JPH06166087A - ポリカーボネートシートの製造方法 - Google Patents
ポリカーボネートシートの製造方法Info
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- JPH06166087A JPH06166087A JP4318815A JP31881592A JPH06166087A JP H06166087 A JPH06166087 A JP H06166087A JP 4318815 A JP4318815 A JP 4318815A JP 31881592 A JP31881592 A JP 31881592A JP H06166087 A JPH06166087 A JP H06166087A
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- sheet
- polycarbonate
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- polycarbonate sheet
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C43/00—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
- B29C43/22—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of indefinite length
- B29C43/222—Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of indefinite length characterised by the shape of the surface
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29K—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
- B29K2069/00—Use of PC, i.e. polycarbonates or derivatives thereof, as moulding material
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 鏡面ロールを用いて、ポリカーボネートシー
トの表面にエンボス加工を施す方法を提供する。 【構成】 溶融押出されたポリカーボネートシートを、
表面が鏡面仕上げされた第１ロール及び第２ロールより
なる一対のポリッシングロールにより狭持加圧、冷却し
てシート化する際に、該第１ロール表面を７０〜１２０
℃の温度範囲に維持し、該第１ロールに接する側のポリ
カーボネートシートの表面に該第１ロールの軸方向と同
一方向のすじ状模様を付与することを特徴とする厚さ３
〜２０ｍｍのポリカーボネートシートの製造方法。
トの表面にエンボス加工を施す方法を提供する。 【構成】 溶融押出されたポリカーボネートシートを、
表面が鏡面仕上げされた第１ロール及び第２ロールより
なる一対のポリッシングロールにより狭持加圧、冷却し
てシート化する際に、該第１ロール表面を７０〜１２０
℃の温度範囲に維持し、該第１ロールに接する側のポリ
カーボネートシートの表面に該第１ロールの軸方向と同
一方向のすじ状模様を付与することを特徴とする厚さ３
〜２０ｍｍのポリカーボネートシートの製造方法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融押出成形法による
ポリカーボネートシートの製造方法に関する。詳しく
は、溶融押出成形法により押し出されたポリカーボネー
トのシート状物を、表面が鏡面仕上げされた一対のポリ
ッシングロールを用いて冷却しながらエンボス加工する
厚さ３〜２０ｍｍのポリカーボネートシートの製造方法
に関する。
ポリカーボネートシートの製造方法に関する。詳しく
は、溶融押出成形法により押し出されたポリカーボネー
トのシート状物を、表面が鏡面仕上げされた一対のポリ
ッシングロールを用いて冷却しながらエンボス加工する
厚さ３〜２０ｍｍのポリカーボネートシートの製造方法
に関する。
【０００２】
【従来の技術】ポリカーボネートは、広い温度範囲にお
いて優れた機械的及び電気的特性を有し、しかも優れた
透明性を有する熱可塑性樹脂であり、シート状に成形さ
れ広範な分野に用いられている。
いて優れた機械的及び電気的特性を有し、しかも優れた
透明性を有する熱可塑性樹脂であり、シート状に成形さ
れ広範な分野に用いられている。
【０００３】通常、ポリカーボネート樹脂をシート状に
成形する場合、粉体状またはペレット状の原料を押出機
を用いて混練し、Ｔダイ等を通してシート状に溶融押出
し、ポリッシングロールを用いて冷却固化して、シート
とする方法が採用されている。
成形する場合、粉体状またはペレット状の原料を押出機
を用いて混練し、Ｔダイ等を通してシート状に溶融押出
し、ポリッシングロールを用いて冷却固化して、シート
とする方法が採用されている。
【０００４】ポリカーボネートシートは、優れた透明性
をいかして窓材、銘板、光学材等に用いられるため、押
出工程で生じるダイライン、冷却工程で生じるギアマー
ク、転写マーク、剥離マーク等シートの透明性を損なう
要因を排除しクリアーなシートとして市販されている。
また、一方では、表面に凹凸模様のあるエンボスシート
の需要が大きい。
をいかして窓材、銘板、光学材等に用いられるため、押
出工程で生じるダイライン、冷却工程で生じるギアマー
ク、転写マーク、剥離マーク等シートの透明性を損なう
要因を排除しクリアーなシートとして市販されている。
また、一方では、表面に凹凸模様のあるエンボスシート
の需要が大きい。
【０００５】従来、このようなエンボスシートを製造す
るにあたり、エンボスシート専用の表面に凹凸模様を有
するエンボスロールが用いられている。しかし、エンボ
スロールは、表面がクリアなシートを製造する際には撤
去しなければならず、銘柄切替え操作が煩雑となる欠点
がある。また、エンボスロールの製作費用も必要とな
る。
るにあたり、エンボスシート専用の表面に凹凸模様を有
するエンボスロールが用いられている。しかし、エンボ
スロールは、表面がクリアなシートを製造する際には撤
去しなければならず、銘柄切替え操作が煩雑となる欠点
がある。また、エンボスロールの製作費用も必要とな
る。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題を解消し、表面に凹凸模様を有するエンボスロール
を用いず、鏡面ロールを用いて、ロール温度とシート厚
さとを特定の範囲に調節することにより、ポリカーボネ
ートシートの表面にエンボス加工を施すポリカーボネー
トシートの新規な製造方法を提供することにある。
問題を解消し、表面に凹凸模様を有するエンボスロール
を用いず、鏡面ロールを用いて、ロール温度とシート厚
さとを特定の範囲に調節することにより、ポリカーボネ
ートシートの表面にエンボス加工を施すポリカーボネー
トシートの新規な製造方法を提供することにある。
【０００７】
【問題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
した結果、冷却工程で用いるポリッシングロールの内、
特定のポリッシングロールの表面温度を特定の温度範囲
に維持し、かつシートの厚さを特定することにより、上
記目的が達成できることを見いだし、本発明に到った。
した結果、冷却工程で用いるポリッシングロールの内、
特定のポリッシングロールの表面温度を特定の温度範囲
に維持し、かつシートの厚さを特定することにより、上
記目的が達成できることを見いだし、本発明に到った。
【０００８】すなわち、本発明は、ポリカーボネート樹
脂、またはポリカーボネート樹脂組成物を押出機を用い
て混練、溶融押出してシート状物となし、該シート状物
を表面が鏡面仕上げされた第１ロール及び第２ロールよ
りなる一対のポリッシングロールにより狭持加圧、冷却
し、次いで、該第２ロールを介して次装置へ搬送して厚
さ３〜２０ｍｍのポリカーボネートシートを製造する方
法であって、該第１ロール表面を７０〜１２０℃の温度
範囲に維持し、該第１ロールに接する側のポリカーボネ
ートシートの表面に該第１ロールの軸方向と同一方向の
すじ状模様を付与することを特徴とするポリカーボネー
トシートの製造方法である。
脂、またはポリカーボネート樹脂組成物を押出機を用い
て混練、溶融押出してシート状物となし、該シート状物
を表面が鏡面仕上げされた第１ロール及び第２ロールよ
りなる一対のポリッシングロールにより狭持加圧、冷却
し、次いで、該第２ロールを介して次装置へ搬送して厚
さ３〜２０ｍｍのポリカーボネートシートを製造する方
法であって、該第１ロール表面を７０〜１２０℃の温度
範囲に維持し、該第１ロールに接する側のポリカーボネ
ートシートの表面に該第１ロールの軸方向と同一方向の
すじ状模様を付与することを特徴とするポリカーボネー
トシートの製造方法である。
【０００９】本発明の特徴は、エンボスロールを用いる
ことなしに、表面がクリアなシートの冷却に用いられる
鏡面ロールによりポリカーボネートシートの表面にエン
ボス加工を施すことにある。本発明の方法により施され
るエンボス模様は、冷却ロールの軸方向、すなわち、シ
ートの幅方向に直線状のすじ模様をシートの一端から他
端にわたって連続して付けられる。
ことなしに、表面がクリアなシートの冷却に用いられる
鏡面ロールによりポリカーボネートシートの表面にエン
ボス加工を施すことにある。本発明の方法により施され
るエンボス模様は、冷却ロールの軸方向、すなわち、シ
ートの幅方向に直線状のすじ模様をシートの一端から他
端にわたって連続して付けられる。
【００１０】本発明によれば、銘柄切替えの際、ロール
交換が不要であり、設備費および労務費の低減とプロセ
スの簡略化が可能であり、従来予期し得ない効果が得ら
れるのである。
交換が不要であり、設備費および労務費の低減とプロセ
スの簡略化が可能であり、従来予期し得ない効果が得ら
れるのである。
【００１１】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明の概要は、ポリカーボネート樹脂またはポリカーボ
ネート樹脂組成物を押出機を用いて混練、溶融してダイ
を通してシート状に押出し、次いで、該シート状物を一
対またはそれ以上からなるポリッシングロールを用いて
狭持加圧、冷却して厚み３〜２０ｍｍのエンボス加工さ
れたポリカーボネートシートを製造する方法である。
発明の概要は、ポリカーボネート樹脂またはポリカーボ
ネート樹脂組成物を押出機を用いて混練、溶融してダイ
を通してシート状に押出し、次いで、該シート状物を一
対またはそれ以上からなるポリッシングロールを用いて
狭持加圧、冷却して厚み３〜２０ｍｍのエンボス加工さ
れたポリカーボネートシートを製造する方法である。
【００１２】本発明に用いられるポリカーボネートは、
例えば、２価のフェノール化合物またはグリコールの単
体、叉はその混合物と炭酸の誘導体との重縮合反応によ
り得られる樹脂、または、アルカリの存在下で２価のフ
ェノール化合物またはグリコールの単体、またはその混
合物にホスゲンを作用し、得られる樹脂が例示できる。
例えば、２価のフェノール化合物またはグリコールの単
体、叉はその混合物と炭酸の誘導体との重縮合反応によ
り得られる樹脂、または、アルカリの存在下で２価のフ
ェノール化合物またはグリコールの単体、またはその混
合物にホスゲンを作用し、得られる樹脂が例示できる。
【００１３】また、本発明には、上記のポリカーボネー
ト樹脂に安定剤、顔料、離型剤、紫外線吸収剤、または
ポリカーボネート樹脂と混合しても透明性を損なわない
範囲の量の他の添加剤、樹脂等を添加、混合したポリカ
ーボネート樹脂組成物も用いることができる。
ト樹脂に安定剤、顔料、離型剤、紫外線吸収剤、または
ポリカーボネート樹脂と混合しても透明性を損なわない
範囲の量の他の添加剤、樹脂等を添加、混合したポリカ
ーボネート樹脂組成物も用いることができる。
【００１４】上記のポリカーボネート樹脂またはポリカ
ーボネート樹脂組成物を粉体状で用いてもよいし、予め
それらを溶融押出してペレット状に成形したものを用い
てもよい。
ーボネート樹脂組成物を粉体状で用いてもよいし、予め
それらを溶融押出してペレット状に成形したものを用い
てもよい。
【００１５】本発明に用いられる押出機には特に制限は
なく、通常の熱可塑性樹脂の溶融押出成形に用いられる
スクリュー式押出機が用いられる。本発明のシートを成
形するためには、押出機のシリンダー及びスクリュー
等、ポリカーボネート樹脂と直接接触する部分の要部
は、例えば、ハードクロムメッキ等とされることが好ま
しい。
なく、通常の熱可塑性樹脂の溶融押出成形に用いられる
スクリュー式押出機が用いられる。本発明のシートを成
形するためには、押出機のシリンダー及びスクリュー
等、ポリカーボネート樹脂と直接接触する部分の要部
は、例えば、ハードクロムメッキ等とされることが好ま
しい。
【００１６】押出温度には特に制限はなく、通常、ポリ
カーボネートが成形される温度、例えば、２００〜３２
０℃程度の温度範囲で押出成形されるが、得られるポリ
カーボネートシートの表面状態を良くするためには、ダ
イから押し出され、表面が鏡面仕上げされた第１ロール
および第２ロールからなる一対のポリッシングロールに
供給されるシート状物の温度を２５０〜３１０℃の範囲
に制御することが好ましい。
カーボネートが成形される温度、例えば、２００〜３２
０℃程度の温度範囲で押出成形されるが、得られるポリ
カーボネートシートの表面状態を良くするためには、ダ
イから押し出され、表面が鏡面仕上げされた第１ロール
および第２ロールからなる一対のポリッシングロールに
供給されるシート状物の温度を２５０〜３１０℃の範囲
に制御することが好ましい。
【００１７】本発明において、押出機のダイから押し出
されたシート状物は、表面が鏡面仕上げされた第１ロー
ル及び第２ロールからなる一対のポリッシングロールに
より狭持加圧、冷却され、該第２ロールを介して次装置
へ搬送されるが、上記第１ロールの表面温度を７０〜１
２０℃、好ましくは１０５〜１１５℃に維持することが
重要である。
されたシート状物は、表面が鏡面仕上げされた第１ロー
ル及び第２ロールからなる一対のポリッシングロールに
より狭持加圧、冷却され、該第２ロールを介して次装置
へ搬送されるが、上記第１ロールの表面温度を７０〜１
２０℃、好ましくは１０５〜１１５℃に維持することが
重要である。
【００１８】該第１ロールの温度がこの範囲である時、
溶融樹脂はロールにより過冷却され、シートの流れ方向
に対し直角方向（ロール軸方向）にスジが入り、クリア
シート専用ロールによるエンボス状シートの製造が可能
となる。
溶融樹脂はロールにより過冷却され、シートの流れ方向
に対し直角方向（ロール軸方向）にスジが入り、クリア
シート専用ロールによるエンボス状シートの製造が可能
となる。
【００１９】このスジの大きさは該ロール温度に密接に
関係する。具体的には、該ロール温度を上記範囲内にお
いて低くする程スジの大きさは大きくなる。逆に、該ロ
ール温度を上記範囲内において高くする程スジの大きさ
は小さくなる。
関係する。具体的には、該ロール温度を上記範囲内にお
いて低くする程スジの大きさは大きくなる。逆に、該ロ
ール温度を上記範囲内において高くする程スジの大きさ
は小さくなる。
【００２０】また、シートの厚さが厚くなるに従いスジ
の大きさは大きくなる傾向を示す。本発明の方法が好ま
しく適用されるシートの厚さは、３〜２０ｍｍの範囲で
ある。
の大きさは大きくなる傾向を示す。本発明の方法が好ま
しく適用されるシートの厚さは、３〜２０ｍｍの範囲で
ある。
【００２１】従って、厚さが３〜２０ｍｍのシートを製
造する際に、ロール温度を上記範囲内において変化させ
ることにより、需要に応じたエンボス状シートを製造す
ることが可能である。
造する際に、ロール温度を上記範囲内において変化させ
ることにより、需要に応じたエンボス状シートを製造す
ることが可能である。
【００２２】本発明の目的を達成するためには、該ロー
ル以外のロールの表面温度は通常実施されている温度、
例えば、１００〜１４０℃程度の範囲に維持されていれ
ば差支えない。ポリッシングロールの表面温度を制御す
る方法には特に制限がなく、通常実施されている方法、
例えば、ロールの内部に設置されたジャケットに温水、
加圧水蒸気、加熱油等の熱媒体を循環する方法が用いら
れる。
ル以外のロールの表面温度は通常実施されている温度、
例えば、１００〜１４０℃程度の範囲に維持されていれ
ば差支えない。ポリッシングロールの表面温度を制御す
る方法には特に制限がなく、通常実施されている方法、
例えば、ロールの内部に設置されたジャケットに温水、
加圧水蒸気、加熱油等の熱媒体を循環する方法が用いら
れる。
【００２３】
【実施例】以下、実施例を示し、本発明をさらに詳細に
説明する。 実施例１〜３ ポリカーボネート樹脂（帝人化成（株）製 パンライト
Ｋ−１３００Ｚ）を９０ｍｍφベント付き単軸押出機を
用いて、押出機シリンダーの各部位の温度を２１０〜３
１０℃に設定し溶融押出して、〔表１〕に示す温度に調
節された第１冷却ロール（鏡面ロール）と第２冷却ロー
ル（鏡面ロール）で連続的に狭持加圧し、１０ｍｍ厚の
エンボス加工されたポリカーボネートシートを得た。得
られたシートの表面には、シートの幅方向の一端から他
端にわたって連続した直線状のスジ状模様が認められ
た。得られた結果を〔表１〕に示す。
説明する。 実施例１〜３ ポリカーボネート樹脂（帝人化成（株）製 パンライト
Ｋ−１３００Ｚ）を９０ｍｍφベント付き単軸押出機を
用いて、押出機シリンダーの各部位の温度を２１０〜３
１０℃に設定し溶融押出して、〔表１〕に示す温度に調
節された第１冷却ロール（鏡面ロール）と第２冷却ロー
ル（鏡面ロール）で連続的に狭持加圧し、１０ｍｍ厚の
エンボス加工されたポリカーボネートシートを得た。得
られたシートの表面には、シートの幅方向の一端から他
端にわたって連続した直線状のスジ状模様が認められ
た。得られた結果を〔表１〕に示す。
【００２４】なお、第１冷却ロールおよび第２冷却ロー
ルは、表面がハードクロムメッキが施されたものを用い
た。また、これらのロールの表面粗度は最大０．１μｍ
であった。
ルは、表面がハードクロムメッキが施されたものを用い
た。また、これらのロールの表面粗度は最大０．１μｍ
であった。
【００２５】
【表１】
【００２６】
【発明の効果】本発明による諸条件に従うことにより、
エンボスシート専用ロールを用いないクリアシート専用
鏡面ロールによるエンボス状シートの製造が可能とな
る。それに従い、ロール交換に要する時間、労力それに
伴う諸経費が削減される。本発明によれば、エンボスロ
ールを用いることなしに、冷却用鏡面ロールを用いてポ
リカーボネートシートの表面にエンボス加工を施すこと
が可能である。そのため、銘柄切替えの際、ロール交換
が不要であり、設備費および労務費の低減とプロセスの
簡略化が可能である。
エンボスシート専用ロールを用いないクリアシート専用
鏡面ロールによるエンボス状シートの製造が可能とな
る。それに従い、ロール交換に要する時間、労力それに
伴う諸経費が削減される。本発明によれば、エンボスロ
ールを用いることなしに、冷却用鏡面ロールを用いてポ
リカーボネートシートの表面にエンボス加工を施すこと
が可能である。そのため、銘柄切替えの際、ロール交換
が不要であり、設備費および労務費の低減とプロセスの
簡略化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】は、本発明の冷却工程の一例を示す側面図であ
る。
る。
１ ダイ ２ 第１ロール ３ 第２ロール ４ 次装置 １１ ポリッシングロールに供給されるシート状物 １２ 第１ロールにより冷却され、剥離した時点のシー
ト状物の被冷却面 １３ ポリカーボネートシート
ト状物の被冷却面 １３ ポリカーボネートシート
フロントページの続き (72)発明者 松村 秀司 愛知県名古屋市南区丹後通２丁目１番地 三井東圧化学株式会社内 (72)発明者 熊本 行宏 愛知県名古屋市南区丹後通２丁目１番地 三井東圧化学株式会社内 (72)発明者 三宅 孝人 愛知県名古屋市南区丹後通２丁目１番地 三井東圧化学株式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 ポリカーボネート樹脂、またはポリカー
ボネート樹脂組成物を押出機を用いて混練、溶融押出し
てシート状物となし、該シート状物を表面が鏡面仕上げ
された第１ロール及び第２ロールよりなる一対のポリッ
シングロールにより狭持加圧、冷却し、次いで、該第２
ロールを介して次装置へ搬送して厚さ３〜２０ｍｍのポ
リカーボネートシートを製造する方法であって、該第１
ロール表面を７０〜１２０℃の温度範囲に維持し、該第
１ロールに接する側のポリカーボネートシートの表面に
該第１ロールの軸方向と同一方向のすじ状模様を付与す
ることを特徴とするポリカーボネートシートの製造方
法。 - 【請求項２】 前記一対のポリッシングロールに供給さ
れるシート状物の温度が２５０〜３１０℃である請求項
１記載のポリカーボネートシートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4318815A JPH06166087A (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | ポリカーボネートシートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4318815A JPH06166087A (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | ポリカーボネートシートの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06166087A true JPH06166087A (ja) | 1994-06-14 |
Family
ID=18103258
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4318815A Pending JPH06166087A (ja) | 1992-11-27 | 1992-11-27 | ポリカーボネートシートの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06166087A (ja) |
-
1992
- 1992-11-27 JP JP4318815A patent/JPH06166087A/ja active Pending
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