JPH0616390B2 - ビームの自動焦点調節装置 - Google Patents

ビームの自動焦点調節装置

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JPH0616390B2
JPH0616390B2 JP24046387A JP24046387A JPH0616390B2 JP H0616390 B2 JPH0616390 B2 JP H0616390B2 JP 24046387 A JP24046387 A JP 24046387A JP 24046387 A JP24046387 A JP 24046387A JP H0616390 B2 JPH0616390 B2 JP H0616390B2
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JP
Japan
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mark
circuit
correlation
electron
signal
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JP24046387A
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信雄 飯田
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Jeol Ltd
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Nihon Denshi KK
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はビームの自動焦点調節装置に関する。
(従来の技術) 電子顕微鏡乃至は電子ビーム描画装置は、何れもステー
ジ上に載置された試料(材料)にフォーカシングした電
子ビームを照射するようになっている。この結果、電子
顕微鏡の場合には拡大された試料の電子線画像がCRT
上に表示され、電子ビーム描画装置の場合には材料上に
パターンが描画される。
このようなビーム照射において、試料(材料)に対して
ビームの焦点が合っていないと鮮明な画像が得られず、
又、シャープなパターン描画を行うことができない。そ
こで、電子ビームが試料(材料)に自動的に焦点を結ぶ
ように自動焦点調節が行われる。
第5図は従来の自動焦点調節装置の構成例を示すブロッ
ク図である。電子銃(図示せず)から出射された電子ビ
ームBiは電子レンズ1で集束されビーム径が絞られた
後、偏向器2で偏向を受けてマーク3を照射する。電子
ビームBiがマーク3を照射した際、該マーク3から放
射される二次的信号又は反射信号Rは、検出器4a,4
bで検出された後、加算平均回路5に入る。
加算平均回路5には走査信号が入力されており、偏向器
2により電子ビームBiがマーク3上を走査するたび毎
に検出器4a,4bによる検出結果が加算平均回路5に
入り、ノイズを除去するために走査した回数だけの平均
化がなされる。平均化された検出信号は、続く微分回路
に入って微分されピーク検出回路7に入り、信号のピー
ク値が求められる。一般に電子ビームBiの焦点が合っ
ている程反射信号のピーク値は大きくなり、従って、加
算平均回路5の出力も大きくなる。この加算平均回路5
の出力を微分する微分回路の出力ピーク値も電子ビーム
Biの焦点が合っている程大きくなる。そこで、ピーク
値検出回路7の出力ピーク値を電子レンズ駆動回路8に
入れ、電子レンズ駆動回路8の入力が最大となるように
電子レンズ1への駆動電流を変化させてやる。そして、
ピーク値検出回路7の出力が最大となった時に電子ビー
ムBiの焦点が正確に合ったことになる。
(発明が解決しようとする問題点) 前述した従来の装置の場合、検出信号を走査回数だけ加
算平均しているので、平均回数が多いと信号のノイズ除
去効果もあがりビームの焦点調節も比較的正確に行え
る。しかしながら、平均回数が少ない場合にはノイズの
除去効果が薄く、S/N比が悪いため正確なビームの焦
点調節が不可能になる。従って、正確にビームの焦点調
節を行おうとすると平均回数を多くする必要があるが、
平均回数を多くすると今度は逆に測定に時間がかかり、
ビームの焦点調節に要する時間が長くなってしまう。
又、平均回数が多いとマークに与えるダメージが大きく
なる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであって、
その目的は、短時間で自動焦点調節を行うことができる
ビームの自動焦点調節装置を実現することにある。
(問題点を解決するための手段) 前記した問題点を解決する本発明は、荷電粒子ビームを
マークに照射した際に該マークから発生する信号を検出
し、この検出信号に基づいて収束レンズを調整してビー
ムの自動焦点調節を行うビームの自動焦点調節装置にお
いて、検出信号の自己相関乃至は相互相関をとり、この
相関結果が最大となるように収束レンズを調整するよう
に構成したことを特徴とするものである。
(作用) マーク検出信号の自己相関乃至は相互相関をとる。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は本発明の一実施例を示す構成ブロック図であ
る。第5図と同一のものは、同一の符号を付して示す。
図において、11は検出器4a,4bの出力を加算する
加算器でその出力は微分回路6に入って微分される。1
2は微分回路6の出力ピーク値をディジタルデータに変
換するA/D変換器、13は該A/D変換器12の出力
を格納するメモリである。該メモリ13にはアドレスが
入力されており、該メモリ13はこのアドレスに従った
データX(I),X(I+J)を出力する。14aはこ
れら2つの入力の乗算を行う乗算器、14bは該乗算器
14aの出力を受けて、所定の加算処理を行う加算器で
ある。これら乗算器14a及び加算器14bとで相関演
算器14を構成する。
15は2個のレジスタA,Bよりなるレジスタ回路で、
Bレジスタには常に大なるピーク値が入る。そして、最
大ピーク値を格納したBレジスタの出力が電子レンズ駆
動回路8に入る。電子レンズ駆動回路8は入力信号が最
大になるように電子レンズ1を駆動する。このように構
成された装置の動作を説明すれば、以下の通りである。
電子銃(図示せず)から出射された電子ビームBiは電
子レンズ1で集束されたビーム径が絞られた後、偏向器
2で偏向を受けてマーク3を照射する。電子ビームBi
がマーク3を照射した際、該マーク3から放射される反
射信号Rは、検出器4a,4bが検出された後、加算器
11に入る。加算器11で加算された検出信号は、微分
回路6によって微分され、微分出力が、続くA/D変換
器12で順次サンプリングされ、ディジタルデータに変
換されメモリ13に格納される。この結果、電子ビーム
1スキャン分のマーク3の形状に関する微分データがメ
モリ13に格納されたことになる。第2図は得られた微
分信号の波形例を示す図である。
メモリ13に入力するアドレスを変化させてI番目のデ
ータX(I)とIからJ番地だけずれたデータX(I+
J)を同時に呼出し(第2図参照)、乗算器14aで以
下に示すような自己相関演算を行わせる。
ここでR(J)は自己相関関数、Iはアドレス、Nはデ
ータポイント数である。(1)式で求めた自己相関結果
は加算器14bに格納する。これをIがデータポイント
数Nになるまで行い、加算する。この演算は、J=0か
ら始めてJのリープ回数Mまで行って和をとる。即ち、
加算器14bは で示される演算を行う。ここで、MはNに比べて小さ
く、数ポイントで良いと考えられる。
この加算器の(2)式で示される加算値はレジスタ回路
15に入る。レジスタ回路15には前述したように2個
のレジスタA,Bが含まれており、これら2つのレジス
タA,B間で格納されているデータの比較が行われ、常
に大きい方のデータがこれらレジスタの一方、例えばレ
ジスタBに入るようにしておく。当初は2個のレジスタ
A,Bの内容は全て0であり、最初の加算器14b出力
はレジスタBに入る。第2回目のデータはレジスタAに
入り、A,B間でデータの比較が行われ、大きい方のデ
ータがレジスタBに入る。以降は同様の操作の繰返しで
ある。このようなデータの比較動作において、各データ
に対する電子レンズ1のレンズ値(駆動電流値)は予め
把握されているものとする。
上述の演算を各レンズ値毎に信号を検出しながら行え
ば、 の最大値がレジスタBに入ることになり、そのデータに
対応するレンズ値を用いて電子レンズ駆動回路8で電子
レンズ1を駆動すれば、焦点が正確に合った電子ビーム
Biが試料(材料)に照射されることになる。本発明に
よれば、加算平均方式のように信号の平均回数を増やす
ことなく短時間で電子ビームの焦点調節を行うことがで
きる。又、本発明によれば、検出信号の自己相関演算を
行っているので、ノイズの除去効果が高い。
第3図は本発明の他の実施例を示す要部構成図である。
図に示す実施例は、メモリ13を第1のメモリ13aと
第2のメモリ13bとに分割し、第1のメモリ13aに
は検出信号のディジタルデータ(A/D変換器12の出
力)X(t)を、第2のメモリ13bには外部入力Y
(t)をそれぞれ入力し、X(t)とY(t)の相互相
関をとるようにしたものである。外部入力Y(t)とし
ては、例えば第4図(横軸tは時間を示す)に示すよう
な三角波が用いられる。
第1のメモリ13aからは検出信号X(I)が、第2の
メモリ13bからは外部入力の内のアドレスIよりJだ
け離れた点の信号Y(I+J)がアドレスを入力するこ
とにより同時に出力されるこれら2つの信号は乗算器1
4aに入って乗算される。以下の動作は第1図に示す装
置と同様であるのでその動作説明は省略する。第3図に
示す装置の場合、検出信号X(I)と外部入力Y(I+
J)を乗算するので、自己相関ではなく相互相関演算と
なる。ここで、外部入力Y(t)として第4図に示すよ
うな簡単な関数を選ぶことによって、演算の回数を減ら
す効果が期待できる。
上述の説明では、電子顕微鏡乃至は電子ビームの描画装
置に本発明を適用した場合を例にとったが、本発明はこ
れに限るものではない。集束イオンビーム描画装置のイ
オンビームの焦点調節にも同様に適用することがきる。
又、上述の実施例ではディジタル回路を用いて本発明を
実現しているが、アナログ回路だけで実現することもで
きる。更にマークの種類によっては、本発明での微分回
路6をなくした構成にすることができる。又、本発明は
対物レンズの焦点調節に限らず、成形レンズ合わせにも
使用することができる。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明によれば、検出信号
の自己相関乃至は相互相関をとって、その加算値が最大
となるように電子レンズ(対物レンズ)の駆動電流を調
整することにより、短時間で自動焦点調節を行うことが
できるビームの自動焦点調節装置を実現することがで
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成ブロック図、第2
図は検出信号の微分波形例を示す図、第3図は本発明の
他の実施例を示す要部構成図、第4図は外部入力信号の
波形例を示す図、第5図は従来装置の構成例を示す図で
ある。 1……電子レンズ、2……偏向器 3……マーク、4a,4b……検出器 6……微分回路、8……電子レンズ駆動回路 11……加算器、12……A/D変換器 13……メモリ、14……相関演算器 14a……乗算器、14b……加算器 15……レジスタ回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷電粒子ビームをマークに照射した際に該
    マークから発生する信号を検出し、この検出信号に基づ
    いて収束レンズを調整してビームの自動焦点調節を行う
    ビームの自動焦点調節装置において、検出信号の自己相
    関乃至は相互相関をとり、この相関結果が最大となるよ
    うに収束レンズを調整するように構成したことを特徴と
    するビームの自動焦点調節装置。
JP24046387A 1987-09-24 1987-09-24 ビームの自動焦点調節装置 Expired - Lifetime JPH0616390B2 (ja)

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JPS6482444A JPS6482444A (en) 1989-03-28
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