JPH06174737A - 高炉炉内ガス流速測定方法 - Google Patents

高炉炉内ガス流速測定方法

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JPH06174737A
JPH06174737A JP32200092A JP32200092A JPH06174737A JP H06174737 A JPH06174737 A JP H06174737A JP 32200092 A JP32200092 A JP 32200092A JP 32200092 A JP32200092 A JP 32200092A JP H06174737 A JPH06174737 A JP H06174737A
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JP
Japan
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furnace
blast furnace
sonde
flow velocity
measuring
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP32200092A
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English (en)
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Hiroshi Ookusu
洋 大楠
Yukio Tomita
幸雄 富田
Katsuhiro Tanaka
勝博 田中
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は高炉炉内ガス流速測定方法に関し、
特に、高炉炉内半径方向のガス流速分布をレーザドップ
ラー流速センサーを内蔵した移動式水平ゾンデで精度よ
く計測することを特徴とする。 【構成】 本発明による高炉炉内ガス流速測定方法は、
レーザドップラー流速センサー(21)を内蔵した移動式水
平ゾンデ(8)を高炉(4)に差し出して炉頂部(4a)の半径方
向の各地点で計測を行い、ガス流速分布を評価する構成
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高炉炉内ガス流速測定
方法に関し、特に、炉頂部の装入物上に設けられたレー
ザドップラー流速センサー内蔵型の移動式水平ゾンデに
より、高炉操業と密接な関係を有する炉頂部の半径方向
におけるガス流速分布を計測するための新規な改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、高炉において操業の安定化を図
る上で、高炉の炉頂部の中心から炉壁側にかけてほぼ全
域でのガス流速分布の状態を把握することが必要不可欠
である。この炉頂部の半径方向におけるガス流速分布の
状況を把握するための手段としては、例えば、高炉の炉
頂部の装入物上に水平ゾンデを差し出して炉頂ガス温度
分布の計測が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の高炉炉内ガス流
速測定方法においては、前述したガス流の温度分布の測
定結果をもとに、間接的に流速分布のパターンを推定す
る程度のものであり、高精度なガス流速分布を得ること
は極めて困難であった。
【0004】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、炉頂部の装入物上に設けら
れたレーザドップラー流速センサー内蔵型の移動式水平
ゾンデにより、高炉操業と密接な関係を有する炉頂部の
半径方向におけるガス流速分布を計測するようにした高
炉炉内ガス流速測定方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による高炉炉内ガ
ス流速測定方法は、稼働時の高炉で炉頂ガス流速分布を
計測するようにした高炉炉内ガス流速測定方法におい
て、レーザドップラー流速センサーを内蔵した移動式水
平ゾンデを前記高炉に差し出して炉頂部の半径方向の各
地点で計測を行い、ガス流速分布を評価する方法であ
る。
【0006】
【作用】本発明による高炉炉内ガス流速測定方法におい
ては、レーザドップラー流速センサーを内蔵した移動式
水平ゾンデを高炉炉頂部の装入物上に差し出し、炉頂ガ
スに随伴して空間内を上昇するダストの飛行速度を炉頂
部半径方向の各地点で計測する。この移動式水平ゾンデ
には、場合に応じ、さらに付属設備としてセンサー保護
用の空冷・水冷設備とシャッター開閉装置、ならびにレ
ーザ光路確保のためのガスパージ系統を設ける。
【0007】
【実施例】以下、図面と共に本発明による高炉炉内ガス
流速測定方法の好適な実施例について詳細に説明する。
【0008】図1から図3は、この発明の一実施例に係
わる高炉炉内ガス流速計測装置の全体図を示す。図1か
ら図3において符号1で示されるものは、高炉4の炉頂
部4a内に位置する装入物であり、2はダスト、3は炉
頂ガス、5はベル式装入装置、6はムーバブルアーマ
ー、7はカバー、8はレーザドップラー流速センサー2
1を内蔵した移動式水平ゾンデ、8Aはこの移動式水平
ゾンデ8を前後させるための保持台、9は光ケーブル、
10はビームスプリッター、11はレーザ発振器であ
る。
【0009】12は検出部8Bの光電変換器、13は増
幅器であり、この増幅器13からの信号13aは信号処
理部17の信号処理器14に入力され、この信号処理器
14からの処理信号14aはマイクロコンピュータ15
を経て画像表示器16で表示されるように構成されてい
る。なお、前記移動式水平ゾンデ8は図2に示されるよ
うに90度ごとに配設されている。
【0010】また、この移動式水平ゾンデ8は、図3に
示すように、冷却用エア22及び冷却水ジャケット23
が形成され、流速センサー21の前方にはシャッタ式の
開閉装置25及びパージガス用ノズル24を設け、炉頂
ダスト26が付着しないように構成されている。次に前
述の構成において、実際に測定する場合について説明す
る。まず、高炉4の炉頂部4aの装入物1の上の状況
は、高温の炉頂ガス3の上昇流が形成されているため、
300μm以下のダスト2も炉頂ガス3に随伴されて上
方へと飛行している。そこで、炉頂ガス流速の計測で
は、トレーサの代用となるダストの飛行速度を実測して
評価することにした。ダスト速度の計測は、高炉4の炉
頂部4aの側壁4bに移動式水平ゾンデ8を設け、この
ゾンデ8の先端に内蔵したレーザドップラー流速センサ
ー21により行なった。測定原理は以下の通りである。
【0011】前記レーザ発振器11により照射されたレ
ーザ光束はビームスプリッター10で2本に分割し、等
強度、同一偏波面の光束を光ケーブル9を用いて前記水
平ゾンデ8まで導く。その後、2本の光束は水平ゾンデ
8の先端に内蔵した流速センサー21より、2θの角度
をもって交差させるように高炉4の炉内に照射する。光
束部では、炉頂部4aを上昇する微細なダスト2が通過
すると、この観測点でそのダストからの散乱光の周波数
は、ドップラー効果によって入射光の元の波長から偏移
する。このとき、2本の光束からの波が干渉し、ビート
信号となって観察される。このドップラー周波数f
dは、光束交差面内に光軸直角方向の散乱物質となるダ
ストの速度Vと光の波長λ、および光束の交差角θに対
して、下記式1の関係がある。したがって、ビート信号
よりfdを明らかにすれば、速度Vを知ることができ
る。 fd=2・V・sinθ/λ ・・・・(1)
【0012】図3は前記レーザドップラー流速センサー
21を内蔵した水平ゾンデ8の詳細な構成図を示し、こ
のセンサー21は空気ならびに水によって冷却して保護
され、また炉内温度の異常上昇時にも対応できるよう、
シャッター式の開閉装置25が設けてある。さらに、ゾ
ンデ先端に設けられたパージガス用ノズル24からのガ
スにより炉頂ダスト26のガラス面への付着を防止して
レーザ光路を遮ることがないようにしている。なお、炉
頂部4aの半径方向の各地点で計測している。
【0013】図4は高炉炉頂ダストをトレーサとし、図
5は50μm前後のガラスビーズをトレーサとし、一次
元の空塔管装置とレーザドップラー流速計測装置を用い
て実験室的にそれぞれのトレーサ飛行速度を実測した結
果の一例を示す。単一径のトレーサを用いた図5の場合
にはデータ分布がほぼ正規分布を示し、トレーサが粒度
分布を持つ図4の場合と異なるが、発生頻度のピーク値
は両者とも同一で、ガス流速とも同じ値を示した。これ
によって、ピーク値よりガス流速を知ることができる。
【0014】また実際に、レーザドップラー流速センサ
ー21、このセンサー21保護用の空冷・水冷設備とシ
ャッター開閉装置25、ならびにガスパージ系統のパー
ジガス用ノズル24を内蔵した図3の移動式水平ゾンデ
8を高炉4の炉頂部4aの側壁4bに設け、炉4内で発
生するダストの飛行速度を計測した。その結果、例え
ば、図6のように、ガス流速分布の密および粗の領域が
明らかとなり、炉4内の中心流化または周辺流化を見極
めることができた。
【0015】
【発明の効果】本発明による高炉炉内ガス流速測定方法
は、以上のように構成されているため、次のような効果
を得ることができる。すなわち、レーザドップラー流速
センサーにより炉頂ガスに随伴して上昇するダストの飛
行速度を直接計測しているため、従来の温度センサーに
よる測定法と異なり、極めて高精度なガス流速分布を得
ることができる。
【0016】また、この高精度なガス流速分布をもと
に、炉頂装入物分布を的確に制御することが可能とな
り、その結果として高炉の長期安定操業を実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる高炉炉内ガス流速測
定装置の全体構成図である。
【図2】炉の平面図である。
【図3】レーザドップラー流速センサー等を内蔵した移
動式水平ゾンデの詳細な断面構成図である。
【図4】高炉炉頂ダストをトレーサとし、レーザドップ
ラー流速計測装置を用いて実験室的にトレーサ飛行速度
を実測した結果の一例を示す特性図である。
【図5】図4の高炉炉頂ダストの代わりに50μm前後
のガラスビーズをトレーサに用いた場合の特性図であ
る。
【図6】高炉炉内のガス流速分布を示す説明図である。
【符号の説明】
4 高炉 4a 炉頂部 4b 側壁 5 ベル式装入装置 6 ムーバブルアーマー 7 カバー 12 光電変換器 13 増幅器 14 信号処理器 15 マイクロコンピュータ 16 画像表示器 22 冷却用エアー 23 冷却水ジャケット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 稼働時の高炉(4)で炉頂ガス流速分布を
    計測するようにした高炉炉内ガス流速測定方法におい
    て、レーザドップラー流速センサーを内蔵した移動式水
    平ゾンデ(8)を前記高炉(4)に差し出して炉頂部(4a)の半
    径方向の各地点で計測を行い、ガス流速分布を評価する
    ことを特徴とする高炉炉内ガス流速測定方法。
JP32200092A 1992-12-01 1992-12-01 高炉炉内ガス流速測定方法 Withdrawn JPH06174737A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20140019301A (ko) * 2010-12-24 2014-02-14 미쯔비시 가스 케미칼 컴파니, 인코포레이티드 방향족 알코올 또는 복소환식 방향족 알코올의 제조방법
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