JPH06171756A - 荷積位置決定装置 - Google Patents

荷積位置決定装置

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JPH06171756A
JPH06171756A JP32797792A JP32797792A JPH06171756A JP H06171756 A JPH06171756 A JP H06171756A JP 32797792 A JP32797792 A JP 32797792A JP 32797792 A JP32797792 A JP 32797792A JP H06171756 A JPH06171756 A JP H06171756A
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JP
Japan
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carton
unit
virtual
rectangular
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JP32797792A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Nihei
瓶 和 彦 二
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カートンの積み付けによって生成された同じ
高さの複数の面から1つの仮想面を生成し、この仮想面
にカートンを積み付けることで、カートンの積載効率を
向上する。 【構成】 仕様入力部1から与えられた直方体とこの直
方体を積載する方形の仕様に基づいて仮想合成面生成部
2を通じて複数の同一高さの面からなる仮想面を生成
し、積み付け位置計算部3によりこの仮想面上の直方体
の積み付け位置を計算し、落下判定部4において計算さ
れた積み付け位置で直方体が落下しないかどうかを判定
し、積み付け情報管理部5において、積み付け位置計算
部3と落下判定部4の処理結果に基づき直方体の積み付
け位置を決定すると共に直方体の数量を含む情報を更新
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、種々の物品を収納した
段ボール箱等の直方体物体(以下、カートンと称する)
をパレット等の方形の台に積み付け作業する物流システ
ムにおいてカートン積み付けを効率的に計画する荷積位
置決定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カートンの積み付け計画の作成
は、1種類のカートンをいくつかの基本型を基に積み上
げるという方式で行われていた。この基本型としては、
ブロック積み、レンガ積み、ピンホール積み等が広く知
られている。これらの積み付け方法は大きさの標準化さ
れたパレットおよび1種類のカートンの積み付け計画作
成に現在も利用されている。一方、1枚のパレットに対
して大きさの異なるカートンを積みつけるための積み付
け計画作成方法も検討されてきている。しかし、最適な
積み付け計画を求めようとすると、カートンと配置場所
の組み合わせ数が膨大になってしまう。
【0003】この問題を回避するために、積み付けるカ
ートンに対して高さを等しくする等の制約を設ける方法
が考えられる。しかし、現在求められている少量多品種
のカートンの積み付け計画作成を行うことはできない。
また、カートンや面の選択方法や配置方法を限定した積
み付け計画を作成する方法も考えられるが、いつでも積
載効率の良い結果が得られるとは限らなくなってしま
う。
【0004】一般に、面にカートンを積み付ける時、面
の面積に対して100パーセントの積み付けが行えるこ
とは少ない。したがって、積み付けを継続すればするほ
ど、積み付け可能な面の広さは狭くなり、積載効率は落
ちて行く。そこで、異なる種類のカートンであっても同
じ高さのカートンを隣り合わせに積むことで、積み付け
可能な面の広さを広くとり、この上にカートンを積み付
ける方法が考えられている。(特願平4−63889
号)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
荷積位置決定においては、同じ高さのカートンを隣接さ
せて積み付け可能な面を確保していたので、複数種類の
同じ高さのカートンを積み付けるとしても、それらのカ
ートンが隣合い、接していなければ、これらの面を1つ
の面としてはとらず、2つの離れた面にまたがってカー
トンを積載するような可能性が排除されるので、これが
制約となり積み付け効率を低下させるという問題があっ
た。本発明は上記のような従来技術の問題点を解消し、
カートンの積み付けによって生成された同じ高さの複数
の面から1つの仮想面を生成し、この仮想面にカートン
を積み付けることによって、物理的に離れた複数の面上
にはみ出させたりまたがらせたりしてカートンを積み付
けることを可能とし、積載効率を向上することのできる
荷積位置決定装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、方形の面上に
積載すべき直方体のサイズ、重量、数量を方形のサイズ
と共に入力する仕様入力手段と、方形の上に存在する面
の中から同じ高さの複数の面を合成して1つの仮想面を
生成する仮想合成面生成手段と、存在する直方体の中か
ら積み付け対象とするものを選択して前記仮想合成面生
成手段により生成された仮想面に対して直方体の積み付
け位置を計算する積み付け位置計算手段と、前記積み付
け位置計算手段により計算された積み付け位置で積み付
けた直方体が落下しないかどうかを判定する落下判定手
段と、前記積み付け位置計算手段と前記落下判定手段の
処理結果に基づき直方体の積み付け位置を決定して方形
の面の状態、残りの直方体の数量などの情報を更新する
情報管理手段とを備えたものである。
【0007】
【作用】この発明においては、仕様入力手段から与えら
れた直方体と方形の仕様に基づいて仮想合成面生成手段
を通じて仮想面を生成し、位置計算手段によりこの仮想
面上の直方体の積み付け位置を計算し、落下判定手段に
おいて計算された積み付け位置で直方体が落下しないか
どうかを判定し、情報管理手段において、位置計算手段
の計算結果と落下判定手段の処理結果に基づき直方体の
積み付け位置を決定すると共に直方体の数量を含む情報
を更新する。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例を
説明する。
【0009】図1は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。同図において、仕様入力部1は積み付け
するカートンの縦、横、高さ、数量およびカートンを積
載するためのパレットの縦、横のサイズ、積載における
許容高さ、許容重量等のカートン積載に関する仕様を入
力し、この情報を情報記憶部6のカートン・パレット仕
様情報部7に格納すると共にカートン管理情報、面管理
情報を生成してそれぞれカートン管理情報部8、面管理
情報部9に格納するものである。仮想合成面生成部2は
情報記憶部6の面管理情報部9から同じ高さの面を検索
し、複数の面から仮想合成面を生成し、これを情報記憶
部6の仮想合成面情報部10に格納するものである。積
み付け位置計算部3は情報記憶部6のカートン管理情報
部8から積み付けるカートンを選択し、仮想合成面生成
部2で生成された仮想合成面に対する積み付け位置を計
算し、積み付け位置計算結果を情報記憶部6の積み付け
計算結果部11に格納するものである。落下判定部4は
情報記憶部6のカートン管理情報部8、面管理情報部
9、仮想合成面情報部10、積み付け計算結果部11か
らの情報に基づいて積み付け計算結果部11で計算され
た積み付け位置でカートンが実在する面から落下しない
かどうかの判断を行うものである。積み付け情報管理部
5は落下判定部4における判断結果に基づいて情報記憶
部6の面管理情報部9、カートン管理情報部8を更新す
るものである。
【0010】次にその動作を説明する。先ず、仕様入力
部1の動作の詳細について図2のフローチャートに従っ
て説明する。仕様入力部1は、ステップST1にて、パ
レット上に積載するカートンの縦、横、高さ、重さ、数
量等の仕様、パレットの縦、横のサイズ、積載の許容高
さ、許容重量の仕様を入力する。これらの情報はキーボ
ード等の入力装置から直接入力しても、予め定められた
仕様ファイルから自動的に読み込むようにしてもよい。
入力された情報は情報記憶部6のカートン・パレット仕
様情報部7に格納される。次に、ステップST2にて、
これらの仕様情報とは別にカートン管理情報を生成し、
情報記憶部6のカートン管理情報部8に格納する。更
に、ステップST3にて、面管理情報を生成して面管理
情報部9に格納する。
【0011】図3は情報記憶部6のカートン・パレット
仕様情報部7の構造の説明図である。ここでカートン番
号とはカートン固有の番号であり、この番号に対応して
それぞれのカートンの仕様に関する縦、横、高さ等のサ
イズ、重量、数量等のデータを識別することができる。
パレット番号についても同様であり、パレット番号に対
応して、縦、横のサイズおよび積載の許容高さ、許容重
量を識別することができる。
【0012】図4は情報記憶部6のカートン管理情報部
8と面管理情報部9の構造の説明図である。カートン管
理情報部8においてはカートン番号ごとに対応して使用
数量が管理される。初期状態では“0”が格納される。
一方、面管理情報部9においては、パレット上に存在す
る面が管理される。ここで、面番号とは面管理情報内の
面を識別するための面固有の番号である。そして、面管
理情報部9には面番号に対応して基準座標、縦、横、高
さのサイズが管理される。
【0013】なお、初期状態では面管理情報部9にはパ
レットの上面のみが登録される。つまり、初期状態にお
いては図5の外観図に示すように、パレット12の上面
のすべてが面となり、端部(0、0、0)を基準位置と
してサイズが縦1200X横1000の面を形成する。
さて、初期状態においてはパレット12の上面の全てが
面となるので、仮想面を生成する必要はない。
【0014】これに対して、例えば図6の外観図のよう
にパレット12上にカートン13が積み重ねられている
状況を想定する。この場合、パレット12上にはカート
ン番号1のカートン13が6つ積み付けされ面番号2の
面を形成し、カートン番号2のカートン13が4つ積み
付けされ面番号3の面を形成し、カートン番号3のカー
トン13が4つ積み付けら面番号4の面を形成している
ものとする。さらに、パレット12上の面として面番号
5が存在する。
【0015】図7は図6の状態において使用されるパレ
ット12とカートン13の仕様を格納する情報記憶部6
のカートン・パレット仕様情報部7の状態を示す説明図
である。カートン13のカートン番号に対応して縦、
横、高さのサイズと重さ、数量がそれぞれ格納されてお
り、パレット12のパレット番号に対応して縦、横のサ
イズと許容高さ、許容重量がそれぞれ格納されている。
【0016】図8は図6の状態におけるカートン管理情
報部8の状態と面管理情報部9の状態を示す説明図であ
る。カートン管理情報部8にはカートン番号に対応した
使用数量が設定され、面管理情報部9にはカートン13
の積み付けによって発生した面として面番号2、3、4
が既に登録されている。一方、パレット12上の面とし
て面番号5が登録される。なお、パレット12上に存在
する面としては他にもあるがここでは省略する。
【0017】次に、仮想合成面生成部2の動作の詳細に
ついて図9のフローチャートを用いて説明する。仮想合
成面生成部2はステップST4において情報記憶部6の
面管理情報部9の中から同じ高さで、かつ合計面積が最
大の面番号の集合を作りだす。図6の状態では面番号
2、3、4の3つの要素を持つ高さ“300”の面の集
合が作られる。
【0018】次に、ステップST5において面の集合の
中から選択できるような面が存在するかどうかの判断を
行う。ここで、選択できないと判断されれば仮想合成面
の生成は行わず、フローから抜ける。
【0019】ステップST5の判断で選択面が存在する
と判断されれば、ステップST6に移行して、ステップ
ST4で作られた面の集合の中から任意の1つを選択
し、選択された面と残りの面との位置関係をチェックす
る。
【0020】ステップST7ではステップST6のチェ
ックの結果に基づき、選択された面と残りの面の間の間
隙が特定のしきい値以内にあるかどうかの判断を行い、
これが成立しなければステップST5に戻って別の面を
選択する。一方、選択された面と残りの面の間の間隙が
特定のしきい値以内にあれば、ステップST8に移り複
数の面を合成してできた面を仮想合成面として仮想合成
面情報部10に登録する。
【0021】同様の処理を繰り返すことにより、2つ以
上の仮想合成面を生成することができる。
【0022】さて、図9のステップST6のチェック方
法について図10の説明図に基づいて説明する。図9の
ステップST5において任意の面として選択された面が
面番号2であったとすると、隣接する面番号3との合成
をチェックすることになる。この場合、面管理情報部9
の情報から面番号2、3の間の間隙距離は“5”である
ことが計算される。ここで、しきい値を“20”とする
と、これらの2つの面は合成条件を満たしていることに
なる。しきい値はカートンのサイズ等を考慮して予め設
定しておく。また、面番号2、3の空間が空いているか
どうか、つまり高さ“300”以上の面が存在していな
いことを面管理情報部9により確認する。もし、仮想合
成面の生成が可能であれば、図11の説明図に示すよう
に、面番号2、3を合わせた仮想合成面を生成し、情報
記憶部6の仮想合成面情報部10に登録する。
【0023】その結果、仮想合成面情報部10には図1
2の説明図に示すような情報が格納されることになる。
なお、仮想合成面情報は、仮想合成面の縦、横の長さ
と、構成面番号と、仮想合成面により影響を受ける面の
番号で構成される。ここで、構成面番号とは仮想合成面
のもととなる面の面番号であり、影響を受ける面番号と
は合成する面の間に存在する面の番号である。ここで
は、縦“500”、横“1000”、構成面番号2、3
からなる仮想合成面が生成される。一方、影響を受ける
面番号としては、面番号5が登録される。
【0024】次に、積み付け位置計算部3の動作の詳細
について図13のフローチャートに従って説明する。先
ず、ステップST9において情報記憶部6のカートン・
パレット仕様情報部7、カートン管理情報部8の情報を
基にして任意のカートンを選択する。次に、ステップS
T10において、生成された仮想合成面に対してカート
ンを積み付けたときの積み付け位置の計算を行い、積み
付け計算結果を積み付け計算結果部11に登録する。
【0025】さて、矩形上の積み付け方法としては、図
14(a)に示すようなブロック積み、同図(b)に示
すようなレンガ積み、同図(c)に示すようなピンホー
ル積み等が基本形としてあるが、四則演算により容易に
演算することができる。
【0026】図15はカートン番号4を選択して図1
1、図12に示した仮想合成面上に積み付けした場合の
状態を示すものであり、(a)に外観図を、(b)に上
方図をそれぞれ示す。
【0027】図16は積み付け位置計算部3による計算
結果を格納する積み付け計算結果部11の構造の説明図
であり、図15のような積み付けとなった場合を示して
いる。積み付け計算結果は積み付けた時にできる生成面
の情報とカートンの積み付け位置情報の2つで構成され
る。生成面情報の各項目の内容は面管理情報と同じであ
る。カートンの積み付け位置情報は積み付け結果固有の
番号として積み付け結果番号、積み付けカートンのカー
トン番号、カートンを積み付けた基準位置を表す基準座
標で構成される。
【0028】次に、落下判定部4の動作の詳細について
図17のフローチャートに従って説明する。落下判定部
4は仮想合成面情報部10、面管理情報部9、積み付け
計算結果部11の各情報に基づいてカートンが実在面か
ら落下しないかどうかを判断する。
【0029】先ず、ステップST11において積み付け
計算結果部11のカートン積み付け位置情報の1つ1つ
に対して、それぞれの基準座標とカートンの大きさから
カートンの底面の4つの頂点を求め、各頂点が仮想合成
面を構成する実在面の上に乗っているかどうかを調べ
る。つまり、図18の説明図に示すように、カートン1
3の底面の4つの頂点が実在する面上にある場合は落下
しないと判断する。
【0030】次に、カートンの頂点が実在する面の上に
載っていない場合は、ステップST12において、カー
トンの底部が実在する面からはみ出している距離を求
め、カートンのサイズに対してこの距離がしきい値を越
えるかどうかチェックする。この場合、しきい値はカー
トンの長さの例えば20パーセントと設定する。そし
て、図19の説明図に示すように、カートン13の実在
する面からのはみ出し、つまり図中太線で示す部分の距
離がカートン13のサイズに対してしきい値以内であれ
ば落下しないと判断する。
【0031】ステップST11、ST12のチェック結
果から、ステップST13において積み付け計算結果部
11の情報に基づく積み付けでカートンが落下するかど
うかを判断し、落下すると判断された場合は仮想合成面
へのカートンの積み付けを行わない。
【0032】次に、積み付け情報管理部5の動作の詳細
について図20のフローチャートに従って説明する。先
ず、ステップST14において、面管理情報部9からカ
ートン積み付けのために合成され使用された面を取り除
く。次に、ステップST15において配置計算結果から
カートン管理情報部8に数量を更新する。そして、ステ
ップST16において積み付け計算結果部11の情報、
つまり配置計算結果で生成された新たな面を面管理情報
部9に登録する。次に、ステップST17において配置
計算結果のカートン位置を積み付け位置として採用す
る。以上のようにして、積み付け情報管理部5の動作の
結果に基づくカートン管理情報部8と面管理情報部9の
状態について図21の説明図に示す。
【0033】以上のような動作の結果、同じ高さの複数
の面から1つの広い面を生成し、カートンの積み付け位
置を決定することができる。このとき、これらの複数の
面は接している必要がなく、はみ出したりまたがったり
してもカートンの積み付けが可能となるので、積載効率
の良い積み付け計画の作成ができる。
【0034】図22は本発明の他の実施例の構成を示す
ブロック図である。同図において、仮想合成面生成部2
には分析再配置部14が設けられており、仮想合成面を
生成する前に合成対象となる面の位置を分析し、より広
い仮想合成面を生成できるように積み付けたカートンの
再配置を行うものである。
【0035】次にその動作を図23のフローチャートに
基づいて説明する。今、図24の外観図に示すような状
態でカートン13がパレット12上に配置されているも
のとする。この時のカートン管理情報部8、面管理情報
部9の状態を図25の説明図に示す。
【0036】先ず、ステップST18において、仮想合
成面生成部2は面管理情報部9の情報に基づき同じ高さ
で合計面積が最大となる面番号の集合を作り出す。ここ
では、面番号2、3、4の3つの要素を持つ高さ“30
0”の面の集合を作る。
【0037】そして、ステップST19において面の集
合の中から任意の面を1つ選択することができるか否か
を判断する。ここで、選択する面がないと判断されれ
ば、仮想合成面の生成は行わない。
【0038】選択する面がある場合、ステップST20
において、任意の面を1つ選択し、選択した面と残りの
面との位置関係をチェックし、2つの面の間がしきい値
以内であれば、その2つの面から仮想合成面を生成す
る。そして、分析再配置部14において合成する面の隣
り合う面にカートンを移動できるかどうか、つまりカー
トンの再配置の可能性をチェックする。
【0039】ここで、カートン再配置条件のチェックに
ついて図26の説明図に基づいて説明する。同図の状況
において、面番号3のカートンを積み付けた面と同じ高
さでかつ隣り合う面として面番号5が存在している。こ
れは図25に示すカートン管理情報部8、面管理情報部
9から判断することができる。この場合、面番号3の既
に配置したカートンを図27に示すように再配置するこ
とが考えられる。
【0040】このチェックの結果、カートンの再配置が
可能であれば、ステップST21においてカートンの再
配置を行う。次に、ステップST22において仮想合成
面を生成できるかどうかの判断を行い、合成ができなけ
ればステップST19の処理に戻る。これに対して、ス
テップST22の判断で仮想合成面の生成ができると判
断されれば、ステップST23に移り、複数の面を合成
してできた面を仮想合成面情報として仮想合成面情報部
10に登録する。
【0041】以上のような動作の結果、図24のような
状況であっても、分析再配置部14の動作に基づきカー
トンを再配置して同じ高さの複数の面からより広い1つ
の仮想合成面を生成することができるので、より効果的
にカートンの積み付け位置を決定することができ、積載
効率の良い積み付け計画の作成が可能となる。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の荷積位置決
定装置は同じ高さの複数の面が隣接していなくても1つ
の広い仮想合成面として設定し、カートンの積み付け位
置を決定するように構成したので、実在する面からはみ
出したり、面をまたがったりしてのカートンの積み付け
が可能になり、積載効率を向上させる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の一実施例の仕様入力部の動作を説明す
るためのフローチャート。
【図3】本発明の一実施例のカートン・パレット仕様情
報部の構造説明図。
【図4】本発明の一実施例のカートン管理情報部、面管
理情報部の構造説明図。
【図5】本発明の適用対象の初期状態における外観図。
【図6】本発明の一実施例のカートンの積み付け状態の
一例を示す外観図。
【図7】本発明の一実施例のカートン・パレット仕様情
報部の状態説明図。
【図8】本発明の一実施例のカートン管理情報部と面管
理情報部の状態説明図。
【図9】本発明の一実施例の仮想合成面生成部の動作を
説明するフローチャート。
【図10】本発明の一実施例の面間の位置関係のチェッ
クの説明図。
【図11】本発明の一実施例の仮想合成面の説明図。
【図12】本発明の一実施例の仮想合成面情報部の状態
説明図。
【図13】本発明の一実施例の積み付け位置計算部の動
作を説明するフローチャート。
【図14】積み付けの基本形の説明図。
【図15】本発明の一実施例の仮想合成面上へのカート
ンの積み付け例の外観図及び上方図。
【図16】本発明の一実施例の積み付け計算結果部の構
造説明図。
【図17】本発明の一実施例の落下判定部の動作を説明
するフローチャート。
【図18】本発明の一実施例の落下判定の第1の例の説
明図。
【図19】本発明の一実施例の落下判定の第2の例の説
明図。
【図20】図1の構成の積み付け情報管理部の動作を説
明するフローチャートである。
【図21】本発明の一実施例の積み付け情報管理部の動
作結果におけるカートン管理情報部と面管理情報部の状
態説明図。
【図22】本発明の他の実施例の構成を示すブロック
図。
【図23】本発明の他の実施例における仮想合成面生成
部と分析再配置部の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【図24】本発明の他の実施例のカートンの積み付け状
態の他の例の外観図。
【図25】本発明の他の実施例のカートン管理情報部と
面管理情報部の状態の説明図。
【図26】本発明の他の実施例のカートン再配置条件の
チェックの説明図。
【図27】本発明の他の実施例のカートンの再配置の説
明図。
【符号の説明】
1 仕様入力部 2 仮想合成面生成部 3 積み付け位置計算部 4 落下判定部 5 積み付け情報管理部 6 情報記憶部 7 カートン・パレット仕様情報部 8 カートン管理情報部 9 面管理情報部 10 仮想合成面情報部 11 積み付け計算結果部 12 パレット 13 カートン 14 分析再配置部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】方形の面上に積載すべき直方体のサイズ、
    重量、数量を方形のサイズと共に入力する仕様入力手段
    と、方形の上に存在する面の中から同じ高さの複数の面
    を合成して1つの仮想面を生成する仮想合成面生成手段
    と、存在する直方体の中から積み付け対象とするものを
    選択して前記仮想合成面生成手段により生成された仮想
    面に対して直方体の積み付け位置を計算する積み付け位
    置計算手段と、前記積み付け位置計算手段により計算さ
    れた積み付け位置で積み付けた直方体が落下しないかど
    うかを判定する落下判定手段と、前記積み付け位置計算
    手段と前記落下判定手段の処理結果に基づき直方体の積
    み付け位置を決定して方形の面の状態、残りの直方体の
    数量などの情報を更新する情報管理手段とを備えた荷積
    位置決定装置。
  2. 【請求項2】仮想合成面生成手段において複数の面を合
    成する前に同じ高さの面の位置を分析して面の元となる
    直方体を再配置することによってより広い仮想合成面を
    生成する分析再配置手段を備えた請求項1記載の荷積位
    置決定装置。
JP32797792A 1992-12-08 1992-12-08 荷積位置決定装置 Pending JPH06171756A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021215370A1 (ja) * 2020-04-21 2021-10-28 ファナック株式会社 ワークを積み上げる位置を設定する位置設定装置および位置設定装置を備えるロボット装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021215370A1 (ja) * 2020-04-21 2021-10-28 ファナック株式会社 ワークを積み上げる位置を設定する位置設定装置および位置設定装置を備えるロボット装置
JPWO2021215370A1 (ja) * 2020-04-21 2021-10-28

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