JPH06164616A - 物理リンク・エラーの管理方法および装置 - Google Patents

物理リンク・エラーの管理方法および装置

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JPH06164616A
JPH06164616A JP5181217A JP18121793A JPH06164616A JP H06164616 A JPH06164616 A JP H06164616A JP 5181217 A JP5181217 A JP 5181217A JP 18121793 A JP18121793 A JP 18121793A JP H06164616 A JPH06164616 A JP H06164616A
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lan
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 LANのステーション間を結合する物理リン
ク上のエラーをモニタし管理するためのLAN管理機能
を提供する。 【構成】 LAN管理装置は機能強化リンク・エラー・
モニタ(LEM)をその一部に含んでいる。機能強化L
EMは、物理リンクに起こったエラーに基づいて、時間
を関数としたリンク・エラー発生率(LER)予測値を
判断し、機能強化LEMはリンク固有特性関数をLER
予測値に適用して、調整LER予測値を判断し、リンク
固有特性関数はエラーが起こったリンクの特定特性を考
慮に入れ、これらのエラーに対するステーションの応答
性を変更するために使用され、調整LER予測値はアラ
ームしきい値およびカットオフしきい値と比較され、そ
のリンクに対してどのような処置をとるべきかを判断す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には、ローカル
・エリア・ネットワークに関し、具体的にはこの種のネ
ットワークにおける物理リンク・エラーの管理方法と装
置に関するものである。
【0002】なお、本明細書の記述は本件出願の優先権
の基礎たる米国特許出願第07/938,785号の明
細書の記載に基づくものであって、当該米国特許出願の
番号を参照することによって当該米国特許出願の明細書
の記載内容が本明細書の一部分を構成するものとする。
【0003】
【従来の技術】ローカル・エリア・ネットワーク(LA
N)は、複数のコンピュータまたはデータ端末間を相互
に結合する通信ネットワークである。コンピュータや他
の装置の各々は、ネットワークのノードまたはステーシ
ョンに置かれていると言われている。ネットワークを通
して、コンピュータおよび/または端末はLANの他の
ノードと通信(情報の送受信)することができる。ファ
イバ分散データ・インタフェース(FDDI−Fibe
r Distributed Data Interf
ace)などのテクノロジーの出現により、光LANが
普及化しつつある。このテクノロジーは伝送媒体に光フ
ァイバを採用し、伝送速度が最大100Mビット/秒ま
で可能になっている。
【0004】光LANの普及化に伴い、LANのノード
間を結合する光リンクの保守が益々重要になっている。
周辺光リンク(marginal optical l
ink)からは、2地点(ポイント・ツー・ポイント)
間通信リンクのデータ・ストリーム中に望ましくないエ
ラーが注入される可能性がある。伝送媒体エラーに対す
る許容度が高いシステムもあるが、多くのシステムはこ
の種の媒体エラーに対処できる能力を備えていない。バ
ースト・エラー、つまり、比較的短期間に発生する多数
のエラーは、光リンクの比較的正常な状態、たとえば、
延長された周辺リンクの品質、リンク品質の低下、コネ
タクの汚損などが原因で起こることもある。通常電源グ
リッド(utility power grid)も別
の雑音源であり、光リンクにビット・エラーを引き起こ
す原因となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような雑音バース
トが発生すると、不必要なリンク終了が起こるのが通常
であり、リンク終了が起こると、FDDIノード間の論
理的結合が切り離されるので、通信を再開するために
は、ステーションは論理的結合を再確立する必要があ
る。終了と再確立プロセスはシステム・スループットを
大幅に低下させ、LAN管理システムが複雑化すること
になる。2つのFDDIノード間の論理的結合が雑音バ
ーストに起因して切り離されると、FDDI論理リンク
が一時的に折り返されるか(wrap)、ステーション
・クラスタがセグメント化されることになる。これらの
事態はいずれも回避するのが望ましいことは勿論であ
る。従来のリンク管理機能は不十分であり、これらの問
題を防止するようになっていない。そこで、本発明の目
的は、リンク管理機能を向上することにある。
【0006】本発明の別の目的は、障害診断機能と障害
隔離機能を向上する一方で、システム・スループットを
向上することにある。
【0007】本発明の別の目的は、リンク通信を終了さ
せないでバースト・リンク・エラーを管理することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために請求項1記載の発明は、ローカル・エリア・ネ
ットワーク(LAN)におけるリンク・エラーを管理す
る方法であって、該LANは物理リンクで相互に結合さ
れ、該物理リンクを介して通信する複数のノードから構
成されており、前記リンクの少なくとも1つで前記エラ
ーを発生したことを検出するステップと、該リンクで該
エラーが発生したことに基づいて、時間を関数とするリ
ンク・エラー発生率(LER)予測値を計算するステッ
プと、リンク固有特性関数に従って前記LER予測値を
調整するステップと、前記調整LER予測値をリンク・
エラー発生率しきい値と比較するステップと、前記比較
に基づいて判断を出力するステップとを具えたことを特
徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
方法において、前記リンク固有特性関数を変更してか
ら、それを使用して前記LER予測値を調整するステッ
プをさらに含むことを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の方法において、前記変更
をLAN管理エンティティによって行い、該LAN管理
エンティティを前記複数のノードから離れた個所に置く
ことができる。
【0011】ここで、前記リンク固有特性関数はリンク
応答性係数(LRF)で表し、前記複数のノードの各々
に置かれた記憶装置に独自のLRFを常駐させてもよ
い。
【0012】ここで、前記検出、計算、調整、比較およ
び出力ステップを、前記LANの前記複数のノードの各
々で実行するようにしてもよい。
【0013】ここで、前記判断を前記LAN管理エンテ
ィティで受け取るステップと、該受け取った判断の記録
に基づいて、前記複数のノードのために新しい独自のL
RFを作成するステップとをさらに具えることもでき
る。
【0014】請求項3記載の発明は、ローカル・エリア
・ネットワークにおけるリンク・エラーを管理する装置
であって、該LANは物理リンクで相互に結合され、該
物理リンクを介して通信する複数のノードから構成され
ており、前記ノードの少なくとも1つで前記エラーが発
生したことを検出するための手段であって、該エラーの
通知を出力として行う手段と、リンク・エラー発生率
(LER)予測値を判断するための手段であって、前記
検出手段の前記出力を入力として受け取り、該LER予
測値を前記リンク・エラーを時間の関数として予測する
手段と、リンク固有特性関数に従って前記LER予測値
を調整する手段と、前記調整LER予測値をリンク・エ
ラー発生率しきい値と比較する手段と、前記比較手段か
らの前記比較に基づいて判断を出力するための手段とを
備えたことを特徴とする。
【0015】請求項3に記載の装置において、検出、判
断、調整、比較および出力の各手段を、前記LAN内の
前記複数のノードの各々に配置することができる。
【0016】ここで、前記リンク固有特性関数を変更す
るための手段をさらに含むこともできる。
【0017】ここで、前記変更手段を前記LAN内の前
記ノードの各々に設けてもよい。
【0018】あるいはまた、前記変更手段を前記LAN
から離れた個所に配置され、前記LANの前記ノードの
1つは、前記離れた個所に置かれた変更手段の代行エー
ジェントとして働き、該離れた個所に置かれた変更手段
は該代行エージェントを通して該LANの該ノードと通
信するようにしてもよい。
【0019】請求項4記載の発明は、ローカル・エリア
・ネットワーク(LAN)におけるリンク・エラーを管
理する装置であって、該LANは物理リンクで相互に結
合され、該物理リンクを介して通信する複数のノードか
ら構成され、前記LANの前記物理リンクをモニタし、
該物理リンクに起こったエラーの通知を出力するエラー
検出器と、前記エラーの前記通知を受信し、リンク・エ
ラー発生率(LER)予測値を判断する予測ユニットで
あって、該LER予測値は時間を関数とした前記エラー
の予測値である予測ユニットと、前記LER予測値を入
力として受信し、該LER予測値にリンク固有特性関数
を適用し、調整LER予測値を出力する調整ユニット
と、前記LER予測値を受信し、該LER予測値をリン
ク・エラー発生率しきい値と比較し、前記物理リンクに
対してどのような処置が必要であるかの判断を該比較に
基づいて出力する判断ユニットとを備えたことを特徴と
する。
【0020】請求項5記載の発明は、請求項4に記載の
装置において、前記エラーの前記通知を前記エラー検出
器から受信して、該通知を記録しておき、該通知を前記
予測ユニットが使用できるようにするアキュムレータを
さらに備えたことを特徴とする。
【0021】請求項4に記載の装置において、前記リン
ク・エラー発生率しきい値を、アラームしきい値とカッ
トオフしきい値となし、前記判断ユニットから出力され
る判断を、前記調整LER予測値が前記アラームしきい
値を越えたときアラームを出す判断となし、および該判
断ユニットから出力される判断を、該調整LER予測値
が前記カットオフしきい値を越えたとき前記リンク接続
を終了させる判断とすることができる。
【0022】ここで、前記判断ユニットからの前記アラ
ーム判断に応答してアラームを出力するアラーム・ジェ
ネレータと、該判断ユニットからの前記終了判断に応答
して前記リンク接続を終了させるリンク接続ターミネー
タとをさらに備えてもよい。
【0023】請求項6記載の発明は、請求項4に記載の
装置において、前記LANから離れた個所に配置され、
前記ノードのうち代行エージェントとして働く1つのノ
ードを通して該LANの該ノードと通信するLANマネ
ージャ・ユニットをさらに含み、該LANマネージャ・
ユニットは該ノードの各々に前記リンク固有特性関数を
供給することを特徴とする。
【0024】
【作用】本発明によるLAN管理装置は機能強化リンク
・エラー・モニタ(LEM)をその一部に含んでいる。
機能強化LEMは、物理リンクに起こったエラーに基づ
いて、時間を関数としたリンク・エラー発生率(LE
R)予測値を判断し、機能強化LEMはリンク固有特性
関数をLER予測値に適用して、調整LER予測値を判
断し、リンク固有特性関数はエラーが起こったリンクの
特定特性を考慮に入れ、これらのエラーに対するステー
ションの応答性を変更するために使用され、調整LER
予測値はアラームしきい値およびカットオフしきい値と
比較され、そのリンクに対してどのような処置をとるべ
きかを判断する。リンク固有特性関数を変更することに
より、機能強化LEMはリンク上のエラーに対する応答
性を向上または低下することによって、リンクが耐えら
れるエラー数を増減すると共に、その持続時間期間を増
減するようにする。このようにして、本発明によれば、
リンク通信を終了させることなくバースト・リンク・エ
ラーを管理することができ、以てリンク管理機能を向上
させることができる。
【0025】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0026】図1は、ローカル・エリア・ネットワーク
(LAN)の概念図を示すものである。同図に示すよう
に、LANは3つのノード10〜30から構成され、こ
れらのノードは物理リンク40で結合されている。LA
Nノード間の通信はプロトコルによって統御されてい
る。そのようなプロトコルとしては、TCP/IP、シ
ステム・ネットワーク体系(SNA)、ローカル・エリ
ア・ネットワーク基本入出力システム(NETBIO
S)、AppleTalk(Apple社の商標)、I
nternet Packet Exchange(I
PX−インタネット・パケット交換)(Novell社
の商標)、Digital Equipment Co
rporation Network PhaseIV
(DEC社の商標)、およびXerox Servic
es Internet Transport(XN
S)(ゼロックス社の商標)がよく知られている。
【0027】物理リンク40は従来の銅線ワイヤにする
ことも可能であるが、その普及化に伴って、リンクは光
ファイバから構築されている。リンクの統御は、FDD
I/SMT標準で行うことが好ましい。この標準は、国
際標準化機構(ISO)発行のISO標準案10164
/4「管理情報の構造第4部:管理されるオブジェクト
の定義に関するガイドライン」(1990年6月15日
発行)に定義され、説明されている。
【0028】図1において、ノード10〜30には、例
えば、プロセッサ、ワークステーション、集線装置また
はアクセス・ユニット、ルータ、ブリッジ、印刷装置、
パーソナル・コンピュータ、ゲートウェイなどの、いか
なる機能ユニットも含むことができる。光ファイバ・リ
ンクをサポートするためには、ノードの各々には、少な
くとも1個の光送信器と1個の光受信器が含まれること
になる。あるいはまた、これらの別々のエレメントは、
トランシーバと呼ばれる1つのユニットに組合せること
も可能である。
【0029】図2は、本発明の設計構造を取り入れたL
ANを示す図である。図2に示すLANの構造は、図1
に概念図で示したLANの構造とよく似ているが、本発
明を実施するために必要な機能が詳細に示されている。
ステーションに置かれている実際の物理装置(例えば、
プロセッサ)は図2に示されていないが、これは、装置
のタイプが本発明によるリンク管理と特に係わりがない
ためである。本発明によるリンク管理構造と方法は、ス
テーションにプリンタまたはプロセッサが含まれている
か、あるいはワークステーションまたは他のタイプの装
置が含まれているかに関係なく、同じである。
【0030】図2に示すように、ノード100,20
0,300の各々は2つの光ファイバ・リンクによって
隣接ノードに接続され、ノード間で双方向通信が行われ
るようになっている。例えば、ノード100はリンク4
01と451によってノード200に接続されている。
ノード100からノード200への通信はリンク401
を経由して行われ、ノード200からノード100への
通信はリンク451を経由して行われる。
【0031】リンクの各々は、ポートと呼ばれるものを
介してステーションに接続されている。これらのポート
は、図2にはAとBで示されている。ノードの各々は、
隣接ノードの各々と双方向通信を行うための2つのポー
トを備えている。ポートに接続されたファイバ・ケーブ
ルの各々は2本のガラス・ファイバから構成されてい
る。ポートは単一光コネクタをもつ2本のファイバをサ
ポートする。この単一光コネクタ内では、2本のファイ
バはそれぞれ送信器と受信器に接続されている。従っ
て、本発明の好適実施例では、各ステーションには2個
のポートと4個の光コネクタ(送信コネクタが2個と受
信コネクタが2個)が設けられている。図2に示すリン
ク401,402および403は、基本的には、ノード
100,200および300間を時計方向に流れる環状
通信路を構成している。これに対し、リンク451〜4
53はノード間を反時計方向に流れる通信路を構成して
いる。
【0032】図2に示すように、ステーション300は
機能が拡張され、本発明による機能のいくつかを備えて
いる。ネットワーク内の他のステーション(100と2
00)も、図2には特に示されていないが、それぞれ同
じ機能を備えている。リンク管理機能の主要機能の1つ
は、機能が強化されたリンク・エラー・モニタ(Lin
k Error Monitor−LEM)301であ
る。LEMはステーションの中央に置かれ、ステーショ
ンに起こったエラーを管理している。機能強化LEMは
図3にその詳細が示されているが、以下、同図を参照し
て詳しく説明する。LEMの入力となるものの1つは、
ステーションに結ばれたリンクの1つに実際のエラーが
起こったとき、そのことの通知である。この入力は検出
器303と304から発生する。これらの検出器は、そ
の主要機能がLEMだけに入力を送ることにあるので、
LEMの一部と考えてよい。検出器はハードウェア・モ
ニタとしてノードの受信器に置かれているのが代表的で
あり、例えば、光の消失、受信データ・ストリーム内の
正しくないビット列、あるいは欠陥フレーム検査シーケ
ンス(FCS)によってエラーを検出するのが代表的で
ある。これらのエラーは、周辺リンク品質、リンク品質
低下、ポート・コネクタの差込みや取外しが原因で起こ
るのが代表的である。検出器はエラー通知をLEMへ出
力する。この通知は、プロセッサに割込みをかけて受信
器カードにサービスするか、あるいはエラー記録を目的
としたレジスタのエラー・カウントを増加する形で行わ
れる。割込みサービス・ルーチンは、エラー発生回数、
時刻、およびリンクをログに記録しておく。
【0033】図2に示すように、LEMへのもう1つの
入力は、管理情報ベース(MIB)302から得られ
る。MIBは、LAN経由のステーションの通信を制御
するのに必要な各種情報とステーション属性を収容して
いる。そのようなものとして、ステーションの接続ポリ
シー、管理エンティティなどがある。また、MIBはス
テーション/リンク固有情報も収容しており、これも図
2に示すようにLEMに入力される。
【0034】図3は本発明による機能強化LEMを示す
詳細図である。図3に示すように、機能強化LEMへの
入力はアラームしきい値(Alarm Thresho
ld)、カットオフしきい値(Cutoff Thre
shold)、リンク応答性係数(Link Resp
onsiveness Factor−LRF)および
物理リンク・エラー(Physical Link E
rror)である。最初の3入力はMIBから得られ、
物理リンク・エラーは図2で前述したように検出器30
3、304から得られる。機能強化LEDから得られる
最終的出力は、ステーションに接続されたリンクに関し
てそのリンクから見たエラーについてとるべき処置があ
れば、そのリンクに対してどうような処置をとるべきか
の判断である。どのような判断が行われ、その判断に到
達するまでのプロセスについては、あとで詳しく説明す
る。機能強化LEMの中間的/内部出力には、LEMカ
ウントと調整LER予測値(Adjusted LER
Estimate)がある。LEMカウントはアキュ
ムレータ310の出力であり、発生したリンク・エラー
の総数を表している。LEMカウントは予測ユニット3
20で使用され、判断ユニット340でしきい値をテス
トするときにも使用される。調整LER予測値は、調整
ユニットで調整された後のリンク・エラー発生率の予測
値である。
【0035】図3にブロックで示した機能ユニットは、
機能強化LEMのうち本発明に係わりのある機能ユニッ
トである。これらの機能ユニットには、アキュムレータ
・ユニット310,予測ユニット320,LRFをLE
R予測値に適用する調整ユニット330および判断ユニ
ット340がある。アキュムレータ・ユニットの機能
は、リンク・エラーを受信し(図2の検出器303と3
04から)、エラーをカウントし、あるいはエラーをタ
イムスタンプすることである。アキュムレータ310の
出力は、前述したようにLEMカウントである。予測ユ
ニット320の機能は、ステーションに接続されたリン
クに起こったエラーに基づいて、長期平均リンク・エラ
ー発生率の予測値を求めることである。予測ユニット3
20は総リンク・エラー・カウント(LEMカウント)
をアキュムレータ・ユニット310から受け取り、時間
を関数とした(経時的)リンク・エラー発生率を予測す
る。予測ユニット320の出力はLER予測値と呼ばれ
る。
【0036】予測ユニット320からのLER予測値
は、調整ユニット330の主要入力である。従来のシス
テムでは、LER予測値は、各種しきい値と突合わせテ
ストするために、判断ユニット340に直接に入力され
ていた。本発明によれば、調整ユニット330において
は、モニタされているリンクの個々の特性を考慮に入れ
るようにLER予測値が調整される。調整ユニット33
0の出力は調整LER予測値と呼ばれる。調整ユニット
330で行われる調整は様々な方法で行うことができる
が、本発明の好適実施例では、リンク応答性係数LRF
をLER予測値に適用している。一実施例では、LRF
は、例えば、LER予測値を乗算(または除算)するた
めに使用される定数のように、単純方程式で表した加重
係数として定義することができる。LRFは、LER予
測値に加算またはLER予測値から減算される定数とし
て定義することも可能である。さらに、LRFは、LE
R予測値を唯一の入力、つまり、多数の入力の1つとし
て使用する複素数または一連の複素数方程式として定義
することも可能である。この一連の関数の最終的出力は
調整LER予測値である。
【0037】別の実施例では、調整ユニット330は、
リンク固有の特性を考慮に入れるようにLER予測値を
調整するためのアルゴリズムまたはアルゴリズム・シス
テムとして定義されている。このシステムは、調整ユニ
ット330のメモリに常駐しており、LRFとLER予
測値の2つは、調整LER予測値を得るために必要な主
要入力である。LRFは、常駐調整アルゴリズムを変更
するなんらかの関数にすることも可能である(例えば、
LER予測値に適用される関数を追加または削除する関
数)。調整LER予測値を得るために調整ユニット33
0を使用した効果をグラフにして示すのが図6と図7で
あり、以下では、これらの図を参照して詳しく説明す
る。
【0038】調整LER予測値は調整ユニット330か
ら判断ユニット340へ送られて、アラームしきい値お
よびカットオフしきい値と比較される。最初に、調整L
ER予測値はアラームしきい値と比較されて、アラーム
をシステムのオペレータ(またはシステム内の他の機
能)に出力すべきかどうかが判断される。ここで言うア
ラームとは、リンクがリンク終了が可能な地点に近づき
つつあることを、オペレータおよび/またはシステムの
他の部分に早期に警告することである。このアラーム
は、リンクのパフォーマンスを記録しておくためにも使
用できる(将来LRFが変更される可能性があることに
備えて)。調整LER予測値がアラームしきい値を越え
ていると、判断ユニット340は、次に、調整LER予
測値をカットオフしきい値と比較する。カットオフしき
い値はリンク・エラーのレベルを表し、このレベルに達
すると、(以前に定義され、判断された通りに)そのリ
ンクを利用した通信ができなくなる。調整LER予測値
がカットオフしきい値を越えていると、判断ユニット3
40はリンク接続を終了させるべきとの判断を出力す
る。この判断は、ステーション管理エンティティ(図3
には示されていない)へ送られ、これを受けて、ステー
ション管理エンティティは実際のリンク終了を実行す
る。調整LER予測値がカットオフしきい値を越えてい
なければ、判断ユニット340は前述したようにアラー
ムを出力する。
【0039】図3に示しているLEMの機能ユニットの
各々はハードウェア回路にすることも、プロセッサで制
御されるソフトウェアで実現することも、その両方の組
合せにすることも可能である。本発明の好適実施例で
は、検出機能とアキュムレータ機能はハードウェアで実
現されているのに対し、予測機能、調整機能および判断
機能はソフトウェア・ステート・マシンによって実現さ
れている。
【0040】本発明によれば、LRFの使用を通して、
リンク固有特性を組み入れるようにリンク管理ポリシー
を柔軟に調整することができる。本発明の一実施例で
は、LRFは管理情報ベース(MIB)からLEMに与
えられる。LRFはユーザ定義の属性用に予約されたM
IBスペースに常時置かれている。本発明の好適実施例
では、MIBに置かれているLRFは別の管理アプリケ
ーションによってリモートに変更することが可能であ
る。このリモート・リンク管理を実行する機能を備えた
システムは図4に示されている。
【0041】図4に示すように、独立のLAN管理ユニ
ット470は、LANをリモート管理する機能を備えて
いる。このLAN管理ユニット(またはLANマネージ
ャ)470は、ステーションに置かれたMIBに入って
いる個々のステーション属性の一部を受け取り、変更
し、更新することができる。LAN管理ユニットは、代
行エージェント(proxy agent)の使用によ
って、FDDIリング上のステーションの一部を管理す
ることができる。この代行エージェントはLANに接続
されたステーションのどれもがなれるが、図4ではステ
ーション300が選任されている。LANマネージャ
は、SNMPまたはTCP(または通信リンケージが用
意されていれば、そのリンケージ)を経由して管理フレ
ームを代行エージェントに最初に送ることにより、特定
ステーションのMIB属性を変更することができる。管
理フレームには、更新されるステーション、更新すべき
特定属性、およびその変更を反映するデータが含まれて
いる。代行エージェントは、現在説明している例では符
号300で示されるが、これは、FDDI/管理トラン
スレータを含むことができる。このトランスレータはL
ANマネージャから受け取った管理フレームをFDDI
固有のSMTフレームに変換する。そのあと、代行エー
ジェントはそのFDDIフレームをリング上に送出し、
これは変更すべきステーションによってピックアップさ
れる。そのステーションがFDDI SMTフレームを
受け取ると、特定MIB属性に対し必要とする更新を行
う。別の実施例では、LANマネージャは、機能強化L
EM 301内の調整ユニット330に常駐しているア
ルゴリズムまたはアルゴリズム・システムを、同じプロ
セスを使用して直接に変更することも可能である。
【0042】LRF(およびリンク接続管理ポリシー)
をどのように変更すべきかを判断するプロセスは、様々
な方法で行うことができる。最も単純化された方法で
は、オペレータがLANリンクに起こったエラーと終了
をモニタし、ステーションの新しいLRFをLANマネ
ージャを通して手操作で入力する。もっと高度な方法で
は、ソフトウェア・アプリケーションがLANマネージ
ャに常駐しており、このアプリケーションはLANから
ステータス(状況)情報を受け取り、各リンクのそれぞ
れのステータスを分析し、リンク・パフォーマンスを最
大にするためにLRFをどのように変更すべきかをその
分析結果から判断する機能を備えている。代行エージェ
ントを通して、LANマネージャはLAN上のステーシ
ョンに関する情報を要求することができる。このような
情報には、例えば、LER予測値、調整LER予測値お
よびLEMカウントがあり、これらは前述した通りであ
る。この種の情報にアクセスすることにより、LANマ
ネージャに置かれたアプリケーションは、LAN内の各
リンクのパフォーマンスの詳しい記録(ヒストリー)を
経時的にとることができる。この種の記録をとることに
より、アプリケーションは、各個別ステーションに接続
された特定のリンクのパフォーマンスを最大にするため
に、各ステーションのLRFをどのように調整すべきか
を判断することができる。
【0043】図5に示すフローチャートは、各ステーシ
ョンでリンクを管理するときに実行される本発明の好ま
しい方法のステップを示している。ボックス500は、
オペレーションの開始時にステーション全体を初期設定
することを示している。初期設定が終わると、プロセス
の制御は、ボックス510で機能強化LEMのステート
・マシンに渡される。ステート・マシンで最初に行われ
るプロセスは、ボックス520に示すように、エラーが
検出されたかどうかをテストすることである。ステーシ
ョンに接続されたリンクに起こったエラーは、図2に示
す検出器303と304によって検出される。エラーが
検出されないと、機能強化LEMはなにも行わず、プロ
セスはエラーが検出されるまでループを続ける。エラー
が検出されると、機能強化LEMはLER予測値を計算
する。前述したように、LER予測値とは、特定のリン
クに起こった長期平均エラー発生率の予測値(時間を関
数とする)である。
【0044】機能強化LEMがLER予測値を計算する
と、リンク応答性係数(LRF)がボックス540に示
すように予測値に適用される。このLRFは、モニタさ
れている特定リンクの特性を考慮に入れるように予測値
を調整するために使用される。LRFの使用を具体例で
説明するために、ある特定のリンクにランダム・バース
ト・エラーが起こり、そのエラー数が非常に多いが、持
続時間が非常に短時間であると想定する。LRFが使用
されていないと、バースト・エラーが起こり、アラーム
しきい値およびカットオフしきい値を越えると直ちにL
ER予測値をドライブすることになるので、論理リンク
が終了することになる。そのために、論理リンクを再確
立する必要がある。そのリンクでバースト・エラーが反
復的に発生したことを通知し、LRFをLER予測値に
調整することによってそのエラーを考慮に入れれば、論
理リンクを終了させる必要がないので、再確立の必要が
ない。ここで想定した例では、LRFは、時間を関数と
してバースト・エラーを平滑化する指数関数の形をとる
ことができる。LRFを使用すると、アラームしきい値
およびカットオフしきい値に即時に達しないので、リン
クの終了と再確立の必要がなくなる。この考え方をもっ
と理解しやすくするために、本発明の実験結果について
後述する。前述したように、LRFに代わるものとし
て、調整ユニット330に常駐しているアルゴリズムま
たは一連のアルゴリズムの使用がある。この実施例は図
5の方法には示されていないが、機能的には等価であ
る。
【0045】LER予測値がLRFによって調整される
と、調整LER予測値は図5のボックス560でアラー
ムしきい値と突合わせテストされる。前述したように、
アラームしきい値とは、調整LER予測値がそれと比較
されて、アラームをシステムのオペレータ(またはシス
テムの他の制御機能)に出力すべきかどうかが判断され
るしきい値である。調整LER予測値がアラームしきい
値を越えていると、アラームがボックス570で生成さ
れる。ここで言うアラームとは、リンクがリンク終了が
起こる地点に近づきつつあることを、オペレータおよび
/またはシステムの他の部分に早期に警告することであ
る。アラームしきい値はユーザが定義することが可能で
あり、これは、ネットワークの活動記録データを基にし
た定数であるのが普通である。調整LER予測値がアラ
ームしきい値を越えていなければ、システムはボックス
510に戻って、リンクに別のエラーが起こっていない
かどうかを検出するモードに入る。
【0046】調整LER予測値がアラームしきい値を越
えていたときは、システムは次に、調整LER予測値を
カットオフしきい値と比較テストする(ボックス58
0)。この方法の別の実施例では、システムは、調整L
ER予測値がカットオフしきい値と比較される前にアラ
ームを出力することも可能である。カットオフしきい値
とは、ステーションが耐えられる最大エラー数と定義さ
れたしきい値であり、このしきい値まで達すると、その
ステーションで論理リンクが終了する。カットオフしき
い値までまだ達していないと、システムはリンクに別の
エラーが起こっていないかを検出するプロセスに再び入
る。しかるに、カットオフしきい値まで達していると、
リンクの終了が開始される。リンク終了が起こると、重
大エラーが発生した場合に特定のステーションがどのよ
うに行動するように構成されたかに応じて、いくつかの
ことが行われる。本発明の好適実施例では、リンク終了
が起こると、エラーが起こったと思われるリンクを含
む、確立されたすべての接続が停止される。物理的接続
と論理的接続が共に停止される。接続が停止されると、
一連の自己診断プロシージャがそのステーションで実行
される。この自己診断テストに合格すると、隣接ステー
ションとの物理的接続の再初期設定が試みられる。この
再初期設定では、その一部として、隣接ステーションと
の信頼性テストが行われる。この信頼性テストによる
と、あるステーションとその隣接ステーションとの間の
不良リンク接続を突き止めることができる。信頼テスト
で不良リンクが見つからないと、ステーションはFDD
I標準に定義されている標準接続シーケンスを用いてL
AN(その接続隣接ステーション)との再接続を再試行
する。そのあと、問題のステーションと通信を行ってい
たステーションは論理的セッションを確立する必要があ
る。
【0047】表1〜表6および図6と図7は、本発明に
より動作する機能強化LEMを使用して実施されたいく
つかのテスト・ケースの実験例を示すものである。表中
の第1欄はテスト・ケース実行の経過時間を示してい
る。第2欄は実験開始以後に検出されたエラーの累積数
(つまり、LEMカウント)を示している。最後の欄は
機能強化LEMから出力された調整LER予測値を示し
ている。この調整LER予測値は、10を底とする対数
で示されている。
【0048】表1,表2および表3は、エラー発生率が
低かったテスト・ケースの場合の実験結果を示してい
る。1.3秒ごとに1つのエラーの割合で光リンクにエ
ラーが起こったことを示している。このことは、エラー
発生率が1E+9ビットが送信されるたびに(70ns
クロック速度と想定して)1つのエラーが発生したこと
に等しいことを意味する。システムの初期LER予測値
は、どの実験の場合も、12の値が設定されていた。
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】
【表3】
【0052】表1に示したデータは、LER予測値の調
整を機能強化LEMで行わないで実施されたテスト・ケ
ース1の結果である。このテスト・ケースの結果は、図
3に図示の調整ユニット330を使用しないで動作する
従来のLEMから得られるものと同じである。このデー
タは、本発明によると、LANリンクの管理とオペレー
ションがどれだけ向上するかを比較する上で役立つ。表
1に示すように、0.045分(2.7秒)が経過した
あと、2つのエラーがシステムによって検出され、LE
R予測値は9に達している。この実験の次のサンプルで
は、1分経過すると、42個のエラーが累積している
が、LER予測値はまだ9のレベル以下に低下していな
い。これは、LER予測値を9以下に低下させない発生
率でエラーが発生していたためである。エラーがこの発
生率で継続的に発生していれば、LER予測値は9のレ
ベルに維持されたままになっている。テスト・ケース1
のこの時点で、エラーの発生は停止され、約16分経過
後、LER予測値は上昇して初期レベルの12に戻って
いる。図6から理解されるように、テスト・ケース1で
得たデータのグラフは、LER予測値がかなり急激に低
下したあと、予測値が9のレベルを維持し、再び上昇し
て初期値の12に戻っていることを示している。図6に
示したテスト・ケース1がもつ意味は、同図に示した他
のテスト・ケースを説明することによって明らかにす
る。
【0053】表2はテスト・ケース2の結果を示すもの
である。このテスト・ケースも低エラー発生率(1.3
秒ごとに1エラーの割合)で実施されているが、この実
験では、機能強化LEMの機能を呼び出して行われてい
る。テスト・ケース2で使用されたLRFは定数であっ
た。前述したように、LRFはLER予測値を変更する
ために調整ユニットで使用され、調整LER予測値を得
るためのものである。このテスト・ケースで使用された
タイプのLRF、つまり、定数は、「加重」係数と言わ
れるものである。テスト・ケース2では、加重係数とし
て0.016の値が使用されている。この加重係数から
得られるLER予測値の調整は、調整を行わない実験
(テスト・ケース1)および高いレベルの調整が得られ
るテスト・ケース(テスト・ケース3)に比べて、中程
度であった。表2および図6から明らかなように、テス
ト・ケース2の調整LER予測値は、調整を行わないシ
ステム(テスト・ケース1)がそうであったように、最
終的に定常状態値である9に達している。しかし、この
2テスト・ケースの重大な相違点は、この値に達するま
でに要する時間である。テスト・ケース2では、加重係
数が0.016であるとき、調整LER予測値が定常状
態レベルの9に達するまでの時間は、約6.5分であっ
た。調整を行わないテスト・ケース2のシステムでは、
同じレベルに達するまでの時間が2.7秒であったこと
に比べると、これは著しい違いである。LER予測値の
実際の調整結果については、テスト・ケース4〜6を説
明するときにもっと分かりやすく説明する。これらのテ
スト・ケースは、未調整LER予測値がアラームしきい
値およびカットオフしきい値を越えてドライブされる場
合を想定している。
【0054】テスト・ケース3の場合も、光リンクに引
き起こされるエラー発生率(1/1.3秒)を低くして
実施した。その結果は表3と図6のグラフに示されてい
る。テスト・ケース2の場合と同じように、定数LRF
(つまり、加重係数)が使用された。テスト・ケース3
とテスト・ケース2の違いは、使用されたLRFが0.
008であったことであり、これは前の実験で使用され
たものの1/2である。LRFをこのように変更した結
果、調整LER予測値が定常状態値である9に達するま
での時間は約13分であった(加重係数が0.016の
ときは、約6分)。これらのテスト結果も図6に示され
ている。
【0055】テスト・ケース4〜6は、光リンクに引き
起こされるエラー発生率を高くして実施されたものであ
る。これらのテスト・ケースのいずれも、発生率は84
ミリ秒ごとに1つのエラーが選択された。このエラー発
生率は、LER予測値を8にしたのと同じである(70
nsクロックを想定したとき、1E+8ビットが送信さ
れるごとに約1エラー)。これらの実験で選択したアラ
ームしきい値とカットオフしきい値は、それぞれ9およ
び8であった。これらのテスト・ケースの結果は、表4
〜表6および図7に示されている。
【0056】
【表4】
【0057】
【表5】
【0058】
【表6】
【0059】(テスト・ケース1と同様に)テスト・ケ
ース4は、LER予測値に調整を行わないで実施された
(すなわち、LRF定数=1.00)。このテスト・ケ
ースの場合も、その結果は本発明の利点をもたない従来
のLEMのそれと同じである。図7の実線は、時間を関
数としてテスト・ケース4で出力されたLER予測値を
10を底とする対数で示したグラフである。同図のグラ
フから明らかなように、LER予測値に調整を行わない
と、この実験期間に発生したバースト・エラーは、LE
R予測値が即時にアラームしきい値とカットオフしきい
値の両方を越えるようにドライブをかけている。本発明
を使用しないと、これらのエラーが起こったステーショ
ンからは、168ミリ秒以内にリンクが切り離されるこ
とになる(カットオフしきい値を越える)。
【0060】テスト・ケース5では、中程度の調整が選
択され、調整ユニットでLER予測値に適用されている
(LRFは0.016)。図7に示すこのテスト・ケー
スのグラフから明らかなように、調整LER予測値はア
ラームしきい値を越えるまでに約27秒かかっており、
カットオフしきい値を越えるまでにさらに13秒かかっ
ている。このテスト・ケースとテスト・ケース4とを比
較すると、テスト・ケース5には本発明の利点のいくつ
かがあることが分かる。従来のシステム(テスト・ケー
ス4)では、これらのテスト・ケースでバースト・エラ
ーをシミュレートしてリンクに引き起こすと、そのリン
クは1秒以内に切り離される。本発明の機能強化LEM
を使用すると、ステーションは、この1秒の目標を越え
ても(正確には、さらに13秒間)十分にこのバースト
・エラーに耐えることができる。大部分のLANシステ
ムでは、バースト・エラーはこの実験期間に経験したよ
うに、13秒間のあいだ持続することがないが、テスト
・ケース5は、機能強化LEMを使用すると、ステーシ
ョンはリンクの終了に頼らなくても、バースト・エラー
を「乗り切る」ことができることを示している。当然の
ことであるが、バースト・エラー発生時に送信中のデー
タは破棄する必要があるが、このプロセスは、リンクを
終了し、再確立してからデータを再送する場合よりも、
はるかに短時間で行われる。
【0061】テスト・ケース6では、高い調整が得られ
る加重係数が使用された。テスト・ケース3の場合と同
様に、この実験のために選択されたLRFは定数0.0
08であった。図7から明らかなように、調整LER予
測値がアラームしきい値に達するまでに約47秒かかっ
ており、カットオフしきい値を越えるまでにさらに17
秒かかっている。このテスト・ケースは調整度が向上し
たことを示し、特定リンクの応答性を調整するために選
択することができる。図7のグラフを調べると理解され
るように、選択する調整度が高くなると、リンクのエラ
ーに対する応答性との間にはトレードオフの関係があ
る。例えば、LANのある特定リンクにバースト・エラ
ーが起こることが予想され、テスト・ケース6で示した
時間の間そのバースト・エラーに耐えることができる場
合は、LRFをそれに応じた値にセットすることが可能
である。しかし、LANの他のリンクの場合は、バース
ト・エラーがその時間の間持続すると、リンクになんら
かの重大なハードウェア障害が起こったことを意味する
ことが知られている。そのようなリンクの場合は、テス
ト・ケース5に示したような中程度の調整を選択すべき
である。
【0062】さらに図7に示すグラフから理解されるよ
うに、LER予測値を調整するにはほとんどどの種類の
LRFも使用することが可能である。同図に示したテス
ト・ケースのすべてで実施した実験は、定数のLRFを
使用するように選択されたものである。また、LRF、
つまり、調整ユニットに常駐するシステムは、例えば、
アルゴリズム、一連のアルゴリズム、フィードバック機
能、ある種の人工知能エンティティ、またはニューラル
・ネットワーク・システムにすることも可能である。単
純なアルゴリズムの例としては、調整LER予測値がア
ラームしきい値を越える前は、定数LRFを適用して中
程度の調整を行い、アラームしきい値を越えたあとは、
別の定数LRFを適用して高程度の調整を行う場合があ
る。この種のアルゴリズムが望ましいのは、リンクに障
害を起こるおそれがあることを早く操作員に知らせる必
要があるが、その場合にリンクを即時に終了させたくな
いようなリンクにおいてである。
【0063】以上、本発明の特定実施例を図示して説明
してきたが、この特定実施例は、本発明の精神と範囲を
逸脱しない限り、種々態様に変更または改良が可能であ
ることは勿論である。
【0064】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明によれ
ば、機能強化LEMは、物理リンクに起こったエラーに
基づいて、時間を関数としたリンク・エラー発生率(L
ER)予測値を判断し、機能強化LEMはリンク固有特
性関数をLER予測値に適用して、調整LER予測値を
判断し、リンク固有特性関数はエラーが起こったリンク
の特定特性を考慮に入れ、これらのエラーに対するステ
ーションの応答性を変更するために使用され、調整LE
R予測値はアラームしきい値およびカットオフしきい値
と比較され、そのリンクに対してどのような処置をとる
べきかを判断することによって、リンク通信を終了させ
ることなくバースト・リンク・エラーを管理することが
でき、以てリンク管理機能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)構
成を示す概念図である。
【図2】本発明のリンク管理機能が組み込まれたLAN
構成を示す図である。
【図3】本発明の強化リンク・エラー・モニタを示す機
能ブロック図である。
【図4】本発明によりリンクが遠隔管理されるLANを
示す図である。
【図5】強化リンク・エラー・モニタに採用されている
プロセスを示すフローチャートである。
【図6】エラー発生率の低いシステムの場合の実験結果
を示すグラフである。
【図7】エラー発生率が高いシステムの場合の実験結果
を示すグラフである。
【符号の説明】
10 ノード 20 ノード 30 ノード 40 リンク 100 ノード(ステーション) 200 ノード(ステーション) 300 ノード(ステーション) 301 機能強化リンク・エラー・モニタ(LEM) 302 管理情報ベース(MIB) 303 検出器 304 検出器 310 アキュムレータ・ユニット 320 予測ユニット 330 調整ユニット 340 判断ユニット 401 リンク 402 リンク 403 リンク 451 リンク 470 LAN管理ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェフリー ロバート ワーレン アメリカ合衆国 12401 ニューヨーク州 キングストン グリーン ストリート 22

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローカル・エリア・ネットワーク(LA
    N)におけるリンク・エラーを管理する方法であって、
    該LANは物理リンクで相互に結合され、該物理リンク
    を介して通信する複数のノードから構成されており、 前記リンクの少なくとも1つで前記エラーを発生したこ
    とを検出するステップと、 該リンクで該エラーが発生したことに基づいて、時間を
    関数とするリンク・エラー発生率(LER)予測値を計
    算するステップと、 リンク固有特性関数に従って前記LER予測値を調整す
    るステップと、 前記調整LER予測値をリンク・エラー発生率しきい値
    と比較するステップと、 前記比較に基づいて判断を出力するステップとを具えた
    ことを特徴とする物理リンク・エラーの管理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法において、前記リ
    ンク固有特性関数を変更してから、それを使用して前記
    LER予測値を調整するステップをさらに含むことを特
    徴とする物理リンク・エラーの管理方法。
  3. 【請求項3】 ローカル・エリア・ネットワークにおけ
    るリンク・エラーを管理する装置であって、該LANは
    物理リンクで相互に結合され、該物理リンクを介して通
    信する複数のノードから構成されており、 前記ノードの少なくとも1つで前記エラーが発生したこ
    とを検出するための手段であって、該エラーの通知を出
    力として行う手段と、 リンク・エラー発生率(LER)予測値を判断するため
    の手段であって、前記検出手段の前記出力を入力として
    受け取り、該LER予測値を前記リンク・エラーを時間
    の関数として予測する手段と、 リンク固有特性関数に従って前記LER予測値を調整す
    る手段と、 前記調整LER予測値をリンク・エラー発生率しきい値
    と比較する手段と、 前記比較手段からの前記比較に基づいて判断を出力する
    ための手段とを備えたことを特徴とする物理リンク・エ
    ラーの管理装置。
  4. 【請求項4】 ローカル・エリア・ネットワーク(LA
    N)におけるリンク・エラーを管理する装置であって、
    該LANは物理リンクで相互に結合され、該物理リンク
    を介して通信する複数のノードから構成され、 前記LANの前記物理リンクをモニタし、該物理リンク
    に起こったエラーの通知を出力するエラー検出器と、 前記エラーの前記通知を受信し、リンク・エラー発生率
    (LER)予測値を判断する予測ユニットであって、該
    LER予測値は時間を関数とした前記エラーの予測値で
    ある予測ユニットと、 前記LER予測値を入力として受信し、該LER予測値
    にリンク固有特性関数を適用し、調整LER予測値を出
    力する調整ユニットと、 前記LER予測値を受信し、該LER予測値をリンク・
    エラー発生率しきい値と比較し、前記物理リンクに対し
    てどのような処置が必要であるかの判断を該比較に基づ
    いて出力する判断ユニットとを備えたことを特徴とする
    物理リンク・エラー管理装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の装置において、 前記エラーの前記通知を前記エラー検出器から受信し
    て、該通知を記録しておき、該通知を前記予測ユニット
    が使用できるようにするアキュムレータをさらに備えた
    ことを特徴とする物理リンク・エラー管理装置。
  6. 【請求項6】 請求項4に記載の装置において、 前記LANから離れた個所に配置され、前記ノードのう
    ち代行エージェントとして働く1つのノードを通して該
    LANの該ノードと通信するLANマネージャ・ユニッ
    トをさらに含み、 該LANマネージャ・ユニットは該ノードの各々に前記
    リンク固有特性関数を供給することを特徴とする物理リ
    ンク・エラー管理装置。
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