JPH0617748U - ラリンゲルマスクの挿入器具 - Google Patents

ラリンゲルマスクの挿入器具

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JPH0617748U
JPH0617748U JP5326892U JP5326892U JPH0617748U JP H0617748 U JPH0617748 U JP H0617748U JP 5326892 U JP5326892 U JP 5326892U JP 5326892 U JP5326892 U JP 5326892U JP H0617748 U JPH0617748 U JP H0617748U
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 握り部10から先方にのびる1対のクランプ
バー11、11をその先端で相互に連結し、この連結部
分でラリンゲルマスク1の先端部背面に当接する当て部
12を構成する。当て部12から握り部10側にのびる
牽引操作可能な帯片13を設ける。ラリンゲルマスク1
の背面のチューブ接続部4aをその背面に帯片13を添
接させた状態で、クランプバー11、11間に押し込
み、マスク1をクランプバー11、11に挟持させ、こ
の状態でマスク1を患者の喉頭部に挿入する。挿入に際
しマスク1の先端部分のまくれが当て部12により防止
される。 【効果】 患者の口腔内に指を入れることなくラリンゲ
ルマスクを円滑に喉頭部に挿入できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、麻酔、集中治療、救急医療での気道確保に用いられるラリンゲルマ スクを患者の喉頭部に挿入するための挿入器具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、麻酔等における経口的気道確保法としては、喉頭鏡を用いて気管内挿管 を行う方法が一般的であるが、最近では喉頭部に挿入するだけで済む図1に示す 如きラリンゲル(Laryngeal)マスク1を用いる方法も知られている。 ラリンゲルマスク1は、卵形のマスク本体2の周縁に中空のカフ3を取付けて 成るもので、マスク本体2に形成した呼吸穴2aに連通するマスク背面のチュー ブ接続部4aに呼吸チューブ4を接続すると共に、カフ3にエア注入用のエアチ ューブ5を接続してあり、カフ3内の空気を抜いてカフ3を窄ませた状態でラリ ンゲルマスク1を患者の喉頭部に挿入し、次にカフ3内にエアを注入してカフ3 を膨らませ、図1(b)に示す如く喉頭部をマスク1で覆って気道を確保する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ラリンゲルマスク1の喉頭部への挿入に際しては、マスクがよじれたりしない ように、マスクの背面を患者の口蓋壁に押しつけた状態でマスクを口蓋壁に沿っ て押し進めるを一般としているが、これでは術者の指を患者の口腔内に差し入れ る必要があって感染の恐れがあり、また、図1(c)に示す如くマスク1の先端 部分のカフ3が咽頭後壁に当って背面側にまくれ、マスク1を喉頭部に挿入でき なくなることがある。 本考案は、以上の点に鑑み、術者の指を患者の口腔内に入れずにラリンゲルマ スク1を確実に喉頭部に挿入できるようにした挿入器具を提供することをその目 的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成すべく、本願の第1の考案は、握り部と、握り部から先方にの びる、ラリンゲルマスクの背面のチューブ接続部を挟持可能な1対のクランプバ ーとを備え、該両クランプバーをその先端部において互いに連結して、この連結 部分をラリンゲルマスクの先端部背面に当接可能な当て部に構成すると共に、該 当て部からクランプバーに沿って把持部側にのびる牽引操作可能な帯片を設けた ことを特徴とする。 また、第2の考案は、ラリンゲルマスクの背面のチューブ接続部を挟持可能な 1対のクランプバーを備え、該両クランプバーをその中間部で互いに開閉自在に 枢着すると共に、該両クランプバーの先端にラリンゲルマスクの先端部背面に当 接可能な当て部を形成したことを特徴とする。
【0005】
【作用】
第1考案の挿入器具を使用するときは、先ず1対のクランプバー間にチューブ 接続部をその背面に帯片を添わせた状態で押し込み、マスクの先端部背面にクラ ンプバーの先端の連結部分で構成される当て部を当接させる。次に、握り部を手 で持ってマスクをチューブ接続部においてクランプバーに挟持させたまま喉頭部 に挿入する。この際、当て部によりマスクの先端部のまくれが防止され、マスク は円滑且つ確実に喉頭部に挿入される。挿入後帯片を牽引するが、これによれば 帯片によりチューブ接続部がクランプバーの間から押し出され、マスクを喉頭部 に残したままクランプバーを引き抜くことができる。 第2考案の挿入器具を用いるときは、1対のクランプバーをマスクの先端部背 面に該各バーの先端の当て部を当接させた状態で閉じ、マスクをチューブ接続部 においてクランプバー間に挟持し、この状態でマスクを喉頭部に挿入し、次いで クランプバーを開いてマスクを喉頭部に残したままクランプバーを引き抜く。
【0006】
【実施例】
図2は本案挿入器具の一例を示している。該器具は、握り部10と、握り部1 0から先方にのびる1対のクランプバー11、11とを備えており、該両クラン プバー11、11の先端寄りの部分を口蓋から喉頭部にかけての湾曲に合わせて 前方に湾曲させると共に、両クランプバー11、11の先端を互いに連結する。 本実施例では、1本の棒材を中間で折り返して両クランプバー11、11を形成 し、折り返し部分で両クランプバー11、11が互に連結されるようにしたが、 2本のバーをその先端で溶接等により連結しても良い。
【0007】 両クランプバー11、11の先端の連結部分はラリンゲルマスク1の先端部背 面に当接可能な当て部12に構成されており、また、該当て部12に一端を係着 した帯片13を設け、該帯片13の他端にリング14を取付けて、該リング14 を握り部10の前面に設けたフック15に係止自在とした。尚、本実施例では帯 片13を伸縮性の有る材料で形成したが、伸縮性がなくても帯片13を後記する チューブ接続部4aの押し込みを許容できるように弛みを付けて設けておけば良 い。
【0008】 次に上記挿入器具の使用方法を説明する。 先ず、ラリンゲルマスク1のカフ3を窄ませた状態でマスク1の先端部分のカ フ3背面に当て部12を当接させ、マスク1の背面のチューブ接続部4aをその 背面に帯片13を添接させた状態で図3に示す如くクランプバー11、11間に 押し込む。この際、クランプバー11、11の間隔が拡幅されて弾性復元力によ りクランプバー11、11間にチューブ接続部4aが挟持される。また、チュー ブ接続部4aの押し込みにより、これに接続されるチューブ4の先端側の部分は クランプバー11、11間を通り抜けてその背側に突出し、握り部10の前面側 に位置するチューブ4の尾端寄りの部分においてチューブ4がクランプバー11 、11の前方に抜け出るが、この抜け出る部分においてチューブ4がクランプバ ー11、11間に弾力的に挟持されるようにしておけば、ラリンゲルマスク1を より安定してクランプバー11、11に保持できる。
【0009】 次に、握り部10をチューブ4の尾端と共に手で持ち、ラリンゲルマスク1を クランプバー11、11に保持したまま患者の喉頭部に挿入する。この際、マス ク1の先端部分のカフ3が咽頭後壁に当接しても、この部分は当て部12によっ て背面から支承されるためカフ3がまくれることはなく、マスク1を確実に喉頭 部に挿入できる。挿入が完了すると、次に帯片13のリング14に指を掛けて帯 片13を手前側に牽引する。これによれば、帯片13によりチューブ4とチュー ブ接続部4aとが背面側から押されてクランプバー11、11間から押し出され 、この状態で握り部10を手前側に動かせば、ラリンゲルマスク1を喉頭部に残 したままクランプバー11、11が引き抜かれる。次に、カフ3にエアチューブ 5を介してエアを注入し、カフ3を膨らませて図1(b)に示す状態とし、作業 を完了する。
【0010】 図4は挿入器具の他の実施例を示しており、該器具は、1対のクランプバー2 0、20をその中間部で枢軸21を介して互に開閉自在に枢着して成る鉗子状に 構成されている。
【0011】 各クランプバー20の尾端には開閉操作用の指掛部22が形成され、更に各ク ランプバー20の尾端部内側に夫々フック片23を突設し、両クランプバー20 、20を閉じたとき該両バーのフック片23、23に形成した爪部23a同士が 噛み合って、クランプバー20、20が所定の閉じ状態に拘束されるようにした 。
【0012】 各クランプバー20の先端寄りの部分は口蓋から喉頭部にかけての湾曲に合わ せて前方に湾曲されており、更に各クランプバー20の先端にラリンゲルマスク 1の先端部背面に当接可能な当て部24を形成した。また、各クランプバー20 を横方向にO脚状に湾曲させ、図5に示す如く、チューブ4の先端側の部分をク ランプバー20、20の背面側に突出させた状態でチューブ接続部4aとチュー ブ4の尾端寄りの部分とをクランプバー20、20間に挟持し得るようにした。
【0013】 使用に際しては、クランプバー20、20をラリンゲルマスク1の先端部背面 に当て部24を当接させた状態で閉じて、マスク1をそのチューブ接続部4a及 びチューブ4においてクランプバー20、20間に挟持し、マスク1の先端部分 のカフ3のまくれを当て部24によって防止しつつマスク1を喉頭部に挿入し、 挿入後クランプバー20、20を開いて引き抜く。
【0014】 図6は図4の実施例の変形例であり、このものでは図4の実施例の指掛部22 やフック片23に代えて中空の握り部25を設け、該握り部25に1対のクラン プバー20、20の尾端部20aを両者の枢着部に亘って挿入し、枢軸21を握 り部25の先端部前面に形成した長溝25aに係合させて、握り部25aを枢軸 21を案内にして、クランプバー20、20に対し摺動自在とした。そして、握 り部25の尾端に幅狭部25bと中間に幅広部25cとを形成し、クランプバー 20、20の尾端部20aを幅狭部25bに押し込むことでクランプバー20、 20を閉じ状態に拘束し、握り部25aを引き上げて尾端部20aを幅広部25 cに移行させることでクランプバー20、20を開放し得るようにした。
【0015】 また、クランプバー20、20の先端側と中間部とに夫々目印26、27を付 け、図7に示す如く先端側の目印26にチューブ接続部4aの尾端を合致させる ことでラリンゲルマスク1をクランプバー20、20間に適切な位置関係で挟持 し得るようにし、また、ラリンゲルマスク1の喉頭部への挿入に際し中間の目印 27を患者の第1中切歯等の所定の歯に合わせることでマスク1の挿入位置を適 切に管理し得るようにした。
【0016】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、ラリンゲルマスクをクラン プバーに挟持させて、指を口腔に入れることなく喉頭部にマスクを挿入でき、而 もマスクの先端部分のカフのまくれがクランプバーの先端の当て部によって防止 され、マスクを喉頭部に円滑且つ確実に挿入できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ラリンゲルマスクを示す図で、(a)は斜視
図、(b)は挿入状態の側面図、(c)はマスク先端の
まくれを生じた状態の側面図
【図2】 本案挿入器具の一例の前方から見た斜視図
【図3】 その使用状態の背方から見た斜視図
【図4】 本案挿入器具の他の実施例の前方から見た斜
視図
【図5】 その使用状態の背方から見た斜視図
【図6】 本案挿入器具の更に他の実施例の前方から見
た斜視図
【図7】 その使用状態の背方から見た斜視図
【符号の説明】
1 ラリンゲルマスク 4a チューブ接続
部 11、20 クランプバー 12、24 当て
部 13 帯片

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 握り部と、握り部から先方にのびる、ラ
    リンゲルマスクの背面のチューブ接続部を挟持可能な1
    対のクランプバーとを備え、該両クランプバーをその先
    端部において互いに連結して、この連結部分をラリンゲ
    ルマスクの先端部背面に当接可能な当て部に構成すると
    共に、該当て部からクランプバーに沿って把持部側にの
    びる牽引操作可能な帯片を設けたことを特徴とするラリ
    ンゲルマスクの挿入器具。
  2. 【請求項2】 ラリンゲルマスクの背面のチューブ接続
    部を挟持可能な1対のクランプバーを備え、該両クラン
    プバーをその中間部で互いに開閉自在に枢着すると共
    に、該両クランプバーの先端にラリンゲルマスクの先端
    部背面に当接可能な当て部を形成したことを特徴とする
    ラリンゲルマスクの挿入器具。
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