JPH061736U - ターボチャージャの構造 - Google Patents

ターボチャージャの構造

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Publication number
JPH061736U
JPH061736U JP3998492U JP3998492U JPH061736U JP H061736 U JPH061736 U JP H061736U JP 3998492 U JP3998492 U JP 3998492U JP 3998492 U JP3998492 U JP 3998492U JP H061736 U JPH061736 U JP H061736U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impeller
shroud
gap
turbocharger
radially outward
Prior art date
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Pending
Application number
JP3998492U
Other languages
English (en)
Inventor
裕司 矢島
Original Assignee
日産ディーゼル工業株式会社
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH061736U publication Critical patent/JPH061736U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ターボチャージャにおける翼車とシュラウド
との間の間隙からのガスのリークを減少してターボチャ
ージャの効率を向上させる。 【構成】 翼車11の半径方向外方にハウジング13と
一体のシュラウド14を設けたターボチャージャの構造
において、シュラウド14が翼車11の軸線方向の半径
方向外方に間隙をもって軸線方向と直角に半径方向内方
に延びる第1の部分15、第1の部分15と連接して翼
車11の半径方向外方部で翼車11の曲面に沿って間隙
を有して延びる第2の部分16、第2の部分16と連接
して翼車11の半径方向外方の部分の半径方向外方に間
隙をもって軸線方向に延びる第3の部分17とを備え
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ターボチャージャにおける翼車とシュラウドとの間のガスのリー クを少なくして、ターボチャージャの効率を向上させるターボチャージャの構造 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来ターボチャージャにおける翼車とシュラウドとの関係は、例えば特開昭5 9−39930号公報に示されたもの(図2)、実開昭62−54240号公報 に記載されたように、翼車1とシュラウド2との間の間隙は緩慢な曲面空間であ った。これをさらに図3について説明すると、同図は排気タービン側の拡大図で あり、翼車1のブレード3外方と、ハウジング4と一体になったシュラウド2と の間の間隙は緩慢な曲面空間をなしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、いかにその間隙の厚みが小さいとはいえ、そのように翼車1と シュラウド2との間の間隙が緩慢な曲面空間であると、排ガスがリークしやすく 、そのためターボチャージャの効率を低下させることは否めない。
【0004】 この考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、翼車とシュラウドとの間の 間隙からガスがリークしにくい形状のターボチャージャの構造を提供して、ター ボチャージャの効率を向上させることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そのためこの考案では、翼車の半径方向外方にハウジングと一体のシュラウド を設けたターボチャージャの構造において、そのシュラウドが翼車の軸線方向の 半径方向外方に間隙をもって軸線方向直角に半径方向内方に延びる第1の部分と 、第1の部分と連接して翼車の半径方向外方部で翼車の曲面に沿って間隙を有し て延びる第2の部分と、その第2の部分と連接して翼車の半径方向外方の部分の 半径方向外方に間隙をもって軸線方向に延びる第3の部分とを備えることを特徴 とする構成を採ったものである。
【0006】
【作用】
第1及び第2の部分の間、並びに第2及び第3の部分の間で、いわばラビリン ス効果が生じて、間隙を通り抜けようとするガスに対する流路抵抗が増加する。
【0007】
【実施例】
以下、この考案の好適な実施例を図に基づいて説明すれば、図1において、図 3と同じく、排気タービン側の拡大断面を示しており、11は排気タービンの翼 車、12はこの翼車11に設けられたブレードであり、当該翼車11の半径方向 外方に位置しているのは、ハウジング13と一体になっているシュラウド14で ある。
【0008】 このシュラウド14は翼車11の軸線方向の半径方向外方に、間隙をもって翼 車11の軸線方向と直角に延びる第1の部分15、さらにこの第1の部分15と 連接して翼車11の半径方向外方でブレード12の曲面に沿って間隙を有して延 びる第2の部分16、さらにまた該第2の部分16と連接して翼車11の半径方 向外方に間隙をもって翼車11の軸線方向に延びる第3の部分17とを夫々有し ている。
【0009】 本実施例は以上のような構造を有し、エンジンから出た排ガスはハウジング1 3内のスクロール部18を経て翼車11のブレード12を押して回転力を与える が、翼車11のブレード12とシュラウド14との間の間隙からもリークしよう とする。このとき従来のものでは、図3に示したように該間隙が翼車1(ブレー ド3)の外方形状に沿った緩慢な曲面空間のみであったから、リークする量が多 く翼車1の回転効率が大きく低下していた。
【0010】 しかしながらこの考案によれば図1に示したように、リークしようとする排ガ スはまず第3の部分17と第2の部分16とで織りなす角度部分で流路抵抗を受 け、さらに当該抵抗に抗してなおもリークしようとする排ガスは、今度は第2の 部分16と第1の部分15とで織りなす角度部分出大きく流路抵抗を受ける。
【0011】 そのためこれらの流路抵抗を全て通過してリークする排ガスは殆どなく、その 結果、翼車13の回転効率は高まり、ターボチャージャの効率は大きく向上する のである。
【0012】 なお上記実施例では排気タービン側に適用した例を示したが、もちろんコンプ レッサ側の翼車と間隙をもって対置しているシュラウド部分にも上記実施例と同 様な積極部を創出する第1ないし第3の部分を設ければ、さらにターボチャージ ャの効率は向上するものである。
【0013】
【考案の効果】
この考案によれば、第1及び第2の部分の間、並びに第2及び第3の部分の間 で、いわばラビリンス効果が生じて、間隙を通り抜けようとするガスに対する流 路抵抗が増加するから、シュラウドと翼車との間の間隙からリークするガスの量 を大幅に減少でき、ターボチャージャの効率は大きく向上するものである。
【0014】 またそれを実現する際の構成についてもシュラウド部分の僅かな改変で済むの で、ラインに与える影響は小さく、極めて実用的なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例にかかるターボチャージャにお
けるシュラウドの縦断面図である。
【図2】従来技術にかかるターボチャージャの縦断面図
である。
【図3】従来技術にかかるターボチャージャにおけるシ
ュラウドの縦断面図である。
【符号の説明】
11・・・翼車 12・・・ブレード 13・・・ハウジング 14・・・シュラウド 15・・・第1の部分 16・・・第2の部分 17・・・第3の部分

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 翼車の半径方向外方にハウジングと一体
    のシュラウドを設けたターボチャージャの構造におい
    て、そのシュラウドが翼車の軸線方向の半径方向外方に
    間隙をもって軸線方向と直角に半径方向内方に延びる第
    1の部分と、第1の部分と連接して翼車の半径方向外方
    部で翼車の曲面に沿って間隙を有して延びる第2の部分
    と、その第2の部分と連接して翼車の半径方向外方の部
    分の半径方向外方に間隙をもって軸線方向に延びる第3
    の部分とを備えることを特徴とする、ターボチャージャ
    の構造。
JP3998492U 1992-06-11 1992-06-11 ターボチャージャの構造 Pending JPH061736U (ja)

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JP3998492U JPH061736U (ja) 1992-06-11 1992-06-11 ターボチャージャの構造

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JP3998492U JPH061736U (ja) 1992-06-11 1992-06-11 ターボチャージャの構造

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JPH061736U true JPH061736U (ja) 1994-01-14

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6331230B2 (ja) * 1978-12-11 1988-06-22 Salomon & Fils F

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6331230B2 (ja) * 1978-12-11 1988-06-22 Salomon & Fils F

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