JPH0617672U - ナイフ用鞘 - Google Patents
ナイフ用鞘Info
- Publication number
- JPH0617672U JPH0617672U JP4479392U JP4479392U JPH0617672U JP H0617672 U JPH0617672 U JP H0617672U JP 4479392 U JP4479392 U JP 4479392U JP 4479392 U JP4479392 U JP 4479392U JP H0617672 U JPH0617672 U JP H0617672U
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- JP
- Japan
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- sheath
- sheath body
- knife
- collar
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 鞘本体の収納部の開口端部に刃部挿入終了時
に鍔部が乗り越え得る係止凸部を形成し、かつ鞘本体の
開口端部に刃部を係止凸部の側へ弾圧可能なバネ部材を
配設し、更に鞘本体の開口端部に鍔部に当接可能にして
係止凸部への鍔部の上記乗り越え係止状態を保持規制又
は解除可能な回動摘子を配設してなる。 【効果】 回動摘子は鍔部に当接可能な状態となり、激
しい動きや大きな外力が加わった場合でもナイフが不意
に抜けてしまうことを防止できる。
に鍔部が乗り越え得る係止凸部を形成し、かつ鞘本体の
開口端部に刃部を係止凸部の側へ弾圧可能なバネ部材を
配設し、更に鞘本体の開口端部に鍔部に当接可能にして
係止凸部への鍔部の上記乗り越え係止状態を保持規制又
は解除可能な回動摘子を配設してなる。 【効果】 回動摘子は鍔部に当接可能な状態となり、激
しい動きや大きな外力が加わった場合でもナイフが不意
に抜けてしまうことを防止できる。
Description
【0001】
本考案は例えば登山、山菜採り、ハイキング、潜水等に携行されるナイフ用鞘 に関するものである。
【0002】
従来この種のナイフ用鞘としては、例えば実開昭57−94469号公報に示 されるように、ナイフを収納部に挿入した状態において、バネ材により刃部を押 圧し、この押圧によりナイフの抜脱を防ぐようにしたものが知られている。
【0003】
しかしながらこの従来構造の場合、上記バネ材の押圧作用によってナイフの抜 脱をある程度防ぐことはできるが、このままでは依然抜脱の虞れがあり、また激 しい動きや大きな外力が加わった場合には不意に抜けてしまうことがあり、非常 に危険な状態になることがあるという不都合を有している。
【0004】
本考案はこのような不都合を解決することを目的とするもので、その要旨は、 刃部、柄部及び鍔部からなる登山用等のナイフを収納するものであって、鞘本体 に刃部を挿入可能な収納部を形成し、鞘本体の収納部の開口端部に刃部挿入終了 時に鍔部が乗り越え得る係止凸部を形成し、かつ鞘本体の開口端部に刃部を係止 凸部の側へ弾圧可能なバネ部材を配設し、更に鞘本体の開口端部に鍔部に当接可 能にして係止凸部への鍔部の上記乗り越え係止状態を保持規制又は解除可能な回 動摘子を配設して構成したことを特徴とするナイフ用鞘にある。
【0005】
回動摘子を解除状態に回動して置き、鞘本体に刃部を挿入し、刃部挿入終了時 に鍔部は係止凸部を乗り越え、バネ部材は刃部を係止凸部の側へ弾圧し、この乗 り越え状態で回動摘子を回動させると回動摘子は鍔部に当接可能な状態となり、 この乗り越え係止状態が保持規制されることになる。
【0006】
図1乃至図8は本考案の実施例を示し、1はナイフであって、刃部2、柄部3 及び鍔部4からなる。
【0007】 5は鞘本体であって、合成樹脂製にして刃部2を挿入可能な収納部6が形成さ れ、かつ収納部6の開口端部7にベルト等に吊り下げるための腰当部8及びベル ト吊下部9が形成されている。
【0008】 10は係止凸部であって、開口端部7の一方側部に隆起形成され、収納部6の 内部空間は刃部2の挿入終了時において、この挿入収納状態で鍔部4が係止凸部 10を乗り越え得る大きさに形成されている。
【0009】 11はバネ部材であって、この場合板バネが用いられ、鞘本体5の開口端部7 の他方側部に設けられ、刃部2を係止凸部10の側へ弾圧するように構成されて いる。
【0010】 12は回動摘子であって、この場合略長方形板状の摘子板部12aの中心に回 回動軸部12bを突出形成してなり、この回動軸部12bを鞘本体5の鞘壁5a に回動可能に挿通し、バネ部材11を板部11a・11bに略U状に折曲し、そ の一方の板部11aに弾性舌片11cを形成し、板部11bに三個の穴11dを 形成し、この穴11dに止着ビス13を通し、止着ビス13を鞘壁5a内面に突 設した三箇所のボス部5bに螺着して板部11aを固定するように設け、弾性舌 片11cに回動軸部12bの鞘壁内面突出部12cに形成した環状係止凹溝12 dに係止可能な係止穴14a及び径大穴14bを連続した鍵穴状の通穴14を形 成し、他方の板部11bで刃部2を弾圧するように形成され、したがって、バネ 部材12は回動摘子12の取付けも兼用しており、この回動摘子12の摘子板部 12aの底面は鍔部4に当接可能な当接面12eに形成され、図7のごとく、鍔 部4に対向する状態に回動摘子12を回動位置させると係止凸部10への鍔部の 上記乗り越え係止状態を保持規制し、又、図5のごとく、鍔部4に対向しない状 態に回動摘子12を回動位置させるとこの乗り越え係止状態が解除されるように 構成されている。
【0011】 またこの場合鞘壁5aに凹状の座部5cを形成し、この座部5cに回動摘子1 2を配置しており、座部5cの周面部にストッパー凸部15を形成し、このスト ッパー凸部15により回動摘子12の回動範囲を正逆90度に規制すると共に座 部5cにデテント凸部16を形成し、摘子板部12aの底面に90度間隔をおい て二個の位置決め凹部17を形成し、上記弾性舌片11cの弾性作用でデテント 凸部16と位置決め凹部17との嵌合脱着を可能に構成している。
【0012】 この実施例は上記構成であるから、図1、図4、図5の如く、回動摘子12を 解除状態に回動位置させて置き、この状態でナイフ1の刃部2を収納部6内に挿 入し、挿入終了時において、鍔部4の前面は係止凸部10に当接するため、ナイ フ1をバネ部材11に抗して押圧し、この押圧したままでナイフ1を更に挿入す ることにより鍔部4は係止凸部10を乗り越え、そしてナイフ1を釈放すると刃 部2はバネ部材11により係止凸部10の側へ押圧され、鍔部4の後面が係止凸 部10に係止される状態になる。
【0013】 この状態で回動摘子12を図2、図3、図6、図7の如く、保持規制状態に9 0度回動位置させると、回動摘子12の摘子板部12aの底面である当接面12 eは鍔部4に対向し、このため鍔部4が係止凸部10から外れる方向である回動 摘子12の側へ動かされたとき、鍔部4は当接面12eに当接することになり、 したがって係止凸部10への鍔部4の乗り越え係止状態を保持規制することがで き、ナイフ1の抜脱を防ぐことができる。
【0014】 またナイフ1を抜き取るときは、図1、図4、図5の如く、回動摘子12を回 動位置させ、この状態でナイフ1をバネ部材11に抗して押圧し、この押圧した ままでナイフ1を抜き取ることになる。
【0015】 この場合バネ部材11として板バネを用いるとともに回動摘子12の回動軸部 12bを鞘本体5の開口端部7の鞘壁5aに回動可能に挿通し、回動軸部12b の鞘壁内面突出部12cにバネ部材11を係止固定しているから、バネ部材12 により回動摘子12の取付けを兼用することができ、それだけ組み付け作業性を 向上できると共に簡素な構造にすることができる。
【0016】 尚、鞘本体5、係止凸部10の形状や回動摘子の構造等は上記実施例に限られ るものではなく、ナイフの形状に応じて適宜変更して設計されるものである。
【0017】
本考案は上述の如く、回動摘子を解除状態に回動して置き、鞘本体に刃部を挿 入し、刃部挿入終了時に鍔部は係止凸部を乗り越え、バネ部材は刃部を係止凸部 の側へ弾圧し、この乗り越え状態で回動摘子を回動させると回動摘子は鍔部に当 接可能な状態となり、この乗り越え係止状態を保持規制することができ、このた め激しい動きや大きな外力が加わった場合でもナイフが不意に抜けてしまうこと を防止でき、安全性を高めることができる。
【0018】 以上、所期の目的を充分達成することができる。
【図1】本考案の実施例の分解斜視図である。
【図2】図1で示す実施例の全体側面図である。
【図3】図1で示す実施例の正面図である。
【図4】図1で示す実施例の部分断面図である。
【図5】図1で示す実施例の部分拡大正面図である。
【図6】図1で示す実施例の部分断面図である。
【図7】図1で示す実施例の部分拡大正面図である。
【図8】図1で示す実施例の部分拡大斜視図である。
1 ナイフ 2 刃部 3 柄部 4 鍔部 5 鞘本体 6 収納部 7 開口端部 10 係止凸部 11 バネ部材 12 回動摘子
Claims (2)
- 【請求項1】 刃部、柄部及び鍔部からなる登山用等の
ナイフを収納するものであって、鞘本体に刃部を挿入可
能な収納部を形成し、鞘本体の収納部の開口端部に刃部
挿入終了時に鍔部が乗り越え得る係止凸部を形成し、か
つ鞘本体の開口端部に刃部を係止凸部の側へ弾圧可能な
バネ部材を配設し、更に鞘本体の開口端部に鍔部に当接
可能にして係止凸部への鍔部の上記乗り越え係止状態を
保持規制又は解除可能な回動摘子を配設して構成したこ
とを特徴とするナイフ用鞘。 - 【請求項2】 上記バネ部材として板バネを用いるとと
もに上記回動摘子の回動軸部を上記鞘本体の開口端部の
鞘壁に回動可能に挿通し、該回動軸部の鞘壁内面突出部
に該板バネ状のバネ部材を係止固定して構成したことを
特徴とする請求項1記載のナイフ用鞘。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4479392U JP2560203Y2 (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | ナイフ用鞘 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4479392U JP2560203Y2 (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | ナイフ用鞘 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0617672U true JPH0617672U (ja) | 1994-03-08 |
JP2560203Y2 JP2560203Y2 (ja) | 1998-01-21 |
Family
ID=12701302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4479392U Expired - Lifetime JP2560203Y2 (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | ナイフ用鞘 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2560203Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101300827B1 (ko) * | 2012-12-12 | 2013-08-29 | 윤종복 | 커터칼 착용장치 |
CN103737628A (zh) * | 2013-12-28 | 2014-04-23 | 宁波江北臻和设计发展有限公司 | 一种保护儿童的菜刀 |
-
1992
- 1992-05-12 JP JP4479392U patent/JP2560203Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101300827B1 (ko) * | 2012-12-12 | 2013-08-29 | 윤종복 | 커터칼 착용장치 |
CN103737628A (zh) * | 2013-12-28 | 2014-04-23 | 宁波江北臻和设计发展有限公司 | 一种保护儿童的菜刀 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2560203Y2 (ja) | 1998-01-21 |
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