JPH0617413Y2 - ワイヤレス送信装置 - Google Patents

ワイヤレス送信装置

Info

Publication number
JPH0617413Y2
JPH0617413Y2 JP7837189U JP7837189U JPH0617413Y2 JP H0617413 Y2 JPH0617413 Y2 JP H0617413Y2 JP 7837189 U JP7837189 U JP 7837189U JP 7837189 U JP7837189 U JP 7837189U JP H0617413 Y2 JPH0617413 Y2 JP H0617413Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
infrared
case
main body
wireless transmitter
infrared wireless
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7837189U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0320592U (ja
Inventor
保夫 石塚
Original Assignee
山武ハネウエル株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 山武ハネウエル株式会社 filed Critical 山武ハネウエル株式会社
Priority to JP7837189U priority Critical patent/JPH0617413Y2/ja
Publication of JPH0320592U publication Critical patent/JPH0320592U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0617413Y2 publication Critical patent/JPH0617413Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Selective Calling Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、天井面に設置された受信装置へ無線により送
信データを伝送するワイヤレス送信装置に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来、空調制御システムにおいては、室内の壁面に温度
センサ,室温設定器および運転/停止スイッチなどを備
えた制御盤を配設し、この制御盤からの情報(データ)
を有線によりダイレクトデイジタルコントロール装置へ
与えることにより、このダイレクトデイジタルコントロ
ール装置において上位装置からの入力情報と合わせて処
理し、その処理結果に基づき可変風量制御を行なうなど
の方法が用いられている。
このため、従来においては、制御盤が固定的に配置され
るものとなり、例えば温度設定値を変更したい場合など
に際しては、その都度制御盤の設置場所へ足を運ばなけ
ればならない。また、居住者の間近での温度を計測して
いないので、真の快適温度を維持することができない。
さらに間仕切りの変更などのレイアウト変更があつた場
合にも固定的に配置された温度センサの使用では、快適
な温度を維持することができない。
このような問題を解消しようとした場合、例えば室内の
天井面へ受信器を設置し、ダイレクトデイジタルコント
ロール装置への室内からのデータ伝送を、可搬タイプの
送信器を用いて無線により行なうことが考えられる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、その無線を行なう媒体を例えば赤外線LE
Dによる赤外光線とする可搬タイプの送信器とした場
合、温度設定後は机の上に放置もしくは壁に掛けた状態
で放置されることが多い。このため、送信器に内蔵され
ている温度検出器が室内の気流の流通を検知しにくくな
り、感温時間が長くなることになり、快感および高精度
の空調制御が得られないという問題があつた。
〔課題を解決するための手段〕
本考案はこのような課題を解決するためになされたもの
で、少なくともデータ送信手段を収容しかつ角部に通風
口を有する温度検出部を内蔵したワイヤレス送信装置本
体と、このワイヤレス送信装置本体を取り付ける取り付
け手段との間に気流空間部を設けたものである。
〔作用〕
本考案における取り付け手段は、ワイヤレス送信装置本
体を取り付け手段に対して気流空間部を介して設置す
る。
〔実施例〕
以下、本考案によるワイヤレス送信装置を詳細に説明す
る。
第1図(a)はこのワイヤレス送信装置の前提例を示す斜
視図であり、同図(b)は同図(a)の裏面から見た平面図で
あり、同図(c)は全体の組み立て斜視図である。このワ
イヤレス送信装置は空調制御システムに用いるものとし
て構成されており、以下この送信装置を赤外線ワイヤレ
ス送信器という。同図において、101は合成樹脂製の表
面カバー1011と底面側ケース1012とを組み合わせてなる
赤外線ワイヤレス送信器本体ケース、102は本体ケース1
01の底面側ケース1012裏面側に装着されかつ本体ケース
101を例えば机の上面に一定角度傾斜させて配置させ気
流空間を形成する合成樹脂製のスタンド、103は本体ケ
ース101の一方の角部に設けられた温度検出部、104は送
信部、105は液晶によるデイスプレイ部、106は操作キー
部である。操作キー部106は、運転/停止キー106a,強
中弱切替キー106b,設定温度の下降キー106cおよび上昇
キー106dにより構成されており、デイスプレイ部105
は検出室温および送信マークなどが表示されるものとな
つている。また、送信部104には赤外光線を透過し得る
カバー104aが設けられたうえ、その下方には4個の赤外
線LED1041〜1044が配置されている。これらのLED1041
1044は、例えばLED1041とLED1042とを第1のデータ送信
手段として、またLED1043とLED1044とを第2のデータ送
信手段としてほぼ平行に配置されており、LED1041およ
びLED1042の発光部が赤外線ワイヤレス送信器10の前方
向(図示F方向)へ向けられ、LED1043およびLED1044
の発光部が赤外線ワイヤレス送信器10の後方向(図示R
方向)へ向けられ、かつ各発光部は所定の角度をもつ
て上方へ向けられている。また、温度検出部103は表面
カバー1011の側面に通風口103a,103bがそれぞれ穿設さ
れ、その内部側には表面カバー1011および底面側ケース
1012のそれぞれ一体成形による図示しない断熱壁により
仕切られて温度検出用空間部が形成され、この温度検出
用空間部内には電子回路基板上に実装されて温度検出素
子が収容されており、室内の気流が通風口103a,103b
流通することにより、室内の温度が検知される。また、
この本体ケース101の裏面側、つまり底面側ケース1012
の裏面側上部には、同図(b)に示すように上記スタンド1
02を装着する4個の角形状の係止口101a,101b,101c,10
1dが穿設されている。この場合、これらの係止口101a
101dには底面側ケース1012と一体成形による底部を有
し、側面側に係止溝が設けられている。なお、101eは底
面側ケース1012の裏面側下部に穿設された角形状の貫通
孔、101f,101g,101h,101iは四隅に設けられた凸状の脚
部、101j,101k,101lネジ頭挿入用の円形状の凹部、101m
は電池蓋、101n,101oはネジ挿入用の穴であり、これら
の穴101n,101oにネジ101pをねじ込むことにより、表面
カバー1011が底面側ケース1012に固定されることにな
る。なお、10qは用途銘板である。一方、スタンド10
2は、同図(c)に示すように断面がほぼV字形状を有する
スタンド本体1021の両端部にそれぞれ上方向に爪が突出
する突起部102a,102bが一体成形により形成され、さら
にその中央部にはスタンド本体1021のV字状谷部で結合
され矢印A−A′方向に弾性力を有する2つの係止片10
2c,102dが一体成形により形成されている。そして、こ
のスタンド本体1021はその突起部102a,102bを同図(b)に
示す底面側ケース1012の裏面側に形成されたそれぞれの
係止口101a,101bに挿入し、さらに同一面上にある係止
口101c,101dにスタンド本体1021に形成されたそれぞれ
の係止片102c,102dを矢印A方向に応力を加えながら挿
入することにより、これらの係止片102c,102dが矢印
A′方向に作用する弾性力によつて係止され、同図(a)
に示すように本体ケース101にスタンド102が装着されて
本体ケース101が例えば机の上面に傾斜されて配置され
ることになる。
次にこのように構成された赤外線ワイヤレス送信器10
の動作について説明する。
ここでこの赤外線ワイヤレス送信器10の動作を説明す
る前にこの赤外線ワイヤレス送信器10に対して室内の
天井面に取り付けられる赤外線ワイヤレス受信器につい
て第2図を用いて説明する。
第2図は赤外線ワイヤレス受信器の構成を説明する図で
あり、同図(a)は平面図、同図(b)は同図(a)の中央部の
拡大平面図、同図(c)は同図(b)のB−B′線の断面図で
ある。このワイヤレス受信装置(以下、赤外線ワイヤレ
ス受信器という)は室内の天井面に同図(a)に示す表面
カバーのみを露出させて取り付けられる。同図におい
て、この赤外線ワイヤレス受信器20は、赤外光線を受
光する受信部201と、相対値としてその温度設定値を±
2°の範囲で0.5℃のステツプで点灯表示する発光ダイ
オード群202と、空調制御の運転,受信,エラーなどの
状態表示を行なう発光ダイオード群203と、上記受信部2
01および発光ダイオード群202,203を収容しかつ上記受
信部201の受光部を囲む内側に反射面204aが形成された
擂鉢状の凹部204bを有する合成樹脂製の表面カバー204
と、上記発光ダイオード群202,203およびこれらの発光
ダイオード群202,203を駆動する駆動回路並びに上記受
信部201で受信した情報(データ)を電気信号に変換し
て増幅する高増幅度の増幅器2051を実装する電子回路基
板205と、上記増幅器2051を外来雑音から電気的に遮蔽
するシールドケース206と、上記電子回路基板205および
シールドケース206などを格納する図示しない箱形のケ
ースとを有し、上記表面カバー204のみを天井面に露出
させてケース部分は天井内に格納される。
このような構成において、上記受信部201には、赤外光
線の757nm以上の波長のみを透過し得るフイルタ201a
表面カバー204上に設けられたうえ、その下方に120
°間隔で赤外線受光素子2011,2012,2013が配置されてい
る。すなわち、同図(b)に示すように赤外線受光素子20
11,2012,2013がその受光面2011a,2012a,2013aを外側へ
向けて周設させており、これらの赤外線受光素子2011,2
012,2013の受光部を、表面カバー204に形成された擂鉢
状凹部204bの反射面204aに対する底面部204cから突き出
したうえ、フイルタ201aの内側でその受光面2011a,20
12a,2013aが角度α=60°だけ傾斜させて床面方向へ
向け、電子回路基板205上に電気的に接続されて固定配
置されている。また、赤外線受光素子2011,2012,2013
受光部を囲う凹部204bの擂鉢状の反射面204aは、表面カ
バー204を合成樹脂材の成形により形成した後、その反
射面内面を鏡面仕上げ加工法により研磨されて形成され
る。さらに増幅器2051を電気的に遮蔽するシールドケー
ス206は、同図(c)に示すように電子回路基板205上に周
設された赤外線受光素子2011,2012,2013の内側を遮蔽す
る第1のシールドケース2061と、これらの赤外線受光素
子2011,2012,2013の外側を遮蔽する第2のシールドケー
ス2062と、これらの第1のシールドケース2061および第
2のシールドケース2062と対向する電子回路基板205
背面側を遮蔽する第3のシールドケース2063とを有し内
部の電子回路基板205上に実装させた高増幅度の増幅器2
051が機械的に密封されるとともに電子回路基板205上の
アースパターンに電気的に接続されている。なお、この
シールドケース206は鉄板をプレス成形した後、表面に
ニツケルメツキが施させて形成されており、合成樹脂の
成形品にニツケルメツキを施して形成しても良い。
このような構成において、操作キー部106および温度検
出部103からの各種情報を処理するマイクロプロセツサ
(以下MPUという)によつてデイスプレイ部105および送
信部104が駆動される構成となつている。ここで送信部1
04において、そのLED1041〜LED1044はLED1041とLED1042
とが、また、LED1043とLED1044とがそれぞれ直列に接続
されている。そして、図示しない送信切換えスイツチに
よつて任意に選択される「LED1041とLED1042との直列接
続回路」もしくは「LED1043とLED1044との直列接続回
路」がMPUからの送信情報の供与を受ける駆動回路によ
つて駆動されるものとなつている。なお、この赤外線ワ
イヤレス送信器10において、各部への電源供給は図示
しないがリチウム電池により電源回路を介して行なわれ
るものとなつている。
このように構成される赤外線ワイヤレス送信器10は、
室内2の任意の位置に配置され、赤外線ワイヤレス受信
器20は既に室内2の天井面に取り付けられているもの
とする。ここで赤外線ワイヤレス送信器10の後方向R
が赤外線ワイヤレス受信器20側へ向けて配置される
ものとした場合、その送信方向切換えスイツチを操作
し、LED1043とLED1044との直列接続回路を選択する。こ
れによつて送信部において、MPUからの送信情報の供与
を受ける駆動回路によりLED1043およびLED1044が駆動さ
れるものとなる。すなわち、後方向Rへその発光部が
向けられたLED1043およびLED1044の発射する赤外光線が
赤外線ワイヤレス受信器20にて受信されるものとな
る。これに対してその前方向Fが赤外線ワイヤレス受
信器20側へ向けて配置されるものとした場合には、送
信方向切換えスイツチを操作し、LED1041とLED1042との
直列接続回路を選択する。これによつて送信部104にお
いて、前方向Fへその発光部が向けられたLED1041
よびLED1042が駆動されるものとなり、これらのLED1041
およびLED1042の発射する赤外光線が赤外線ワイヤレス
受信器20にて受信されるものとなる。つまり、第1の
データ送信手段としてのLED1041およびLED1042によりデ
ータを赤外線ワイヤレス受信器20へ送信することがで
きない位置では第2のデータ送信手段としてのLED1043
およびLED1044を、また、第2のデータ伝送手段として
のLED1043およびLED1044によりデータを赤外線ワイヤレ
ス受信器20へ送信することができない位置では第1の
データ送信手段としてのLED1041およびLED1042を、送信
方向切換スイツチにより任意に選択し、その指向方向を
変えることができるようになる。
次に赤外線ワイヤレス受信器20および赤外線ワイヤレ
ス送信器の動作について説明する。まず、第1図におい
て、運転/停止キー106aを押下し、運転の開始を指示す
ると、その指示情報が送信情報として駆動回路へ与えら
れ、この送信情報が送信部104より赤外光線として発射
される。この発射された赤外光線は、第2図に示す赤外
線ワイヤレス受信器20の受信部201にて受光され、こ
の受光された送信情報がMPUおよび通信インターフエー
スを介してダイレクトデイジタルコントロール装置へ送
られ、空調運転が開始されるものとなる。一方、MPUは
上記受光された送信情報に基づき、発光ダイオード群20
3の発光ダイオード2033を1秒間点灯させて受信確認す
るとともに発光ダイオード2031を点灯させて運転状態を
表示する。以下同様にして強中弱切換キー106bが押下さ
れれば、その指示情報がダイレクトデイジタルコントロ
ール装置へ送られたうえ、その風量の強,中,弱指示に
応じて発光ダイオード2037,2036,2035が点灯する。な
お、発光ダイオード2034は風量をオート設定したときに
点灯する。また、赤外線ワイヤレス送信10からはその
温度検出部103の検出する刻々の温度が送信情報として
最短1分,最長10分で測定値変化時に送信され、この
温度情報が所定時間以上送られてこなかつた場合、アラ
ームとして発光ダイオード2032が点灯する。また、下降
キー106cもしくは上昇キー106dを押下した場合には発光
ダイオード群202においてその点灯する発光ダイオード
の位置が左右方向に移動するとともにそれに応じて上位
装置からの温度設定値が変更されるものとなる。
一方、赤外線ワイヤレス受信器20は、赤外線ワイヤレ
ス送信器10の置かれる全方位からの赤外光線を受信す
る。すなわち、赤外線ワイヤレス受信器20において、
その受光素子2011〜2013を120°間隔でかつその受光
面2011a〜2013aを外側に向けて周設配置させるとともに
これらの受光素子2011〜2013を、内側に反射面204aを有
する擂鉢状の凹部204b内に配置したことにより、受光面
2011a〜2013aには天井面に近接配置された螢光灯ランプ
光の近波長光は入射されにくくなり、全方位からの赤外
光線のみが受光されることになる。この場合、受光面20
11a〜2013aが床面方向へ所定角度αだけ傾斜されている
ので、その受信範囲は受光面2011a〜2013aを直立させた
場合に比べて拡くなる。すなわち第3図は例えば受光素
子2011〜2013の天井下2m、つまり机の上面に相当する
平面空間における受光範囲を示し、その受光面2011a〜2
013aを直立させた場合には図示破線で示すように狭い受
信範囲となるが、受光面2011a〜2013aを傾斜させて床面
方向へ向けることにより、図示実線で示す範囲まで真下
の範囲も含めて受信範囲が拡くなる。つまり、内側に反
射面204aを有する擂鉢状の凹部204b内に受光面2011a〜2
013aが床面方向へ所定角度αだけ傾けて受光素子2011
2013が周設配置されるので、受信範囲が第3図に実線で
示した範囲よりもさらに拡大されるとともに室内2の空
調制御範囲が分割される個別制御が螢光灯ランプ光も含
む他の近波長光の影響を受けることなく実現可能とな
る。また、第4図に示すように室内2において、赤外線
ワイヤレス受信器20Aと隣接する赤外線ワイヤレス受信
器20Bとの受信範囲が交差しないものとなり、赤外線ワ
イヤレス送信器10Aの送信データと赤外線ワイヤレス送
信器10Bの送信データとが混信して赤外線ワイヤレス受
信器20Aおよび赤外線ワイヤレス受信器20Bへ与えられる
という不具合も生じなくなる。
なお、赤外線ワイヤレス受信器20において、受光素子
2011〜2013を囲む反射面204aを有する擂鉢状の凹部204b
を設けることにより、赤外線ワイヤレス送信器10から
の赤外光線が鏡面仕上げされた反射面204a内で光の反射
効果による乱反射が生じ、例えば受光素子2013でその赤
外光線を受光することができなかつた場合でも受光素子
2012もしくは受光素子2013で受光することができるよう
になる。すなわち、室内2の空調制御範囲が分割される
いわゆる個別制御における集光効率が増大されることに
なる。
このように構成された赤外線ワイヤレス送信器におい
て、本体ケース101を構成する底面側ケース1012の裏面
側に4個の角形状の係止口101a,101b,101c,101dを穿設
させたことにより、本体ケース101にスタンド102が容易
に装着可能となるとともに本体ケース101が表面の平坦
な例えば机の上面に傾斜させて卓上スタンド置きが可能
となる。また、これによつて机の上面と本体ケース101
との間に気流空間が形成され、温度検出部103への気流
の流通が良好となり、精度の高い室温検出が可能とな
る。さらに本体ケース101を構成する底面側ケース1012
の裏面側角部にそれぞれ設けた凸部101f,101g,101h,10
1iは空気断熱を設けることになり、壁面,パーテーシヨ
ン取付時の熱伝導および輻射の影響を小さく抑えること
ができる。
第5図は本考案によるワイヤレス送信装置の一実施例を
説明する斜視図であり、前述の図と同一部分には同一符
号を付してある。同図において30は本体ケース101
例えば壁面もしくはパーテーシヨンに取り付けて配置す
る金属板からなる取り付けブラケツトであり、この取り
付けブラケツト30は、ブラケツト本体301の上部両端
側角部にそれぞれブラケツト本体301の平面部に対して
内側方向にほぼ90°の角度で折り曲げられ、かつ上方
向に爪が突出する突起部301a,301bが一体的に形成さ
れ、さらに下部側中央部にはその平面部に対して内側方
向にほぼ90°の角度で折り曲げられかつ中央部に開口
部301c′を有する突起部301cが一体的に設けられてい
る。また、このブラケツト本体301には上記突起部301a,
301b,301cのそれぞれに近接する位置にねじ止め用の穴3
01d,301e,301fが穿設されている。さらにこのブラケツ
ト本体301の背面側には両面接着テープ302を介してマグ
ネツトシート303が接着配置されている。
このように構成されたブラケツト30は、ブラケツト本
体301を、その背面側に両面接着テープ302により接着さ
れたマグネツトシート303を例えば鉄板により形成され
たローまたはハイパーテーシヨン(室内間仕切り板)に
接触させることにより、その磁気力により保持固定され
る。そして、ブラケツト本体301に一体形成された突起
部301a,301b,301cに第1図(b)で示したように底面側ケ
ース1012の裏面側に形成された係止口101a,101b,101e
それぞれ対応させて挿入することにより、本体ケース10
1が係止され、赤外線ワイヤレス送信器10が装着され
ることになる。この場合、上記係止口101eと突起部301c
との係止関係は第6図に拡大断面図で示すように係止口
101e内において底面側ケース1012と一体的に設けられて
いるフツク1013の爪1014が突起部301cの開口部301c′内
に係止されて嵌合される。そして、この赤外線ワイヤレ
ス送信器10を着脱する場合には、底面側ケース1012
上記フツク1013の爪1014に連通して設けられた図示しな
い開口部から図示矢印方向へフツク1013を押し上げるこ
とにより、図示点線で示すように爪1014の係止が外れて
嵌合が解除されるので、本体ケース101を上方向に引き
上げることにより取り外すことができる。また、この場
合、フツク1013の後方には電子回路部品を搭載した電子
回路基板1015が配設されているので、フツク1013の矢印
方向への押し上げ力に対してフツク1013の可動距離が規
制され、押し上げ力の過多に伴なうフツク1013の折れが
防止できる。
このような構成によれば、レイアウトの変更が生じて
も、赤外線ワイヤレス送信器10を必要に応じて自由に
かつどこへでも設置することができる。
本考案によるワイヤレス送信装置のさらに他の実施例と
して上述したブラケツト本体301のみを、そのねじ止め
用の穴301d,301e,301fにねじを挿入して壁などにねじ止
め固定してこのブラケツト本体301に上記同様に本体ケ
ース101を装着しても良い。この場合、ブラケツト本体3
01の平面上にねじ頭が突出するが、この本体ケース101
の裏面側、つまり底面側ケース1012には第1図(b)に示
すように円形状の凹部101j,101k,101lが設けられている
ので、これらの凹部101j,101k,101l内に上記ねじ頭が収
容され、本体ケース101が浮き上ることなく、密着して
装着される。
このような構成によれば、赤外線ワイヤレス送信器10
を壁掛け形として使用できるので、机の上のスペースを
広く利用することができる。
第7図は本考案によるワイヤレス送信装置の他の実施例
を示す斜視図であり、前述の図と同一部分には同一符号
を付してある。同図において、取り付けブラケツト304
はその全体形状がほぼ断面がコ字状に形成されるととも
にそのブラケツト本体3041の一方の面には図示されない
が、第5図に示すような突起部301a,301b,301cが設けら
れ、これらの突起部301a〜301cに本体ケース101が装着
されている。
このような構成によれば、取り付けブラケツト304をロ
ーパーテーシヨン40上に取り付けることにより、パー
テーシヨン形として使用でき、室内2のレイアウトの変
更が生じてもローパーテーシヨン40に赤外線ワイヤレ
ス送信器10の取り付けねじ跡,接着跡が残らずに済
む。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によるワイヤレス送信装置に
よれば、ワイヤレス送信装置本体と、このワイヤレス送
信装置本体を取り付ける取り付け手段との間に気流空間
部を設けたことにより、ワイヤレス送信装置本体が空気
断熱されることで、内蔵されている温度検出部が取り付
け手段からの熱伝導および輻射の影響を小さく抑えられ
るとともに取り付け手段に沿って流れる気流の流通が良
好となり、これによって通風口から流入される温度検出
部への気流の流通が良好となるので、精度の高い室温検
出が可能となり、快感および高精度の空調制御が得られ
るなどの極めて優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b),(c)は本考案によるワイヤレス送信装置
の前提例を説明するためのそれぞれ赤外線ワイヤレス受
信器の斜視図,その裏面から見た平面図,全体の組み立
て斜視図、第2図(a),(b),(c)は本考案に係わる赤外線
ワイヤレス送信器を説明するそれぞれ平面図,同図(a)
の受信部の拡大平面図,同図(b)のB−B′線断面図、
第3図は赤外線ワイヤレス受信器においてその受光面を
直立させて得られる受信範囲と傾斜させて得られる受信
範囲とを示す図、第4図は赤外線ワイヤレス受信器にお
いてその受光面を傾斜させるとともに反射面を有する凹
部内に収容して得られる室内での交差しない受信範囲を
示す図、第5図は本考案によるワイヤレス送信装置の一
実施例を示す斜視図、第6図は第5図の底面側ケースの
係止口とブラケツト本体の突起部との嵌合関係を説明す
る要部拡大断面図、第7図は本考案によるワイヤレス送
信装置のさらに他の実施例を説明する斜視図である。 10……赤外線ワイヤレス送信器、101……本体ケー
ス、101a〜101d……係止口、101e……貫通口、101f〜10
1i……脚部、101j〜101l……凹部、101m……電池蓋、10
1n,101o……ネジ挿入用穴、101p……ネジ、10q……銘
板、1011……表面カバー、1012……底面側ケース、102
……スタンド、1021……スタンド本体、102a,102b……
突起部、102c,102d……係止片、103……温度検出部、10
3a,103b……通風口、104……送信部、104a……カバー、
1041〜1044……LED、105……デイスプレイ部、106……
操作キー部、106a……運転/停止キー、106b……強中弱
切替キー、106c……下降キー、106d……上昇キー、1013
……フツク、1014……爪、20……赤外線ワイヤレス受
信器、30……取り付けブラケツト、301……ブラケツ
ト本体、301a〜301c……突起部、301c′……開口部、30
1d〜301f……ねじ止め用穴、302……両面接着テープ、3
03……マグネツトシート、40……ローパーテーシヨ
ン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井面に設置された受信装置へ無線により
    データを伝送するワイヤレス送信装置において、 少なくともデータ送信手段を収容しかつ角部に通風口を
    有する温度検出部を内蔵したワイヤレス送信装置本体
    と、このワイヤレス送信装置本体を取り付ける取り付け
    手段との間に気流空間部を設けたことを特徴とするワイ
    ヤレス送信装置。
JP7837189U 1989-07-04 1989-07-04 ワイヤレス送信装置 Expired - Lifetime JPH0617413Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7837189U JPH0617413Y2 (ja) 1989-07-04 1989-07-04 ワイヤレス送信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7837189U JPH0617413Y2 (ja) 1989-07-04 1989-07-04 ワイヤレス送信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0320592U JPH0320592U (ja) 1991-02-28
JPH0617413Y2 true JPH0617413Y2 (ja) 1994-05-02

Family

ID=31621590

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7837189U Expired - Lifetime JPH0617413Y2 (ja) 1989-07-04 1989-07-04 ワイヤレス送信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0617413Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020148442A (ja) * 2019-03-15 2020-09-17 株式会社富士通ゼネラル 空気調和機用のリモートコントロール装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0320592U (ja) 1991-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10053009B2 (en) Integrated overhead console assembly for vehicle
CN213186405U (zh) 增程器设备
WO2016186868A1 (en) Hazard detector architecture facilitating compact form factor and multi-protocol wireless connectivity
JP2011058720A (ja) 空気調和機
JPH0617413Y2 (ja) ワイヤレス送信装置
JP4200306B2 (ja) 配線器具
US6791041B1 (en) IA switch
US6578980B1 (en) Socket device and switch device with luminescent device
EP3623696B1 (en) Panel light apparatus
US9674971B2 (en) Terminal device
JP3101994B2 (ja) 電子機器の表示装置
US20200124264A1 (en) Panel light apparatus
JP4291097B2 (ja) 面状光源装置
JP4380763B6 (ja) 配線器具
JP7262761B2 (ja) 加熱調理器、及び加熱調理器の製造方法
JPH0438808Y2 (ja)
WO2004109920A1 (en) Remote-controlled switch
CN217034254U (zh) 测距仪
JP3261157B2 (ja) 遠隔監視制御システムの端末機能の設定器
CN214281706U (zh) 一种背光可调的智能开关系统
JP2675796B2 (ja) 人体検知スイッチ
KR20090053717A (ko) 적외선 센서 스위치
JP3575162B2 (ja) 電気操作機器のテ−ブル取付ロック機構
JP2793854B2 (ja) ワイヤレス受信器
JP2602227Y2 (ja) 受光ブロック