JPH06169647A - 植物栽培器 - Google Patents

植物栽培器

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JPH06169647A
JPH06169647A JP4187413A JP18741392A JPH06169647A JP H06169647 A JPH06169647 A JP H06169647A JP 4187413 A JP4187413 A JP 4187413A JP 18741392 A JP18741392 A JP 18741392A JP H06169647 A JPH06169647 A JP H06169647A
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JP
Japan
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water
plant
pot
liquid
bowl
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JP4187413A
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English (en)
Inventor
Masanori Yoshinaga
正徳 吉永
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Individual
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

Landscapes

  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Greenhouses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 植物栽培器の水・湿度・温度・施肥管理を容
易にすることにより管理の手間を大幅に減らすとともに
植物を健全に育成する定置栽培を可能にする。 【構成】 鉢植え植物に水分を配分する給液溝盤を上端
部に付設した植木鉢を所定水位迄の滞水を留保せしめる
鉢皿に該植木鉢を滞水液面よりも高い位置に支持する鉢
受座に搭載・留置せしめて装設し且つ滞水の液面変動を
検知し該鉢植え植物に給液を指示するフローテイングス
イッチとシリンジ中の散逸霧水を捕捉する霧屏風及びそ
れを2枚以上組み合せて形成される温室器を備えている
ことを特徴とする植物栽培器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉢植え植物の栽培管理
を容易にし健全に育生する植物栽培器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉢皿は、図10の説明図に示す如
く、鉢植え植物を飾る玄関、出窓、床、テーブルなどや
周辺の什器備品類など(以下配設場所という)を給水時
に濡らし更に黴などで汚染せぬようにするための植木鉢
aの単なる受皿として使われており、植木鉢aに供給さ
れた水や液肥や植物活性物質溶液など(以下水分とい
う)は培地dを通り抜けて鉢底bに達し鉢穴cから流出
し鉢皿eに滞留する。
【0003】しかし、鉢皿eの滞水が植木鉢aに浸入し
て培地dの水切を阻害し、根の通気不良・酸素欠乏及び
根腐に伴なう罹病や衰弱による発育障害や立枯を起させ
るため給水の度に鉢水を切ってから鉢皿eに受けるか或
は別の受皿やポンプなどの排水器材を予め用意したり流
台に移動させて水切りをするなど水管理に手間と時間と
労力が掛っていた。しかし一般的には観賞期間が短いの
で鉢植え植物の受けるダメージが少ないこと、観賞後に
廃棄したり或は専門業者に管理委託することなどから実
用上十分であるためそのまま放置されていた。
【0004】上記従来方式の改善策として、図11の説
明図に示す如く植木鉢fを鉢皿kの上部に支持して鉢水
を切るとともに滞水による植木鉢fの浸水を防ぐ方法が
ある。gは偏心して設けられた鉢穴hを有する鉢底板で
あり、植木鉢fと鉢皿kは互に噛み合う嵌合凸起i,j
とにより鉢皿kの上縁部の全面を鉢底板gで遮蔽する形
で締結されて植木鉢fと滞水との接触が回避されてい
る。
【0005】この改善された方法によれば,培地の嫌気
雰囲気化が改善され根腐の発生も防げるが、鉢皿kの遮
蔽空間内の滞水は蒸散し難く光も入らないので水腐を起
し易く、また滞水量を目視し難いので給水時にこの腐水
が突然溢流して配設場所を汚染することが多かった。
【0006】従って鉢皿kの滞水の排除は水仕舞された
流台に運び傾斜させながら行なうか或は植木鉢fと鉢皿
kとの嵌合締結を解除して行なわざるを得ず滞水の動揺
による漏水が生じ易いことなどから配設場所の汚染は回
避し難く、またその後仕末に余分な手間と時間が掛るば
かりではなく、往々にして配設場所の汚染を避るために
鉢植え植物への給水が手控えられ勝にになり水不足及び
それに伴なう培地の換気不良などで植物の発育障害を招
くなどの問題点があった。
【0007】また、葉部からの蒸散を抑え根からの水分
吸収とのバランスを保つとともにハダニ類の発生を抑制
する葉水を打つシリンジはその都度植木鉢を流台に運ん
で行なわざるを得ないこと、植物の発育に適する空気中
の湿度と人体に好ましい湿度とは大きく乖離しており人
間の居住する冷暖房空間中に鉢植え植物に好ましい多湿
環境を共存させることが難しく株の乾燥による落花・落
蕾を防ぐためには小まめに置場所を移したり給湿せねば
ならないこと、熱帯・亜熱帯原産のカトレア、ファレノ
プシスなどの植物の冬越に大掛りな水仕舞をした大型の
温室設備やサンルームが必要になるなどから栽培種が限
定されるという問題点もあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、前記従来の植物栽培器においては鉢植え植物の管
理に手間と時間が掛るだけではなく健全に育成すること
が難しい点である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明は、鉢植え植物を受ける鉢皿が所定水位迄の滞
水を留保せしめる排水手段と植木鉢を滞水液面よりも高
い位置に支持し滞水蒸散空間を開展せしめる鉢受座を装
設する座受突起とを備えていることを特徴とする植物栽
培器と、鉢植え植物に水分を供給する回廊状の給液溝盤
が植木鉢の上端部に付設されていることを特徴とする植
物栽培器とである。
【0010】また、フローテイングスイッチが所定水位
迄の滞水を留保せしめる鉢皿に昇降可能に浮設されて鉢
植え植物の乾湿度を滞水水位の変動で推測し給水を指示
する給水管理機構を有することを特徴とする植物栽培器
である。
【0011】また、座受突起が滞水を留保する鉢皿を環
濠空間と遮水空間とに仕切る環状堤であることを特徴と
する植物栽培器と、鉢受座が遮水空間内に装設される送
風機と発熱体とからなる加温器に通気する吸気口と送風
口とを備えていることを特徴とする植物栽培器とであ
る。
【0012】また、植木鉢を回す回転機構が鉢受座に設
けられていることを特徴とする植物栽培器と、鉢皿内に
滞水表面の空気と水とを加温する気液ヒータが昇降可能
に浮設されていることを特徴とする植物栽培器とであ
る。
【0013】また、鉢植え植物に噴霧した葉水中の散逸
霧水を捕捉して鉢皿内に導入する半筒状に湾曲した衝立
状の霧屏風が鉢皿に立設されていることを特徴とする植
物栽培器と、2枚以上の霧屏風を互に向い合せに組み合
せて温室器が形成されていることを特徴とする植物栽培
器である。
【0014】また、鉢植え植物に水分を供給する給液装
置が希釈された植物養液を供給する払出弁の開閉機構と
被圧清水管から導入される清水を止める設置高さ調節可
能に付設されたフロート弁と導気管及び導液管を付設し
た濃厚養液ビンとからなる養液希釈器を備えていること
を特徴とする植物栽培器とである。
【0015】図1は本発明の第1実施例を示した説明
図,図2は図1の給液部の系統図、図3は図1の概略平
面図である。以下図1〜図3に基づいて説明する。1は
植木鉢であり上部に図示しない鉢植え植物に水、液肥及
び植物活性剤溶液などの水分を葉・芽・蕾・花部などを
濡すことなく短時間で均等に供給する回廊状の給液溝盤
5が一体成形されている。27は鉢皿であり所定水位迄
の滞水を留保せしめ且つ過剰分を排除する溢流管32
と、植木鉢1を滞水液面よりも高い位置に支持し且つ滞
水蒸散空間を開展せしめて装設する鉢受座11を挿入・
支持する座受突起28とを備えている。
【0016】2は中央部に防虫網を張った鉢穴3を持つ
鉢底板、4は培地、10は植木支柱85の下端部を固定
する支柱端子、7は溝内板6に複数設けられた配液口、
9は溝外板8に複数設けられた貫支柱端子であり給溝盤
5を下部で支えるストッパ86を備えた植木支柱85を
貫通・支持している。
【0017】12は上方に凸に湾曲した天板であり上部
に植木鉢1を留置する複数の挟鉢突起17と吸気筒14
を挿設する吸気口13と送風筒16を挿設する送風口1
5と鉢水を環濠空間29内に導入する庇板18とが設け
られている。
【0018】30は遮水性の環状堤をなす座受突起28
により鉢皿27内に環濠空間29と仕切り形成された遮
水空間であり、内部に送風機22と発熱体26とを備え
た加温器21が装設され鉢受座11でカバーされてい
る。23は送風機22を駆動する通風冷却手段を備えた
駆動装置である。19は吸気ガイド板、20は送気ガイ
ド板、24は吸込口25と吐気口を備えたファンケーシ
ングである。31は環濠空間29内に設けられてフロー
ティングスイッチ33を昇降可能に浮設するガイドポー
ルである。
【0019】34はフローテイングスイッチ33の頂部
に設けられた防水構造の下限スイッチである。滞水液面
が設定下限水位に達するとガイドポール31の先端部で
下限スイッチ34が自重押圧されて給液装置38に給水
指示し、また設定上限水位に達すると上限スイッチ35
が浮力押圧されて給液装置38に止水指示する。36は
浮力調整可能な浮体、37は湿度センサである。
【0020】なお、下限スイッチ34及び上限スイッチ
35はフロートで作動せしめるリミットスイッチであっ
てもよく、1個のスイッチをガイドポール31及び抑圧
固定担子で自重押圧及び浮力押圧させて給水・止水指示
するフローテイングスイッチであってもよい。
【0021】38は給液装置であり、給液槽39と制水
器45と給液ポンプ54と養液希釈器62と清水槽72
と清水ポンプ73と自動噴霧器74とを備えている。
【0022】給液槽39は図示しない調温器を備え、下
方に絞り込まれた狭隘空間部に制水器45と弁開閉器6
7とが立設され、給液ポンプ54の吸液管と返液管57
とが接続されている。55は仕切弁であり給液ポンプ5
4の吐出液を返液管57から給液管56に図示しないタ
イマーの時差操作で切り替える。なお返液管57からの
戻液によって給液槽39の貯留液をポンプ攪拌し給液溝
盤5に供給する水分の温度と養分濃度とを均一化する。
【0023】40は被圧清水Aを給液装置38に導入す
る清水管であり、元弁41と第1分水管42と第2分水
管43と図示しない可撓管を介し接続され且つフロート
弁64が付設された第3分水管44とが設けられてい
る。
【0024】制水器45は給液槽39の貯水液面変動に
追随し昇降する浮錘46及びそれと滑車50を介し紐鎖
47で連結懸衝された衝錘51と、設定下限液面で元弁
41を開き被圧清水Aを導入する導水スイッチ53と、
設定上限液面で元弁41を閉める止水スイッチ49とを
備えている。48は逃水口を有し浮錘46が昇降可能に
挿入されるガイド管、52は給液槽39の残液量を表示
する目盛を有し衝錘51が昇降可能に挿入されるガイド
溝である。
【0025】養液希釈器62は可撓部を持つ導気管59
と導液管60とが付設された濃厚養液ビン58と、濃厚
養液ビン58を転倒設置し液切を光及び/又は音で知ら
せる肥切表示器120に指示する計量スイッチを備えた
ビン受台61と、弁開閉器67と連動する払出弁63
と、第3分水管44と、フロート弁64の取り付け高さ
を調節する架体65とからなる。
【0026】上記第3分水管44から導入される被圧清
水Aは架体65で設定された上限水位に達するとフロー
ト弁64で止められる。他方、導液管60から導入され
る植物の濃厚養液は導気管59下端部の昇液面による水
封で止められる。
【0027】なお、濃厚養液の希釈倍率は、濃厚養液ビ
ン58の導気管59下端部と架体59の設置高さ、第3
分水管44及び導気管59の口径などを適宜調整するこ
とにより数10〜数100倍の範囲で任意に設定でき
る。
【0028】弁開閉器67は多数の細孔69を持つ逃水
器68と浮力調節可能な浮体70と給液槽39の狭隘部
に立設されて逃水器68を昇降可能にガイドする通液ガ
イド管71と中間部が支点で支えられ一端に逃水器68
と他端に排出弁63とを紐鎖で懸衝せしめた挺桿66と
からなる。
【0029】上記第2分水管43から導入される被圧清
水Aを受けて下降する逃水器68に引かれた挺桿66が
払出弁63を開き養液希釈器62内の希釈養液の全量を
給液槽39に払い出す。下降した逃水器68は該希釈養
液と第1分水管42及び第2分水管43とから導入され
る被圧清水Aを受けて急激に水位を高める給液槽39の
狭隘部の液面に押し上げられて浮上し払出弁63を閉め
る。
【0030】なお、払出弁63を導水スイッチ53と連
動する電磁弁にしてもよく、また制水器45は電磁式液
面センサであってもよく、更には元弁41の代りに制水
器45或は該電極式液面センサと連動させた清水ポンプ
73を使ってもよい。
【0031】72は図示しない温水器とフロート弁とを
備えた清水槽であり清水を自動噴霧器74に送る清水ポ
ンプ73の給水管が接続されている。75は溢流管、7
6は給液溝盤5に清水を送る送水管である。
【0032】77は排液装置であり、排液槽78と排液
導管79と制水器80とからなり、排液ポンプ81の吸
液管と返液管84とが接続されている。82は仕切弁で
あり、排液ポンプ81の吐出液を返液管84から排出管
83に図示しないタイマーの時差操作で切り替える。な
お、返液管84からの戻液によって排液槽78の貯留液
を攪拌し沈澱物とともに排出液Bとして排出管83から
排除する。
【0033】87は梁支柱であり、植木支柱85を水平
に環状連結するとともに、植木支柱85の間に適宜架設
されて鉢植え植物を結束・矯正する桁支柱88で補強し
て植物を保護する籠郭体を形成する。
【0034】89は温室器であり、鉢植え植物の葉・芽
・花・蕾部に給湿し且つ洗滌するシリンジ中の散逸霧水
を捕捉し環濠空間29内に導びく内側に湾曲した衝立状
の霧屏風90,103を向い合せに締結せしめて形成さ
れている。91,104はそれぞれ霧屏風90,103
の導水部であり、鉢皿27の滞水中に浸漬・懸架されて
いる。117は相フランジ様の接面板94,108を面
接・締結せしめる弾性クリップ状の締結溝板、92,1
06は矢羽根状に複数設けられた屏風押、105は接面
板94,108の締結面下のシール板である。
【0035】95は霧屏風90の下部に付設されて外気
を温室器89内に取り込む換気装置、109は霧屏風1
03の上部に付設されて温室器89内の空気を放出する
換気装置である。97,111は換気口、98,112
は防虫網、99,113は蓋板、100,114はヒン
ジ、101,115は挺桿、96,110は開閉器10
2,116を屏風押92,106に取り付ける取付座で
ある。124は植物栽培器の設置面である。
【0036】118,119は温室器89内の気温を検
知する温度センサ、121はナトリュームランプなどの
電灯又はグラスファイバや鏡などで導びいた太陽光を光
源とする照光器である。122は制御函空間123に収
納される集中制御器であり、図示しない受電器、安全器
及びタイマーなどが設けられ下限スイッチ34、上限ス
イッチ35、止水スイッチ49、導水スイッチ53、湿
度センサ37、温度センサ118,119及ビン受台6
1に付設の計量スイッチなどからの検値に基づき加温器
21,給液ポンプ54、排液ポンプ81、仕切弁55,
82、元弁41、開閉器102,116及び肥切指示器
120などを有機的に操作制御し温度・湿度・給排水・
施肥管理の自動化・無人化を計る。
【0037】以下作動について説明する。植物の株分,
定植,剪定及び矯正・整姿などの手入れが済んだ植木鉢
1を遮水空間30に装設した鉢受座11の天板12上に
搭載し挟鉢突起17で留置し鉢穴3から水が抜ける迄給
水し且つ環濠空間29内の滞水が所定水位に達する迄注
水した後に所定の栽培環境下に放置し植物が給水を必要
とするに至った時点の滞水液面の水位を確認し該水位で
下限スイッチ34が作動するように調節してフローティ
ングスイッチ33を浮設する。
【0038】なお、霧屏風90或は103を冷暖房の強
制気流又は隙間風や吹抜気流に対し半円筒状の凸面で対
向・立設せしめ気流直撃による鉢植え植物の温度・乾燥
障害を防ぐとともにその裏の凹面側に派生する乱気流に
促進されて蒸散する滞水からの湿分が渦気流に乗って葉
部に供給される。また、照光器121で日照・光量不足
を補い調整する。なお、冬期においては遮水空間30に
加温器21を装設するとともに、霧屏風90,103と
を締結して温室器89を形成し温度センサ118,11
9及び湿度センサ37を付設する。
【0039】上述の構成により、水の流れは次のように
なる。鉢植え植物の栽培環境下における乾湿強度に比例
して蒸散し葉部に給湿しながら減量し水位を下げる滞水
の設定下限液面で作動するフローティンクスイッチ33
に付設した下限スイッチ34で給液装置38に付設の給
液ポンプ54を始動する。給液ポンプ54の吐出液は返
液管57に送られて給液槽39の貯留液を混合攪拌した
後にタイマーの時差操作による仕切弁55の切替で給液
管56から給液溝盤5に送られ培地4との落差の小さな
配液口7から反射飛散水の発生が抑えられて均一且つ短
時間に給水される。
【0040】培地4に短時間で供給された十分量の水分
はピストンフローをなして降下し培地中の滞留ガスを斑
なく排除しつつ新しい空気を取り込み換気するとともに
根酸などの代織物質を流去して毛根部に十分な水,養分
及び酸素を均等に供給しながら防虫網を抜け鉢穴3から
天板12を伝い庇板18に導びかれ環濠空間29に流入
する。
【0041】また、葉部からの蒸散を抑制し根の給水力
とのバランスを調整するとともに葉面を洗滌し光合成能
を回復させるシリンジ中の飛散霧水は1枚の霧屏風90
或は103の湾曲面で捕捉され導水部91或は104に
導びかれて環濠空間29内に導入される。
【0042】環濠空間29に集まった水は滞水として留
保されるとともに所定水位以上の水は溢流管32で鉢皿
27から排出され排液導管79を伝い排液槽78に導入
されその総量が制水器80の設定上限液面に達すると排
液ポンプ81が起動されてその吐出液は返液管84に送
られて循環された後に仕切弁82のタイマー時差操作に
より排出管83から排出水Bとして排除される。
【0043】他方、温室器89内の気体の動きは次のよ
うになる。温室器89内の温度は温度センサ118,1
19で制御される。温度センサ119が設定下限温度を
検知すると送風機22の駆動装置23と発熱体26とに
通電され温室器89内の空気が循環加温される。温度セ
ンサ118が設定上限温度を検地すると発熱体26が停
められてからタイマーの時差操作により送風機22が停
止する。
【0044】温室器89内の湿度及び気温が湿度センサ
37及び温度センサ118の設定上限値に達すると蓋板
99,113が開かれるとともに送風機22が始動され
下部に設けた換気口97から外気が取り込まれ上部に設
けた換気口111から温室器89内の多湿暖気が放出さ
れる強制換気が行なわれる。なお、温室器89内の気温
が所定温度内にあっても湿度が設定上限湿度に達すると
蓋板99,113を開き外気を下方から侵入させるとと
もに多湿暖気を上方から放出させる自然換気法が行われ
る。なお、タイマー設定による定時換気も自然換気法で
行うが換気中に温室器89内の気温が下限温度に達する
と蓋板113を閉じるとともに送風機22及び発熱体2
6が始動する。
【0045】鉢植え植物の種類により異なる設定上限温
度・湿度及び設定下限温度などの管理条件の調整は集中
制御器122により行なわれる。また、加温器21、仕
切弁55,82及び換気装置95,109などの時差操
作及び定時スケジュール操作は集中制御器122に予め
インプットした手順で行なわれる。なお、下述の実施例
では作動の説明を省略する。
【0046】図4は本発明の第2実施例を示した説明
図、図5は図4のフローテイングスイッチ部の断面図、
図6は図4の概略平面図である。以下図4〜図6に基づ
いて説明する。126は円形の植木鉢125の側面に一
体成形された鍔様の胴周板を備えた支柱端子であり、植
木支柱85の下端部を固定している。130は鉢受座1
1の天板12上に3本以上付設された挟鉢突起であり、
該胴周板を受けるベアリング球を備え植木鉢125を回
転可能に留置している。なお、狭鉢突起130は水切開
口部を持つ環板又は環状スリット板で補強されたもので
もよい。
【0047】127は円形の給液溝盤5に回転可能に挿
設された円形の溝蓋であり、配液口7の開度を任意に調
節し配液速度・圧力を調整する摺動弁口128と長穴状
の注液口129とを備えている。
【0048】131は鉢皿であり、遮水性の環状堤をな
す座受突起28と、溢流開口部135と切水短管部13
4とを有する溢流管133と、溢流管133が鉢皿13
1の底板を貫通して立設される下方に開いた隆起部13
2とを備えている。
【0049】溢流管133は給液管56と、給液管56
を内管とし図示しない有孔スペイサで間隔を保つよう2
重管状に支持されたケーブル導管138とが挿設された
3重管構造になっている。139は飛水を受ける第1陣
笠136の下方にケーブル導入空間を形成するように設
けられた第2陣笠である。なお下限スイッチ34は溢流
管133の上端部に、上限スイッチ35は第2陣笠13
6の裏部に取り付けられている。
【0050】137は浮体36に筒管140を高さ調節
可能にネジ接合してなるフローテイングスイッチであ
り、上部においてはケーブル導管138に筒管140部
をガイドさせ下部においては溢流管133に通液口を有
する浮体突起143部をガイドさせて滞水液面変動に追
随・昇降させ下限スイッチ34と上限スイッチ35を触
担子141で開閉操作する。触担子141は筒管140
頂部に高さ調節可能に締結されている。なお、溢流管1
33を上方に延長して筒管140をガイドさせてもよ
い。
【0051】142は高さ調節ネジ部を被い飛水を受け
るストッパ、144は滞水の毛管現象による上昇を防ぐ
通液空間、145は浮体36の重心を下げ浮力を調節す
る安定錘、146は浮体36の浮力バランスを調節する
衝錘、147はケーブルを系外に引き出す導線チューブ
148を接続する導線ノズルである。
【0052】149は半円筒形の直胴板の上部に雪庇様
に迫り出したドーム庇を持つ霧屏風であり、該ドーム庇
の端部に別の半円筒形の衝立状の霧屏風156が襖様の
横引開閉可能に建て込まれる鴨居溝板150が設けられ
ている。151は屏風押であり、霧屏風149の転倒を
防ぐアンカープレート154を高さ調整しながら鉢皿1
31の下に差し込むスライド板153をボルト155で
締結せしめる長穴152が設けられている。158は霧
屏風156の導水部157の下端部にフランジ様に設け
た基底板、159は引手である。
【0053】なお、下限スイッチ34、上限スイッチ3
5、湿度センサ37、温度センサ118、119のケー
ブルはケーブル導管138から導線チューブ148を通
り集中制御器122に接続されている。また、触担子1
41は滞水面が導水部91,157の下端部より下がる
前にフローテイングスイッチ137の自重で下限スイッ
チ34を押し又滞水面が溢流開口部135に達する前に
フローテイングスイッチ137の浮力で上限スイッチ3
5を押すように調節されて取り付けられる。
【0054】160は換気指示器であり、湿度センサ3
7及び温度センサ118に連動し温室器89の換気を光
及び/又は音で表示し霧屏風156の開放を指示する。
161,162は温室器89を形成する2板の霧屏風1
49,156が重なり合うシール部であり、163は温
室器89の換気及び/又はシリンジのために霧屏風15
6を回転させて閉空間を開放する時の回転方向を示す矢
印である。
【0055】なお、温室器89は円筒形の導水部と半円
筒形の直胴部とドーム庇とを備えた霧屏風とその側面に
蝶番で外開可能にシール締結されるか或は襖開可能に建
て込まれる半円筒形の直胴部を備えた別の霧屏風とで形
成されてもよい。
【0056】図7は本発明の第3実施例を示す説明図で
あり、164は素焼・陶器又は樹脂製などの植木鉢であ
る。165は培地4に脚板167を挿入・支持させて植
木鉢164の上端部に懸架した給液溝盤であり、溝底板
に配液口166が複数設けられている。168は鉢受座
11の天板12上に設けられた挟鉢突起であり、植木支
柱85の下端部を固定するとともに植木鉢164を拘置
している。
【0057】169は鉢皿であり、遮水性の環状堤をな
す座受突起28とフローテイングスイッチ137を浮設
するケーブル導管138と溢流水を排液槽78に導出す
る排出チューブ171が接続される溢流ノズル170と
を備えている。172は排液装置であり、排出チューブ
171が接合される排液ノズル173を備えている。
【0058】ケーブル導管138は図示しない有孔スペ
イサを管外面に備えた給液管56を内管とした2重管に
昇降可能に浮設されたフローテイングスイッチ137を
ガイドする。なお、下限スイッチ34、上限スイッチ3
5、湿度センサ37及び温度センサ118,119のケ
ーブルはケーブル導管138から鉢皿169の底板下部
沿いに引き出され集中制御器122に接続されている。
【0059】174,176は上部に湾曲した半円筒形
の霧屏風であり、175は霧屏風174の頂部に設けら
れた冠短管、177は冠短管175に回転可能に挿入さ
れる冠凸起であり霧屏風176の頂部に設けられてい
る。178は温室器89を形成する霧屏風174,17
6の重合シール部、179はキャッフである。
【0060】図8は本発明の第4実施例を示す説明図で
あり、180は給液溝盤5と支柱端子10と嵌合凸起1
83とが一体成形された植木鉢である。182は鉢底板
181に偏心して複数設けられた鉢穴である。184は
3本以上の脚柱で構成された鼎様の鉢受座であり、上方
に凸に湾曲した天板185の頂部の嵌合凸起183と互
に噛み合う嵌合凸起186により植木鉢180と締結さ
れている。
【0061】187は鉢皿であり、遮水性の環状堤をな
す座受凸起28と浮設したフローテイングスイッチ13
7をガイドするケーブル導管138と排出弁を備えたL
字形の排液管189がシールジョント190でコック様
回転可能に接合される排液ノズル188とが設けられて
いる。
【0062】なお、鉢受座184は鼎様の脚柱台に限定
されるものではなく有孔板でも無孔板であってもよく、
鉢皿187は全底面に遮水性底板を有し且つ3本以上の
柱で構成された座受突起を備えたものであってもよく、
排液ノズル188は鉢皿187を溢流堰で仕切って形成
せしめた溢流升の下部に設けてもよい。
【0063】191は環濠空間29内に浮設され滞水表
面の空気と水とを加温する気液ヒーターであり、192
は図示しないケーブルが接続された発熱体と傾斜すると
接点が切れる図示しない傾斜スイッチを備えた浮体19
3と安定錘194とが設けられている。195は植木鉢
180を搭載した鉢受座184を回転可能に支持する軸
柱196を備えた皿敷板である。なお軸柱196は天板
185の中央下部に設けてもよい。
【0064】霧屏風197,199は下端部にフランジ
様の屏風押198,200を備え半円筒形の直胴板の上
部に半球形の湾曲部を持ち頂部の相フランジ様の接面板
94,108を弾性クリップ様の締結溝板117で締結
されて図示しない換気装置を備えた温室器を形成してい
る。なお屏風押198,200は皿敷板195に装脱着
可能に締結してもよい。
【0065】201は給液指示と換気指示をそれぞれ異
なる光及び/又は音で示す水湿管理器である。
【0066】図9は本発明の第5実施例を示す説明図で
ある。202は植木鉢であり、支柱端子10と鉢底板と
共用の上方に凸に湾曲した天板203と植木鉢202の
荷重を支える安定板206とが一体成形されている。2
04は植木鉢202の側面に設けられた鉢穴である。
【0067】207は培地4上に置かれた給液溝盤であ
り、208は脚部209を備えた溝内板、210は複数
の配液口211を備えた溝底板、212は溝外板であ
る。213は鍔板であり、給液溝盤207を下部から支
持するストッパ86を有する植木支柱85を貫通せしめ
る3個以上の支柱貫通孔214が設けられている。
【0068】215は天板203を受けて鉢受座205
を支持する隆起部216を座受突起として備えている鉢
皿であり、給液管56を内管とし浮設されたフローテイ
ングスイッチ137をガイドする2重管状のケーブル導
管138及びそれに連なりケーブルを鉢皿215の底部
沿に導出する半小径管状の導線溝217と図示しない排
液槽に溢流液を導出する排液管219を接続する溢流ノ
ズル218とを備えている。なお給液管56は図示しな
い給液装置に接続されている。
【0069】220はポータブル型のスタンド224に
浮設され図示しないケーブルが接続された気液ヒータで
あり、221は発熱体、222は浮体、223は鉢底板
に接すると、通電回路を切る着床スイッチである。
【0070】225,240は高さ調節可能な霧屏風で
あり、226,233は半円筒形の屏風脚、228,2
35は半円筒形の屏風胴、231,238は半球形の屏
風頭、227,229,230,232,234,23
6,237,239は半割フランジ様の接合板である。
【0071】なお屏風脚226,233及び/又は屏風
胴228,235はそれぞれ一体成形の円筒形であって
もよい。
【0072】上記図1乃至図9の実施例において、同一
部分は同一符号を符した。本発明は上記実施例のみに限
定されるものではなく、上記第1実施例乃至第5実施例
の植物栽培器を構成する給液溝盤、植木鉢、鉢受座、鉢
皿、霧屏風、温室器の形状は長円、楕円などの各種円形
及び/又は各種多角形であってもよく、またそれ等の型
式は鉢植え植物の種類・丈高・成長段階に応じて適宜組
み合せを替えてもよい。
【0073】また、上記植物栽培器の配置場所や季節に
応じて、例えば夏期の栽培においては温室器・加温器・
気液ヒータ・温度センサ・湿度センサ・照光器などを適
宜取り外してもよい。
【0074】また鉢受座に搭載される植木鉢及び給液溝
盤の数は複数であってもよく、フローテイングスイッチ
をポータブル型のスタンドに浮設しても或は電極式液面
センサに代えてもよく、上限スイッチを外してもよく、
気液ヒータを鉢皿に設けたガイドポールに浮設してもよ
く、滞水の排水手段はサンホン管であってもよくその他
本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得る
ことは勿論である。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば (1) 給液溝盤を植木鉢の上端部に設け、水分を落差の小
さな低位置から培地に均等に配給できるので、病原性土
壌細菌・ウィルス類を含む培地からの反射飛散水に起因
する葉・茎・芽・花・蕾部の罹病・腐植の発生を回避で
きるばかりではなく、幼芽分化・開花期に芽・蕾・花部
を濡すことなく給水できるので葉蒸・葉温低下・病原菌
の伝播などに起因する発育障害の発生を抑制することが
できる。 (2) 排水手段を鉢皿に設け所定水位以上の水を常に定置
排出できるので、給水時に溢流水で配置場所を濡らし汚
染させたりその後仕末をすることも流場へ移動させる必
要もなく、水管理に掛る手間と時間が省けるとともに重
量があり移動の難しい大型の植物の栽培も極めて容易に
なる。 (3) 鉢受座を設け植木鉢と滞水との接触を絶ち植木鉢の
水切を改善するとともに培地への滞水浸入を防いで鉢植
え植物を常に好気的培地環境下で育生できるので、嫌気
性病原菌に起因する根腐の発生を抑制することができ
る。 (4) 上記(1) 〜(3) の如く、排水手段が設けられた鉢皿
に装設される鉢受座に搭載され且つ給液溝盤を備えた植
木鉢なので、配設場所の汚染を気にすることなく十分な
水分を短時間で均等に植物に供給することが可能になる
ため、培地中をピストンフローで下降する流液層を形成
せしめ鉢内の酸素の欠しい滞留ガスを一気に排除し新し
い空気と置換するとともに根部に十分な水分・養分・酸
素を斑なく供給し且つ培地中に蓄積される生物代謝物質
を流去して根の健全な育生を計ることができる。 (5) フローテイングスイッチが鉢受座で蒸散空間を広く
開展し植物・培地の乾燥に比例して蒸散・減少するよう
にした鉢皿の滞水中に浮設されているので、滞水量を検
知することにより鉢植え植物に適正なタイミングで給水
することができるばかりではなく、配設場所の乾燥強度
に応じ蒸散・上昇する湿分が葉部に供給されるので給水
給湿不足に起因する乾燥障害を防ぐとともに滞水液面か
らの反射光及び湿度を嫌うダニ類の着生を抑制すること
ができる。 (6) シリンジ中の散逸霧水を捕捉し鉢皿に導びく霧屏風
が立設されているので、シリンジを鉢植え植物の移動や
覆掛をすることなく適宜定置のまま行なえるため手間と
時間が大幅に省けるばかりではなく、塵及び糖類・集合
フエロモンなどの生物分泌・代謝物質を洗滌・除去して
光合性能を回復せしめるとともにダニ類の繁殖に起因す
る植物体の衰弱・罹病を防ぐことができる。 (7) 該霧屏風が冷暖房気流及び風に凸面で対向・立設さ
れるので気流直撃による温度・乾燥障害を抑制すること
ができ、また内の凹面側に派生にする乱気流に促進され
る滞水からの蒸散湿分が渦気流で葉部に均一に供給され
る自然給湿が気流・乾燥強度に応じ適切に行なわれるの
で更に効果的に植物の乾燥障害の発生を防ぎ保護するこ
とができる。 (8) 霧屏風同志を組み合せることにより下部が水封され
且つ水仕舞されたコンパクトな温室器を随時簡単に形成
できるので、鉢植え植物を移動させることなく低温・乾
燥障害から守ることができる。 (9) 該温室器に換気手段と換気指示機構とを設け鉢植え
植物の温度・湿度管理を極めて容易にしているので栽培
可能な植物種の範囲を大幅に広げることができる。 (10)該温室器が一面又は全面を光を内側に反射する霧屏
風で形成することができるので照光器の光源を小さくし
発熱量を下げるとともに省エネルギー化を計ることがで
きる。 (11)気液ヒータが設けられているので短時間に給湿・加
温ができる。 (12)鉢皿の遮水空間内に送風機と発熱体とを備えた加温
器が装設されているので、温室器を極めて簡単にコンパ
クトで昇温・給湿効果が高く制御性に優れた強制通風式
の循環暖房温室器にすることがてきる。 (13)植木鉢の回転機構が設けられているので、鉢植え植
物の剪定・整姿などの手入れが容易になるばかりではな
く日照・照光及びシリンジ斑の発生を防ぎ株の均一成長
を計り草樹形を整えて観賞・装飾価値を高めることがで
きる。 (14)肥切表示器を付設した養液希釈器が給液装置に設け
られ鉢植え植物の種類・発育状況・気候条件に合せて養
分濃度を数1,000 〜数10,000倍の希釈範囲で任意の濃度
に安定調整して給水することができ、また肥切を防止で
きるため鉢植え植物の施肥管理が極めて容易に行なえる
ので、植物を手間を掛けず健全に育生することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る説明図である。
【図2】図1の給液部の系統図である。
【図3】図1の概略平面図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る説明図である。
【図5】図4のフローテイングスイッチ部の断面図であ
る。
【図6】図4の概略平面図である。
【図7】本発明の第3実施例に係る説明図である。
【図8】本発明の第4実施例に係る説明図である。
【図9】本発明の第5実施例に係る説明図である。
【図10】従来法の概略断面図である。
【図11】従来法の改良法を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 植木鉢 125 植木鉢 164 植木鉢 180 植木鉢 202 植木鉢 5 給液溝盤 165 給液溝盤 207 給液溝盤 11 鉢受座 184 鉢受座 205 鉢受座 21 加温器 27 鉢皿 131 鉢皿 169 鉢皿 187 鉢皿 215 鉢皿 28 座受突起 29 環濠空間 30 遮水空間 33 フローテイングスイッチ 137 フローテイングスイッチ 38 給液装置 62 養液希釈器 77 排液装置 89 温室器 90 霧屏風 103 霧屏風 149 霧屏風 156 霧屏風 174 霧屏風 176 霧屏風 197 霧屏風 199 霧屏風 225 霧屏風 240 霧屏風 95 換気装置 109 換気装置 122 集中制御器 191 気液ヒータ 220 気液ヒータ 196 軸柱 a 植木鉢 f 植木鉢 e 鉢皿 k 鉢皿 A 被圧清水 B 排出液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01G 27/00 A 8502−2B

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉢植え植物を受ける鉢皿が所定水位迄の
    滞水を留保せしめる排水手段と植木鉢を滞水液面よりも
    高い位置に支持して滞水蒸散空間を開展せしめる鉢受座
    を装設する座受突起とを備えていることを特徴とする植
    物栽培器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の植物栽培器において、鉢
    植え植物に水分を供給する回廊状の給液溝盤が植木鉢の
    上端部に付設されていることを特徴とする植物栽培器。
  3. 【請求項3】 フローティングスイッチが所定水位迄の
    滞水を留保せしめる鉢皿に昇降可能に浮設されて鉢植え
    植物の乾湿度を滞水の変動水位で推測し給水を指示する
    給水管理機構を有することを特徴とする請求項1及び請
    求項2記載の植物栽培器。
  4. 【請求項4】 座受突起が滞水を留保する鉢皿を環壕空
    間と遮水空間とに仕切る環状堤であることを特徴とする
    請求項1,請求項2及び請求項3記載の植物栽培器。
  5. 【請求項5】 鉢受座が遮水空間内に装設される送風機
    と発熱体とからなる加温器に通気する吸気口と送風口と
    を備えていることを特徴とする請求項1,請求項2,請
    求項3及び請求項4記載の植物栽培器。
  6. 【請求項6】 植木鉢を回す回転機構が鉢受座に設けら
    れていることを特徴とする請求項1,請求項2,請求項
    3,請求項4及び請求項5記載の植物栽培器。
  7. 【請求項7】 鉢皿内に滞水表面の空気と水とを加温す
    る気液ヒータが昇降可能に浮設されていることを特徴と
    する特許請求の範囲請求項1〜請求項6のいずれか1つ
    の項に記載の植物栽培器。
  8. 【請求項8】 鉢植え植物に噴霧した葉水中の散逸霧水
    を捕捉して鉢皿内に導びく半筒状に湾曲した衝立状の霧
    屏風が該鉢皿に立設されていることを特徴とする特許請
    求の範囲請求項1〜請求項7のいずれか1つの項に記載
    の植物栽培器。
  9. 【請求項9】 2枚以上の霧屏風を互に向い合せに組み
    合せて温室器が形成されていることを特徴とする特許請
    求の範囲請求項1〜請求項8のいずれか1つの項に記載
    の植物栽培器。
  10. 【請求項10】 鉢植え植物に水分を供給する給液装置
    が希釈された植物養液を供給する払出弁の開閉機構と被
    圧清水管から導入される清水を止める設置高さ調節可能
    に付設されたフロート弁と導気管及び導液管を付設した
    濃厚養液ビンとからなる養液希釈器を備えていることを
    特徴とする特許請求の範囲請求項1〜請求項9のいずれ
    か1つの項に記載の植物栽培器。
JP4187413A 1992-06-23 1992-06-23 植物栽培器 Pending JPH06169647A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016220593A (ja) * 2015-05-28 2016-12-28 タカノ株式会社 植物観賞装置
CN112385441A (zh) * 2020-11-18 2021-02-23 修水县金丝皇菊农业开发有限责任公司 —种菊花种植用培育装置
CN113317086A (zh) * 2021-07-02 2021-08-31 广西壮族自治区农业科学院 一种甘蔗实生苗培育装置
CN114731918A (zh) * 2022-05-18 2022-07-12 海南省农业科学院粮食作物研究所 一种盆栽甘薯栽培方法

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