JPH0616496Y2 - 搾乳装置の真空配管 - Google Patents

搾乳装置の真空配管

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JPH0616496Y2
JPH0616496Y2 JP12919286U JP12919286U JPH0616496Y2 JP H0616496 Y2 JPH0616496 Y2 JP H0616496Y2 JP 12919286 U JP12919286 U JP 12919286U JP 12919286 U JP12919286 U JP 12919286U JP H0616496 Y2 JPH0616496 Y2 JP H0616496Y2
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実 松沢
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、牛舎内等に真空パイプラインを配設し、この
パイプラインに所定間隔で設けられた真空取出し口に、
パルセータ、ミルククロー、ティートカップなどから成
る搾乳ユニットを接続して搾乳を行う、真空配管式搾乳
装置に関するものである。
従来技術 一般に、搾乳中の乳頭にかかる真空圧は、変動がなく、
さらにティートカップ脈動室の脈動真空圧は安定してい
ることが望ましい。第5図は、真空配管式搾乳装置の一
例(特公昭60−19972号)であって、真空ポンプ
63と連通して400mmhgに調圧された真空パイプライ
ン60が、2分岐してパルセータ67に真空圧を供給す
るための真空パイプ61と、ミルククロー65及びティ
ートカップ69を介して乳頭に真空圧を供給するミルク
パイプ62となり、牛舎に配設されている。これら、4
00mmhgに調圧されている真空パイプ61とミルクパイ
プ62には、複数カ所に真空取出口61′、62′、…
が設けられている。搾乳ユニットは、通常、真空パイプ
61に接続可能で真空消費側の真空圧をより低い真空
圧、例えば290mmhgに調整する真空調整器66、この
真空調整器66の調整真空圧を大気圧と交互にティート
カップ69の脈動室に切換供給するパルセータ67、ミ
ルクパイプ62に接続しミルクパイプからの供給真空圧
をティートカップ内の乳頭に減圧して供給すると共に、
ティートカップから集乳し、連結パイプ72を通してミ
ルクパイプ中に牛乳を輸送する差圧発生装置として作動
するミルククロー65を連結パイプ68、72等で連結
してユニット化したものから成る。64はサニタリート
ラップ、71はレリーザ、70は、搾乳圧を一定にする
為、ミルククロー中の調節機構への基準圧(290mmh
g)供給管である。(例えば、実願58-98083参照)。
尚、本願において真空度の表示は、大気圧を0mmHgと
し、絶対真空を760mmHgとする大気圧基準で示してお
り、従って、”減圧”とは、真空圧(真空度)を、450m
mHgから300mmHgに変化させる場合のように、真空圧(真
空度)を低下させること若しくは絶対圧における圧力上
昇を意味する。
このような搾乳装置においては、搾り出される牛乳が、
間欠的に流れることによる真空圧の変動は、ミルククロ
ーの有する前記調節機構が働いて平準化し、又、パルセ
ータによる脈動に対しては、真空調整器66が作動し
て、圧力変動を平滑化し、牛に不快感を及ぼさないよう
に配慮されている。
しかしながら、搾乳の開始時及び終了時におけるティー
トカップの着脱の際や搾乳終了時に連結パイプ72中に
残留しているミルクを、ミルクパイプ62に強制的に送
り込む為に、ミルククロー65を操作して大量の大気を
間欠的に導入して大きな差圧を発生させる際などには、
どうしても、ミルクパイプ62内の圧力変動を惹き起こ
し、これが、同時に搾乳中の他のティートカップ内の圧
力変動となって、牛に不快感を与え、搾り残しを生じた
り、更には、乳房炎の原因となるなどの悪影響を与える
結果となっている。また、真空調整装置は、牛にとって
最も心地好い真空圧になるように、その調整は、念入り
に為されなければならないが、搾乳ユニットの構成部品
として、一つの牛から他の牛へと持ち運ばれ、更には、
洗浄,消毒といった、操作が加えられるため、何かに当
たって衝撃をうけ、調整が狂ってしまったり、汚損され
たりして正常に作動せず、搾乳作業や牛体に異常が生じ
る原因となる場合がしばしばあった。
考案の構成 本考案は、このような事情に対処して、真空源から供給
される真空圧を大気圧に対して常に一定の真空度を保持
するように働く真空調整器を介して供給することによっ
て、ミルクパイプ62側の急激で且つ大きな真空の消費
に対しても、ミルクパイプ62の真空圧の変動を防ぐと
同時に、真空パイプ61には、その分岐点若しくはこれ
に近い位置に、減圧器を設けて、一定の低真空圧を各搾
乳ユニットのパルセータに供給できるように構成したも
のであって、これを一実施例を表す第1図に基ずいて説
明すると、真空ポンプなどの真空発生装置1に連結する
真空パイプライン2を、2分岐させて、その一方の分岐
パイプラインを、パルセータ等に真空を供給するための
低真空配管3とし、他方の分岐パイプラインを、ミルク
クロー等に真空を供給するための高真空配管4とする。
これら両真空配管3、4には、複数か所に、夫々真空取
出口3′,…,4′,…が設けられて、取出口3′に
は、パルセータ67とミルククロー65の圧力調節機構
(図示せず)へ接続する基準圧供給管70が連結する。
一方、取出口4′にはミルククロー65に一端が接続す
る連結管72の他端が接続する。真空圧発生装置1か
ら、前記高低両真空配管3、4の分岐部7に至る真空パ
イプライン2の適所に、真空消費側配管(第1図におい
ては、真空調整器6より左側の配管)内の真空圧を一定
に維持する真空調整器6を介装してある。この真空調整
器6は、たとえば、本出願人によって特開昭59-175832
として公開されている第2図に示すような構造を有する
もので、大気圧を基準として、常に一定の設定真空圧
(例えば450mmHg)を保つように作動する。そして、
搾乳ユニットによって搾られたミルクを輸送する高真空
配管4よりも、低い真空圧を必要とする低真空配管3に
は、分岐部7若しくはそれに近い適所に、減圧器5を介
設して成るものである。減圧器5は、例えば、第3図に
示すようなもので、真空調整器6によって調整された真
空圧(450mmHg)を減圧して、より低い一定の真空圧
(300mmHg)にして、低真空配管3に供給するもので
ある。8はレリーザである。真空調整器6は、第2図に
おいて、ケーシング26、28によって囲まれた互いに
独立する空間から成る2室の夫々を、ダイヤフラム1
3、17で仕切ることにより得られる第一室14とこれ
に隣接する第二室15、第三室23とこれに隣接する第
四室22とから構成されており、第一室14には大気に
開口する開口部15と、調圧すべき真空パイプライン2
に連通する調圧孔12aと、第一室と第二室とを仕切る
ダイヤフラム13の変位によって調圧孔12aの開度を
調節する弁体12とを備え、第二室15は、真空パイプ
ライン2に連通する小孔21と第三室23に連通する空
気導入孔16aとを有し、第三室23は、ダイヤフラム
17の変位によって、空気導入孔16aの開口面積を調
節するパイロット弁16と、大気に開口する開口部24
とを有し、第四室は、真空パイプライン2に連通する連
通孔20とダイヤフラム17をばね18によって弾発的
に支持し、バネ圧調節ねじ19によって、調整真空圧の
設定値を定めるように構成されている。24aはフィル
タである。真空調整器6は、真空パイプライン2の真空
圧が上昇すると、これに連通する第四室22の真空圧も
上昇し、ダイヤフラム17がバネ18を圧縮する方向に
移動し、パイロット弁16は、空気導入孔16aの開口
度を小さくする。第二室15では、空気導入孔からの流
入空気にくらべて、小孔21からのパイプライン2への
流出空気は、少ないように決められているが、パイロッ
ト弁の上昇に伴い、その関係が逆になり、弁体12がダ
イヤフラム13によって、上に移動し、調圧孔12aか
ら、大気が導入され、所定の真空圧まで下げるように作
動する。通常は、パイロット弁16、弁体12の導入空
気量がバランスしたところで設定圧を維持する。真空
が、搾乳作業によって消費され、設定真空圧より低下す
ると、前とは逆にパイロット弁16が下降して、これに
応じてダイヤフラム13が下降し、それと共に弁体12
が調圧孔の開度を減じて、設定圧に戻すように働く。
又、減圧器5(第3図)は、真空調整器6を基本とする
構造を有するので、主として真空調整器6との相違点に
ついて説明すると、第1室34には、低真空配管3に開
口している開口部35と、減圧すべき高真空圧を維持す
る高真空配管4側に開口している減圧孔32aと、及び
ダイヤフラム33の変位によって減圧孔32aの開度を
調節する弁体32を有している。第一室34とダイヤフ
ラム33を介して隣接する第二室35は、弁体32に穿
設された通孔32bを通して、高真空配管4に連通する
と共に、第三室43に通じる空気導入孔36aを有して
いる。この空気導入孔36aを、第三室43側から閉塞
可能なパイロット弁36が第三室と、第四室42との境
界をなすダイヤフラム37に設けられており、第四室4
2には、このダイヤフラム37を付勢するバネ38と低
真空配管3に連通する連通孔40とを有して成る。4
6、48はケーシング、44aは、フィルタ、44は大
気への開口部、39は、バネ圧調節ねじである。減圧器
5の作動は、始動時において高真空配管4内の真空圧が
上昇すると、通孔32bにより第二室35の真空圧も上
昇し、ダイヤフラム33と弁体32との受圧面積の差に
よって弁体2が上昇し、第一室34に真空が供給され
る。それと同時に連通孔40から第四室42にこの真空
圧が供給される。第三室は大気に開放されているので、
ダイヤフラム37がバネ圧に抗して上昇して、ダイヤフ
ラム37と一体のパイロット弁36が上昇して第二室に
大気が流入する。これによって弁体32は下降し、設定
真空圧となった位置においてバランスする。通孔32b
からの空気量と、減圧孔32aとの開度によって減圧度
が定まる。今、低真空配管3中の真空圧が設定値より高
くなると、第四室の真空圧の上昇→パイロット弁36の
上昇→第二室の真空圧低下→弁体32の下降→減圧孔3
2aの開口度が小になる、の連鎖が生じ、低真空配管3
中の真空圧は、パルセータからの大気により設定値まで
下がる。逆に設定値より低くなると、第四室の真空圧の
低下→パイロット弁36の下降→第二室の真空圧上昇→
弁体32の上昇→減圧孔の開度大という連鎖によって、
低真空配管3内の真空圧は設定圧まで上昇する。このよ
うに、常に高真空配管4に対して、一定の差圧を有する
低真空圧を発生する。
効果 本願考案の目的を達成する為の他の方法として、第4図
に示すように真空発生装置1に連結する真空パイプライ
ン2を2分岐させ、その一方に減圧器5を介装して低真
空配管3とし、これに更に真空調整器6を介装して、搾
乳ユニットに個々に真空調整器をとりつけなくて済むよ
うにする方法も考えられる。しかしながら、この方法
は、前記実施例で示したように搾乳ユニットの脱着やユ
ニット中の残乳の高真空配管への送り込みなどの際の大
きな変動に際しては、減圧器、真空調整器が連動して、
真空消費側配管にその影響を及ぼしてしまい、好ましい
結果が得られない。したがって、本願において、高低両
真空配管が分岐する前の真空発生側に、装着位置から真
空消費側の配管の圧力変動に素早く応答して圧力の復帰
動作を行う真空調整器を設けた構成が、極めて重要な意
味を有する。
かくして、高低両真空配管は、夫々所定の設定圧を正確
に維持することができ、搾乳装置の機能を一層向上せし
めることに成功した。又、各搾乳ユニットには、従来の
ようにユニット毎に真空調整器をつけることを要さない
ので、ユニットの低価格化、維持管理の簡単化、操作性
の向上、破損故障の機会の著しい減少等、の効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す説明図、第2図は、
第1図における真空調整器の一例を示す説明図、第3図
は第1図における減圧器の一例を示す説明図、第4図
は、本考案との比較例を示す説明図である。第5図は、
従来技術の一例を示す説明図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空発生装置に連結する真空パイプライン
    を2分岐させて、その一方の分岐パイプラインを搾乳用
    パルセータ等に真空を供給する為の低真空配管とし、他
    方の分岐パイプラインをミルククロー及びティートカッ
    プを介して乳牛の乳頭に真空を供給する為の高真空配管
    とする搾乳装置の真空配管において、真空発生装置から
    前記高低両真空配管の分岐点に至る真空パイプラインの
    適所に、真空消費側配管内の真空圧を、大気圧に対して
    常に一定の差圧を維持するように調整する真空調整器を
    介装すると共に、前記低真空配管には、真空発生装置か
    ら前記真空調整器を介して供給される真空圧を減圧し
    て、該真空圧に対して一定の差圧を有するより低い真空
    圧とする減圧器を設けたことを特徴とする搾乳装置の真
    空配管。
JP12919286U 1986-08-25 1986-08-25 搾乳装置の真空配管 Expired - Lifetime JPH0616496Y2 (ja)

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