JPH06174879A - エアロゾル除去装置 - Google Patents
エアロゾル除去装置Info
- Publication number
- JPH06174879A JPH06174879A JP4330204A JP33020492A JPH06174879A JP H06174879 A JPH06174879 A JP H06174879A JP 4330204 A JP4330204 A JP 4330204A JP 33020492 A JP33020492 A JP 33020492A JP H06174879 A JPH06174879 A JP H06174879A
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- JP
- Japan
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- water
- particles
- bubbles
- nozzle
- solid particles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Abstract
(57)【要約】
【構成】粒子捕集用のプール１，気泡発生用のノズル
２，気泡細分化用の金属メッシュ板３，金属メッシュ板
振動用の水車４，粒子加速用のノズル５，粒子捕集版６
より構成される。 【効果】気泡を細分化することで、必要な粒子の除去効
率を得られるので、除去装置の簡易化が図れる。
２，気泡細分化用の金属メッシュ板３，金属メッシュ板
振動用の水車４，粒子加速用のノズル５，粒子捕集版６
より構成される。 【効果】気泡を細分化することで、必要な粒子の除去効
率を得られるので、除去装置の簡易化が図れる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は原子炉に係り、特に、原
子炉圧力容器から放出される放射性固体粒子を含んだ水
蒸気から粒子を除去し、環境への放出量を最小にする方
法に関する。
子炉圧力容器から放出される放射性固体粒子を含んだ水
蒸気から粒子を除去し、環境への放出量を最小にする方
法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の技術は、フィルタベント装置付き
格納容器（R.o.Schlueter and R.P.Schumitz,“Filtere
d Vented Contaiment", Fourth Workshop on Containme
ntIntegrity, June 15,1988)に記載のように、事故時の
格納容器内圧上昇による格納容器破損を防止するため、
発生した放射性粒子をプール水，フィルタを通過させて
除去した後、環境に放出していた。
格納容器（R.o.Schlueter and R.P.Schumitz,“Filtere
d Vented Contaiment", Fourth Workshop on Containme
ntIntegrity, June 15,1988)に記載のように、事故時の
格納容器内圧上昇による格納容器破損を防止するため、
発生した放射性粒子をプール水，フィルタを通過させて
除去した後、環境に放出していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、事故
時の格納容器内圧上昇による格納容器破損を防ぐために
フィルタベント装置を介した減圧ベントシステムで、放
射性固体粒子を除去し、環境への放射能放出を低減する
システムとなっている。従来のシステムでは目標とする
粒子の除去係数を得るためフィルタが必要となってい
る。フィルタの設置に伴い配管等が必要となり、装置が
複雑化していた。また、フィルタが格納容器外部に設置
されることで、原子力発電所全体の景観に違和感を与え
ていた。
時の格納容器内圧上昇による格納容器破損を防ぐために
フィルタベント装置を介した減圧ベントシステムで、放
射性固体粒子を除去し、環境への放射能放出を低減する
システムとなっている。従来のシステムでは目標とする
粒子の除去係数を得るためフィルタが必要となってい
る。フィルタの設置に伴い配管等が必要となり、装置が
複雑化していた。また、フィルタが格納容器外部に設置
されることで、原子力発電所全体の景観に違和感を与え
ていた。
【０００４】本発明の目的は、フィルタの設置が不要な
エアロゾル除去装置を提供することにある。
エアロゾル除去装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は原子炉圧力容器から放出される放射性固体
粒子を含んだ水蒸気を、気泡の形でプール水中に放出さ
せる。この時粒子と水との接触の効率をあげるために気
泡を細分化する。
に、本発明は原子炉圧力容器から放出される放射性固体
粒子を含んだ水蒸気を、気泡の形でプール水中に放出さ
せる。この時粒子と水との接触の効率をあげるために気
泡を細分化する。
【０００６】また、ベント出口前段に、粒子の慣性力を
利用した捕集装置を設ける。
利用した捕集装置を設ける。
【０００７】
【作用】放射性固体粒子を含んだ水蒸気をノズルからプ
ール水中に噴出させると、ノズル径、流量に応じた径の
気泡が発生する。気泡内の粒子は気泡が水中を上昇して
いく過程で、重力，慣性，拡散の影響を受けて気液界面
に移動し、水中に移行する。この時、粒子の移行量を増
加させるため、ノズルから噴出した気泡を振動させた金
属製のメッシュを通過させることにより、小気泡に分解
させ、水中への移行に必要な気液界面までの移動距離を
短くする。これにより、通常の気泡状態よりも粒子の水
中への移行量を高めることができる。水中を通過した粒
子を先端を絞ったノズルに通して加速し、慣性力を増加
させて金属表面等に粒子を衝突させて捕集する。これに
より、必要な粒子の捕集効率を得ることが可能となる。
ール水中に噴出させると、ノズル径、流量に応じた径の
気泡が発生する。気泡内の粒子は気泡が水中を上昇して
いく過程で、重力，慣性，拡散の影響を受けて気液界面
に移動し、水中に移行する。この時、粒子の移行量を増
加させるため、ノズルから噴出した気泡を振動させた金
属製のメッシュを通過させることにより、小気泡に分解
させ、水中への移行に必要な気液界面までの移動距離を
短くする。これにより、通常の気泡状態よりも粒子の水
中への移行量を高めることができる。水中を通過した粒
子を先端を絞ったノズルに通して加速し、慣性力を増加
させて金属表面等に粒子を衝突させて捕集する。これに
より、必要な粒子の捕集効率を得ることが可能となる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
１はエアロゾル除去装置であり、プール水１，ノズル
２，金属製メッシュ板３，メッシュ板振動用水車４，粒
子加速用ノズル５，粒子捕集板６により構成される。原
子炉圧力容器から放出された放射性固体粒子を含む水蒸
気はノズル２を通してプール水１中に気泡として噴出
し、その後、振動用水車４によって振動させられた金属
製メッシュ板３を通過した後、粒子加速用ノズル５を経
て外部に放出される。直径１０cmのノズル２より噴出し
た気泡群は、金属製メッシュ板３を通過させない場合、
ノズル２の出口から１ｍ上昇する間に平均径０.５６c
m，標準偏差１.７，扁平率２.２ の小気泡群に分解す
る。プール水面までの上昇距離２.７ｍ ，プール水温２
５℃，粒子と水蒸気の混合気の温度１５０℃，流量５０
０リットル／min ，水蒸気割合８０％での粒径０.３μ
ｍ のＣｓＩ固体粒子の除去係数は３４８である。必要
とされる除去係数千以上を得るには、フィルタによる捕
集除去が必要となる。そこで、噴出した気泡を振動させ
た金属製のメッシュ板３に通し、平均気泡径０.４cm の
気泡に分解し、同様に実施した結果は除去係数３６００
である。気泡を確実に細分化させるためには、金属製メ
ッシュ板を何枚もプール中に設置する必要がある。ま
た、粒子の除去係数は気泡径が小さくなる程向上するの
で、メッシュ板のメッシュを細かくすることで除去係数
を更に向上させることができる。プール水３中を通過し
た粒子を直径１mmの円形の粒子加速用ノズル５に導き加
速させ、ノズル出口から２mmの距離にノズルと垂直に設
置した金属製の粒子捕集板６上に粒子を捕集し、除去す
る。粒子の加速後の速度は１０6cm／ｓ 程度なので、粒
子捕集板上にグリースを塗布し跳ね返りを防ぐ。ノズル
による除去係数は１.５７ であり、エアロゾル除去装置
全体での除去係数は５６５２である。
１はエアロゾル除去装置であり、プール水１，ノズル
２，金属製メッシュ板３，メッシュ板振動用水車４，粒
子加速用ノズル５，粒子捕集板６により構成される。原
子炉圧力容器から放出された放射性固体粒子を含む水蒸
気はノズル２を通してプール水１中に気泡として噴出
し、その後、振動用水車４によって振動させられた金属
製メッシュ板３を通過した後、粒子加速用ノズル５を経
て外部に放出される。直径１０cmのノズル２より噴出し
た気泡群は、金属製メッシュ板３を通過させない場合、
ノズル２の出口から１ｍ上昇する間に平均径０.５６c
m，標準偏差１.７，扁平率２.２ の小気泡群に分解す
る。プール水面までの上昇距離２.７ｍ ，プール水温２
５℃，粒子と水蒸気の混合気の温度１５０℃，流量５０
０リットル／min ，水蒸気割合８０％での粒径０.３μ
ｍ のＣｓＩ固体粒子の除去係数は３４８である。必要
とされる除去係数千以上を得るには、フィルタによる捕
集除去が必要となる。そこで、噴出した気泡を振動させ
た金属製のメッシュ板３に通し、平均気泡径０.４cm の
気泡に分解し、同様に実施した結果は除去係数３６００
である。気泡を確実に細分化させるためには、金属製メ
ッシュ板を何枚もプール中に設置する必要がある。ま
た、粒子の除去係数は気泡径が小さくなる程向上するの
で、メッシュ板のメッシュを細かくすることで除去係数
を更に向上させることができる。プール水３中を通過し
た粒子を直径１mmの円形の粒子加速用ノズル５に導き加
速させ、ノズル出口から２mmの距離にノズルと垂直に設
置した金属製の粒子捕集板６上に粒子を捕集し、除去す
る。粒子の加速後の速度は１０6cm／ｓ 程度なので、粒
子捕集板上にグリースを塗布し跳ね返りを防ぐ。ノズル
による除去係数は１.５７ であり、エアロゾル除去装置
全体での除去係数は５６５２である。
【０００９】以上により、本実施例から放射性固体粒子
を含む水蒸気を小気泡にして、プール水中を通過させる
ことにより、所定の除去係数が得られることを確認し
た。
を含む水蒸気を小気泡にして、プール水中を通過させる
ことにより、所定の除去係数が得られることを確認し
た。
【００１０】
【発明の効果】本発明によれば、格納容器から放出され
る放射性固体粒子を含んだ水蒸気を、小気泡の状態で水
中を通過させ、その後先端を絞ったノズルを通過させる
ことにより、放射性固体粒子を捕集除去できるので、装
置の簡易化が図れる。
る放射性固体粒子を含んだ水蒸気を、小気泡の状態で水
中を通過させ、その後先端を絞ったノズルを通過させる
ことにより、放射性固体粒子を捕集除去できるので、装
置の簡易化が図れる。
【図１】本発明の一実施例の説明図。
１…プール、２…ノズル、３…金属製メッシュ板、４…
メッシュ板振動用水車、５…粒子加速用ノズル、６…粒
子捕集板。
メッシュ板振動用水車、５…粒子加速用ノズル、６…粒
子捕集板。
Claims (3)
- 【請求項１】原子炉格納容器から放出される放射性の固
体粒子を含む水蒸気から放射性固体粒子を除去するエア
ロゾル除去装置において、格納容器内で放射性固体粒子
を除去することを特徴とするエアロゾル除去装置。 - 【請求項２】請求項１において、放射性固体粒子を除去
するため、圧力抑制プール水中で気泡を細分化するエア
ロゾル除去装置。 - 【請求項３】請求項１において、除去効率を向上させる
ため、ベント管の出口前段に粒子の慣性力を利用した捕
集装置を設けるエアロゾル除去装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4330204A JPH06174879A (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | エアロゾル除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4330204A JPH06174879A (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | エアロゾル除去装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06174879A true JPH06174879A (ja) | 1994-06-24 |
Family
ID=18230008
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4330204A Pending JPH06174879A (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | エアロゾル除去装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06174879A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015045518A (ja) * | 2013-08-27 | 2015-03-12 | 東京電力株式会社 | フィルタ付ベント装置 |
-
1992
- 1992-12-10 JP JP4330204A patent/JPH06174879A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015045518A (ja) * | 2013-08-27 | 2015-03-12 | 東京電力株式会社 | フィルタ付ベント装置 |
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