JPH0616883Y2 - ライダー用保護具 - Google Patents

ライダー用保護具

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JPH0616883Y2
JPH0616883Y2 JP14175188U JP14175188U JPH0616883Y2 JP H0616883 Y2 JPH0616883 Y2 JP H0616883Y2 JP 14175188 U JP14175188 U JP 14175188U JP 14175188 U JP14175188 U JP 14175188U JP H0616883 Y2 JPH0616883 Y2 JP H0616883Y2
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JP
Japan
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rider
helmet
neck guard
shoulder
protective
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP14175188U
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English (en)
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JPH0261929U (ja
Inventor
恵介 菱川
Original Assignee
株式会社邑輝総研
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はオートバイ転倒時にライダーを守るライダー用
保護具にかんするものである。
(従来の技術と考案が解決しようとする課題) オートバイレース時やモータサイクル乗車時に転倒し、
ライダーが頭から路面に撃突する場合に、頸椎が損傷し
たり、骨折したりすることがしばしば生じる。
このような傷害からライダーを保護するものは現在開発
されていない。本考案はライダーの運転動作を妨げるこ
となく、転倒時には頸椎を保護できるライダー用保護具
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記目的を達成するため、ライダーウェアの肩
部に肩部固定板を固定し、この肩部固定板にヘルメット
と相対動可能でヘルメットの接近動を規制するネックガ
ード部材を設けたことを特徴とする。
(作用) オートバイ転倒時にライダーが頭から路面に撃突した場
合、衝撃力はヘルメットに作用するが、これによりヘル
メットがネックガード部材に接近すると同時にその動き
はネックガード部材によって受止められる。
従って前記衝撃力の大部分はネックガード部材、肩部固
定板、ライダーウェアを介してライダーの肩によって受
止められ、頸椎に加わる衝撃力を大幅に軽減することが
できる結果、頸椎の損傷や骨折を防ぐことができる。
又ネックガード部材とヘルメットとの間には相対動が許
容されているので、ライダーの運転動作を拘束しない。
(実施例) 第1図ないし第5図に示す実施例は、鎖骨保護用の保護
具Aと頸椎保護用の保護具Bとを備えたライダーウェア
に係るものである。
ライダーウェア1の背面には左右の肩甲骨を保護する保
護板2、2が固定されている。この保護板2はポリカー
ボネード、アクリルなどからなる硬くて強度のある基板
3と、その周囲に装着されたゴム、発泡樹脂などのクッ
ション性のあるクッション材4とを備えている。そして
第5図に示すようにビス5、5を用いて保護板2はライ
ダーウェア1の背面に固定されている。
左右の保護板2、2はこれらの接近動を規制する連結部
材6で連結されている。この連結部材6はシリンダ7、
左右の1対のピストン8、8、夫々のピストンにユニバ
ーサルジョイント9を介して一端が接続されるピストン
ロッド10からなる。ピストンロッド10の他端は夫々保護
板2の基板3中央に一体成形されたボス部11にボルト12
を用いて固定状態に接続されている。前記シリンダ7の
両端部13、13は開放され、ピストンロッド10の上下左右
の一定範囲の動きを可能にすると共に、空気の流通を自
由にしている。又前記両端部13、13にはピストン8が外
部に抜け落ちないようにし、且つピストンロッド10の動
きを所定範囲に規制するストップリング14が螺着されて
いる。両ピストン8、8には、両ピストン8、8間に形
成される空間15と外部とを連通する細孔16が設けられて
いる。
前記1対の保護板2、2及び連結部材6によって構成さ
れる鎖骨保護用の保護具Aは、次のような作用を営む。
オートバイ転倒時に、例えばライダーが左肩から路面に
撃突したとすると、その際の衝撃力は左側の保護板2に
作用し、これを右側へ移動させようとする。このとき左
側のピストン8はシリンダ7内を右側に移動しようとす
るが、空間15を介して右側のピストン8がその移動を規
制する。右側のピストン8はピストンロッド10を介して
右側の保護板2によって支持されているからである。こ
のようにライダーの転倒時には連結部材6によって左右
の保護板2、2の接近動が規制され、且つ両保護板2、
2はライダーウェア1に固着されているので、前記衝撃
力は両保護板2、2を介して両肩甲骨で支持されること
になる。肩甲骨は骨折しにくく、又鎖骨に加わる衝撃力
を大幅に軽減するので、鎖骨の骨折を防ぐことができ
る。
又前記衝撃力はシリンダ7内の空間に存在する空気の圧
縮、及びピストン8に設けた細孔16からの空気の流出に
よって緩衝されるので、肩甲骨及び鎖骨の保護に都合が
よい。
更にピストンロッド10の端部がピストン8にユニバーサ
ルジョイント9を介して接続されていること、ピストン
8のシリンダ7に対する移動が細孔16の働きによってあ
る程度自由なことによって、左右の保護板2、2間の相
対動もある程度自由となり、ライダーの運転動作に対す
る拘束力を弱めている。又連結部材6は両保護板2、2
間の間隔を自由に調整できるように構成されているの
で、各ライダーの体形に適合する位置に両保護板2、2
を配することができる。
前記保護板2の形状、材質は上記実施例に示すものに限
定されず、例えばその基板3を軽合金製のものとするこ
とができる。又連結部材6として、シリンダ・ピストン
形式のもの以外を用いることができ、要は両保護板2、
2をこれらの接近動を規制するようにして連結するよう
に構成されているものを連結部材6として用いればよ
い。なお、実施例に示すシリンダ・ピストン形式の連結
部材6と同様の作用を営むものとして、圧力が加わらな
いときはある程度の柔軟性があり、衝撃による圧力が加
わると硬化して両保護板2、2の接近動を規制する樹脂
(ポリウレタン、シリコン系の可塑剤を主成分とする衝
撃硬化樹脂などが知られている。)を用いた連結部材6
がある。
各保護板2、2にはネックガード部材21が立設固定され
ている。このネックガード部材21はポリカーボネード、
軽合金などの強度・剛性を備えた杵状体で形成され、そ
の下端部でビス22、22を用いて前記保護板2に固定され
ている。このネックガード部材21の上端部は二股部23と
なっていて、ヘルメット24の後縁部25に相対動可能に係
合している。なお、ネックガード部材21を保護板2に一
体形成することも可能である。
前記1対の保護板2、2及び1対のネックガード部材2
1、21によって構成される頸椎保護用の保護具Bは、次
のような作用を営む。
オートバイ転倒時にライダーが頭から路面に衝突した場
合、衝撃力はヘルメット24に作用し、ヘルメット24を肩
の方へ移動させようとする。このとき頸椎がこの力に対
向しようとするが、衝撃力が大きい場合これを損傷した
り骨折させたりする。ところが本実施例の場合、ヘルメ
ット24の肩方向への移動はネックガード部材21、21によ
って受け止められ、ネックガード部材21、21は保護板
2、2及びライダーウェア1によってライダーの肩によ
って支持されるので、衝撃力の大部分はネックガード部
材21、21側に作用することになる。この結果、頸椎に加
わる衝撃力を大幅に軽減することができ、頸椎の損傷や
骨折を防ぐことができる。
又ネックガード部材21、21とヘルメット24との間には相
対動が許容されているので、ライダーの運動動作を拘束
しない。
上記実施例は1対の保護板2、2で肩部固定板を構成し
ているが、この肩部固定板は両肩にまたがる形状の1枚
板であってもよい。又同様にネックガード部材21も単数
で可能であり、ヘルメット24の後縁部25に相対動可能に
係合する係合部も二股部23に限定されない。更には、既
述の衝撃硬化樹脂を主要構成部材としてネックガード部
材21を構成し、これでヘルメット24の後縁部25と肩部固
定板とを連結してもよい。
(考案の効果) 本考案によれば、オートバイ転倒時にライダーの頸椎を
保護することができ、ライダーの運転動作を妨げないラ
イダー用保護具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はライダーの背中
側を示す正面図、第2図はその側面図、第3図は要部の
一部切欠正面図、第4図はその側面図、第5図はその一
部切欠平面図である。 1……ライダーウェア 2……肩部固定板(保護板) 21……ネックガード部材 24……ヘルメット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ライダーウェアの肩部に肩部固定板を固定
    し、この肩部固定板にヘルメットと相対動可能でヘルメ
    ットの接近動を規制するネックガード部材を設けたこと
    を特徴とするライダー用保護具。
JP14175188U 1988-10-29 1988-10-29 ライダー用保護具 Expired - Lifetime JPH0616883Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14175188U JPH0616883Y2 (ja) 1988-10-29 1988-10-29 ライダー用保護具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14175188U JPH0616883Y2 (ja) 1988-10-29 1988-10-29 ライダー用保護具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0261929U JPH0261929U (ja) 1990-05-09
JPH0616883Y2 true JPH0616883Y2 (ja) 1994-05-02

Family

ID=31407096

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JP14175188U Expired - Lifetime JPH0616883Y2 (ja) 1988-10-29 1988-10-29 ライダー用保護具

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JPH0261929U (ja) 1990-05-09

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