JPH0617689U - 物干装置 - Google Patents
物干装置Info
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- JPH0617689U JPH0617689U JP5502792U JP5502792U JPH0617689U JP H0617689 U JPH0617689 U JP H0617689U JP 5502792 U JP5502792 U JP 5502792U JP 5502792 U JP5502792 U JP 5502792U JP H0617689 U JPH0617689 U JP H0617689U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 物干作業の際の安全性を損うことなく、干し
物の吊り下げスペースを容易に確保できる物干装置を提
供する。 【構成】 建物外壁Eに対して略直交する状態で固定さ
れる保持アーム2に、前記保持アーム2に沿って保持さ
れるスライドアーム3を建物外壁Eから離間する方向に
進退自在に設け、前記保持アーム2およびスライドアー
ム3に、干し物吊り下げ用の掛止部4を設ける。
物の吊り下げスペースを容易に確保できる物干装置を提
供する。 【構成】 建物外壁Eに対して略直交する状態で固定さ
れる保持アーム2に、前記保持アーム2に沿って保持さ
れるスライドアーム3を建物外壁Eから離間する方向に
進退自在に設け、前記保持アーム2およびスライドアー
ム3に、干し物吊り下げ用の掛止部4を設ける。
Description
【0001】
本考案は、一般住宅やマンションのベランダなどに設置して、干し物を吊り下 げるのに利用する物干装置に関するものである。
【0002】
従来、ベランダに設置される物干としては、例えば、物干竿を支持する一対の アームを建物の壁面に固定した構成のものや、物干竿を引掛ける一対の吊り下げ 具を庇の下側に固定した構造のものがあった。
【0003】
ところが、上記従来の物干にあっては、通常ベランダの範囲内を干し物の吊り 下げのスペースとする構成であるため、近年の住宅難の影響で小型化する一般住 宅や、増加するワンルームマンションなどにおいてベランダが狭くなるのに伴っ て、干し物を吊り下げる場所の十分な広さが確保できないという問題が増えてい る。
【0004】 これに対処するために、物干をベランダより屋外側に張り出して設けることも 考えられるが、このような物干に洗濯物などを掛ける場合には、ベランダより身 を乗り出さなければならず危険を伴なうという新たな問題が生じる結果となり、 従来においては、これらの問題を解決することが課題となっていた。
【0005】
本考案は、上記したような従来の課題に着目してなされたもので、物干作業の 際の安全性を損うことなく、干し物の吊り下げスペースを容易に確保することが できる物干装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本考案に係わる物干装置は、請求項1において、建物外壁に対して略直角な状 態で固定される保持アームに、前記保持アームに沿って略水平に保持されるスラ イドアームを建物外壁から離間する方向に進退自在に設け、前記保持アームおよ びスライドアームに、干し物吊り下げ用の掛止部を設けた構成としており、また 、請求項2において、前記保持アームに設けたモータを駆動源として前記スライ ドアームを進退動作させる駆動機構を備えた構成としており、さらに請求項3に おいて、雨滴を検知して前記スライドアームを建物外壁に向う進退方向に駆動す る信号を前記駆動機構に送る雨滴検知装置を備えた構成としており、これらの物 干装置の構成を前述した従来の課題を解決するための手段としている。
【0007】
本考案の請求項1に係わる物干装置では、建物外壁側に固定され且つ干し物吊 り下げ用の掛止部を備えた保持アームに、同じく掛止部を備えるとともに建物外 壁から離間する方向に進退自在なスライドアームを設けることにより、スライド アームを建物外壁側に後退させた状態にすると、前記スライドアームの掛止部へ の物干作業を容易にし得ることとなり、また、前記スライドアームを建物外壁か ら離間する方向へ前進させることにより、その移動分だけ吊り下げスペースが拡 張されることとなる。
【0008】 また、本考案の請求項2に係わる物干装置では、モータを駆動源とした駆動機 構によって、スライドアームが保持アームに対して進退駆動されることとなる。
【0009】 さらに、本考案の請求項3に係わる物干装置では、スライドアームを前進させ た状態において、雨が降り出すと、雨滴検知装置が雨滴を検知して駆動機構にこ れを駆動する信号を送り、その信号で作動を開始した駆動機構がスライドアーム を後退させて、スライドアームの掛止部に吊り下げられた干し物を建物外壁側へ 引き寄せることとなる。
【0010】
【実施例】 以下、本考案の一実施例を図1ないし図5に基づいて説明する。
【0011】 図1ないし図3に示す物干装置1は、庇Rを備えたベランダBにおいて、前記 庇Rの下側に、建物外壁Eから突出した状態で設けてある。
【0012】 前記物干装置1は、ベランダBの左右寸法にほぼ相当する間隔で設けた一対の 保持アーム2,2と、各保持アーム2,2において摺動自在に保持された一対の スライドアーム3,3を備えており、一対の保持アーム2,2の間に、互いに平 行にした3本の棒状掛止部4が間隔をおいて掛け渡した状態で設けてあると共に 、一対のスライドアーム3,3の間にも3本の棒状掛止部4が同様にして設けて ある。
【0013】 前記保持アーム2は、断面コ形のレール部5と、前記レール部5の端部から直 角に延びた断面L形の固定用プレート部6と、前記レール部5と固定用プレート 部6の端部同士を斜めに結ぶ断面L形の吊り用プレート部7とにより、全体とし て直角三角形状を成し、前記レール部5を水平にし且つ吊り用プレート部7を上 向きにした状態で固定用プレート部6を建物外壁Eに取付けることにより、建物 外壁Eに対して略直角な状態で固定してある。なお、前記レール部5は、ベラン ダBの突出寸法よりもやや小さい長手寸法を有している。
【0014】 また、左右の保持アーム2,2は、断面コ形のレール部5,5を互いに反する 方向に開口させた状態で設けてあって、これらのレール部5,5の側壁5b,5 bの相対向面に、横向きの筒状を成す3個の支持部5dが設けてあり、これらの 支持部5dに前記掛止部4の端部を嵌合するようになっている。
【0015】 前記レール部5の先端には、図5にも示すように、逆L字形のローラ保持用プ レート9が設けてある。
【0016】 前記ローラ保持用プレート9は、レール部5の上壁5aの上面に短辺9bが固 定してあって、長辺9aがレール部5よりも下側に垂下した状態になっており、 前記長辺9aの下部に、ベランダ左右方向を軸線方向とするローラ軸11を介し てローラ13が取付けてある。
【0017】 前記スライドアーム3は、前記保持アーム2のレール部5の長さにほぼ等しい 長手寸法を有すると共に、保持アーム2のレール部5に類似した断面コ形の部材 から成るものであって、ベランダ左右において互いに反対向きに開口する状態と し、前記レール部5の下側に平行に設けられる。また、このスライドアーム3の 側壁8bの相対向面には、横向きの筒状を成す3個の支持部8dが設けてあり、 これらの支持部8dに前記掛止部4の端部を嵌合するようになっている。さらに 、建物外壁側の端部には、図4にも示すように、L字形をしたローラ保持用プレ ート10が設けてある。
【0018】 前記ローラ保持用プレート10は、スライドアーム3の底壁8cに短辺10b が固定してあって、長辺10aが上側に延出している状態になっており、前記長 辺10aの上部に、ベランダ左右方向を軸線方向とするローラ軸12を介してロ ーラ14が設けてある。
【0019】 そして、前記保持アーム2および前記スライドアーム3は、保持アーム2側に 設けたローラ13をスライドアーム3の内側に入り込ませてその上壁8aの下面 に当接させると共に、スライドアーム3側に設けたローラ14を保持アーム2の アーム部5の内側に入り込ませてその底壁5cの上面に当接させてある。これに より、スライドアーム3は、保持アーム2の下側に水平に保持されると共に、保 持アーム2の長手方向に沿って摺動自在になっており、建物外壁Eから離間する 方向に進退自在になっている。
【0020】 なお、保持アーム2の側壁5bにおいて、掛止部4を設けた面と反対側の面の 先端近傍位置には、ストッパ15が設けてあって、各アーム2,3のローラ保持 用プレート9,10同士の衝突やその衝突による破損などを防止するようにして いる。
【0021】 さらに、物干装置1は、その片側の保持アーム2に設けたローラ保持用プレー ト9に、スライドアーム3を進退駆動させるための駆動機構の駆動源としてギヤ ードモータ16を備えると共に、スライドアーム3の先端部分に雨滴を検知して 前記スライドアーム3を建物外壁Eに向う後退方向に駆動する信号を前記駆動機 構に送る雨滴検知装置17とを備えている。
【0022】 前記駆動機構は、ギヤードモータ16の出力軸をローラ保持用プレート9のロ ーラ軸11に連結することにより、ローラ軸11に設けたローラ13を回転駆動 する構成になっており、このほか、図示しないモータ操作用のスイッチなどが含 まれる。
【0023】 上記構成を備えた物干装置1は、スライドアーム3を保持アーム2の下側に沿 う後退位置とした状態(第3図に実線で示す状態)にして、スライドアーム3の 掛止部4に干し物を吊り下げる。この場合、スライドアーム3の掛止部4はベラ ンダB内に位置するので作業し易いこととなる。
【0024】 次に、上記物干装置1は、ギヤードモータ16を作動させると、これにより回 転するローラ13でスライドアーム3が建物外壁Eから離間する前進方向に送ら れ、第3図に仮想線で示すように、スライドアーム3が延出する。
【0025】 このようにして、上記物干装置1は、スライドアーム3の掛止部4がベランダ B外に延出状態となるので、保持アーム2の掛止部4に干し物を吊り下げること が可能となり、スライドアーム3が前進した分だけ吊り下げスペースが拡がるこ ととなる。
【0026】 また、干し物を取入れるときは、保持アーム2の掛止部4に吊り下げられた干 し物を取外したのち、ギヤードモータ16を逆転させてスライドアーム3を後退 させれば良い。
【0027】 そして、ベランダ内に移動したスライドアーム3側の掛止部4に吊り下げられ ている干し物を取外す。
【0028】 さらに、上記物干装置1は、延出状態にしたスライドアーム3の掛止部4のみ に干し物を吊り下げておいた状態において、雨が降り出した場合、スライドアー ム3に設けた雨滴検出装置17が雨滴を検知してギヤードモータ16にこれを駆 動する信号を送り、その信号を受けた前記モータ16が延出状態のスライドアー ム3を後退方向に駆動させる。
【0029】 これにより、スライドアーム3の掛止部4に吊り下げた干し物が自動的に庇R の下側にとり込まれ、干し物が雨に濡れるのを防げることとなる。
【0030】 なお、上記実施例では、保持アーム2を建物外壁Eに固定した構成を示したが 、庇RあるいはベランダBに、建物外壁Eに対して略直交する状態で保持アーム 2を固定する構成としても良い。
【0031】
以上説明したように、この考案に係わる物干装置は、保持アームに沿うスライ ドアームを建物外壁側に後退させた状態では、スライドアームに設けた掛止部が ベランダ内に位置するので干し物の吊り下げ作業を安全かつ容易に行うことが出 来る。また、前記スライドアームを建物外壁から離間する方向に前進させること により、スライドアームの掛止部がベランダ外に移動した状態となるので、その 移動分だけ吊り下げスペースが拡がり、スライドアームの掛止部と保持アームの 掛止部とによる十分な吊り下げスペースが確保できるという非常に優れた効果が もたらされる。
【図1】この考案の一実施例による物干装置の斜視図で
ある。
ある。
【図2】この考案の一実施例による物干装置の側面図で
ある。
ある。
【図3】この考案の一実施例による物干装置の中間部省
略平面図である。
略平面図である。
【図4】図2のA−A線位置での部分拡大断面図であ
る。
る。
【図5】図2のB−B線位置での部分拡大断面図であ
る。
る。
E・・・建物外壁 1・・・物干装置 2・・・保持アーム 3・・・スライドアーム 4・・・掛止部 11・・・ローラ軸(駆動機構) 13・・・ローラ(駆動機構) 16・・・ギヤードモータ(駆動機構) 17・・・雨滴検知装置
Claims (3)
- 【請求項1】 建物外壁に対して略直角な状態で固定さ
れる保持アームに、前記保持アームに沿って略水平に保
持されるスライドアームを建物外壁から離間する方向に
進退自在に設け、前記保持アームおよびスライドアーム
に、干し物吊り下げ用の掛止部を設けたことを特徴とす
る物干装置。 - 【請求項2】 前記保持アームに設けたモータを駆動源
として前記スライドアームを進退動作させる駆動機構を
備えたことを特徴とする請求項1記載の物干装置。 - 【請求項3】 雨滴を検知して前記スライドアームを建
物外壁に向う後退方向に駆動する信号を前記駆動機構に
送る雨滴検知装置を備えたことを特徴とする請求項2記
載の物干装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5502792U JPH0617689U (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | 物干装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5502792U JPH0617689U (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | 物干装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0617689U true JPH0617689U (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=12987188
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5502792U Pending JPH0617689U (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | 物干装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0617689U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018102681A (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | トヨタホーム株式会社 | 洗濯物管理システム |
CN109750464A (zh) * | 2019-01-16 | 2019-05-14 | 曾令街 | 一种晾衣架 |
-
1992
- 1992-08-05 JP JP5502792U patent/JPH0617689U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018102681A (ja) * | 2016-12-27 | 2018-07-05 | トヨタホーム株式会社 | 洗濯物管理システム |
CN109750464A (zh) * | 2019-01-16 | 2019-05-14 | 曾令街 | 一种晾衣架 |
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