JPH0617465U - 給餌桶 - Google Patents

給餌桶

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JPH0617465U
JPH0617465U JP1837092U JP1837092U JPH0617465U JP H0617465 U JPH0617465 U JP H0617465U JP 1837092 U JP1837092 U JP 1837092U JP 1837092 U JP1837092 U JP 1837092U JP H0617465 U JPH0617465 U JP H0617465U
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JP1837092U
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JPH084865Y2 (ja
Inventor
軍治 橋本
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橋本農機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 家畜中、特に養牛は空腹を満たした後に、残
餌をもてあそぶ習性があるので、餌の桶外への飛散を防
止し、また、桶内に飛散した残餌が、桶底の円弧中央部
に集積して、再び餌を食べる時に食べ易くし、予定供給
量の餌の残量がなくなるまで食べさせることを可能にす
る給餌桶を提供する。 【構成】 底部1は円弧状をなし、一方の円弧終端2よ
り適宜設定する距離の延長部分を直線部3とし、また他
側の円弧終端4より該円弧の延長線5より先端が内周方
向を指向させて屈曲してかえし面部6を形成して内側形
状を断面略J字形に形成する。給餌桶本体の設置位置に
おいて、仮想垂直線9に給餌桶本体のかえし面部6に近
い円弧後辺10を合致させた際に、かえし面部6の内面
が前傾するとともに、直線部3が、物質が定置できない
傾斜角で、外端を高くした斜面となるように、接地する
脚体11に装置することができるようにして成る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、家畜舎、または牧場等の屋外でも使用できる給餌桶に関するもの である。
【0002】
【技術的背景】
家畜舎においては、ネックバーを介した前方位置に設置し、また、屋外におい ては、設置位置の方向性を問わない樋状の定置式給餌桶に係るものである。
【0003】
【従来の技術】
家畜用の給餌桶は、一般に、その断面形状を、溝型、角部を小径円にした溝型 、U字溝型あるいは底部を半円形にした前後対象の形態のものが知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
特に、家畜を養牛とし、該養牛の給餌桶においては、受餌された養牛が、ある 程度空腹が満たされると、残った給餌をもてあそぶ(少なくともそのように見え る)習性がある。
【0005】 その形態は、頭を振り、口先、鼻鏡等で給餌桶内の餌を前・後、左・右また上 ・下方向に、恰も振り分けるようなしぐさを行い、これによって餌を桶外に追い 出す結果となる場合が多い。
【0006】 そこでこの考案は、もてあそび作用で散らかる餌が桶外への飛散を防止するこ とと、桶内に溜ったものが、その内側形状に基づいて、円弧形状の桶底中央最低 部に集積して、再度の喰餌形態を容易にすることによって、残餌をなくし、経済 効果を向上させるとともに、残餌による腐敗、および他の生物の侵入による残餌 の奪餌作用を皆無にすることを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案は、上記の目的を達成させるための手段として、底部を円線あるいは 直線の集合体をもって半円に近似する円弧状をなし、一方の円弧終端より適宜設 定する距離の延長部分を直線部とし、また他側の円弧終端より該円弧の延長線よ り先端が内周方向を指向させて屈曲してかえし面部を形成して内側形状を断面略 J字形に形成し、適宜設定した長さの全長両端部を、前記かえし面部の上端と、 直線部先端とを結ぶ線を上辺とし、前記形状の全側辺の各々全辺に接合して側壁 を設けて給餌桶本体を形成し、この給餌桶本体の設置位置において、仮想垂直線 に給餌桶本体における前記かえし面部に近い円弧後辺を合致させた際に、前記か えし面部の内面が前傾し、かつ、斜下方に面するよう角度となるようにするとと もに、前記の直線部が、物質が定置できない傾斜角で、外端を高くした斜面とな るように、接地する脚体に装置することができるようにして成るものである。
【0008】
【作用】
この考案の給餌桶は、その断面形状を底部を円弧状にし、かつ、全体を略J字 状にし、該給餌桶内側形状における一方の直線部(家畜舎においては家畜より遠 方側)を、物質が定置できない傾斜、つまり傾斜角45度以上に形成させるとと もに、他側に形成したかえし面部の指向対面の方向性を給餌桶の断面における中 心部より下方の底面となるような設定した設置形態を維持できるように脚体で設 置したことによって、特に養牛の頭振り運動で、鼻鏡による餌の散らかし作用を 、後側のかえし面部ならびに前側の傾斜した直線部で受け止めると同時に、該形 状により給餌桶の最も低い略半円形の底部位置に集積する。
【0009】 このようにして、餌のもてあそび作用による飛散現象で落下する餌の集積箇所 は、略円形底の中央の最深部であり、再摂餌する養牛の舌あるいは上下唇による 巻き込み、または吸着で残餌することなく必要の全量を容易に喰餌することがで きる。
【0010】 また、家畜舎においては、給餌桶の直線部が飼育者の通路側となっており、人 為的給餌、または機械による自動給餌等のいずれであっても給餌桶が広口状に開 口しているので投餌作業が容易であり、かつまた、通路側の飼育者が給餌桶の全 内容状態が一度に目視することができるものである。
【0011】
【実施例】
次に、この考案の実施例を図とともに説明すれば、底部1を円線あるいは直線 の集合体をもって半円に近似する円弧状をなし、一方の円弧終端2より適宜設定 する距離の延長部分を直線部3とし、また他側の円弧終端4より該円弧の延長線 5より先端が内周方向を指向させて屈曲してかえし面部6を形成して内側形状を 断面略J字形に形成し、適宜設定した長さの全長両端部を、前記かえし面部6の 上端と、直線部3先端とを結ぶ線を上辺7とし、前記断面略J字形状の全側辺の 各々全辺に接合して側壁8を設けて給餌桶本体Aを形成し、この給餌桶本体Aの 設置位置において、仮想垂直線9に給餌桶本体Aにおける前記かえし面部6に近 い円弧後辺10を合致させた際に、前記かえし面部6の内面が前傾し、かつ、斜 下方に面するよう角度となるようにするとともに、前記の直線部3が、物質が定 置できない傾斜角で、外端を高くした斜面となるように、接地する脚体11に装 置することができるようにして成るものである。
【0012】 この、側壁8を含む給餌桶本体Aは、金属板をはじめとし、コンクリート製あ るいはセラミック等の窯業製品など、その素材ならびに製法は任意である。
【0013】 上記のように、かえし面部6ならびに直線部3における各々の内端である基部 となる底部1は、角をもたない円弧形状あるいは直線の集合体でもよく、また、 これら円弧と直線との合体型でもよく、これらの任意形態をもって略半円形に属 する形状であれば、その形態を限定するものではない。
【0014】 給餌桶本体A外側には、長手方向両端と、その中間位置の適宜間隙を介して前 後方向に向けてフランジ12を設けて、この給餌桶本体Aの強度強化をはじめと し、隣接して接続し、任意長さを形成するための連結部とし、更に前記脚体11 の取付け部13とするものである。
【0015】 脚体11の取付け部13の1実施態様として、比較的長い雌ネジ孔のナットを 設けて、脚体の上端に設ける雄ネジが螺合できるようにするものであり、また、 他の実施態様としては、複数の脚体11をもって形成した通称ウマと称する載架 台の上面凹所に給餌桶本体Aを載置嵌合し、かつ、該ウマと給餌桶本体Aとの不 動を維持するために取付け部13にボルト止めを行うこともできるようにしたも のである。
【0016】 なお、図3は、給餌桶本体Aの設置場所を家畜舎20前とする場合における家 畜舎20前部を示した断面図で、符合21はネックバー、22は胸垂を示すもの である。
【0017】
【考案の効果】
この考案は以上のように、断面形状を略J字形にし、その底部を略半円形にし て、家畜舎においては、家畜の手前側にはかえし面部を、また、先前方には、物 質が定置できない傾斜角の傾斜面となるように斜状に倒傾した直線部の状態を脚 体で維持して設置させることができ、また、屋外においては、その設置における 方向性の限定を必要としないので、給餌によって、空腹を或る程度満たした家畜 が、残餌を口先等でもてあそぶ際に、餌は給餌桶本体外に飛散せず、また、内部 に散らかされた餌は、直線部の傾斜面を低所に向かって落下し、また、かえし面 部では、外部への飛散を免れた餌は、該かえし面部の下方に連なる円弧面、ある いは有角斜面により低所の円弧部に向かって滑動し、このようにして桶内の餌の すべては給餌桶本体における底部の円弧最低部に集積するものである。
【0018】 以上のように給供した餌を家畜の摂餌状況で喰い散らかしても給餌桶本体の最 低円弧箇所に集積されることから、少量の残餌でも喰餌状態を容易にし、喰摂餌 困難なための残量状態を排除するとともに、従来残餌による不衛生、腐敗等の現 象も解消され、また他の生物の来害も防止、衛生面、労役面、経済面にも有効で あり、更に製作面においても構造が単純であるので容易に構成することができる 効果あるものである。
【0019】
【図面の簡単な説明】
【図1】給餌桶の断面図、
【図2】給餌桶の斜視図、
【図3】給餌桶の他の実施例の略断面図、
【図4】家畜舎の略断面図、
【0020】
【符号の説明】
1 底部 2 円弧終端 3 直線部 4 円弧終端 5 延長線 6 かえし面部 7 上辺 8 側壁 9 仮想垂直線 10 円弧後辺 11 脚体 12 フランジ 13 取付け部 20 家畜舎 21 ネックバー 22 胸垂 A 給餌桶本体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部を円線あるいは直線の集合体をもっ
    て半円に近似する円弧状をなし、一方の円弧終端より適
    宜設定する距離の延長部分を直線部とし、また他側の円
    弧終端より該円弧の延長線より先端が内周方向を指向さ
    せて屈曲してかえし面部を形成して内側形状を断面略J
    字形に形成し、適宜設定した長さの全長両端部を、前記
    かえし面部の上端と、直線部先端とを結ぶ線を上辺と
    し、前記形状の全側辺の各々全辺に接合して側壁を設け
    て給餌桶本体を形成し、この給餌桶本体の設置位置にお
    いて、仮想垂直線に給餌桶本体における前記かえし面部
    に近い円弧後辺を合致させた際に、前記かえし面部の内
    面が前傾し、かつ、斜下方に面するよう角度となるよう
    にするとともに、前記の直線部が、物質が定置できない
    傾斜角で、外端を高くした斜面となるように、接地する
    脚体に装置することができるようにして成ることを特徴
    とする給餌桶。
JP1992018370U 1992-02-27 1992-02-27 給餌桶 Expired - Lifetime JPH084865Y2 (ja)

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JPH084865Y2 JPH084865Y2 (ja) 1996-02-14

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