JPH0616832Y2 - 自動車用ゴミ袋吊り下げ器の取付け構造 - Google Patents
自動車用ゴミ袋吊り下げ器の取付け構造Info
- Publication number
- JPH0616832Y2 JPH0616832Y2 JP1989065300U JP6530089U JPH0616832Y2 JP H0616832 Y2 JPH0616832 Y2 JP H0616832Y2 JP 1989065300 U JP1989065300 U JP 1989065300U JP 6530089 U JP6530089 U JP 6530089U JP H0616832 Y2 JPH0616832 Y2 JP H0616832Y2
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- Japan
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- backrest
- view
- hook
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- Passenger Equipment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車の左右の前部座席の各々に袋保持器を
取り付けた自動車用ごみ袋吊り下げ器の取付け構造に関
する。
取り付けた自動車用ごみ袋吊り下げ器の取付け構造に関
する。
従来の自動車用ごみ袋吊り下げ器には、私の考案した実
開昭64−14701号公報記載のものがある。これ
は、左右の前部座席の間の背もたれの側面に各々、フッ
ク状又は茸状の袋保持器を取り付け、それに買物をした
時に品物を入れてもらうビニール製手下げ袋に2つある
取手をそれぞれ掛け、これをごみ袋として使用するもの
である。左右の袋保持器にそけぞれ取手を掛けることに
より、前後左右のいずれの席からもごみを入れ易い位置
にビニール製手下げ袋の口を開口せしめる機能を持って
いる。しかし、ビニール製手下げ袋の取手の開きに余裕
があるので、左右の座席のリクライニング角度の差がそ
れ程大きくない時は問題ないが、特に小型、中型のビニ
ール製手下げ袋を使用した場合、片側の背もたれを大き
くリクライニングさせようとすると、左右の袋保持器の
間に吊り下げられたビニール製手下げ袋の大きさによっ
て、2つの取手が一杯に開ききった位置で、背もたれが
それ以上動かなくなってしまうことがあった。又、不用
意に勢いよくリクライニングさせると、ビニール製手下
げ袋を破損してしまう恐れすらあった。それを防ぐため
には、そうなる前に、一々、片側の袋保持器から取手を
外さなければならず、一旦取手が左右の袋保持器の間で
張ってしまってからでは袋保持器から外すことが出来な
いので、一度背もたれを元に戻してから、取手を外し、
それからまた、背もたれをリクライニングし直すという
煩雑さまであった。又、2ドア車では、後部座席に乗り
込むために前部座席の背もたれを前に倒さなければなら
ないが、その時、ビニール製手下げ袋が左右の袋保持器
に掛けられていると、ビニール製手下げ袋の大きさによ
って限界の開きになった位置で取手が張ってしまい、そ
れ以上、背もたれを倒すことが出来なくなった。そのた
めに、一旦前部座席に乗り込むか、体を無理に中に乗り
入れて片側の取手を外さなければならない欠点があっ
た。
開昭64−14701号公報記載のものがある。これ
は、左右の前部座席の間の背もたれの側面に各々、フッ
ク状又は茸状の袋保持器を取り付け、それに買物をした
時に品物を入れてもらうビニール製手下げ袋に2つある
取手をそれぞれ掛け、これをごみ袋として使用するもの
である。左右の袋保持器にそけぞれ取手を掛けることに
より、前後左右のいずれの席からもごみを入れ易い位置
にビニール製手下げ袋の口を開口せしめる機能を持って
いる。しかし、ビニール製手下げ袋の取手の開きに余裕
があるので、左右の座席のリクライニング角度の差がそ
れ程大きくない時は問題ないが、特に小型、中型のビニ
ール製手下げ袋を使用した場合、片側の背もたれを大き
くリクライニングさせようとすると、左右の袋保持器の
間に吊り下げられたビニール製手下げ袋の大きさによっ
て、2つの取手が一杯に開ききった位置で、背もたれが
それ以上動かなくなってしまうことがあった。又、不用
意に勢いよくリクライニングさせると、ビニール製手下
げ袋を破損してしまう恐れすらあった。それを防ぐため
には、そうなる前に、一々、片側の袋保持器から取手を
外さなければならず、一旦取手が左右の袋保持器の間で
張ってしまってからでは袋保持器から外すことが出来な
いので、一度背もたれを元に戻してから、取手を外し、
それからまた、背もたれをリクライニングし直すという
煩雑さまであった。又、2ドア車では、後部座席に乗り
込むために前部座席の背もたれを前に倒さなければなら
ないが、その時、ビニール製手下げ袋が左右の袋保持器
に掛けられていると、ビニール製手下げ袋の大きさによ
って限界の開きになった位置で取手が張ってしまい、そ
れ以上、背もたれを倒すことが出来なくなった。そのた
めに、一旦前部座席に乗り込むか、体を無理に中に乗り
入れて片側の取手を外さなければならない欠点があっ
た。
本考案は、片側の背もたれをリクライニングさせたり、
大きく前後に倒しても、ごみ袋となったビニール製手下
げ袋が背もたれの動きを妨げたり、不用意に背もたれを
勢いよくリクライニングさせた時にも、ビニール製手下
げ袋を損ねたりしないための安全装置を持った自動車用
ごみ袋吊り下げ器の取付け構造を提供し、従来の自動車
にごみ入れが殆ど設置されていないために起こる、車内
におけるごみの捨て場の不便さ、又、仮にごみ入れを付
けたとしても、家族ぐるみの行楽などでは、容量不足に
なること、中に入れたごみの始末の不便さや、使用して
いない時はかさばり、特にジュースの空き缶などを入れ
ると、中がべたべたになり、後でかびが生えたりして不
衛生になること、車窓からのごみの投げ捨てなどの問題
を解決することを目的としている。
大きく前後に倒しても、ごみ袋となったビニール製手下
げ袋が背もたれの動きを妨げたり、不用意に背もたれを
勢いよくリクライニングさせた時にも、ビニール製手下
げ袋を損ねたりしないための安全装置を持った自動車用
ごみ袋吊り下げ器の取付け構造を提供し、従来の自動車
にごみ入れが殆ど設置されていないために起こる、車内
におけるごみの捨て場の不便さ、又、仮にごみ入れを付
けたとしても、家族ぐるみの行楽などでは、容量不足に
なること、中に入れたごみの始末の不便さや、使用して
いない時はかさばり、特にジュースの空き缶などを入れ
ると、中がべたべたになり、後でかびが生えたりして不
衛生になること、車窓からのごみの投げ捨てなどの問題
を解決することを目的としている。
本考案を図面にもとづいて説明すると、第1図は、本考
案に用いる袋保持器3の第1実施例の正面図、第2図は
左側面図、第3図は底面図である。フック1は弾力性の
ある材料で出来ており、台座2は側面から見ると、山形
に傾斜が付けられており、山の頂上に近付くに連れてフ
ック1との間隔が狭められ、フック1と一体となってク
リップ状になっている。第2図においては、台座2とフ
ック1は山の頂上付近で接しているが、若干離れていて
も、ごみ袋を保持する上でのクリップ効果はある。この
ことは、以下の実施例についても同様である。第4図は
右前部座席の左側面図である。袋保持器3を、背もたれ
の左側面に取り付けた状態を示してある。前部座席4の
背もたれを垂直に立てた時に、フック1が座席の前後方
向に対して、前傾した形で取り付けてある。左前部座席
には、背もたれの右側面に、背もたれを垂直に立てた時
に、フック1が座席の前後方向に対して前傾した形で袋
保持器3を取り付ける。左右の前部座席の背もたれに、
各々取り付けられた袋保持器一組で自動車用ごみ袋吊り
下げ器を構成する。前傾角度は、第4図においては約9
0度であるが、下記の効果が得られる前傾角度を選べば
よく、限定したものではない。第1図、第3図、第4図
にはボルト通し穴8が図示してあるが、前面からのボル
トによる取付け以外の場合、例えば、接着剤を用いた貼
着、裏からのボルト締め、先に根部を取り付けて置き、
それに台座2をねじ込んだり、はめ込んだりする場合な
どでは、ボルト通し穴は不要なので、以下の図には特に
ボルト通し穴は図示していない。第5図は、本考案の構
造で取り付けた袋保持器3に、ビニール製手下げ袋6を
吊り下げた状態の左右前部座席5、4の概略背面図であ
る。本考案の構造で構成された自動車用ごみ袋吊り下げ
器を使用するには、従来の自動車用ごみ袋吊り下げ器と
同様に、スーパーマーケット等で品物を入れてもらうビ
ニール製手下げ袋6に2つある取手7を各々、左右前部
座席の袋保持器3に掛け、これを吊り下げ、ごみ袋とし
て使用する。
案に用いる袋保持器3の第1実施例の正面図、第2図は
左側面図、第3図は底面図である。フック1は弾力性の
ある材料で出来ており、台座2は側面から見ると、山形
に傾斜が付けられており、山の頂上に近付くに連れてフ
ック1との間隔が狭められ、フック1と一体となってク
リップ状になっている。第2図においては、台座2とフ
ック1は山の頂上付近で接しているが、若干離れていて
も、ごみ袋を保持する上でのクリップ効果はある。この
ことは、以下の実施例についても同様である。第4図は
右前部座席の左側面図である。袋保持器3を、背もたれ
の左側面に取り付けた状態を示してある。前部座席4の
背もたれを垂直に立てた時に、フック1が座席の前後方
向に対して、前傾した形で取り付けてある。左前部座席
には、背もたれの右側面に、背もたれを垂直に立てた時
に、フック1が座席の前後方向に対して前傾した形で袋
保持器3を取り付ける。左右の前部座席の背もたれに、
各々取り付けられた袋保持器一組で自動車用ごみ袋吊り
下げ器を構成する。前傾角度は、第4図においては約9
0度であるが、下記の効果が得られる前傾角度を選べば
よく、限定したものではない。第1図、第3図、第4図
にはボルト通し穴8が図示してあるが、前面からのボル
トによる取付け以外の場合、例えば、接着剤を用いた貼
着、裏からのボルト締め、先に根部を取り付けて置き、
それに台座2をねじ込んだり、はめ込んだりする場合な
どでは、ボルト通し穴は不要なので、以下の図には特に
ボルト通し穴は図示していない。第5図は、本考案の構
造で取り付けた袋保持器3に、ビニール製手下げ袋6を
吊り下げた状態の左右前部座席5、4の概略背面図であ
る。本考案の構造で構成された自動車用ごみ袋吊り下げ
器を使用するには、従来の自動車用ごみ袋吊り下げ器と
同様に、スーパーマーケット等で品物を入れてもらうビ
ニール製手下げ袋6に2つある取手7を各々、左右前部
座席の袋保持器3に掛け、これを吊り下げ、ごみ袋とし
て使用する。
この際、従来の自動車用ごみ袋吊り下げ器だと前記した
様に、片側の座席をリクライニングさせようとすると、
左右座席の背もたれの開きが、ごみ袋として掛けられて
いるビニール製手下げ袋の大きさによって限界に達した
位置で、2つの取手が張って背もたれがそれ以上動かな
くなってしまうが、この時、左右の袋保持器が2つの取
手を引合う力は逆向きであり、背もたれの前方への力の
向きをプラス、後方への力の向きをマイナスとすると、
プラスとマイナスの力が働いている。本考案では、左右
の袋保持器3のフック1をともに前傾させ、プラスとプ
ラスにすることにより、2つの取手7を前後方向に引合
う力が働いた時、袋保持器3からマイナスの力が働いて
いる側の取手7だけが外れ、一方は保持を続ける工夫が
してある。且、フック1と台座2を一体となったクリッ
プ状にすることにより、2つの取手7を前後方向に引合
う力が限界となった時にだけ、片方の取手7が袋保持器
3から外れ、一方の取手7は確実に保持を続ける構造に
なっている。
様に、片側の座席をリクライニングさせようとすると、
左右座席の背もたれの開きが、ごみ袋として掛けられて
いるビニール製手下げ袋の大きさによって限界に達した
位置で、2つの取手が張って背もたれがそれ以上動かな
くなってしまうが、この時、左右の袋保持器が2つの取
手を引合う力は逆向きであり、背もたれの前方への力の
向きをプラス、後方への力の向きをマイナスとすると、
プラスとマイナスの力が働いている。本考案では、左右
の袋保持器3のフック1をともに前傾させ、プラスとプ
ラスにすることにより、2つの取手7を前後方向に引合
う力が働いた時、袋保持器3からマイナスの力が働いて
いる側の取手7だけが外れ、一方は保持を続ける工夫が
してある。且、フック1と台座2を一体となったクリッ
プ状にすることにより、2つの取手7を前後方向に引合
う力が限界となった時にだけ、片方の取手7が袋保持器
3から外れ、一方の取手7は確実に保持を続ける構造に
なっている。
これにより、片側の背もたれをリクライニングさせた時
には、ビニール製手下げ袋6の大きさによって、取手7
を引合う力が限界の張力に達した位置で、自動的にそち
ら側の袋保持器3から片方の取手7が外れ、不用意に勢
いよくリクライニングさせても、ごみ袋として掛けられ
ている、ビニール製手下げ袋6を損ねる心配がない、安
全装置の働きをすることになる。又、ごみ袋として掛け
られているビニール製手下げ袋が背もたれの動きを妨げ
ないので、どの程度リクライニングさせたら、片方の取
手7を外すべきか迷うこともなく、不用意にリクライニ
グさせて左右の袋保持器3の間で取手7を張ってしまっ
て、一度背もたれを元に戻してから片方の取手7を外
し、それからまた背もたれをリクライニングし直すとい
う面倒もなく、従来のものの煩わしさが解消されてい
る。又、2ドア車では、後部座席に乗り込む時は、前部
座席の背もたれを前に倒すことになるが、従来の自動車
用ごみ袋吊り下げ器だと、前記した様に、ビニール製手
下げ袋が左右の袋保持器に掛けられていると、ビニール
製手下げ袋の2つの取手が限界の開きに達した位置で、
背もたれがそれ以上前に倒れなくなってしまうので、一
旦、前部座席に乗り込むか、体を無理に中に乗り入れ
て、片側の取手を外さなければならなかったが、本考案
では、倒した背もたれとは反対側の袋保持器3から取手
7が自動的に外れ、何の支障もなく乗り込むことが出来
る。以上の様に本考案によって、その便益性が飛躍的に
向上している。
には、ビニール製手下げ袋6の大きさによって、取手7
を引合う力が限界の張力に達した位置で、自動的にそち
ら側の袋保持器3から片方の取手7が外れ、不用意に勢
いよくリクライニングさせても、ごみ袋として掛けられ
ている、ビニール製手下げ袋6を損ねる心配がない、安
全装置の働きをすることになる。又、ごみ袋として掛け
られているビニール製手下げ袋が背もたれの動きを妨げ
ないので、どの程度リクライニングさせたら、片方の取
手7を外すべきか迷うこともなく、不用意にリクライニ
グさせて左右の袋保持器3の間で取手7を張ってしまっ
て、一度背もたれを元に戻してから片方の取手7を外
し、それからまた背もたれをリクライニングし直すとい
う面倒もなく、従来のものの煩わしさが解消されてい
る。又、2ドア車では、後部座席に乗り込む時は、前部
座席の背もたれを前に倒すことになるが、従来の自動車
用ごみ袋吊り下げ器だと、前記した様に、ビニール製手
下げ袋が左右の袋保持器に掛けられていると、ビニール
製手下げ袋の2つの取手が限界の開きに達した位置で、
背もたれがそれ以上前に倒れなくなってしまうので、一
旦、前部座席に乗り込むか、体を無理に中に乗り入れ
て、片側の取手を外さなければならなかったが、本考案
では、倒した背もたれとは反対側の袋保持器3から取手
7が自動的に外れ、何の支障もなく乗り込むことが出来
る。以上の様に本考案によって、その便益性が飛躍的に
向上している。
台座2が山形になっているのは、袋保持器3を側面から
見て、フック1の根元から先端に開いた開角Aを作るた
めである。これは前記した、片側の背もたれを大きくリ
クライニングさせた時に、袋保持器3から取手7がより
スムーズに離脱出来る様に設けたものである。それは、
片側の背もたれを大きくリクライニングさせると、左右
の袋保持器3が2つの取手7を引合う形になるが、その
時の角度は、背もたれをリクライニングさせた時に袋保
持器3が描く円軌道をふくむ平面に平行ではなく、大き
くリクライニングさせていない一方の袋保持器3に向い
た角度であるために、開角Aがないと、袋保持器3から
取手7が離脱する時に、フック1が大きく開かなければ
ならなく、当然大きな抵抗が生じ、ビニール製手下げ袋
6を傷める恐れがあるためである。開角Aは厳密に決め
る必要はなく、大体のものでも十分な効果がある。又、
フック1が先端部で反るのとは逆方向に台座2が傾斜し
ているのは、取手7を通し易くするためである。第6図
は、袋保持器3の第2実施例の正面図、第7図は左側面
図である。第1実施例における台座2の山形傾斜は、第
2実施例では、半長円球状の突起になっている。フック
1と台座2が点で接しているので、フック1の先端部の
周囲で台座2との間隔が広く、取手7を通す時に若干楽
であることと、デザイン的な違いがある。第8図は、袋
保持器3の第3実施例の正面図、第9図は左側面図であ
る。第3実施例では、台座2の山形傾斜はなく、フック
1は先端部を除いて、殆ど根元から台座2と全面で接す
るか、極めて間隔が狭くなっている。先端部は外側に反
っている。台座2が平板であり、フック1の曲げが少な
く、形状が単純で作り易いという利点がある。第10図
は、袋保持器3の第4実施例の側面図である。第4実施
例では、第3実施例のフック1を先端部付近の一ケ所で
台座2と接する様に変えたものである。第3実施例に比
べ、取手7を通した後に取手7の動きが自由である利点
がある。しかし、開角Aが存在しないために、大きな車
などで左右前部座席の間が広い場合には、前記した、片
側の座席を大きくリクライニングさせた時の取手の離脱
抵抗が増大するので、開角Aがある実施例に対し、比較
的にフック1の弾性を柔らかくする必要がある。第11
図は、袋保持器3の第5実施例の正面図、第12図は左
側面図である。第5実施例においては、フック1と台座
2の接合部に蝶番を設け、バネを入れて洗濯ばさみの如
く挟める様にしたものである。フック1を弾力性のある
材質で作った他の実施例に比べ、フック1の開きを楽に
大きく取れるので、開角Aがなくとも、前記した片側の
座席を大きくリクライニングさせた時の取手7の離脱が
スムーズである利点がある。第13図は袋保持器3の第
6実施例の正面図、第14図は左側面図である。第6実
施例では、第1実施例の台座2の山形傾斜は、なめらか
な膨らみとなり、開角Aが存在する。全体的に丸みのあ
る形となっているため、万が一、手などをぶつけても、
擦り傷などを作る恐れがない。又、デザイン的にもふっ
くらとした女性的な形であり、近年出回っている女性仕
様車などに向いている。第15図は、袋保持器3の第7
実施例の正面図、第16図は左側面図である。第7実施
例では、フック1と台座2は一枚の金属板で出来てお
り、第1実施例における台座2の山形傾斜もあるので開
角Aが存在する。一枚の金属板を折り曲げて作るため、
廉価に出来る可能性がある。第17図は袋保持器3の第
8実施例の左側面図である。第8実施例も第7実施例同
様、一枚の金属板を折り曲げて作ったものであるが、第
7実施例における台座2の山形傾斜がない。その分、構
造が単純で、第7実施例よりも更に廉価に作れる可能性
がある。但し、開角Aがないために、前記した片側の背
もたれを大きくリクライニングさせた時の取手7の離脱
抵抗が第7実施例よりも増すので、その分フック1の弾
性を柔らかくする必要がある。
見て、フック1の根元から先端に開いた開角Aを作るた
めである。これは前記した、片側の背もたれを大きくリ
クライニングさせた時に、袋保持器3から取手7がより
スムーズに離脱出来る様に設けたものである。それは、
片側の背もたれを大きくリクライニングさせると、左右
の袋保持器3が2つの取手7を引合う形になるが、その
時の角度は、背もたれをリクライニングさせた時に袋保
持器3が描く円軌道をふくむ平面に平行ではなく、大き
くリクライニングさせていない一方の袋保持器3に向い
た角度であるために、開角Aがないと、袋保持器3から
取手7が離脱する時に、フック1が大きく開かなければ
ならなく、当然大きな抵抗が生じ、ビニール製手下げ袋
6を傷める恐れがあるためである。開角Aは厳密に決め
る必要はなく、大体のものでも十分な効果がある。又、
フック1が先端部で反るのとは逆方向に台座2が傾斜し
ているのは、取手7を通し易くするためである。第6図
は、袋保持器3の第2実施例の正面図、第7図は左側面
図である。第1実施例における台座2の山形傾斜は、第
2実施例では、半長円球状の突起になっている。フック
1と台座2が点で接しているので、フック1の先端部の
周囲で台座2との間隔が広く、取手7を通す時に若干楽
であることと、デザイン的な違いがある。第8図は、袋
保持器3の第3実施例の正面図、第9図は左側面図であ
る。第3実施例では、台座2の山形傾斜はなく、フック
1は先端部を除いて、殆ど根元から台座2と全面で接す
るか、極めて間隔が狭くなっている。先端部は外側に反
っている。台座2が平板であり、フック1の曲げが少な
く、形状が単純で作り易いという利点がある。第10図
は、袋保持器3の第4実施例の側面図である。第4実施
例では、第3実施例のフック1を先端部付近の一ケ所で
台座2と接する様に変えたものである。第3実施例に比
べ、取手7を通した後に取手7の動きが自由である利点
がある。しかし、開角Aが存在しないために、大きな車
などで左右前部座席の間が広い場合には、前記した、片
側の座席を大きくリクライニングさせた時の取手の離脱
抵抗が増大するので、開角Aがある実施例に対し、比較
的にフック1の弾性を柔らかくする必要がある。第11
図は、袋保持器3の第5実施例の正面図、第12図は左
側面図である。第5実施例においては、フック1と台座
2の接合部に蝶番を設け、バネを入れて洗濯ばさみの如
く挟める様にしたものである。フック1を弾力性のある
材質で作った他の実施例に比べ、フック1の開きを楽に
大きく取れるので、開角Aがなくとも、前記した片側の
座席を大きくリクライニングさせた時の取手7の離脱が
スムーズである利点がある。第13図は袋保持器3の第
6実施例の正面図、第14図は左側面図である。第6実
施例では、第1実施例の台座2の山形傾斜は、なめらか
な膨らみとなり、開角Aが存在する。全体的に丸みのあ
る形となっているため、万が一、手などをぶつけても、
擦り傷などを作る恐れがない。又、デザイン的にもふっ
くらとした女性的な形であり、近年出回っている女性仕
様車などに向いている。第15図は、袋保持器3の第7
実施例の正面図、第16図は左側面図である。第7実施
例では、フック1と台座2は一枚の金属板で出来てお
り、第1実施例における台座2の山形傾斜もあるので開
角Aが存在する。一枚の金属板を折り曲げて作るため、
廉価に出来る可能性がある。第17図は袋保持器3の第
8実施例の左側面図である。第8実施例も第7実施例同
様、一枚の金属板を折り曲げて作ったものであるが、第
7実施例における台座2の山形傾斜がない。その分、構
造が単純で、第7実施例よりも更に廉価に作れる可能性
がある。但し、開角Aがないために、前記した片側の背
もたれを大きくリクライニングさせた時の取手7の離脱
抵抗が第7実施例よりも増すので、その分フック1の弾
性を柔らかくする必要がある。
自動車用ごみ袋吊り下げ器は、ビニール製手下げ袋を使
用するので経済的、そのまま捨てられるので衛生的であ
り、十分な容積があるので、行った先々でごみを捨てて
来る様なことをせずに、家まで持ち帰ることが容易にな
り、袋の付け替えが簡便で、使用していない時はかさば
らず、すっきりしているという特徴があるが、本案の構
造による自動車用ごみ袋吊り下げ器は、上記の如き構造
作用であるため、従来の自動車用ごみ袋吊り下げ器の実
用上の難点、欠陥を解消し、初めて、自動車用ごみ袋吊
り下げ器として使用するのに支障がない、実用的なもの
になっている。以て、車中におけるごみの始末の不便さ
を解消し、同時に、車窓からのごみの投げ捨てを未然に
防ぐことにより、環境美化に役立つものである。
用するので経済的、そのまま捨てられるので衛生的であ
り、十分な容積があるので、行った先々でごみを捨てて
来る様なことをせずに、家まで持ち帰ることが容易にな
り、袋の付け替えが簡便で、使用していない時はかさば
らず、すっきりしているという特徴があるが、本案の構
造による自動車用ごみ袋吊り下げ器は、上記の如き構造
作用であるため、従来の自動車用ごみ袋吊り下げ器の実
用上の難点、欠陥を解消し、初めて、自動車用ごみ袋吊
り下げ器として使用するのに支障がない、実用的なもの
になっている。以て、車中におけるごみの始末の不便さ
を解消し、同時に、車窓からのごみの投げ捨てを未然に
防ぐことにより、環境美化に役立つものである。
第1図は袋保持器の第1実施例の正面図 第2図は左側面図 第3図は底面図 第4図は右前部座席の左側面図 第5図は本考案の構造で取り付けた袋保持器にビニール
製手下げ袋を吊り下げた状態の左右前部座席の概略背面
図 第6図は袋保持器の第2実施例の正面図 第7図は左側面図 第8図は袋保持器の第3実施例の正面図 第9図は左側面図 第10図は袋保持器の第4実施例の左側面図 第11図は袋保持器の第5実施例の正面図 第12図は左側面図 第13図は袋保持器の第6実施例の正面図 第14図は左側面図 第15図は袋保持器の第7実施例の正面図 第16図は左側面図 第17図は袋保持器の第8実施例の左側面図 1はフック、2は台座 3は袋保持器、4は右前部座席 5は左前部座席、6はビニール製手下げ袋 7は取手、8はボルト通し穴 Aは開角
製手下げ袋を吊り下げた状態の左右前部座席の概略背面
図 第6図は袋保持器の第2実施例の正面図 第7図は左側面図 第8図は袋保持器の第3実施例の正面図 第9図は左側面図 第10図は袋保持器の第4実施例の左側面図 第11図は袋保持器の第5実施例の正面図 第12図は左側面図 第13図は袋保持器の第6実施例の正面図 第14図は左側面図 第15図は袋保持器の第7実施例の正面図 第16図は左側面図 第17図は袋保持器の第8実施例の左側面図 1はフック、2は台座 3は袋保持器、4は右前部座席 5は左前部座席、6はビニール製手下げ袋 7は取手、8はボルト通し穴 Aは開角
Claims (1)
- 【請求項1】自動車の前部座席の背もたれの、右側座席
にあっては左側面、左側座席にあっては右側面に各々、
フック1と台座2が一体となってクリップ状をした袋保
持器3を、前部座席の背もたれを垂直に立てた時に、フ
ック1が座席の前後方向に対して前傾した形で取り付け
たことを特徴とする、自動車用ごみ袋吊り下げ器の取付
け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989065300U JPH0616832Y2 (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | 自動車用ゴミ袋吊り下げ器の取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989065300U JPH0616832Y2 (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | 自動車用ゴミ袋吊り下げ器の取付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH035524U JPH035524U (ja) | 1991-01-21 |
JPH0616832Y2 true JPH0616832Y2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=31597005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989065300U Expired - Lifetime JPH0616832Y2 (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | 自動車用ゴミ袋吊り下げ器の取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0616832Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52144024U (ja) * | 1976-04-26 | 1977-11-01 | ||
JPS53131724U (ja) * | 1977-03-25 | 1978-10-19 | ||
JP4586693B2 (ja) * | 2005-09-22 | 2010-11-24 | 三菱自動車工業株式会社 | 車両用コンソールの構造 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60130148U (ja) * | 1984-02-10 | 1985-08-31 | 寺本 巳之吉 | 自動車用ダストボツクスの取付構造 |
JPS6414701U (ja) * | 1987-07-18 | 1989-01-25 |
-
1989
- 1989-06-02 JP JP1989065300U patent/JPH0616832Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH035524U (ja) | 1991-01-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |