JPH06164U - 仕切り部材ユニット - Google Patents

仕切り部材ユニット

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JPH06164U
JPH06164U JP4786692U JP4786692U JPH06164U JP H06164 U JPH06164 U JP H06164U JP 4786692 U JP4786692 U JP 4786692U JP 4786692 U JP4786692 U JP 4786692U JP H06164 U JPH06164 U JP H06164U
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JP4786692U
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欽二 横山
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株式会社横山製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型のフロッピーディスク等のように小さく
て薄いものの収納を容易に行うことができ、そのユニッ
トの組み合わせを容易に確実に行うことができる仕切り
部材ユニットを提供する。 【構成】 ユニットの側板の前端下部に形成した任意長
さの繋合突条を、ユニットの背板両側下端より上方に向
かって設けた繋合溝に組み合わせ摺動させるようにして
組み立て、ユニットの一方の側板上部に設けた円状突起
を、他方の側板上部に設けた円状凹部に嵌合させて、横
方向に並列するユニットの位置を固定するようにした仕
切り部材ユニット。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、机の引出しやロッカー等の仕切り部材、またはそれ自身を組み合わ せて収納装置を形成することの可能な仕切り部材ユニットに関し、特にプラスチ ックを用いて小型のフロッピーディスク等のように小さくて薄いものの収納を容 易に行うことができ、そのユニットの組み合わせを容易に確実に行うことができ るように構成した仕切り部材ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より用いられているロッカーや机の引出しの仕切り部材としては、引出し の両側に係止部を形成し、その係止部にプラスチック製または鉄板製の板部材等 を係止させ、それらの板部材を適当な間隔に設定することによって、仕切りを形 成するようにしているものが多い。
【0003】 また、パンフレット等の陳列用や、薄い物品の収納用等として用いられている 階段状に棚を形成した陳列ケース等は、その仕切り部材をプラスチックまたは金 属製の板材等で形成しているものの、その製作に際しては、板材を所定の大きさ に切断して、それを接着するなどの工程を必要とし、非常に手間のかかる仕事を しなければならないものである。
【0004】 ところが、最近特に利用されることが多くなってきているマイクロコンピュー タ用、またはワードプロセッサー用として用いられるフロッピーディスク等は、 その収納等に新たな問題を提供する傾向が発生している。すなわち、8インチの ものの場合には、従来より用いられている仕切り部材を用いたとしても、その収 納は不可能なことではないが、その取り出しが非常に不便なものになる。
【0005】 これに加えて、最近は、ミニフロッピーやマイクロフロッピー等と呼ばれる5 インチまたは3.5インチや3インチの小型のフロッピーが多く使用される傾向 がある。特に3〜3.5インチのフロッピーディスクは、それ自体が非常に小型 でコンパクトに構成され、ハードケースに収容されているが、それに収容されて いるデータが非常に重要なものであることなどから、その取り扱いに細心の注意 を払う必要があるものの、それ自体が薄くて小さいものであることより、そのよ うなものを収容し取り出すようにすることが非常に面倒なものである。
【0006】 しかし、従来より用いられている小型のディスク等の収納装置としては、8イ ンチのディスクの場合と同様に、単純な紙箱等が用いられていることが多く、そ の取り扱いに不便を感じながら使用していることが多い。 本考案者は、前記のような仕切り部材の持つ欠点を解決するものとして、机の 引出しや収納ケースの内部に容易に仕切りを形成することを可能にすると共に、 そのユニット自体を複数個組み合わせることにより、収納ケースを容易に形成で きるようにした仕切り部材ユニットをすでに考案した(実公昭63−14673 号)。
【0007】 すなわち、上記考案は、プラスチック等の平らな板より形成された背板と、そ の両側部および底部分から突出した状態で形成される側板および底板とから構成 され、前記側板の前端部に複数の側板突起を所定の間隔で形成し、底板にもその 中央部分に前方に向けて底部突起を形成し、さらに、背板にはその両端部に、前 記側板に設けた突起と同じ間隔で複数組の係合孔を形成すると共に、背板の中央 線に沿って前記底部突起が係合する係合孔を側板突起と同じ間隔で形成し、各単 位体を箱の上板と前板とを除いた形状のユニットとして構成し、前記1つのユニ ットの前部分に設けた突起を他のユニットの背板部分に設けた係合孔に対して組 み合わせることによって、収納装置等を構成できるようにしたことを特徴とする 仕切り部材ユニットである。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
上記考案においては、水平状に組み合わせたユニットを段違い状に組み合わせ るなど、組み合わせを変える場合には、1つのユニットの前部分に設けた突起を 他のユニットの背板部分に設けた係合孔からはずし、別の位置の係合孔に対して 組み合わせることになるので、意外に手間がかかり、また、1つのユニットの側 板前縁と他のユニットの背板との接触部に隙間が生じ易く、紙などが挟まる不都 合があった。本考案は、これらの点を改良した仕切り部材ユニットを提供するこ とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記考案における突起と係合孔による組み合わせに替えて、繋合突 条と繋合溝による組み合わせとして、組み合わせを変える場合には、繋合溝によ り摺動させてユニットを移動させるようにし、また、ユニットの一方の側板上部 に円状突起を、他方の側板上部に円状凹部を設けて、横方向に並列させるユニッ トを円状突起と円状凹部により組み合わせて、横方向に並列するユニットの位置 を固定するようにしたものである。
【0010】 本考案の仕切り部材ユニットは、プラスチック製等の平らな板材で形成された 背板と、その両側部および底部に突出した状態で形成される側板および底部に突 出した状態で形成される側板および底板とから構成されたもので、背板は側板の 上にまで突出した状態で形成されている。すなわち、本考案の仕切り部材ユニッ トは、箱体の上板と前板を除いた形状を呈し、その背板を上に突出させるように して形成している。
【0011】 そして、両側の側板の前端下部に任意長さの繋合突条を形成すると共に、一方 の側板上部に円状突起を、他方の側板上部に円状凹部を設け、さらに、底板の前 端中央部およびその両側のそれぞれ中間部に突条を形成している。なお、中央部 の突条は、両側の中間部の突条よりも低く形成している。
【0012】 また、背板の両側部には、下端より上方に向かって、前記側板に設けた繋合突 条の繋合溝を設け、さらに、背板の中央線に沿って前記底板の中央部の突条が係 合する係合条孔を所定の間隔で形成し、かつ、中央線の両側のそれぞれ中間線に 沿って前記底板の中央部の両側それぞれ中間部の突条が係合して摺動できる係合 溝を設けている。
【0013】 したがって、本考案の仕切り部材ユニットは、これを水平状に組み合わせるこ とにより、机の引出しやロッカーの仕切り部材として利用することができ、さら に、この仕切り部材ユニットを段違い状に組み合わせることにより、背板が所定 の角度で傾斜された収容容器部材として構成されることの他に、該ユニットの背 板の段違いの状態を大きくすることによって、他のショーケース等の階段状の収 納棚装置の棚のユニットとして利用することが可能になるのである。
【0014】
【実施例】
図示された実施例によって本考案のユニットの構成を説明すると、本考案のユ ニット1は、プラスチック製の板より形成される背板2と、その両側部に突出し た状態で形成される側板3,3aと、背板2の下端部から側板3と同じように突 出した状態で形成される底板4とから構成される。さらに、背板2には、その上 部に凹部12を形成する。
【0015】 側板3,3aには、その前端部において、下端から側板の長さの約3分の1程 度に亘って繋合突条5,5aを形成し、また、一方の側板3の上部外側に円状突 起6を、他方の側板3aの上部外側に円状凹部7を設けている。さらに、底板4 の前端中央部に突条8を形成し、その両側のそれぞれ中間部分にも突条8a,8 bを形成する。
【0016】 背板2には、その両側下端より背板の長さの約4分の3に亘って、前記側板に 設けた繋合突条5,5aの繋合溝9,9aを設け、また、背板の中央線に沿って 、前記底板4の中央部分の突条8が係合する係合条孔10を所定の間隔で形成し 、さらに、背板の中央線のそれぞれ中間線に沿って、前記底板4の中央部の両側 それぞれ中間部分の突条8a,8bが係合する係合溝11a,11bを形成して いる。この際、底板の突条8と背板の係合条孔10の幅、および底板の突条8a ,8bと背板の係合溝11a,11bの幅は、それぞれ同じに形成し、また、突 条8a,8bの突出する高さは、背板に設けた係合溝11a,11bの溝の深さ と同じにし、底板の突条8の突出高さは、底板の突条8a,8bよりも、背板の 係合溝11a,11bの溝の深さ分低く形成して、1つのユニットの側板の繋合 突条5,5aを、他のユニットの背板の繋合溝11a,11bに挿入摺動させて 箱体を形成する際に、底板の突条8a,8bは、背板の係合溝11a,11bに 係合して摺動し、底板の突条8は、背板の表面に沿って移動し、係合条溝10の 位置で該条溝に係合できるようにする。
【0017】 以上の構成を有する仕切り部材ユニットを組み合わせて箱体を構成する場合の 実施例について説明すると、図5に示すように、ユニットBの繋合突条5,5a をユニットAの繋合溝9,9aに挿入し、さらに、ユニットCの繋合突条5,5 aをユニットBの繋合溝9,9aに挿入して摺動させ、ユニットBの突条8がユ ニットAの下から2番目の係合条孔10に、また、ユニットCの突条8がユニッ トBの下から2番目の係合条孔10に係合する位置で組み合わせる。この際、各 ユニットの下から2番目の係合条孔10の設定位置によって、ユニットA,B, Cの背板2,2,2を結ぶ線の傾斜角度が30°になるように形成することがで き、この組み立て体は、各々の背板の傾斜角度が60°となる。このように組み 立てて構成した収納装置は、それ自体が自立可能な装置として構成される。
【0018】 そして、例えばフロッピーディスクを収容するための装置として構成した場合 には、各収容部分に別けて収容したディスクを容易に識別できると共に、収納、 取り出しの動作が容易に行えるものとなる。
【0019】 また、図6に示すように、ユニットを突条8が最上部の係合条孔10に係合す る位置で組み合わせ、この際、各ユニットの最上部の係合条孔10の設定位置に よって、ユニットA,B,Cの背板2,2,2を結ぶ線の傾斜角度が60°にな るように形成することができる。この場合の組み立て体は、それ自体を独立させ た状態で収納装置として用いる場合には、その背板の傾斜角度が30°になるの で、収容装置としてそのままの状態で使用することができない。
【0020】 すなわち、上記したように構成した場合には、各ユニット間の段差が大きい状 態で、各背板を直立状態に配置し、フロッピーディスクを陳列した状態で保管す る保管装置、または陳列装置を構成する際に、その仕切り部材として構成するこ とが可能になるのである。
【0021】 さらに、図1に示すような組み立て方法によると、ユニット底板4,4は平面 状を呈することになるので、机の引出しや、ロッカーの仕切り部材として構成す ることが可能になる。そして、この組み立て体を単独で使用することも当然可能 になるものであり、ミニフロッピーディスク等のように、仕分けした状態で収納 が困難な小もの等を、1枚または2枚ずつ分割して収納するようにすることがで きるのである。 また、上記の組み立て体数個を並列させて使用する際には、側板上部に設けた 円状突起6を、他のユニットの側板上部に設けた円状凹部7に嵌合させることに より、それぞれの位置を固定することができる。
【0022】 なお、上記の実施例においては、本考案のユニットを組み立てた場合に、その 組み立て体が水平状に形成される場合と、30°、60°の各々の場合について 説明したが、本考案の装置は、上記の実施例に限定されるものではなく、ユニッ トの突条8が係合する係合条孔10を設ける位置を適宜に設定することにより、 背板が任意の傾斜を持った組み立て体に形成することができる。
【0023】 さらに、本考案の組み立て体は、上記したような机の引出しやロッカーの仕切 り部材等の他に、物品を収納するために用いられる全ての装置に適用することが 可能なものであり、その形状も、実施例において示したような横長のポケットを 形成するようなもののみではなく、正方形のポケットを形成できるような形状の ユニットを用いることも可能である。
【0024】
【考案の効果】
本考案のユニットは、上記したような構成を有するものであるから、実公昭6 3−14673号のものよりも、組み立てに手間がかからず容易に行うことがで き、しかも、組み立て体が安定して形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のユニットを水平状に組み立てた場合の
右側面図である。
【図2】本考案のユニットを水平状に組み立てた場合の
左側面図である。
【図3】本考案のユニット背板の外側表面図である。
【図4】本考案のユニット底板の平面図である。
【図5】本考案のユニットを傾斜角度30°として組み
立てた場合の側面図である。
【図6】本考案のユニットを傾斜角度60°として組み
立てた場合の側面図である。
【符号の説明】
1 ユニット 2 背板 3,3a 側板 4 底板 5,5a 繋合突条 6 円状突起 7 円状凹部 8,8a,8b 突条 9,9a 繋合溝 10 係合条孔 11a,11b 係合溝 12 凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック等の平らな板より形成され
    た背板と、その両側部および底部分から突出した状態で
    形成される側板および底板とから構成され、前記側板の
    前端下部に任意長さの繋合突条を形成すると共に、一方
    の側板上部に円状突起を、他方の側板上部に円状凹部を
    設け、底板にはその前端中央部分およびその両側のそれ
    ぞれ中間部分に突条を形成し、さらに、背板にはその両
    側下端より上方に向かって、前記側板に設けた繋合突条
    の繋合溝を設けると共に、背板の中央線に沿って前記底
    板の中央部分の突条が係合する係合条孔を所定の間隔で
    形成し、かつ、中央線の両側のそれぞれ中間線に沿って
    前記底板の中央部の両側それぞれ中間部分の突条が係合
    する係合溝を設け、各単位体を箱の上板と前板とを除い
    た形状のユニットとして構成し、前記1つのユニットの
    前部分に設けた繋合突条および突条をそれぞれ他のユニ
    ットの背板に設けた繋合溝、係合条孔および係合溝に対
    して組み合わせることによって、収納装置等を構成でき
    るようにしたことを特徴とする仕切り部材ユニット。
JP1992047866U 1992-06-17 1992-06-17 仕切り部材ユニット Expired - Lifetime JP2530518Y2 (ja)

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JPH06164U true JPH06164U (ja) 1994-01-11
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5676751A (en) * 1979-11-05 1981-06-24 Himmelstein & Co S Driving system for increasing energy efficiency
JPS6314673U (ja) * 1986-07-11 1988-01-30

Patent Citations (2)

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