JPH0617091Y2 - ソナー用上下装置の緩衝板 - Google Patents

ソナー用上下装置の緩衝板

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JPH0617091Y2
JPH0617091Y2 JP1989031795U JP3179589U JPH0617091Y2 JP H0617091 Y2 JPH0617091 Y2 JP H0617091Y2 JP 1989031795 U JP1989031795 U JP 1989031795U JP 3179589 U JP3179589 U JP 3179589U JP H0617091 Y2 JPH0617091 Y2 JP H0617091Y2
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rotary shaft
circular plate
storage cylinder
transducer
buffer plate
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道彦 内田
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Kaijo Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は魚群探知機の送受波器の上下装置に於いて上下
パイプの保護用として、使用される緩衝板に関するもの
である。
(従来の技術) 魚群探知機用の上下装置は、船の出入港時又は、操業中
等、魚群探知を必要としない時は、船底より内部に、送
受波器2を、第2図の実線の位置に収納して置き、魚群
の探知、或いは、回転の状況を調べるときは、第2図の
鎖線の位置(船底下)に送受波器2をとび出させる方式
になっている。
操業中に、とび出した送受波器2が障害物に衝突したと
き上下用のパイプが曲がるのを防止する為、緩衝板1′
が装着されている。従来、この緩衝板1′は格納筒5の
内壁との間に5mm程度の間隙が設けられている。
その理由は、格納筒5を船底板6に溶接する際に溶接歪
みを生じ格納筒5の断面が真円ではなくなることによ
り、緩衝板1′の円周と格納筒5の内壁との間に間隙
(クリアランス)が必要となるためである。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このクリアランスがあるために、送受波
器2を使用位置に下げた状態で船舶が走行し、走受波器
2に使用負荷がかかりこれが大きくなると、上下パイプ
3および送受波器2が振動を起すという問題がある。
最近では、船の高速化、送受波器の大型化および走行雑
音を減す為、送受波器の突出量を大きくする傾向にある
ので従来より、より一層の振動対策が必要になってきて
いる。
対策としては、円筒形状の緩衝板1′の外周上に、合成
樹脂等の軟質の摺動板7を使用し、格納筒5の溶接歪み
に応じて、摺動板7と緩衝板1′の間にスペーサーを挿
入して、緩衝板1′と格納筒5の内壁との隙間を小さく
調整すればよいが装備時に手間がかかる。又隙間が狭す
ぎたりすると格納筒5の仕上内径寸法のばらつきによっ
て、狭くなっている所で、上下動作時に、硬くなり、上
下動作不良を生じるので、やはりある程度の隙間をどう
しても設けることになる。
本考案の目的は、上記従来技術の問題点に鑑み緩衝板の
周縁部に、格納筒の内壁と接するローラを複数個設けこ
のローラの一部の構造を工夫することにより、送受波器
を使用位置まで下げたときは、格納筒に歪みがあって
も、緩衝板が格納筒内に確実に固定され、且つ格納筒の
内径寸法に上下方向でのばらつきがあっても滑らかに上
下できるソナー用上下装置の緩衝板を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記の目的を達成するために次の手段構成を有
する。
即ち、本考案の緩衝板は、船底から船体内上方向へ凹円
筒状に設けられたソナー用送受波器格納筒の円筒軸位置
で上下することにより下端に取り付けられた送受波器を
格納筒内へ出し入れする上下パイプを送受波器の使用位
置まで下げたときの状態で格納筒の下端寄りの高さ位置
に、直径が格納筒の内径より内輪の寸法の円形板を水平
にして上下パイプが該円形板の中央を貫通するようにし
て上下パイプを取り付け、この円形板の円周近くにあっ
て円形板の中心を包囲する形になる複数の位置に円形板
面と平行で且つ円形板の半径方向と直角をなす軸方向を
有する固定回転軸を設け、この複数の固定回転軸の少な
くとも1つには更に該固定回転軸と平行な第2の回転軸
を有する可動アームを回動可能に取り付け、該アームに
作用して第2の回転軸を固定回転軸の高さと同じ高さに
維持するとともに第2の回転軸に上下方向の力が作用し
たときにはその方向への回動を許すが力が除去されたと
きには元の高さ位置へ復帰させるばね構造を有し、前記
他の固定回転軸および第2の回転軸には各回転軸と格納
筒の内壁との直近距離を半径とするローラを回転自在に
取り付けたことを特徴とするソナー用上下装置の緩衝板
である。
(作用) 以下、上記構成を有する本考案のソナー用上下装置の緩
衝板の作用を説明する。
本考案の緩衝板を有する上下装置において、送受波器を
使用位置まで下げた状態で各ローラが格納筒の内壁に接
するように設定することにより緩衝板は格納筒内で固定
される。この状態で船舶が走行した場合送受波器に走行
負荷が作用するがこの力の方向は上下パイプとほぼ直角
の方向であるためアームは回動せず各ローラは格納筒内
壁に接した状態を維持するので上下パイプ、緩衝板、送
受波器は振動しない。
一方、格納筒の円形が上下方向に一様でなく途中に、最
初にローラの位置を設定した位置の内径よりも狭い部分
があった場合、この部分を下から上へ移動するときには
ローラに下向き成分の力が作用しこれによりアームが支
持軸周りに下方へ回動し、ローラが緩衝板の半径方向で
引込んだ形となり無理なく通過しうる。狭い部分を通過
し終った後は押さえの弾性体の作用により、アームは元
の位置に復帰する。
以下に対して、狭い部分を上から下へ移動するときには
ローラに上向き成分の力が作用し、これによりアームが
支持軸周りに上方へ回動し、ローラが緩衝板の半径方向
で引込んだ形となりやはり無理なく通過し得る。通過後
アームが元の位置に復帰することも前述と同様である。
かくして、送受波器の使用位置では搭載船舶が走行して
も緩衝板、上下パイプおよび送受波器が振動することな
く、且つ、格納筒の内径が上下方向に一様でなく狭くな
っている部分があっても送受波器の上下移動(昇降)を
滑らかに行うことができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を参照して説明す
る。
第1図は本考案の緩衝板の実施例の構造図であり、図
(a)は平面図、図(b)は側面図である。
1は緩衝板、12はアーム可動ローラ、3は上下パイ
プ、14は固定ローラ、15は発条、16は可動アー
ム。Aは船首側として、B,Cは船尾側に配置したもの
を示すものである。緩衝板1は上下パイプ3に固定され
ている。アーム可動ローラ12と、固定ローラ14の1
個は最初から、格納筒5に、内接する位置で、緩衝板1
に固定して置き、残りの固定ローラ14は、装備時、船
底板に溶接された格納筒5の下端位置で、他のローラ2
個が、内接している状態で、格納筒5に、隙間なく内接
する寸法で、緩衝板1に固定(溶接)する。本固定方法
に依り、使用時(3箇所のローラが、格納筒下端位置に
ある)は、3個のローラが格納筒5に内接するのでクリ
アランスが小さくなり振れは小さくなる。又、上下動作
の際は、格納筒5の内径の不均一に応じて、自在に可動
アーム16が回動するアーム可動ローラ12を持つ構造
にすることにより、上下動作の不都合点を減することが
できる。
緩衝板1のアーム可動ローラ12は、発条15により、
絶えず格納筒5に内接するよう上下パイプ3と直角をな
す方向に戻る作用を与えるものである。緩衝板1は、上
下パイプ3に固定されているので、上下パイプ3と同時
に、格納筒5の下端から上部に向けて、規定ストローク
間を移動する。
移動の際格納筒の長手方向に、内径の不均一がある時、
可動アーム16が上下パイプ3の移動方向とは逆に回動
する為、クリアランスができたと同様の状態となり上下
動作が硬くなるのを防ぐことができる。水中探査の使用
中に於いては、緩衝板1上の格ローラが、格納筒5の下
端位置にあり、アーム可動ローラ12の可動アーム16
にかかる走行抵抗は、上下パイプ3の半径方向に作用す
る。
又緩衝板1が固定されている上下パイプ3は、使用位置
で、上下方向はロックされているので、アーム可動ロー
ラ12の可動アーム16に回転モーメントが作用せず可
動アーム16は、上下パイプ3に対し直角の方向を向い
た状態で、固定ローラの役目を果す。従って、使用時
は、3箇所のローラで緩衝板1が格納筒5の内側に固定
された状態となり、緩衝板1で固定されている上下パイ
プ3の振れは、従来より少なくすることができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案のソナー用上下装置の緩衝
板は、その周縁部に複数個のローラを設け、そのうち少
なくとも1個のローラは、支持軸周りに回動可能なアー
ムに回転軸を有し、該アームはローラに上下パイプと直
角方向をなす力が作用したときには回動せず、ローラに
上下パイプ方向の力が作用したときに上下に回動し、そ
の力が除去されたときには元の位置に復帰するように弾
性体(発条)で押さえるようにしたことにより、送受波
器の使用位置では搭載船舶が走行しても緩衝板、上下パ
イプ、送受波器が振動することなく、且つ、格納筒の内
径が上下方向で一様でなく狭くなっている部分があって
も送受波器の上下(昇降)を滑らかに行うことができる
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の緩衝板の実施例の構造図、第2図は格
納筒と緩衝板、送受波器の位置関係を示す図である。 1,1′……緩衝板、2……送受波器、3……上下パイ
プ、5……格納筒、6……船底板、7……摺動板、12
……アーム可動ローラ、14……固定ローラ、15……
発条、16……可動アーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】船底から船体内上方向へ凹円筒状に設けら
    れたソナー用送受波器格納筒の円筒軸位置で上下するこ
    とにより下端に取り付けられた送受波器を格納筒内へ出
    し入れする上下パイプを送受波器の使用位置まで下げた
    ときの状態で格納筒の下端寄りの高さ位置に、直径が格
    納筒の内径より内輪の寸法の円形板を水平にして上下パ
    イプが該円形板の中央を貫通するようにして上下パイプ
    を取り付け、この円形板の円周近くにあって円形板の中
    心を包囲する形になる複数の位置に円形板面と平行で且
    つ円形板の半径方向と直角をなす軸方向を有する固定回
    転軸を設け、この複数の固定回転軸の少なくとも1つに
    は更に該固定回転軸と平行な第2の回転軸を有する可動
    アームを回動可能に取り付け、該アームに作用して第2
    の回転軸を固定回転軸の高さと同じ高さに維持するとと
    もに第2の回転軸に上下方向の力が作用したときにはそ
    の方向への回動を許すが力が除去されたときには元の高
    さ位置へ復帰させるばね構造を有し、前記他の固定回転
    軸および第2の回転軸には各回転軸と格納筒の内壁との
    直近距離を半径とするローラを回転自在に取り付けたこ
    とを特徴とするソナー用上下装置の緩衝板。
JP1989031795U 1989-03-20 1989-03-20 ソナー用上下装置の緩衝板 Expired - Lifetime JPH0617091Y2 (ja)

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