JPH0617584U - 洗面台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗面台の美観を損うことなく石鹸の収納スペ
ースを確保する。 【構成】 洗面台１の上縁部２ａの下部の両隅に石鹸収
納部５を袋状に形成する。石鹸が目だたない位置に収納
されるため洗面台１の美観を常時保つことができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、洗面ボールの目だたない位置に石鹸収納部を形成して美観を損わず に機能性の向上を図り得る洗面台に関する。

【０００２】

【従来の技術】

一般に、この種の洗面台では上部に石鹸あるいはシャンプーボトル等の設置ス ペースを備えているものが多い。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

洗面台の上部に設けた石鹸を載置するスペース（以下「石鹸スペース」と称す ）に石鹸を載置したものでは、使用後の薄減した石鹸が上記石鹸トレー上に残さ れるため外観上好ましくない。

【０００４】 洗面台の美観を保つためには、使用後の石鹸を必ず石鹸箱へ収納するようにす れば良いが、取扱が不便で、実現性に乏しい。

【０００５】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、取扱性が良く、機能的で、使用 後の石鹸を美観を損うことなく簡単に収納することのできる洗面台を提供するこ とを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため本考案による洗面台は、洗面ボールの上縁下部に石鹸収 納部を形成したものである。

【０００７】

【作 用】

上記構成によれば、石鹸収納部が洗面ボールの上縁下部に形成されているので 、この石鹸収納部に納めた石鹸が外部から見え難くなり、洗面台の美観を保持す ることができるばかりでなく、機能的で、取扱性が良くなる。

【０００８】

【実施例】

以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。

【０００９】 図面は本考案の一実施例を示し、図１は洗面台の平面図、図２は図１のＩＩ− ＩＩ断面図、図３は図２のＩＩＩ部拡大図、図４は図３のＩＶ−ＩＶ断面図であ る。

【００１０】 図中の符号１は洗面台、２は洗面ボール、３は上記洗面台１上に設けた水栓、 ４は水量調節コックである。

【００１１】 また、上記洗面ボール２の上縁２ａの手前側両隅下部に石鹸収納部５が袋状に 形成されている。この石鹸収納部５の底部の石鹸受け部５ａに、石鹸６を載置す る複数の互いに平行な突条５ａａが形成されている。また、この突条５ａａの上 面は上記石鹸６が載置したときの接触面積を少なくするために断面円弧状に形成 されている。さらに、上記石鹸受け部５ａの上記各突条５ａａ間に水抜き穴５ａ ｂが形成されており、この水抜き穴５ａｂが、上記洗面台１の内部に形成すると ともに、上記洗面ボール２の底部に形成した排水口２ｂに連通する水通路２ｃに 連通されている。

【００１２】 このような構成によれば、使用した石鹸６を洗面ボール２の上縁部２ａの手前 側両隅の目だたない位置に形成した石鹸収納部５に収納することで、石鹸６が外 部から見え難くなり、洗面台１の美観を常時保つことができるばかりでなく、石 鹸６を簡単に収納することができるため機能的で取扱性がよい。

【００１３】 また、上記石鹸受け部５ａが複数の互いに平行な突条５ａａで形成されており 、しかも、この突条５ａａの上面が上記石鹸６が載置したときの接触面積を少な くするために断面円弧状に形成されているので、載置した石鹸６の付着水分によ る融解が抑制される。

【００１４】 さらに、この石鹸６から滴下した水分は、上記突条５ａａ間に形成した水抜き 穴５ａｂから水通路２ｃを経て排水口２ｂへ排出されるため水切り性がよい。

【００１５】 なお、本考案は上記実施例に限るものではなく、例えば石鹸収納部５は一つの 洗面台に対し一カ所だけであっても良く、さらに、この石鹸収納部５の形成位置 が他の目だたない部位であっても良い。

【００１６】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案によれば、洗面ボールの上縁下部に石鹸収納部を 形成したので、取扱性が良く、使用後の石鹸を美観を損うことなく簡単に収納す ることのできて機能的である等優れた効果が奏される。

【図面の簡単な説明】

【図１】洗面台の平面図

【図２】図１のＩＩ−ＩＩ断面図

【図３】図２のＩＩＩ部拡大図

【図４】図３のＩＶ−ＩＶ断面図

【符号の説明】

１…洗面台 ２…洗面ボール ２ａ…上縁部 ５…石鹸収納部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 洗面ボールの上縁下部に石鹸収納部を形
   成したことを特徴とする洗面台。