JPH0616340Y2 - 腕時計の地板構造 - Google Patents
腕時計の地板構造Info
- Publication number
- JPH0616340Y2 JPH0616340Y2 JP1987073845U JP7384587U JPH0616340Y2 JP H0616340 Y2 JPH0616340 Y2 JP H0616340Y2 JP 1987073845 U JP1987073845 U JP 1987073845U JP 7384587 U JP7384587 U JP 7384587U JP H0616340 Y2 JPH0616340 Y2 JP H0616340Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- main plate
- thin metal
- saray
- thin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Electromechanical Clocks (AREA)
- Building Environments (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は指針表示式時計の地板構造に関するものであ
り、金属薄板と受足等とから構成される、いわゆるピラ
ー形式地板の改良に関する。
り、金属薄板と受足等とから構成される、いわゆるピラ
ー形式地板の改良に関する。
従来より、受足類を多数使用して金属板へのサライ加工
を少なくした、ピラー形式と呼ばれる地板が、比較的低
価格の腕時計に多く採用されていた。
を少なくした、ピラー形式と呼ばれる地板が、比較的低
価格の腕時計に多く採用されていた。
第3図は、その一例であり、1が薄い金属板よりなる地
板体、2、3は受足であって共に地板体1の下面側から
打ち込まれていて、それぞれツバ部2a、3aを備えて
いる。それに対応して地板体にはサライ部、1a、1b
があり、ツバ2a、3aが地板体下面より飛び出さない
ようにしてある。1c部は仮想線で示した筒車4が収ま
るサライであり、5はロータ下穴石で、ここにもロータ
を収める為のサライ1dがある。
板体、2、3は受足であって共に地板体1の下面側から
打ち込まれていて、それぞれツバ部2a、3aを備えて
いる。それに対応して地板体にはサライ部、1a、1b
があり、ツバ2a、3aが地板体下面より飛び出さない
ようにしてある。1c部は仮想線で示した筒車4が収ま
るサライであり、5はロータ下穴石で、ここにもロータ
を収める為のサライ1dがある。
従来のピラー形式地板には、サライを少なくして簡単な
構造にしたとは言っても、このように結構多くのサライ
加工が施されていた。この為、プレス加工だけならコン
マ何秒という短い加工時間で加工できるのに、何秒とい
う長い時間をかけて地板加工を行っており、地板のコス
トをアップさせる要因となっていた。
構造にしたとは言っても、このように結構多くのサライ
加工が施されていた。この為、プレス加工だけならコン
マ何秒という短い加工時間で加工できるのに、何秒とい
う長い時間をかけて地板加工を行っており、地板のコス
トをアップさせる要因となっていた。
本考案は、このような問題点を解決するもので、地板体
へのサライ加工を大幅に減らして、地板体の加工コスト
を低減させることを目的としている。
へのサライ加工を大幅に減らして、地板体の加工コスト
を低減させることを目的としている。
金属薄板、該金属薄板に圧入された金属製の複数本の受
足よりなり、 前記金属薄板は下面側に突出した突出面が設けられ、 前記複数本の受足の少なくとも一つ以上の受足はツバ部
が設けられ、 該ツバ部は前記金属薄板の突出面側に突出され前記突出
面と同一の平面を形成され、 前記ツバ部と前記突出面とで文字板を支持する文字板支
持面を形成し、 該文字板支持面と前記金属薄板下面との間に筒車の歯車
部を配置する空間を形成したことを特徴とする。
足よりなり、 前記金属薄板は下面側に突出した突出面が設けられ、 前記複数本の受足の少なくとも一つ以上の受足はツバ部
が設けられ、 該ツバ部は前記金属薄板の突出面側に突出され前記突出
面と同一の平面を形成され、 前記ツバ部と前記突出面とで文字板を支持する文字板支
持面を形成し、 該文字板支持面と前記金属薄板下面との間に筒車の歯車
部を配置する空間を形成したことを特徴とする。
以下、実施例に沿って本考案の説明を行なう。
第1図は本考案による地板の断面図であり、第2図はそ
の平面図である。図中、6が地板体、7はおしどり軸
で、6a部は巻真を保持する為にプレス加工で成形した
溝である。6b部は電池が収納される部分で、やはりプ
レス加工によって成形してある。薄い部分もツブして作
り出したものである。8は受足で、地板体の下面側から
打ち込まれているが、地板体にはツバ部8aを収める為
のサライはなく、ツバ部8aはそのまま地板体下面側に
飛び出ている。受足9、10も同様であり、ツバ部9
a、10aが地板体下面より飛び出している。11はロ
ータ下穴石であり、ロータを収める為に地板体には絞り
加工によって凹部6cを設けてある。12は五番下穴石
であり、13は中心パイプ、6dは三番下ほぞ穴、6e
はコイルブロックの収まる凹部で、これも絞り加工によ
って成形したものである。14は輪列受足、15はかん
ぬき軸であるが、これらは地板体の上面から打ち込まれ
ていて、地板体の下面よりも下端部14a、15aが突
き出るようにしてある。受足類8、9、10、14、1
5は、このように地板体6の下面側に突出した部分を有
しており、その端面8b、9b、10b、14b、15
bは同じ高さになっていて、一つの平面を形成してい
る。そして、プレス加工によって絞り出された地板体の
突出面、6f、6g、6h、6i面もそれとほぼ同一の
平面を構成するように設定してある。文字板は、これら
の突出面で支持され、筒車16はこうして作られた空間
に配置されている。
の平面図である。図中、6が地板体、7はおしどり軸
で、6a部は巻真を保持する為にプレス加工で成形した
溝である。6b部は電池が収納される部分で、やはりプ
レス加工によって成形してある。薄い部分もツブして作
り出したものである。8は受足で、地板体の下面側から
打ち込まれているが、地板体にはツバ部8aを収める為
のサライはなく、ツバ部8aはそのまま地板体下面側に
飛び出ている。受足9、10も同様であり、ツバ部9
a、10aが地板体下面より飛び出している。11はロ
ータ下穴石であり、ロータを収める為に地板体には絞り
加工によって凹部6cを設けてある。12は五番下穴石
であり、13は中心パイプ、6dは三番下ほぞ穴、6e
はコイルブロックの収まる凹部で、これも絞り加工によ
って成形したものである。14は輪列受足、15はかん
ぬき軸であるが、これらは地板体の上面から打ち込まれ
ていて、地板体の下面よりも下端部14a、15aが突
き出るようにしてある。受足類8、9、10、14、1
5は、このように地板体6の下面側に突出した部分を有
しており、その端面8b、9b、10b、14b、15
bは同じ高さになっていて、一つの平面を形成してい
る。そして、プレス加工によって絞り出された地板体の
突出面、6f、6g、6h、6i面もそれとほぼ同一の
平面を構成するように設定してある。文字板は、これら
の突出面で支持され、筒車16はこうして作られた空間
に配置されている。
本考案は以上の様な構成となっており、受足類の抜けを
防止する為のツバ部を収める為のサライを地板体に設け
ず、ツバ部を突出させることにより、地板体の受足部の
サライ加工をなくすだけでなく、筒車部サライの廃止も
可能としたものである。これにより地板加工の中で長い
時間を要し、コストを高くする原因になっていたサライ
加工を殆んど廃止することができ、極めて短い時間で加
工の終了するプレス加工で、地板を製造することが可能
となるのである。このことにより達成される地板加工コ
ストの低減効果は極めて大きいものである。
防止する為のツバ部を収める為のサライを地板体に設け
ず、ツバ部を突出させることにより、地板体の受足部の
サライ加工をなくすだけでなく、筒車部サライの廃止も
可能としたものである。これにより地板加工の中で長い
時間を要し、コストを高くする原因になっていたサライ
加工を殆んど廃止することができ、極めて短い時間で加
工の終了するプレス加工で、地板を製造することが可能
となるのである。このことにより達成される地板加工コ
ストの低減効果は極めて大きいものである。
また、文字板支持面と金属薄板下面との間に筒車の歯車
部を配置する空間を形成する構成により、文字板支持面
と地板体下面との間に空間部を別部材の配置スペースと
する事によって、時計体という限られた空間のスペース
を有効に利用でき設計製造等のコストを削減できるもの
である。
部を配置する空間を形成する構成により、文字板支持面
と地板体下面との間に空間部を別部材の配置スペースと
する事によって、時計体という限られた空間のスペース
を有効に利用でき設計製造等のコストを削減できるもの
である。
第1図…本考案による実施例の断面図 第2図…本考案による実施例の平面図 第3図…従来の地板の断面図 1、6……地板 2、3、8、9、10、14……受足 4、16……筒車 5、11……ロータ下穴石 7……おしどり軸 15……かんぬき軸
Claims (1)
- 【請求項1】金属薄板、該金属薄板に圧入された金属製
の複数本の受足よりなり、 前記金属薄板は下面側に突出した突出面が設けられ、 前記複数本の受足の少なくとも一つ以上の受足はツバ部
が設けられ、 該ツバ部は前記金属薄板の突出面側に突出され前記突出
面と同一の平面を形成され、 前記ツバ部と前記突出面とで文字板を支持する文字板支
持面を形成し、 該文字板支持面と前記金属薄板下面との間に筒車の歯車
部を配置する空間を形成したことを特徴とする腕時計の
地板構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987073845U JPH0616340Y2 (ja) | 1987-05-18 | 1987-05-18 | 腕時計の地板構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987073845U JPH0616340Y2 (ja) | 1987-05-18 | 1987-05-18 | 腕時計の地板構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63183580U JPS63183580U (ja) | 1988-11-25 |
JPH0616340Y2 true JPH0616340Y2 (ja) | 1994-04-27 |
Family
ID=30918533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987073845U Expired - Lifetime JPH0616340Y2 (ja) | 1987-05-18 | 1987-05-18 | 腕時計の地板構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0616340Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5412072B2 (ja) * | 1973-04-23 | 1979-05-19 | ||
JPS5323177Y2 (ja) * | 1973-12-25 | 1978-06-15 | ||
JPS609750Y2 (ja) * | 1975-12-15 | 1985-04-05 | 松下電工株式会社 | タイマ−・時計等の地板ブロツク |
-
1987
- 1987-05-18 JP JP1987073845U patent/JPH0616340Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63183580U (ja) | 1988-11-25 |
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