JPH06167333A - 絶対方位標定装置 - Google Patents

絶対方位標定装置

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JPH06167333A
JPH06167333A JP4318527A JP31852792A JPH06167333A JP H06167333 A JPH06167333 A JP H06167333A JP 4318527 A JP4318527 A JP 4318527A JP 31852792 A JP31852792 A JP 31852792A JP H06167333 A JPH06167333 A JP H06167333A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 校正等の手続を行うことなく、正確に絶対座
標系における方位標定を可能とする絶対方位標定装置を
得る。 【構成】 参照エリア抽出指示器8は自己位置標定器9
の自己位置データ10から観測する地形範囲を決定し、
3次元地図データベース11より観測に必要となる地図
データ12を取り込み、参照エリア地図データを出力す
る。鳥かん図表示変換器14は地図データ13から自己
位置を視点とした鳥かん図を作成し、鳥かん図表示画像
15を出力する。画像・鳥かん図比較照合器16は撮像
画像6と表示画像15を入力とし、その両画像から得ら
れる稜線エッジパターンを抽出し、撮像画像から得られ
た地形稜線エッジパターンをリファレンスパターンと
し、地図上のエッジパターンを比較照合し、合致した方
向を地図座標系で計測し、絶対方位計測値19を出力す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、フェールド等の野外
において用いられるレーダ、テレビカメラ等のセンサの
センシング方位を絶対座標上の方位として観測し三角測
量等を行うようなシステム等の観測装置として利用さ
れ、分散的にセンサ等が展開し、複数の観測目標等の共
通観測データを利用するようなシステムの場合に対す
る、地図という共通座標系上で簡易かつ正確に観測結果
を得ることができる絶対方位標定装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の絶対方位標定は、センサ等の絶対
座標系におけるセンシング方位を観測・標定するため
に、センサを搭載するプラットフォームの絶対座標系方
位を観測するためのジャイロ等を用いた北基準観測セン
サとプラットフォーム上のセンサの指向方位を観測する
センサ方位検知センサの観測相対方位とを用いて、その
プラットフォームの観測絶対方位とセンサの観測相対方
位の和として求めていた。図8は、従来の絶対方位標定
装置の一実施例を示す。4は観測対象をカメラ撮像視軸
5方向を観測するためのテレビカメラ、41はテレビカ
メラ等のセンサを搭載するセンサプラットフォーム、4
0はセンサプラットフォーム41に対するカメラ指向方
向を検知する角度検出器、42はセンサプラットフォー
ム41の北基準絶対方位を検出する北基準観測センサ、
46は北基準観測センサ41の基準方位を校正するため
の校正入力、45は角度検出器40から出力される観測
相対方位43と、北基準観測センサ42から出力される
センサプラットフォーム観測絶対方位44とを加算する
加算器、19はカメラ撮像視軸5方向の絶対方位値を示
す絶対方位計測値である。
【0003】次に動作について説明する。テレビカメラ
4等のセンサの観測対象の絶対方位を計測する場合、テ
レビカメラ4のセンサプラットフォーム41との相対方
位を角度検出器40で計測し、センサプラットフォーム
41の絶対座標系上の方位を北基準観測センサ42で計
測し、これらの計測値である観測絶対方位43とセンサ
プラットフォーム絶対方位44を加算器45で加算する
ことにより、センサによる観測対象の絶対方位を出力す
るように動作する。この時、センサ方位の観測値である
観測絶対方位43はセンサプラットフォーム41上に構
成される極座標系で得られるものであり、センサプラッ
トフォーム絶対方位44は、緯度、経度等で示される直
交座標系であり、これらを加算する加算器45には、一
般的に座標変換プロセスが必要となる。また北基準観測
センサは、ジャイロ等を用いたセンサで構成される場
合、ドリフト等の問題がある。また、地磁気等を利用す
るセンサでも、他のシステムと組み合わされ使用する場
合、磁気物質によるシールド、他の電子機器の磁気影響
を受ける等の問題があり、度々その検出方位を校正入力
46を印加し校正してやる手続きが必要となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た絶対方位標定装置では、それぞれの観測系の精度・誤
差の影響を補正することが困難であり、精度等を向上さ
せるためには、高精度センサ等の開発が必要となった。
また、一般に北基準等の絶対座標は、直交座標系であ
り、センサ等の相対座標系は極座標系であり、座標変換
等の処理が複雑であった。さらに、従来の構成では、あ
る絶対基準に基づき随時方位を校正するといった手続き
が必要である上、実際には、地図等の絶対的なリファレ
ンスを持たないため、観測している絶対座標方位がどれ
だけずれているのかを自己で判断ができない構成となっ
ていた。
【0005】この発明はかかる問題を解決するためにな
されたものであり、センサ系の誤差の影響を無視でき、
センサ等の相対座標系の観測結果を地図を用いた絶対座
標系の観測結果へ複雑な座標変換演算処理を必要とせず
に写像でき、かつ、自己の観測系に絶対座標基準である
地図を持つことにより、校正等の手続きが不要であると
同時に正確な絶対座標系における方位標定が可能にした
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる絶対方
位標定装置は、フィールドを観測するためのテレビカメ
ラとその指向方位を制御するカメラ指向制御器と、フィ
ールドにおける自己の絶対位置を知るためのGPS(G
loval Positioning System)
等の自己位置標定器と、観測地域の3次元地図データベ
ース及びその地図データから参照エリアを抽出する参照
エリア抽出指示器と、参照エリア内の地図データからテ
レビカメラ視点位置からの鳥かん図を作成する鳥かん図
表示変換器と、テレビカメラからの撮像画像と地図デー
タによる鳥かん図から得られる地形稜線エッジの比較照
合を行うための画像・鳥かん図比較照合器とそれらの映
像を表示するための表示器を具備したものである。
【0007】また、この発明は、テレビカメラの視軸の
高低方向を絶対座標系に対し計測するための水準器を付
加し、高低方向情報を利用した撮像画像と地図データに
よる鳥かん図から得られる地形稜線エッジの比較照合を
行うための画像・鳥かん図比較照合器を具備したもので
ある。
【0008】また、この発明は、テレビカメラをスキャ
ン動作する機能を付加したカメラ指向制御器と、テレビ
カメラのスキャン動作によって得られる撮像画像を複数
フレーム分記憶でき広域のメモリ画像を得るためのフレ
ームメモリを具備したものである。
【0009】また、この発明は、テレビカメラで捕える
観測対象を標定するための地形稜線部まで距離を測定す
るための測距器と測距離情報を用いて地図データから参
照エリアを抽出する参照エリア抽出指示器を具備したも
のである。
【0010】
【作用】この発明に係わる絶対方位標定装置は、カメラ
等のセンサで観測する観測対象の絶対方位を計測するた
めに、テレビカメラで観測対象を撮像し、その相対撮像
方向とセンサの位置を知る自己位置標定データを用い
て、自己の観測に必要となる地図データを選定し、標高
情報を含む地図データから自己の位置を基準とした地図
による鳥かん図を作成し、その鳥かん図表示画像とテレ
ビカメラの撮像画像の稜線エッジパターンを照合するこ
とにより、観測対象の絶対方位を計測するように動作す
る。これにより、センサ等の精度、観測系の誤差等の影
響を受けることなく、かつ、従来必要であった校正等の
手続きを行うことなく、正確に絶対座標系におけるテレ
ビカメラ等の方位を標定することができる。さらに、こ
の方式によれば、高低方向に対しテレビカメラの高低指
向方向の絶対方位も他の専用のセンサを持つことなしに
同時に得ることが可能である。
【0011】また、この発明に係わる絶対方位標定装置
は、カメラプラットフォームの水準位置データを用いて
観測方向の絶対高低方向を得ることにより、鳥かん図表
示画像とテレビカメラによる撮像画像との稜線エッジパ
ターンの照合範囲を高低角に応じ限定するよう動作す
る。これにより、鳥かん図から得られる稜線エッジパタ
ーンに類似したものがあった場合でも、高度情報が比較
判定の基準として付加されているので、比較照合の誤判
定を防止することができる。
【0012】また、この発明に係わる絶対方位標定装置
は、鳥かん図から得られる稜線エッジパターンに類似し
たものがあった場合に対し、テレビカメラを水平にスキ
ャン動作させ、リファレンス画像を通常の画像フレーム
画角より広域にとることにより水平方向のエッジパター
ン情報を多くとれるように動作するため、水平方向上で
鳥かん図から得られる稜線エッジパターンの類似による
比較照合の誤判定を防止することができる。
【0013】また、この発明に係わる絶対方位標定装置
は、鳥かん図から得られる稜線エッジパターンに類似し
たものがあった場合に対し、テレビカメラで観測してい
る観測対象までの距離情報を用いて、地図上で明かとな
る地図稜線の類似エッジパターンとなる部分までの各距
離を比較し、観測距離条件を用いて類似エッジパターン
を選定するように動作するため、鳥かん図から得られる
稜線エッジパターンの類似による比較照合の誤判定を防
止することができる。
【0014】
【実施例】
実施例1.図1は、この発明の一実施例を示す図であ
る。図中の1はカメラの撮像方位指示入力、2はカメラ
の指向を制御するカメラ指向制御器、3はカメラ指向方
位指令、4はカメラ撮像視軸5の方向のフィールド画像
を撮像するテレビカメラ、6は撮像画像、7はカメラ指
向方位データ、8はカメラ指向方位データ7と自己位置
標定器9からの絶対座標系上の自己位置データ10に応
じ、3次元地図データベース11の地図データ12から
方位標定処理に必要となる参照エリア地図データ13を
抽出する参照エリア抽出指示器、14は参照エリア地図
データ13を用いて自己位置データ10を視点とした鳥
かん図を作成する鳥かん図表示変換器、15は鳥かん図
表示画像、16は撮像画像6と鳥かん図表示画像15か
ら、それぞれの稜線エッジパターンを抽出し比較照合を
行い撮像画像が地図データより作成された鳥かん図の表
示画像のどの部分で一致するかを判定し合致方位を地図
基準で測定する画像・鳥かん図比較照合器、17は計測
画像、18は計測画像を表示する表示器、19は標定結
果である絶対方位計測値である。
【0015】以上のように構成された絶対方位標定装置
の動作を説明する。観測目標をテレビカメラ4のカメラ
撮像視軸5方向に捕えるために、カメラ方位指示入力1
の入力を行い、カメラ指向制御器2によってテレビカメ
ラ4の撮像方向を設定する。このカメラ指向方位データ
7と地図上の絶対座標系における自己位置を観測するG
PS等よりなる自己位置標定器9からの自己位置データ
10から観測する地形範囲を決定し、3次元地図データ
ベース11より観測に必要となる地図データ12を取り
込み、参照エリア抽出指示器8は参照エリア地図データ
を出力する。鳥かん図表示変換器14は参照エリア地図
データ13から自己位置を視点とした鳥かん図を作成
し、鳥かん図表示画像15を出力する。画像・鳥かん図
比較器16は撮像画像6と鳥かん図表示画像15を入力
とし、その両画像から得られる稜線エッジパターンを抽
出し、撮像画像から得られた地形稜線エッジパターンを
リファレンスパターンとし、地図上のエッジパターンを
比較照合し撮像画像が地図データから作成された鳥かん
図の表示画像のどの部分で一致するかを判定し、合致し
た方向を地図座標系で計測し、絶対方位計測値19を出
力する。また、計測内容をオペレータに示すための計測
画像17を表示器18により表示し計測状況をモニタで
きる。
【0016】図5は、この発明における絶対方位標定の
処理過程の説明図である。図中の20はテレビカメラ4
の相対座標系における撮像方位を示す撮像方位レチク
ル、21は撮像画像6から得られる実フィールドで観測
される地形上の稜線である撮像画像稜線エッジ、22は
地図より示される絶対座標系における方位を示す緯度・
経度レチクル、23は地図より作成された鳥かん図から
得られる地図上で作成される鳥かん図稜線エッジであ
る。
【0017】次に、絶対方位標定の処理過程について説
明する。参照エリア抽出器8はテレビカメラ4の撮像方
位及び自己位置データ10に従って、観測に必要となる
地図データ12を抽出し、さらに、撮像画像6との比較
照合に必要となる参照エリア地図データ13を選定し、
このデータをもとに鳥かん図表示変換器14により自己
位置データ10を視点とした鳥かん図表示画像15を作
成する。鳥かん図表示画像においては、地図データに基
づき作成されるため、絶対座標系上の方位を示す緯度・
経度レチクルを示すことが可能となり、かつ、テレビカ
メラ4の撮像画像6と比較できる2次元投影画像を得る
ことが可能となる。一方、撮像画像6は、実フィールド
の地形が2次元平面画像として得られ、かつ、相対座標
系における撮像方位はカメラ視軸5及び撮像方位レチク
ル20によって得ることができる。この撮像画像6より
得られる撮像画像稜線エッジ21をリファレンスとし
て、地図より作成された鳥かん図表示画像15より得ら
れる鳥かん図稜線エッジ23が一致する領域を画像・鳥
かん図比較照合器16において判定し、17の計測画像
で示すように、撮像方位を地図に基づく絶対方位に簡易
に投影・変換し絶対座標系における絶対方位計測値19
を得ることができる。
【0018】ここで、稜線エッジを比較照合のパラメー
タに選定するのは、撮像画像上において、空と地上の境
界であり画像特性の面から特性変化が顕著でありエッジ
パターン抽出が安定に行える点を利用するためと、地形
データより作成された地図上の稜線は、地図高度データ
の境界値であることから、正確にエッジを抽出できる点
を利用するためである。
【0019】また、地図データの利用としては、断面図
を得ることにより、地図断面図から得られる稜線と撮像
画像上の稜線を比較する方法もあるが、任意視点に応じ
た地図断面図から稜線を求める処理は、複雑・膨大であ
るのに対し、鳥かん図を作成し、鳥かん図の表示イメー
ジの投影画像上でエッジを求めるのは、複雑な演算を必
要とせずに正確なパターン抽出が可能であるためであ
る。
【0020】実施例2.図2は、この発明の実施例2を
示す図である。このように構成された絶対方位標定装置
の動作は、水準面からの撮像の視軸方向の絶対方位を測
定し、高低角情報を撮像画像と鳥かん図の比較照合の判
定条件に付加する以外は、図1に示す絶対方位標定装置
と全く同一である。図中の24は、テレビカメラの水準
位置を測定する水準器、25はカメラプラットフォーム
水準位置である。
【0021】地図より得られる稜線エッジパターンの中
に類似パターンが他にも存在している場合、方位の特定
が困難となる場合がある。図6はエッジパターンの照合
例であり、図中の32は鳥かん図高低方位、33は鳥か
ん図水平方位、34はリファレンス像、35は類似稜線
パターン部である。この例で示すごとく、比較照合を行
ったとき稜線エッジパターンに類似稜線パターン部35
が複数存在すると合致方位を特定することができない。
このような場合に対し、このように構成された絶対方位
標定装置では、絶対方位が、自己内部での測定が困難で
あるのに対し、絶対座標系での高低角は、水準器等によ
って自己完結的に計測可能であるといった特性を利用
し、水準器24によって、テレビカメラの撮像方位の高
低方位であるカメラプラットフォーム水準位置25を画
像・鳥かん図比較照合器16に入力し、画像・鳥かん図
比較照合器16の比較照合の判定条件に撮像の高低方位
を加えることによって、図6に示す類似稜線パターン部
35の発生に対し、鳥かん図高低方位32に差異のある
エッジパターンを削除可能であり、合致方位が特定可能
となる。
【0022】実施例3.図3は、この発明の実施例3を
示す図である。このように構成された絶対方位標定装置
の動作は、テレビカメラをスキャン動作する機能を付加
したカメラ指向制御器とテレビカメラのスキャン動作に
よって得られる撮像画像を複数フレーム分記憶できる広
域のメモリ画像を得るためのフレームメモリを付加した
以外は、図1に示す絶対方位標定装置と全く同一であ
る。図中の26は、フレームメモリ、27は広域メモリ
画像、28はカメラスキャン指令である。
【0023】地図より得られる稜線エッジパターンの中
に類似パターンが他にも存在している場合、方位の特定
が困難となる場合がある。このように構成された絶対方
位標定装置では、このような場合に対し、画像・鳥かん
図比較照合器16は方位特定不能となり、この時、画像
・鳥かん図比較照合器16はカメラ指向制御器2に対し
カメラスキャン指令28を発生し、この入力を受けカメ
ラ指向制御器2はテレビカメラ4を水平方向にスキャン
駆動するようなカメラ指向方位指令3を出力しテレビカ
メラ4を水平方位にスキャン動作し、もとのフレーム画
角よりも広域の撮像画像6を取り込む。この撮像画像6
をフレームメモリ26で記憶し、フレームメモリ26は
画像・鳥かん図比較照合器16に対し、広域メモリ画像
27を出力する。この時、広域メモリ画像27から得ら
れる稜線エッジパターンは、水平方向に対し、エッジパ
ターンの情報量が増加している。従って、この情報を使
用することにより画像・鳥かん図比較照合器16は、類
似パターンを分離・識別可能となり、方位の特定が可能
となる。
【0024】実施例4.図4は、この発明の実施例4を
示す図である。このように構成された絶対方位標定装置
の動作は、テレビカメラで捕える観測対象を標定するた
めの地形稜線部までの距離を測定するための測距器と測
距離情報を参照エリアの抽出に対し付加する以外は、図
1に示す絶対方位標定装置と全く同一である。図中の2
9は測距器、30は測距指令、31は測距データであ
る。
【0025】地図より得られる稜線エッジパターンの中
に類似パターンが他にも存在している場合、方位の特定
が困難となる場合がある。このように構成された絶対方
位標定装置では、このような場合に対し、画像・鳥かん
図比較照合器16は方位特定不能となり、この時、画像
・鳥かん図比較照合器16は測距器29に対し測距指令
30を発生し、測距器29はテレビカメラで捕える観測
対象を標定するための地形稜線部までの距離を測定し、
参照エリア抽出指示器8に対し測距データ31を発生す
る。
【0026】この時の参照エリア抽出指示器8の動作を
図7により説明する。図中の36は観測リファレンス距
離R、37は類似稜線パターン部A、38は類似稜線パ
ターン部B、39は標定対象ゾーンである。参照エリア
抽出指示器8は、測距データ31を入力すると、地図上
で観測リファレンス距離R36で決定される標定対象ゾ
ーン39によって、標定すべき地形の存在を限定する。
この例によれば、類似稜線エッジパターンを持つ部位の
内、類似稜線パターン部B38を参照エリアとして抽出
する。この分類に基づく地図データを後段の処理に適用
することによって、類似稜線エッジパターンが発生した
ような場合でも、安定に方位の特定が可能である。
【0027】
【発明の効果】この発明は以上説明した通り、複雑な座
標変換演算を必要としないためセンサ系、観測系等の誤
差の影響を無視でき、一般には、外部の何らかの絶対基
準に従って校正等の手続きを随時行わなければ絶対座標
系上でのずれ量が観測不能であった絶対方位の計測を自
己が絶対座標系である地図を持つことにより、また、地
図データと実観測の撮像画像とを比較する手段であるこ
とから、校正等の手続き無しで絶対方位を標定すること
を可能とするものである。
【0028】また、この発明では、エッジパターンの照
合において類似パターンが存在した場合、高低情報を適
用することにより類似パターンに高低情報を付加した内
容として、比較照合する方式であるため誤判定なく方位
の特定を可能とするものである。
【0029】また、この発明では、エッジパターンの照
合において類似パターンが存在した場合、撮像画像から
得られる地形稜線エッジパターンを広域化された画像か
ら抽出するので、水平方向のエッジパターン特徴の情報
量の増加を利用する方式であるため、誤判定なく方位の
特定を可能とするものである。
【0030】また、この発明では、エッジパターンの照
合において類似パターンが存在した場合、距離情報に基
づき、類似稜線エッジパターンのある地形データを分類
した上、抽出する方式であるため誤判定なく方位の特定
を可能とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す絶対方位標定装置の
構成図である。
【図2】この発明の実施例2を示す絶対方位標定装置の
構成図である。
【図3】この発明の実施例3を示す絶対方位標定装置の
構成図である。
【図4】この発明の実施例4を示す絶対方位標定装置の
構成図である。
【図5】この発明による絶対方位標定装置の処理過程の
説明図である。
【図6】この発明におけるエッジパターン照合例を示す
図である。
【図7】距離データを用いた場合の動作例を示す図であ
る。
【図8】従来の絶対方位標定装置の一実施例の構成図で
ある。
【符号の説明】
1 カメラ方位指示入力 2 カメラ指向制御器 3 カメラ指向方位指令 4 テレビカメラ 5 カメラ撮像視軸 6 撮像画像 7 カメラ指向方位データ 8 参照エリア抽出指示器 9 自己位置標定器 10 自己位置データ 11 3次元地図データベース 12 地図データ 13 参照エリア地図データ 14 鳥かん図表示変換器 15 鳥かん図表示画像 16 画像・鳥かん図比較照合器 17 計測画像 18 表示器 19 絶対方位計測値 20 撮像方位レチクル 21 撮像画像稜線エッジ 22 緯度・経度レチクル 23 鳥かん図稜線エッジ 24 水準器 25 カメラプラットフォーム水準位置 26 フレームメモリ 27 広域メモリ画像 28 カメラスキャン指令 29 測距器 30 測距指令 31 測距データ 32 鳥かん図高低方位 33 鳥かん図水平方位 34 リファレンス像 35 類似稜線エッジパターン部 36 観測リファレンス距離R 37 類似稜線エッジパターン部A 38 類似稜線エッジパターン部B 39 標定対象ゾーン 40 角度検出器 41 センサプラットフォーム 42 北基準観測センサ 43 観測相対方位 44 センサプラットフォーム観測絶対方位 45 加算器 46 校正入力

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビカメラ等の撮像手段と、自己の絶
    対位置を標定する自己位置標定手段と、絶対座標系の基
    準となるデジタル地形データから撮像の視点からの地形
    鳥かん図を作成する手段と、撮像画像から地形稜線エッ
    ジを検出する手段と、地図データから任意の視点に対し
    鳥かん図の投影画像により地図稜線エッジを検出する手
    段と、上記地形稜線エッジと上記地図稜線エッジを比較
    照合し一致度を判定する手段と、上記判定手段結果によ
    り相対座標系の撮像方位を絶対座標系の絶対方位に投影
    ・写像する手段とを具備したことを特徴とする絶対方位
    標定装置。
  2. 【請求項2】 地形鳥かん図を作成する手段と画像及び
    地図の稜線エッジを比較照合し一致度を判定する手段と
    して、水準面からの視軸高低角度を用いることにより限
    定された必要領域の鳥かん図を作成する手段と、高低角
    度情報を判定条件に加えて画像及び地図の稜線エッジを
    比較照合し一致度を判定する手段を具備したことを特徴
    とする請求項1項記載の絶対方位標定装置。
  3. 【請求項3】 撮像手段として、テレビカメラをスキャ
    ン動作させ広域画像をリファレンス画像として撮像する
    撮像手段を具備したことを特徴とする請求項1項記載の
    絶対方位標定装置。
  4. 【請求項4】 鳥かん図を作成する手段として、観測対
    象の距離情報を用いて限定された必要領域の鳥かん図を
    作成する手段を具備したことを特徴とする請求項1記載
    の絶対方位標定装置。
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Cited By (4)

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