部Fに差し入
れ、あつめのワッシャ54を入れてハンドル44をねじ
込む。次に図1、2に示すように腕3の取付け方法と全
く同じで軸ボルト5に補強腕4の先端部を差し込んでワ
ッシャを入れて締め付けナット36で締め付けてキーボ
ルト32を差し込んで締め付ける。これは舟の左右のこ
の装置の取付け方法は全く同じである。また腕3と補強
腕4の弓曲角度は、各その舟の使用上の構造によって替
えることができる。
に位置し舟壁に沿って補強板79と共に締め付けボルト
80とリベット82で固定する。その上に集納台座26
を固着する集納台座26に軸ボルト27が固着されてい
る。この集納台座26は舟内左右、全く同じ装置であ
る。軸ボルト27には、つる巻きスプリング77を通
し、その上に締め付け具76を通し締め付けハンドル2
5を捩じ込む。
2、3、4、16、18、20、21等々に示すよう
に、この装置の腕3補強腕4等が舟体の両側に開いて固
定された状態を舟首 両横側に集納する行程から、わか
りやすく説明すると、まず図1に示す締め付けハンドル
25をゆるめて締め付け具76を舟内縦にする。次に締
め付けハンドル15をゆるめる。次に締め付けハンドル
44をゆるめる。次に操作ハンドル46を回動させて左
右の腕3と補強腕4等を集納台座26の上に乗せる。次
に締め付けハンドル15で図21に示すアングル形固定
板17を押さえ締め付け固定する。
れた浮袋28の集納角度がハンドル44で自由に調節で
きるので少なくとも舟壁から6cm前後離して締め付け
ハンドル44で固定する。次に締め付け具76の突起部
Eをあらかじめ集納台座26に開けてある穴に差し込み
締め付けハンドル25で固定する。また使用時に腕3、
並びに補強腕4等を90度角開く時は上記の反対の操作
をすればよいのである。
管6をわかりやすく説明すると、浮袋28固着の空気送
入管6は補強板11Vを経て引出され、腕3の一部中を
通して、舟1の内壁に沿って舟内の機関20に他の端を
導き、舟の機関20の一部品として、つながっている空
気送圧ポンプ14に接続してある。尚、左右の腕3の一
部中を通した空気送入管6は左右の舟内壁にそれぞれ沿
って適当な箇所で固定されている。
の近くに空気圧力計が取り付けられている。空気送圧ポ
ンプ14は舟のエンジン(機関)とクラッチで切離する
ことができ、空気圧力計に従って送気量を決めることが
でき空気送圧ポンプ14を停止させると近くに装置され
てある空気流通自動停止弁が作動して空気の流通は止ま
ることになる。尚、図1に示す空気の流通を止める手動
弁Rで、ハンドルを回動させて止めて置けばよい。また
手動弁Rで空気送入管6は、着脱が可能である。上記空
気送圧ポンプ14は真空操作が可能であり、図10、1
7に示すように、集納台座26に集納する時は、浮袋2
8Hのように空気を一気圧前後抜くことによって港での
停泊がより便利である。
び浮心が構造上の安定基準に沿った舟を使用したもので
ある。この実験に使用した腕及び補強腕等に取り付ける
浮袋を自由に移動できるようにして固定した後で実験を
行った。
々風速が強い時には、頂点が風圧によってばらばらにな
り真白に空気がまざってなるものである。従ってこの真
白の部分は波としての力は、あまりないものであり真白
の部分は、波力には入れない舟を転覆させる波は2m〜
3mといった半円形の波である。半円形の頂点で真白に
なる波は、舟に当った時点でしぶきとなって、舟内に入
り込む嫌いがある。
する。 次に最大の大波、大嵐を舟幅135cm総重量
5.000kgの、舟体の側舷に受けた時の反対側の傾
き排水重量kg数は、500kg〜1.000kgであ
ることがわかった。これは浮袋を取り付けずに行った実
験である。
0kgの舟体の側舷に横幅66cm長さ145cmの浮
袋を、くっつけて取付け、2m〜3mの高波を舟体に受
けてみた。つまり、舟体の中心点から側舷にくっつけた
横幅66cmの浮袋の中心点までの距離は約1mである
が、転覆の危険があり高い波の乗り越え実験は、一回だ
けで中止せざるを得なかった。
舟の中心点に当て、テコの先端部を舟壁にくっつけて取
り付けた浮袋の中心点に当て、テコの他の端を上に押し
上げた場合、テコの支え点から浮袋の中心点の押え点ま
での距離が短いものより、テコの支え点から浮袋の押え
点までの距離が長ければ長い程、その舟を転覆させるこ
とはできないものである。
に、同じ容積の浮袋を、舟の中心点から292cmの距
離に取付け固定して、高波を受けてみた。ここでは前記
のような舟体の転覆の状態は全く示さなかった。
腕先に、同じ容積の浮袋を取付け固定して3m〜4mの
高い波を舟に受けてみた。ここでは前記のような舟体の
転覆の状態は全く示さなかったのである。しかも舟の喫
水線が20cm〜30cm上がることが時々あった。こ
の現象は、その舟体の総重量トン数に対し左右の腕先に
固定されている、浮袋体の容積が充分な浮力を持ってい
ることを示している。
は、舟尾及び舟首方向からの斜め追波、追風及び斜め向
い波、向い風であり、うっかりしていて重心を高くして
航行している舟などは、簡単に瞬時にして転覆させられ
るものであるが、この装置を装備している限り、ここで
の実験の結果、舟尾、舟首いかなる方向からの高波や大
嵐の風速にも全く転覆の危険状態は示さなかったのであ
る。
40度〜50度、極限ともいえる傾きがあったが、しか
し舟が転覆の状態は、全く示さなかったのである。これ
は傾き側の浮袋が海面下2m〜3mと海中に沈むに従っ
て、2倍〜3倍と云う水圧力で浮袋が押し上げられるか
らである。上記のような舟の傾きがあった場合は、かえ
って舟は20cm〜30cmも喫水線から浮上がってく
るのである。また浮袋の容積を増すことに制限はなく、
仮に浮袋の容積を2倍に増した場合、何らかの手違い
で、その舟の重心が基準より高くても、また最大高波に
襲われて舟の傾きが50度〜60度になっても、まず転
覆の恐れはありえないと思われる。その理由は、舟体の
傾き角度が増すごとに傾いた側の浮袋が、海中深く入る
ごとに水圧力が強くなってくるからである。
g以上の舟体は実験できなかったが、前記実験から次に
示す計数で表示することができる。ここでの距離は、舟
の中心点から浮袋の中心点まで、舟幅135cm、総重
量5,000kg〜15,000kgまでの舟体に使用
する腕、並びに補強腕の長さは、225cmで浮袋の直
径が66cm長さ145cmで舟体の転覆を防止するこ
とが充分であると思われる。
6,000kg〜25,000kgまでの舟体に使用す
る腕、及び補強腕の長さは285cmで、浮袋の直径が
85cm及び長さ170cmで充分であると思われる。
次に舟幅285cmで総重量26,000kg〜50,
000kgまでの舟体に使用する腕、及び補強腕等の長
さは325cmで、浮袋の直径が110cm及び長さ1
95cmで充分であると思われる。
0、13、14、17に示す総重量トン数5,000k
gまでの舟に使用する浮袋28の厚さは、合成ゴム素材
で7mmで充分であると思われる。それ以上30,00
0kgまではゴム素材の厚さは1cm、それ以上10
0,000kgまでは1.5cmで充分水圧に耐え得る
ものと思われる。総重量トン数が100,000kg以
上の船舶に使用する場合はゴム素材にかわって鋼鉄材、
または錆びない鋼ステンレスかジュラルミン素材等々で
空洞タンクが最適と思われる。その理由は大型船は、港
内で密集停泊がなく舟幅の制限がないからである。
0度前後の傾きが度々あった。しかし舟が転覆の状態は
全く示さなかった。それ以上の高波が起こる水域、また
は舟の構造上、または積物の関係で重心が高く浮心の低
い舟の場合は、腕3、補強腕4等をより長く伸ばすか、
または浮袋体の容積を増すとよいのである。または、そ
の両方を同じに増すことにすれば、最大高波、最大の大
風を舟体に受けて40度〜50度傾いても舟が転覆する
ことは、全くない。
り、常にシートを舟内に用意しておく必要がある。その
シートはあらかじめその舟の構造に合わせて造っておく
ことである。図2に示すように舟壁に鋼鉄パイプ22を
取り付けておき、シートにはワンタッチでバネなどを利
用して適当に距離をおいて、必要時にその取付け金具を
パイプに引き掛けて行く一度引き掛けたら、引っ張って
も決して外れることがないような構造の取付け金具にす
る必要がある。
方から受けた時には場合によっては、反対側の浮袋28
は、水面下2m〜3m沈下することがあるので、浮袋2
8内の空気量を一気圧〜二気圧程度多く送入しておいた
方が、浮力もよりよくまた水圧で変形が無く、より大き
な効果が得られる。図5、6、7は線図で示す浮袋28
Lは、使用時には20%程度水面下に浸しておくとよ
い。これは、海面すれすれにセットすると、常に急激な
波の叩き抵抗を受け続ける嫌いがあるからである。
5、6、7に示すように腕3、補強腕4等を40度〜4
3度前後にセットして航行するとよい。つまり、嵐が納
まってもしばらくは危険であるから浮袋を海面、水面よ
り約20cm〜25cm上げて、セットしておくこと
で、不規則な大波大風が突然襲って思わぬ時に舟を転覆
させる危険を防ぐためである。この現象は嵐の始まる前
と嵐がおさまりかけた頃に起ることが多い。
てはもう一組同じ装置を舟尾にも取付けることもできる
のである。また舟幅が特に広い舟体に、この装置を装備
する場合は、ギア9を1個、2個、3個、4個と増して
一列に空間を埋めて連結するかまたは、操作ハンドル4
6を左右2個にして、別々に腕を操作するとよいのであ
る。また、必要とあれば舟内の台座52をもっと舟首近
くに寄せて取り付けることも可能である。また台座52
と舟首間の空間部には、常備の工具類及び波しぶき排除
用のシートなどの集置場所とすることも合理的なことで
ある。
きることである。
できることである。
である。
て固定する時間が、三分〜四分程度で用意(セット)す
ることが簡単にできることである。
限定されたものではなく、その舟の総重量トン数に合わ
せて、浮袋の容積をより小さくすることも、また大きく
することができ、荒天気にその舟に充分な浮力を即座に
補うことができる。
トン数の負担にはあまりならない。
転覆の危険がある舟を救うことができる。以上記載の船
の転覆防止装置は、昼夜に渡って常に海上での作業に従
事する漁業関係の舟には、特に数多くの有利な点があ
り、日本の今後の社会発展のために、この装置を提供す
るものである。
た平面図である。
図である。
側面線図である。
である。
材2、及び補強腕11V及び浮袋及びその真空状態H等
々の断面図である。
である。
る。
部材2等の側面断面図である。
斜視平面図である。
け部の斜視図である。
面図である。
である。
る。
る。
平面図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 海上または水上で大波及び大風をうけて
舟が転覆することを防ぐ装置に関する。 舟首近くに位
置し、左右に細長の腕を伸ばし腕の先端にゴム素材で形
成された浮袋を取付けた、舟の転覆防止装置。 - 【請求項2】 この装置は舟首方向に約90度前後の開
閉が自在で、平常は舟首の横側に細長の腕先に付けたま
まの浮袋が、左右同時に集納でき、使用時は左右の浮袋
付きの腕が同時に約90度角前後に開いて、固定され大
波または大風で、舟の転覆を防止することを特徴とする
請求項1の舟の転覆防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4295498A JPH06179396A (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 舟の転覆防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4295498A JPH06179396A (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 舟の転覆防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06179396A true JPH06179396A (ja) | 1994-06-28 |
Family
ID=17821394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4295498A Pending JPH06179396A (ja) | 1992-09-21 | 1992-09-21 | 舟の転覆防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06179396A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101221015B1 (ko) * | 2010-04-20 | 2013-01-10 | 유기선 | 수 바이크 |
TWI571407B (zh) * | 2014-12-26 | 2017-02-21 | 財團法人船舶暨海洋產業研發中心 | 抗側翻氣囊系統的運作方法 |
TWI572524B (zh) * | 2014-12-26 | 2017-03-01 | 財團法人船舶暨海洋產業研發中心 | 抗側翻氣囊系統 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63215489A (ja) * | 1987-03-02 | 1988-09-07 | 白鍾 均 | 船舶の補助安定装置 |
-
1992
- 1992-09-21 JP JP4295498A patent/JPH06179396A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63215489A (ja) * | 1987-03-02 | 1988-09-07 | 白鍾 均 | 船舶の補助安定装置 |
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