JPH0617591U - ムースディスペンサ - Google Patents
ムースディスペンサInfo
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- JPH0617591U JPH0617591U JP5729192U JP5729192U JPH0617591U JP H0617591 U JPH0617591 U JP H0617591U JP 5729192 U JP5729192 U JP 5729192U JP 5729192 U JP5729192 U JP 5729192U JP H0617591 U JPH0617591 U JP H0617591U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 発泡量を調整することができるムースディス
ペンサを提供する。 【構成】 本体1は、固定部材20で洗面台32に固定
される。本体1は、内部に保持部5と発泡室7と混合部
14とが形成される。発泡装置4はモータ9とインペラ
8で形成され、本体1に内蔵される。スイッチ装置11
の操作でインペラ8が回転し、液状洗剤が液剤管18を
介して混合部14に供給される。液剤管18は弾性を有
する。保持部材27とねじ部材26と押圧部材25とか
らなる流量調整装置22を固定部材20内に設ける。保
持部材27は固定部材20に固着され、ねじ部材26が
回転自在に取り付けられる。ねじ部材26に押圧部材2
5を螺合する。ねじ部材26を回転することによって、
押圧部材25を上下動させ、液剤管18に対する押圧量
を調整する。この結果、液剤の供給量を増減させて空気
との混合比を変化させることができるため、発泡量を任
意に設定できる。
ペンサを提供する。 【構成】 本体1は、固定部材20で洗面台32に固定
される。本体1は、内部に保持部5と発泡室7と混合部
14とが形成される。発泡装置4はモータ9とインペラ
8で形成され、本体1に内蔵される。スイッチ装置11
の操作でインペラ8が回転し、液状洗剤が液剤管18を
介して混合部14に供給される。液剤管18は弾性を有
する。保持部材27とねじ部材26と押圧部材25とか
らなる流量調整装置22を固定部材20内に設ける。保
持部材27は固定部材20に固着され、ねじ部材26が
回転自在に取り付けられる。ねじ部材26に押圧部材2
5を螺合する。ねじ部材26を回転することによって、
押圧部材25を上下動させ、液剤管18に対する押圧量
を調整する。この結果、液剤の供給量を増減させて空気
との混合比を変化させることができるため、発泡量を任
意に設定できる。
Description
【0001】
この考案はムースディスペンサに関し、例えば洗面台に取り付けられて、手洗 い用の液状洗剤をムース状に形成して供給するムースディスペンサに関するもの である。
【0002】
従来、液状洗剤を発泡させてムースを形成するムースディスペンサとしては、 図8に示すようなものがある。 すなわち、図8に示すムースディスペンサは、洗面台48に取り付けられ、ム ース取出口42を有する本体41と、この本体41に内蔵されるムース発生器4 3と、液剤管46を介してムース発生器43に液剤である液状洗剤を供給するポ ンプ44と、空気管47を介してムース発生器43に空気を供給するエアコンプ レッサ45とを具えたものである。
【0003】 そして、ポンプ44より供給される液状洗剤と、エアコンプレッサ45より供 給される空気とをムース発生器43で混合・攪拌することによって、液状洗剤を 発泡させてムース状に形成し、こののち、形成されたムースをムース取出口42 から吐出するようになっている。
【0004】 しかしながら、このようなムースディスペンサは、適量に発泡したムースを得 難いものであった。
【0005】 すなわち、従来のムースディスペンサには、供給される液状洗剤や空気の量を 調整するための流量調整手段が設けられていなかったために、本体41の外部に 設置されるポンプ44やエアコンプレッサ45を所定の圧力に設定することによ って、液状洗剤と空気とを混合する割合を所定の値にし、これによって適当な発 泡量を設定する必要があった。
【0006】 従って、設計の初期の段階で予め液状洗剤と空気とを混合する比率を決定しな ければならないために、製作が非常に煩わしくなるとともに、製作後においては 液状洗剤の発泡量を適当に修整することができないものであった。
【0007】 この考案は上記の問題点を解消し、簡単に液剤の発泡量を調整することができ るムースディスペンサを提供することを目的とする。
【0008】
この考案は上記の問題点を解消するために、第1の考案として、ムース取出口 を有する本体と、弾性を有し、外部より前記本体内に液剤を供給する液剤管と、 前記本体に内蔵され、前記液剤管より供給される液剤を発泡させる発泡装置と、 前記本体に一体に設けられて、前記液剤管を流通する液剤の流量を調整する流量 調整装置とを具えた構成を有しているものである。 また、第1の考案を含む第2の考案として、前記発泡装置は、駆動源と、この 駆動源で駆動されるインペラとを有しているという構成を有しているものである 。 また、第1の考案を含む第3の考案として、前記流量調整装置は、固定部材と 、この固定部材に固着される保持部材と、この保持部材に回転自在に取り付けら れるねじ部材と、前記固定部材内に移動自在に設けられて前記ねじ部材と螺合す るとともに、前記ねじ部材の操作により前記液剤管を押圧する押圧部材とで構成 してあるものである。
【0009】
この考案は上記の手段を採用したことにより、液剤管より本体に供給される液 剤が、本体に内蔵される発泡装置によって空気と攪拌されて発泡され、これによ って、液剤がムースとして得られるようになっている。
【0010】 そして、この考案にあっては、液剤の発泡量を調整することができるようにな っている。
【0011】 すなわち、この考案によるムースディスペンサは、液剤の流量を調整する流量 調整装置を具えているため、この流量調整装置を操作することによって、本体に 供給する液剤の供給量を増減し、これによって、ムースを形成するために必要な 空気に対する液剤の相対量を増減するようになっている。
【0012】 つまり、液剤の発泡量は、攪拌される空気と液剤との混合比によって決定され るが、液剤に取り込まれる空気量が一定である場合には、流量調整装置の操作に よって液剤の供給量を増減することで空気と液剤との混合比を変化させることが できるようになるため、これによって、発泡量の増減を任意に調整することがで きるようになっている。
【0013】 このとき、第3の考案にあるように、押圧部材で液剤管を押圧するようにした 場合には、この押圧部材の液剤管に対する押圧量に応じて液剤管が弾性変形し、 これによって、液剤管を流通する液剤の流量を調整することができるため、構成 が非常に簡単になるとともに、液剤の流量、延いては液剤の発泡量を任意にかつ 自由に設定することが可能となるものである。
【0014】
以下、図面に示すこの考案の実施例を説明する。
【0015】 図1および図2は、この考案によるムースディスペンサの一実施例を示す図で ある。 すなわち、図1および図2に示してあるムースディスペンサは、ムース取出口 2を有し、固定部材20で洗面台32に取り付けられる本体1と、弾性を有し、 外部より本体1内に液剤である液状洗剤を供給する液剤管18と、本体1に内蔵 され、液剤管18より供給される液状洗剤を空気と攪拌して発泡させる発泡装置 4と、本体1の先端部に設けられて発泡装置4を操作するスイッチ装置11と、 固定部材20内に設けることにより本体1に一体に設けられ、液剤管18を流通 する液状洗剤の流量を調整する流量調整装置22とを具えたものである。
【0016】 そして、流量調整装置22は、固定部材20に固着される板状の保持部材27 と、この保持部材27に回転自在に取り付けられるねじ部材26と、固定部材2 0内に設けられてねじ部材26と螺合するとともに、ねじ部材26の操作により 固定部材20内を移動して液剤管18を押圧する押圧部材25とで構成されてい て、ねじ部材26を操作した際に、そのときの液剤管18に対する押圧部材25 の押圧量が調整され、この押圧量に応じて、液剤管18を流通する液剤洗剤の流 量が調整されるようになっている。
【0017】 図1および図2において、本体1は、略筒状をなすもので、その内部に、保持 部5と発泡室7と混合部14とが形成され、さらに、発泡室7を外部に導通させ るムース取出口2が下方に開口するように形成されているものである。この本体 1は、取付ねじ31で洗面台32に固定された固定部材20に取り付けられ、こ れによって、本体1が洗面台32に対して固定される。
【0018】 この本体1には、駆動源であるモータ9と、攪拌部材であるインペラ8とで構 成される発泡装置4が内蔵される。
【0019】 この発泡装置4の一方を構成するモータ9は、図示しない本体1外部の電源に よって駆動するもので、外部電源より配線される電線19が、固定部材20の内 側、および本体1内に形成される案内孔3に挿通されてモータ9と接続されてい る。そして、本体1の先端部に取り付けられるスイッチ装置11の操作でON/ OFFされるようになっている。
【0020】 このスイッチ装置11は、図3にも示すように、接点13aを有するゴムキャ ップ12と、これに対応する接点部13bとからなる。
【0021】 スイッチ装置11の一方を形成するゴムキャップ12は、可撓性を有してその 中央部が変位可能となっているもので、この一方の面の中央部に接点13aが取 着されている。そして、接点13aを本体1の内側に位置させるようにして、ゴ ムキャップ12を本体1の先端部に配設し、これによって、本体1先端部の開口 部をゴムキャップ12で閉塞する。
【0022】 スイッチ装置11の他方を形成する接点部13bは、図示しない外部電源とモ ータ9との間を接続する電線19の途中に形成されるもので、本体1の内部にお いて、ゴムキャップ12の接点13aに対応する位置に形成され、これによって 、ゴムキャップ12の変位に応じて、接点13aと接点部13bとが接離自在と なっている。
【0023】 このスイッチ装置11の操作で駆動するモータ9は、本体1の内部に形成され る保持部5に保持される。この保持部5は、その内部が隔壁6で2室に区画され るようにして形成されていて、その一室にはモータ9が装着されてこれを保持す るようになっていて、また、他方の一室は密閉された発泡室7として扱われるよ うにしている。
【0024】 このとき、発泡室7は、本体1内において、ムース取出口2と連通する位置に 形成され、これによって、発泡室7がムース取出口2を介して外部と導通するよ うにしている。
【0025】 またこの際、モータ9は、その回転軸が保持部5の隔壁6を貫通して発泡室7 側へ突出するように配置されていて、この回転軸の突出端部に、発泡装置4の他 方を構成するインペラ8が取り付けられることによって、発泡室7内にインペラ 8が位置される。
【0026】 このインペラ8は、図4および図5に示すように、一方に開口する略円筒状を なすもので、この外周を構成する外壁に軸線方向と平行な切欠き10aを等配に 形成することにより、12等配の攪拌翼10bが放射状に形成され、これによっ て、インペラ8の内側と外側とが切欠き10aを介して導通するようにしている ものである。
【0027】 また、このインペラ8には、その閉塞された端面の中央部に取付穴10cが形 成されていて、この取付穴10cにモータ9の回転軸が固着される。このとき、 インペラ8が発泡室7内に位置されることによって、発泡室7内が、インペラ8 の攪拌翼10bの内側と外側との2室に区画されるようにしている。
【0028】 そして、発泡室7は、本体1内に形成される混合部14に連通される。この混 合部14は、その軸線方向に貫通する流通路14aと、この流通路14aを外部 に導通させる空気口15とを有しているもので、さらに、流通路14aの一方の 開口部には液剤口16が、また流通路14aの他方の開口部には吐出口17がそ れぞれ形成されている。
【0029】 この混合部14の液剤口16には、外部の図示しない液剤タンクから固定部材 20および本体1の内側を通して配管される液剤管18が接続され、液剤タンク に確保されている例えば液状洗剤等の液剤が液剤管18を通って混合部14に供 給されるようにしている。
【0030】 このとき、混合部14は、その吐出口17がインペラ8の内側に開口するよう に位置され、これによって、液剤管18より供給される液状洗剤が流通路14a を介してインペラ8の内側に導かれるようにしている。
【0031】 本体1を洗面台32に固定する固定部材20は、その内部に上方に開口する案 内室28と、この案内室28を下方に導通させる挿通穴21aおよび電線穴21 bと、この挿通穴21aおよび電線穴21bと連通して下方に延出するパイプ部 30とを有しているもので、このパイプ部30の外周面に形成されるねじ部に、 固定部材20を洗面台32に固定するための取付ねじ31が螺合されている。
【0032】 この場合、挿通穴21aと電線穴21bとは本体1の軸線の延長線上に開口す るように並設され、本体1側に電線穴21bが開口するように位置させる。そし て、この固定部材20に、挿通穴21aと電線穴21bとの間から本体1の開口 部へ向かって延出するようにして板状の支持部24が形成される。
【0033】 また、固定部材20には、その案内室28を側面に開口する連通孔23が形成 されていて、本体1が、その内側を連通孔23に連通させた状態で固定部材20 に取り付けられる。
【0034】 このとき、本体1の混合部14に接続される液剤管18は、本体1の内側より 固定部材20の連通孔23を通し、案内室28を介して挿通穴21aに通して、 さらに、パイプ部30を通して外部の図示しない液剤タンクに配管される。また 、モータ9に接続される電線19は、本体1の内側より固定部材20の連通孔2 3を通し、案内室28を介して電線穴21bを通して、さらに、パイプ部30を 通して外部の図示しない電源に配線される。
【0035】 この際、液剤管18は、その一部が固定部材20内において支持部24に当接 した状態で配管され、さらに、液剤管18と電線19とが、固定部材20内にお いて、支持部24で仕切られた状態となる。
【0036】 この固定部材20内には、保持部材27と、ねじ部材26と、押圧部材25と で構成される流量調整装置22が設けられる。
【0037】 保持部材27は、固定部材20の案内室28を閉塞する大きさで板状に形成さ れたもので、案内室28内に固着される。そして、この保持部材27の中央部に は、ねじ部を案内室28の内方に位置させた状態で、ねじ部材26が回転自在な 状態で取り付けられる。
【0038】 ねじ部材26には、その先端部に押圧部材25が回転自在な状態で螺合される 。この押圧部材25は、図7に示すように、固定部材20の支持部24の板面に 対応した形状の押圧部25aを有するもので、この押圧部25aが支持部24に 接離可能となるような状態で、かつ上下動が自在な状態で案内室28内に配置さ れる。
【0039】 この場合、固定部材20の案内室28は、押圧部材25の形状に応じて幅が狭 く形成され、これによって、押圧部材25が上下動する際には、案内室28の内 壁に沿って固定部材20内を移動することとなる。
【0040】 またこのとき、液剤管18は、固定部材20の支持部24上に位置する部位を 、押圧部材25の押圧部25aに対応させて位置させ、これによって、押圧部材 25が、その上下動に応じて液剤管18を押圧し、この押圧量を調整するように している。
【0041】 なお、29はキャップであり、固定部材20の案内室28の開口部に着脱自在 な状態で嵌め込まれる蓋部材である。また、29aはシールリングであって、キ ャップ29と固定部材20との間をシールするものである。
【0042】 次に、上記のものの作用を説明する。
【0043】 このムースディスペンサは、上記のように構成することにより、スイッチ装置 11を操作して発泡装置4を駆動させると、液剤管18より供給される液状洗剤 が空気と混合されて発泡室7に導かれ、そして、インペラ8の回転によって、発 泡室7内で液状洗剤が発泡されてムースを形成し、こののち、ムースがムース取 出口2より吐出されるようになっている。
【0044】 まず、スイッチ装置11のゴムキャップ12を押圧すると、ゴムキャップ12 が変位して接点13aが接点部13bに接触してON状態となり、モータ9が駆 動しインペラ8が回転する。そして、インペラ8が回転すると、この回転による 遠心力の作用によって、インペラ8の内側に負圧が生じて吸引力が得られるよう になるため、この吸引力によって、液剤管18より液状洗剤が供給されるように なる。
【0045】 つまり、インペラ8は、攪拌翼10bを放射状に等配に配置して形成してある ので、このインペラ8をモータ9で回転させると、攪拌翼10bが、その回転に よって、切欠き10a内に存在するエアや液状洗剤に遠心力を付与して外方へ放 出するように作用するために、この結果としてインペラ8の内側が負圧となり、 この負圧力によって、液状洗剤が液剤管18から混合部14を介してインペラ8 の内側に吸引されるようになっている。
【0046】 このとき、混合部14には、液状洗剤の流通路14aと連通する空気口15を 有しているため、液状洗剤は、インペラ8の吸引力によって混合部14の流通路 14aを通過する際に、空気口15より空気を取り込んだ状態でインペラ8の内 側に供給されることとなる。
【0047】 そして、空気を含んだ状態でインペラ8の内側に導かれた液状洗剤は、発泡室 7内において、インペラ8の切欠き10aを通じて外側に導かれながら、回転す るインペラ8の攪拌翼10bで攪拌されて発泡されることによってムース状に形 成され、こののち、ムース取出口2よりムースが得られるようになっている。そ して以上の動作はスイッチ装置11がON状態である限り続けられる。
【0048】 次いで、スイッチ装置11のゴムキャップ12を押圧していた力を解除すると 、ゴムキャップ12は、その弾性力で復元することにより、接点13aと接点部 13bとが離間してOFF状態となり、モータ9が停止する。すると、このモー タ9の停止に伴って、インペラ8の回転が停止して、液状洗剤の吸引作用および 攪拌作用が停止するようになるため、ムースの形成が停止し、この結果、ムース の吐出が停止することとなる。
【0049】 そして、上記のムースディスペンサにあっては、液状洗剤の発泡量を調整する ことができるようになっている。
【0050】 すなわち、上記のムースディスペンサは、弾性を有する液剤管18を押圧調整 することにより、本体1の混合部14に供給される液状洗剤の流量を任意に調整 することができる流量調整装置22を具えているため、この流量調整装置22を 操作することによって、液状洗剤と空気との混合比を変化させて、攪拌時の液状 洗剤の発泡量を調整することができるようになっている。
【0051】 つまり、ねじ部材26を押圧部材25に対して緩める方向へ回転すると、ねじ 部材26に螺合する押圧部材25が固定部材20の案内室28を下動し、押圧部 材25の押圧部25aが液剤管18を押圧して変形させるようになっていて、こ の時の押圧部材25の液剤管18に対する押圧量によって、液剤管18を流通す る液状洗剤の流量を調整することができるようになっているものである。
【0052】 まず、図6において、例えばねじ部材26が右ねじである場合、ねじ部材26 を左へ回転すると、ねじ部材26は保持部材27に保持された状態でその場で回 転する。このとき、固定部材20の案内室28でねじ部材26と螺合している押 圧部材25は、ねじ部材26の左回転に伴って、保持部材27に対して相対的に 下動することとなる。
【0053】 すると、案内室28内を下動した押圧部材25は、その押圧部25aで液剤管 18を支持部24に対して押圧するようになる。このとき、液剤管18は弾性を 有しているため、、押圧部材25で押圧されると、その押圧力によって液剤管1 8が押しつぶされて弾性変形し、これによって、液状洗剤の流路の断面積が減少 することとなる。
【0054】 そしてこのように、液剤管18の一部の断面積が小さくなると、これを流通す る液状洗剤の流量が減少するようになるため、本体1の混合部14への液状洗剤 の供給量が減少するようになる。この場合、インペラ8の回転数は一定であるた め、結果として、混合部14の空気口15より取り込まれる空気の量が、調整前 と較べると相対的に増加することとなり、これによって、液状洗剤の発泡量が増 加するようになっている。
【0055】 次いで、液状洗剤の発泡量を減少させるには、ねじ部材26を右回転すること によって、押圧部材25を上動させて、押圧部材25の液剤管18に対する押圧 量を減少させる。このとき、液剤管18は弾性を有しているために、押圧部材2 5の押圧量が減少するのに伴って、液剤管18が、それ自身の弾性力で復元して 流路の断面積を大きくし、液状洗剤の流量を増加させることとなる。
【0056】 従って、このように液状洗剤の流量を増加させることにより、混合部14に供 給する液状洗剤の供給量を増加させ、これによって、混合部14の空気口15よ り取り込まれる空気の量を相対的に減少させることとなるため、この結果、液状 洗剤の発泡量が減少するようになっている。
【0057】 上記の場合、ムース取出口2より吐出されるムースは、液状洗剤と空気との混 合比に応じて発泡量が決定されるものであるが、この考案にあっては、液剤管1 8に対する押圧量を調整することにより、液剤管18を流通する液状洗剤の供給 量を調整するものであって、これによって、混合部14で取り込まれる空気量に 対する液状洗剤の供給量を相対的に増減し、発泡量を任意に設定することができ るようにしたものである。
【0058】 なお、上記実施例において、流量調整装置22は、ねじ部材26の操作で押圧 部材25を上下動させることにより、液剤管18に対する押圧部材25の押圧量 を調整して液状洗剤の流量を調整するものを示したが、これに限定されなくても よいものである。
【0059】 さらに、上記のムースディスペンサにあっては、複数の蛇口を有する洗面台3 2において、その蛇口毎に本体1を固定することも可能である。
【0060】 この場合、図示しない外部に設置される1つの液剤タンクと、洗面台32に固 定される複数の本体1とが、液剤管18を介して接続され、これによって、液剤 タンク内の液状洗剤が、液剤管18によって各本体1に供給されるようにしてお く。
【0061】 そして、このように、複数の本体1を洗面台32に固定するとともに、1つの 液剤タンクを共用して液状洗剤を個々の本体1に供給するようにしたことによっ て、各本体1に対する液状洗剤の補充作業を1度で済ませることができるように なる。
【0062】 つまり、ホテル等の洗面所において、大きな洗面台に複数のムースディスペン サ本体が設置されるような場合、従来では、その個々の本体に液状洗剤を補充し なければならなかったが、上記のように液剤タンクを共用することによって、液 状洗剤の補充作業を一括して行うことができるようになるものである。
【0063】
以上のようにこの考案によれば、本体に供給される液剤の流量を調整する流量 調整装置を設けたので、この流量調整装置を操作することによって、液剤の流量 を増減して空気との混合比を自由に変化させることができるため、これによって 、得られるムースの発泡量を任意に設定することができる。
【0064】 そしてこの場合、流量調整装置は、弾性を有する液剤管を押圧する押圧部材と 、この押圧部材の押圧量を調整するねじ部材とを設けて構成したので、ねじ部材 の操作によって、液剤管に対する押圧部材の押圧量を簡単に調整することができ るようになるとともに、このときの押圧部材の押圧量に応じて、液剤管が弾性変 形してこれを流通する液剤の流量を増減させることができるようになるため、全 体としての構成を非常に簡単にすることができる。
【0065】 従って、ムースディスペンサを製作した後においても、発泡量の調整を容易に 行うことができるという効果がある。
【図1】この考案によるムースディスペンサの一実施例
を示す図である。
を示す図である。
【図2】図1に示すムースディスペンサの内部構造を示
す図である。
す図である。
【図3】図2に示すムースディスペンサの一部拡大断面
図を示す図である。
図を示す図である。
【図4】図2に示してあるムースディスペンサに用いら
れているインペラを示す図である。
れているインペラを示す図である。
【図5】図4に示すインペラのA−A矢視を示す図であ
る。
る。
【図6】この考案の要部を示す図である。
【図7】流量調整装置の押圧部材を示す図である。
【図8】従来例を示す図である。
1、41……本体 2、42……ムース取出口 3……案内孔 4……発泡装置 5……保持部 6……隔壁 7……発泡室 8……インペラ 9……モータ 10a……切欠き 10b……攪拌翼 10c……取付穴 11……スイッチ装置 12……ゴムキャップ 13a……接点 13b……接点部 14……混合部 14a……流通路 15……空気口 16……液剤口 17……吐出口 18、46……液剤管 19……電線 20……固定部材 21a……挿通穴 21b……電線穴 22……流量調整装置 23……連通孔 24……支持部 25……押圧部材 25a……押圧部 26……ねじ部材 27……保持部材 28……案内室 29……キャップ 29a……シールリング 30……パイプ部 31……取付ねじ 32、48……洗面台 43……ムース発生器 44……ポンプ 45……エアコンプレッサ 47……空気管
Claims (3)
- 【請求項1】 ムース取出口(2)を有する本体(1)
と、弾性を有し、外部より前記本体(1)内に液剤を供
給する液剤管(18)と、前記本体(1)に内蔵され、
前記液剤管(18)より供給される液剤を発泡させる発
泡装置(4)と、前記本体(1)に一体に設けられて、
前記液剤管(18)を流通する液剤の流量を調整する流
量調整装置(22)とを具えたことを特徴とするムース
ディスペンサ。 - 【請求項2】 前記発泡装置(4)は、駆動源(9)
と、この駆動源(9)で駆動されるインペラ(8)とを
有する請求項1記載のムースディスペンサ。 - 【請求項3】 前記流量調整装置(22)は、固定部材
(20)と、この固定部材(20)に固着される保持部
材(27)と、この保持部材(27)に回転自在に取り
付けられるねじ部材(26)と、前記固定部材(20)
内に移動自在に設けられて前記ねじ部材(26)と螺合
するとともに、前記ねじ部材(26)の操作により前記
液剤管(18)を押圧する押圧部材(25)とで構成し
てある請求項1記載のムースディスペンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5729192U JPH0617591U (ja) | 1992-08-14 | 1992-08-14 | ムースディスペンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5729192U JPH0617591U (ja) | 1992-08-14 | 1992-08-14 | ムースディスペンサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0617591U true JPH0617591U (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=13051456
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5729192U Pending JPH0617591U (ja) | 1992-08-14 | 1992-08-14 | ムースディスペンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0617591U (ja) |
-
1992
- 1992-08-14 JP JP5729192U patent/JPH0617591U/ja active Pending
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