JPH06178309A - Rgb映像信号処理回路 - Google Patents
Rgb映像信号処理回路Info
- Publication number
- JPH06178309A JPH06178309A JP4325073A JP32507392A JPH06178309A JP H06178309 A JPH06178309 A JP H06178309A JP 4325073 A JP4325073 A JP 4325073A JP 32507392 A JP32507392 A JP 32507392A JP H06178309 A JPH06178309 A JP H06178309A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- contrast
- red
- unit
- blue
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- Pending
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- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 種々のパソコンよりのRGB映像信号が入力
され、水平偏向周波数等を該入力映像信号の水平同期信
号周波数に自動追従することを可能としたリニアスキャ
ンモニタにおいて、画像輝度の明暗および水平周波数の
高低に応じて、所定色信号のコントラストを制御するこ
とにより明瞭な画像を再現する。 【構成】 入力映像信号S1の水平周波数は同期信号処理
部1により検出し、平均輝度レベルはブラウン管7のア
ノード電流から輝度レベル検出部2により検出する。平
均輝度が所定輝度より暗い場合には制御部6が映像処理
部5を制御して赤および青のコントラストを緑に対し相
対的に強調する。また、平均輝度が所定輝度より暗く且
つ検出した前記水平周波数が所定周波数より高い場合に
は、制御部6が映像処理部におけるガンマ補正の補正特
性を変更せしめて赤および青のコントラストを緑に対し
相対的に強調する。
され、水平偏向周波数等を該入力映像信号の水平同期信
号周波数に自動追従することを可能としたリニアスキャ
ンモニタにおいて、画像輝度の明暗および水平周波数の
高低に応じて、所定色信号のコントラストを制御するこ
とにより明瞭な画像を再現する。 【構成】 入力映像信号S1の水平周波数は同期信号処理
部1により検出し、平均輝度レベルはブラウン管7のア
ノード電流から輝度レベル検出部2により検出する。平
均輝度が所定輝度より暗い場合には制御部6が映像処理
部5を制御して赤および青のコントラストを緑に対し相
対的に強調する。また、平均輝度が所定輝度より暗く且
つ検出した前記水平周波数が所定周波数より高い場合に
は、制御部6が映像処理部におけるガンマ補正の補正特
性を変更せしめて赤および青のコントラストを緑に対し
相対的に強調する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、種々のパソコン等より
のRGB映像信号が入力され、水平偏向周波数等を該入
力映像信号の水平同期信号周波数に自動追従することを
可能としたリニアスキャンモニタにおいて、画像輝度の
明暗および水平周波数の高低に応じて、所定色信号のコ
ントラストを制御することにより明瞭な画像を再現する
ようにしたRGB映像信号処理回路に関する。
のRGB映像信号が入力され、水平偏向周波数等を該入
力映像信号の水平同期信号周波数に自動追従することを
可能としたリニアスキャンモニタにおいて、画像輝度の
明暗および水平周波数の高低に応じて、所定色信号のコ
ントラストを制御することにより明瞭な画像を再現する
ようにしたRGB映像信号処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】種々のパソコン等を対象とする前記リニ
アスキャンモニタが扱う映像信号の内容は、単純な映像
からキャラクタやグラフィック映像等の他、色彩、背景
色の明暗等を含め多枝にわたる。そのため、映像によっ
ては見えにくいという場合が生じうる。例えば、CAD
画面のように背景色が黒のグラフィック映像の場合、特
に青の細線は背景が明るいときに比べ見えにくくなる傾
向にある。また、水平周波数が高くなるとスキャン速度
が早くなるために細線がより細くなり、輝度が低い場合
には見えにくくなるという傾向もある。従来、上記のよ
うな映像が見えにくいという場合に対処するため、映像
処理回路にRGBコントラスト調節用ボリュームを設
け、画面状況に応じて使用者がその都度該ボリュームを
調節していた。
アスキャンモニタが扱う映像信号の内容は、単純な映像
からキャラクタやグラフィック映像等の他、色彩、背景
色の明暗等を含め多枝にわたる。そのため、映像によっ
ては見えにくいという場合が生じうる。例えば、CAD
画面のように背景色が黒のグラフィック映像の場合、特
に青の細線は背景が明るいときに比べ見えにくくなる傾
向にある。また、水平周波数が高くなるとスキャン速度
が早くなるために細線がより細くなり、輝度が低い場合
には見えにくくなるという傾向もある。従来、上記のよ
うな映像が見えにくいという場合に対処するため、映像
処理回路にRGBコントラスト調節用ボリュームを設
け、画面状況に応じて使用者がその都度該ボリュームを
調節していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、、平均輝度
が暗い場合や水平周波数が高い場合の映像においては特
定色のコントラストを自動的に補正し、前記のような使
用者による調節操作を不要としたRGB映像信号処理回
路を提供することを目的とする。
が暗い場合や水平周波数が高い場合の映像においては特
定色のコントラストを自動的に補正し、前記のような使
用者による調節操作を不要としたRGB映像信号処理回
路を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、RGB映像信
号における同期信号から水平同期信号周波数を検出し、
該水平同期信号周波数に対応した電圧に変換する同期信
号処理部と、ブラウン管のアノード電流から輝度レベル
を検出し、該輝度レベルが所定レベル以下のときには検
出信号を出力する輝度レベル検出部と、前記同期信号処
理部よりの電圧信号ごとに対応せしめた赤、緑および青
それぞれの信号のコントラスト制御信号と、前記輝度レ
ベル検出部よりの検出信号に対応せしめた赤および青そ
れぞれの信号のコントラスト制御信号とを記憶している
メモリ部と、前記同期信号処理部よりの電圧信号がいず
れの電圧信号かの判別と、前記輝度レベル検出部よりの
検出信号であるか否かの判別とをなす判別部と、下記制
御部により制御される赤、緑および青それぞれの信号の
コントラスト制御端子を備え、入力される前記RGB映
像信号の各色信号それぞれを所定のコントラストに処理
する映像信号処理部と、前記同期信号処理部よりの電圧
信号、および前記輝度レベル検出部よりの検出信号とに
基づき、前記メモリ部、判別部および映像信号処理部と
を制御する制御部とで構成し、前記検出信号が検出され
たとき、または前記検出信号が検出され且つ前記水平同
期信号周波数が所定以上のときには前記赤と青、または
赤、緑および青それぞれの信号のコントラストを標準状
態から所定のコントラストへ変更するようにしたRGB
映像信号処理回路を提供するものである。
号における同期信号から水平同期信号周波数を検出し、
該水平同期信号周波数に対応した電圧に変換する同期信
号処理部と、ブラウン管のアノード電流から輝度レベル
を検出し、該輝度レベルが所定レベル以下のときには検
出信号を出力する輝度レベル検出部と、前記同期信号処
理部よりの電圧信号ごとに対応せしめた赤、緑および青
それぞれの信号のコントラスト制御信号と、前記輝度レ
ベル検出部よりの検出信号に対応せしめた赤および青そ
れぞれの信号のコントラスト制御信号とを記憶している
メモリ部と、前記同期信号処理部よりの電圧信号がいず
れの電圧信号かの判別と、前記輝度レベル検出部よりの
検出信号であるか否かの判別とをなす判別部と、下記制
御部により制御される赤、緑および青それぞれの信号の
コントラスト制御端子を備え、入力される前記RGB映
像信号の各色信号それぞれを所定のコントラストに処理
する映像信号処理部と、前記同期信号処理部よりの電圧
信号、および前記輝度レベル検出部よりの検出信号とに
基づき、前記メモリ部、判別部および映像信号処理部と
を制御する制御部とで構成し、前記検出信号が検出され
たとき、または前記検出信号が検出され且つ前記水平同
期信号周波数が所定以上のときには前記赤と青、または
赤、緑および青それぞれの信号のコントラストを標準状
態から所定のコントラストへ変更するようにしたRGB
映像信号処理回路を提供するものである。
【0005】
【作用】入力映像信号の水平周波数は同期信号処理部に
より検出し、平均輝度レベルはブラウン管アノード電流
から輝度レベル検出部により検出する。平均輝度が所定
輝度より暗い場合には制御部が映像処理部を制御して赤
および青のコントラストを緑に対し相対的に強調する。
また、平均輝度が所定輝度より暗く且つ検出した前記水
平周波数が所定周波数より高い場合には、制御部が映像
処理部におけるガンマ補正(後述)の補正特性を変更せ
しめて赤および青のコントラストを緑に対し相対的に強
調する。
より検出し、平均輝度レベルはブラウン管アノード電流
から輝度レベル検出部により検出する。平均輝度が所定
輝度より暗い場合には制御部が映像処理部を制御して赤
および青のコントラストを緑に対し相対的に強調する。
また、平均輝度が所定輝度より暗く且つ検出した前記水
平周波数が所定周波数より高い場合には、制御部が映像
処理部におけるガンマ補正(後述)の補正特性を変更せ
しめて赤および青のコントラストを緑に対し相対的に強
調する。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明によるRGB映
像信号処理回路を説明する。図1は本発明によるRGB
映像信号処理回路の一実施例を示す要部ブロック図、図
2はガンマ(γ)補正特性図、図3は図1における制御
動作フローチャートである。図1において、S1は赤
(R)、緑(G)および青(B)それぞれの信号からな
るRGB入力映像信号、1は前記RGB映像信号S1に含
まれる場合とした同期信号から水平同期信号周波数を検
出し、該水平同期信号周波数ごとに対応した電圧に変換
する同期信号処理部、2はブラウン管7のアノード電流
から輝度レベルを検出し、該輝度レベルが所定レベル以
下のときには検出信号を出力する輝度レベル検出部、3
は前記同期信号処理部1よりの電圧信号ごとに対応せし
めた赤、緑および青それぞれの信号のコントラスト制御
信号と、前記輝度レベル検出部よりの検出信号に対応せ
しめた赤および青それぞれの信号のコントラスト制御信
号とを記憶しているメモリ部である。
像信号処理回路を説明する。図1は本発明によるRGB
映像信号処理回路の一実施例を示す要部ブロック図、図
2はガンマ(γ)補正特性図、図3は図1における制御
動作フローチャートである。図1において、S1は赤
(R)、緑(G)および青(B)それぞれの信号からな
るRGB入力映像信号、1は前記RGB映像信号S1に含
まれる場合とした同期信号から水平同期信号周波数を検
出し、該水平同期信号周波数ごとに対応した電圧に変換
する同期信号処理部、2はブラウン管7のアノード電流
から輝度レベルを検出し、該輝度レベルが所定レベル以
下のときには検出信号を出力する輝度レベル検出部、3
は前記同期信号処理部1よりの電圧信号ごとに対応せし
めた赤、緑および青それぞれの信号のコントラスト制御
信号と、前記輝度レベル検出部よりの検出信号に対応せ
しめた赤および青それぞれの信号のコントラスト制御信
号とを記憶しているメモリ部である。
【0007】4は前記同期信号処理部1よりの電圧信号
がいずれの電圧信号かの判別と、前記輝度レベル検出部
2よりの検出信号が所定の検出信号か否かの判別とをな
す判別部、5は下記制御部6により制御される赤、緑お
よび青それぞれの信号のコントラスト制御端子を備え、
入力される前記RGB映像信号の各色信号を所定のコン
トラストに処理する映像信号処理部、6は前記同期信号
処理部よりの電圧信号、および前記輝度レベル検出部よ
りの検出信号とに基づき、前記メモリ部、判別部および
映像信号処理部とを制御する制御部、8はブラウン管7
のアノードに高電圧を供給するフライバックトランス
(FBT )、S2は前記第1の検出信号と第2の検出信号と
を総称した輝度レベル検出部よりの輝度検出信号であ
る。尚、前記の判別部4と制御部6とは一般にマイコン
で構成するものである。また、RGB映像信号と同期信
号とが別の場合には同期信号処理部1には同期信号を入
力する。
がいずれの電圧信号かの判別と、前記輝度レベル検出部
2よりの検出信号が所定の検出信号か否かの判別とをな
す判別部、5は下記制御部6により制御される赤、緑お
よび青それぞれの信号のコントラスト制御端子を備え、
入力される前記RGB映像信号の各色信号を所定のコン
トラストに処理する映像信号処理部、6は前記同期信号
処理部よりの電圧信号、および前記輝度レベル検出部よ
りの検出信号とに基づき、前記メモリ部、判別部および
映像信号処理部とを制御する制御部、8はブラウン管7
のアノードに高電圧を供給するフライバックトランス
(FBT )、S2は前記第1の検出信号と第2の検出信号と
を総称した輝度レベル検出部よりの輝度検出信号であ
る。尚、前記の判別部4と制御部6とは一般にマイコン
で構成するものである。また、RGB映像信号と同期信
号とが別の場合には同期信号処理部1には同期信号を入
力する。
【0008】次に、本発明の動作について説明する。
尚、下記説明中のカッコ内ST番号は図3の各ステップを
表す。最初に、輝度レベルに対する赤及び青信号のコン
トラストにつき説明する。ブラウン管7のアノードには
FBT8より高電圧が印加され、カソードに印加される
映像信号処理部5よりの映像信号に応じてアノード電流
が流れるが、このアノード電流は抵抗R1を流れる。従っ
て、該抵抗R1の両端の平均電圧はアノード平均電流を表
す。該平均電圧が高いことは映像の平均輝度が明るいこ
とを意味し、該平均電圧が低いことは平均輝度が暗い
(例えば、バックグラウンドが黒等)ことを意味する。
輝度レベル検出部2は前記抵抗R1の電圧から平均輝度を
検出し、所定の輝度を基準にしてそれより「暗い映像」
の場合にはロー(又はハイ)を出力(S2)するようにす
る。この検出信号S2が入力される制御部6は判別部4で
輝度を判別させ(ST1)、その判別に対応するデータを
メモリ部3より読み出す。
尚、下記説明中のカッコ内ST番号は図3の各ステップを
表す。最初に、輝度レベルに対する赤及び青信号のコン
トラストにつき説明する。ブラウン管7のアノードには
FBT8より高電圧が印加され、カソードに印加される
映像信号処理部5よりの映像信号に応じてアノード電流
が流れるが、このアノード電流は抵抗R1を流れる。従っ
て、該抵抗R1の両端の平均電圧はアノード平均電流を表
す。該平均電圧が高いことは映像の平均輝度が明るいこ
とを意味し、該平均電圧が低いことは平均輝度が暗い
(例えば、バックグラウンドが黒等)ことを意味する。
輝度レベル検出部2は前記抵抗R1の電圧から平均輝度を
検出し、所定の輝度を基準にしてそれより「暗い映像」
の場合にはロー(又はハイ)を出力(S2)するようにす
る。この検出信号S2が入力される制御部6は判別部4で
輝度を判別させ(ST1)、その判別に対応するデータを
メモリ部3より読み出す。
【0009】そして、基準輝度より明るいときには(ST
1ー明るい)、特に補正することなく各色のコントラス
トを標準状態とし(ST4/ST5)、基準輝度より暗いと
きであって、水平周波数が所定周波数以下(後述)のと
きには赤と青のコントラストを例えば数%程度通常より
強くする(緑は固定にする)(ST1ー暗い/ST2ー低
い)。この赤と青のコントラスト強調によりバックグラ
ウンドが黒または暗い場合の赤や青の線が見え易くな
り、明瞭度を上げることができる。映像が上記の暗い映
像から明るい映像に変わった場合には、上記の赤と青の
コントラスト強調は解除し、前記標準状態に戻る。明る
い映像時に赤や青のコントラストを強調することは白バ
ランスの標準からのズレが大きくなってしまうからであ
る。
1ー明るい)、特に補正することなく各色のコントラス
トを標準状態とし(ST4/ST5)、基準輝度より暗いと
きであって、水平周波数が所定周波数以下(後述)のと
きには赤と青のコントラストを例えば数%程度通常より
強くする(緑は固定にする)(ST1ー暗い/ST2ー低
い)。この赤と青のコントラスト強調によりバックグラ
ウンドが黒または暗い場合の赤や青の線が見え易くな
り、明瞭度を上げることができる。映像が上記の暗い映
像から明るい映像に変わった場合には、上記の赤と青の
コントラスト強調は解除し、前記標準状態に戻る。明る
い映像時に赤や青のコントラストを強調することは白バ
ランスの標準からのズレが大きくなってしまうからであ
る。
【0010】次に水平周波数に対するガンマ(γ)補正
について説明する。メモリ部3の他のメモリデータは、
同期信号処理部1より出力される水平周波数を示す電圧
に対応したガンマ(γ)補正データである。ガンマ
(γ)補正といった場合、カラーテレビ放送等における
送信側で行うところの受像管の発光特性を補正するため
の方法をいう場合があるが、本発明でいうγ補正とは、
モニタ装置等の映像処理段階で所定の白色映像を得るた
めの赤、青および緑の各信号の混合比率(コントラスト
比率)をいう。図2に、このγ補正特性図を示す。横軸
は白、緑、赤および青の色相を表し、縦軸は各色相に対
する補正電圧であって、コントラストを意味し、該補正
電圧が大きいほどコントラストが強くなる。図では、特
性例をイ〜ニの4本描いてあるが、イは設計上から定め
た所定の白色にする標準補正特性を示し、他(ロ〜ニ)
は該標準補正特性イに対し、青コントラストを最も強調
し、次いで赤コントラストを強調し、緑コントラストは
強調を少なくしたものである。そして、この各色のコン
トラスト強調の度合いを最も大きくした場合がニであ
り、次いでハ、ロの順になる。このイ〜ニを水平周波数
に対応させる。リニアスキャンモニタが扱う水平周波数
は、約15KHz から約100KHzに及ぶ。前述したように、水
平周波数が高くなるほどグラフィック映像の場合に細線
がより細くなる等の傾向となるので背景が暗い場合には
映像明瞭度が劣化する。
について説明する。メモリ部3の他のメモリデータは、
同期信号処理部1より出力される水平周波数を示す電圧
に対応したガンマ(γ)補正データである。ガンマ
(γ)補正といった場合、カラーテレビ放送等における
送信側で行うところの受像管の発光特性を補正するため
の方法をいう場合があるが、本発明でいうγ補正とは、
モニタ装置等の映像処理段階で所定の白色映像を得るた
めの赤、青および緑の各信号の混合比率(コントラスト
比率)をいう。図2に、このγ補正特性図を示す。横軸
は白、緑、赤および青の色相を表し、縦軸は各色相に対
する補正電圧であって、コントラストを意味し、該補正
電圧が大きいほどコントラストが強くなる。図では、特
性例をイ〜ニの4本描いてあるが、イは設計上から定め
た所定の白色にする標準補正特性を示し、他(ロ〜ニ)
は該標準補正特性イに対し、青コントラストを最も強調
し、次いで赤コントラストを強調し、緑コントラストは
強調を少なくしたものである。そして、この各色のコン
トラスト強調の度合いを最も大きくした場合がニであ
り、次いでハ、ロの順になる。このイ〜ニを水平周波数
に対応させる。リニアスキャンモニタが扱う水平周波数
は、約15KHz から約100KHzに及ぶ。前述したように、水
平周波数が高くなるほどグラフィック映像の場合に細線
がより細くなる等の傾向となるので背景が暗い場合には
映像明瞭度が劣化する。
【0011】従って、低輝度で水平周波数が高い場合に
は前記のコントラスト強調をすれば映像明瞭度の劣化を
補正できる。反面、水平周波数が低い場合、または輝度
が明るい場合にはかかるコントラスト強調は必要ないと
考えられる。このことから、本実施例では水平周波数が
30KHz 以下の場合には特性イとし、同・30KHz を超え50
KHz 以下の場合には特性ロ、同・50KHz を超え60KHz 以
下の場合には特性ハ、同・60KHz 以上の場合には特性ニ
としている。制御部6は、同期信号処理部1よりの水平
周波数変換電圧が入力され、且つ前記輝度に係る検出信
号も入力されたときには、判別部4に該電圧の内容を判
別させ(ST1ー暗い/ST2)、その判別結果に基づき対
応する補正特性(図2イ〜ニ)に係るメモリデータをメ
モリ部3より読み出し、この読み出したデータをもって
映像信号処理部5の赤、緑および青の混合比率を制御す
る。つまり、水平周波数が30KHz 以下の場合にはγ補正
はイとなって標準特性を維持し(ST2ー低い)、30KHz
を超える場合には(ST2ー高い)、前述のロ、ハまたは
ニのいずれかとなって、青と赤を緑に対し相対的にコン
トラストを強くする(ST3〜5)。
は前記のコントラスト強調をすれば映像明瞭度の劣化を
補正できる。反面、水平周波数が低い場合、または輝度
が明るい場合にはかかるコントラスト強調は必要ないと
考えられる。このことから、本実施例では水平周波数が
30KHz 以下の場合には特性イとし、同・30KHz を超え50
KHz 以下の場合には特性ロ、同・50KHz を超え60KHz 以
下の場合には特性ハ、同・60KHz 以上の場合には特性ニ
としている。制御部6は、同期信号処理部1よりの水平
周波数変換電圧が入力され、且つ前記輝度に係る検出信
号も入力されたときには、判別部4に該電圧の内容を判
別させ(ST1ー暗い/ST2)、その判別結果に基づき対
応する補正特性(図2イ〜ニ)に係るメモリデータをメ
モリ部3より読み出し、この読み出したデータをもって
映像信号処理部5の赤、緑および青の混合比率を制御す
る。つまり、水平周波数が30KHz 以下の場合にはγ補正
はイとなって標準特性を維持し(ST2ー低い)、30KHz
を超える場合には(ST2ー高い)、前述のロ、ハまたは
ニのいずれかとなって、青と赤を緑に対し相対的にコン
トラストを強くする(ST3〜5)。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、種
々のパソコンを対象とするリニアスキャンモニタにおけ
る低輝度映像信号、又は水平周波数が高い映像信号の細
線等のような部分的な画質劣化を見やすい映像に自動的
に補正することができる。従って、従来、上記のような
画質劣化をRGBコントラスト調節用ボリュームで調節
していたものを本発明により省くことができるので、モ
ニタとしての性能向上に寄与するものである。
々のパソコンを対象とするリニアスキャンモニタにおけ
る低輝度映像信号、又は水平周波数が高い映像信号の細
線等のような部分的な画質劣化を見やすい映像に自動的
に補正することができる。従って、従来、上記のような
画質劣化をRGBコントラスト調節用ボリュームで調節
していたものを本発明により省くことができるので、モ
ニタとしての性能向上に寄与するものである。
【図1】本発明によるRGB映像信号処理回路の一実施
例を示す要部ブロック図である。
例を示す要部ブロック図である。
【図2】ガンマ(γ)補正特性図である。
【図3】図1における制御部6の制御動作フローチャー
トである。
トである。
1 同期信号処理部 2 輝度レベル検出部 3 メモリ部 4 判別部 5 映像信号処理部 6 制御部 7 ブラウン管 8 フライバックトランス(FBT) S1 RGB入力映像信号 S2 検出信号
Claims (1)
- 【請求項1】 赤(R)、緑(G)および青(B)それ
ぞれの信号からなる、いわゆるRGB映像信号における
同期信号から水平同期信号周波数を検出し、該水平同期
信号周波数に対応した電圧に変換する同期信号処理部
と、ブラウン管のアノード電流から輝度レベルを検出
し、該輝度レベルが所定レベル以下のときには検出信号
を出力する輝度レベル検出部と、前記同期信号処理部よ
りの電圧信号ごとに対応せしめた赤、緑および青それぞ
れの信号のコントラスト制御信号と、前記輝度レベル検
出部よりの検出信号に対応せしめた赤および青それぞれ
の信号のコントラスト制御信号とを記憶しているメモリ
部と、前記同期信号処理部よりの電圧信号がいずれの電
圧信号かの判別と、前記輝度レベル検出部よりの検出信
号であるか否かの判別とをなす判別部と、下記制御部に
より制御される赤、緑および青それぞれの信号のコント
ラスト制御端子を備え、入力される前記RGB映像信号
の各色信号それぞれを所定のコントラストに処理する映
像信号処理部と、前記同期信号処理部よりの電圧信号、
および前記輝度レベル検出部よりの検出信号とに基づ
き、前記メモリ部、判別部および映像信号処理部とを制
御する制御部とで構成し、前記検出信号が検出されたと
き、または前記検出信号が検出され且つ前記水平同期信
号周波数が所定以上のときには前記赤と青、または赤、
緑および青それぞれの信号のコントラストを標準状態か
ら所定のコントラストへ変更するようにしたことを特徴
とするRGB映像信号処理回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4325073A JPH06178309A (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | Rgb映像信号処理回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4325073A JPH06178309A (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | Rgb映像信号処理回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06178309A true JPH06178309A (ja) | 1994-06-24 |
Family
ID=18172854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4325073A Pending JPH06178309A (ja) | 1992-12-04 | 1992-12-04 | Rgb映像信号処理回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06178309A (ja) |
-
1992
- 1992-12-04 JP JP4325073A patent/JPH06178309A/ja active Pending
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